JP2010229683A - 車両用ドアロックシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】侵入者による盗難等の被害を抑止することが可能な車両用ドアロックシステムを提供すること。
【解決手段】ECU100は、送信機10からのドアロック指示信号を入力したときにいずれかのドアが開状態にある場合には、全ドアが閉状態となるまで、もしくはスライドドア閉動作に要する時間に基づいて定めた所定時間経過するまで、車室内に入室者がないか入室者センサ50を用いて監視し、入室者を検出したときには、当該車両のIDコードと一致するIDコードを有する送信機10が車室内にあるか確認し、車室内にない場合には、ホーン60を発音させて侵入警報を発するとともに、強制的にドアロックを行い送信機10以外ではアンロックさせないようになっている。
【選択図】図1
【解決手段】ECU100は、送信機10からのドアロック指示信号を入力したときにいずれかのドアが開状態にある場合には、全ドアが閉状態となるまで、もしくはスライドドア閉動作に要する時間に基づいて定めた所定時間経過するまで、車室内に入室者がないか入室者センサ50を用いて監視し、入室者を検出したときには、当該車両のIDコードと一致するIDコードを有する送信機10が車室内にあるか確認し、車室内にない場合には、ホーン60を発音させて侵入警報を発するとともに、強制的にドアロックを行い送信機10以外ではアンロックさせないようになっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ドアが全閉状態となる前のドアロック指示信号により予約ドアロックモードを設定可能な車両用ドアロックシステムに関する。
従来技術として下記特許文献1に開示されたドアロック機能を有する車両用キーレスエントリ装置がある。この車両用キーレスエントリ装置では、キーからドアロック信号を送信したときに車両のドアが全閉状態となっていない場合には、所定時間後にドアのロックを行う予約ドアロックモードが設定されるようになっている。
しかしながら、上記従来技術の車両用キーレスエントリ装置では、車両ユーザは、ドアが全閉状態となる前にドアロック信号を送信し予約ドアロックモードを設定して車両から離れることができるが、ドアが全閉状態となるまでに時間を要する場合、例えば、電動式スライドドアが閉動作をしている場合には、車両ユーザが車両から離れた後に不審者等に車両室内に侵入され、盗難等の被害を受ける恐れがあるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、侵入者による盗難等の被害を抑止することが可能な車両用ドアロックシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
車両のドアのロック指示信号を発信可能なドアロック指示手段と、
ドアのロックを行うドアロック手段と、
ドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段と、
車両室内に入室した入室者を検出する入室者検出手段と、
車両室外で警報を発する警報手段と、
ドアロック指示手段からのロック指示信号を入力したときにドア開閉状態検出手段がドアの開状態を検出している場合には、ドア開閉状態検出手段がドアの閉状態を検出した後にドアロック手段を作動制御してドアのロックを行う制御手段と、を備え、
制御手段は、ドアロック指示手段からのロック指示信号を入力した後、かつ、ドア開閉状態検出手段がドアの閉状態を検出する前に、入室者検出手段が車両室内の入室者を検出した場合には、警報手段が警報を発するように作動させることを特徴としている。
車両のドアのロック指示信号を発信可能なドアロック指示手段と、
ドアのロックを行うドアロック手段と、
ドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段と、
車両室内に入室した入室者を検出する入室者検出手段と、
車両室外で警報を発する警報手段と、
ドアロック指示手段からのロック指示信号を入力したときにドア開閉状態検出手段がドアの開状態を検出している場合には、ドア開閉状態検出手段がドアの閉状態を検出した後にドアロック手段を作動制御してドアのロックを行う制御手段と、を備え、
制御手段は、ドアロック指示手段からのロック指示信号を入力した後、かつ、ドア開閉状態検出手段がドアの閉状態を検出する前に、入室者検出手段が車両室内の入室者を検出した場合には、警報手段が警報を発するように作動させることを特徴としている。
これによると、ドアが閉状態となる前に車両ユーザ等がドアロック指示手段からドアロック指示信号を送信して車両から離れ、ドアが閉状態となる前に車両室内に不審者等が侵入した場合には、入室者検出手段で不審者等を検出して警報手段を作動させ、車両から離れて行く車両ユーザ等に報知することができる。したがって、侵入者による盗難等の被害を抑止することができる。
また、請求項2に記載の発明では、制御手段は、ドアロック指示手段からのロック指示信号を入力した後、かつ、ドア開閉状態検出手段がドアの閉状態を検出する前に、入室者検出手段が車両室内の入室者を検出したときに、記憶する認証コードと一致する認証コードを有する携帯機が車両室内にあることを検出した場合には、警報手段の作動およびドアロック手段の作動を禁止することを特徴としている。
これによると、ドアロック指示手段からドアロック指示信号を送信して車両から離れた当該車両用の携帯機を所持した車両ユーザ等が、ドアが閉状態となる前に、忘れ物を取るため等理由により車両室内の戻った場合には、不要な警報手段の作動およびドアロック手段によるドアロック作動を行わないようにすることができる。
また、請求項3に記載の発明では、制御手段は、ドアロック指示手段からのロック指示信号を入力した後、かつ、ドア開閉状態検出手段がドアの閉状態を検出する前に、入室者検出手段が車両室内の入室者を検出したときに、記憶する認証コードと一致する認証コードを有する携帯機が車両室内にあることを検出しなかった場合には、警報手段を作動させるとともにドアを閉状態としてドアロック手段を作動させてドアをロックし、携帯機以外でのドアのアンロックを禁止することを特徴としている。
これによると、ドアが閉状態となる前に車両ユーザ等がドアロック指示手段からドアロック指示信号を送信して車両から離れ、ドアが閉状態となる前に車両室内に当該車両用の携帯機を所持しない不審者等が侵入した場合には、入室者検出手段で不審者等を検出して警報手段を作動させ、車両から離れて行く車両ユーザ等に報知するとともに、車両室内に侵入した不審者等を車両室内に閉じ込め捕獲することが可能である。
また、請求項4に記載の発明では、制御手段は、ドアロック指示手段からのロック指示信号を入力した後、所定時間を経過したときに、ドア開閉状態検出手段がドアの開状態を検出した場合には、警報手段が警報を発するように作動させることを特徴としている。
これによると、ドアが閉状態となる前に車両ユーザ等がドアロック指示手段からドアロック信号を送信して車両から離れ、ドアが閉状態とならなかった場合には、警報手段を作動させ、車両から離れて行く車両ユーザ等にドアが正常に閉じてロックできなかったことを報知することができる。
以下、本発明を適用した実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した一実施形態における車両用ドアロックシステムの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のドアロックシステムは、キーレスエントリ送信機10(以下、「送信機10」ということがある)、キーレスエントリ受信機20(以下、「受信機20」ということがある)、ドアロックコントローラ30、スライドドアコントローラ40、入室者センサ50、ホーン60、および電子制御装置であるECU100を有している。
送信機10は、車両とは別体であって、車両ユーザ等が所持して車両から離れることができるようになっている。受信機20、ドアロックコントローラ30、スライドドアコントローラ40、入室者センサ50、ホーン60、およびECU100は車両内の所定位置に搭載されている。
送信機10は、図示を省略したドアロックスイッチおよびドアアンロックスイッチを備えており、ドアロックスイッチが操作された場合にはロック指示信号を送信し、ドアアンロックスイッチが操作された場合にはアンロック指示信号を送信するようになっている。また、送信機10は電動式スライドドアの開閉動作を指示するスライドドア動作スイッチを備えるものであってもよい。送信機10は、本実施形態において車両のドアのロック指示信号を発信可能なドアロック指示手段に相当する。受信機20は、送信機10が送信したロック指示信号やアンロック指示信号等を受信してECU100に出力するようになっている。
ドアロックコントローラ30は、ドアをロックおよびアンロックするための例えば電磁式のドアロックアクチュエータ31と、ドアが開状態であるか閉状態であるかを検出するドア開閉センサ32とを有している。ドアロックアクチュエータ31は、ECU100からの入力に基づいてドアをロックもしくはアンロックするように作動するとともに、ドアをロック状態としているかアンロック状態としているかをECU100に対して出力するようになっている。また、ドア開閉センサ32は、検出したドアの開閉状態をECU100に対して出力するようになっている。
スライドドアコントローラ40は、電動式スライドドアをロックおよびアンロックするための例えば電磁式のスライドドアロックアクチュエータ41と、電動式スライドドアを開閉作動する例えば電動モータおよびリンク機構からなるスライドドア開閉アクチュエータ42とを有している。スライドドアロックアクチュエータ41は、ECU100からの入力に基づいてスライドドアをロックもしくはアンロックするように作動するとともに、スライドドアをロック状態としているかアンロック状態としているかをECU100に対して出力するようになっている。また、スライドドア開閉アクチュエータ42は、ECU100からの入力に基づいてスライドドアを開動作もしくは閉動作するとともに、スライドドアを開状態としているか閉状態としているかをECU100に対して出力するようになっている。
図1ではドアロックコントローラ30およびスライドドアコントローラ40をそれぞれ1つずつ図示しているが、本実施形態のドアロックシステムは、車両の電動式スライドドア(所謂パワースライドドア)の数に対応した数のスライドドアコントローラ40を備えるとともに、電動式スライドドア以外のドアの数に対応した数のドアロックコントローラ30を備えている。例えば、運転席用のドアおよび助手席用のドアが手動開閉ドアであり、後席用に2つの電動式スライドドアを備え、これら以外に手動式のリアゲートを備える所謂5ドア車両の場合には、ドアロックコントローラ30を3つ、スライドドアコントローラ40を2つ備えていることになる。
ここで、ドアロックアクチュエータ31およびスライドドアロックアクチュエータ41が、本実施形態において車両のドアのロックを行うドアロック手段に相当し、ドア開閉センサ32およびスライドドア開閉アクチュエータ42が、本実施形態において車両のドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段に相当する。
入室者センサ50は、車室内に入室した人を検出するためのものであって、例えば、可視光画像取得装置や赤外線画像取得装置等を用いることができる。また、エアバック作動要否判定やシートベルト未装着判定などのために例えば感圧素子からなる着座センサを備える車両においては、この着座センサによって車室内への入室者を検出するものであってもよい。他のシステムとの共用が可能な着座センサによれば、専用の検出手段を設ける必要がないので、部品点数の低減やコストダウンが可能である。入室者センサ50は、入室者の有無をECU100に対して出力するようになっている。入室者センサ50は、本実施形態において車両室内に入室した入室者を検出する入室者検出手段に相当する。
ホーン60は、ステアリングホイールに設けられたホーンスイッチが押された際に鳴動して発音する警音装置であって、ホーンスイッチの操作の有無に係わらず、ECU100からの入力に基づいて発音作動をするようになっている。ホーン60は、本実施形態において車両室外で警報を発する警報手段に相当する。なお、警報手段はホーン60に限定されず、例えば、ホーンとは別のサイレン装置等の発音装置であってもよいし、ハザードランプ等の発光手段を併用するものであってもかまわない。
制御手段に相当するECU100は、受信機20を介して入力したロック指示信号やアンロック指示信号に基づいてドアロックアクチュエータ31やスライドドアロックアクチュエータ41を作動制御するようになっている。また、ECU100は、受信機20を介して入力したスライドドア動作指示信号や車両に設けられた図示を省略したスライドドア動作スイッチからの信号に基づいてスライドドア開閉アクチュエータ42を作動制御するようになっている。
また、ECU100は、受信機20を介して入力したロック指示信号やアンロック指示信号、ドアロックコントローラ30からの入力信号やスライドドアコントローラ40からの入力信号、および、入室者センサ50からの入力信号に基づいて、ホーン60の発音制御等を行うようになっている。
次に、上記構成に基づき本実施形態の車両用ドアロックシステムの作動について説明する。図2は、ECU100の概略ドアロック制御動作を示すフローチャートである。
図2に示すように、ECU100は、スライドドアを含むドアがアンロック状態である場合には、受信機20を介して送信機10からのロック指示信号の入力があるか否か監視している(ステップ101)。ロック指示信号の入力があった場合には、ドア開閉センサ32およびスライドドア開閉アクチュエータ42からの信号に基づいて、車両の全ドアが閉状態となっているか否か判断する(ステップ102)。
ステップ102において、全ドアが閉状態であると判断した場合には、ドアロックアクチュエータ31およびスライドドアロックアクチュエータ41を作動して、全ドアをロック状態とし(ステップ103)、ドアロック制御動作を終了する。
ステップ102において、少なくともいずれかのドアが閉状態でない場合、すなわち少なくともいずれかのドアが開状態である場合には、入室者センサ50からの信号に基づいて、車室内に入室者がいるか否か判断する(ステップ104)。入室者がいると判断した場合には、ECU100が記憶するIDコード(認証コード)と一致するIDコード信号を発するキー(携帯機)が車室内にあるか否か判断する(ステップ105)。
ステップ105において、IDコードが一致するキーが車室内にないと判断した場合には、ホーン60を例えば間欠的に鳴動させて侵入者がいる旨を周囲に警報する(ステップ106)。そして、さらに、全ドアが閉状態である場合には、ドアロックアクチュエータ31およびスライドドアアクチュエータ41を作動して全ドアをロック状態とする(ステップ107)。
ステップ107では、電動式スライドドアのみが開状態である場合には、スライドドア開閉アクチュエータ42を作動してスライドドアを含む全ドアを閉状態とした後に、全ドアをロック状態とする。ステップ107を実行したら、ドアロック制御動作を終了し、車室内のスイッチ等によるドアのアンロックを禁止し、送信機10の操作によらなければドアのアンロックを許可しない。
ステップ105において、IDコードが一致するキーが車室内にあると判断した場合には、ドアロックを行うことなく、ステップ101へリターンする。
ステップ104において、入室者がいないと判断した場合には、受信機20を介してアンロック指示信号の入力があったか否か判断し(ステップ108)、アンロック指示信号の入力がない場合には、ステップ101でロック指示信号の入力があったと判断してから所定時間が経過したか否か判断する(ステップ109)。ステップ108において、アンロック指示信号の入力があったと判断した場合には、ステップ101へリターンする。
ここで、ステップ109における判断基準となる所定時間は、スライドドア開閉アクチュエータ42の作動により電動式スライドドアが全開状態から全閉状態となるまでの時間に基づいて決定され、例えば、10秒と設定することができる。
ステップ109において、所定時間が経過していないと判断した場合には、ステップ102へリターンする。すなわち、ステップ109まで進んだ場合には、ステップ102で全ドアが閉状態であると判断されるか、所定時間経過するまで、ステップ102、104、108、109の判断を順次繰り返す状態となる。この順次繰り返し状態が、予約ドアロック設定状態(予約ドアロックモード)であると言える。
ステップ109において、所定時間が経過したと判断した場合には、すなわち、いずれかのドアが開状態のままであり閉状態とならないと判断した場合には、ホーン60を例えばステップ106とは異なるパターンで間欠的に鳴動させて、ドアを閉じ良好にロックできなかった旨を周囲に警報し(ステップ110)、ドアロック制御動作を終了する。
なお、上記のドアロック制御動作の説明では、ステップ108でのみ、アンロック指示信号の入力があったか否か判断していたが、図2示すドアロック制御動作を行っているときには、いずれのステップにあっても、アンロック指示信号の入力があったと判断した場合には、ドアロック制御動作をキャンセルし、ステップ101へリターンするようになっている。
上述の構成および作動によれば、ECU100は、送信機10からのドアロック指示信号を入力したときにいずれかのドアが開状態にある場合には、全ドアが閉状態となるまで、もしくはスライドドア閉動作に要する時間に基づいて定めた所定時間経過するまで、車室内に入室者がないか入室者センサ50を用いて監視し、入室者を検出したときには、当該車両のIDコードと一致するIDコードを有する送信機10が車室内にあるか確認し、車室内にない場合には、ホーン60を発音させて侵入警報を発するとともに、強制的にドアロックを行い送信機10以外ではアンロックさせないようになっている。
したがって、全ドアが閉状態となる前に車両ユーザ等が送信機10を操作してドアロック指示信号を送信して車両から離れ、全ドアが閉状態となる前に車室内に不審者等が侵入した場合には、入室者センサ50で侵入者を検出してホーン60を作動させ、車両から離れて行く車両ユーザ等に侵入者がいることを報知するとともに、車両室内への侵入者を車室内に閉じ込め捕獲することができる。このようにして、侵入者による盗難等の被害を抑止することができる。
例えば、図3(a)に示すように、電動式スライドドアを全開状態から閉状態に向かって閉動作を開始した直後に、送信機10においてドアロック操作をすると、図3(b)に示すように、予約ロック状態が設定される。予約ロック設定状態が継続しスライドドアが閉状態となる前に、閉まりきる前のスライドドアから車室内へ侵入者があると、図3(c)に示すように、入室者センサ50で侵入者を検知してユーザでないことを確認し、図3(d)に示すように、ホーン60を鳴らして警報を発するとともに強制的にスライドドアを含む全てのドアを閉じてドアロックが行われる。
また、入室者センサ50を用いて入室者を検出したときには、送信機10のIDコードにより、車室内への入室者が車両ユーザ等の送信機10保有者ではないことを確認しているので、送信機10からドアロック指示信号を送信して車両から離れた当該車両用の送信機10を所持した車両ユーザ等が、全ドアが閉状態となる前に忘れ物を取るため等の理由によりアンロック操作をすることなく車室内の戻った場合には、不要なホーンの発音やドアロックを行わないようにすることができる。
さらに、ECU100は、送信機10からのロック指示信号を入力した後、スライドドア閉動作に要する時間に基づいて定めた所定時間を経過したときに、まだ全ドアの閉状態を検出できない場合には、ホーン60を侵入者報知の際とは異なるパターンで発音させる。したがって、ドアが閉状態となる前に車両ユーザ等が送信機10からドアロック指示信号を送信して車両から離れ、その後全ドアが完全に閉状態とならなかった場合には、ホーン60の発音で、車両から離れて行く車両ユーザ等にドアが正常に閉じてロックできなかったことを報知することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記一実施形態では、ドアロック指示をしたときにいずれかのドアが開状態にある場合には、全ドアが閉状態となるまでもしくは所定時間経過するまで予約ロック状態となり、予約ロック状態では車室内に入室者がないか監視し、入室者を検出し、かつ、当該車両のIDコードと一致するIDコードを有する送信機が車室内にない場合には、侵入警報を発するとともに、強制的にドアロックを行い送信機10以外ではアンロックさせないようになっていたが、これに限定されるものではない。例えば、侵入警報を発するだけで強制的ドアロックを行わないものであってもよい。また、例えば、制御を簡素化してキーのID照合を行わないものであってもよい。
また、上記一実施形態では、ロック指示をした後、スライドドア閉動作に要する時間に基づいて定めた所定時間を経過したときに、全ドアの閉状態を検出できない場合には、ホーンを侵入者報知の際とは異なるパターンで発音させていたが、これに限定されるものではない。例えば、ドアを閉じロックができなかったことをブザー等の警報手段で報知するものであってもよい。また、この閉ロック不良報知制御は省略するものであってもよい。
また、上記一実施形態では、入室者検出手段として可視光画像取得装置、赤外線画像取得装置警報手段、着座センサ等を用いることができると説明していたが、例えば、音圧センサ等の所謂セキュリティシステムに用いられている侵入センサを広く採用することが可能である。
また、上記一実施形態では、ドアロック指示手段は遠隔操作手段でもあるキーレスエントリ送信機10であったが、これに限定されるものではなく、全ドアが閉状態でなくても予約ロック状態が設定可能な操作手段が車両に設けられている場合には、この操作手段をドアロック指示手段としてもかまわない。また、車両に設けられた操作手段と送信機10とをドアロック指示手段としてもかまわない。
また、上記一実施形態では、手動式開閉ドアが2つ、電動式スライドドアが2つ、手動式リアゲートが1つの車両を例に説明していたが、本発明を適用する車両のドア構成はこれに限定されるものではない。全開状態から全閉状態までの移行に比較的時間を要する電動式のスライドドアや電動式リアゲートを備える車両のドアロックシステムに本発明を適用すれば、極めて有効である。
10 キーレスエントリ送信機(ドアロック指示手段)
31 ドアロックアクチュエータ(ドアロック手段)
32 ドア開閉センサ(ドア開閉状態検出手段)
41 スライドドアロックアクチュエータ(ドアロック手段)
42 スライドドア開閉アクチュエータ(ドア開閉状態検出手段)
50 入室者センサ(入室者検出手段)
60 ホーン(警報手段)
100 ECU(制御手段)
31 ドアロックアクチュエータ(ドアロック手段)
32 ドア開閉センサ(ドア開閉状態検出手段)
41 スライドドアロックアクチュエータ(ドアロック手段)
42 スライドドア開閉アクチュエータ(ドア開閉状態検出手段)
50 入室者センサ(入室者検出手段)
60 ホーン(警報手段)
100 ECU(制御手段)
Claims (4)
- 車両のドアのロック指示信号を発信可能なドアロック指示手段と、
前記ドアのロックを行うドアロック手段と、
前記ドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段と、
前記車両室内に入室した入室者を検出する入室者検出手段と、
前記車両室外で警報を発する警報手段と、
前記ドアロック指示手段からの前記ロック指示信号を入力したときに前記ドア開閉状態検出手段が前記ドアの開状態を検出している場合には、前記ドア開閉状態検出手段が前記ドアの閉状態を検出した後に前記ドアロック手段を作動制御して前記ドアのロックを行う制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記ドアロック指示手段からの前記ロック指示信号を入力した後、かつ、前記ドア開閉状態検出手段が前記ドアの閉状態を検出する前に、前記入室者検出手段が前記車両室内の入室者を検出した場合には、前記警報手段が警報を発するように作動させることを特徴とする車両用ドアロックシステム。 - 前記制御手段は、前記ドアロック指示手段からの前記ロック指示信号を入力した後、かつ、前記ドア開閉状態検出手段が前記ドアの閉状態を検出する前に、前記入室者検出手段が前記車両室内の入室者を検出したときに、記憶する認証コードと一致する認証コードを有する携帯機が前記車両室内にあることを検出した場合には、前記警報手段の作動および前記ドアロック手段の作動を禁止することを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアロックシステム。
- 前記制御手段は、前記ドアロック指示手段からの前記ロック指示信号を入力した後、かつ、前記ドア開閉状態検出手段が前記ドアの閉状態を検出する前に、前記入室者検出手段が前記車両室内の入室者を検出したときに、記憶する認証コードと一致する認証コードを有する携帯機が前記車両室内にあることを検出しなかった場合には、前記警報手段を作動させるとともに前記ドアを閉状態として前記ドアロック手段を作動させて前記ドアをロックし、前記携帯機以外での前記ドアのアンロックを禁止することを特徴とする請求項2に記載の車両用ドアロックシステム。
- 前記制御手段は、前記ドアロック指示手段からの前記ロック指示信号を入力した後、所定時間を経過したときに、前記ドア開閉状態検出手段が前記ドアの開状態を検出した場合には、前記警報手段が警報を発するように作動させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車両用ドアロックシステム。
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JP2014189970A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Denso Corp | 車両用ドア開閉システム |
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