JP4826774B2 - 車両用アラームシステムおよびアラーム制御装置 - Google Patents

車両用アラームシステムおよびアラーム制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4826774B2
JP4826774B2 JP2006232105A JP2006232105A JP4826774B2 JP 4826774 B2 JP4826774 B2 JP 4826774B2 JP 2006232105 A JP2006232105 A JP 2006232105A JP 2006232105 A JP2006232105 A JP 2006232105A JP 4826774 B2 JP4826774 B2 JP 4826774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
alarm
intrusion
sensitivity
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006232105A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008055939A (ja
Inventor
健二 小谷
友幸 舟山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006232105A priority Critical patent/JP4826774B2/ja
Publication of JP2008055939A publication Critical patent/JP2008055939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4826774B2 publication Critical patent/JP4826774B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、車両用アラームシステムおよびアラーム制御装置に関し、特に、車室内に侵入した人間の動きを検出可能な侵入センサの出力を利用するアラームシステムおよびアラーム制御装置に関する。
近年、車両盗難の急増に伴い、車室内に侵入した人間の動きを検知可能な侵入センサを利用したアラームシステムが車両に搭載される例が増えている。侵入センサとして実際に使用されているのは、主に電波式と超音波式の2種類である。侵入センサは、電波または超音波を発信し、障害物に反射して戻って来た電波または超音波を受信することによって、車室内に侵入した人間の動きを検知するものである。
上記のような侵入センサを利用した従来技術の例として、特許文献1に記載の盗難防止装置がある。この盗難防止装置では、車両のドアの外側または内側に設けられたドアハンドルが何者かによって操作されると、ドアを施解錠するための携帯機に向けて、IDコードを要求する要求信号が送信される。そして、携帯機から応答がない場合もしくは携帯機から受信したIDコードが正当なIDコードでない場合には、そこから一定時間だけ、車室内における不正者の移動を検知するための超音波センサユニットが作動する。
なお、上記のような侵入センサとは異なるセンサを利用した従来技術の例として、特許文献2に記載の車両用セキュリティ装置がある。この車両用セキュリティ装置は、車両周辺を監視する周辺監視センサを備えている。この周辺監視センサは、車両ドア、トランク、ボディまたはボンネットなどの開閉部分のアウタハンドルやキーシリンダなどへの接触など、または、ボディの振動や傾斜などが検出されたことに応じて起動する。
特開2001−109963号公報 特開2005−145299号公報
ところで、上記のような侵入センサは、電波または超音波を利用して車室内に侵入した人間の動きを検出するものであるが、その動作原理から、車両に対して連続的な振動が与えられた場合にも車室内への侵入があったとして検出する。したがって、車両のユーザが、アラームシステムが作動している状態で車体に積もった雪を払ったり、フロントウィンドウに付いた霜をとったりして車両に対して連続的な振動を与えてしまうと、侵入センサが車室内への侵入があったと誤検出してしまい、この侵入センサからの信号を受けてアラームシステムが誤って警報を行ってしまうという問題がある。
なお、上記のような侵入センサの誤検出を防止するために、車体に積もった雪を払う前にユーザがアラームシステムのセキュリティ動作を解除することが考えられる。しかしながら、一旦ドアを開けてしまわなければセキュリティ動作が解除されないような高いセキュリティ効果を有するアラームシステム(例えば、正しい方法でドアロックが解除されたとしても、その後ドアを開けなければ一定時間後に自動的にドアロックされてセキュリティ動作を開始するようなアラームシステム)を採用している場合には、セキュリティ動作の解除のために、ユーザは車両に積もった雪を払う前に、車両のドアを一旦開ける必要がある。車両に大量の雪が積もっている状態では車両のドアを開けること自体が困難であり、また車両のドアを開けることによって車両に積もっていた雪が車室内に入り込んでシートやマットを濡らしてしまう問題もあり、ユーザにとって不便である。さらに、ドアロックされていない状態でユーザが雪払いをすることになるので、ユーザが車体に積もった雪を払っているすきに、不正者が車両のユーザに気付かれずに車両の後部ドアなどから車室内に侵入することも考えられ、セキュリティ面で問題である。
なお、上記の特許文献1に記載の盗難防止システムでは、ドアハンドルが操作されない限りは超音波センサユニットが作動しないため、上記のように、車両のユーザが、アラームシステムが作動している状態で車体に積もった雪を払ったとしても、超音波センサユニットが誤検出することはない。しかしながら、ドアハンドルが操作されない限りは超音波センサユニットが作動しないため、ドアハンドルを操作せずに不正者が車両に侵入する場合には、その侵入を検出することができず、セキュリティ面で問題である。
また、上記の特許文献2に記載の車両用セキュリティ装置は、車両送受信機が、ユーザが所持する携帯送受信機との間で通信を行い、車両送受信機からの送信電波に応答して、携帯送受信機から送信される暗証信号を受信することにより、車両のドアロックを解除するとともに、セキュリティ動作を解除するように構成されている。よって、上記のように、車両のユーザが、アラームシステムが作動している状態で車両に積もった雪を払ったとしても、ユーザが車両に近づいた時点でセキュリティ動作が解除されているため、アラームシステムが誤って警報することはない。しかしながら、ユーザが車両に近づいた時点でドアロックが解除されるため、ユーザが車両に積もった雪を払っているすきに、不正者が車両の後部ドアなどから車室内に侵入することも考えられ、セキュリティ面で問題である。
それゆえに本発明は、十分なセキュリティ効果を保ちつつ、侵入センサからの信号に基づくアラームシステムの誤警報を防ぐことのできる車両用アラームシステムおよびアラーム制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の車両用アラームシステムは、侵入センサと、警報装置と、携帯送信機と、警報制御手段と、ユーザ認証手段と、感度制御手段とを備えている。侵入センサは、車室内における物体の移動を検知するためのセンサである。警報装置は、警報を発するための装置である。携帯送信機は、正規ユーザによって携帯される送信機である。警報制御手段は、前記侵入センサからの信号に基づいて車室内への不正者の侵入の有無を判断し、当該判断結果に応じて前記警報装置を制御する手段である。ユーザ認証手段は、前記携帯送信機からの信号を受信し、正規ユーザが車両に接近しているか否かを判定する手段である。感度制御手段は、前記ユーザ認証手段によって正規ユーザが車両に接近していることが検知されたときに、前記侵入センサと前記警報制御手段によって達成される侵入検知機能を無効にすることなく当該侵入検知機能の検知感度を一時的に低下させる手段である。
なお、前記感度制御手段による前記検知感度の変更は、前記感度制御手段が前記侵入センサに感度制御信号を出力し、前記侵入センサが前記感度制御信号に応じて自身の内部で利用している侵入判定用しきい値を変更することによって達成されてもよいし(図1)、または前記感度制御手段が前記警報制御手段に感度制御信号を出力し、前記警報制御手段が前記感度制御信号に応じて自身の内部で利用している侵入判定用しきい値を変更することによって達成されてもよい(図4)。
また、前記感度制御手段は、正規ユーザが車両に接近していることが前記ユーザ認証手段によって最後に検知されてからの経過時間をカウントするカウント手段を含み、前記ユーザ認証手段によって正規ユーザが車両に接近していることが最後に検知されてから一定時間が経過するまでの間、前記侵入センサと前記警報制御手段によって達成される侵入検知機能の検知感度を低下させてもよい。これにより、正規ユーザが車両の近くにいるにも関わらず、ユーザ認証手段による認証が何らかの理由により一時的に不成立になった場合でも、誤って警報を発してしまうことがない。
また、前記車両用アラームシステムは、前記一定時間をユーザの指示に基づいて変更する設定変更手段をさらに備えてもよい。これにより、正規ユーザが車両に接近していることが検知されなくなってから検知感度を引き続き低下させておくべき時間を、ユーザが各自の都合に応じて自由に設定することができる。
本発明のアラーム制御装置は、警報制御手段と、ユーザ認証手段と、感度制御手段とを備えている。警報制御手段は、車室内における物体の移動を検知するための侵入センサからの信号に基づいて車室内への不正者の侵入の有無を判断し、当該判断結果に応じて、警報を発するための警報装置を制御する手段である。ユーザ認証手段は、正規ユーザによって携帯される携帯送信機からの信号を受信し、正規ユーザが車両に接近しているか否かを判定する手段である。感度制御手段は、前記ユーザ認証手段によって正規ユーザが車両に接近していることが検知されたときに、前記侵入センサと前記警報制御手段によって達成される侵入検知機能を無効にすることなく当該侵入検知機能の検知感度を一時的に低下させる手段である。
本発明によれば、正規ユーザが車両に接近しているときには侵入検知の検知感度を一時的に低下させるので、十分なセキュリティ効果を保ちつつ、侵入センサからの信号に基づくアラームシステムの誤警報を防ぐことができる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る車両用アラームシステムの全体構成を示すブロック図である。この車両用アラームシステムは、主として携帯送信機10と、受信装置20と、アラーム制御装置30と、警報装置40と、侵入センサ50と、カーテシスイッチ群60と、ドアロックスイッチ群70とで構成されている。
携帯送信機10は車両の正規ユーザによって携帯され、その他の構成、すなわち受信装置20,アラーム制御装置30,警報装置40,侵入センサ50,カーテシスイッチ群60,ドアロックスイッチ群70は車両に設置される。
以下、本実施形態の車両用アラームシステムの構成について詳細に説明する。
携帯送信機10は、車両の正規ユーザによって携帯される無線の送信機であって、固有の識別コードを含む信号を継続的または断続的に外部に送信する。なお携帯送信機10は、上記機能に加えて、車両のドアを遠隔操作でロックまたはアンロックするリモコンとしての機能を備えていてもよい。
受信装置20は、携帯送信機10から送信される信号を受信し、この信号に含まれている識別コードをアラーム制御装置30に出力する。
アラーム制御装置30は、各種センサ(50,60,70)からの信号に基づいて、車両のドアのロックを不正に解錠したり、ドアやトランクを不正に開けたり、車両の内部に不正に侵入したりといった不正行為を検知し、その検知結果に応じて警報制御信号を警報装置40に出力する。アラーム制御装置30は、典型的には、CPUとROMとRAMを含む電子制御ユニットで構成される。なお、アラーム制御装置30が複数の電子制御ユニットで構成されてもよい。
侵入センサ50は、車室内に侵入した人間の動きを検知可能なセンサであって、車室内に不正者が侵入しているか否かを示す信号をアラーム制御装置30に出力する。侵入センサ50としては、典型的には電波式の侵入センサまたは超音波式の侵入センサを利用できる。侵入センサ50は、電波または超音波を発信し、障害物に反射して戻って来た電波または超音波を受信する。車室内で人や物体が移動すると反射波の周波数に変化が生じるので、送信波の受信した電波または超音波を処理することによって、車室内の人間や物体の動きの程度を示す信号(以下、動き測定信号と称す)を生成し、この動き測定信号のレベルと所定のしきい値(以下、侵入判定用しきい値と称す)と比較することによって、車室内への不正者の侵入を検知する。動き測定信号の典型的な例としては、送信波の周波数と受信波の周波数の差分が挙げられる。侵入判定用しきい値は、侵入センサ50に入力される感度制御信号によって変更することができる。この侵入判定用しきい値を変更することによって、侵入センサ50の検知感度を変更することができる。なお、侵入センサ50としては、電波式あるいは超音波式に限らず、不正者の侵入を検知でき、かつ検知感度を変化させることのできる任意の方式の侵入センサを利用可能である。
カーテシスイッチ群60は、車両のフロントドア,リアドア,トランク,エンジンフード,サンルーフ等の開閉状態を示す信号を出力する。
ドアロックスイッチ群70は、車両のフロントドアおよびリアドアに各々設けられているドアロックノブがロック位置またはアンロック位置のいずれにあるかを示す信号を出力する。
警報装置40は、アラーム制御装置30からの警報制御信号に基づいて警報を発する。車両のホーンやヘッドランプなどを警報装置40の一部として利用してもよい。
次に、アラーム制御装置30の詳細な構成について説明する。アラーム制御装置30は、ユーザ認証手段32と、感度制御手段34と、警報制御手段36とを含んでいる。
ユーザ認証手段32は、受信装置20から出力される識別コード(すなわち携帯送信機10から出力された識別コード)を、図示しない不揮発性メモリに予め格納されている識別コードと照合し、両者が一致するか否かを判定する。これにより、正規ユーザが車両に接近しているか否かを判定することができる。ユーザ認証手段32は、その判定結果を示す信号を感度制御手段34に出力する。この判定結果は、感度制御手段34において利用されるだけでなく、ユーザが車両に接近したときにドアを自動的に解錠し、ユーザが車両から離れたときにドアを自動的に施錠するために利用されてもよい。
感度制御手段34は、ユーザ認証手段32からの信号に応じて、侵入センサ50に感度制御信号を出力することによって侵入センサ50の検知感度を制御する。具体的には、感度制御手段34は、ユーザ認証手段32によって正規ユーザが車両に接近していることが検知されたときに、侵入センサ50の検知感度が一時的に低感度になるように侵入センサ50の検知感度を制御する。なお、車両用アラームシステムがセキュリティ動作を開始した時点では、侵入センサ50の検知感度は標準感度に設定されている。侵入センサ50の検知感度が低感度に変更された後、ユーザ認証手段32によって正規ユーザが車両に接近していることが検知されなくなった場合、感度制御手段34は、正規ユーザが車両に接近していることが最後に検知されてからの経過時間をカウントし、そこから一定時間が経過した時点で侵入センサ50の検知感度を標準感度に戻す。
警報制御手段36は、各種センサ(50,60,70)からの信号に基づいて、車両のドアのロックを不正に解錠したり、ドアやトランクを不正に開けたり、車両の内部に不正に侵入したりといった不正行為を検知し、その検知結果に応じて警報制御信号を警報装置40に出力する。
次に、図2のフローチャートを参照してアラーム制御装置30の動作を説明する。なお、図2は、警戒状態時のアラーム制御装置30の動作を示している。
ここで、警戒状態とは、不正行為が行われているか否かをアラーム制御装置30が監視している状態である。例えば、車両の全てのドアが閉められてロックされてから一定時間(例えば30秒)が経過すると、アラーム制御装置30は自動的に警戒状態になる。警戒状態において、車両のドアが正規ユーザによって正常に解錠された場合には、アラーム制御装置30は警戒状態から無警戒状態に移行する。無警戒状態とは、アラーム制御装置30が不正行為の監視をしない状態である。警戒状態において、不正者が車両のドアを開けたり車室内に侵入したりといった不正行為が検知された場合には、アラーム制御装置30は警戒状態から警報状態に移行する。警報状態とは、警報装置40に警報を発生させている状態である。
まずステップS10で、感度制御手段34が、侵入センサ50で利用される前述の侵入判定用しきい値を初期値(すなわち標準感度用のしきい値)に設定する。
ステップS12では、ユーザ認証手段32が、正規ユーザが車両に接近した直後か否かを受信装置20からの信号に基づいて判定し、正規ユーザが車両に接近した直後の場合には処理はステップS14に進み、その他の場合は処理はステップS16に進む。
ステップS14では、感度制御手段34が、侵入センサ50で利用される侵入判定用しきい値を低感度用のものに変更する。低感度用の侵入判定用しきい値は、図3に示すように、標準感度用の侵入判定用しきい値よりも高い値であって、なおかつユーザが車両に積った雪を払ったときに侵入センサ50で測定される前述の動き測定信号のレベルよりも高い値である。低感度用の侵入判定用しきい値は、固定値であってもよいし、ユーザによって適宜に変更可能であってもよい。ユーザによって低感度用の侵入判定用しきい値を変更可能とするためには、侵入センサ50の内部の不揮発性メモリに記録されている低感度用の侵入判定用しきい値を、ユーザが指定した値に書き換えるための手段を、車両用アラームシステムに追加する必要がある。さらには、低感度用の侵入判定用しきい値を車両用アラームシステムが自動的に最適値に設定するようにしてもよい。例えば、ユーザが車両用アラームシステムの動作モードを自動設定モードに切り替えてから車両に積った雪を払うと、侵入センサ50は、自動設定モード中に測定された動き測定信号のレベルの最大値を検出し、この最大値を一定値だけ上回るような値を低感度用の侵入判定用しきい値として内部の不揮発性メモリに記録する。これにより、個々のユーザに適した低感度用の侵入判定用しきい値を自動的に設定することができる。
ステップS16では、警報制御手段36が、カーテシスイッチ群60からの信号に基づいて、いずれかのカーテシスイッチがOFFからONになった(すなわち車両のドアなどが開けられた)か否かを判定し、いずれかのカーテシスイッチがONになった場合には処理はステップS22に進み、いずれのカーテシスイッチもONになっていない場合には処理はステップS18に進む。
ステップS18では、警報制御手段36が、ドアロックスイッチ群70からの信号に基づいて、いずれかのドアロックスイッチがロック状態からアンロック状態になった(すなわち車両のドアロックが解錠された)か否かを判定し、いずれかのドアロックスイッチがアンロック状態になった場合には処理はステップS22に進み、いずれのドアロックスイッチもアンロック状態になっていない場合には処理はステップS20に進む。
ステップS20では、警報制御手段36が、侵入センサ50からの信号に基づいて、車室内へ不正者が侵入したか否かを判定し、車室内へ不正者が侵入した場合には処理はステップS22に進み、車室内へ不正者が侵入していない場合には処理はステップS24に進む。
ステップS22では、警報制御手段36が、警報装置40に警報を発するように指示する。これにより、車両用アラームシステムは警戒状態から警報状態へと移行する。
ステップS24では、ユーザ認証手段32が、正規ユーザが車両から離れた直後か否かを受信装置20からの信号に基づいて判定し、正規ユーザが車両から離れた直後の場合には処理はステップS26に進み、その他の場合は処理はステップS28に進む。
ステップS26では、感度制御手段34が、タイマのカウントを開始する。
ステップS28では、感度制御手段34が、ステップS26で開始したタイマに基づいて、正規ユーザが車両から離れてからの経過時間が所定時間に達したかどうかを判断し、所定時間に達している場合には処理はステップS30に進み、まだ所定時間に達していない場合には処理はステップS32に進む。
ステップS30では、感度制御手段34が、侵入センサ50で利用される侵入判定用しきい値を標準感度用のものに変更する。このように、本実施形態では、ユーザ認証手段32によって正規ユーザが車両から離れたと判定された時点ですぐに侵入判定用しきい値を標準感度用のものに戻すのではなく、正規ユーザが車両から離れてから所定時間が経過した時点で侵入判定用しきい値を標準感度用のものに戻すようにしているので、正規ユーザが車両の近くにいるにも関わらず、ユーザ認証手段による認証が何らかの理由により一時的に不成立になった場合でも、誤って警報を発してしまうことがない。ただし、ユーザ認証手段による認証が高精度である場合や、誤警報の防止よりもセキュリティを優先する場合には、ユーザ認証手段32によって正規ユーザが車両から離れたと判定された時点ですぐに侵入判定用しきい値を標準感度用のものに戻すようにしても構わない。
ステップS32では、アラーム制御装置30は、車両のドアが正規ユーザによって正常に解錠されたかどうかを判断し、車両のドアが正常に解錠された場合には車両用アラームシステムの状態を警戒状態から無警戒状態へと移行させ、それ以外の場合には処理はステップS12に戻る。
以上のように、本実施形態に係る車両用アラームシステムによれば、正規ユーザが車両に接近しているときには侵入検知の検知感度を一時的に低下させるので、十分なセキュリティ効果を保ちつつ、侵入センサからの信号に基づくアラームシステムの誤警報を防ぐことができる。
なお、本実施形態では、侵入センサ50が前述の動き測定信号を生成し、この動き測定信号のレベルと侵入判定用しきい値とを比較することによって、車室内への不正者の侵入を検知する例を説明したが、本発明はこれに限らない。つまり、図4に示すように、図1の侵入センサ50の代わりに、電波または超音波を送受信して前述の動き測定信号を生成して出力する機能だけを有する侵入センサ52を利用し、図1の警報制御手段36の代わりに、侵入センサ50から出力された動き測定信号のレベルと、不揮発性メモリに記憶された侵入判定用しきい値とを比較して車室内への不正者の侵入を検知する機能を有する警報制御手段38を利用してもよい。この場合、感度制御手段34は、侵入センサ52ではなく警報制御手段38に感度制御信号を出力し、警報制御手段38において利用される侵入判定用しきい値を適宜に変更すればよい。これにより、本実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の車両用アラームシステムは、任意の車両の盗難防止に好適である。
本発明の一実施形態に係る車両用アラームシステムの構成を示すブロック図 本発明の一実施形態に係る車両用アラームシステムの動作を示すフローチャート 標準感度用の侵入判定用しきい値と低感度用の侵入判定用しきい値の関係を示す図 変形例に係る車両用アラームシステムの構成を示すブロック図
符号の説明
10 携帯送信機
20 受信装置
30 アラーム制御装置
32 ユーザ認証手段
34 感度制御手段
36,38 警報制御手段
40 警報装置
50,52 侵入センサ
60 カーテシスイッチ群
70 ドアロックスイッチ群

Claims (6)

  1. 車室内における物体の移動を検知するための侵入センサと、
    警報を発するための警報装置と、
    正規ユーザによって携帯される携帯送信機と、
    前記侵入センサからの信号に基づいて車室内への不正者の侵入の有無を判断し、当該判断結果に応じて前記警報装置を制御する警報制御手段と、
    前記携帯送信機からの信号を受信し、正規ユーザが車両に接近しているか否かを判定するユーザ認証手段と、
    前記ユーザ認証手段によって正規ユーザが車両に接近していることが検知されたときに、前記侵入センサと前記警報制御手段によって達成される侵入検知機能を無効にすることなく当該侵入検知機能の検知感度を一時的に低下させる感度制御手段とを備えた車両用アラームシステム。
  2. 前記感度制御手段による前記検知感度の変更は、前記感度制御手段が前記侵入センサに感度制御信号を出力し、前記侵入センサが前記感度制御信号に応じて自身の内部で利用している侵入判定用しきい値を変更することによって達成される、請求項1に記載の車両用アラームシステム。
  3. 前記感度制御手段による前記検知感度の変更は、前記感度制御手段が前記警報制御手段に感度制御信号を出力し、前記警報制御手段が前記感度制御信号に応じて自身の内部で利用している侵入判定用しきい値を変更することによって達成される、請求項1に記載の車両用アラームシステム。
  4. 前記感度制御手段は、正規ユーザが車両に接近していることが前記ユーザ認証手段によって最後に検知されてからの経過時間をカウントするカウント手段を含み、前記ユーザ認証手段によって正規ユーザが車両に接近していることが最後に検知されてから一定時間が経過するまでの間、前記侵入センサと前記警報制御手段によって達成される侵入検知機能の検知感度を低下させる、請求項1に記載の車両用アラームシステム。
  5. 前記一定時間をユーザの指示に基づいて変更する設定変更手段をさらに備えた、請求項に記載の車両用アラームシステム。
  6. 車室内における物体の移動を検知するための侵入センサからの信号に基づいて車室内への不正者の侵入の有無を判断し、当該判断結果に応じて、警報を発するための警報装置を制御する警報制御手段と、
    正規ユーザによって携帯される携帯送信機からの信号を受信し、正規ユーザが車両に接近しているか否かを判定するユーザ認証手段と、
    前記ユーザ認証手段によって正規ユーザが車両に接近していることが検知されたときに、前記侵入センサと前記警報制御手段によって達成される侵入検知機能を無効にすることなく当該侵入検知機能の検知感度を一時的に低下させる感度制御手段とを備えたアラーム制御装置。
JP2006232105A 2006-08-29 2006-08-29 車両用アラームシステムおよびアラーム制御装置 Expired - Fee Related JP4826774B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006232105A JP4826774B2 (ja) 2006-08-29 2006-08-29 車両用アラームシステムおよびアラーム制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006232105A JP4826774B2 (ja) 2006-08-29 2006-08-29 車両用アラームシステムおよびアラーム制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008055939A JP2008055939A (ja) 2008-03-13
JP4826774B2 true JP4826774B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=39239209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006232105A Expired - Fee Related JP4826774B2 (ja) 2006-08-29 2006-08-29 車両用アラームシステムおよびアラーム制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4826774B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103661265B (zh) * 2013-12-16 2017-09-19 广东菲柯特电子科技有限公司 一种可调节振动灵敏度的防盗器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2953181B2 (ja) * 1992-03-26 1999-09-27 松下電工株式会社 超音波センサ
JP4214199B2 (ja) * 2001-11-19 2009-01-28 株式会社デンソー 車両のドアアンロック装置
JP3732487B2 (ja) * 2003-06-18 2006-01-05 加藤電機株式会社 車両の異常判定装置
JP2005067353A (ja) * 2003-08-22 2005-03-17 Denso Corp 車両用盗難防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008055939A (ja) 2008-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8237544B2 (en) Automatic door control system and method
US6639511B2 (en) Anti-theft system for vehicles having remote-controlled engine starting function
JP4214199B2 (ja) 車両のドアアンロック装置
US7132929B2 (en) Antitheft device and antitheft method
JP4485296B2 (ja) スマートキーシステム
US7315237B2 (en) Automotive antitheft system
US20080211642A1 (en) Antitheft device for vehicle
JP4606380B2 (ja) 車両用異常検知装置
JP4826774B2 (ja) 車両用アラームシステムおよびアラーム制御装置
JP2000314259A (ja) 自動車用のハンドフリーアクセス装置
JPH1067302A (ja) 車両用防盗装置
JP2005225437A (ja) 車両用盗難防止装置
JP5091560B2 (ja) 盗難防止装置
US7649443B2 (en) Antitheft apparatus
JP3938039B2 (ja) 車両用盗難防止システム
JP2001098809A (ja) 車両用盗難防止装置
JP2006062649A (ja) 盗難防止装置
JP2010052600A (ja) 車両用セキュリティ装置
EP0772536B1 (en) Vehicle security system
KR100557487B1 (ko) 자동차 도어락 제어장치
JP2006236171A (ja) セキュリティ装置
KR200169349Y1 (ko) 경고음 기능이 내장된 자동차의 도난방지용 리모트콘트롤러장치
JPH10329649A (ja) 盗難防止装置
JP4507829B2 (ja) 車両用盗難警報装置
JP2010229683A (ja) 車両用ドアロックシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4826774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees