JP6521319B2 - 車両用エンジン始動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダ錠に差し込む物理的なメカニカルキーを使用することなく、電子的な信号の送受信による電子キーを使用した車両のスマートエントリーシステムのような車両用エンジン始動装置に関する。
スマートエントリーシステムは、運転者が電子キーを携帯するだけで、シリンダ錠にメカニカルキーを差し込むことなく、例えば、ドアハンドル近傍に設けられたスイッチを操作することで、ドアの解錠や施錠、および、エンジンの始動が可能である。
スマートエントリーシステムに代表されるエンジン始動装置では、電子キーが同乗者等によって持ち出された後、車室内のユーザがエンジンを停止してしまうと、電子キーが車内にないため、エンジンの再始動ができない問題がある。
そこで、エンジン始動状態で車外へのキー持ち出しが確認された場合、キー持ち出し履歴ありとする。エンジン停止後、キー持ち出し履歴ありのとき、車室内にキーがなくてもエンジンの再始動を可能にする技術が開示されている(特許文献1参照)。
特許第4602216号公報
特許文献1では、キー持ち出し履歴は、エンジン停止状態で車外からドアロックされたときに「履歴なし」となる。つまり、ユーザが降車してドアをロックしてしまうと、エンジンの再始動どころか乗車すらできない。
また、エンジン停止状態でいずれかのドアが開状態となったときは、キー持ち出し履歴は、「履歴あり」の状態を維持する。この状態でエンジンを始動できるが、ユーザが始動したのか、外部から乗り込んできた第三者が始動したのかを判別できず、セキュリティ上問題がある。エンジン停止状態でいずれかのドアが開状態となったときに、キー持ち出し履歴を「履歴なし」とすれば、本問題は解決できるが、ドアが開状態となった時点でエンジンを再始動できなくなるため、ユーザがエンジンを再始動できる機会は大幅に減る。
上記課題を背景として、本発明は、セキュリティを確保しつつ、ユーザがエンジンを再始動できる機会を十分に確保できる車両用エンジン始動装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための車両用エンジン始動装置は、
車両に搭載された車載装置(100)と、ユーザが所持するキー(200)と、を含み、
前記車載装置は、
前記車両の原動機の状態を取得する原動機状態取得部(113)と、
前記車両のドアの開閉状態を取得するドア開閉状態取得部(113)と、
前記キーが存在するか否かを検出するキー検出部(111)と、
前記原動機が作動許可状態のときに前記ドアが開状態から閉状態となり、かつ、前記車両の室内に前記キーが存在しないとき、キー持ち出し履歴があると設定し、前記キー持ち出し履歴がありの状態で前記ドアが開状態となったときには前記キー持ち出し履歴がないと設定する履歴設定部(111)と、
前記車両の室内のユーザの降車意思の有無を判定する意思判定部(111)と、
前記キー持ち出し履歴があると設定され、かつ、前記降車意思があると判定されたとき前記車両の室内に前記キーが存在しない旨を報知する報知部(118)と、
前記キー持ち出し履歴があると設定され、かつ、前記降車意思があると判定されたとき、前記ドアを開状態としない旨の制御信号を出力する第1出力部(113)と、
前記キー持ち出し履歴があると設定され、かつ、前記降車意思がないと判定したとき、前記ユーザが前記原動機を始動しようとした場合、前記原動機の始動を許可する旨の信号を出力する一方で、前記車両の室内に前記キーが存在せず、かつ、前記キー持ち出し履歴がないときには前記原動機の始動を許可する旨の信号を出力しない第2出力部(113)と、
を備える。
上記構成では、原動機の停止後にキー持ち出し履歴があるとき、車両の室内にいるユーザにドアを開けさせない。よって、従来技術のように、該ユーザがドアを開けてしまい、原動機を再起動する機会を容易に失ってしまうことを防止できる。また、車内にキーがないことをユーザに報知することで、車内にキーがない状態において、ユーザは、原動機停止後でも処置に困ることなく、原動機の再始動を行うことができる。さらに、原動機の再始動は、ドアが開いていない状態でのみ行うことができるので、第三者が車両に乗り込んで原動機を再始動することはできず、セキュリティ性を確保できる。
また、車両用エンジン始動装置は、予め定められた解除条件が成立したか否かを判定する条件判定部(111)を備え、解除条件が成立したとき、第1出力部は、ドアを開状態とする旨の制御信号を出力する。本構成によって、車内のユーザが、原動機の再始動ができないリスクを承知の上で車外に出たいという意思を優先できる。
車両用エンジン始動装置の構成を示す図。 キー持ち出し判定処理を示すフロー図。 ドア開制御処理を示すフロー図。
以下、車両用エンジン始動装置を、スマートエントリーシステムに適用した例を説明する。図1のように、スマートエントリーシステム1は、車両に搭載された車載装置100、ユーザが所持するキー200を含む。
車載装置100は、照合ECU110、ボデーECU130、ドア150〜180を含み、これらは、車内LAN190で通信可能に接続されている。
照合ECU110は、キー検出部、履歴設定部、意思判定部、条件判定部である制御部111、制御部111に接続された、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体を用いたメモリ112、原動機状態取得部、ドア開閉状態取得部、操作取得部、施錠状態取得部、出力部である信号入出力回路(以降、「I/O」と略称)113を備える。CPU(図示せず)がメモリ112に記憶された照合制御プログラムを実行することで、照合ECU110の各種機能を実現する。
照合ECU110には、LF送信部114、RF受信部115、エンジンSW(スイッチ)116、操作部117、報知部118、DCM119、水没検知部120が接続される。
LF送信部114は、キー200に対し、例えばLF(長波)帯(超長波帯でもよい)の電波を用いて、例えばセンターコンソール下部に取り付けられた室内アンテナ114a、ドア150に含まれるドアアンテナ156等を介して、応答要求信号等の無線信号を送信する。無線信号は、それぞれのアンテナから、予め定められた送信エリア内に対してのみ到達する。
RF受信部115は、アンテナを含み、キー200から例えばRF(高周波)帯の電波を用いて送信される応答要求信号に応答するための応答信号等の無線信号を受信する。
エンジンSW116は、エンジンあるいはモータである原動機を始動する際にユーザが操作するスイッチで、ユーザがエンジンSW116を操作したことを検出したとき、照合ECU110は原動機の始動が許可される状態にあるか否かを判断し、始動が許可される状態にあれば、照合ECU110から原動機制御系の装置へ始動許可信号を出力する。
操作部117は、メカニカルスイッチ、あるいは、報知部118の表示画面に形成したタッチパネルのいずれー用いてもよい。
報知部118は、例えば、周知のLCD、音響信号を出力するスピーカのうちの少なくとも一つを含む。報知部118として、車両の速度やエンジン回転数などを表示するメータ装置の表示器、あるいは、周知のナビゲーション装置、オーディオ装置を用いてもよい。
DCM119は、車両の外部との通信を行う通信回路である。DCM119を介して、インターネット、公衆電話回線などに接続できる。
水没検知部120は、車両が水没状態になったことを検知するもので、例えば、特開2015−136969号公報に詳細が記載されている。
ボデーECU130は、制御部131、制御部131に接続された、メモリ132、I/O133を備える。制御部131、メモリ132、I/O133は、それぞれ、照合ECU110の制御部111、メモリ112、I/O113と同様の構成である。CPUがメモリ132に記憶されたボデー制御プログラムを実行することで、ボデーECU130の各種機能を実現する。
ボデーECU130には、ドアの開閉状態を検出するカーテシSW(スイッチ)134、車両の加速度を検知するGセンサ135が接続される。カーテシSW134は、運転席ドア、助手席ドア、右後席ドア、左後席ドアのそれぞれについて、開閉状態を検出できる。
ドア150、160、170、180は、それぞれ、例えば、運転席ドア、助手席ドア、右後席ドア、左後席ドアに対応する。ドア150〜180は、同一の構成であるため、ドア150を例に説明する。
ドア150は、ドアECU151、ドアECU151に接続されたドアノブ152、ドアハンドル153、ドアロック装置154、ドアラッチ155、および、LF送信部114に接続されたドアアンテナ156を備える。
ドアECU151は、周知のCPU、メモリ、周辺回路(いずれも図示せず)を含む。CPUがメモリに記憶されたドア制御プログラムを実行することで、ドアECU151の各種機能を実現する。
ドアノブ152は、車両の室内側に取り付けられる。ドアハンドル153は、車両の外側に取り付けられる。これらドアノブ152およびドアハンドル153を操作して、ドアの開閉を行う。ドアは、ヒンジ式(スイング式ともいう)ドア、スライド式ドアのうちのいずれでもよい。ドアに、バックドアを含めてよい。
ドアハンドル153は、ユーザが操作するセンサ153aおよびスイッチ153bを備える。センサ153aは、ドアを解錠するため、スイッチ153bは、ドアを施錠するために用いる。
ドアロック装置154は、周知のドアロック機構およびドアロック機構を駆動するアクチュエータを含む。ドアECU151からの制御指令に基づいて、ドアロック機構を駆動し、施錠状態あるいは解錠状態に切り替える。
ドアラッチ155は、ドアに設けられたラッチと、車体に設けられたストライカを総称したものである。ドアラッチ155は、ストライカを拘束/解放することで、ドアの閉鎖/開放を行う。ラッチについては、例えば、特開2009−007927号公報、特開2014−190124号公報に詳細が記載されている。
キー200は、制御部210、制御部210に接続された、メモリ211、LF受信部212、RF送信部213を少なくとも備える。
制御部210は、周知のCPUおよび信号入出力回路等の周辺回路(いずれも図示せず)を含むコンピュータとして構成される。そして、CPUがメモリ211に記憶されたキー制御プログラムを実行することで、キー200の各種機能を実現する。
メモリ211は、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体で構成され、キー制御プログラムおよびキー200の照合に用いるIDコードなどの、キー200の動作に必要なデータを記憶する。
LF受信部212は、照合ECU110からLF帯の電波を用いて送信される応答要求信号等の無線信号を受信する。RF送信部213は、照合ECU110に対し、RF帯の電波を用いて応答信号等の無線信号を送信する。応答信号は、キー200を識別するためのIDコードを含む。
上述の構成で、ユーザがセンサ153aに触れたとき、ドアECU151は照合ECU110に、センサ153aの検出情報を出力する。照合ECU110は、LF送信部114を介して、センサ153aが含まれるドア150に設けられたドアアンテナ156から応答要求信号を送信する。応答要求信号を受信したキー200は、IDコードを含む応答信号を照合ECU110へ送信する。
照合ECU110は、RF受信部115を介して、キー200からの応答信号を受信すると、受信したIDコードと、メモリ112に予め記憶されたマスタコードとを照合し、両者が一致して照合が正常に行われたとき、例えば全ドアの解錠の許可を含む制御信号をドアECU151に出力する。
同様に、ユーザがスイッチ153bを操作したとき、照合ECU110にて照合が行われ、照合が正常に行われたとき、例えば全ドアの施錠の許可を含む制御信号をドアECU151に出力する。
ユーザがドアノブ152を操作したとき、ドアECU151は、照合ECU110に、ドアノブ152が操作された情報を出力する。照合ECU110は、ドアの開動作の可否を判定し、判定結果をドアECU151に出力する。ドアECU151は、判定結果に基づき、ドアラッチ155を駆動制御する。
図2の、キー持ち出し判定処理を説明する。本処理は、照合制御プログラムに含まれ、照合ECU110の制御部111が実行する。また、本処理は、アクセサリスイッチ(ACC)あるいはイグニッションスイッチ(IG)がオン状態、すなわち、原動機が作動許可状態であることを前提として実行する。
ACCおよびIGの状態は、例えば、エンジンSW116により検知する。エンジンSW136は、押下するたびに、オフ→ACCオン→IGオン→オフのようにサイクリックに状態が変化する。
ACCあるいはIGがオン状態のときから、オフ状態に変化したとき(S11:Yes)、いずれかのドアが開状態になったか否か、あるいは、車外から施錠されたか否かを判定する。ドアの開閉状態については、ボデーECU130から、カーテシSW134の状態を取得して判定する。
車外からの施錠については、上述のように、スイッチ153bが操作されて施錠が行われる場合と、メカニカルキーにより施錠が行われる場合等がある。例えば、照合が行われていない状態、かつ、車両の室内に設けられたドアロックスイッチ(図示せず)を操作しない状態で、ドアロック装置の状態が解錠状態から施錠状態に変化したとき、車外から施錠したと判定する。
いずれかのドアが開状態になったとき、あるいは、車外から施錠されたとき(S12:Yes)、メモリ112に記憶されたキー持ち出し履歴をクリアする(S13)。一方、全てのドアが開状態にならないとき、かつ、車外から施錠されないとき(S12:No)、本処理を終了する。
一方、ACCあるいはIGがオン状態のとき(S11:No)、いずれかのドアが開状態になり、その後、全てのドアが閉状態になったか否かを判定する。全てのドアが閉状態にならないとき(S14:No)、S11へ戻る。
一方、全てのドアが閉状態になったとき(S14:Yes)、車室内照合を行う(S15)。すなわち、LF送信部114および室内アンテナ114aを介して、車両の室内に応答要求信号を送信する。
照合が正常に行われたとき、すなわち、車両の室内にキー200があるとき(S16:Yes)、キー持ち出し履歴をクリアする(S17)。この後、S11へ戻る。一方、照合が正常に行われなかったとき、すなわち、車両の室内にキー200がないとき(S16:No)、キー持ち出し履歴をセットする(S18)。この後、S11へ戻る。
図3の、ドア開制御処理を説明する。本処理は、照合制御プログラムに含まれ、照合ECU110の制御部11が実行する。また、本処理は、アクセサリスイッチ(ACC)およびイグニッションスイッチ(IG)がオフ状態であることを前提として実行する。また、ユーザの操作対象はドア150とする。
まず、メモリ112に記憶されたキー持ち出し履歴の状態を判定する。キー持ち出し履歴がセットされていないとき(S31:No)、本処理を終了する。一方、キー持ち出し履歴がセットされているとき(S31:Yes)、エンジンSW116の操作を検出したか否かを判定する。
エンジンSW116の操作を検出したとき(S32:Yes)、原動機の始動を許可する信号を出力する(S33)。このとき、シフトレバーがパーキングの位置にある、ブレーキペダルを踏んでいる等、原動機の始動を許可するための条件を満たしていることが前提となる。この後、本処理を終了する。
上述の、「キー持ち出し履歴があると設定され、かつ、降車意思がないと判定したとき、ユーザが原動機を始動しようとした場合、出力部は、原動機の始動を許可する旨の信号を出力する」構成を有することで、キーが車両の外に持ち出されても、車内のユーザは、車内に留まっていれば原動機を始動できる。
一方、エンジンSW116の操作を検出しないとき(S32:No)、ドアECU150から、ドアノブ152およびドアハンドル153の状態を取得し、これらのいずれかが操作されたか否かを判定する。操作されていないとき(S34:No)、S31へ戻る。
一方、操作されたとき(S34:Yes)、降車操作か否かを判定する。例えば、ドアノブ152を引いたとき、センサ153aあるいはスイッチ153bを操作したとき、または、スライドドアあるいはバックドアを開状態とするためのスイッチを操作したとき、降車のための操作と判定する。つまり、外部からの操作も降車操作と見なす。降車操作でないとき(S35:No)、S31へ戻る。
一方、降車操作であるとき(S35:Yes)、車両が緊急状態であるか否かを判定する。緊急状態は、例えば、以下のものを例示できる。
・衝突時のような、Gセンサ135が検出した車両の加速度が所定値を超えたとき。
・水没検知部120が、車両の水没を検知したとき。
緊急状態であるとき(S36:Yes)、S43へ進む。この、「車両の状態を取得する車両状態取得部を備え、車両の状態が予め定められた状態のとき、条件判定部は、解除条件が成立したと判定する」構成を有することで、緊急時における、ユーザの車両からの脱出を妨げないようにできる。
一方、車両が緊急状態でないとき(S36:No)、以下のうちの少なくとも一つを用いて、キー200あるいはメカニカルキーが、車両の周辺にあるか否かを判定する。
・上述のような、キー200の照合結果に基づいて、全ドアの施錠/解錠を行ってからの経過時間が、所定時間を下回るとき、キー200が車両の周辺にあると判定。キー200を所持したまま車外に出たユーザが、まだ車両の周辺にいる可能性が高い。
・メカニカルキーでドアの施錠/解錠を行ってからの経過時間が、所定時間を下回るとき、メカニカルキーが車両の周辺にあると判定。理由は、上述のキー200の場合と同様。
上述の、「ドアの施錠状態を取得する施錠状態取得部(113)を備え、施錠状態取得部が、ユーザが車両の外部からのドアを施錠あるいは解錠したことを取得したとき、条件判定部は、解除条件が成立したと判定する」構成を有することで、車内のユーザが安心して車外に出ることができる。本構成は、キーの電池が消耗して、メカニカルキーを使用せざる得ない状況も考慮している。
・エンジンSWがオフ状態になってからの経過時間が、所定時間を下回るとき、キー200が車両の周辺にあると判定。
・ドアアンテナ156を介した照合ECU110からの応答要求信号に対して、キー200から応答信号を受信し、正しく照合できたとき、キー200が車両の周辺にあると判定。この、「キー検出部が、車両の外部の所定範囲内にキーがあることを検出したとき、条件判定部は、解除条件が成立したと判定する」構成を有することで、車内のユーザが安心して車外に出ることができる。
キー200あるいはメカニカルキーが、車両の周辺にあるとき、(S37:Yes)、S43へ進む。一方、車両の周辺にないとき(S37:No)、ドア150を開状態とすることを許可しない(S38)。すなわち、ドアECU150へ、ドアラッチ155を閉状態として、ドア150を開状態にしないよう制御信号を出力する。
次に、報知部118に、車両の室内にキー200がなく、このまま降車すると原動機を再始動できない旨を含むメッセージを報知させる(S39)。報知態様は、表示画面でのメッセージ表示、ブザーや音声メッセージで報知のいずれでもよい。このメッセージを、DCM119を介して、予めメモリ112に登録されたユーザ、つまり、キー200を所持している可能性が高いユーザの、スマートフォンのような携帯端末に送信してもよい。
次に、ユーザの降車操作が継続しているか否かを判定する。例えば、S35で検出した操作が繰り返し行われているとき、ユーザの降車操作が継続していると判定する。降車操作が継続していないとき(S40:No)、S31へ戻る。
一方、降車操作が継続しているとき(S40:Yes)、報知部118に、ドア150を開状態とすることを許可しない状態を解除するための操作手順を含むガイダンスメッセージを報知させる(S41)。この、あるいは、「意思判定部が、降車意思が継続していると判定したとき、報知部は、操作手順を報知する」構成を有することで、ユーザの降車意思を優先でき、パスワードや特殊な操作を覚える必要がなく、利便性が向上する。
また、DCM119を介して、ガイダンスメッセージを、上述の携帯端末に送信してもよい。
また、降車操作が継続しているとき(S40:Yes)、後述のS43へ進んで、ドア150を開状態とすることを許可してもよい(破線の矢印で表示)。この、「意思判定部が、降車意思が継続していると判定したとき、条件判定部は、解除条件が成立したと判定する」構成を有することで、ユーザの降車意思を優先できる。例えば、ユーザがドア開操作を繰り返し行っているとき、降車意思が継続していると判定できる。
また、降車操作が継続しているか否かに関係なく、ガイダンスメッセージを報知してもよい。この場合、S40を実行しない。この、「報知部は、ドアを開状態とするための操作手順を報知する」構成を有することで、ユーザは、パスワードや特殊な操作を覚える必要がなく、利便性が向上する。
S42では、ユーザの操作が解除操作であるか否かを判定する。解除操作は、以下のうちの少なくとも一つを用いる。
・S41で報知部118の表示画面に表示されたガイダンスにしたがって、ユーザが操作部117を操作したとき。この、「ユーザが操作手順を実行したとき、条件判定部は、解除条件が成立したと判定する」構成を有することで、ユーザは、パスワードや特殊な操作を覚える必要がなく、利便性が向上する。なお、本操作手順は、後述の操作と同様でもよい。
・ドアノブ152を一定時間引き続けたとき。
・ドアノブ152を一定回数以上操作したとき。
・ブレーキペダルを踏みながらドアノブ152を操作したとき。ブレーキペダルの操作情報は、車内LAN190を介して、ブレーキ制御を行うブレーキECUのような、他の装置から取得する。
解除操作でないとき(S42:No)、S31へ戻る。一方、解除操作であるとき(S42:Yes)、ドア150を開状態とすることを許可する(S43)。すなわち、ドアECU150へ、ドアラッチ155を開状態として、ドア150を開状態にさせる制御信号を出力する。次に、キー持ち出し履歴をクリアする。(S44)。この後、本処理を終了する。
S42の、「ユーザによる操作部(117)の操作状態を取得する操作状態取得部(113)を備え、操作状態が、予め定められた解除操作に相当するとき、条件判定部は、解除条件が成立したと判定する」構成を有することで、車内のユーザが、車外に出たいという意思を優先できる。
S44の、「履歴設定部は、ドアが開状態となったとき、キー持ち出し履歴がないと設定する」構成を有することで、車外から悪意の第三者が車両に乗り込もうとしてドアを開けたとき、キー持ち出し履歴がなくなり、原動機を始動できないので、車両を乗り逃げされることを抑止できる。
以上の説明により、例えば、車両の原動機を始動した状態でユーザが車両から離れて自宅まで戻り、自宅にキーを置いたまま車両に乗り込んで運転し、目的地に到着して原動機を停止したとき、車外に出ようとしてもドアが開かないので、キーがないことに気付く。このまま自宅に帰り、解除操作等を行って車外に出て、キーを取りに戻ることができる。
以上、実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、上記形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない限り、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 スマートエントリーシステム(車両用エンジン始動装置)
100 車載装置
110 照合ECU
111 制御部(キー検出部、履歴設定部、意思判定部、条件判定部)
112 メモリ
113 信号入出力回路(I/O:原動機状態取得部、ドア開閉状態取得部、操作取得部、施錠状態取得部、出力部)
117 操作部
118 報知部
200 キー

Claims (8)

  1. 車両に搭載された車載装置(100)と、ユーザが所持するキー(200)と、を含み、
    前記車載装置は、
    前記車両の原動機の状態を取得する原動機状態取得部(113)と、
    前記車両のドアの開閉状態を取得するドア開閉状態取得部(113)と、
    前記キーが存在するか否かを検出するキー検出部(111)と、
    前記原動機が作動許可状態のときに前記ドアが開状態から閉状態となり、かつ、前記車両の室内に前記キーが存在しないとき、キー持ち出し履歴があると設定し、前記キー持ち出し履歴がありの状態で前記ドアが開状態となったときには前記キー持ち出し履歴がないと設定する履歴設定部(111)と、
    前記車両の室内のユーザの降車意思の有無を判定する意思判定部(111)と、
    前記キー持ち出し履歴があると設定され、かつ、前記降車意思があると判定されたとき前記車両の室内に前記キーが存在しない旨を報知する報知部(118)と、
    前記キー持ち出し履歴があると設定され、かつ、前記降車意思があると判定されたとき、前記ドアを開状態としない旨の制御信号を出力する第1出力部(113)と、
    前記キー持ち出し履歴があると設定され、かつ、前記降車意思がないと判定したとき、前記ユーザが前記原動機を始動しようとした場合、前記原動機の始動を許可する旨の信号を出力する一方で、前記車両の室内に前記キーが存在せず、かつ、前記キー持ち出し履歴がないときには前記原動機の始動を許可する旨の信号を出力しない第2出力部(113)と、
    を備える車両用エンジン始動装置。
  2. 前記報知部は、前記ドアを開状態とするための操作手順を報知する請求項1に記載の車両用エンジン始動装置。
  3. 前記意思判定部が、前記降車意思が継続していると判定したとき、前記報知部は、前記操作手順を報知する請求項2に記載の車両用エンジン始動装置。
  4. 予め定められた解除条件が成立したか否かを判定する条件判定部(111)を備え、
    前記解除条件が成立したとき、前記第1出力部は、前記ドアを開状態とする旨の制御信号を出力する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用エンジン始動装置。
  5. 前記ユーザによる操作部(117)の操作を取得する操作取得部(113)を備え、
    前記操作が、予め定められた解除操作に相当するとき、前記条件判定部は、前記解除条件が成立したと判定する請求項4に記載の車両用エンジン始動装置。
  6. 前記キー検出部が、前記車両の外部の所定範囲内に前記キーがあることを検出したとき、前記条件判定部は、前記解除条件が成立したと判定する請求項4または請求項5に記載の車両用エンジン始動装置。
  7. 前記ドアの施錠状態を取得する施錠状態取得部(113)を備え、
    前記施錠状態取得部が、前記ユーザが前記車両の外部からの前記ドアを施錠あるいは解錠したことを取得したとき、前記条件判定部は、前記解除条件が成立したと判定する請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用エンジン始動装置。
  8. 前記ユーザが前記操作手順を実行したとき、前記条件判定部は、前記解除条件が成立したと判定する、請求項2または請求項3を引用する、請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載の車両用エンジン始動装置。
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