JP2020133233A - 車両用情報管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一時的な駐車を依頼する場合に個人情報を適切に保護することができる車両用情報管理装置を提供する。【解決手段】車両電子キーシステムでは、車内照合によって電子キーが車内にないS2と判定されてセキュリティ条件を満足すると、設定部によって制御モードがセキュリティモードに設定されるS3。そしてセキュリティモードである場合には、記憶部に記憶されている個人情報の出力制御部による出力が制限される。またセキュリティモードである場合には、車外近接エリアに電子キーが位置していないときでも、タッチスイッチが施錠操作されると施錠制御が実施が許可される。【選択図】図4

Description

この明細書における開示は、車両から出力される情報をユーザに応じて制限する車両用情報管理装置に関する。
従来、ナビゲーション装置は、現在位置および目的地までの案内経路を地図上に表示する。またナビゲーション装置は、地図情報などと共に、走行履歴などの個人情報が記憶されている。個人情報として、たとえば自宅住所および電話番号が記憶されている場合もある。
このような個人情報へのアクセスを制限する方法が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の装置では、イグニッションキーにシークレットスイッチが設けられており、シークレットスイッチが操作された場合に限り、個人情報を表示可能にしている。
特開平9−128300号公報
前述の特許文献1に記載の装置では、イグニッションキーを他人に貸与した場合、他人にイグニッションキーのシークレットスイッチが操作されて、個人情報に他人がアクセスできる状態になる。したがって、たとえばホテルなどで一時的にイグニッションキーをスタッフに貸与して駐車をしてもらう場合に、個人情報が漏洩するおそれがある。
そこで、開示される目的は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、一時的な駐車を依頼する場合に個人情報を適切に保護することができる車両用情報管理装置を提供することを目的とする。
本開示は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
ここに開示された車両用情報管理装置は、車両(110)に搭載される車載制御装置(10)と、車載制御装置を無線通信を介して遠隔操作する操作装置(200)とを含む車両用情報管理装置であって、
車載制御装置は、操作装置が車内にあるか否かを判定する位置判定部(31)と、少なくとも個人情報が記憶されている記憶部(14)と、車両のドアの施錠および解錠を制御する開閉制御部(22)と、記憶部に記憶される情報を出力する出力部から出力される情報を制御モードに応じて制限する出力制御部(33)と、セキュリティ条件を満足した場合には、制御モードをセキュリティモードに設定する設定部(32)と、を含み、セキュリティ条件は、位置判定部によって操作装置が車内にないと判定されたことを満足条件の1つとし、出力制御部は、セキュリティモードである場合には、個人情報の出力を制限し、開閉制御部は、セキュリティモードである場合には、車両の車外近接エリア(112)に操作装置が位置していないときでも、車両のドア(111)の開閉スイッチ(13)が施錠操作されるとドアを施錠制御する車両用情報管理装置である。
このような車両用情報管理装置に従えば、位置判定部によって操作装置が車内にないと判定されてセキュリティ条件を満足すると、設定部によって制御モードがセキュリティモードに設定される。そしてセキュリティモードである場合には、記憶部に記憶されている個人情報の出力制御部による出力が制限される。これによって車両所有者が操作装置を駐車実行者に渡さないことによって、セキュリティモードになるので、一時的な駐車を依頼する場合であっても個人情報を適切に保護することができる。また駐車実行者が駐車後に車両を施錠する必要があるが、操作装置が車外近接エリアにないと通常は施錠ができない。そこでセキュリティモードである場合には、車外近接エリアに操作装置が位置していないときでも、開閉スイッチが施錠操作されると開閉制御部によって施錠制御が実施される。これによって一時的な駐車後も、操作装置を持っていない駐車実行者が施錠することができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
車両と電子キーを示す図 車載制御装置を示すブロック図 車両の通信エリアを示す図 設定処理を示すフローチャート ロック処理を示すフローチャート
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態に関して、図1〜図5を用いて説明する。車両電子キーシステム100は、電子キー200と車載制御装置10とを備える。電子キー200はユーザに携帯され、車載制御装置10は車両110に搭載される。電子キー200は、車載制御装置10を無線通信を介して遠隔操作する操作装置である。車両電子キーシステム100は、車載制御装置10に記憶されている個人情報を管理する車両用情報管理装置としても機能する。
車両電子キーシステム100は、電子キー200を操作しなくても電子キー200と車載制御装置10との間で通信を行って電子キー200の認証を行い、電子キー200に対する認証が成功したことに基づいて、所定の車載装置の作動を許可するシステムである。電子キー200は、車載制御装置10が送信するリクエスト信号を受信し、リクエスト信号に応答するレスポンス信号をRF帯の電波で車載制御装置10に返信する。レスポンス信号には、予め記憶されているIDコードが含まれている。車載制御装置10は、レスポンス信号に含まれるIDコードが正規のIDコードと一致するか否かを判定することによって、電子キー200の認証を行う。
先ず、車載制御装置10に関して説明する。図2に示すように、車載制御装置10は、キー通信部11、エンジンスイッチ12、タッチセンサ13、記憶部14およびスマートECU15を含んで構成される。また車載制御装置10は、エンジンECU21、ボデーECU22およびカーナビゲーションシステム23と電気的に接続されている。
タッチセンサ13は、車両110のドアハンドルあるいはその付近に設置され、車両110のドア111のロックを解錠させる際にユーザが触れるセンサである。またタッチセンサ13は、車両110のドア111をロックさせる際にユーザが触れるセンサである。したがってタッチセンサ13は、ドア111を開閉する開閉スイッチとして機能する。なお、このタッチセンサ13は、ドア111をロックする際にタッチするものと、ドア111をアンロックする際にタッチするものとを別々に設けることができる。
エンジンスイッチ12は、車両110の駆動源を駆動状態あるいは駆動許可状態にする際にユーザが操作するボタンである。エンジンスイッチ12は、車室内に配置される。車両110の駆動源は、たとえば、エンジンおよびモータの一方または両方である。
キー通信部11は、電子キー200と通信する機能を有する。キー通信部11は、LF送信部16、車外アンテナ17、車内アンテナ18およびRF受信部19を備える。LF送信部16は、リクエスト信号などの信号をLF帯(たとえば135kHz)の搬送波で変調して車外アンテナ17または車内アンテナ18から送信させる。車外アンテナ17および車内アンテナ18のいずれから信号を送信させるかは、送信する信号のトリガが何であるかにより定まる。たとえば、タッチセンサ13がユーザのドア操作を検出した場合には車外アンテナ17が用いられ、エンジンスイッチ12が操作された場合には、車内アンテナ18が用いられる。
車外アンテナ17は、図3に示すように、車両110のドア111などに設けられ、車両110の外部へ電波を送信する。車内アンテナ18は、車室内などに設けられ、車両110の内部に電波を送信する。車外アンテナ17から車両110の外部へリクエスト信号が送信された場合、リクエスト信号を受信できる範囲は、車両110の周囲の1m程度の車外近接エリア112である。図3では、車外近接エリア112を1点鎖線で示している。電子キー200は、リクエスト信号を受信すると、RF帯(たとえば315MHz)の電波でレスポンス信号を返信する。RF受信部19は、電子キー200が送信した信号を受信して復調する。
記憶部14は、不揮発性かつ書き換え可能であって、スマートECU15が制御に用いる各種の情報が記憶されている。また記憶部14には、車両所有者の個人情報が記憶されている。個人情報は、たとえば車両110の走行履歴、連絡先および自宅住所およびこれらに関する情報である。
ボデーECU22は、車両110に搭載された種々のアクチュエータを制御するECUである。ボデーECU22は、スマートECU15と接続されている。ボデーECU22は、たとえばスマートECU15からの指示に基づき、車両110に設けられたドア111の施開錠を制御するための駆動信号をドア111に設けられたドアロック機構24に出力し、各ドア111の施開錠を行う。したがってボデーECU22は、車両110のドア111の施錠および解錠を制御する開閉制御部として機能する。
またボデーECU22は、車両110のドアロック機構24がロック状態になっているかアンロック状態になっているかを検出する。そしてボデーECU22は、ドアロック機構24が備えるロックモータおよびアンロックモータを駆動して、ドアロック機構24をロック状態からアンロック状態へ、または、アンロック状態からロック状態に切り替える。
カーナビゲーションシステム23は、道路地図データに基づいて現在地から目的地までの推奨経路を探索し、その探索した推奨経路に従って走行案内をするシステムである。カーナビゲーションシステム23は、スマートECU15に接続されている。カーナビゲーションシステム23は、表示部および音出力部とを有し、表示部に地図情報などの画像を表示し、音出力部から案内音声などの音を出力する。またカーナビゲーションシステム23は、スマートECU15と連携して、記憶部14に記憶されている個人情報を読み出して出力するとともに、走行履歴などの個人情報を記憶部14に書き込む処理を指示する。
エンジンECU21は、車両110に搭載された動力源、たとえばエンジンの動作を制御するECUである。エンジンECU21は、スマートECU15からエンジンの始動を指示する始動指示信号を取得すると、エンジンを始動させる。またエンジンECU21は、スマートECU15からエンジンの停止を指示する停止指示信号を取得すると、エンジンを停止させる。さらにエンジンECU21は、動力源の動作を制御する動力制御部として機能し、ユーザの出力要求を満足するように動力源の出力を制御する。
スマートECU15は、少なくとも1つのプロセッサを備えた構成により実現できる。たとえば、スマートECU15は、CPU、ROM、RAM、I/O、およびこれらの構成を接続するバスラインなどを備えたコンピュータにより実現できる。ROMには、汎用的なコンピュータをスマートECU15として機能させるためのプログラムが格納されている。CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに記憶されたプログラムを実行することで、スマートECU15は、たとえばキー照合部31として機能する。スマートECU15は、図2に示すように、機能ブロックとしてキー照合部31、設定部32および出力制御部33を有する。
キー照合部31は、電子キー200を認証するためにキー認証処理を実行する。キー認証処理では、電子キー200に送信する信号を生成する。この信号は、たとえば、電子キー200に応答を要求するリクエスト信号である。そして、スマートECU15は、生成した信号をLF送信部16に出力する。
キー照合部31は、RF受信部19が復調した信号を解析する。具体的には、キー照合部31は、復調した信号が、電子キー200が送信した信号であって、かつ、その信号にIDコードが含まれており、そのIDコードが、正規のIDコードと一致するか否か(つまり、照合成立か否か)を判定する。
キー照合部31がリクエスト信号を車内アンテナ18から送信させ、そのリクエスト信号に応答して電子キー200から送信された信号を用いた照合を車室内照合という。一方、キー照合部31がリクエスト信号を車外アンテナ17から送信させ、そのリクエスト信号に応答して電子キー200から送信された信号を用いた照合を車外照合という。キー照合部31は、車室内照合および車外照合を行うことで、電子キー200が車室内にあるか否かを判定する位置判定部としても機能する。キー照合部31は、たとえば車室内照合が成立している場合は、車室内に電子キー200があると判定し、車室内照合が成立していない場合は車外に電子キー200があると判定する。また、たとえば車外照合が成立している場合は、車外近接エリア112に電子キー200があると判定する。
キー照合部31は、車外照合条件が成立している状態では周期的に車外照合を行い、車室内照合条件が成立している状態では周期的に車室内照合を行う。車外照合条件は、たとえば電源オフかつドアロック状態である。また車室内照合条件は、たとえばドライバが車室内にいるときに可能な所定の操作が行われたときである。この所定の操作は、たとえば、ブレーキペダルの踏み込み操作、およびエンジンスイッチ12の操作である。
タッチセンサ13がオンなったことに基づいて実行した車外照合が成立した場合、スマートECU15は、ボデーECU22へドア111のロック機構をロック状態とすることを指示する信号を出力する。エンジンスイッチ12が押されたことに基づいて実行した車室内照合が成立した場合、スマートECU15は、駆動源を制御する電源ECUに駆動源の始動を指示する信号を出力する。
出力制御部33は、記憶部14に記憶される情報を出力する出力部から出力される情報を制御モードに応じて制限する。出力部は、たとえばカーナビゲーションシステム23の表示部および音出力部が用いられる。制御モードには、複数のモード、たとえばセキュリティモードと通常モードとがある。セキュリティモードの場合は、出力制御部33は、個人情報の出力を制限、たとえば非表示にする。通常モードの場合は、出力制御部33は、個人情報の出力を制限することなく出力、たとえば表示を許可する。
セキュリティモードは、ユーザが第三者に一時的な車両110の走行を許可した場合に設定される。ユーザが電子キー200を把持して車外に出て、車両110を第三者に一時的に貸して車両110の駐車を依頼する場合に、ユーザの操作によってセキュリティモードに設定される。このようなセキュリティモードでは、第三者に車両110を貸している状態であるので、車両110が出力する情報や車両110の機能が部分的に制限される。
車両110の機能を制限するため、エンジンECU21は、セキュリティモードである場合には、動力源の動作を制限する。動力源の動作の制限として、たとえば動力源の出力、動力源の動作時間、および車両110の移動距離の少なくともいずれか1つを制限する。セキュリティモードである場合には、前述のようにユーザが第三者に一時的な走行を許可した場合である。このような場合に、前述のように、たとえば移動距離を制限すること、第三者が不必要に走行することを抑制することができる。
設定部32は、所定のセキュリティ条件を満足した場合には、制御モードをセキュリティモードに設定する設定処理を実行する。設定処理では、セキュリティ条件が満足していない場合には制御モードを通常モードに設定する。また設定処理では、セキュリティモードである場合にロック制御(施錠制御)が実施されるとセキュリティモードが解除されて通常モードに設定する。
セキュリティ条件は、電子キー200によってセキュリティモードに設定する操作がされ、かつキー照合部31によって車室内照合が成立していない場合に満足する。換言すると、セキュリティ条件は、電子キー200によってセキュリティモードに設定する操作がされ、かつキー照合部31によって電子キー200が車内にないと判定された場合に満足する。電子キー200は、たとえば特定の専用ボタンを押下する操作がセキュリティモードに設定する操作とする。
次に、スマートECU15の設定処理に関して、図4のフローチャートを用いて説明する。設定処理は、スマートECU15が電源投入状態において短時間に繰り返し実行される処理である。
ステップS1では、セキュリティ設定信号が受信したか否かを判断し、受信した場合にはステップS2に移り、受信していない場合には本フローを終了する。セキュリティ設定信号は、電子キー200によってセキュリティモードに設定する操作がされた場合に、電子キー200から送信される信号である。電子キー200はセキュリティ設定信号をRF帯の電波で送信し、車載制御装置10はRF受信部19でセキュリティ設定信号を受信する。なお、電子キー200と車載制御装置10のRF帯の電波による通信距離は数十メートル程度である。したがって、電子キー200が車外にあっても、電子キー200の位置が車両110の近傍であれば、電子キー200が送信したセィリティ設定信号が車内にあるRF受信部19に受信される。
ステップS2では、車室内に電子キー200がないか否かを判断し、車室内に電子キー200がない場合にはステップS3に移り、電子キー200が車室内にある場合には本フローを終了する。車室内に電子キー200がないことは、たとえば車室内照合の結果で判断する。車室内照合によって照合が成立していない場合に、車室内に電子キー200がないと判断する。
ステップS3では、セキュリティモードに設定し、本フローを終了する。ステップS3に移る場合は、セキュリティ設定信号を受信し、かつ車室内に電子キー200がない場合である。このような場合には、設定部32によってセキュリティモードに設定される。したがってユーザが車外にて電子キー200を操作することによって、セキュリティモードに設定することができる。
次に、スマートECU15のドアロック処理に関して、図5のフローチャートを用いて説明する。ドアロック処理は、スマートECU15が電源投入状態において短時間に繰り返し実行される処理である。
ステップS21では、タッチセンサ13がONされたか否かを判断し、タッチセンサ13がONされた場合にはステップS22に移り、ONされていない場合には本フローを終了する。
ステップS22では、セキュリティモードに設定されているか否かを判断し、セキュリティモードに設定されている場合にはステップS23に移り、セキュリティモードに設定されていない場合にはステップS26に移る。
ステップS23では、全てのドア111が閉まっているか否かをボデーECU22からの信号に基づいて判断し、全てのドア111が閉まっている場合にはステップS24に移り、ドア111が閉まっていない場合にはステップS27に移る。
ステップS26では、セキュリティモードではないので、車外照合が成立しているか否かを判断し、成立している場合にはステップS23に移り、成立していない場合にはステップS27に移る。
ステップS24では、エンジンがOFFであるか否かを判断し、エンジンがOFFの場合にはステップS25に移り、エンジンがOFFでない場合にはステップS27に移る。ステップS25では、ドア111をロックするようにボデーECU22を制御し、ステップS28に移る。ステップS28では、セキュリティモードを解除して通常モードに設定し、本フローを終了する。
ステップS27では、警告信号を出力し、本フローを終了する。スマートECU15から警告信号が出力されると、車両110のブザーが警告音を出力するように制御される。ステップS27に移る場合は、たとえばユーザがタッチセンサ13を操作して、セキュリティモードでない場合には、車外照合が成立していない場合である。このような場合は、電子キー200を持っていない第三者がタッチセンサ13を操作したと判断して、警告するように制御される。またたとえばユーザがタッチセンサ13を操作して、ドア111が閉まっていない場合、またはエンジンがOFFでない場合もステップS27に移る。このような場合は、ドア111の閉め忘れ、エンジンのOFFのし忘れと判断して、警告するように制御される。
このように本フローでは、セキュリティモードである場合には、ステップS26の車外照合の成立は関係なく、ロックすることができる。したがって電子キー200が車外近接エリア112にない場合でも、セキュリティモードであればロックすることが可能となる。
またステップS28に示すように、ドアロックがされると、セキュリティモードが解除される。したがって、ユーザがセキュリティモードが解除する手間を省くことができる。
以上説明したように本実施形態の車両電子キーシステム100では、車内照合によって電子キー200が車内にないと判定されてセキュリティ条件を満足すると、設定部32によって制御モードがセキュリティモードに設定される。そしてセキュリティモードである場合には、記憶部14に記憶されている個人情報の出力制御部33による出力が制限される。これによって車両所有者が電子キー200を駐車実行者に渡さないことによって、セキュリティモードになるので、一時的な駐車を依頼する場合であっても個人情報を適切に保護することができる。また駐車実行者が駐車後に車両110を施錠する必要があるが、電子キー200が車外近接エリア112にないと通常は施錠ができない。そこでセキュリティモードである場合には、車外近接エリア112に電子キー200が位置していないときでも、タッチスイッチが施錠操作されると施錠制御が実施が許可される。これによって一時的な駐車後も、電子キー200を持っていない駐車実行者が施錠することができる。
また本実施形態では、セキュリティ条件は、電子キー200によってセキュリティモードに設定する操作がされ、かつ電子キー200が車内にない場合に満足する。したがって車外でセキュリティモードに設定するための電子キー200の操作すると、セキュリティ条件が満足する。したがって車両所有者は車外でセキュリティモードに設定したことを確認したうえで、駐車実行車が車両110を運転を許可することができる。
さらに本実施形態では、セキュリティモードである場合には、車外近接エリア112に電子キー200が位置していないときでも、タッチスイッチが施錠操作されると1回だけ車両110のドア111を施錠制御する。図5に示すように、施錠制御されると通常モードに設定されるので、次回、施錠するためは車外照合が成立する必要があるので、セキュリティモードのときは1回だけの施錠が許可されていることになる。このように1回だけに回数を限定することで、車両所有者が意図していない施錠を抑制することができる。
本実施形態では、前述のように通常モードに設定することで、セキュリティモードにおける施錠を1回だけに限定しているが、このような制御に限るものではない。たとえばセキュリティモードにて施錠制御されると、所定の制御フラグを立てるようにして、所定の制御フラグの有無で施錠制御の実施可否を判断してもよい。
さらに本実施形態では、エンジン制御部は、セキュリティモードである場合には、動力源の動作を制限する。これによってセキュリティモード中の駐車実行者による車両110の操作を制限することができる。したがって盗難の抑止にもなる。
また本実施形態では、設定部32は、セキュリティモードである場合に施錠制御がされると、セキュリティモードを解除する。したがってセキュリティモードを解除するための専用の操作をすることなく、施錠制御の一連の処理の中でセキュリティモードを解除することができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の好ましい実施形態について説明したが、本開示は前述した実施形態に何ら制限されることなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
前述の実施形態の構造は、あくまで例示であって、本開示の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本開示の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の第1実施形態では、車両電子キーシステム100の構成によって車両用情報管理装置を実現しているが、このような構成に限るものではない。車両電子キーシステム100とは異なる構成、または車両電子キーシステム100の一部と他の構成によって車両用情報管理装置を実現してもよい。
前述の第1実施形態では、セキュリティモードに設定するために、電子キー200を操作する必要があるが、このような構成に限るものではない。セキュリティ条件は、電子キー200が車内にないと判定されたことを満足条件の1つとすればよい。したがって電子キー200を車室内にない場合には、満足条件を満たして自動的にセキュリティモードに設定してもよい。具体的には、車室内照合が不成立の場合は、電子キー200が車内にないので、セキュリティモードに設定してもよい。
前述の第1実施形態では、図4のステップS2でNOになった場合でも、後に、車室内に電子キー200がないと判断できたらセキュリティモードに設定してもよい。これによって車室内でセキュリティモードの事前予約が可能となる。
前述の第1実施形態では、図5に示すドアロック処理では、セキュリティモードのときには車室内照合は実施していないが、たとえばステップS22にてYESの場合に車室内照合を行ってもよい。車室内照合が成立して車室内に電子キー200がある場合には、警告信号を出力するように処理する。これによってセキュリティモード後に電子キー200が車内に持ち込まれた場合に電子キー200を車室内に閉じ込めることを防ぐことができる。
前述の第1実施形態では、操作装置は電子キー200によって実現されているが、車両専用の電子キー200に限るものではなく、スマートフォンなど他の機能を有する携帯情報端末によって操作装置を実現してもよい。
前述の第1実施形態において、車載制御装置10によって実現されていた機能は、前述のものとは異なるハードウェアおよびソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって実現してもよい。車載制御装置10は、たとえば他の制御装置と通信し、他の制御装置が処理の一部または全部を実行してもよい。車載制御装置10が電子回路によって実現される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路によって実現することができる。
10…車載制御装置 11…キー通信部 12…エンジンスイッチ
13…タッチセンサ(開閉スイッチ) 14…記憶部 15…スマートECU
16…LF送信部 17…車外アンテナ 18…車内アンテナ 19…RF受信部
21…エンジンECU(動力制御部) 22…ボデーECU(開閉制御部)
23…カーナビゲーションシステム 24…ドアロック機構
31…キー照合部(位置判定部) 32…設定部 33…出力制御部
100…車両電子キーシステム 110…車両 111…ドア
112…車外近接エリア 200…電子キー(操作装置)

Claims (5)

  1. 車両(110)に搭載される車載制御装置(10)と、前記車載制御装置を無線通信を介して遠隔操作する操作装置(200)とを含む車両用情報管理装置であって、
    前記車載制御装置は、
    前記操作装置が車内にあるか否かを判定する位置判定部(31)と、
    少なくとも個人情報が記憶されている記憶部(14)と、
    車両のドアの施錠および解錠を制御する開閉制御部(22)と、
    前記記憶部に記憶される情報を出力する出力部から出力される情報を制御モードに応じて制限する出力制御部(33)と、
    セキュリティ条件を満足した場合には、前記制御モードをセキュリティモードに設定する設定部(32)と、を含み、
    前記セキュリティ条件は、前記位置判定部によって前記操作装置が車内にないと判定されたことを満足条件の1つとし、
    前記出力制御部は、前記セキュリティモードである場合には、前記個人情報の出力を制限し、
    前記開閉制御部は、前記セキュリティモードである場合には、車両の車外近接エリア(112)に前記操作装置が位置していないときでも、車両のドア(111)の開閉スイッチ(13)が施錠操作されるとドアを施錠制御する車両用情報管理装置。
  2. 前記セキュリティ条件は、前記操作装置によって前記セキュリティモードに設定する操作がされ、かつ前記位置判定部によって前記操作装置が車内にないと判定されたことを満足条件とする請求項1に記載の車両用情報管理装置。
  3. 前記開閉制御部は、前記セキュリティモードである場合には、前記車外近接エリアに前記操作装置が位置していないときでも、前記開閉スイッチが施錠操作されると1回だけ前記ドアを施錠制御する請求項1または2に記載の車両用情報管理装置。
  4. 前記車載制御装置は、車両の動力源の動作を制御する動力制御部(21)をさらに含み、
    前記動力制御部は、前記セキュリティモードである場合には、前記動力源の動作を制限するために、前記動力源の出力、前記動力源の動作時間、および車両の移動距離の少なくともいずれか1つを制限する請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用情報管理装置。
  5. 前記設定部は、前記セキュリティモードである場合に前記開閉制御部によって施錠制御がされると、前記セキュリティモードを解除する請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用情報管理装置。
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WO2022254684A1 (ja) 2021-06-04 2022-12-08 日本電気株式会社 車両設定装置、車載装置、車両設定システム、車両設定方法、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022254684A1 (ja) 2021-06-04 2022-12-08 日本電気株式会社 車両設定装置、車載装置、車両設定システム、車両設定方法、及びプログラム

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