JP2007313989A - 車両用異常検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常始動であるにもかかわらず遠隔始動であると誤判定することを防止して、車両用異常検知装置の警戒状態をそれぞれの始動に応じて制御する。
【解決手段】前記装置本体7のCPU70は、ACC電源の入力があったときに、キーシリンダ4のキースイッチ45からのキー挿入信号に基づいて、エンジン2の始動が通常始動か遠隔始動かを判別し、通常始動であると判別されたときには移動体検知センサ81及びドアセンサ82に基づく警戒制御を停止する警戒解除状態となる一方、遠隔始動であると判別されたときにはドアセンサ82に基づく警戒制御を行い且つ移動体検知センサ81に基づく警戒制御を停止する一部警戒解除状態となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用異常検知装置に関し、特にリモコンスタータを備えた車両に装備された車両用異常検知装置に関するものである。
従来より、リモコンエンジンスタータと車両用異常検知装置とを装備した車両が知られている(特許文献1参照)。
前記リモコンエンジンスタータは、乗員が所持する携帯機からの信号を受けてエンジンを始動させる遠隔始動を行うものである。このリモコンエンジンスタータは、乗員が乗車する前にエンジンを始動させて、エンジンの暖機運転を行うために用いられる。
そして、実際に車両を運転する際には、車両に設けられた通常始動手段を操作することによってエンジンの通常始動が行われる。通常始動手段としては、車両に設けられたキーシリンダにキーを挿入して該キーを回動操作することによってエンジンを始動させる始動手段や、キーを挿入するキーシリンダを有さず、スタータスイッチを回動操作することによってエンジンを始動させる始動手段や、プッシュボタンを押圧操作することによってエンジンを始動させる始動手段等がある。
また、前記車両用異常検知装置は、車両のドアの不正な開閉や車両内への不正な侵入等の車両に発生する異常を検知して警報を行うものである。かかる車両用異常検知装置は、車両の異常を検知する各種センサを備えており、その1つに、車両内への侵入者を検知する侵入検知センサがある。この侵入検知センサは、超音波センサ、赤外線センサ、マイクロ波センサ等で構成され、車両内に送信波を送信し、物体から反射してくる反射波に基づいて、該物体が移動体であるか否かを検知するものであり、この検知結果に基づいて車両内に侵入者が存在するか否かを検知することができる。その他にも、車両内への侵入とは別の車両の異常、例えばドアの不正な開閉を検知するドアセンサ等もある。
この車両用異常検知装置は、車両の盗難を予防するためのものであって、乗員が車両を停止して車両から離れるときに車両異常を監視する警戒状態となる一方、乗員が乗車するときに警戒解除状態となって車両異常の監視を停止するように構成されている。詳しくは、乗員が携帯用送信機でドアロック操作を行う等の警戒条件が成立したときに警戒状態となる。一方、乗員が携帯用送信機でドアアンロック操作を行う等の警戒解除条件が成立したときに警戒解除状態となる。
このような車両用異常検知装置を装備する車両において、リモコンエンジンスタータによって遠隔始動を行う際には、通常はドアがロック状態となっており、車両用異常検知装置が警戒状態となっている。そして、車両用異常検知装置が警戒状態のままエンジンの始動が行われると、エンジン始動時の車両の振動や気流変動等に起因して、車両内に侵入者がいないにもかかわらず、侵入検知センサが侵入者有りと誤検知する虞がある。特に、車両のエアコンスイッチがオン状態になっている場合には、エンジンの始動と共にエアコンも作動し、そのエアコンの気流によって車室内に飾っているお守り等の物体が揺動し、侵入検知センサが該揺動する物体を侵入者として誤検知する虞がある。
そこで、特許文献1に係る車両用異常検知装置は、リモコンエンジンスタータによって遠隔始動が行われたときには、侵入検知センサの感度を弱めたり、侵入検知センサの検知結果を無視したりするようにして、遠隔始動時に侵入検知センサが侵入者を誤検知しても、警報を行わないように構成している。
特開2002−79911号公報
ところで、携帯用送信機が電池切れした場合には、ドアアンロック操作を携帯用送信機で行わずに、通常のキーによってドアのアンロック操作を行う場合もある。かかる場合には、警戒状態は解除されず、警戒状態中に通常始動が行われることになる。また、レアケースではあるが、一旦乗車した後、車室内から携帯用送信機でドアロック操作をした場合には警戒状態となる可能性があり、その状態のままエンジンを始動させた場合も、警戒状態中に通常始動が行われることになる。このように、通常始動が行われた場合には、実際に車両を運転するときであり、警戒状態のままであると、降車時等にドアを開けると警報が鳴ってしまう。そこで、通常始動時には車両用異常検知装置を警戒解除状態にしたいという要求がある。
しかしながら、前記特許文献1に係る車両用異常検知装置では、エンジンの通常始動が携帯用送信機でドアアンロック操作をした後、即ち警戒状態を解除した後に行われることを前提として、警戒状態中のエンジンの始動は全て遠隔始動であると推定している。つまり、特許文献1に係る車両用異常検知装置では、前述の如く、携帯用送信機の電池切れの場合や、車両内部から携帯用送信機でドアをロック操作した後にエンジンを始動させる場合等の、警戒状態中の通常始動を遠隔始動であると誤判定していしまう。その結果、前述の如く、エンジンの始動が遠隔始動か通常始動かによって車両用異常検知装置の警戒状態を別々の態様で制御したい要求があるにもかかわらず、実現することができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、通常始動であるにもかかわらず遠隔始動であると誤判定することを防止して、車両用異常検知装置の警戒状態をそれぞれの始動に応じて制御することにある。
本発明は、遠隔始動と通常始動とを判別する判別手段によって遠隔始動と通常始動とを正確に判別して、それぞれの始動に応じて車両用異常検知装置の警戒状態及び警戒解除状態を制御するようにしたものである。
詳しくは、第1の発明は、車両に設けられた通常始動手段の操作によるエンジンの通常始動と、携帯用送信機の操作によって作動する遠隔始動手段によるエンジンの遠隔始動とが行われる車両に装備され、車両の異常を検知する異常検知手段と、警報を行う警報手段と、前記異常検知手段によって車両の異常が検知されたときに前記警報手段を作動させる警戒制御を行う警戒状態と該警戒制御を停止する警戒解除状態とに切替可能な制御手段とを備えた車両用異常検知装置が対象である。そして、前記異常検知手段は、車両への侵入者を検知する侵入検知センサと、車両への侵入とは別の車両の異常を検知する異常検知センサとを含み、前記制御手段は、エンジンが始動されたときに、前記通常始動手段又は前記遠隔始動手段の作動状況に基づいて、該エンジンの始動が前記通常始動か前記遠隔始動かを判別する判別手段を有し、前記警戒状態中にエンジンの始動が行われた際に、前記判別手段によって該始動が前記通常始動であると判別されたときには前記異常検知センサ及び前記侵入検知センサに基づく前記警戒制御を停止する前記警戒解除状態となる一方、前記判別手段によって該始動が前記遠隔始動であると判別されたときには前記異常検知センサに基づく前記警戒制御を行い且つ前記侵入検知センサに基づく前記警戒制御を停止する一部警戒解除状態となるものとする。
前記の構成の場合、前記判別手段を設けることによって前記遠隔始動手段又は通常始動手段の作動状況に基づいて前記遠隔始動と通常始動とを正確に判別することができる。
その結果、遠隔始動と通常始動とで車両用異常検知装置の警戒状態を別々に制御することができる。詳しくは、遠隔始動時には、前記侵入検知センサに基づく警戒制御を停止することによってエンジンの始動に起因する侵入者の誤検知を防止することができると共に、前記異常検知センサに基づく警戒制御を行うことによって乗員が車両から離れた場所から遠隔始動を行った場合であっても、例えばドアの不正な開閉等の車両の異常を監視し続けるため防盗性を確保することができる。一方、通常始動時には侵入検知センサ及び異常検知センサに基づく警戒制御を停止することによって、車両の運転を行うべくエンジンを通常始動させたときには、警戒解除状態となって正規の乗員の操作に対して警報が行われることを防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記通常始動手段は、該通常始動手段が操作されたことを示す通常操作信号を前記判別手段へ出力するように構成されており、前記判別手段は、エンジンが始動したときに前記通常始動手段から前記通常操作信号が入力されることをもって前記通常始動が行われたことを判別する一方、エンジンが始動したときに前記通常始動手段から前記通常操作信号が入力されないことをもって前記遠隔始動が行われたことを判別するものとする。
前記の構成の場合、前記通常始動手段によって通常始動が行われるときには、必ず前記通常操作信号が出力される。そして、前記判別手段は、エンジンの始動があったときに該通常操作信号の入力があるか否かによって該エンジンの始動が通常始動が否かを判別しているため、通常始動と遠隔始動とを正確に判別することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記通常始動手段は、キーシリンダにキーを挿入して該キーを回動操作することでエンジンを始動させると共に、該キーシリンダにキーが挿入されたことを検知してキー挿入信号を出力するキー回動式始動手段であり、前記通常操作信号は、前記キー挿入信号であるものとする。
前記の構成の場合、前記キー回動式始動手段を備えた車両を対象としている。該キー回動式始動手段によってエンジンを始動するときには、前記キー検知信号が出力される。そして、前記判別手段は、該キー検知信号の有無によって通常始動が行われたか否かを判別するため、通常始動と遠隔始動とを正確に判別することができる。
第4の発明は、第2の発明において、前記通常始動手段は、スタータスイッチを回動操作することでエンジンを始動させると共に、該スタータスイッチが回動操作されたことを検知して回動操作信号を出力するスイッチ回動式始動手段であり、前記通常操作信号は、前記回動操作信号であるものとする。
前記の構成の場合、前記スイッチ回動式始動手段を備えた車両を対象としている。前記スイッチ回動式始動手段としては、例えば、キーを挿入するキーシリンダを有さず、運転者の携帯用送信機の認証を行った上でスタータスイッチを回動操作することでエンジンの始動をさせる始動手段がある。かかるスイッチ回動式通常始動手段によってエンジンを始動するときには、前記回動操作信号が出力される。そして、前記判別手段は、該回動操作信号の有無によって通常始動が行われたか否かを判別するため、通常始動と遠隔始動とを正確に判別することができる。
第5の発明は、第1の発明において、前記遠隔始動手段は、該遠隔始動手段が作動していることを示す遠隔作動信号を前記判別手段へ出力するように構成されており、前記判別手段は、エンジンが始動したときに前記遠隔始動手段から前記遠隔作動信号が入力されることをもって前記遠隔始動が行われたことを判別する一方、エンジンが始動したときに前記遠隔始動手段から前記遠隔作動信号が入力されないことをもって前記通常始動が行われたことを判別するものとする。
前記の構成の場合、前記遠隔始動手段によって遠隔始動が行われるときには、前記遠隔作動信号が出力される。そして、前記判別手段は、エンジンの始動があったときに該遠隔作動信号の入力があるか否かによって該エンジンの始動が遠隔始動か否かを判別しているため、遠隔始動と通常始動とを正確に判別することができる。また、前記の構成の場合、第1〜第4の発明と異なり、遠隔始動手段から出力される作動信号に基づいて遠隔始動と通常始動とを判別しているため、前記通常始動手段から前記通常始動信号が出力されない場合に特に有効である。
第6の発明は、第1〜第5の何れか1つの発明において、前記制御手段は、前記遠隔始動によって運転状態となったエンジンの運転が停止されたときには、所定の待機時間が経過した後に前記一部警戒解除状態から前記警戒状態に戻るものとする。
前記の構成の場合、前記遠隔始動によって運転状態となったエンジンの運転が停止されても、前記侵入検知センサに基づく警戒制御を直ちに再開はせず、所定の待機時間が経過した後に再開して前記警戒状態となる。エンジン停止直後は、車両に振動が残っていたり、車両内に吊り下げられた装飾品等が揺れ続けている可能性がある。そこで、前記待機時間を設けることによって、車両内の環境が侵入検知センサが誤検知を起こさない状態に落ち着くのを待つことができる。その結果、エンジン停止後に前記一部警戒状態から警戒状態に戻る構成において、エンジンが運転状態であったときの影響によって侵入を誤検知してしまうことを防止することができる。
本発明によれば、前記制御手段は、通常始動と遠隔始動とを判別する判別手段を有するため、通常始動と遠隔始動とを正確に判別することができ、車両用異常検知装置の警戒状態を通常始動時と遠隔始動時で別々に制御することができる。
《発明の実施形態1》
以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の車両用異常検知装置の構成を示す。符号Aは、車両用異常検知装置を示し、この車両用異常検知装置Aは、車両の防犯用として車室内に取り付けられ、車両の異常を検知して警報を行うものである。また、符号2は、車両に搭載されたエンジンを、符号3は、該エンジン2を始動させるスタータモータを示す。さらに、符号9は、乗員が所持するキーレス用携帯機90からの操作を受けて、車両の各ドアに設けられたロック機構を作動させるドアロック制御部を示す。
そして、この車両用異常検知装置Aを備えた車両は、エンジンの通常始動を行うキーシリンダ4と遠隔始動を行うリモコンエンジンスタータ5とを備えている。
前記キーシリンダ4は、バッテリ6が接続された入力端子41と、オフ端子42、ACC端子43、IG端子43(図ではACC端子と合わせて図示している)及びスタート端子44からなる4つの出力端子を備えている。そして、このキーシリンダ4にキー(図示省略)を差し込んで該キーを回動操作することで、スイッチの出力端子を切り替える。このスイッチは、エンジンを始動させる前にはオフ端子に接続されている。キーシリンダ4に差し込んだキーをオフ位置からACC位置に回動操作することによって、スイッチの出力端子がACC端子43に切り替えられ、ACC電源がオン状態となって車両に搭載された各アクセサリー(図示省略)にバッテリ6から電源が供給される。該キーをさらに回動操作してIG位置まで回すことによってスイッチの出力端子がIG端子43に切り替えられ、エンジンの点火装置(図示省略)にバッテリから電源が供給される。尚、このときACC電源もオン状態となっており、各アクセサリーにも電源が供給される。そして、該キーをさらにスタート位置まで回動操作することによってスイッチの出力端子がスタート端子44に切り替えられバッテリ6からスタータモータ3へ電源が供給される。そうして、スタータモータ3が駆動されエンジン2が始動する。エンジン始動後は、スイッチの出力端子はIG端子43に接続される。このキーシリンダ4が通常始動手段に相当し、このキーシリンダ4にキーを挿入してエンジン2を始動させることを通常始動という。
また、前記キーシリンダ4には、該キーシリンダ4にキーが挿入されたことを検知するキースイッチ45が設けられている。このキースイッチ45は、キーシリンダ4にキーが挿入されたことを検知して、キー挿入信号を出力する。
前記リモコンエンジンスタータ5は、乗員が所持するスタータ用携帯機50からの信号を受けてエンジン2を始動させる、いわゆる遠隔始動を行うものである。このリモコンエンジンスタータ5は、キーシリンダ4と同様に、バッテリ6が接続された入力端子51と、オフ端子52、ACC端子53、IG端子53(図ではACC端子と合わせて図示している)及びスタート端子54からなる4つの出力端子を備えている。そして、リモコンエンジンスタータ5は、スタータ用携帯機50から送られてくる始動信号を受信すると、スイッチの出力端子をオフ端子52からスタート端子54へ切り替えて、スタータモータ3にバッテリ6から電力を供給してエンジン2を始動させる。エンジン始動後はスイッチの出力端子はIG端子53に接続される。このリモコンエンジンスタータ5が遠隔始動手段に相当し、このリモコンエンジンスタータ5によってエンジン2を始動させることを遠隔始動という。
前記車両用異常検知装置Aは、装置本体7と、該装置本体7にそれぞれ接続された移動体検知センサ81、ドアセンサ82及び警報機器83とを備えている。これら移動体検知センサ81及びドアセンサ82が異常検知手段に相当し、警報機器83が警報手段に相当する。
前記装置本体7は、CPU70及び、図示は省略するが、ROM、RAM等を有していて、前記移動体検知センサ81及びドアセンサ82の検知結果に基づいて警報機器83を制御している。また、装置本体7には、ACC電源及びキースイッチ45からのキー挿入信号が入力され、これらの入力状態に基づいてエンジン2の通常始動と遠隔始動とを判別するように構成されている。この判別処理については後述する。
前記移動体検知センサ81は、車室内に超音波を送信する送信センサ81aと車室内を伝播する超音波を受信する受信センサ81bとを有し、車両内の移動体を検知するものである。これら送信センサ81a及び受信センサ81bは、ダッシュボード上の両側等にそれぞれ車室内を向くように設置される。この移動体検知センサ81が侵入検知センサに相当する。
詳しくは、前記CPU70がセンサ駆動回路(図示省略)へ制御信号を出力し、センサ駆動回路は例えば方形波信号を送信センサ81aに出力する。すると、送信センサ81aは、該方形波信号を超音波パルスに変換して車室内に向けて送信する。そして、受信センサ81bは、送信センサ81aから送信された超音波パルスが車室内の内壁等の静止物体に反射した反射波、及び、車室内に侵入者等の移動物体があった場合にその移動物体に反射した反射波を受信する。反射してきた超音波パルスは、受信センサ81bによって電気信号に変換されて受信される。こうして、受信センサ81bで受信された電気信号は受信検知回路(図示省略)に入力され、該受信検知回路によって増幅、フィルタリング等の処理をされる。そして、受信検知回路で処理された検知信号は、CPU70へ入力され、該CPU70によって車室内に侵入者等の移動物体が存在するか否かが検出される。詳しくは、静止物体に反射した反射波の周波数は送信センサ81aから送信された超音波パルスと同一の周波数である一方、移動物体に反射した反射波の周波数はドップラー周波数であるため、反射波の周波数の変化に基づいて車室内の移動物体を検知することができる。
前記ドアセンサ82は、ドアの開閉を検知するセンサであって、車両の各ドア及びトランクリッドに設けられている。このドアセンサ82は、ドアが開状態となったときに前記装置本体7にドアが開状態であることを示すドア開信号を出力する。このドアセンサ82が異常検知センサに相当する。
前記警報機器83は、警報を行うものであって、装置本体7に設けられた警報回路(図示省略)を介してCPU70に接続されている。この警報機器83は、例えば、ホーンやランプなどの発音や発光をするものであっても、また、外部に信号を発信するものであってもよい。
このように構成された車両用異常検知装置Aは、所定の警戒条件が成立したときに警戒状態となって、車両の異常を監視し、異常が検知されたときに警報機器83を作動させる警報制御を行う一方、所定の警戒解除条件が成立したときに警戒解除状態となって該警報制御を停止する。
本実施形態では、前記キーレス用携帯機90によってドアがロック操作されることが前記警戒条件として設定されている。また、キーレス用携帯機90によってドアがアンロック操作されることが前記警戒解除条件として設定されている。
ここで、キーレス用携帯機90の操作によるドアのロック・アンロックについて説明する。
まず、乗員がエンジンを停止して車両から降車し、キーレス用携帯機90によってドアをロック操作すると、認証部91がキーレス用携帯機90から送信されるロック操作信号を受信し、該ロック操作信号に含まれる固有のIDコードの認証を行う。認証部91は、ロック操作信号に含まれるIDコードと認証部91内に記憶されているIDコードとが一致した場合には、正規のキーレス用携帯機90からのロック操作信号であるとして、ドアロック制御部9へロック信号を出力する。このロック信号を受信したドアロック制御部9は、ドアロックモータ92を作動させて各ドアをロックする。一方、乗員が車両に乗車すべく、キーレス用携帯機90によってドアをアンロック操作すると、認証部91がキーレス用携帯機90から送信されるアンロック操作信号を受信し、該アンロック操作信号に含まれる固有のIDコードの認証を行う。認証部91は、アンロック操作信号に含まれるIDコードと認証部91内に記憶されているIDコードとが一致した場合には、正規のキーレス用携帯機90からのアンロック操作信号であるとして、ドアロック制御部9へアンロック信号を出力する。このアンロック信号を受信したドアロック制御部9は、ドアロックモータ92を作動させて各ドアをアンロックする。
そして、装置本体7にはドアロック制御部9の出力信号が入力されており、装置本体7は、この出力信号に基づいてキーレス用携帯機90の操作によるドアのロック・アンロックが行われたか否かを判定し、キーレス用携帯機90の操作によるドアのロックが行われたときには警戒状態に、キーレス用携帯機90の操作によるドアのアンロックが行われたときには警戒解除状態になる。
このように、キーレス用携帯機90によるロック、アンロック操作はキーレス用携帯機90固有のIDコードの認証が行われるため、乗員以外の侵入者等による不正な操作では車両用異常検知装置Aを前記警戒状態及び警戒解除状態に設定することができないようになっている。また、キーレス用携帯機90の電池が切れた場合には通常のキーによってドアがアンロック操作されるが、このような場合を考慮して、通常のキーによるアンロック操作後、所定時間内にエンジン2が始動されることも前記警戒解除条件として設定されている。つまり、侵入者がドアロック機構を無理矢理こじ開ける等不正な方法でドアをアンロックしたとしても、エンジン2を始動させるためにはさらなる不正な何らかの作業を行う時間が必要であるため、前記所定時間内という制限を設けることによって、侵入者による不正なドアアンロック及びエンジン始動では警戒状態が解除できないように構成している。
前記警戒状態においては、車両用異常検知装置Aは、送信センサ81aから周期的に超音波パルスを送信して、受信センサ81bの受信信号に基づいて侵入者が検知されたときには、警報機器83を作動させて警報する警戒制御を行う。同時に、前記ドアセンサ82からのドア開信号を監視していて、ドアセンサ82からドア開信号が入力されたときには、不正なドアの開閉があったと判定して警報機器83を作動させて警報する警戒制御を行う。
一方、前記警戒解除状態では、CPU70から送信センサ81aへの制御信号の出力を停止すると共に、ドアセンサ82からドア開信号が入力されても警報機器83を作動させないようにして、該移動体検知センサ81及びドアセンサ82に基づく警戒制御を停止する。
こうして、車両用異常検知装置Aは、乗員が車両から離れている間、車両の異常を監視し、車両の異常が検知されたときには警報を行って、車両の盗難を防止している。
尚、本実施形態に係る車両用異常検知装置Aは、警戒条件が成立しても(キーレス用携帯機90によるロック操作が行われる)、直ちには警戒状態とはならず、所定の待機時間を経た後に警戒状態となる。つまり、前記移動体検知センサ81は、その送信センサ81aや受信センサ81bが設置されている車両自体が振動すると誤検知を行う虞があり、また、車両内に吊り下げられた装飾品が車両の振動やエアコンの送風によって揺動していると、該装飾品を侵入者として誤検知する虞もある。さらには、エアコンの送風によって車両内の気流が変動することでも誤検知が起こる虞がある。そこで、車両用異常検知装置Aは前記待機時間を設けることによって、エンジン停止後、車両自体の振動や装飾品の揺動が落ち着くまで待ってから警戒状態となるように構成されている。
また、ターボタイマ搭載車両においては運転者がエンジンを停止させる操作を行ってもターボタイマの作用により所定時間はエンジン運転状態のままとなる。このエンジン運転状態のときに車両用異常検知装置Aが警戒状態になると、車両自体の振動や、気流の変動や、エアコンの送風による装飾品の揺動等に起因して移動体検知センサ81が誤検知して装置本体7が侵入者有りと誤判定してしまう虞がある。そこで、アンロック操作をしても直ぐには待機時間のカウントを開始せず、ターボタイマによってエンジンが停止してから待機時間のカウントを開始し、待機時間が経過した後に警戒状態となるように構成することもできる。
ところで本実施形態に係る車両は、前述の如く、リモコンエンジンスタータ5によってエンジン2の遠隔始動が行われる。この遠隔始動はエンジンの暖機運転等を目的として乗車前に行われるため、遠隔始動時には車両用異常検知装置Aは警戒状態となっている。しかしながら、警戒状態のままエンジン2を始動させると、エンジン始動時及び運転中の振動によって移動体検知センサ81によって移動体を誤検知する虞がある。また、エアコンのスイッチがオンになっていると、エンジン2の始動と共にエアコンがオン状態となり、エアコンからの送風による気流変動や該送風による車両内の装飾品の揺動に起因して移動体検知センサ81が侵入者を誤検知する虞がある。
そこで、車両用異常検知装置Aは、警戒状態において遠隔始動があったときには、ドアセンサ82に基づく警戒制御は継続する一方、移動体検知センサ81に基づく警戒制御だけを停止する一部警戒解除状態となるように構成されている。こうすることで、乗員が車両から離れた場所から遠隔始動を行った場合でも不正なドアの開閉を監視し続けて防盗性を確保することができると共に、エンジン2の始動に基づく移動体検知センサ81による侵入者の誤検知を防止することができる。
一方、エンジン2の通常始動が行われる場合は、車両を実際に運転する場合である。かかる場合に、車両用異常検知装置Aが警戒状態であると、乗員が降車する際にドアを開けるとドアセンサ82が反応して警報を行ってしまう。
そこで、車両用異常検知装置Aは、警戒状態において通常始動があったときには、移動体検知センサ81及びドアセンサ82に基づく警戒制御を停止する警戒解除状態となるように構成されている。こうすることで、正規な乗員によるドアの開閉にもかかわらず警報を行ってしまうことを防止することができる。
このように、車両用異常検知装置Aは、同じエンジンの始動であっても、通常始動か遠隔始動かによって警戒状態及び警戒解除状態の制御が前述の如く異なる。そこで、この車両用異常検知装置Aは、エンジン2の始動があった場合に、以下のようにして通常始動か遠隔始動かを判別している。
つまり、装置本体7には前述の如く、ACC電源とキースイッチ45からキー挿入信号とが入力されるように構成されており、CPU70は、これらACC電源とキー挿入信号との入力状態によって通常始動か遠隔始動かの判別処理を行っている。
図2に示すフローチャートを用いて詳しく説明すると、CPU70は、まずステップSA1においてACC電源の入力があったか否かを判定する。つまり、エンジン2の始動があったか否かを判定している。そして、ACC電源の入力があった、即ちエンジン2の始動があった(YES)ときにはステップSA2へ進む一方、ACC電源の入力がない、即ちエンジン2が停止している(NO)ときにはエンジン2の始動があるまでステップSA1を繰り返す。
そして、エンジン2が始動しているときには、ステップSA2においてキー挿入信号の入力があるか否かを判定する。つまり、キーがキーシリンダ4に挿入されているか否かを判定する。その結果、キー挿入信号の入力があった(YES)ときにはステップSA3へ進む一方、キー挿入信号の入力がない(NO)ときにはステップSA4へ進む。
ステップSA3では、エンジン2が始動し且つキーシリンダ4にキーの挿入があったときであるから通常始動が行われたときである。このときは、移動体検知センサ81及びドアセンサ82に基づく警戒制御を停止する警戒解除状態となる。
一方、ステップSA4では、エンジン2が始動し且つキーシリンダ4にキーの挿入がないときであるから遠隔始動が行われたときである。このときは、移動体検知センサ81に基づく警戒制御を停止し且つドアセンサ82に基づく警戒制御を継続する、一部警戒解除状態となる。その後、ステップSA5へ進む。
ステップSA5では、ACC電源の入力が停止したか否かを判定する。つまり、エンジン2が停止したか否かを判定する。その結果、ACC電源の入力がない(YES)ときにはステップSA6へ進む一方、ACC電源の入力がある(NO)ときはACC電源の入力が停止するまでステップSA5を繰り返す。つまり、ステップSA5では、遠隔始動によって始動したエンジン2の運転が継続しているか否かを判定し、エンジン2の運転が停止するとステップSA6へ進むことになる。
ステップSA6においては、ACC電源の入力が停止後、所定の待機時間経過したか否かを判定する。その結果、待機時間経過した(YES)ときにはステップSA7へ進む一方、待機時間経過していない(NO)ときには待機時間が経過するまでステップSA6を繰り返す。そして、ステップSA7においては、移動体検知センサ81に基づく警戒制御を再開して警戒状態となり、ステップSA1へ戻る。
つまり、遠隔始動によって始動したエンジン2の運転が停止すると車両用異常検知装置Aは、遠隔始動前の状態である、移動体検知センサ81及びドアセンサ82に基づく警戒制御が行われる警戒状態に戻る。このとき、エンジン停止後直ちに移動体検知センサ81の警戒制御が再開されると、車両自体の振動やエアコンの送風によって装飾品が揺動していた場合にその揺動は直ちには収まらないので、揺動する該装飾品を侵入者として誤検知してしまう虞がある。そこで、ステップSA6の待機時間を設けることによって、エアコンの送風によって車両内の装飾品が揺動していた場合にその揺動が落ち着くのを待ってから移動体検知センサ81の警戒制御を再開することができ、侵入者の誤検知を防止することができる。
その結果、警戒状態において遠隔始動があったときの、移動体検知センサ81の警戒状態及び警戒解除状態は、図3に示すタイミングチャートのようになる。まず、エンジン2が遠隔始動されるとACC電源がオン状態となる。このとき、キーシリンダ4にはキーが挿入されていないため、キースイッチはオフ状態(即ち、キー挿入信号を出力していない)のままであり、CPU70は遠隔始動があったと判別して、移動体検知センサ81の警戒制御を停止して一部警戒解除状態(ドアセンサ82に基づく警戒制御を継続されている)となる。その後、スタータ用携帯機50の操作によってエンジン2が停止されると、ACC電源がオフ状態となる。すると、CPU70は、ACC電源がオフ状態となってから所定の待機時間tが経過後、移動体検知センサ81の警戒制御を再開して警戒状態となる。
このように、CPU70は、ACC電源の入力の有無によってエンジン2の始動があったか否かを判別し、キー挿入信号のの入力の有無によって通常始動か遠隔始動かを判別している。このCPU70が警戒制御を行う制御手段に相当すると共に、通常始動と遠隔始動とを判別する判別手段にも相当する。
したがって、前記実施形態によれば、装置本体7にACC電源とキー挿入信号とが入力されているため、これらACC電源及びキー挿入信号の入力状態によって、エンジン2の始動の有無と、エンジン始動があった場合にその始動が通常始動か遠隔始動かを正確に判別することができる。つまり、通常始動が行われるときには、必ずキー挿入信号が出力されるため、通常始動であることを確実に判別することができる。
そして、車両用異常検知装置Aは、通常始動と遠隔始動とを正確に判別できるため、通常始動時と遠隔始動時とで、警戒状態及び警戒解除状態とを異なる態様で制御することができる。詳しくは、警戒状態において遠隔始動があったときには、移動体検知センサ81に基づく警戒制御のみを停止し且つドアセンサ82に基づく警戒制御は継続する一部警戒解除状態となることができ、こうすることで、エンジン2の始動に起因する移動体検知センサ81による誤検知を防止することができると共に、不正なドアの開閉を監視して防盗性を確保することができる。一方、警戒状態において通常始動があったときには、移動体検知センサ81及びドアセンサ82に基づく警戒制御を停止して警戒解除状態となることができる。つまり、通常始動を警戒解除条件に設定することができる。
尚、前記実施形態1では、装置本体7はACC電源の入力の有無によってエンジン2が始動しているか否かを判別しているが、これに限られず、エンジン2の始動を判別できる信号であれば、任意の信号を採用することができる。
また、前記実施形態1では、車両への侵入とは別の車両異常を検知する異常検知センサとして不正なドアの開閉を検知するドアセンサ82を採用しているが、これに限られるものではなく、バッテリ6からの電力供給の遮断を検知するバッテリ接続センサ等、他の車両異常を検知する異常検知センサを備えるように構成してもよい。
さらに、前記実施形態1では、警戒状態において遠隔始動があった際に、移動体検知センサ81に基づく警戒制御を停止し、ドアセンサ82に基づく警戒制御を継続しているが、これに限られるものではない。すなわち、これら以外のセンサを備える場合、エンジン2の始動に起因して誤検知を行う可能性があるセンサ(例えば、車両の傾きを検知して車両のレッカー移動を検知する傾斜センサ、車室内における振動を検知する振動センサ、車室内における衝撃を検知する衝撃センサ等)を搭載する場合には、かかるセンサも警戒状態において遠隔始動があった際に警戒制御を停止するように構成すればよい。一方、エンジン2の始動に起因して誤検知を行う可能性がないセンサ(例えば、前記バッテリ接続センサ)はそのまま警戒制御を継続るように構成すればよい。こうすることで、警戒状態中の遠隔始動に起因する誤警報を防止すると共に防盗性を確保することができる。尚、移動体検知センサ81は、超音波センサに限られず、赤外線センサ及びマイクロ波センサ等の任意の送信波を放射して、その反射波を受信することで移動体を検知する公知のセンサを採用することができる。
また、前記実施形態1では、スタータ用携帯機50とキーレス用携帯機90とを設け、それぞれにリモコンエンジンスタータ5を作動させる機能とドアの開閉操作を行わせる機能とを持たせているが、何れか一方の携帯機に両方の機能を持たせるように構成してもよい。
《発明の実施形態2》
次に、本発明の実施形態2に係る車両用異常検知装置Bについて説明する。実施形態2は、通常始動手段の構成が実施形態1と異なる。そこで、実施形態1と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
この車両用異常検知装置Bが備えられた車両は、図4に示すように、通常始動手段がスタータスイッチ4Bで構成されている。
このスタータスイッチ4Bは、キーを挿入する必要がなく、スタータスイッチ4Bを回動操作することでエンジン2の始動を行うことができる。詳しくは、スタータスイッチ4Bを回動操作する際に、認証部91と乗員が所持するキーレス用携帯機90との間で信号のやりとりが行われ、キーレス用携帯機90のIDコードが認証部91に記憶されたIDコードと一致するか否かの認証が行われる。そして、IDコードが一致すると、認証部91はスタータスイッチ4Bへ許可信号を出力する。こうすることで、スタータスイッチ4Bは回動操作が可能となり、スタータスイッチ4Bを回動操作するだけでキーをキーシリンダに挿入することなくエンジン2を始動させることができる。そして、スタータスイッチ4Bには、該スタータスイッチ4Bが回動操作されたことを検知する回動検知スイッチ45Bが設けられている。この回動検知スイッチ45Bは、回動操作を検知すると、回動操作があったことを示す回動操作信号を出力するように構成されている。
そして、車両用異常検知装置Bの装置本体7には、前記回動操作信号とACC電源とが入力されており、該装置本体7は、エンジン2の始動があったときに、回動操作信号とACC電源との入力状態に基づいて通常始動か遠隔始動かを判別するように構成されている。詳しくは、装置本体7のCPU70は、ACC電源及び回動操作信号の両方の入力があるときにはスタータスイッチ4Bが回動操作されてエンジン2が始動したとして通常始動があったと判別する一方、ACC電源だけ入力され回動操作信号の入力がないときにはスタータスイッチ4Bが回動操作されることなくエンジン2が始動したとして遠隔始動があったと判別する。
尚、車両用異常検知装置Bによるその他の制御は、前記実施形態1と同様である。ただし、実施形態1では図2のフローチャートにおいてステップSA2でキー挿入スイッチの入力の有無を判定しているが、本実施形態2では、回動操作信号の入力の有無を判定することになる。
したがって、前記実施形態2によれば、装置本体7にACC電源と回動操作信号とが入力されているため、これらACC電源及び回動操作信号の入力状態によって、エンジン2の始動の有無と、エンジン始動があった場合にそれが通常始動か遠隔始動かを正確に判別することができる。つまり、通常始動が行われるときには、必ず回動操作信号が出力されるため、通常始動であることを確実に判別することができる。
《発明の実施形態3》
続いて、本発明の実施形態3に係る車両用異常検知装置Cについて説明する。実施形態3は、通常始動手段及び遠隔始動手段の構成が実施形態1とは異なる。そこで、実施形態1と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
この車両用異常検知装置Cが備えられた車両は、図5に示すように、通常始動手段がプッシュボタン式スタータ4Cで構成されている。
このプッシュボタン式スタータ4Cは、キーを挿入する必要がなく、該プッシュボタン式スタータ4Cのプッシュボタン(図示省略)を押圧操作することでエンジン2を始動させることができる。詳しくは、プッシュボタン式スタータ4Cは、実施形態1のキーシリンダ4と同様に、バッテリ6が接続された入力端子41と、オフ端子42、ACC端子43、IG端子43(図ではACC端子と合わせて描いている)及びスタート端子44からなる4つの出力端子を備えたスイッチが内蔵されている。そして、乗員がプッシュボタン式スタータ4Cのプッシュボタンを押圧操作することによってスイッチの出力端子が切り替えられる。詳しくは、スイッチがオフ端子に接続されている状態において、乗員がブレーキを踏んだ状態でプッシュボタンを押圧操作すると、スイッチはオフ端子42からスタート端子44へ接続され、エンジン2の始動が行われる。その後、スイッチはIG端子43に接続される。また、乗員がブレーキを踏まずにプッシュボタンを押圧操作すると、1回の押圧操作毎に、スイッチはオフ端子42、ACC端子43、IG端子43、スタート端子44の順に切り替わる。尚、スタート端子44の次は再度オフ端子42へ戻る。
ただし、乗員がプッシュボタンを押圧操作するときには、認証部91と乗員が所持するキーレス用携帯機90との間で信号のやりとりが行われ、キーレス用携帯機90のIDコードが認証部91に記憶されたIDコードと一致するか否かの認証が行われる。そして、IDコードが一致すると、認証部91はプッシュボタン式スタータ4Cへ許可信号を出力する。こうすることで、プッシュボタン式スタータ4Cは押圧操作が可能となり、プッシュボタンを押圧操作するだけでキーをキーシリンダに挿入することなくエンジン2を始動させることができる。
また、本実施形態3では、リモコンエンジンスタータ5Cの構成が実施形態1,2とは異なる。つまり、リモコンエンジンスタータ5Cは、プッシュボタン式スタータ4Cのようなスイッチを有さない。このリモコンエンジンスタータ5Cは、スタータ用携帯機50から送信される始動信号を受信すると、プッシュボタン式スタータ4Cへエンジン始動信号を出力するように構成されている。そして、このエンジン始動信号を受けたプッシュボタン式スタータ4Cは、スイッチの出力端子をオフ端子42からスタート端子44に切り替えてエンジン2の始動を行う。また、リモコンエンジンスタータ5Cは、エンジン2を遠隔始動させるときに該リモコンエンジンスタータ5Cが作動したことを示す遠隔作動信号を出力する。この遠隔作動信号は、遠隔始動によって運転状態となったエンジン2が停止するまでの間、継続して出力される。
そして、車両用異常検知装置Cの装置本体7には、前記遠隔作動信号とACC電源とが入力されており、該装置本体7は、遠隔作動信号とACC電源との入力状態に基づいて、エンジンの始動の有無と、その始動が遠隔始動か通常始動かを判別するように構成されている。
詳しくは、図6のフローチャートに示すように、装置本体7のCPU70は、まずステップSC1において、ACC電源の入力があったか否かを判定する。つまり、エンジン2の始動があったか否かを判定している。そして、ACC電源の入力があった、即ちエンジン2の始動があった(YES)ときにはステップSC2へ進む一方、ACC電源の入力がない、即ちエンジン2が始動していない(NO)ときには始動があるまでステップSC1を繰り返す。
そして、エンジン2が始動しているときには、ステップSC2において遠隔作動信号の入力があるか否かを判定する。つまり、リモコンエンジンスタータ5Cが作動したか否かを判定する。その結果、遠隔作動信号の入力がある、即ち、リモコンエンジンスタータ5Cが作動していた(YES)ときにはステップSC4へ進む一方、遠隔始動信号の入力がない、即ち、リモコンエンジンスタータ5Cの作動がなかった(NO)ときにはステップSC3へ進む。
ステップSC3は、エンジン2が始動し且つリモコンエンジンスタータ5Cが作動していないときであるから通常始動が行われたときである。このときは、警戒解除状態となり、移動体検知センサ81及びドアセンサ82に基づく警戒制御を停止する。
一方、ステップSC4は、エンジン2が始動し且つリモコンエンジンスタータ5Cが作動していたときであるから遠隔始動が行われたときである。このときは、移動体検知センサ81に基づく警戒制御を停止し且つドアセンサ82に基づく警戒制御を継続する一部警戒解除状態となる。その後、ステップSC5へ進む。
ステップSC5では、ACC電源の入力が停止したか否かを判定する。つまり、エンジン2が停止したか否かを判定する。その結果、ACC電源の入力がない(YES)ときにはステップSC6へ進む一方、ACC電源の入力がある(NO)ときはACC電源の入力が停止するまでステップSC5を繰り返す。つまり、ステップSC5では、遠隔始動によって始動したエンジン2の運転が停止したか否かを判定し、エンジン2の運転が停止するとステップSC6へ進むことになる。
ステップSC6においては、ACC電源の入力が停止後、所定の待機時間経過したか否かを判定する。その結果、待機時間経過した(YES)ときにはステップSC7へ進む一方、待機時間経過していない(NO)ときには待機時間が経過するまでステップSC6を繰り返す。そして、ステップSC7においては、移動体検知センサ81に基づく警戒制御を再開して、ステップSC1へ戻る。こうして、遠隔始動によって始動したエンジン2の運転が停止すると車両用異常検知装置Cは、所定の待機時間が経過した後、遠隔始動前の状態である、移動体検知センサ81及びドアセンサ82に基づく警戒制御を行う警戒状態に戻る。
その結果、警戒状態において遠隔始動があったときの、移動体検知センサ81についての警戒状態及び警戒解除状態は、図7に示すタイミングチャートのようになる。まず、リモコンエンジンスタータ5Cは、スタータ用携帯機50から始動信号を受信すると、装置本体7に遠隔作動信号を出力すると共に、スタータモータ3を駆動してエンジン2を始動させる。つまり、まず、遠隔作動信号がオン状態となり、若干遅れて、エンジン始動後にACC電源がオン状態となる。ACC電源がオン状態になると、CPU70によって遠隔始動か遠隔始動かの判定が行われて、遠隔作動信号とACC電源とが共に入力されていることから遠隔始動と判別され移動体検知センサ81に基づく警戒制御を停止して一部警戒解除状態(ドアセンサ82に基づく警戒制御を継続されている)となる。その後、スタータ用携帯機50の操作によってエンジン2が停止されると、ACC電源がオフ状態となると共に遠隔作動信号もオフ状態となる。すると、CPU70は、ACC電源がオフ状態となってから所定の待機時間tが経過後、移動体検知センサ81に基づく警戒制御を再開して警戒状態となる。
したがって、前記実施形態3によれば、装置本体7にACC電源と遠隔作動信号とが入力されているため、これらACC電源及び遠隔作動信号の入力状態によって、エンジン2の始動の有無と、エンジン始動があった場合にそれが遠隔始動か通常始動かを正確に判別することができる。つまり、遠隔始動が行われるときには、必ず遠隔作動信号が出力されるため、遠隔始動であることを確実に判別することができる。
このように、実施形態3によれば、リモコンエンジンスタータ5Cから出力される信号に基づいて遠隔始動か通常始動かを判別しているため、実施形態1,2のようにキー挿入信号や回動操作信号等の信号を出力しない通常始動手段を採用する場合であっても、遠隔始動と通常始動とを正確に判別することができる。
尚、前記実施形態1〜3では、リモコンエンジンスタータとして、リモコンエンジンスタータ自体にスタータモータ3で電力を供給するスイッチを有するもの(実施形態1,2)と、リモコンエンジンスタータ自体はスイッチを有さず、通常始動手段のスイッチを切り替えさせるもの(実施形態3)とを採用しているが、何れのリモコンエンジンスタータを採用してもよい。つまり、乗員が所持するスタータ用携帯機50からの信号を受けてエンジン2を始動させる構成であれば、任意のリモコンエンジンスタータを採用することができる。
以上説明したように、本発明は、車両用異常検知装置、特にリモコンスタータを備えた車両に装備された車両用異常検知装置について有用である。
本発明の実施形態1に係る車両用異常検知装置のブロック図である。 遠隔始動が行われたときの警戒状態の制御を示すフローチャート図である。 遠隔始動が行われたときの移動体検知センサの警戒状態を示すタイムチャート図である。 本発明の実施形態2に係る車両用異常検知装置のブロック図である。 本発明の実施形態2に係る車両用異常検知装置のブロック図である。 遠隔始動が行われたときの警戒状態の制御を示すフローチャート図である。 遠隔始動が行われたときの移動検知センサの警戒状態を示すタイムチャート図である。
符号の説明
1 エンジン
4 キーシリンダ(通常始動手段、キー回動式始動手段)
4B スタータスイッチ(通常始動手段、スイッチ回動式始動手段)
4C プッシュボタン式スタータ(通常始動手段)
5,5C リモコンエンジンスタータ(遠隔始動手段)
70 CPU(制御手段、判別手段)
81 移動体検知センサ(異常検知手段、侵入検知センサ)
82 ドアセンサ(異常検知手段、異常検知センサ)
83 警報機器(警報手段)

Claims (6)

  1. 車両に設けられた通常始動手段の操作によるエンジンの通常始動と、携帯用送信機の操作によって作動する遠隔始動手段によるエンジンの遠隔始動とが行われる車両に装備され、
    車両の異常を検知する異常検知手段と、警報を行う警報手段と、前記異常検知手段によって車両の異常が検知されたときに前記警報手段を作動させる警戒制御を行う警戒状態と該警戒制御を停止する警戒解除状態とに切替可能な制御手段とを備えた車両用異常検知装置であって、
    前記異常検知手段は、車両への侵入者を検知する侵入検知センサと、車両への侵入とは別の車両の異常を検知する異常検知センサとを含み、
    前記制御手段は、
    エンジンが始動されたときに、前記通常始動手段又は前記遠隔始動手段の作動状況に基づいて、該エンジンの始動が前記通常始動か前記遠隔始動かを判別する判別手段を有し、
    前記警戒状態中にエンジンの始動が行われた際に、
    前記判別手段によって該始動が前記通常始動であると判別されたときには前記異常検知センサ及び前記侵入検知センサに基づく前記警戒制御を停止する前記警戒解除状態となる一方、前記判別手段によって該始動が前記遠隔始動であると判別されたときには前記異常検知センサに基づく前記警戒制御を行い且つ前記侵入検知センサに基づく前記警戒制御を停止する一部警戒解除状態となることを特徴とする車両用異常検知装置。
  2. 請求項1に記載の車両用異常検知装置において、
    前記通常始動手段は、該通常始動手段が操作されたことを示す通常操作信号を前記判別手段へ出力するように構成されており、
    前記判別手段は、エンジンが始動したときに前記通常始動手段から前記通常操作信号が入力されることをもって前記通常始動が行われたことを判別する一方、エンジンが始動したときに前記通常始動手段から前記通常操作信号が入力されないことをもって前記遠隔始動が行われたことを判別することを特徴とする車両用異常検知装置。
  3. 請求項2に記載の車両用異常検知装置において、
    前記通常始動手段は、キーシリンダにキーを挿入して該キーを回動操作することでエンジンを始動させると共に、該キーシリンダにキーが挿入されたことを検知してキー挿入信号を出力するキー回動式始動手段であり、
    前記通常操作信号は、前記キー挿入信号であることを特徴とする車両用異常検知装置。
  4. 請求項2に記載の車両用異常検知装置において、
    前記通常始動手段は、スタータスイッチを回動操作することでエンジンを始動させると共に、該スタータスイッチが回動操作されたことを検知して回動操作信号を出力するスイッチ回動式始動手段であり、
    前記通常操作信号は、前記回動操作信号であることを特徴とする車両用異常検知装置。
  5. 請求項1に記載の車両用異常検知装置において、
    前記遠隔始動手段は、該遠隔始動手段が作動していることを示す遠隔作動信号を前記判別手段へ出力するように構成されており、
    前記判別手段は、エンジンが始動したときに前記遠隔始動手段から前記遠隔作動信号が入力されることをもって前記遠隔始動が行われたことを判別する一方、エンジンが始動したときに前記遠隔始動手段から前記遠隔作動信号が入力されないことをもって前記通常始動が行われたことを判別することを特徴とする車両用異常検知装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1つに記載の車両用異常検知装置において、
    前記制御手段は、前記遠隔始動によって運転状態となったエンジンの運転が停止されたときには、所定の待機時間が経過した後に前記一部警戒解除状態から前記警戒状態に戻ることを特徴とする車両用異常検知装置。
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