JP5449420B2 - 接続切換装置 - Google Patents

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本発明は、車両のドアの開閉を検知する車体側に設けられたドア検知手段と前記車両の制御手段との間に接続されて前記ドア検知手段と前記制御手段との間の信号線の接続を切り換える接続切換装置に関する。
従来のパワースライドドア装着車は、運転席回りに設けられている集中ドアロックスイッチを操作するか、リモコンキーのドアロックスイッチを操作するか、またはキーレスエントリーシステム(いわゆるインテリジェントキーやスマートキー)を備えた車両では車を下りた後ドアのノブ部分等をタッチする操作を行うことで、運転席と助手席のドア、後部座席の左右のパワースライドドア、及び跳ね上げ式の後部ドア(いわゆる、リアゲート、ハッチバック等)の全てのドアを集中ロックできるようになっている(例えば、特許文献1,2等参照)。
この場合、運転席と助手席のドアについては、ドアが開いている状態で上記集中ドアロックの操作を行い、その状態でドアを単に閉めたとしても、ドアが閉まった段階で全てのドアのロックが解除されるようになっている。これは、キーを車内に残したままドアをロックすることを防止するための措置であると考えられる。そのため、運転者等(以下、ユーザという。)は、全てのドアを閉めた後で集中ドアロックの操作を行う必要があった。
この場合、パワースライドドア装着車では、後部座席のパワースライドドアを閉めるのに時間がかかるため、運転席回りにいるユーザは、パワースライドドアが閉じるのを待って集中ドアロックの操作を行う必要があった。つまり、車を降りてすぐに車から離れたくても、後部座席のパワースライドドアが開いている状態ではすぐに車から離れることができず、パワースライドドアが閉まるまでの間、その場で待つ必要があるといった問題があった。
特開2001−254553号公報 特開2006−214267号公報
一方、最近では、運転席回りに配置されている集中ドアロックスイッチとは別に、パワースライドドアのロックノブを押した後にパワースライドドアを閉める操作を行った場合でも、パワースライドドアが閉じると同時に全ドアのロックが完了するように構成されたスライドドア側集中ロックシステムを搭載した車両が市場に提供されている。
しかし、このようなスライドドア側集中ロックシステムを搭載していない従来の車両では、上記問題は解決されていない。すなわち、リモコンキーまたはインテリジェントキーやスマートキー(以下、インテリジェントキー等という。)による集中ドアロックの操作では、依然として全てのドアが完全に閉まってからでないと、集中ドアロックの操作を行うことができなかった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、上記のスライドドア側集中ロックシステムが搭載されていない従来の車両(特に、パワースライドドア装着車)であっても、従来のリモコンキーのドアロックスイッチ、または従来のインテリジェントキー等をそのまま使用して事前にドアロック操作を行っておくことで、全てのドアが閉じた後に全ドアの自動ロックを行うことのできる接続切換装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の接続切換装置は、車両のドアの開閉を検知する車体側に設けられたドア検知手段と前記車両の制御手段との間に接続されて前記ドア検知手段と前記制御手段との間の信号線の接続を切り換える接続切換装置であって、トリガ信号を出力するトリガースイッチと、前記ドア検知手段と前記制御手段との間の接続を切り換える切換手段とを備え、前記切換手段は、前記トリガースイッチが操作されると、前記ドア検知手段と前記制御手段との間の信号線の接続を切り離して前記制御手段側の信号線を疑似的にドア閉状態とし、前記ドア検知手段が前記ドアの閉状態を検知すると、前記ドア検知手段と前記制御手段との間の信号線を再び接続することを特徴としている。
従来のリモコンキーまたはインテリジェントキー等による集中ドアロックの操作による集中ドアロック制御では、ドアの開閉状態を、車体側に設けられている各ドアの開閉を検知するドア検知手段の検知信号に基づいて行っている。すなわち、ドア検知手段からドアが開いていることを示す開状態検知信号(具体的には、後述するアース電位である0V信号)を受信している間は、リモコンキーまたはインテリジェントキー等による集中ドアロックの操作が行われたとしても、ドアロック制御は行わないようになっている。
そこで、本発明ではこの点に着目し、ドアが開いている状態であっても、トリガースイッチを操作することで、ドアが閉じている状態を示す疑似閉状態信号(具体的には、オープン状態である電源12V信号)を車両側の制御手段に出力する構成としている。これにより、その後のキー操作、すなわち、リモコンキーまたはインテリジェントキー等による集中ドアロックの操作を車両側の制御手段が正常に受け付けることになる。その結果、パワースライドドアが開いている状態で、ユーザがリモコンキーまたはインテリジェントキー等による集中ドアロックの操作を行って、車両から離れたとしても、パワースライドドアが閉じた段階でスライドドアも含めて全てのドアが完全にロックされることになる。
また、本発明の接続切換装置によれば、前記切換手段は、前記ドア検知手段の開閉状態を検知する検知部と、前記ドア検知手段と前記制御手段との間を接続状態と切り離し状態のいずれか一方の状態に切り換える切換部と、前記切換部の切り換えを制御する制御部と、を備えた構成としている。また、前記切換部はリレー回路で構成されている。
また、本発明の接続切換装置によれば、車両からのイグニッション信号を検知するイグニッション信号検知手段をさらに備え、前記切換手段は、前記イグニッション信号検知手段がエンジン駆動状態を示すイグニッション信号を検知している場合には、前記トリガースイッチの操作を無効とする構成としている。上記構成によれば、走行中等での誤動作を防止することができる。
また、本発明の接続切換装置によれば、前記車両に搭載されているセキュリティー装置に対してエンジン駆動状態を示す駆動状態疑似信号を出力する出力手段と、前記車両からのロック信号または前記セキュリティー装置からのロック信号を検出するロック検出部とをさらに備え、前記切換手段は、前記トリガースイッチが操作された後、前記ロック検出部が前記ロック信号を検出すると、その所定時間経過後に前記出力手段から前記セキュリティー装置に対して前記駆動状態疑似信号を出力し、前記ドア検知手段が前記ドアの閉状態を検知すると前記出力手段からの前記駆動状態疑似信号の出力を停止する構成としてもよい。
このような構成とすれば、セキュリティー装置を搭載した車両であっても、セキュリティー装置を誤動作させることなく、全ドアの自動ロックを行った後、セキュリティー装置を正常に動作させることができる。すなわち、トリガースイッチが操作された後、集中ドアロックの操作が行われることにより、ロック検出部がロック信号を検出すると、その所定時間(例えば、5秒等)経過後に出力手段からセキュリティー装置に対して駆動状態疑似信号を出力する。一方、セキュリティー装置もロック信号を受けてセキュリティー動作をセットする。セキュリティー装置は、自装置に設定されている処理動作に従って一定の時間(例えば、10秒,30秒等)経過後にセキュリティー動作を開始するのであるが、所定時間が経過すると、出力手段から駆動状態疑似信号が出力されてくるので、セキュリティー装置は、この駆動状態疑似信号を受けてセキュリティー動作を開始する前にスタンバイ状態に移行する。これにより、セキュリティー装置の誤動作を防止することができる。
この後、スライドドアが閉じられて集中ドアロックが完了すると、出力手段からの駆動状態疑似信号の出力が停止されるので、セキュリティー装置は、これを受けてスタンバイ状態からセキュリティー動作状態に移行する。すなわち、以後、通常通りセキュリティー動作を開始することになる。
本発明は上記のように構成したので、従来のパワースライドドア装着車であっても、パワースライドドアが開いている状態で、リモコンキーまたはインテリジェントキー等の操作による集中ドアロックの操作を行い、かつ、スライドドアを閉める操作を行って車両から離れたとしても、パワースライドドアが閉じた段階でパワースライドドアを含め全てのドアを完全にロックすることができる。
本発明の実施形態1に係る接続切換装置の接続構成図である。 本発明の実施形態1に係る接続切換装置の回路構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る接続切換装置の接続構成図である。 本発明の実施形態2に係る接続切換装置の回路構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る接続切換装置の接続構成図である。
本実施形態1に係る接続切換装置Aを構成するメインユニット10は、車両後部側の左右のパワースライドドア(以下、単にスライドドアともいう。)の開閉を検知するために、車体側に設けられているドア検知手段であるカーテシスイッチ(以下、スライドドアスイッチという。)200と、車両の制御手段であるコンピュータ100との間の信号線に接続されている。
本実施形態1では、一方のスライドドアスイッチ(以下、右スライドドアスイッチという。)200aとコンピュータ100とが専用ケーブルである第1信号線1によって接続され、他方のスライドドアスイッチ(以下、左スライドドアスイッチという。)200bとコンピュータ100とが専用ケーブルである第2信号線2によって接続されている。周知の如く、左右のスライドドアスイッチ(カーテシスイッチ)200a,200bは、ドアやトランクの開閉を検知するスイッチであり、ルームランプや半ドア警告灯、セキュリティーシステムなどに利用される。
本実施形態1の接続切換装置Aは、この第1信号線1及び第2信号線2をそれぞれ分断する形で介挿されており、この分断された第1信号線1及び第2信号線2の接続及び切り離しを制御する構成となっている。
具体的に説明すると、右スライドドアスイッチ200aの分割第1信号線1bにメスコネクタ3bを接続し、対応するメインユニット10側の黄色信号線11aにオスコネクタ3aを接続して互いのコネクタ3a,3bを接合し、分断したコンピュータ100側の分割第1信号線1aにオスコネクタ4aを接続し、対応するメインユニット10側の白色信号線11bにメスコネクタ4bを接続し、互いのコネクタ4a,4bを接合している。
また、分断した左スライドドアスイッチ200b側の分割第2信号線2bにメスコネクタ5bを接続し、対応するメインユニット10側の緑色信号線11cにオスコネクタ5aを接続して互いのコネクタ5a,5bを接合し、分断したコンピュータ100側の分割第2信号線2aにオスコネクタ6aを接続し、対応するメインユニット10側の青色信号線11dにメスコネクタ6bを接続して互いのコネクタ6a,6bを接合している。なお、接合するコネクタのオス/メスの関係は上記と逆であってもよいことは当然である。
さらに、メインユニット10の赤色信号線11eは車両常時電源線(12V)に接続されており、橙色信号線11fは、イグニッションスイッチ(IG)に接続されており、黒色信号線11gは、車両ボディアースに接続されている。
さらに、メインユニット10には、本発明の特徴の一つであるトリガースイッチ12が接続されている。
図2は、上記のように接続された接続切換装置Aの回路構成の一例を示している。以下、図2を参照して、本実施形態1に係る接続切換装置Aの回路構成(メインユニット10の内部回路構成)について説明する。
本実施形態1に係る接続切換装置Aは、大別すると、メイン制御部11と、メイン制御部11に接続されたトリガースイッチ12と、各信号線1,2の分割信号線間に介挿されたリレー回路13aを切り換え制御するリレー制御部13と、右スライドドアスイッチ200aの分割第1信号線1bに接続された右ドア開閉検知部14と、左スライドドアスイッチ200bの分割第1信号線2bに接続された左ドア開閉検知部15と、イグニッションスイッチ(IG)の操作信号を検知するIG信号検知部16とで構成されており、リレー制御部13、右ドア開閉検知部14、左ドア開閉検知部15、IG信号検知部16は、それぞれメイン制御部11に接続されている。
右ドア開閉検知部14は、右スライドドアの開閉による右スライドドアスイッチ200aの開閉状態(オン/オフ状態)を検知する。
左ドア開閉検知部15は、左スライドドアの開閉による左スライドドアスイッチ200bの開閉状態(オン/オフ状態)を検知する。
リレー回路13aは、第1リレースイッチ21と第2リレースイッチ22とを備えている。
第1リレースイッチ21は、共通端子21cがコンピュータ100側の分割第1信号線1aに接続され、一方の切換端子21aがオープンに、他方の切換端子21bが右スライドドアスイッチ200a側の分割第1信号線1bに接続されている。
第2リレースイッチ22は、共通端子22cがコンピュータ100側の分割第2信号線2aに接続され、一方の切換端子22aがオープンに、他方の切換端子22bが左スライドドアスイッチ200b側の分割第1信号線2bに接続されている。
次に、上記構成の接続切換装置Aを集中ドアロック処理に適用した場合の処理動作について説明する。
上記したように、従来の車両では、リモコンキーまたはインテリジェントキー等による集中ドアロックの操作による集中ドアロック制御は、ドアの開閉状態を、車体側に設けられている右スライドドアスイッチ200a及び左スライドドアスイッチ200bからの検知信号に基づいて行っている。すなわち、右スライドドアスイッチ200a及び左スライドドアスイッチ200bからドアが開いていることを示すドア開状態検知信号を受信している間は、リモコンキーまたはインテリジェントキー等による集中ドアロックの操作が行われたとしても、集中ドアロック制御は行わない構成となっている。仮りに、ドアが開いている状態で上記の集中ドアロック操作が行われ、その時点でドアがロック状態で閉められたとしても、ドアが閉まった時点で全てのドアがロック解除されるようになっている。
ここで、右スライドドアスイッチ200a及び左スライドドアスイッチ200bは、スライドドアが開いている状態では、第1信号線1及び第2信号線2をアース電位(0V電位)に接続し、スライドドアが完全に閉じると、アース電位から分離してオープン状態(電源12V電位)とするスイッチであり、コンピュータ100は、アース電位を示す0V信号(ドア開状態検知信号)を受信している間は、スライドドアが開いていると認識し、右スライドドアスイッチ200a及び左スライドドアスイッチ200bのオープン状態を示す12V信号(ドア閉状態検知信号)を受信すると、各スライドドアが完全に閉まったことを認識するようになっている。
そこで、本実施形態1の接続切換装置Aでは、トリガースイッチ12を設けて、ドアが開いている場合であっても、リモコンキーまたはインテリジェントキー等による集中ドアロックの操作が行われた場合には、集中ドアロックが行えるように工夫している。
すなわち、本実施形態1の接続切換装置Aは、トリガースイッチ12を操作していない通常の状態では、リレー回路13aの各リレースイッチ21,22は、共通端子21c,22cが他方の切換端子21b,22b側に接続されている。つまり、これは接続切換装置Aを接続していない従来の車両の信号線の接続状態と同じであり、コンピュータ100には、左右のスライドドアスイッチ21,22からの信号(ドア開状態検知信号(0V信号)またはドア閉状態検知信号(12V信号)のいずれか一方の信号)が入力されている。ここでは、ドア開状態検知信号(0V信号)が入力されている場合について説明する。
この状態において、トリガースイッチ12が押されると、このトリガースイッチ12のオン信号を受けたメイン制御部11は、リレー制御部13を制御して、リレー回路13の各リレースイッチ21,22の接続を、他方の接続端子21b,22bから一方の接続端子21a,22a側に切り換える。すなわち、各共通端子21c,22cを、オープン状態(12V電位)である他方の接続端子21a,22aに接続する。
すなわち、リレー回路13aの各リレースイッチ21,22の接続を、一方の接続端子21a,22a(0Vまたは12V)側から他方の接続端子21a,22a(12V)側に切り換えることによって、スライドドアが完全に閉まっているとコンピュータ100が認識する状態を疑似的に作り出している。つまり、スライドドアが開いている状態であっても、トリガースイッチ12を押すことによって、疑似的にスライドドアが閉まっていると認識する状態を作り出している。
これにより、その後、ユーザがスライドドアを閉める操作(具体的には、スライドドアのノブを引く等して閉める操作)を行い、次に、リモコンキーやインテリジェントキー等によって集中ドアロックの操作を行うと、スライドドアはロック状態のままで閉まる動作を開始し、スライドドアが閉まった後もそのロック状態を維持することになる。
従って、ユーザは、車両から下りた後、トリガースイッチ12を操作し、その後、スライドドアを閉める操作とロック操作とをこの順番で、または逆の順番で順次行っておけば、車から離れても、スライドドアを閉めた後も完全に全てのドアをロック状態にすることができる。すなわち、スライドドアが閉まるまでその場で待たなくても、従来の車両で従来のリモコンキーやインテリジェントキー等を用いて、集中ドアロックを行うことができるものである。
この後、右スライドドア200a及び/または左スライドドア200bが実際に閉まって右スライドドアスイッチ200a及び/または左スライドドアスイッチ200bがオフすると、分割第1信号線1b,2bがアース電位(0V)からオープン状態(12V)となる。そして、このオープン状態(12V)を右ドア開閉検知部14及び/または左ドア開閉検知部15が検知すると、右ドア開閉検知部14及び/または左ドア開閉検知部15は、メイン制御部11に実際にスライドドアが閉まったことを示すドア閉状態信号(例えば、5V信号)を出力する。メイン制御部11は、右ドア開閉検知部14及び左ドア開閉検知部15の両方からドア閉状態信号を受け取ることによって、右スライドドア及び左スライドドアの両方が実際に閉まったことを確認すると、リレー制御部13を制御して、リレー回路13の各リレースイッチ21,22の接続を、一方の接続端子21a,22aから他方の接続端子21b,22b側に切り換える。すなわち、接続切換装置Aが接続されていない従来の車両の信号線の接続状態に復帰させる。これにより、以後は従来の車両による各種リモコン操作が従来通り可能となる。
なお、メイン制御部11は、IG信号検知部16からエンジン駆動状態を示すイグニッション信号を検知していることを示す信号が入力されている場合には、トリガースイッチ12が押されたとしても、その操作を無効として扱う。すなわち、上記処理動作は実行しない。これにより、走行中等での誤動作を防止することができる。
<実施形態2>
図3は、本発明の実施形態2に係る接続切換装置Bの接続構成図、図4は、接続切換装置Bの回路構成図である。
本実施形態2の接続切換装置Bは、車両にセキュリティー装置が搭載されている場合に、セキュリティー装置の誤動作を防止しつつ集中ドアロックの動作を可能としたものである。そのため、本実施形態2の接続切換装置Bは、実施形態1の接続切換装置Aの構成に加え、車両に搭載されているセキュリティー装置300に対してエンジン駆動状態を示す疑似IG信号を出力する疑似IG信号出力部17と、車両のコンピュータ100からのロック信号またはセキュリティー装置300からのロック信号を検出するロック検出部18とをさらに備えた構成としている。
次に、上記構成の接続切換装置Bを集中ドアロック処理に適用した場合の処理動作について説明する。
すなわち、本実施形態2の接続切換装置Bは、トリガースイッチ12を操作していない通常の状態では、リレー回路13aの各リレースイッチ21,22は、共通端子21c,22cが他方の切換端子21b,22b側に接続されている。つまり、これは接続切換装置Aを接続していない従来の車両の信号線の接続状態と同じであり、コンピュータ100には、左右のスライドドアスイッチ21,22からの信号(ドア開状態検知信号(0V信号)またはドア閉状態検知信号(12V信号)のいずれか一方の信号)が入力されている。ここでは、ドア開状態検知信号(0V信号)が入力されている場合について説明する。
この状態において、トリガースイッチ12が押されると、このトリガースイッチ12のオン信号を受けたメイン制御部11は、リレー制御部13を制御して、リレー回路13の各リレースイッチ21,22の接続を、他方の接続端子21b,22bから一方の接続端子21a,22a側に切り換える。すなわち、各共通端子21c,22cを、オープン状態である他方の接続端子21a,22aに接続する。これにより、スライドドアが開いている状態であっても、トリガースイッチ12を押すことによって、疑似的にスライドドアが閉まっていると認識する状態を作り出すことができる。
従って、その後、ユーザがスライドドアを閉める操作(具体的には、スライドドアのノブを引く等して閉める操作)を行い、次に、リモコンキーやインテリジェントキー等によって集中ドアロックの操作を行うと、スライドドアはロック状態のままで閉まる動作を開始し、スライドドアが閉まった後もそのロック状態を維持することになる。
この後、右スライドドア200a及び/または左スライドドア200bが閉まって右スライドドアスイッチ200a及び/または左スライドドアスイッチ200bがオフすると、分割第1信号線1b,2bがアース電位(0V)からオープン状態(12V)となる。そして、このオープン状態(12V)を右ドア開閉検知部14及び/または左ドア開閉検知部15が検知すると、右ドア開閉検知部14及び/または左ドア開閉検知部15は、メイン制御部11に実際にスライドドアが閉まったことを示すドア閉状態信号(例えば、5V信号)を出力する。メイン制御部11は、右ドア開閉検知部14及び左ドア開閉検知部15の両方からドア閉状態信号を受け取ることによって、右スライドドア及び左スライドドアの両方が実際に閉まったことを確認すると、リレー制御部13を制御して、リレー回路13の各リレースイッチ21,22の接続を、一方の接続端子21a,22aから他方の接続端子21b,22b側に切り換える。すなわち、接続切換装置Bが接続されていない従来の車両の信号線の接続状態に復帰させる。これにより、以後は従来の車両による各種リモコン操作が従来通り可能となる。
また、メイン制御部11は、右ドア開閉検知部14及び左ドア開閉検知部15の両方からドア閉状態信号を受け取ると、疑似IG信号出力部17からの疑似IG信号の出力を停止する。これにより、以後、セキュリティー装置300は、自装置に設定されている処理動作に従って、セキュリティー動作を開始する。
一方、メイン制御部11は、上記集中ドアロックの処理動作と並行して、セキュリティー装置300に対する処理も実施する。すなわち、メイン制御部11は、トリガースイッチ12が操作された後、集中ドアロックの操作が行われることにより、ロック検出部18がロック信号を検出すると、その所定時間(例えば、5秒等)経過後に疑似IG信号出力部17からセキュリティー装置300に対して疑似IG信号を出力する。一方、セキュリティー装置も車両のコンピュータ100からロック信号を受けてセキュリティー動作をセットする。このセキュリティー動作のセットは、上記所定時間の間に行われる。この後、セキュリティー装置300は、自装置に設定されている処理動作に従って一定の時間(例えば、所定時間よりも長い10秒,30秒等)経過後にセキュリティー動作を開始するのであるが、所定時間が経過すると、疑似IG信号出力部17から疑似IG信号が出力されてくるので、セキュリティー装置300は、この疑似IG信号を受けてセキュリティー動作を開始する前にスタンバイ状態に移行する。この後、スライドドアが完全に閉じられて集中ドアロックが完了すると、疑似IG信号出力部17からの疑似IG信号の出力が停止されるので、セキュリティー装置300は、これを受けてスタンバイ状態からセキュリティー動作状態に移行する。すなわち、以後、通常通りセキュリティー動作を開始することになる。
本実施形態2に係る接続切換装置Bによれば、セキュリティー装置300を搭載した車両であっても、セキュリティー装置300を誤動作させることなく、全ドアの自動ロックを行うことができる。すなわち、全ドアを自動ロックした後で、セキュリティー装置を起動させることができる。
なお、メイン制御部11は、IG信号検知部16からエンジン駆動状態を示すイグニッション信号を検知していることを示す信号が入力されている場合には、トリガースイッチ12が押されたとしても、その操作を無効として扱う。すなわち、上記処理動作は実行しない。これにより、走行中等での誤動作を防止することができる。
また、上記実施形態では、本発明の接続切換装置をパワースライドドアのドア検知手段の信号線にのみ接続した構成として説明しているが、運転席や助手席のヒンジ構造の開閉ドアのドア検知手段の信号線や、跳ね上げ式の後部ドアのドア検知手段の信号線にも本発明に係る接続切換装置を介在させることで、スライドドアだけでなく、他のドアが開いている状態でトリガースイッチが押された場合にも、集中ドアロックを行うことが可能となる。また、本発明の接続切換装置は、車両以外にも、例えばガレージの自動シャッター装置等にも応用することが可能である。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
A,B 接続切換装置
1 第1信号線
1a,1b 分割第1信号線
2 第2信号線
2a,2b 分割第2信号線
3a,4a,5a,6a オスコネクタ
3b,4b,5b,6b メスコネクタ
10 メインユニット(切換手段)
11 メイン制御部(制御部)
11a 黄色信号線
11b 白色信号線
11c 緑色信号線
11d 青色信号線
11e 赤色信号線
11f 橙色信号線
11g 黒色信号線
12 トリガースイッチ
13 リレー制御部(切換部)
13a リレー回路(切換部)
14 右ドア開閉検知部(検知部)
15 左ドア開閉検知部(検知部)
16 IG信号検知部
17 疑似IG信号出力部(出力手段)
18 ロック検出部
21 第1リレースイッチ
22 第2リレースイッチ
21a,21b,22a,22b 切換端子
21c,22c 共通端子
100 コンピュータ
200 スライドドアスイッチ(ドア検知手段)
200a 右スライドドアスイッチ(ドア検知手段)
200b 左スライドドアスイッチ(ドア検知手段)
300 セキュリティー装置

Claims (5)

  1. 車両のドアの開閉を検知する車体側に設けられたドア検知手段と前記車両の制御手段との間に接続されて前記ドア検知手段と前記制御手段との間の信号線の接続を切り換える接続切換装置であって、
    トリガ信号を出力するトリガースイッチと、
    前記ドア検知手段と前記制御手段との間の接続を切り換える切換手段とを備え、
    前記切換手段は、前記トリガースイッチが操作されると、前記ドア検知手段と前記制御手段との間の信号線の接続を切り離して前記制御手段側の信号線を疑似的にドア閉状態とし、前記ドア検知手段が前記ドアの閉状態を検知すると、前記ドア検知手段と前記制御手段との間の信号線を再び接続することを特徴とする接続切換装置。
  2. 請求項1に記載の接続切換装置であって、
    前記切換手段は、
    前記ドア検知手段の開閉状態を検知する検知部と、
    前記ドア検知手段と前記制御手段との間を接続状態と切り離し状態のいずれか一方の状態に切り換える切換部と、
    前記切換部の切り換えを制御する制御部と、
    を備えていることを特徴とする接続切換装置。
  3. 請求項2に記載の接続切換装置であって、
    前記切換部がリレー回路であることを特徴とする接続切換装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の接続切換装置であって、
    車両からのイグニッション信号を検知するイグニッション信号検知手段をさらに備え、
    前記切換手段は、前記イグニッション信号検知手段がエンジン駆動状態を示すイグニッション信号を検知している場合には、前記トリガースイッチの操作を無効とすることを特徴とする接続切換装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の接続切換装置であって、
    前記車両に搭載されているセキュリティー装置に対してエンジン駆動状態を示す駆動状態疑似信号を出力する出力手段と、
    前記車両からのロック信号または前記セキュリティー装置からのロック信号を検出するロック検出部とをさらに備え、
    前記切換手段は、前記トリガースイッチが操作された後、前記ロック検出部が前記ロック信号を検出すると、その所定時間経過後に前記出力手段から前記セキュリティー装置に対して前記駆動状態疑似信号を出力し、前記ドア検知手段が前記ドアの閉状態を検知すると前記出力手段からの前記駆動状態疑似信号の出力を停止することを特徴とする接続切換装置。
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