JP2014189970A - 車両用ドア開閉システム - Google Patents

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Kunikazu Nakayama
久仁一 仲山
Takuya Nomura
卓也 野村
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Abstract

【課題】 後席スライドドアを従来よりも容易に開けることができ、かつ速やかに乗車することができる車両用ドア開閉システムを安価に提供する。
【解決手段】 車両用ドア開閉システム1において、制御部20は、携帯キー4と車両2側との間での無線通信によるキー照合によって照合OKとなっており、かつ開状態検出部23BFによりバックドア9Bの開状態が検出されており、かつ障害物検出部13により障害物3が検出されている状態から、当該障害物3と車両2との間の距離が所定の基準距離を上回って当該障害物3が遠ざかったと判定された場合に、開閉駆動部23BCを駆動させてバックドア9Bの閉動作を実行させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、車両用ドア開閉システムに関する。
近年の車両には、車両ドアの施解錠を、ユーザーが携行する携帯キーとの無線通信を用いた照合処理を利用して行う電子キーシステムを搭載するものがある。このシステムでは、ユーザーは携帯キーを手にして操作する必要は無く、カバンやポケットの中に入れた状態でも作動する(特許文献1)。
特許第4110167号公報
こうしたシステムを採用した車両において、近年では、携帯キーとの無線通信による照合処理で照合OKとなった状態で、リアバンパー下に設けられた静電容量センサなどの近接センサに足をかざして検知させることで、車両後部のバックドア(トランクやラゲージドアを含む)を自動で開ける技術の開発が進んでいる。
一方で、そうしたバックドアを自動で閉める技術に関しては、以下のような課題がある。例えば、開いているバックドアを、上記照合処理で照合OKとなっている状態で、上記近接センサに再び足をかざして検知させることにより、自動で閉めるといった構成を考えることができるが、この場合、ユーザーが車両に近づきすぎてしまっただけで近接センサに足が検知され、意図せずバックドアが閉まってしまう可能性がある。特に、荷物の積み出しの際には、ユーザーは車両に近い位置に立って荷物を持ち出すため、意図しない近接センサの検知が起きやすい。このように、バックドアを自動で閉めるきっかけとして静電容量センサなどの近接センサを用いることは、現状では難しい。
本発明の課題は、ユーザーが意図したときに、簡易な操作で、車両後部のバックドアを自動で閉めることができる車両用ドア開閉システムを安価に提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明の車両用ドア開閉システムは、
車両の後方にあるバックドアの閉動作を実行する閉駆動手段と、
前記バックドアの開状態を検出する開状態検出手段と、
車両後方の予め定められた検出エリアにおいて障害物を検出する障害物検出手段と、
検出された障害物と前記車両との間の距離を特定する距離特定手段と、
前記開状態検出手段により前記バックドアの開状態が検出されており、かつ前記障害物検出手段により前記障害物が検出されている状態で、該障害物と前記車両との間の距離が予め定められた基準距離を下回った状態から上回った状態に切り替わった場合に、前記閉駆動手段に前記バックドアの閉動作を実行させる制御手段と、
を備えることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、電動で閉じる車両後部のバックドアを、ユーザーが車両から一定距離離れることを条件に、自動で閉じることができるから、車両に近づきすぎて誤って閉じてしまうようなことは生じない。また、近年の車両には駐車支援装置あるいは後進支援装置として、車両後方の障害物を検出するとともに距離検出も可能なソナー等を備えるため、これを障害物検出手段と距離特定手段との双方に利用することで、低コストでの実現も可能になる。
本発明の一実施形態である車両用ドア開閉システムの構成を簡略的に示すブロック図。 図1の車両用ドア開閉システムに組み込まれているキー照合システムの構成を簡略的に示すブロック図。 図1の車両用ドア開閉システムにおける障害物の第一検出エリアを説明する図。 図1の車両用ドア開閉システムにおける障害物の第二検出エリアを説明する図。 図1の車両用ドア開閉システムにおける障害物の第一及び第二検出エリアの双方を説明する図。 障害物検出部によるユーザー検出方法(障害物検出方法)を説明する図。 障害物警告プログラムの処理の流れを説明する図。 車両−キー間で行われる双方向無線通信による照合処理の流れを説明する図。 バックドアを電動で閉動作させる処理の流れを説明するフローチャート。
以下、本発明の車両用ドア開閉システムの一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である車両用ドア開閉システム1の構成を簡略的に示すブロック図である。図1に示す本実施形態の車両用ドア開閉システム1は、キー照合システム200と、障害物警告報知システム100とを有して構成される。
まず、障害物警告報知システム100について説明する。
障害物警告報知システム100は、報知出力装置12(報知出力部)と、障害物検出部13と、制御部10(制御手段)と、を備える。制御部10は、障害物検出部13によって車両周辺の検出エリアに障害物3が検出された場合に、車両2の搭乗者に注意喚起のために当該障害物の存在を報知出力装置12(報知出力部)に報知出力させる。
障害物検出部13は、図3〜図5に示すように、車両2の後方に予め定められた検出エリア130Bを設定(形成)し、当該検出エリア130Bに存在する障害物3を検出する。
ここでの障害物検出部13は、図6に示すように、送信面13aから予め定められた検出波を送出し、その反射波の受信の有無に基づいて障害物3を検出するとともに、検出波の送信情報とその反射波の受信情報(検出波を送出してからその反射波を受信するまでの時間)に基づいて障害物3までの距離を算出できる。ここでの障害物検出部13は、検出波として超音波を出力する超音波センサ(ソナー)であり、上記のように距離検出部としても機能する。
また、本実施形態の障害物検出部13の第一は、図5に示すように、検出エリア130Bの中心方向が車両の後方を向いており、図3に示すように、車両2の後部の各コーナーの周辺部と、車両2の後部中央周辺部とにそれぞれ設けられる。具体的にいえば、車両2のリアバンパー2Bのコーナー部に障害物検出部13BR,13BLが設けられ、車両2のリアバンパーの中央部に複数の障害物検出部13BCが並設されている。それら各障害物検出部13BC,13BR,13BLは、それぞれに対応する検出エリアとして車両後方中央エリア130BC、該車両後方中央エリア130BCの右側の車両後方右側エリア130BR、該車両後方中央エリア130BCの左側の車両後方左側エリア130BLをそれぞれ形成する。
一方、本実施形態においては、障害物検出部13の第二として、図5に示すように、検出エリア130Bの中心方向が車両の後方斜め下側を向くものがあり、ここでは図4に示すように、車両2の後部の左右両側に設けられている。具体的にいえば、車両2のリアバンパーの中央部に複数の障害物検出部13BDが並設されている。それら各障害物検出部13BDは、それぞれに対応する検出エリアとして車両後方中央エリア130BDを形成する。
制御部10は、周知のCPU,ROM,RAM等を備える通常のコンピュータとして構成される制御手段であり、上記障害物検出部13と、警告音や音声を出力する音出力装置や発光部や画面での表示を行う表示装置といった周知の報知出力装置12と接続する一方、車載通信手段をなす車載LAN5を介して制御部20を含む他の制御部とも接続し、それら制御部との間で各種情報の送受信が可能である。例えば制御部10は、車載LAN5を介してイグニッションスイッチのON/OFFを示す信号等を受信可能とされている。また、制御部10は、各障害物検出部13から入力される検出結果情報に基づいて、どの障害物検出部13BR,13BL,13BC,13BDが障害物3を検出したかを特定し、どの検出エリア130BR,130BL,130BC、130BDで障害物3を検出したかを認識できる。
制御部10は、ROMや外部の記憶部が記憶する各種プログラムを実行する。そのプログラムの1つに障害物警告プログラムがある。障害物警告プログラムは、車両2のイグニッションスイッチのONに伴い制御部10によって実行される。具体的には図7に示すように、制御部10がまず、シフトポジションセンサ11から現在のシフトポジション情報を取得し、取得したシフトポジション情報に基づいて現在のシフトポジションを特定する。特定したシフトポジションが所定ポジション(ここでは車両を後進させる「R」のポジション)である場合(S1,Yes)、制御部10は、障害物検出モードであると判定して、障害物検出部13による障害物3の検出を開始する(S2)。ここでは所定周期での検出波の出力を開始する。そして制御部10は、障害物検出部13から検出結果を取得し、取得した検出結果に基づいて障害物があると判定した場合には(S3,Yes)、その障害物3の存在を運転者に報知する警報を報知出力装置12に出力させる。障害物3が検出されなければ(S3,No)、警報は出力されない(S5)。他方、現在のシフトポジションが所定ポジションでないと判定した場合には(S1,Yes)、制御部10は、障害物検出部13による障害物3の検出を開始しない(S6)。検出中(検出波の定期出力中)であった場合はその検出を終了させる。図7の処理はイグニッションスイッチのONを前提に所定周期で繰り返し実行される。
なお、障害物検出部13BDについては、図7の処理で実行される通常の障害物検出には用いないものとする。
また、ここでの障害物検出部13は駐車支援を目的に設けられているが、他の目的のために設けられたものでもよく、高速走行時に後方車両の接近を警告するため等、上記図7のような処理での使用のみに限定される必要はない。
また、ここでの制御部10は、障害物3の存在を運転者に報知する際に、障害物3を検出したエリア130BR,130BL,130BC,130BDに基づいて、どの方向に障害物3が存在するかを示す形で報知を行ってもよい。
次に、キー照合システム200について説明する。
キー照合システム200は、携帯キー4と車両2側との間での無線通信によるキー照合によって照合OKとなることを前提に、各ドア7R,7L,8R,8L,9Bを開錠可能とする、いわゆる周知のスマートエントリシステムと同様のシステムである。
本実施形態の車両2は、図2に示すように、各ドア7R,7L,8R,8L,9Bと、それらの施開錠状態を切り替えるドア施開錠駆動部21RE,21LE,22RE,22LE,23BEと、ドア7R,7L,8R,8L,9Bを開錠状態に切り替えるための操作を受け付けるドア開錠操作部21RD,21LD,23BDと、各ドア8R,8L,9Bを電動で開放(開状態と)する開動作を実行するドア開閉駆動部22RC,22LC,23BCと、車両2の後席左右側と後ろ正面側のドア8R,8L,9Bを電動で開動作させるための操作を受け付けるドアハンドル部8r,8l,9bと、車両2の前席左右側にある前席ドア7R,7Lを手動で開動作させるための操作を受け付けるドアハンドル部7r,7lと、携帯キー4と車両2側との間での無線通信によるキー照合によって照合OKとなることを前提に、各ドア7R,7L,8R,8L,9Bを開錠可能状態(開錠許可状態)とする制御部20と、を備える。
ドア施開錠駆動部23BE,21RE,21LE,22RE,22LEは、バックドア9Bや各席ドア7R,7L,8R,8Lを開錠状態と施錠状態との間で切り替える駆動源をなすドアロックモータである。
ドア開錠操作部23BDは、バックドア9Bのドアハンドル部9bをなす下方を臨む持ち手部に設けられたプッシュボタンである。また、ドア開錠操作部21RD,21LDは、ここでは対応するドア7R,7Lのドアハンドル裏側に設けられたタッチスイッチである。
ドア施錠操作部23BFは、バックドア9Bのドアハンドル部9bをなす下方を臨む持ち手部に設けられたプッシュボタンであり、上記ドア開錠操作部23BDと併設されている。また、ドア施錠操作部21RF,21LFは、対応するドア7R,7Lのドアハンドル表側に設けられたロックボタンである。
ドアハンドル部9bは、バックドア9Bの電動開閉のためのドアハンドル装置のハンドル部分であり、ドア開閉操作を受け付けてその操作を検出するドア開閉操作部(開閉操作検出部)23BBとしてプッシュスイッチを有する。また、ドアハンドル部8r,8lは、対応する後席ドア8R,8Lの電動開閉のためのドアハンドル装置のハンドル部分であり、ドア開閉操作(ハンドル操作)がなされるとその操作を検出するドア開閉操作部(開閉操作検出部)22RB,22LBを有する。他方、ドアハンドル部7r,7lは、対応する前席ドア7R,7Lの手動開閉のためのドアハンドル装置のハンドル部分であり、ドア開閉操作(ハンドル操作)を受け付ける操作部(図示なし)を有し、その操作に基づいて手動開閉機構(図示なし)がドア7R,7Lを手動開閉可能状態とする。
なお、ここでのドア開閉操作部23BBは開錠操作部23BDに兼用された1つのプッシュスイッチである。
ドア開閉駆動部23BC,22RC,22LCは、バックドア9B及び後席ドア8R,8Lをそれぞれ電動開閉動作させる駆動源をなすモータである。
バックドア9B及び後席ドア8R,8Lは、開錠状態において、対応するドア開閉操作部23BB(23BD),22RB,22LBが操作を検出することで、対応するドア開閉駆動部23BC,22RC,22LCにより電動開閉される電動開閉ドアである。
なお、ここでのバックドア9Bは、車両後部を開放するためのドアであり、車両後部の上下左右いずれか(ここでは左)に設けられた上下方向又は左右方向(ここでは上下方向)に延出する回転軸周りをスイングする形で開閉動作するスイング式ドアである。バックドア9Bは、トランクやラゲージドアのようなタイプのドアでもよい。一方、ここでの後席ドア8R,8Lは、車両2の後席の左右側にそれぞれ設けられ、車両2の左右側面に沿って車両後方に向けて開動作するスライドドアである。
制御部20は、CPU,ROM,RAMを有する通常のコンピュータと同様の構成を有するとともに、電波送信部(送信機)23BA,21RA,21LAをなすLF送信部と、電波受信部24FA,24BA(受信機)をなすUHF受信部と接続してキー照合システム200に関する制御全般を司る。制御部20は、キー4との間で行われる、双方向無線通信を伴う照合処理(エントリ制御)を実行し、その処理によって照合OKとなる(各ドア9B,7R,7L,8R,8Lが開錠可能状態となる)ことを前提に、ドア開錠操作部23BD,21RD,21LDへの開錠操作がなされると、ドア施開錠駆動部23BE,21RE,21LE,22RE,22LEを駆動して、ドア9B,7R,7L,8R,8Lを開錠状態に切り替える開錠制御を実行する。開錠状態のドア9B,7R,7L,8R,8Lに、ドアハンドル部9b、7r,7l,8r,8lへのドア開閉操作がなされることで、電動あるいは手動で、対応するドア9B,7R,7L,8R,8Lを開動作させることができる。
電波送信部(送信機)23BA,21RA,21LAは、制御部20からの指令に基づいて、上記キー照合システム200に関する各種信号(LF信号)をLF(長波)帯域の予め定められた周波数で、対応するドア7R,7L,9Bの車外アンテナ23Ba,21Ra,21Laから無線送出する。当該LF信号の受信可能範囲がキー4を照合処理可能な照合エリア230B,210R,210Lである。
電波受信部24FA,24BA(受信機)は、キー4から、上記キー照合システム200におけるキー照合に関係する、UHF(極超短波)帯域の予め定められた周波数の信号(UHF信号)を、車外のアンテナ24Fa,24Baから無線受信する。
キー4は、車両2の上記キー照合システム200に関するスマートキーである。図2に示すように、キー4は、主な構成として、制御IC40、電波送信部41をなすUHF送信部、電波受信部42をなすLF受信部、記憶部43と、操作入力部44をなす操作スイッチと、等を備える。
制御IC40は、CPUや各種メモリを備えて、キー4で必要となる情報処理全般を行う。UHF送信部41は、上記キー照合システム200に関するUHF帯域のUHF信号を送信する。LF受信部42は、上記キー照合システム200に関係して車両2から無線送信されるLF信号を受信する。記憶部43は、キー4で必要となる各種情報を記憶する不揮発性の記憶部であり、自身に固有の照合コードを記憶している。
ここで、車両2側の制御部20が実行する車両2とキー4との間で行われる、双方向無線通信を伴う照合処理(エントリ制御)について、図8を用いて簡単に説明する。
車両2側において、制御部20はまず、LF送信部23BA,21RA,21LAに対し、ドアアンテナ23Ba,21Ra,21Laから所定周期でキー探索信号として起動信号を無線送信させ(T1)、キー4からの起動応答信号の受信待ち状態となる。他方、キー4側において、これをLF受信部42が無線受信すると、制御IC40は、自身のスリープ状態を解除して起動状態となり(クロック動作を開始する)、これに伴いUHF送信部41に起動応答信号を無線送信させる(K1)。そして、制御IC40は車両2からの照合コード要求の受信待ち状態となる。
次いで、車両2側の制御部20は、ドアアンテナ24Fa,24Baを介してUHF受信部24FA,24BAが起動応答信号を受信すると、LF送信部23BA,21RA,21LAに対し、ドアアンテナ23Ba,21Ra,21Laからキー4側に照合コード(照合データ)を要求する照合コード要求信号を無線送信させ(T2)、キー4から要求応答信号として照合コードを含む照合信号の受信待ち状態となる。他方、キー4側において、これをLF受信部42が無線受信すると、制御IC40は、記憶部43が記憶する照合コードを含んだ照合信号を要求応答信号として、UHF送信部41に無線送信させる(K2)。
そして、車両2側の制御部20は、ドアアンテナ24Fa,24Baを介してUHF受信部24FA,24FBが照合信号を受信すると、これに含まれる照合コードの照合処理(受信した照合コードと、記憶部25に記憶しているマスターコードとを照合する)を行って、照合OK(ここでは双方のコードの一致)ならば、車両2のドア9B,7R,7L,8R,8Lを開錠可能状態(開錠許可状態)とする(T3)。
そして、開錠許可状態となったドア9B,7R,7L,8R,8Lは、それぞれのドア開錠操作部23BD(23BB)21RD,21LDのいずれかを操作することにより、車両2のドア9B,7R,7L,8R,8Lを開錠することができる(T4)。
なお、本照合処理において、キー4側又は車両2側で所定信号の受信待機状態となって受信しないままタイムアウトとなった場合や、各種照合処理において照合NGとなった場合には、本処理は終了となる。これらの場合に、キー4が起動状態にあれば、制御IC40は再びスリープ状態へと移行する。
ところで、本実施形態のドア開閉システム1では、バックドア9Bを、障害物検出部13によるユーザー検知を用いて電動で閉めることができる。
即ち、本実施形態のドア開閉システム1では、バックドア9bが開いた状態で、上記のようにして照合エリア230B,210R,210L内に存在するキー4と、車両2との間でなされる上記照合処理によって当該キー4が照合OKとなった場合に、制御部20が、障害物検出部13(13Dを含む)に対し、車両2のバックドア9Bの周辺の予め定められた検出エリア130Bでの障害物検出(ユーザー検出)を実行させる指令を出力し、障害物検出部13による障害物検出を開始させる。なお、制御部10は、バックドア9Bの開閉状態(全閉状態であるか否(開状態)か)を、開閉状態検出部(ドアカーテシスイッチ)23BGの検出結果に基づいて特定できる。
そして制御部20は、その障害物検出結果として、障害物を検出した際には、同時に特定される当該障害物の車両2からの距離が予め定められた基準距離を上回った場合に、バックドア開閉駆動部23BCを駆動してバックドア9Bの閉動作を実行させる処理(制御手段)を実行する。
ここで、制御部20が実行する、バックドア9Bを閉動作させる処理について、図9を用いて説明する。
まず制御部20は、図9に示すように、開閉状態検出部23BGの検出結果に基づいて、バックドア9Bの開状態にあるか否かを検出する(開状態検出手段)。開状態にない場合には(S11:No)、本処理は終了となる。
開状態にある場合(S11:Yes)、制御部20は、ユーザーによるバックドア9Bの閉動作を許可する予め定められた閉動作許可操作を受け付けたか否かを判定する(操作受付手段)。即ち、閉動作許可操作は、バックドア9Bを後に電動で閉動作させるための予約操作であり、ここでは、ドア施錠操作部23BFが上記閉動作許可操作を受け付ける操作部であり、当該操作部23BFへの操作の有無を判定する。上記閉動作許可操作がなされていない場合には(S12:No)、本処理は終了となる。
上記閉動作許可操作がなされた場合(S12:Yes)、制御部10は、照合エリア210B,230B内のキー4によって上記照合処理(キー照合)が照合OKであるか否かを判定する(S13)。
照合OKとなった場合(S13:Yes)、制御部20は、制御部10に障害物検出開始指令を送信する。これを受信した制御部10は、障害物検出部13(13BR,13BL,13BC,13BD)を全て起動させて、所定周期での障害物検出を開始する(S14:障害物検出手段)。そして、各障害物検出部13からの検出結果が、制御部10から制御部20へと順次送信される。
ただし、ここでの障害物検出は、図5に示すように、検出エリア130Bの中心方向Bが車両の後方斜め下向きとなる後方下側検出エリア130BDでの障害物検出(下側検出手段)と、検出エリア130Bの中心方向Bが後方下側検出エリア130BDよりも上側となる後方正面側検出エリア130BR,130BL,130BCでの障害物検出(上側検出手段)との双方がなされる。制御部20は、受信した障害物検出の検出結果に基づいて、まずは後方下側検出エリア130BDと後方正面側検出エリア130BR,130BL,130BCとの双方において障害物3が検出されたか否かを判定する(S15:上側検出手段及び下側検出手段)。それら双方のエリアで障害物3が検出されなかったと判定された場合(S15:No)、制御部20は、S13に戻って上記照合処理(キー照合)が照合OKであるかを再確認する。他方、それら双方のエリアで障害物3が検出されたと判定された場合(S15:Yes)、制御部20は、順次受信する障害物検出の検出結果に基づいて、今度は、後方下側検出エリア130BDにおいて検出されていた障害物3が車両2から予め定められた基準距離を下回った状態から上回った状態へと切り替わる形で、離れて遠ざかったか否かを判定する(S16:距離判定手段)。
本実施形態の障害物検出部13BDは、図5に示すように、その検出エリア130BDの検出限界位置を、ここでは車両2の後端位置P1から上記基準距離だけ離れた位置P3に定めているから、制御部20は、後方下側検出エリア130BDにおいて検出されていた障害物3が非検出となることで、障害物3が車両2から基準距離以上離れたと特定する(下側検出手段及び距離判定手段)。
また、本実施形態の検出エリア130BDは、図5に示すように、障害物検出部13BDの検出波の送出エリアであり、当該送出エリアは、障害物検出部(送出部)13BDの直下位置P0よりも車両後方側となる予め定められた検出開始位置P1から上記検出限界位置P3までの間として定められる。
後方下側検出エリア130BDにおいて検出されていた障害物3が車両2から基準距離以上離れた場合(S16:Yes)、制御部20は、報知出力装置28にバックドア9Bの閉動作開始を車外周辺に継続的に警告報知させるとともに(S17:閉動作警告手段)、バックドア開閉駆動部23BCを駆動してバックドア9Bの閉動作を実行させる(S18:閉駆動手段)。
なお、報知出力装置28は、上記報知出力装置12とは異なり、少なくとも車外後方に報知出力可能な報知出力部である。ここでの報知出力装置28は、予め定められた警告音を出力するスピーカや、車両2のバックドア9Bもしくはその周辺に設けられる、例えば車両2の後部の既存の発光部をなす尾灯(ストップランプ)や方向指示灯(ウインカー)や露灯(フォグランプ)等の表示部とすることができる。
図9に戻る。バックドア9Bの閉動作が開始すると、制御部20は、開閉状態検出部23BGの検出結果に基づいて、バックドア9Bの全閉状態にあるか否かを検出する(S24:全閉状態検出手段)。全閉状態になった場合(S24:Yes)、制御部20は、制御部10に障害物検出終了指令を送信して、障害物検出部13(13BR,13BL,13BC,13BD)を全て停止させ(S20)、継続的に実行されている報知出力装置28からの警告報知も終了させて(S21)、本処理は終了となる。
他方、バックドア9Bが全閉状態にない開状態の場合(S24:No)、制御部20は、再度、順次受信する障害物検出の検出結果に基づいて、今度は、後方下側検出エリア130BDにおいて検出されていた障害物3が車両2から基準距離以上離れたか否かを判定する(S22:S16と同様)。制御部20は、後方下側検出エリア130BDにおいて検出されていた障害物3が車両2から基準距離以上離れたままの場合(S21:Yes)は、バックドア9Bの閉動作(S18)を継続するが、障害物3が車両2から基準距離よりも近づいて再検出された場合は(S21:No)、バックドア開閉駆動部23BCを少なくとも駆動停止させる(S26:閉駆動中断手段)。駆動停止だけでなく、開動作を実行させてもよい(S27:開駆動手段)。つまり、後方下側検出エリア130BDに足4Fを再度検出させるだけで、閉動作をキャンセルすることができる。閉動作のキャンセル後はS14に戻る。
一方で、上記照合処理(キー照合)が照合NGの場合(S11:No)、制御部20は、バックドア9Bの閉動作開始を車外周辺に継続的に警告報知するとともに(S23:S17と同様)、バックドア開閉駆動部23BCを駆動してバックドア9Bの閉動作を実行させる(S24:S18と同様)。つまり、この状況は、ユーザーがバックドア9Bを閉動作させる予約操作を行った上で車両2から離れたことを意味するから、これを受けて車両2側ではバックドア9Bを自動で閉じる処理を実行する。この後、制御部20は、開閉状態検出部23BGの検出結果に基づいて、バックドア9Bの全閉状態にあるか否かを検出する(S25:全閉状態検出手段)。全閉状態にある場合(S25:Yes)、本処理は終了となる。全閉状態にない場合(S25:No)、制御部20は、再度キー4の照合処理の結果判定(S13と同様)を行い、照合NGとなった場合(照合NGが継続している場合)にはバックドア9Bの閉動作(S24)を継続し、照合OKとなった場合には、バックドア開閉駆動部23BCを少なくとも駆動停止させ、S14に進む(S26:閉駆動中断手段)。駆動停止だけでなく、開動作を実行させてもよい(S27:開駆動手段)。
図9の処理によれば、車両2の後部上側の障害物検出部13BR,13BL,13BCと後部下側の障害物検出部13BDとの双方が障害物を検出した状態となることが、バックドア9Bを自動閉動作させる条件に含まれている。これにより、人でない障害物の存在でバックドア9Bが誤って閉じてしまうことを防げる。
さらに、その状態から後部下側の障害物検出部13BDが非検出となることが、バックドア9Bを自動閉動作させる条件に含まれている。これにより、障害物検出によって検出された人がより後方に下がってバックドア9Bが閉動作しても当らない位置、あるいは当たりにくく避け易い位置へと移動したことが確認された状態で、バックドア9Bの閉動作が実行されるから、バックドア9Bを安全に閉じることができる。さらにいえば、バックドア9Bを開けて荷物を取り出しているユーザーは、車両2の後部に接近している状態となるが、この状態でバックドア9Bが閉まることはなく、取り出し終えて車両から離れたときにバックドア9Bが自動で閉まるため、荷物を取り出すユーザーにとって非常に都合がよい。
また、バックドア9Bを自動閉動作させる条件に、上記のような車両2の後部上側の障害物検出部13BR,13BL,13BCと後部下側の障害物検出部13BDとによるユーザー検出及びユーザー退避検出が含まれる場合には、キー4が照合OKとなることも条件に含まれている。これにより、車両2に無関係な人によって勝手にバックドア9Bが閉じられることがなくなる。
一方で、バックドア9Bが開いた状態で、キー4が照合OKとされていない場合も、バックドア9Bは自動で閉動作する。バックドア9Bが開いた状態が続くと盗難の恐れも生じるし、それを監視する車両2の関係者も近くにいないことが予想されるから、そうしたときにバックドア9Bを速やかに閉じることができる。
また、上記のような閉動作を開始する必須条件として、本実施形態においてはユーザーによるバックドア9Bの閉動作を許可する予め定められた閉動作許可操作が事前になされていることが含まれているため、ユーザーの意図なく勝手にバックドア9Bが閉じられることがない。キー4が照合NGのときであっても、閉動作許可操作が受け付けられていれば、ユーザーがバックドア9Bを閉じる意図で照合エリア230Bから離れていると読み取れるから、その意図通りにバックドア9Bを閉じることができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
上記実施形態の図9の処理において、バックドア9の閉動作に至るまでの各種判定処理(分岐判断)に、障害物の検出判定とその離間判定が含まれていれば、他の判定処理のうち1又は複数を省略して行うこともできる。例えば閉動作許可操作(閉予約操作)の有無判定(S12)や、キー照合の有無判定(S13)のいずれか又は双方を省略することは可能ではある。
上記実施形態のバックドア9Bは、車両後部を開放するためのドアであり、車両後部の上下左右いずれか(ここでは左)に設けられた上下方向又は左右方向(ここでは上下方向)に延出する回転軸周りをスイングする形で開閉動作するスイング式ドアとすることができるし、トランクやラゲージドアのようなタイプのドアとしてもよい。
上記実施形態における基準距離は、上記実施形態においては図6に示すように、バックドア9Bの開閉動作中において該バックドア9Bが通過する最も車両後方となる最後方位置P3に定められているが、車両2の後端位置P1と当該最後方位置P3とを等分する中間位置P2、又は該中間位置P2よりも車両後方側に定められていればよい。これにより、閉動作のバックドア9Bにユーザーが接触しにくくなる。
上記実施形態において、後方下側検出エリア130BDにおいて検出されていた障害物3が車両2から予め定められた基準距離以上離れたか否かを判定する処理(S16)は、後方下側検出エリア130BDにおいて検出されていた障害物3が非検出となることで特定しているが、障害物検出部13BDの検出情報に基づいて、検出されていた障害物3までの距離を算出し、その算出結果に基づいて判定するようにしてもよい。この場合、例えば、検出エリア130Dがより車両後方側へと広がるよう障害物検出部13BDを配置し、制御部20に、障害物検出部13BDの検出波の送信からその反射波の受信までの時間を特定させ、その時間に基づいて障害物3までの距離を算出させる形で実施することができる。
上記実施形態においては、障害物検出部13BR,13BL,13BCと、障害物検出部13BDとの双方が障害物3を検出することで(S15:Yes)、障害物が足元とひざ部分を有することになるため、その障害物が人であろうと推定できる。即ち、障害物が人であるか否かを推定し(障害物種別推定手段)、人であると推定された場合に、バックドア9Bを閉動作させている。これにより、人ではない障害物の検出の可能性を低減しているため、誤った閉動作が生じにくくなっている。ただし、障害物検出部13BDを省略して構成してもよい。これにより、通常の障害物検出システム100におけるバックソナー及びコーナーソナーを障害物検出部13BR,13BL,13BCとして利用すれば、他の追加設備13BDは必要なくなる。
ただし、この場合、車両2から障害物までの距離は、障害物検出部13BR,13BL,13BCの検出結果に基づいて特定する必要があり、制御部20は、その距離が上記基準距離以上となった場合にバックドア9Bを自動で閉じさせることになる。このとき、バックドア9Bが図6のような上下にスイングするタイプであれば、車両2の後方角部の障害物検出部13BR,13BLで障害物3を検出している場合においては、上記基準距離を、車両2の後方中心部の障害物検出部13BCで障害物を検出している場合よりも短く定める、例えば半分と定めるようにしてもよい。上下にスイングするタイプのバックドア9Bであれば、車両後方にいるユーザーでも左右いずれかの角部周辺にいれば、閉まってくるバックドア9Bには当たりにくいから、上記基準距離をそれほど長く確保しておく必要はない。
上記実施形態においては、バックドアの開状態が検出され、かつ障害物3が検出されている状態で、当該障害物3と車両2との間の距離が上記基準距離を下回った状態から上回った状態に切り替わったと判定された場合に、バックドア9bの閉動作を実行させた後、当該障害物3と車両2の間の距離が再び上記基準距離を下回った状態となることで、当該閉動作を停止させたり、あるいは、バックドア9Bの開状態が検出され、かつキー照合が照合NGとなった場合に、バックドア9Bの閉動作を実行させた後、キー照合が照合OKとなることで、当該閉動作を停止させる等、バックドア9Bの自動閉動作に対しこれをキャンセルすることが可能であったが、こうしたキャンセル処理は省略してもよい。
1 車両用ドア開閉システム
2 車両
4 キー
100 障害物警告報知システム
10 制御部
13(13BR,13BL,13BC,13BD) 障害物検出部
130B(130BR,130BL,130BC) 検出エリア
200 キー照合システム
20 制御部
210R,210L,230B 照合エリア

Claims (10)

  1. 車両の後方にあるバックドアの閉動作を実行する閉駆動手段と、
    前記バックドアの開状態を検出する開状態検出手段と、
    車両後方の予め定められた検出エリアにおいて障害物を検出する障害物検出手段と、
    検出された障害物と前記車両との間の距離が予め定められた基準距離を上回った否かを判定する距離判定手段と、
    前記開状態検出手段により前記バックドアの開状態が検出されており、かつ前記障害物検出手段により前記障害物が検出されている状態から、前記距離判定手段により当該障害物と前記車両との間の距離が前記基準距離を下回った状態から上回った状態に切り替わったと判定された場合に、前記閉駆動手段に前記バックドアの閉動作を実行させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用ドア開閉システム。
  2. 前記障害物検出手段は、前記検出エリアの中心方向が車両の後方斜め下向きとなる下側検出手段と、前記検出エリアの中心方向が前記下側検出手段よりも上側となる上側検出手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記開状態検出手段により前記バックドアの開状態が検出されており、かつ前記下側検出手段と前記上側検出手段との双方により前記障害物が検出されている状態から、前記距離判定手段により該障害物と前記車両との間の距離が前記基準距離を下回った状態から上回った状態に切り替わったと判定された場合に、前記閉駆動手段に前記バックドアの閉動作を実行させる請求項1に記載の車両用ドア開閉システム。
  3. 前記障害物検出手段は、前記検出エリアの検出限界位置を前記車両から前記基準距離だけ離れた位置に定めている請求項1又は請求項2に記載の車両用ドア開閉システム。
  4. 請求項2に記載の要件を備え、
    前記障害物検出手段は、前記下側検出手段と前記上側検出手段のうち、前記下側検出手段のみが前記検出エリアの検出限界位置を前記車両から前記基準距離だけ離れた位置に定め、前記上側検出手段は、前記検出エリアの検出限界位置を前記基準距離よりも遠方位置に定めることで、前記下側検出手段が前記距離判定手段をなし、
    前記制御手段は、前記開状態検出手段により前記バックドアの開状態が検出されており、かつ前記下側検出手段と前記上側検出手段との双方により前記障害物が検出されている状態から、該下側検出手段により該障害物が非検出となった場合に、前記閉駆動手段に前記バックドアの閉動作を実行させる請求項3に記載の車両用ドア開閉システム。
  5. 前記障害物検出手段は、前記検出エリアに検出波を送出し、該検出波の反射波の受信情報に基づいて、前記障害物を検出する一方、前記距離判定手段は、少なくとも該受信情報に基づいて、検出される障害物と前記車両との間の距離が前記基準距離を上回っているか否かを判定する前記距離判定手段としても機能する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用ドア開閉システム。
  6. 請求項4に記載の要件を備え、
    前記下側検出手段は、前記検出波の送出エリアが車両直下方向よりも車両後方側となる予め定められた検出開始位置から前記検出限界位置までの間として定められる請求項5に記載の車両用ドア開閉システム。
  7. 前記基準距離は、前記車両の後端位置と、前記バックドアの開閉動作中において該バックドアが通過する最も車両後方となる最後方位置との中間位置、又は該中間位置よりも車両後方側に定められている請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用ドア開閉システム。
  8. 前記車両と携帯キーとの間での無線通信によるキー照合がなされて照合OKとなった場合に、前記バックドアを開錠可能とするキー照合システムを搭載し、
    前記制御手段は、前記キー照合が照合OKとなっており、かつ前記開状態検出手段により前記バックドアの開状態が検出されており、かつ前記障害物検出手段により前記障害物が検出されている状態から、前記距離判定手段により該障害物と前記車両との間の距離が前記基準距離を下回った状態から上回った状態に切り替わった場合に、前記閉駆動手段に前記バックドアの閉動作を実行させる請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の車両用ドア開閉システム。
  9. 前記車両は、携帯キーと車両側との間での無線通信によるキー照合によって照合OKとなることを前提に、ドアが開錠可能となるキー照合システムを搭載し、
    前記制御手段は、前記開状態検出手段により前記バックドアの開状態が検出されており、かつ前記キー照合が照合NGとなった場合に、前記閉駆動手段に前記バックドアの閉動作を実行させる請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の車両用ドア開閉システム。
  10. ユーザーによる前記バックドアの閉動作を許可する予め定められた閉動作許可操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記制御手段は、前記操作受付手段が前記閉動作許可操作を受け付けている状態において前記閉駆動手段による前記バックドアの閉動作を許可する一方、前記閉動作許可操作を受け付けていない状態においては、前記閉駆動手段による前記バックドアの閉動作を禁止する請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の車両用ドア開閉システム。
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