JP2005225437A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、車両用盗難防止装置に関し、窓が開いた或いはドアが施錠されない状態で放置された盗難車両の新たな盗難を抑制することを目的とする。
【解決手段】 センタからのキー無効指令に従ってエンジン始動を禁止する。また、ドア開閉検出スイッチ、携帯機・キー有無判定ECU、及び侵入センサを用いて車内に車両乗員が存在しないか否かを判別すると共に、ドアロック状態検出スイッチを用いて何れかのドアが解錠されているか否か、及び、窓開閉状態検出スイッチを用いて何れかの窓が開放されているか否かを判別する。そして、キー無効指令によりエンジン始動が禁止された後、車内に車両乗員が存在せず、かつ、何れかのドアが解錠されている或いは何れかの窓が開放されていると判別された場合は、ドアロックアクチュエータ及び窓開閉アクチュエータに対して解錠しているドアの施錠を指令し、開放している窓の閉窓を指令する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用盗難防止装置に係り、特に、車両盗難が行われた場合に、例えば車外インフラからの車両盗難通報による遠隔操作によりエンジンの再始動が不可となるような車両の使用を制限するなどの盗難防止のための処理を行ううえで好適な車両用盗難防止装置に関する。
従来より、車両自体の盗難がセンタに通報された場合に、センタからその盗難に係る車両へ向けてエンジンの再始動を禁止する盗難信号を送信する車両用盗難防止システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシステムにおいては、車両に盗難信号が受信されると、その車両のエンジンの再始動が禁止されるので、以後、盗難者による車両の持ち逃げが困難となる。従って、上記従来のシステムによれば、盗難車両の所有者や使用者への回収を比較的容易に行うことができる。
特開2002−59812号公報
しかしながら、上記の如くエンジンの再始動が禁止された後、その車両が窓が開いたまま或いはドアが施錠されずに解錠されたまま乗り捨てられて放置されると、新たな車両盗難や車上狙いの対象となり易くなってしまう。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、窓が開いた或いはドアが施錠されない状態で放置された盗難車両の新たな盗難を抑制することが可能な車両用盗難防止装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、請求項1に記載する如く、車両に対する盗難行為が行われた場合に盗難防止のための処理を行う車両用盗難防止装置であって、車両乗員の有無を検出する乗員検出手段と、車両に設けられた窓の開閉状態およびドアの施解錠状態のうち少なくとも一方を検出する窓・ドア状態検出手段と、車両に対する盗難行為が行われた以後、前記乗員検出手段の検出結果として車両乗員が存在せず、かつ、前記窓・ドア状態検出手段の検出結果として前記窓が開状態にあり或いは前記ドアが解錠状態にある場合に、閉窓又は該ドアの施錠を行う閉窓・施錠制御手段と、を備える車両用盗難防止装置により達成される。
請求項1記載の発明において、車両に対する盗難行為が行われた以後、車両乗員が存在せず、かつ、窓が開状態にあり或いはドアが解錠状態にある場合には、その窓が閉められ或いはそのドアが施錠される。閉窓や施錠が施されれば、以後、その車両の盗難は開窓状態や解錠状態に比べて困難となる。この点、本発明によれば、窓が開いた或いはドアが施錠されない状態で放置された盗難車両の新たな盗難を抑制することができる。
上記の目的は、請求項2に記載する如く、車外インフラからの通信により車両の使用を制限する使用制限手段を備える車両用盗難防止装置であって、車両乗員の有無を検出する乗員検出手段と、車両に設けられた窓の開閉状態およびドアの施解錠状態のうち少なくとも一方を検出する窓・ドア状態検出手段と、前記使用制限手段により車両の使用が制限された以後、前記乗員検出手段の検出結果として車両乗員が存在せず、かつ、前記窓・ドア状態検出手段の検出結果として前記窓が開状態にあり或いは前記ドアが解錠状態にある場合に、閉窓又は該ドアの施錠を行う閉窓・施錠制御手段と、を備える車両用盗難防止装置により達成される。
請求項2記載の発明において、車外インフラからの通信により車両の使用が制限された以後、車両乗員が存在せず、かつ、窓が開状態にあり或いはドアが解錠状態にある場合には、その窓が閉められ或いはそのドアが施錠される。閉窓や施錠が施されれば、以後、その車両の盗難は開窓時や解錠時に比べて困難となる。この点、本発明によれば、使用制限後に窓が開いた或いはドアが施錠されない状態で放置された盗難車両の新たな盗難を抑制することができる。
この場合、請求項3に記載する如く、請求項1又は2記載の車両用盗難防止装置において、前記乗員検出手段は、前記ドアの開閉状態又は車両操作用携帯機の存在有無に基づいて車両乗員の有無を検出することとしてもよい。
また、請求項4に記載する如く、請求項1又は2記載の車両用盗難防止装置において、前記乗員検出手段は、車両に配設され、車内の人を検出するための侵入センサの出力信号に基づいて車両乗員の有無を検出することとしてもよい。
請求項1乃至4記載の発明によれば、窓が開いた或いはドアが施錠されない状態で放置された盗難車両の新たな盗難を抑制することができる。
図1は、本発明の一実施例である車両の盗難を防止するシステムの構成図を示す。図1に示す如く、本実施例のシステムは、車両に搭載される車両用盗難防止装置10と、車両所有者や運転者などの正規の乗員の携帯する携帯端末12と、車外インフラとしてのセンタ14と、により構成されている。
車両用盗難防止装置10は、イグニションオフ時に車両ドアが施錠されているか解錠されているかを判定し、その結果として、イグニションオフ時にすべての車両ドアが施錠されている場合には車両盗難行為を監視するセキュリティモードとなり、一方、何れかの車両ドアが解錠されている場合には車両盗難行為の監視を解除するアンセットモードとなる。
車両用盗難防止装置10は、セキュリティモードにおいて車両自体やタイヤ,エンジンなどの車両部品,車内に置かれているものなどの車両盗難時に行われる行為を各種センサやスイッチを用いて検出する機能を有している。車両用盗難防止装置10は、車両盗難行為を検出した場合、車両盗難行為が行われた旨を自車両又は車両所有者などのID情報を付して通信装置22を用いてセンタ14に対して通報する。センタ14は、車両に搭載された車両用盗難防止装置10から車両盗難行為に関する通報を受信した場合、その受信情報に含まれるID情報に基づいて予めユーザ登録されているその車両に対応する車両所有者や運転者を特定し、その正規乗員の携帯する携帯端末12に対して車両盗難行為が行われた旨を知らせる。携帯端末12は、センタ14から車両盗難行為に関する通報を受信した場合、その旨をディスプレイに表示したり或いはスピーカから音声出力する。
従って、本実施例のシステムによれば、車両盗難行為が行われた場合、車載の車両用盗難防止装置10からセンタ14を経由して車両所有者などの携帯端末12へその車両盗難行為に関する通報がなされるため、車両所有者などは自己の車両が盗難に遭遇したことを知ることができる。
また、車両用盗難防止装置10は、イモビライザ用電子制御ユニット(イモビライザECUと称す)16を備えている。イモビライザECU16には、車両のエンジン制御を行うエンジンECU18が接続されている。イモビライザECU16は、予め自己の車両に対応するものとして登録されたIDコードを有している。イモビライザECU16は、車両のイグニションキーシリンダに車両操作用のキー20が差し込まれた場合に、そのキーシリンダ周囲に磁界を発生させる。車両操作用のキー20は、個々に独自のIDコードを有しており、キーシリンダ周囲に発生する磁界を検知した場合にそのIDコードを発信する。イモビライザECU16は、キーシリンダ周囲に磁界を発生させた後にそのキーシリンダに差し込まれたキー20から発信されるIDコードを受信した場合、その受信したIDコードと予め登録されたIDコードとの照合を行う。そして、IDコードが一致した場合、エンジンECU18に対してエンジンの始動を許可する信号を供給する。エンジンECU18は、イモビライザECU16からエンジン始動許可信号の供給を受けた場合、車両エンジンの始動を許可する。
従って、本実施例のシステムによれば、車両にIDコードが登録された正規のキー20がキーシリンダに差し込まれる場合にはエンジンの始動が許可される一方、正規のキー20以外のキー20がキーシリンダに差し込まれる場合にはエンジンの始動が禁止されるので、複製キーによる車両の盗難を防止することが可能となる。
携帯端末12は、所定のスイッチ操作により、自車両のイモビライザECU16にID登録されているキー20の無効を要求する信号をセンタ14に送信する機能を有している。また、車両用盗難防止装置10は、イモビライザECU16に接続する通信装置22を備えている。通信装置22は、通信ネットワークなどを介して上記したセンタ14に接続される。センタ14は、携帯端末12から自車両にID登録されているキー20の無効を要求する信号を受信した場合、まず、その受信情報に含まれるID情報から無効要求信号を送信した依頼者が車両の所有者等であるか否かを認証し、その認証が一致して完了すると、その車両の通信装置22に対して車両にIDコードが登録されたすべてのキー20を無効にする指令を送信する。通信装置22は、センタ14から送信されるキー無効指令信号を受信した場合、その情報をイモビライザECU16に供給する。イモビライザECU16は、通信装置22からキー無効指令信号の供給を受けた場合、キーシリンダに車両操作用のキー20が差し込まれても、車両に登録されたすべてのIDコードすなわちキー20を無効にし、IDコードの照合を行わず或いはかかる照合を行ってもIDコードが一致しないと判定し、エンジン始動を禁止する。
従って、本実施例のシステムにおいて、車両所有者等がセンタ14からの通報により自己の車両が盗難に遭ったことを知った際に、携帯端末12からセンタ14へ車両に登録されているすべてのキー20の無効を要求すれば、以後、正規のキー20がキーシリンダに差し込まれてもエンジンの始動が許可されることはないため、車両自体の盗難を継続することは困難となり、盗難車両を正規の車両所有者や運転者に比較的容易に戻すことが可能となる。
イモビライザECU16には、ドアロック状態検出スイッチ24及び窓開閉状態検出スイッチ26が接続されている。ドアロック状態検出スイッチ24は、車両に設けられたフロントやリア,ラッゲージなどの車両ドアごとに設けられており、それぞれドアの施解錠状態(ロック・アンロック状態)に応じた信号をイモビライザECU16に向けて出力する。また、窓開閉状態検出スイッチ26は、車両の窓ごとに設けられており、それぞれ窓の開閉状態に応じた信号をイモビライザECU16に向けて出力する。イモビライザECU16は、各ドアロック状態検出スイッチ24の出力信号に基づいて各ドアが解錠しているか否かを判別し、少なくとも一のドアが解錠しているか否かを判別する。また、各窓開閉状態検出スイッチ26の出力信号に基づいて各窓が全閉位置にないすなわち開いているか否かを判別し、少なくとも一の窓が開いているか否かを判別する。
イモビライザECU16には、また、ドア開閉検出スイッチ30、携帯機・キー有無判定ECU32、及び侵入センサ34が接続されている。ドア開閉検出スイッチ30は、車両ドアごとに設けられており、それぞれ車両ドアの開閉状態に応じた信号をイモビライザECU16に向けて出力する。また、携帯機・キー有無判定ECU32は、車内に向けて車両乗員の携帯する携帯機やキー20の応答を要求するリクエスト信号を送信すると共に、携帯機やキー20からのレスポンス信号を受信するか否かに基づいて車内に車両乗員が存在するか否かを判定する。そして、その判定結果をイモビライザECU16に向けて出力する。尚、この携帯機やキー20は、車両からのリクエスト信号を受信した場合にレスポンス信号を返送するように構成されている。侵入センサ34は、例えば超音波を用いて車内に車両乗員が存在するか否かに応じた信号をイモビライザECU16に向けて出力する。
イモビライザECU16は、各ドア開閉検出スイッチ30の出力信号に基づいて車両ドアが開いているか閉まっているか否かを判別する。また、携帯機・キー有無判定ECU32の出力信号に基づいて車内に車両乗員が存在しないか否かを判別し、侵入センサ34の出力信号に基づいて車内に車両乗員が存在しないか否かを判別する。すなわち、イモビライザECU16は、車両停止後のドアの開閉状態や携帯機やキー20の有無,侵入センサ34による検知結果を総合的に判断して、車内に車両乗員が存在しないか否かを判別する。
イモビライザECU16には、更に、ドアロックアクチュエータ36及び窓開閉アクチュエータ38が接続されている。ドアロックアクチュエータ36は、車両ドアごとに設けられており、それぞれイモビライザECU16からの指令に従って駆動することにより車両ドアの施錠状態と解錠状態とを切り換える。また、窓開閉アクチュエータ38は、窓ごとに設けられており、それぞれイモビライザECU16からの指令に従って駆動することにより窓を開状態にし或いは完全に閉まった全閉状態にする。
次に、本実施例の車両用盗難防止システムの特徴的な動作について説明する。
本実施例においては、上記の如く、車両所有者等がセンタ14からの通報により自己の車両が盗難に遭ったことを知った際に、携帯端末12からセンタ14へ車両にID登録されているすべてのキー20の無効を要求すると、以後、そのID登録されていたキー20がキーシリンダに差し込まれてもエンジンの始動は禁止されるため、その車両自体の盗難を継続することは困難となる。このため、車両がこのようにエンジン始動が禁止された状態に至ると、車両盗難者はその車両を乗り捨て放置せざるを得なくなる。
ここで、このように放置された盗難車両においてすべての窓が閉まっておりかつすべてのドアが施錠(ロック)されている場合には、以後、その盗難車両が再び新たな盗難に遭ったり車上荒らしに狙われる可能性はほとんどないが、一方、何れかの窓が開いていたり或いは何れかのドアが解錠(アンロック)されていると、その盗難車両が新たな盗難や車上狙いの対象となり易くなってしまう。そこで、本実施例の車両用盗難防止装置10は、かかる二次的な盗難や車上狙いを抑制すべく、放置された盗難車両の開いている窓を閉めたり解錠されているドアを施錠することとしている。
図2は、本実施例の車両用盗難防止装置10においてイモビライザECU16が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図2に示すルーチンは、イグニションオフで車両盗難が監視されるセキュリティモードにおいて所定時間ごとに繰り返し起動されるルーチンである。図2に示すルーチンが起動されると、まずステップ100の処理が実行される。
ステップ100では、傾斜センサや侵入センサなどの各種センサやスイッチを用いて車両盗難時に行われる行為が検出されるか否かが判別される。本ステップ100の処理は、肯定判定がなされるまで繰り返し実行される。その結果、車両盗難行為が検出されたと判別された場合は、次にステップ102の処理が実行される。
ステップ102では、センタ14から車両に登録されているすべてのキーの無効を指令する信号が供給され、エンジンの始動が禁止されたか否かが判別される。本ステップ102の処理は、肯定判定がなされるまで繰り返し実行される。その結果、キーの無効指令がなされ、以後のエンジン始動が禁止されたと判別されると、次にステップ104の処理が実行される。
ステップ104では、ドア開閉検出スイッチ30、携帯機・キー有無判定ECU32、及び侵入センサ34を用いて車内に車両乗員が存在しないか否かが判別される。キー無効指令によってエンジン始動が禁止された状態で車内に乗員が存在する場合は、その乗員は依然として車両盗難者であると判断できるので、ドアの施錠や閉窓を施すことは何ら有効ではない。一方、キー無効指令によってエンジン始動が禁止された状態で車内に乗員が運転者や同乗者を含めて全く存在しない場合は、ドアの施錠や閉窓が施されれば、以後その盗難車両への侵入は困難となる。従って、本ステップ104は、車内に車両乗員が存在しないと判別されるまで繰り返し実行される。そして、車内に車両乗員が存在しないと判別された場合は、次にステップ106の処理が実行される。
ステップ106では、(1)ドアロック状態検出スイッチ24を用いて何れかのドアが解錠しているか否かが判別され、また、(2)窓開閉状態検出スイッチ26を用いて何れかの窓が開放されているか否かが判別される。上記(1)及び(2)の条件が共に成立しない場合は、すべてのドアが施錠されかつすべての窓が完全に閉まっていると判断できるので、ドアの施錠や閉窓を施す必要はない。一方、上記(1)及び(2)のうち何れかの条件が成立する場合は、何れかのドアが解錠されており或いは何れかの窓が開放されていると判断できるので、二次的な車両盗難を防止するうえではすべてのドアの施錠及びすべての窓の閉窓を施す必要がある。従って、本ステップ106の処理は、上記(1)及び(2)のうち何れかの条件が成立するまで繰り返し実行される。そして、上記(1)及び(2)のうち何れかの条件が成立すると判別された場合は、次にステップ108の処理が実行される。
ステップ108では、解錠されているドアに対応するドアロックアクチュエータ36に対してドアを解錠状態から施錠状態へ切り換えるための指令が行われると共に、開放されている窓に対応する窓開閉アクチュエータ38に対して窓を開状態から全閉状態へ移行させるための指令が行われる。本ステップ108の処理が実行されると、以後、解錠されているドアが施錠され、開放されている窓が完全に閉められることとなる。本ステップ108の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
上記図2に示すルーチンによれば、車両自体やタイヤ,エンジンなどの車両部品,車内に置かれているものなどの車両盗難時に行われる行為が検出され、車両所有者などに自己の車両が盗難に遭ったことが知らされた後、その車両所有者によるキー無効要求によりエンジン始動が禁止されている状態で、その車内に乗員が存在せず、かつ、何れかのドアが解錠している或いは何れかの窓が開放されている場合、その解錠しているドアを施錠し、その開放されている窓を完全に閉じることができる。
このため、本実施例においては、例えば車両自体が盗難され、その後、キー無効要求に伴うエンジン始動の禁止によりドアが解錠されたまま或いは窓が開放されたまま路上に乗り捨てられ放置されたときにも、すべてのドアが施錠されると共に、すべての窓が完全に閉じられることとなるので、以後、ドアが解錠したままの状態や窓が開いたままの状態に比べて、車両盗難者が侵入し難くなり、その車両の盗難や車上荒らしが困難となる。この点、本実施例の車両用盗難防止装置10によれば、キー無効要求に伴うエンジン始動禁止後にドアが施錠されず或いは窓が開いた状態で放置された盗難車両の新たな盗難を抑制することが可能となっている。
尚、上記の実施例においては、センタ14が特許請求の範囲に記載した「車外インフラ」に相当していると共に、イモビライザECU16が、上記図2に示すルーチン中ステップ102の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「使用制限手段」が、ステップ104の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「乗員検出手段」が、ステップ106の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「窓・ドア状態検出手段」が、ステップ108の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「閉窓・施錠制御手段」が、それぞれ実現されている。
ところで、上記の実施例においては、車両盗難行為が検出された場合、まずその旨をセンタ14経由で車両所有者等の携帯する携帯端末12へ通報し、その後車両所有者等により携帯端末12からセンタ14経由で車両用盗難防止装置10へキー20の無効が要求されることでエンジンの始動を禁止した以後、車内に乗員がいない場合に限り、解錠されているドアの施錠又は開いている窓の閉窓を行うこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両盗難行為が検出された以後、エンジン始動が禁止されるか否かに関係なく、車内に乗員がいない場合に限り、解錠されているドアの施錠又は開いている窓の閉窓を行うこととしてもよい。かかる構成によれば、車両盗難行為が検出された直後において盗難者がその盗難を継続することは困難となるので、ドアの解錠又は窓の開放に起因する車両盗難の容易化を防ぐことができる。
また、上記の実施例においては、エンジン始動禁止後の車両乗員が存在するか否かの判別を、ドア開閉検出スイッチ30、携帯機・キー有無判定ECU32、及び侵入センサ34をすべて用いて行うこととし、その判定精度の向上を図ることとしているが、少なくとも何れか一を用いて行うこととしてもよい。
更に、上記の実施例においては、センタ14から車載の盗難防止装置10へキー無効要求がなされた場合に以後のエンジン始動が禁止される一方、そのまま車両の走行を継続することは可能であるが、キー無効要求直後に車両走行の継続が困難となるような処理を施すこととしてもよい。すなわち、上記の実施例は、車両盗難行為検出後の車両使用制限として、イモビライザシステムにおけるキー無効によるエンジン始動の禁止を施すシステムであるが、例えばエンジン点火の禁止や速度制限,ステアリングロック等を車両使用制限として施すシステムに適用することも可能である。
本発明の一実施例である車両の盗難を防止するシステムの構成図である。 本実施例の車両用盗難防止装置において実行される制御ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 車両用盗難防止装置
16 イモビライザECU
24 ドアロック状態検出スイッチ
26 窓開閉状態検出スイッチ
30 ドア開閉検出スイッチ
32 携帯機・キー有無判定ECU
34 侵入センサ
36 ドアロックアクチュエータ
38 窓開閉アクチュエータ

Claims (4)

  1. 車両に対する盗難行為が行われた場合に盗難防止のための処理を行う車両用盗難防止装置であって、
    車両乗員の有無を検出する乗員検出手段と、
    車両に設けられた窓の開閉状態およびドアの施解錠状態のうち少なくとも一方を検出する窓・ドア状態検出手段と、
    車両に対する盗難行為が行われた以後、前記乗員検出手段の検出結果として車両乗員が存在せず、かつ、前記窓・ドア状態検出手段の検出結果として前記窓が開状態にあり或いは前記ドアが解錠状態にある場合に、閉窓又は該ドアの施錠を行う閉窓・施錠制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 車外インフラからの通信により車両の使用を制限する使用制限手段を備える車両用盗難防止装置であって、
    車両乗員の有無を検出する乗員検出手段と、
    車両に設けられた窓の開閉状態およびドアの施解錠状態のうち少なくとも一方を検出する窓・ドア状態検出手段と、
    前記使用制限手段により車両の使用が制限された以後、前記乗員検出手段の検出結果として車両乗員が存在せず、かつ、前記窓・ドア状態検出手段の検出結果として前記窓が開状態にあり或いは前記ドアが解錠状態にある場合に、閉窓又は該ドアの施錠を行う閉窓・施錠制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  3. 前記乗員検出手段は、前記ドアの開閉状態又は車両操作用携帯機の存在有無に基づいて車両乗員の有無を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の車両用盗難防止装置。
  4. 前記乗員検出手段は、車両に配設され、車内の人を検出するための侵入センサの出力信号に基づいて車両乗員の有無を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の車両用盗難防止装置。
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