JP5173499B2 - 車両用電子キーシステム - Google Patents

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この発明は、車両用電子キーシステムに関するものであり、特にドアの施錠に関する。
従来、車両等のドアの施錠および解錠を、キーに設けられた操作ボタンを操作することで遠隔操作するいわゆるキーレスエントリーシステムにあっては、ドアが解錠状態のときにキーの操作ボタンが操作されると、車両のドアが全て閉塞されたことを確認した後にドアの施錠制御を行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−97113号公報
ところで、上述のキーレスエントリーシステムにおいては、キーシリンダに差し込まれたキーを回動操作する際やキーシリンダから抜き差しする際に誤って操作ボタンを押下してしまうと、例えば、キーを車内に放置したまま車外に出てドアを閉塞するとドアロックが作動して施錠されるため、キーを車内に閉じ込めてしまういわゆるインキーになる虞がある。
また、上述のキーレスエントリーシステムではドアの施錠を遠隔操作で行うことができるため、キーを所持している運転者が急いで降車して後席等の他の乗員の降車を確認せずに施錠操作してしまうと、全てのドアが施錠されてしまうため、降車していない他の乗員は車内から個別に解錠操作を行ってドアを開放し、車外に出た後に施錠操作を行うことになるため、かえって操作が煩雑になるという課題がある。
そこで、この発明は、車内への鍵の閉じ込めを防止すると共に容易に施錠操作が可能な車両用電子キーシステムを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、車両(例えば、実施の形態における車両C)に設けられた複数のドア(例えば、実施の形態における運転席側ドア41、助手席側ドア42、テールゲート43)の開閉状態を個別に検知するドア検知手段(例えば、実施の形態におけるドアカーテシースイッチ20)と、前記ドアの施錠および解錠を行うドアロック機構(例えば、実施の形態におけるドアロックコントロールユニット18およびドアロックアクチュエータ19)と、前記ドアの車室外側に設けられユーザによる操作入力が可能なロックトリガ入力手段(例えば、実施の形態におけるロックスイッチ32,34、トランクロックスイッチ16)と、該ロックトリガ入力手段への操作入力がなされると車室外にリクエスト信号を無線で送信するリクエスト信号送信手段(例えば、実施の形態における車外通信用LFアンテナ21)と、該リクエスト信号送信手段により送信されたリクエスト信号を受信すると識別情報を含む応答信号を無線で送信する携帯端末(例えば、実施の形態における携帯機11)と、前記車両側に設けられ前記応答信号を受信可能な車両側受信手段(例えば、実施の形態におけるRF受信機23)と、該車両側受信手段により受信した応答信号に含まれる識別情報と予め車両に記憶された識別情報とが一致するか否かを判定する識別情報判定手段と、該識別情報判定手段の判定結果に基づいて前記ドアロック機構による施錠・解錠を制御する制御手段(例えば、実施の形態におけるコントロールユニット13)とを備えた車両用電子キーシステムであって、前記ドア検知手段により全てのドアの閉塞が検知されたときに、車室内にリクエスト信号を送信する車両内側送信手段を備え、前記制御手段は、前記ドア検知手段により、複数のドアのうち少なくともいずれか1つのドアが開放されていることが検知されるとともに、複数のドアのうち少なくともいずれか1つのドアが閉塞されていることが検知され、かつ、前記閉塞されているドアに設けられた前記ロックトリガ入力手段に操作入力がなされたことにより前記リクエスト信号送信手段から送信されたリクエスト信号に応じて前記携帯端末から送信された応答信号に含まれる識別情報と前記車両に記憶された識別情報とが一致すると前記識別情報判定手段により判定された場合、その後に前記ドア検知手段によって全てのドアの閉塞が検知され、前記車両内側送信手段からリクエスト信号を送信して、前記携帯端末からの応答信号が受信されないことを条件として、全てのドアを前記ドアロック機構により施錠することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の発明において、前記リクエスト信号送信手段が、ロックトリガ手段の操作入力がなされたドア近傍の所定領域(例えば、実施の形態における通信エリアA1〜A3)のみにリクエスト信号を送信することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、ロックトリガ入力手段への操作入力がなされると、リクエスト信号送信手段によりリクエスト信号が車室外に無線で送信されて、このリクエスト信号への応答信号が車室外にある携帯端末から無線で送信され、車両側受信手段により応答信号が受信されるため、携帯端末が車室外にあることを検出することができる。したがって、自動的に全てのドアの施錠が行われるシステムにおいて、車室外にキーが無い場合に全てのドアが施錠されることは無いので、携帯端末を車室内に置いたままで施錠されるいわゆるインキーを防止することができ、商品性の向上を図ることができる効果がある。
また、例えば、運転者が携帯端末を持って先に降車した後に少し遅れて同乗者が降車する場合など、ドア検知手段により複数のドアのうち少なくとも1つが開放されるとともに少なくとも1つが閉塞されていることが検知されている場合に、閉塞されているドアに設けられたロックトリガ入力手段に操作入力を行うことで、全てのドアの閉塞が検知された後にドアロック機構により全てのドアが施錠されるため、例えば、全ての同乗者が降車するのを待たずにロックトリガ手段を操作しても、開放された全てのドアが閉塞されてからドアロック機構による施錠が行われ、したがって、操作者はロックトリガ手段の操作タイミングに気を使うことなく施錠のための操作を容易に行うことができるため、操作者の負担を軽減する効果がある。
さらに、全ドアを施錠する直前に車室内にリクエスト信号を送信して携帯端末の有無を確認するので、例えば、ロックトリガ入力手段の操作後に開放しているドアを介して携帯端末が車内に移動しても、これを検知してドアの施錠を行わないため、携帯端末を車室内に残したままドアを閉塞するいわゆるインキーの発生をより確実に防止することができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1の効果に加え、ドア近傍の所定領域のみにリクエスト信号を送信することで、降車した操作者による施錠操作と、その他の施錠操作とを区別することができるため、信頼性の向上を図ることができる効果がある。
以下、この発明の第1の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
この第1の実施形態による車両用の電子キーシステム10は、図1に示すように、携帯機11、送受信部12、コントロールユニット13、運転席ドアハンドル14、助手席ドアハンドル15、トランクロックスイッチ16、車外ブザー17、ドアロックコントロールユニット18、ドアロックアクチュエータ19をそれぞれ備えて構成されている。
携帯機11は、操作者が正規ユーザであることを車両側に認識させるための端末であり、予め固有の識別情報が記憶され、車両側の送受信部12からリクエスト信号を受信すると識別情報を含む応答信号を無線で送信するように構成されている。
送受信部12は、車外通信用LFアンテナ21、車内通信用LFアンテナ22、および、RF受信機23を備えて構成されている。
車外通信用LFアンテナ21は、図2に示す車両Cの運転席側ドア41、助手席側ドア42およびテールゲート43近傍にそれぞれ設けられ、これら運転席側ドア41、助手席側ドア42およびテールゲート43の車両外側の近傍に通信エリアA1〜A4を設定し、これら通信エリアA1〜A4の範囲にリクエスト信号を送信する。通信エリアA1〜A4は、車両Cのいずれかのドアを解錠又は施錠する者であることを特定するための所定の範囲に設定されている。
車内通信用LFアンテナ22は、車室内に配置され、車室内の通信エリアA4にのみリクエスト信号を送信するものである。
RF受信機23は、通信エリアA1〜A3内および車室内の通信エリアA4内に存在する携帯機11から出力された応答信号を受信するものである。ここで、リクエスト信号には、車外通信用LFアンテナ21および車室内に設けられた車内通信用LFアンテナ22の何れから送信されたものであるかを識別するためのエリア識別情報が含まれており、このエリア識別情報が携帯機11から送信される応答信号のヘッダなどに付加され、車両側で携帯機11の位置が車外の通信エリアA1〜A3、車内の通信エリアA4のいずれにあるか検知可能になっている。なお、図2の車両Cはテールゲート43を備えたものを示しているが、例えばトランクリッドを備えるタイプの車両であってもよい。
コントロールユニット13は、電子キーシステム10の各種制御処理を行うものであり、正規ユーザが所有する携帯機11の識別情報が予め登録可能になっている。また、コントロールユニット13は、識別情報判定部24を備え、送受信部12で受信した応答信号に含まれている識別情報と、予め登録された識別情報とが一致するか否かを判定する。同様に、コントロールユニット13は、送受信部12からエリア識別情報を受け取り、このエリア識別情報と予め設定されている通信エリアA1〜A4毎の識別情報と突合して携帯機11の位置を判別する。
さらに、コントロールユニット13には、運転席ドアハンドル14、助手席ドアハンドル15、およびトランクロックスイッチ16が接続されており、これら運転席ドアハンドル14、助手席ドアハンドル15およびトランクロックスイッチ16から送信されるロック操作信号およびアンロック操作信号がそれぞれ受信可能に構成されている。
また、コントロールユニット13には、ドアロックコントロールユニット18が接続されており、運転席ドアハンドル14、助手席ドアハンドル15およびトランクロックスイッチ16からアンロック操作信号およびロック操作信号に基づいて、ドアロックコントロールユニット18を介してドアロックアクチュエータ19を駆動制御して、運転席側ドア41、助手席側ドア42、および、テールゲート43の施錠および、運転席側ドア41および助手席側ドア42の解錠を行う。これらドアロックコントロールユニット18およびドアロックアクチュエータ19によりドアロック機構が構成されている。
さらに、コントロールユニット13には、運転席側ドア41、助手席側ドア42、および、テールゲート43の開閉状態を個別に検出するドアカーテシースイッチ(SW)20が接続されている。なお、図示都合上、ドアカーテシースイッチ20を1つだけ示しているが、運転席側ドア41、助手席側ドア42、および、テールゲート43にそれぞれ個別に設けられる。
運転席ドアハンドル14は、車両Cの運転席側ドア41のアウターパネル外側に取り付けられており、アンロック操作用のタッチセンサ31およびロック操作用のロックスイッチ32を備えている。タッチセンサ31は、人の手が運転席ドアハンドル14を握ったことを検出するセンサであり、人の手が運転席ドアハンドル14を握るとコントロールユニット13に向けてアンロック操作信号を送信する。一方、ロックスイッチ32は、例えば押しボタン式のスイッチ等で構成され、運転席ドアハンドル14の車幅方向外側に配置されたものであり、操作入力がなされるとコントロールユニット13に向けてロック操作信号を送信する。
同様に、助手席ドアハンドル15は、車両の助手席側ドアのアウターパネル外側に取り付けられており、アンロック操作用のタッチセンサ31およびロック操作用のロックスイッチ32を備えている。タッチセンサ31は、人の手が助手席ドアハンドル15を握ったことを検出するセンサであり、人の手が助手席ドアハンドル15を握るとコントロールユニット13に向けてアンロック操作信号を送信する。一方、ロックスイッチ32は、例えば押しボタン式のスイッチなどで構成され、運転席ドアハンドル14の車幅方向外側に配置されたものであり、操作入力がなされるとコントロールユニット13に向けてロック操作信号を送信する。
トランクロックスイッチ16は、テールゲート43を施錠する際に操作するスイッチであり、例えば、テールゲート43のアウターパネル外面の目立たない位置に配置される。そして、このトランクロックスイッチ16は、操作者により操作入力がなされると、コントロールユニット13に向けてロック操作信号を送信する。なお、テールゲート43の解錠は、例えば、車室内の運転席近傍の図示しない解錠スイッチによって行われる。
車外ブザー17は、運転席側ドア41、助手席側ドア42、および後席ドア44(図2参照)や、テールゲート43の近傍に配置され、これら運転席側ドア41、助手席側ドア42、および後席ドア44(図2参照)や、テールゲート43などを閉塞してドアロックする際に、ドアロックモードの状態を車外にいる操作者に知らせるための確認音を出力する。なお、車外ブザー17に限られず、操作者に報知可能であれば、例えば、スピーカやLEDを用いても良い。
この第1実施形態による電子キーシステム10は上記構成を備えており、次に、この電子キーシステム10の動作、特に、運転者が降車した後に全てのドア(運転席側ドア41、助手席側ドア42および後席ドア44、並びにテールゲート43)を施錠するドアロック制御処理について、図3〜図4を参照しながら説明する。
まずステップS01においては、運転席側ドア41、助手席側ドア42、後席ドア44、および、テールゲート43の全てのドアが閉塞されているか否かを判定する。ステップS01の判定結果が「Yes」(閉)である場合は、ステップS06に進み、「No」(何れかが開)である場合は、ステップS02に進む。
ステップS02においては、運転席側ドア41が閉塞されているか否かを判定する。このステップS02の判定結果が「YES」(ドア閉)である場合は、ステップS03に進み、「NO」(ドア開)である場合は、この一連の処理を終了する。
ステップS03においては、正規の操作者によって運転席側ドア41のロックスイッチ32がON操作されたか否かを判定する。具体的には、識別情報判定部24でロックスイッチ32のON操作がなされた運転席側ドア41の外側の通信エリアA1内に携帯機11が有り、この携帯機11の識別情報が予め登録された識別情報と一致するか否かを判定し、一致する場合にのみ、ロックスイッチ32へのON操作を有効と判定する。ステップS03の判定結果が「YES」(SW_ON)である場合は、ステップS04に進み、「NO」(SW_ONではない)である場合は、この一連の処理を終了する。
ステップS04においては、携帯機11が通信エリアA4(車内)に無くかつ通信エリアA1(車外)内に有るか否かを判定する。このステップS04の判定結果が「YES」(車内=無、かつ、車外=有)である場合は、ステップS05に進み、「NO」(車内=有、又は車外=無)である場合はこの一連の処理を終了する。
ステップS05においては、自動施錠可能モードに移行する。
ステップS06においては、通常施錠可能モードに移行する。ここで、通常施錠可能モードとは、運転席側ドア41、助手席側ドア42、後席ドア44、および、テールゲート43の全てのドアが閉塞されている状態で正規のユーザによりロックスイッチ32がON操作される場合のモードであり、携帯機11が車内に無いことを確認した後に全てのドアが施錠される。
ステップS07においては、自動施錠可能モードか否かを判定する。このステップS07の判定結果が「YES」(自動施錠可能モードである)である場合は、ステップS08に進み、「NO」(自動施錠可能モードではない)である場合は、この一連の処理を終了する。
ステップS08においては、助手席側ドア42、後席ドア44およびテールゲート43のうちいずれかが開放された状態から、全て閉塞状態となったか否かを判定する。ステップS08の判定結果が「YES」(全席閉)である場合は、ステップS09に進み、「NO」(全席閉ではない)である場合は、ステップS08の処理を繰り返す。
ステップS09においては、携帯機11が車内に無いか否かを判定する。このステップS09の判定結果が「YES」(車内=無)である場合は、ステップS10に進み、「NO」(車内=有)である場合は、この一連の処理を終了する。
ステップS10においては、全てのドアすなわち運転席側ドア41、助手席側ドア42、後席ドア44、および、テールゲート43をドアロック(施錠)する。
ステップS11においては、自動施錠可能モードから抜けて一連の処理を終了する。
上述したように、第1実施形態による電子キーシステム10によれば、携帯機11を持って運転者(操作者)が同乗者よりも先に降車してロックスイッチ32を操作した場合、車外通信用LFアンテナ21によりリクエスト信号が通信エリアA1に送信されて、RF受信機23により通信エリアA1内の携帯機11から応答信号を受信することで、識別情報判定部24により、運転者が所持する携帯機11の識別情報を判定して、正規の識別情報であるか否かを判定することができ、また、携帯機11が車室外にあることを検出することができる。この結果、とりわけ自動的に全てのドアの施錠が行われるシステムにおいて、車室内にキーを閉じ込めるいわゆるインキーを防止することができ、商品性の向上を図ることができる。
そして、自動施錠可能モードに移行して、助手席側ドア42や後席ドア44のいずれかが開放され、かつ、運転席側ドア41が閉塞されている状態から、ドアカーテシースイッチ20により全てのドアの閉塞が検知されたことを条件にして、ドアロックコントロールユニット18およびドアロックアクチュエータ19により全てのドアの施錠を行うので、ロックスイッチ32を操作した後に同乗者が全て降車するのを待って自動的に施錠を行うことができ、この結果、操作者はロックスイッチ32の操作タイミングに気を使うことなく施錠のための操作を容易に行うことができため、操作者の負担を軽減することができる。
なお、上述の第1実施形態では運転席ドアハンドル14のロックスイッチ32を操作する一例について説明したが、車外通信用LFアンテナ21により通信エリアA1〜A3の全てにリクエスト信号を送信して助手席ドアハンドル15のロックスイッチ34やトランクロックスイッチ16への操作入力に基づいて同様の制御処理を行うようにしてもよく、この場合、上述したフローチャート中の「運転席側ドア」を「助手席側ドア」や「テールゲート」に読み替えればよい(以下第2実施形態も同様)。また、ロックスイッチ32,34やトランクロックスイッチ16を単に押下する操作するだけではなく、例えば、ロックスイッチ32,34やトランクロックスイッチ16を長押ししたり、対をなす2つのロックスイッチをそれぞれ運転席側ドア41や助手席側ドア42やテールゲート43などに設けてこれらを同時押することでロック用のトリガ入力操作を行う構成にしても良い。このように長押しや同時押しを採用することで、操作者に対して後席の確認など車内への注意を促す時間を確保することができる。
次に、この発明の第2実施形態について図面を参照しながら説明する。この第2実施形態は、上述した第1実施形態のドアロック制御処理に車外ブザー17による報知を行う処理を加えたものである。そのため、全体構成は図1を援用して図5,6に示すドアロック制御処理のみ説明する。なお、図5,6に示すドアロック制御処理において、第1実施形態と同じ処理には同一符号を付して説明する。
まずステップS01においては、運転席側ドア41、助手席側ドア42、後席ドア44、および、テールゲート43の全てのドアが閉塞されているか否かを判定する。ステップS01の判定結果が「Yes」(閉)である場合は、ステップS06に進み、「No」(何れかが開)である場合は、ステップS02に進む。
ステップS02においては、運転席側ドア41が閉塞されているか否かを判定する。このステップS02の判定結果が「YES」(ドア閉)である場合は、ステップS03に進み、「NO」(ドア開)である場合は、この一連の処理を終了する。
ステップS03においては、正規の操作者によって運転席側ドア41のロックスイッチ32がON操作されたか否かを判定する。具体的には、識別情報判定部24でロックスイッチ32のON操作がなされた運転席側ドア41の外側の通信エリアA1内に携帯機11が有り、この携帯機11の識別情報が予め登録された識別情報と一致するか否かを判定し、一致する場合にのみ、ロックスイッチ32へのON操作を有効と判定する。ステップS03の判定結果が「YES」(SW_ON)である場合は、ステップS04に進み、「NO」(SW_ONではない)である場合は、この一連の処理を終了する。
ステップS04においては、携帯機11が通信エリアA4(車内)に無くかつ通信エリアA1(車外)内に有るか否かを判定する。このステップS04の判定結果が「YES」(車内=無、かつ、車外=有)である場合は、ステップS21に進み、「NO」(車内=有、又は車外=無)である場合はこの一連の処理を終了する。
ステップS21においては、車外ブザー17を例えば「ピッ」と1回吹鳴させる。
ステップS05においては、自動施錠可能モードに移行する。
ステップS06においては、通常施錠可能モードに移行する。
ステップS07においては、自動施錠可能モードか否かを判定する。このステップS07の判定結果が「YES」(自動施錠可能モードである)である場合は、ステップS08に進み、「NO」(自動施錠可能モードではない)である場合は、この一連の処理を終了する。
ステップS08においては、助手席側ドアおよび後席ドアのうちのうちいずれかが開放された状態から全て閉塞状態となったか否かを判定する。ステップS08の判定結果が「YES」(全席閉)である場合は、ステップS09に進み、「NO」(全席閉ではない)である場合は、この一連の処理を終了する。
ステップS09においては、携帯機11が車内に無いか否かを判定する。このステップS09の判定結果が「YES」(車内=無い)である場合は、ステップS22に進み、「NO」(車内=ある)である場合は、ステップS23に進む。
ステップS22においては、車外ブザー17を例えば「ピッピッ」と2回吹鳴させてステップS10に進む。
ステップS23においては、車外ブザー17を例えば「ピッピッ・・・」と6回吹鳴させてステップS11に進む。
ステップS10においては、全てのドアをドアロック(施錠)する。
ステップS11においては、自動施錠可能モードから抜けてこの一連の処理を終了する。
なお、車外ブザー17の吹鳴は操作者によってその違いが区別できれば上記回数に限られるものではない。また、吹鳴の回数を変化させるだけではなく、例えば、吹鳴の長さを変化させたり音色を変化させても良く、さらにはスピーカから音声を出力したり、LED等の点滅パターンによって操作者に報知するようにしてもよい。
上述したように、第2実施形態による電子キーシステム10によれば、ドアロック制御処理において、操作者は、車外ブザー17の吹鳴回数の違いにより、例えば、車外ブザー17が1回吹鳴されたときに自動施錠可能モードに移行することを認識でき、さらに、車外ブザー17が2回吹鳴されたときに全てのドアの施錠を行うことを認識でき、また、車外ブザー17が6回吹鳴されたときに携帯機11が車室内にあることを認識できるため、更なる操作者の負担軽減を図ることができると共に、商品性の向上を図ることができる。
(他の実施例)
なお、上述の第1、第2実施形態では、ステップS01で運転席側ドアのロックスイッチ32が操作されたことをトリガとして自動施錠可能モードに移行する場合について説明したが、この発明は上記構成に限定されるものではなく、他の実施例として、例えば、テールゲート43を自動的に開閉するいわゆるパワーテールゲートを備えた車両において、閉塞操作するためのクローズスイッチ(図示略)の操作、運転席側又は助手席側のロックスイッチ32,34の操作に基づいて、自動施錠可能モードに移行する構成としてもよい。
上述した第1実施形態の他の実施例におけるドアロック制御処理について図7,8を参照しながら説明する。
まず、ステップS31において、パワーテールゲート(PTG)のクローズスイッチ(SW)がONか否かを判定する。ステップS31の判定結果が「Yes」(クローズSWがON)である場合は、ステップS32に進み、「No」(クローズSWがOFF)である場合は、この処理を終了する。
ステップS32においては、パワーテールゲートのクローズスイッチが所定時間よりも長く長押しされたか否かを判定する。ステップS32の判定結果が「Yes」(長押し)である場合は、ステップS45に進み、「No」(長押しでは無い)である場合は、ステップS33に進む。ここで、クローズスイッチが長押しでは無い場合、送受信部12により操作者が所持する携帯機11にリクエスト信号を送信して認証処理を行い、正規の携帯機11であることが認証され、かつ車室内に無いことが判定されたらパワーテールゲートをモータ(図示略)により閉塞させる。
ステップS33においては、パワーテールゲートを含む全てのドアが閉塞されているか否かを判定する、ステップS33の判定結果が「Yes」(閉塞されている)である場合は、ステップS39に進み、「No」(閉塞されていない)である場合は、ステップS34に進む。
ステップS34においては、運転席側ドア41が閉塞されているか否かを判定する、ステップS34の判定結果が「Yes」(閉塞されている)である場合は、ステップS35に進み、「No」(閉塞されていない)である場合は、この一連の処理を終了する。
ステップS35においては、運転席側ドア41のロックスイッチ(SW)32がONか否かを判定する。ステップS35の判定結果が「Yes」(ロックSWがON)である場合は、ステップS36に進み、「No」(ロックSWがOFF)である場合は、この処理を終了する。ここで、ロックスイッチ(SW)32がON操作された際には、携帯機11が通信エリアA1内に有るか否かが判定される。この判定の結果、通信エリアA1内に正規の携帯機11が無いと判定された場合には、正規の携帯機11が通信エリアA1内に有る状態でのロックスイッチ32のON操作では無いのでこの一連の処理を終了する。
ステップS36においては、携帯機11が車内に無く、かつ、携帯機11が通信エリアA1(Dr車外)にあるか否かを判定する。ステップS36の判定結果が「Yes」(車内=無,車外=有)である場合は、ステップS37に進み、「No」(車内=有、又は、車外=無)である場合は、一連の処理を終了する。
ステップS37においては、車外ブザー17を1回吹鳴させる。
ステップS38においては、自動施錠可能モードに移行する。そして、上述の第1、第2実施形態で説明した図4又は図6のステップS07に進み、図4又は図6と同じ処理を行う。
ステップS39においては、通常施錠可能モードに移行する。
一方、ステップS45においては、携帯機11が通信エリアA4のエリア内(車内)又は車外の通信エリアA1のエリア外(車外)にあるか否かを判定する。ステップS45の判定結果が「Yes」(車内あるいは車外にある)である場合は、ステップS46に進み、「No」(車内あるいは車外にない)である場合は、ステップS47に進む。
ステップS46においては、パワーテールゲート(PTG)の閉塞(クローズ)制御を開始する。
ステップS47においては、自動施錠モードへの移行を停止させて警報ブザーを吹鳴させて一連の処理を終了する。
ステップS48においては、全席のドアが閉塞され、かつ、パワーテールゲートが開放状態から閉塞状態となったか否かを判定する。ステップS48の判定結果が「Yes」(全席閉かつPTG開→閉)である場合は、ステップS49に進み、「No」(全席閉かつPTG開→閉ではない)である場合は、ステップS48の処理を再度繰り返す。
ステップS49においては、携帯機11が車内すなわち通信エリアA4内に無いか否かを判定する。ステップS49の判定結果が「Yes」(車内に無い)である場合は、ステップS50に進み、「No」(車内に有る)である場合は、ステップS51に進む。
ステップS50においては、パワーテールゲートと全席のドアを施錠(ドアロック)してこの一連の処理を終了する。
ステップS51においては、室内の手動スイッチ(SW)が既に施錠(ロック)されているか否かを判定する。ステップS51の判定結果が「Yes」(施錠されている)である場合は、ステップS53に進み、「No」(施錠されていない)である場合は、ステップS52に進む。
ステップS52においては、携帯機11が車内にあることを警報ブザー17を吹鳴させてユーザに報知し、この一連の処理を終了する。
ステップS53においては、携帯機11(キー)の車内への閉じ込めを防止するためのアンロック動作を、ドアロックコントロールユニット18の制御に基づいてドアロックアクチュエータ19で行い、この一連の処理を終了する。
したがって、上述の他の実施例のように、パワーテールゲートなどクローズスイッチの操作により自動的に閉塞するドアの場合において、テールゲート43が閉塞方向に変位している最中であっても完全に閉塞するのを待たずに、運転席ドアハンドル14のロックスイッチ32を操作すると自動施錠可能モードに移行するため、テールゲート43を含む全てのドアが閉塞し、携帯機11が車室内に無いことが確認された時点で施錠することができ、この結果、更なる操作者の負担の軽減を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る電子キーシステムの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る電子キーシステムを備えた車両を上方から見た図である。 本発明の第1実施形態に係る電子キーシステムの動作、特に、ドアロック制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る電子キーシステムの動作、特に、ドアロック制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電子キーシステムの図3に相当する動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電子キーシステムの図4に相当する動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例に係る電子キーシステムの動作、特にドアロック制御処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例に係る電子キーシステムの動作、特にドアロック制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
C 車両
41 運転席側ドア(ドア)
42 助手席側ドア(ドア)
43 テールゲート(ドア)
20 ドアカーテシースイッチ(ドア検知手段)
16 トランクロックスイッチ(ロックトリガ入力手段)
18 ドアロックコントロールユニット(ドアロック機構)
19 ドアロックアクチュエータ(ドアロック機構)
32,34 ロックスイッチ(ロックトリガ入力手段)
21 車外通信用LFアンテナ(リクエスト信号送信手段)
11 携帯機(携帯端末)
23 RF受信機(車両側受信手段)
13 コントロールユニット(制御手段)
22 車内通信用LFアンテナ(車両内側送信手段)

Claims (2)

  1. 車両に設けられた複数のドアの開閉状態を個別に検知するドア検知手段と、
    前記ドアの施錠および解錠を行うドアロック機構と、
    前記ドアの車室外側に設けられユーザによる操作入力が可能なロックトリガ入力手段と、
    該ロックトリガ入力手段への操作入力がなされると車室外にリクエスト信号を無線で送信するリクエスト信号送信手段と、
    該リクエスト信号送信手段により送信されたリクエスト信号を受信すると識別情報を含む応答信号を無線で送信する携帯端末と、
    前記車両側に設けられ前記応答信号を受信可能な車両側受信手段と、
    該車両側受信手段により受信した応答信号に含まれる識別情報と予め車両に記憶された識別情報とが一致するか否かを判定する識別情報判定手段と、
    該識別情報判定手段の判定結果に基づいて前記ドアロック機構による施錠・解錠を制御する制御手段と、を備えた車両用電子キーシステムであって、
    前記ドア検知手段により全てのドアの閉塞が検知されたときに、車室内にリクエスト信号を送信する車両内側送信手段を備え、
    前記制御手段は、前記ドア検知手段により、複数のドアのうち少なくともいずれか1つのドアが開放されていることが検知されるとともに、複数のドアのうち少なくともいずれか1つのドアが閉塞されていることが検知され、かつ、前記閉塞されているドアに設けられた前記ロックトリガ入力手段に操作入力がなされたことにより前記リクエスト信号送信手段から送信されたリクエスト信号に応じて前記携帯端末から送信された応答信号に含まれる識別情報と前記車両に記憶された識別情報とが一致すると前記識別情報判定手段により判定された場合、その後に前記ドア検知手段によって全てのドアの閉塞が検知され、前記車両内側送信手段からリクエスト信号を送信して、前記携帯端末からの応答信号が受信されないことを条件として、全てのドアを前記ドアロック機構により施錠することを特徴とする車両用電子キーシステム。
  2. 前記リクエスト信号送信手段は、ロックトリガ手段の操作入力がなされたドア近傍の所定領域のみにリクエスト信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の車両用電子キーシステム。
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