JP4941823B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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本発明は、車両用ドアロック装置に関する。
特開平7−76219号公報
従来、ユーザーによるドア開閉操作をトリガとして、ドア開閉駆動用アクチュエータによりオート開駆動又はオート閉駆動がなされる、例えばスライドドア等のオートドアを備える車両が存在する(例えば特許文献1)。こうしたオートドアを備える車両におけるドアロックは、ドアアウトサイドハンドルに設けられたロックスイッチや、無線携帯キーに設けられたロックスイッチの押下によりなされる。
ところが、従来のオートドアを備える車両では、オートドアの閉操作を行なった後直ちにドアロック操作を行なっても、オートドアが閉駆動中である場合には操作が受け付けられず、オートドアが閉状態となってからドアロック操作をしなければドアのロック動作が実行されなかった。このため、ユーザーは、ドアのロック操作をするのに、オートドアの閉駆動の完了を待たなければならず不便であった。特に、こうしたオートドアは、安全性の面から比較的ゆっくりと駆動するものであるから、ユーザーがその長い待ち時間に不満を感じることもあった。
本発明の課題は、オートドアの閉操作後、該オートドアの閉駆動完了を待たずともユーザーのロック操作が受け付けられ、ドアロックが実行される車両用ドアロック装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の車両用ドアロック装置の第一は、
ユーザーによるドア開閉操作をトリガとして、ドア開閉駆動用アクチュエータにより開駆動又は閉駆動がなされるオートドアを備える車両のドアロック装置であって、
オートドアのロック動作を行なうロック機構と、
オートドアの閉駆動中におけるアンロック状態と閉駆動完了後のアンロック状態との双方において、ユーザーによるドアロック操作を受け付けるドアロック操作受付手段と、
受け付けられたドアロック操作に基づいて、対応する該オートドアのロック機構にロック動作を行なわせるドアロック機構制御手段と、
を備え、さらに、オートドアが閉状態にあるか否かを検出するドア閉検出手段を備え、
ドアロック機構制御手段は、ドアロック操作受付手段によりオートドアの閉駆動中にドアロック操作が受け付けられた場合に、オートドアが閉状態となることを条件としてロック動作を開始するものであり、
ドアロック操作受付手段は、オートドアの開駆動中にあるか又は開状態にある場合に、ドアロック操作の受け付けを拒否するものであることを特徴とする。
また、本発明の車両用ドアロック装置の第二は、
ユーザーによるドア開閉操作をトリガとして、ドア開閉駆動用アクチュエータにより開駆動又は閉駆動がなされるオートドアを備える車両のドアロック装置であって、
オートドアのロック動作を行なうロック機構と、
オートドアの閉駆動中におけるアンロック状態と閉駆動完了後のアンロック状態との双方において、ユーザーによるドアロック操作を受け付けるドアロック操作受付手段と、
受け付けられたドアロック操作に基づいて、対応する該オートドアのロック機構にロック動作を行なわせるドアロック機構制御手段と、
を備え、さらに、車両には、少なくともオートドアの閉駆動中にドアロック操作受付手段によりドアロック操作が受け付けられた場合に、閉状態にあるオートドアのロック状態を検出するロック状態検出手段と、該ロック状態の検出結果を無線携帯キーに無線送信するロック状態送信手段と、が設けられ、
無線携帯キーは、受信したロック状態の検出結果に基づいて、当該オートドアのロック状態を報知する携帯機側報知手段を備えることを特徴とする。
上記本発明の構成によると、オートドアの閉駆動中におけるアンロック状態においてユーザーによるドアロック操作が受け付けられ、その受け付けたドアロック操作に基づき、オートドアがロックされる。なお、上記構成において、ドアロック機構制御手段が、ドアロック操作受付手段により受け付けられたドアロック操作に基づいて、車両の全ドアのロック機構にロック動作を行なわせるように構成することもできる。
上記構成の車両は、オートドアが閉状態にあるか否かを検出するドア閉検出手段を備えることができる。このとき、ドアロック機構制御手段は、ドアロック操作受付手段によりオートドアの閉駆動中にドアロック操作が受け付けられた場合に、オートドアが閉状態となることを条件としてロック動作を開始するものとして構成できる。この構成によると、オートドアの閉駆動中にドアロック操作が行なわれても、これが受け付けられて、オートドアが閉状態となってから受け付けられたドアロック操作に基づいてロック動作が自動実行される。
ドアロック操作受付手段は、オートドアの開駆動中にあるか又は開状態にある場合に、ドアロック操作の受け付けを拒否するものとして構成できる。オートドアの開動作中あるいは開状態にロック動作がなされた場合には、ユーザーがオートドアを閉駆動するまでの間に該ロック動作を行なったことを忘れるようなこともあるし、また、押し間違いである可能性もあるから、上記構成とすることでこれらを防ぐことができる。
また、ドアロック操作受付手段は、無線携帯キーのロック操作部が操作されるに伴いその操作信号を無線受信する形でドアロック操作を受け付けるものとして構成できる。この構成によると、ユーザーはオートドアの閉操作を行なった後、次の目的場所に向かって車両から離れつつ、車両のドアロックを行なうことが可能となる。なお、ドアロック操作受付手段は、車両に設けられたロック操作部が操作されるに伴いその操作信号を受信する形でドアロック操作を受け付けるものであってもよい。また、無線携帯キーと車両との双方にロック操作部を設けることで、ユーザーは用途に応じてロック操作部を使い分けることができ、便利である。
車両には、少なくともオートドアの閉駆動中において、ドアロック操作受付手段によりドアロック操作が受け付けられた場合に、該ドアロック操作の受付完了情報を無線携帯キーに無線送信する受付完了情報送信手段を設けることができる。そして、その無線携帯キーには、受信した該受付完了情報に基づいて、ドアロック操作の受付完了を報知する携帯機側報知手段を設けることができる。この構成によると、オートドア閉駆動中になされたドアロック操作の受付完了を無線携帯キーにより確認できる。特に、無線携帯キーのロック操作部からドアロック操作を行なった場合には、操作した無線携帯キーから受付結果が報知されるので便利である。
車両には、ロック機構がオートドアのロックを完了した場合に、当該ロック完了を報知する車両側報知手段を設けることができ、その車両側報知手段は、オートドアの閉駆動中にドアロック操作が受け付けられた場合に、少なくとも該オートドアの閉駆動期間中はロック完了報知を行なわないものとすることができる。そして、無線携帯キーの携帯機側報知手段は、受信した該受付完了情報に基づいて、オートドアの閉駆動中にドアロック操作の受付完了を報知するように構成できる。この構成によると、車両は、オートドアの閉駆動中にドアロック操作を受け付けても、ロック動作が完了するまではロック完了報知を行なわない。つまり、ロック動作が完了しなければ車両のロック完了報知がなされないので、ユーザーが車両のロック状態を誤認識することがない。また、ロック完了報知が無線携帯キーによりなされることで、ユーザーは車両から離れていてもロック動作の確認を行なうことができる。
車両には、少なくともオートドアの閉駆動中にドアロック操作受付手段によりドアロック操作が受け付けられた場合に、閉状態にあるオートドアのロック状態を検出するロック状態検出手段と、該ロック状態の検出結果を無線携帯キーに無線送信するロック状態送信手段とを設けることができる。そして、無線携帯キーは、受信したロック状態の検出結果に基づいて、当該オートドアのロック状態を報知する携帯機側報知手段を備えることができる。この構成によると、ドアロック操作が受け付けられた場合に、ユーザーはそのドアロック操作に基づいて実行されたロック動作の動作結果(ロック状態)を確認できる。また、その確認が無線携帯キーにより可能であるから、ユーザーはドアロック操作後に車両から離れていてもロック動作の結果を行なうことができる。
また、検出ないし報知されるロック状態は、少なくともロックが正常に完了したか否かが識別可能なものとすることができ、これにより、ユーザーは、オートドアの閉駆動中に行なったドアロック操作によってドアロックが正常に終了したか否かを確実に確認できる。
無線携帯キーの携帯機側報知手段は、該無線携帯キーにおけるLEDの点灯、ブザーからのブザー音、及びディスプレイ表示の少なくともいずれかにより、ドアロック操作の受付完了を報知することができる。これにより、ユーザーはより明確な形で報知内容を確認することができる。
また、無線携帯キーの車室内における存在検知を行なう無線携帯キー存在検知手段と、オートドアの閉駆動中においてドアロック操作がなされ、かつ無線携帯キーが車室内に存在することが検知された場合に、ロック動作を禁止するロック動作禁止手段とを設けることができる。これにより、無線携帯キーを車中に残したままドアロックがなされることを防止できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態である車両用ドアロック装置が搭載された車両の外観図である。図1に示す車両ETMは、ユーザーによるドア開閉操作をトリガとして、スライドドアアクチュエータ(ドア開閉駆動用アクチュエータ)7a,7b(図2参照)によりオート開駆動又はオート閉駆動がなされるリアスライドドア(オートドア)70a,70bを備えて構成されている。各リアスライドドア70a,70bにはドアアウトサイドハンドル140a,140bが設けられており、ユーザーが該ドアアウトサイドハンドル140a,140bにドア開閉操作を行なうことにより、対応するリアスライドドア70a,70bがオートで開閉駆動する。また、運転席側ドア80と助手席側ドア90aのドアアウトサイドハンドル150(150a,150b)には、ドアアンロック操作を行なう図示しないタッチスイッチと、全席のドア70a,70b,80,90a,90bをロックする。プッシュ式のトリガスイッチ15(15a,15b)とが設けられている。
図2は、図1の車両ETMに登載される車両用ドアロック装置Rの構成を示すブロック図である。図2に示すドアロック装置Rは、スライドドア制御装置5と、ドアロック・アンロック制御装置4と、無線通信制御装置3とが、車内LAN(Local Area Network)等の通信線50によりネットワーク接続されて構成されている。さらに、無線通信制御装置3により無線携帯キー1と無線通信可能に構成されている。
スライドドア制御装置5は、CPU、ROM、RAM、入出力部(I/O)及び外部メモリ(例えばEEPROM)等が内部バスにより接続されたマイコンハードウェアとして構成されている。このスライドドア制御装置5には、車両ETMの運転席側及び助手席側のリアスライドドア70a,70bのそれぞれをオート開閉駆動するスライドドアアクチュエータ(スライドドアACTR)7a,7bが接続されており、これらスライドドアアクチュエータ7a,7bは、スライドドア制御装置5からの開閉駆動指令信号に基づいてそれぞれが駆動制御される。
さらに、スライドドア制御装置5には、スライドドアスイッチ14a,14bが接続されている。スライドドアスイッチ14a,14bは、運転席側及び助手席側のリアスライドドア70a,70bのドアアウトサイドハンドル140a,140bにそれぞれ設けられており、該ドアアウトサイドハンドル140a,140bにドア開閉操作(車両外側に向けて引く操作)がなされると、操作されたドアアウトサイドハンドル140a,140bに対応するスライドドアスイッチ14a,14bがオン状態となり、検出されたスライドドアスイッチ14a,14bに対応するリアスライドドア70a,70bがオート開閉駆動する。
具体的に言えば、スライドドア制御装置5には、リアスライドドア70a,70bのそれぞれの開閉状態を記憶するスライドドア開閉状態記憶部が設けられており、スライドドアスイッチ14a,14bのオン状態が検出されると、スライドドア制御装置5は、スライドドア開閉状態記憶部において、対応するリアスライドドア70a,70bの開閉状態に関する記憶内容を、開状態から閉状態、あるいは閉状態から開状態に切り替える形で記憶する。そして、新たに記憶された開閉状態に基づいて、スライドドアアクチュエータ7a,7bに開閉駆動指令信号を出力し、リアスライドドア70a,70bをオート開閉駆動する。
ドアロック・アンロック制御装置4は、同じくCPU、ROM、RAM、入出力部(I/O)及び外部メモリ(例えばEEPROM)等が内部バスにより接続されたマイコンハードウェアとして構成されている。このドアロック・アンロック制御装置4には、スライドドアロック制御部6が設けられており、該制御部6には、運転席側及び助手席側のリアスライドドア70a,70bがロックポジション(閉状態)となった場合にオン状態となるロックポジションスイッチ(本発明のドア閉検出手段)11a,11bと、リアスライドドア70a,70bをドアロックするドアロックアクチュエータ(本発明のロック機構)10a,10bと、リアスライドドア70a,70bがドアロックされたときにオン状態となるロック検出スイッチ(本発明のロック状態検出手段)18a,18bとがそれぞれ接続されている。また、ドアロック・アンロック制御装置4には、運転席のドア80及び他席のドア90a,90b(助手席側ドア、トランク(バックドア))がロックポジション(閉状態)となった場合にオン状態となるロックポジションスイッチ(オートドア以外のドア閉検出手段)13,12a,12bと、それらのドア80,90a,90bをドアロックするドアロックアクチュエータ(オートドア以外のドアのロック機構)8,9a,9bと、それらのドア80,90a,90bがドアロックされたときにオン状態となるロック検出スイッチ(オートドア以外のロック状態検出手段)16,17a,17bとがそれぞれ接続されている。
さらに、ドアロック・アンロック制御装置4には、運転席側及び助手席側のドア80,90aのドアアウトサイドハンドル150a,150bに設けられ、ドアのロック・アンロックを行なうプッシュ式のトリガスイッチ15a,15bが接続されている。また、ドアアウトサイドハンドル150a,150bの裏面には図示しないタッチスイッチが設けられており、後述するスマートキーシステム100の認証処理により認証された場合に、ドアアウトサイドハンドル150a,150bのタッチスイッチに触れることで、車両ETMの全ドア70a,70b,80,90a,90bをアンロックする。
また、ドアロック・アンロック制御装置4には、各ドアのロック状態を記憶するロック状態記憶部が設けられており、車両ETMに設けられたロック操作部(例えば、トリガスイッチ15a,15bや、車室内のロックスイッチ等)への操作がなされることにより、ドアロック・アンロック制御装置4は、スライドドア開閉状態記憶部において、対応するドア70a,70b,80,90a,90bのロック状態に関する記憶内容を、ロックからアンロック、あるいはアンロックからロックに切り替える形で記憶し、新たに記憶された開閉状態に基づいて、ドアロックアクチュエータ(ロック機構)8,9a,9b,10a,10bにロック・アンロック動作指令信号を出力して駆動させ、ロック状態を切り替える。
無線通信制御装置3は、図3に示すように、無線携帯キー1と無線通信可能に構成され、スマートキーシステム100として機能するものである。スマートキーシステム100は、無線携帯キー1からの無線信号を受信する受信機20と、車室内発信機31,32、トランク内発信機33、トランク外発信機34、車室外運転席側発信機35、車室外助手席側発信機36、ボデー系制御装置40、そのボデー系制御装置40に接続されるハザードランプユニット60、及び上記したドアロック・アンロック制御装置4を備えている。また、無線通信制御装置3には、イグニッションスイッチ(IG SW)26、アクセサリスイッチ(ACC SW)27が接続されている。
無線通信制御装置3は、図3(A)に示すように、CPU91、ROM92、RAM93、入出力部(I/O)95、これらを繋ぐバスライン94を備えるマイコンハードウェアとして構成され、スマートキーシステムにおける照合制御装置として機能するものである。ROM92には制御プログラム92a及びIDコード92bが記憶されており、RAM93にはワークメモリ93aおよびID認証フラグ93bが形成されている。
一方、図3(B)に示すように、無線携帯キー1は電池21と、安定化回路22と、通信回路24と、アンテナ23とを含む。通信回路24には、車両に固有のIDコードが記憶されている。
さらに、無線携帯キー1には車両ETMに対する遠隔操作部として、車両ETMの全ドア70a,70b,80,90a,90bをロックするロックスイッチ1a、同じく全ドア70a,70b,80,90a,90bをアンロックするアンロックスイッチ1b、スライドドア70a,70bを開駆動するスライドドアオープンスイッチ1c、同じくスライドドア70a,70bを閉駆動するスライドドアクローズスイッチ1dが設けられている。これらの操作部(スイッチ)が操作されるとその操作内容が無線出力され、無線通信制御装置3がこれを受信し、これをドアロック・アンロック制御装置4又はスライドドア制御装置5に送信する。これにより、無線携帯キー1の各操作部1a,1b,1c,1dの操作に対応する操作が実行される。また、無線携帯キー1には車両ETMのドア状態認識部として、ロック状態通知LED1e、スライドドア状態通知LED1f、情報を文字表示する表示ディスプレイ1g、図示しない内蔵ブザーによるブザー音の出力部1hが設けられている。
また、車室外運転席側発信機35は運転席ドアに設けられ、車室外助手席側発信機36は助手席ドアに設けられている。また、車内にはフロントとリアに車室内発信機31,32が設けられ、トランク90bにはトランク内発信機33およびトランク外発信機34が設けられている。
ここで、車両ETMのドアロックについて説明する。イグニッションスイッチ26がOFFとなり、ユーザーが全ドアをロックする際には、無線携帯キー1を所持したユーザーが、車室外発信機35,36から無線問合せ信号の検知エリア内にて、トリガスイッチ15a,15bのいずれかを押下(全ドアロック操作)することで、無線携帯キー1が無線認証され、認証受理であれば、全てのドア80、90a,90b,70a,70bがロックされた状態になる。
具体的に言えば、各ドア80、90a,90b,70a,70bがロックポジション(閉状態)にある状態で、無線携帯キー1を持つユーザーが車室外発信機35,36から無線問合せ信号の検知エリア内に位置し、トリガスイッチ15a,15bのいずれかが押下されると、無線携帯キー1が認証され、これらを条件として、全ドア80、90a,90b,70a,70bのロックがなされる。即ち、無線携帯キー1を所持するユーザーがこの検知エリアに入ると、無線携帯キー1がその無線信号を受信し、IDコードを返信する。無線通信制御装置3はこのIDコードを、ROM92(フラッシュメモリやEEPROMで構成してもよい)に記憶されているIDコード92bと照合し、認証を行なう。認証が受理されると、無線通信制御装置3から全ドア80、90a,90b,70a,70bをロックする全ドアロック動作指令信号がドアロック・アンロック制御装置4及びボデー系制御装置40に送信される。ドアロック・アンロック制御装置4は、この全ドアロック動作指令信号を受けて、全てのドア80、90a,90b,70a,70bのドアロックアクチュエータ8,9a,9b,10a,10bに対してロック動作指令信号を出力し、これを各ドアロックアクチュエータ8,9a,9b,10a,10bがロック動作を開始する。このとき、ハザードランプ(車両側報知手段)61を点灯駆動するハザードランプユニット60は、ロックのアンサーバック点灯(例えば1回点滅)を行なう。
次に、車両ETMのドアアンロックについて説明する。ユーザーがドアをアンロックする際には、まず、無線携帯キー1を所持するユーザーがこの検知エリアに入る。これにより、無線携帯キー1がその無線信号を受信し、IDコードを返信する。無線通信制御装置3はこのIDコードを、ROM92に記憶されているIDコード92bと照合し、認証を行なう。認証が受理されると、無線通信制御装置3からドアロック・アンロック制御装置4及びボデー系制御装置40に、全ドアアンロックロック動作指令信号を出力して、ドアロック・アンロック制御装置4に、車外からのユーザーの操作によってアンロックが可能なアンロック操作待機状態への移行指示を与える。このアンロック操作待機状態において、ドアアウトサイドハンドル150a,150bのタッチスイッチにタッチ操作すると、該タッチスイッチがオンとなり、これに基づいてドアロック・アンロック制御装置4が各ドアロックアクチュエータ8,9a,9b,10a,10bはアンロック動作するとともに、ハザードランプユニット60がアンロックのアンサーバック点灯(例えば点滅2回)を行なう。認証棄却の場合はアンロック操作待機状態に移行しない。
以上のような基本構成を有する本実施形態の車両用ドアロック装置1は、オートドアであるリアスライドドア70a,70bの閉駆動中におけるアンロック状態と閉駆動完了後のアンロック状態との双方において、ユーザーによるドアロック操作を受け付けると、オートドア70a,70bがロックポジション(閉状態)となったときに、閉駆動したリアスライドドア70a,70bを含む全ドア70a,70b,80,90a,90bをロックするように構成されてなる。以下、ドアロック・アンロック制御装置4のCPUが実行する、ROMに記憶されたドアロック処理の流れを、図4のフローチャートを用いて説明する。
S1及びS2では、リアスライドドア70a,70bのいずれかが開状態(ロックポジションスイッチ11a,11bがオフ状態)にある場合に、該開状態のリアスライドドア70a,70bのスライドドアスイッチ14a,14bあるいは無線携帯キー1のスライドドアオープンスイッチ1cが操作され、スライドドア制御装置5が、対応するスライドドアアクチュエータ7a,7bに閉駆動指令信号を出力して、リアスライドドア70a,70bのオート閉駆動を開始する。なお、以下では、スライドドアスイッチ14aのドア閉操作によりリアスライドドア70aがオート閉駆動を開始したものとして説明するが、リアスライドドア70bがオート閉駆動する場合も同様である。このとき、ドアロック・アンロック制御装置4は、S1及びS2にて、該スライドドアスイッチ14aの操作に伴うリアスライドドア70aの閉駆動開始情報をスライドドア制御装置5から通信取得する。
S3では、リアスライドドア70aのオート閉駆動開始及びその実行中であることを無線携帯キー1にて報知する。具体的には、閉駆動開始情報の通信取得に基づいてドアロック・アンロック制御装置4が、無線通信制御装置3に対し閉駆動状態報知指示情報を出力する。そして、無線通信制御装置3は、受信した該閉駆動状態報知指示情報に基づいて、車室外発信機である発信機(スライドドア動作状態送信手段)34,35,36に、無線携帯キー1においてリアスライドドア70aの閉駆動状態の報知を実行させる閉駆動状態報知指令情報を無線出力させる。これにより、無線携帯キー1は、その閉駆動状態報知指令情報を受信し、受信した該閉駆動状態報知指令情報に基づいてリアスライドドア70aの閉駆動状態を報知する。
本実施形態においては、閉駆動状態の報知として、無線携帯キー1に設けられたスライドドア状態通知LED(携帯機側報知手段)1fの青色点滅を行なう。なお、リアスライドドア70aの閉駆動状態の報知は、車両ETMにおいても、例えば車両側に設けられたブザーから出力される断続音(ピー、ピッピッピッピ・・・)等でなされる。
S4では、オート閉駆動中のリアスライドドア70a以外の各ドア80、90a,90b,70bがロックポジション(閉状態)にある状態で、無線携帯キー1が車室外発信機35,36から無線問合せ信号の検知エリア内に位置することを条件に、トリガスイッチ15a,15bのいずれかが押下されたか否かを判定する。あるいは、無線携帯キー1のロックスイッチ1aの操作に伴い無線送信されるロック操作信号を受信したか否かを判定する。上記条件を満たさない、あるいはトリガスイッチ15a,15b及びロックスイッチ1aのいずれかも操作されなかった場合にはS5に進む。
S5及びS6では、ロックポジションスイッチ11aのオン状態(閉駆動終了情報)が検出されて、リアスライドドア70aのオート閉駆動が正常終了するまで、ドアロック・アンロック制御装置4は、無線通信制御装置3に対し無線携帯キー1における閉駆動状態の報知(本実施形態においてはLED1fの青色点滅)を継続するよう指示し、リアスライドドア70aのオート閉駆動が正常終了した場合にはS17に進む。
S17では、リアスライドドア70aのオート閉駆動の正常終了を無線携帯キー1にて報知する。具体的には、オート閉駆動の正常終了に基づいて、ドアロック・アンロック制御装置4が無線通信制御装置3に対し正常終了報知指示情報を出力する。そして、無線通信制御装置3は、受信した閉駆動正常終了報知指示情報に基づいて、車室外発信機である発信機34,35,36に、無線携帯キー1においてリアスライドドア70aの閉駆動の正常終了報知を実行させる閉駆動正常終了報知指令情報を無線出力させる。これにより、無線携帯キー1は、その閉駆動正常終了報知指令情報を受信し、受信した該閉駆動正常終了報知指令情報に基づいてリアスライドドア70aのオート閉駆動の正常終了を報知する。
本実施形態においては、リアスライドドア70aのオート閉駆動の正常終了報知として、無線携帯キー1に設けられた青色点滅中のスライドドア状態通知LED1fの消灯を行なう。そして、本ドアロック処理を終了する。
他方、S6において、ロックポジションスイッチ11aのオン状態が所定時間経過しても検出されない等、リアスライドドア70aのオート閉駆動が正常終了しなかった場合はS7に進む。S7では、リアスライドドア70aのオート閉駆動の異常終了を無線携帯キー1にて報知する。
具体的には、オート閉駆動が正常終了しなかったことに基づいてドドアロック・アンロック制御装置4が、無線通信制御装置3に対し異常終了報知指示情報を出力する。そして、無線通信制御装置3は、受信した閉駆動異常終了報知指示情報に基づいて、車室外発信機である発信機34,35,36に、無線携帯キー1にリアスライドドア70aの閉駆動の異常終了報知を実行させる閉駆動異常終了報知指令情報を無線出力させる。これにより、無線携帯キー1は、その閉駆動異常終了報知指令情報を受信し、受信した該閉駆動異常終了報知指令情報に基づいてリアスライドドア70aのオート閉駆動の異常終了を報知する。閉駆動の異常終了報知が実行されると、S8にて次操作待ちの状態となる。
なお、本実施形態においては、オート閉駆動の異常終了報知として、無線携帯キー1のスライドドア状態通知LED(携帯機側報知手段)1fの点灯状態変更と、無線携帯キー1の内蔵ブザー(携帯機側報知手段)からブザー出力部1hを介して出力されるブザー音と、無線携帯キー1の表示ディスプレイ(携帯機側報知手段)1gへの異常終了表示との少なくとも1以上により実行される。ここでは、青色点滅中のスライドドア状態通知LED1fを赤色連続点灯状態とするとともに、ブザー出力部1hからのブザー音を一定期間連続出力し、表示ディスプレイ1gにドアクローズ異常状態を文字表示する(例えば、「スライドドアが正常に閉まりませんでした」と文字表示する)。
S4に戻る。S4にて、各ドア80、90a,90b,70bがロックポジション(閉状態)にある状態で、無線携帯キー1が車室外発信機35,36から無線問合せ信号の検知エリア内に位置することを条件に、トリガスイッチ15a,15bのいずれかが押下された場合、あるいは無線携帯キー1のロックスイッチ1aの操作に伴い無線送信されるロック操作信号を受信した場合には、S9に進む。
S9では、車室内における無線携帯キー1の存在検知を行なう。具体的には、ドアロック・アンロック制御装置4が該無線通信制御装置3に対し車室内キー探索指示情報を出力すると、無線通信制御装置3が、受信した車室内キー探索指示情報に基づいて、車室内発信機である発信機31,32,33に無線問合せ信号を発信させる。そして、該無線問合せ信号に対するIDコードの返信があり、返信されたIDコードが認証受理されたか否かを判定し、IDコードが認証受理された場合を、車室内に無線携帯キー1が存在すると検知する。なお、該無線問合せ信号に対するIDコードの返信があった場合に、車室内に無線携帯キー1が存在すると検知してもよい。そして、検知結果情報が無線通信制御装置3からドアロック・アンロック制御装置4に送信される。つまり、無線通信制御装置3が無線携帯キー存在検知手段として機能する。
車室内に無線携帯キー1が存在すると検知された場合にはS10に進み、車室内に無線携帯キー1が置き忘れてあることを警告する。警告は、ロック状態通知LED1eの、ロック完了時(S16)の点灯状態とは異なる形での点灯と、ブザー出力部1hからブザー音出力と、表示ディスプレイにおける警告表示のうち、少なくとも1以上を実行することでなされる。
本実施形態においては、無線携帯キー1に設けられたスライドドア状態通知LED1fの青色点滅を継続させつつ、同じく無線携帯キー1に設けられたロック状態通知LED1eを赤色連続点灯状態とするとともに、同じく無線携帯キー1に設けられたブザー出力部1hからブザー音を3回出力し、同じく無線携帯キー1に設けられた表示ディスプレイに車室内に無線携帯キー1が存在すると文字表示する(例えば、「キーが車の中に残っています」と要った文字表示をする)。その上で、ドアロック操作を受け付けないS5以降のドアクローズ処理に進む。つまり、ロック動作が禁止された状態で、ドアのオート閉駆動の実行が継続される。
他方、車室内に無線携帯キー1が検知されなかった場合にはS11に進む。S11では、リアスライドドア70aが閉駆動中で、かつ各ドア80、90a,90b,70a,70bのいずれかがアンロック状態にある場合に、S4におけるトリガスイッチ15a,15bによるロック動作を受け付ける。そして、受付完了のアンサーバックとして、スライドドア状態通知LED11fを、ドアロック操作を受け付けていない上記したS3の点滅状態とは異なる形で点滅させる。
具体的には、トリガスイッチ15a,15bの少なくともいずれかがオン状態が検出されて、かつ車室内に無線携帯キー1が検知されなかったことに基づいてドアロック・アンロック制御装置4が、無線通信制御装置3に対しドアロック操作の受付完了報知指示情報を出力する。無線通信制御装置3は、受信した受付完了報知指示情報に基づいて、車室外発信機である発信機34,35,36に、無線携帯キー1にドアロック操作の受付完了報知を実行させる受付完了報知指令情報(受付完了情報)を無線出力させる。無線携帯キー1は、その受付完了報知指令情報を受信すると、受信した該受付完了報知指令情報に基づいてドアロック操作の受付完了を報知する。本実施形態においては、スライドドア状態通知LED1fを、S3における点滅状態よりも点滅状態が高速で切り替わる高速点滅状態とする。
続いてS12では、ロックポジションスイッチ11aのオン状態(閉駆動終了情報)が検出されて、リアスライドドア70aのオート閉駆動が正常終了したか否かを判定し、該オート閉駆動が正常終了した場合にはS13に進む。
S13では、受け付けられたドアロック操作に基づいて、閉駆動中のリアスライドドア70aを含む、アンロック状態にある全てのドア80、90a,90b,70a,70bをロックする。具体的には、アンロック状態にある全てのドア80、90a,90b,70a,70bに対応するドアロックアクチュエータ8,9a,9b,10a,10bに対し、ドアロック・アンロック制御装置4がロック動作指令信号を出力して、それらドアロックアクチュエータ8,9a,9b,10a,10bにロック動作を実行させる。
続いてS14では、そのロック動作が正常終了したか否かを判定する。具体的には、本実施形態においては、全ドア80、90a,90b,70a,70bのロック検出スイッチ16,17a,17b,18a,18bがオン状態(ロック)にある場合を正常ロック、所定時間経過してもロック検出スイッチ16,17a,17b,18a,18bのいずれかにオフ状態がある場合には異常ロックとする形で、ロック状態の判定を行なう。ロック動作が正常終了(正常ロック)した場合にはS16に進み、ロック完了を無線携帯キー1において報知する。他方、ロック動作が異常終了(異常ロック)した場合にはS15に進み、ロック異常を無線携帯キー1において報知する。
具体的には、ロック状態の判定結果に基づいてドアロック・アンロック制御装置4が、無線通信制御装置3に対しロック状態報知指示情報を出力する。無線通信制御装置3は、受信したロック状態報知指示情報に基づいて、車室外発信機である発信機34,35,36に、無線携帯キー1にロック状態報知を実行させるロック状態報知指令情報を無線出力させる。無線携帯キー1は、そのロック状態報知指令情報を受信すると、受信した該ロック状態報知指令情報に基づいて正常ロック、異常ロックのいずれかを報知する。
本実施形態におけるロック状態の報知は、S16とS15とにおいて異なる形でなされる。ここでは、S16においてロック状態通知LED1eの青色の1回点滅を実行し、S15では、ロック状態通知LED1eを赤色連続点灯状態とするとともに、ブザー出力部1hからのブザー音を一定期間連続出力し、表示ディスプレイ1gにドアクローズ異常状態を文字表示する(例えば、「ロックが正常に作動しませんでした」と文字表示する)。
なお、車両ETMは、リアスライドドア70aのロックが完了した場合(正常ロックした場合)に、当該ロック完了を報知するように構成されている。本実施形態においては、S16において、車両ETMのハザードランプ61の1回点灯によりロック完了が報知される。ただし、車両ETMにおけるロック完了の報知は、リアスライドドア70aの閉駆動中にドアロック操作が受け付けられたとしても、その閉駆動期間中はロック完了を報知しないようになっている。
S16が終了するとS17に進む。S17では、スライドドア状態通知LED1fが消灯状態とされるとともに、ロック状態通知LED1eも消灯状態となる。他方、S15が終了するとS8に進み、次操作待ちの状態となる。
このように本実施形態の車両用ドアロック装置1は、オートドアであるリアスライド70a,70bが閉じたアンロック状態だけでなく、該リアスライド70a,70bが閉駆動中であってもドアロック操作を受け付けて、閉駆動完了後にドアロックが実行される。
また、本実施形態では、ユーザーが無線携帯キー1により、スライドドア70a,70bの駆動状態、スライドドア70a,70bの駆動中に行なったロック操作の受付状態、スライドドア70a,70bの駆動完了後のロック状態を確認することができる。スライドドア70a,70bの駆動状態は、スライドドア状態通知LED1fの点灯状態により確認でき、ロック操作の受付状態は、スライドドア状態通知LED1fの点滅状態の違いから確認でき、スライドドア70a,70bの駆動完了後のロック状態は、ロック状態通知LED1eの点灯状態(正常ロック:青色2回点灯、異常ロック赤色点灯の他、ブザー・ディスプレイによる異常報知、アンロック:点灯無し)により確認できる。
なお、ドアロック・アンロック制御装置4のCPUによりドアロック処理(ドアロック処理プログラム)が実行されることにより、本発明のドアロック操作受付手段、ドアロック機構制御手段、ロック動作禁止手段が機能する。また、該ドアロック処理の実行に伴い無線通信制御装置3が、受付完了情報送信手段、ロック状態送信手段として機能する。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、本発明のオートドアはスイング開閉式のオートドアであってもよく、運転席及び助手席のドア80,90aや、バックドア90bにも適用してもよい。また、ドアロック操作を行なうトリガスイッチは、上記実施形態においては運転席及び助手席のドア80,90aにのみ設けられていたが、他のドアにも設けてもよい。
また、上記実施形態においては、オートドアの閉駆動中に、車両の各ドアに設けられたトリガスイッチあるいは無線携帯キーのロックスイッチが操作されると、該閉駆動が完了した後、全ドアロックが実行されるが、本発明においては、少なくとも該閉駆動中であったオートドアがロックされる構成であればよい。
また、半ドアではロックしないインターロック制御が採用されている場合や、オートドアにおいて半ドア状態であっても該半ドア状態から自動でロックポジション(閉状態)に駆動する手段が設けられている場合には、検出ないし報知されるロック、アンロックのみでもよい。つまり、上記実施形態における異常ロックの報知を省略して構成できる。
また、ドアの閉駆動が正常に終了した場合に、無線携帯キーのディスプレイに、そのときのドアのロック状態を文字表示させてもよい(例えば、「ドアがロックされました」「ドアがロックされていません」等を文字表示する)。
本発明の車両用ドアロック装置を搭載した車両の外観説明図。 本発明の車両用ドアロック装置の一実施形態の構成を示すブロック図。 スマートキーシステムの構成を示すブロック図。 ドアロック処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
ETM 車両
R 車両用ドアロック装置
1 無線携帯キー
1a ロックスイッチ
1b アンロックスイッチ
1c スライドドアオープンスイッチ
1d スライドドアクローズスイッチ
1e ロック状態通知LED
1f スライドドア状態通知LED
1g 表示ディスプレイ
1h ブザー音出力部
3 無線通信制御装置(無線携帯キー存在検知手段)
4 ドアロック・アンロック制御装置
5 スライドドア制御装置
7a,7b スライドドアアクチュエータ(ドア開閉駆動用アクチュエータ)
10(10a,10b) ドアロックアクチュエータ(ロック機構)
11(11a,11b) ロックポジションスイッチ(ドア閉検出手段)
14(14a,14b) スライドドアスイッチ
15(15、a,15b) トリガスイッチ
18a,18b ロック検出スイッチ(ロック状態検出手段)
70a,70b リアスライドドア(オートドア)
31,32 車室内発信機
33 トランク内発信機
40 ボデー系制御装置
61 ハザードランプ

Claims (7)

  1. ユーザーによるドア開閉操作をトリガとして、ドア開閉駆動用アクチュエータにより開駆動又は閉駆動がなされるオートドアを備える車両のドアロック装置であって、
    前記オートドアのロック動作を行なうロック機構と、
    前記オートドアの前記閉駆動中におけるアンロック状態と前記閉駆動完了後のアンロック状態との双方において、ユーザーによるドアロック操作を受け付けるドアロック操作受付手段と、
    受け付けられた前記ドアロック操作に基づいて、対応する該オートドアの前記ロック機構にロック動作を行なわせるドアロック機構制御手段と、
    を備え、さらに、前記オートドアが閉状態にあるか否かを検出するドア閉検出手段を備え、
    前記ドアロック機構制御手段は、前記ドアロック操作受付手段により前記オートドアの前記閉駆動中に前記ドアロック操作が受け付けられた場合に、前記オートドアが閉状態となることを条件として前記ロック動作を開始するものであり、
    前記ドアロック操作受付手段は、前記オートドアの前記開駆動中にあるか又は開状態にある場合に、前記ドアロック操作の受け付けを拒否するものであることを特徴とする車両用ドアロック装置。
  2. ユーザーによるドア開閉操作をトリガとして、ドア開閉駆動用アクチュエータにより開駆動又は閉駆動がなされるオートドアを備える車両のドアロック装置であって、
    前記オートドアのロック動作を行なうロック機構と、
    前記オートドアの前記閉駆動中におけるアンロック状態と前記閉駆動完了後のアンロック状態との双方において、ユーザーによるドアロック操作を受け付けるドアロック操作受付手段と、
    受け付けられた前記ドアロック操作に基づいて、対応する該オートドアの前記ロック機構にロック動作を行なわせるドアロック機構制御手段と、
    を備え、さらに、前記車両には、少なくとも前記オートドアの閉駆動中に前記ドアロック操作受付手段により前記ドアロック操作が受け付けられた場合に、閉状態にある前記オートドアのロック状態を検出するロック状態検出手段と、該ロック状態の検出結果を無線携帯キーに無線送信するロック状態送信手段と、が設けられ、
    前記無線携帯キーは、受信した前記ロック状態の検出結果に基づいて、当該オートドアのロック状態を報知する携帯機側報知手段を備えることを特徴とする車両用ドアロック装置。
  3. 検出ないし報知される前記ロック状態は、少なくともロックが正常に完了したか否かが識別可能なものとされる請求項2に記載の車両用ドアロック装置。
  4. 前記車両には、少なくとも前記オートドアの閉駆動中において、前記ドアロック操作受付手段により前記ドアロック操作が受け付けられた場合に、該ドアロック操作の受付完了情報を無線携帯キーに無線送信する受付完了情報送信手段を備え、
    前記無線携帯キーは、受信した前記受付完了情報に基づいて、前記ドアロック操作の受付完了を報知する携帯機側報知手段を備える請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用ドアロック装置。
  5. 前記車両には、前記ロック機構が前記オートドアのロックを完了した場合に、当該ロック完了を報知する車両側報知手段が設けられ、
    該車両側報知手段は、前記オートドアの閉駆動中に前記ドアロック操作が受け付けられた場合に、少なくとも該オートドアの閉駆動期間中はロック完了報知を行なわないものとされ、
    前記無線携帯キーの前記携帯機側報知手段は、受信した前記受付完了情報に基づいて、前記オートドアの閉駆動中にドアロック操作の受付完了を報知するものとされる請求項4記載の車両用ドアロック装置。
  6. 前記無線携帯キーの前記携帯機側報知手段は、前記無線携帯キーにおけるLEDの点灯、ブザーからのブザー音、及びディスプレイ表示の少なくともいずれかにより、前記ドアロック操作の受付完了を報知するものである請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用ドアロック装置。
  7. 前記無線携帯キーの車室内における存在検知を行なう無線携帯キー存在検知手段と、
    前記オートドアの閉駆動中において前記ドアロック操作がなされ、かつ前記無線携帯キーが前記車室内に存在することが検知された場合に、前記ロック動作を禁止するロック動作禁止手段とを備える請求項2ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用ドアロック装置。
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