JPH1067302A - 車両用防盗装置 - Google Patents

車両用防盗装置

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JPH1067302A
JPH1067302A JP22659096A JP22659096A JPH1067302A JP H1067302 A JPH1067302 A JP H1067302A JP 22659096 A JP22659096 A JP 22659096A JP 22659096 A JP22659096 A JP 22659096A JP H1067302 A JPH1067302 A JP H1067302A
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theft
doors
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Yoshihiro Mitsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン作動時でも防盗装置をセット可能に
する。 【解決手段】 遠隔操作による車両のドアロック指令を
受信した時に、車両の全リッドの閉じが検出され、且つ
車両の全ドアのロック状態が検出された場合には、防盗
セットして盗難警戒状態にする。これにより、エンジン
作動時でも防盗セットが可能になり、車両を運行する前
にエンジンを作動させて車室内を事前空調することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両を盗難から守る
防盗装置に関する。
【0002】
【従来の技術】施錠状態にあるドアロック機構を解錠で
きないように拘束(以下、デッドロックと呼ぶ)した
り、車室内への侵入を検出する侵入検出センサーや車体
の傾きを検出する車両傾斜センサーにより盗難を検出し
て警報する車両用防盗装置が知られている。
【0003】従来の装置では、図6に示すようにセット
条件がすべて満足されると防盗装置がセットされる。セ
ット条件は、車両の全リッド(ドア、トランクリッ
ド、フードなど)が閉じられている、全ドアがロック
されている、リモートコントロールエントリーシステ
ムによりドアロックがなされた、イグニッションキー
スイッチACCがオンになっていない(イグニッション
キーがOFF位置にある)ことである。
【0004】また、従来の装置では、図7に示すように
リセット条件のいずれかが満足されると防盗装置がリセ
ットされる。リセット条件は、キーによりトランクリ
ッドがアンロックされた、キーによりドアがアンロッ
クされた、リモートコントロールエントリーシステム
によりドアがアンロックされた、イグニッションキー
スイッチACCがオフからオンに変化した(イグニッシ
ョンキーがOFF位置からACC位置に操作された)こ
とである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両用防盗装置では、エンジンが始動されるとイグニッ
ションキースイッチACCがオフからオンに切り換わっ
て防盗装置がリセットされるので、車両を運行する前に
エンジンを作動させて車室内を空調する事前空調が行な
えないという問題がある。
【0006】本発明の目的は、エンジン作動時でも防盗
装置をセット可能にした車両用防盗装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明は、車両の盗難を防止する車両
用防盗装置に適用され、車両のリッドの閉じ状態を検出
するリッド閉じ検出手段と、車両のドアのロック状態を
検出するドアロック検出手段と、遠隔操作で車両のドア
をロックする遠隔操作手段と、遠隔操作手段から車両の
ドアロック指令を受信した時に、リッド閉じ検出手段に
より車両の全リッドの閉じが検出され、且つドアロック
検出手段により車両の全ドアのロック状態が検出された
場合には、防盗セットして盗難警戒状態にする制御手段
とを備える。遠隔操作による車両のドアロック指令を受
信した時に、車両の全リッドの閉じが検出され、且つ車
両の全ドアのロック状態が検出された場合には、防盗セ
ットして盗難警戒状態にする。 (2) 請求項2の車両用防盗装置は、変速機のシフト
レバーがP位置にあることを検出するP位置検出手段を
備え、制御手段によって、遠隔操作手段から車両のドア
ロック指令を受信した時に、リッド閉じ検出手段により
車両の全リッドの閉じが検出され、且つ、ドアロック検
出手段により車両の全ドアのロック状態が検出され、且
つ、P位置検出手段によりシフトレバーのP位置が検出
された場合には、防盗セットして盗難警戒状態にするよ
うにしたものである。遠隔操作による車両のドアロック
指令を受信した時に、車両の全リッドの閉じが検出さ
れ、且つ、車両の全ドアのロック状態が検出され、且
つ、シフトレバーのP位置が検出された場合には、防盗
セットして盗難警戒状態にする。 (3) 請求項3の車両用防盗装置は、制御手段によっ
て、防盗セット後に車両のランプを点灯するかまたはホ
ーンを吹鳴するようにしたものである。 (4) 請求項4の車両用防盗装置は、車室内の動く物
体を検知する動物検知手段を備え、制御手段によって、
防盗セット後の所定時間内に動物検知手段により車室内
で動く物体が検知された場合には、動物検知手段による
動く物体の検知を停止するようにしたものである。 (5) 請求項5の車両用防盗装置は、P位置にあるシ
フトレバーをロックするシフトロック手段を備え、制御
手段によって、防盗セット後にシフトロック手段により
シフトレバーをP位置でロックするようにしたものであ
る。 (6) 請求項6の車両用防盗装置は、制御手段によっ
て、イグニッションキーがON位置にあって防盗セット
されている時に、イグニッションキーがOFF位置に切
り換えられると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除
するようにしたものである。 (7) 請求項7の車両用防盗装置は、制御手段によっ
て、イグニッションキーがON位置にあって防盗セット
されている時に、ドアロック検出手段によりいずれかの
ドアのアンロックが検出されると、防盗リセットして盗
難警戒状態を解除するようにしたものである。 (8) 請求項8の車両用防盗装置は、車速を検出する
車速検出手段を備え、制御手段によって、イグニッショ
ンキーがON位置にあって防盗セットされている時に、
車速検出手段により所定値以上の車速が検出されると、
防盗リセットして盗難警戒状態を解除するようにしたも
のである。 (9) 請求項9の車両用防盗装置は、車両の全ドアを
一括してアンロックする集中ドアアンロック手段を備
え、制御手段によって、イグニッションキーがON位置
にあって防盗セットされている時に、集中ドアアンロッ
ク手段により全ドアが一括してアンロックされると、防
盗リセットして盗難警戒状態を解除するようにしたもの
である。 (10) 請求項10の車両用防盗装置は、制御手段に
よって、イグニッションキーがON位置にあって防盗セ
ットされている時に、P位置検出手段によりシフトレバ
ーがP位置にないことが検出されると、防盗リセットし
て盗難監視状態を解除するようにしたものである。
【0008】
【発明の効果】
(1) 請求項1の発明によれば、遠隔操作による車両
のドアロック指令を受信した時に、車両の全リッドの閉
じが検出され、且つ車両の全ドアのロック状態が検出さ
れた場合には、防盗セットして盗難警戒状態にするよう
にしたので、エンジン作動時でも防盗セットが可能にな
り、車両を運行する前にエンジンを作動させて車室内を
事前空調することができる。 (2) 請求項2の発明によれば、遠隔操作による車両
のドアロック指令を受信した時に、車両の全リッドの閉
じが検出され、且つ車両の全ドアのロック状態が検出さ
れた場合には、防盗セットして盗難警戒状態にするよう
にしたので、請求項1の効果に加え、シフトレバーがP
位置にあって車両が走行可能な状態にないことを確認し
た上で防盗状態にセットするので、防盗セット状態での
走行を防止できる。 (3) 請求項3の発明によれば、防盗セット後に車両
のランプを点灯するかまたはホーンを吹鳴するようした
ので、防盗セットの完了を認識させることができる。 (4) 請求項4の発明によれば、防盗セット後の所定
時間内に車室内で動く物体が検知された場合には、動く
物体の検知を停止するようにしたので、車室内に子供や
動物を残したままで防盗セットしても、車室内への不正
な侵入者と誤認して防盗装置が作動することが避けられ
る。 (5) 請求項5の発明によれば、防盗セット後に変速
機のシフトレバーをP位置でロックするようにしたの
で、防盗性能を向上できる上に、防盗セット状態での走
行を防止できる。 (6) 請求項6の発明によれば、イグニッションキー
がON位置にあって防盗セットされている時に、イグニ
ッションキーがOFF位置に切り換えられると、防盗リ
セットして盗難警戒状態を解除するようにしたので、乗
員の降車時の防盗装置の誤作動を防止できる。 (7) 請求項7の発明によれば、イグニッションキー
がON位置にあって防盗セットされている時に、いずれ
かのドアのアンロックが検出されると、防盗リセットし
て盗難警戒状態を解除するようにしたので、請求項6と
同様な効果が得られる。 (8) 請求項8の発明によれば、イグニッションキー
がON位置にあって防盗セットされている時に所定値以
上の車速が検出されると、防盗リセットして盗難警戒状
態を解除するようにしたので、防盗セット状態での走行
を防止できる。 (9) 請求項9の発明によれば、イグニッションキー
がON位置にあって防盗セットされている時に全ドアが
一括してアンロックされると、防盗リセットして盗難警
戒状態を解除するようにしたので、請求項6と同様な効
果が得られる。 (10) 請求項10の発明によれば、イグニッション
キーがON位置にあって防盗セットされている時に、シ
フトレバーがP位置にないことが検出されると、防盗リ
セットして盗難監視状態を解除するようにしたので、請
求項8と同様な効果が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は一実施形態の構成を示す。
コントローラ1は、マイクロコンピュータとその周辺部
品から構成され、防盗処理を行なう。このコントローラ
1には、リモートコントロールエントリーシステム(以
下、リモコンエントリー装置と呼ぶ)2、侵入センサー
3、傾斜センサー4、車速センサー5が接続されてい
る。
【0010】リモコンエントリー装置2は、不図示のリ
モートコントロールキー(以下、リモコンキーと呼ぶ)
から送信される暗証番号、ドアロック/アンロック指令
およびトランクリッド開放指令をアンテナ2aにより受
信し、暗証番号が予め登録された番号と一致すればドア
ロック/アンロック指令およびトランクリッド開放指令
をコントローラ1へ送る。
【0011】侵入センサー3は、車室内の例えば左右の
センターピラーに超音波の発信機と受信機を設置し、車
室内の動く物体を検知してコントローラ1へ警報信号を
送る。傾斜センサー4は、車両が所定角度以上傾いた時
にコントローラ1へ警報信号を送る。車速センサー5
は、車両の所定の走行距離ごとにパルス信号を発生し、
コントローラ1へ出力する。コントローラ1はこのパル
ス信号に基づいて車速を検出する。
【0012】コントローラ1にはまた、ターンシグナル
ランプL1〜L4と、ホーン6と、各種スイッチが接続
される。各種スイッチには、イグニッションキーがAC
C、ON、STARTのいずれかの位置にある時に閉路
するスイッチACCと、イグニッションキーがONまた
はSTART位置にある時に閉路するスイッチONと、
運転席ドア、助手席ドア、後席左右ドアがそれぞれ開放
状態の時に閉路するドアスイッチDO1〜DO4と、運
転席ドア、助手席ドア、後席左右ドアのドアロックアク
チュエータのロック/アンロック状態を検出するドアロ
ックスイッチDL1〜DL4と、トランクリッドオープ
ナースイッチTOと、トランクリッドがアンロック状態
の時に閉路するスイッチTULと、フードが開放状態に
ある時に閉路するスイッチFOと、シフトレバーがパー
キング位置(P位置)にある時に閉路するパーキングス
イッチSPが含まれる。なお、BATはバッテリ電源で
ある。
【0013】図2は、イグニッションキーの位置に関わ
らず防盗をセットする場合の処理を示すフローチャート
である。ここで、防盗セットとは、ドアロックが解除さ
れないように拘束するいわゆるデッドロックを行ない、
侵入センサーや傾斜センサーを作動させるなど、車両の
盗難を防止するために必要な処理を行なって盗難警戒状
態に入ることであり、この状態において車室内への不正
な侵入や車両の傾きが検出されると、ランプを点滅した
りホーンを吹鳴するなどして必要な警報を行なう。ま
た、防盗リセットとはそのような盗難警戒状態を解除す
ることである。
【0014】コントローラ1は所定の時間間隔でこの処
理を実行する。ステップ21において、スイッチDO1
〜DO4,TUL,FOにより車両の全リッド(ドア、
トランク、フード)が閉じられていることを確認し、全
リッドが閉じられていればステップ22へ進む。ステッ
プ22では、スイッチDL1〜DL4により車両の全ド
アがロックされていることを確認し、全ドアがロック状
態にあればステップ23へ進む。ステップ23におい
て、リモコンエントリー装置2からドアロック指令を受
信したかどうかを確認し、ドアロック指令を受信したら
ステップ25へ進み、そうでなければステップ24へ進
む。リモコンエントリー装置2からドアロック指令を受
信していない場合は、ステップ24でイグニッションキ
ースイッチACCがオンしているかどうかを確認し、ス
イッチACCがオンしていればステップ21へ戻り、ス
イッチACCがオフ、すなわちイグニッションキーがO
FF位置にあればステップ25へ進む。
【0015】車両の全リッドが閉じられ且つ全ドアがロ
ックされている状態において、リモコンエントリー装置
2からドアロック指令を受信した場合はステップ25で
防盗セットし、盗難監視状態に入る。そして、ステップ
26でターンシグナルランプL1〜L4を所定時間だけ
点滅して防盗セット完了を知らせる。なお、ヘッドラン
プを点滅させたりあるいはホーン6を吹鳴させて、防盗
セット完了を知らせるようにしてもよい。このように、
全リッドが閉じられ且つ全ドアがロックされている状態
において、リモコンエントリー装置2からドアロック指
令を受信した場合には、イグニッションキーの位置に関
わらず防盗セットするようにしたので、エンジンを作動
させて空調装置を駆動し、車両の運行前に事前に車室内
を空調することが可能になる。
【0016】防盗セット後のステップ27で、侵入セン
サー3を所定時間、例えば30秒間作動させ、車室内に
人や動物がいるかどうかを検知する。防盗セット直後の
所定時間内に侵入センサー3が動く物体を検知した場合
には、車室内に子供や動物などがいると判断し、ステッ
プ28で侵入センサー3による侵入検知を停止する。
【0017】なお、上述した実施形態では、全リッドが
閉じられ且つ全ドアがロックされている状態において、
リモコンエントリー装置からドアロック指令を受信した
場合には、イグニッションキーの位置にかかわらず防盗
セットしたが、このような経過で防盗セットした場合に
は、侵入センサー3および傾斜センサー4による検知を
停止するようにしてもよい。
【0018】図3はイグニッションキーの位置に関わら
ず防盗セットする処理の変形例を示すフローチャートで
ある。なお、図2に示す処理と同様な処理を行なうステ
ップに対しては同一のステップ番号を付して相違点を中
心に説明する。図2に示す実施形態では、全リッドが閉
じられ且つ全ドアがロックされている状態において、リ
モコンエントリー装置からドアロック指令を受信した場
合には、イグニッションキーの位置に関わらず防盗セッ
トしたが、この変形例では、全リッドが閉じられ且つ全
ドアがロックされている状態において、リモコンエント
リー装置からドアロック指令を受信した場合にはステッ
プ23Aへ進み、スイッチSPによりシフトレバーがP
位置にあるかどうかを確認する。P位置になければステ
ップ24へ進んでイグニッションキースイッチACCが
オンかどうかを確認する。シフトレバーがP位置にな
く、且つスイッチACCがオンしている時は、車両が走
行可能な状態にあると判断し防盗セットしない。一方、
P位置にあればステップ25へ進んで防盗セットを行な
う。さらに、防盗セット後のステップ26Aで不図示の
シフトロック機構によりシフトレバーをP位置にロック
する。
【0019】図4は、イグニッションキーがON位置に
あって防盗セットされている場合の防盗リセット処理を
示すフローチャートである。コントローラ1は所定の時
間間隔でこの処理を実行する。ステップ41において、
イグニッションキースイッチONが開路してイグニッシ
ョンキーがOFF位置に戻されたか否かを確認する。イ
グニッションキーがOFF位置に戻されたら乗員が降車
するものと判断し、ステップ49へ進んで防盗リセット
する。 イグニッションキーがON位置にセットされた
ままであればステップ42へ進み、イグニッションキー
スイッチONとドアロックスイッチDL1〜DL4によ
り、イグニッションキーがON位置にあって、いずれか
のドアがアンロックされたか否かを確認する。この場合
には乗員が降車するものと判断し、ステップ49へ進ん
で防盗リセットする。
【0020】なお、ステップ42では、イグニッション
キーがON位置で且つドアがアンロックされたら、乗員
に降車意志があると判断して防盗リセットするようにし
たが、運転席ドアなどに設置される集中ドアスイッチに
よりアンロック操作がなされた場合には、車室内に乗員
がおり、その乗員に降車意志があると判断して防盗リセ
ットするようにしてもよい。
【0021】ステップ43で、車速センサー5により車
速が所定値K以上あるか否かを確認し、車速が所定値K
以上あればステップ49へ進んで防盗リセットを行な
う。また、ステップ44では、スイッチSPによりシフ
トレバーがP位置にあるか否かを確認する。イグニッシ
ョンキーがON位置にあるので、シフトレバーがP位置
にない場合には車両が走行可能な状態にあることにな
り、ステップ49へ進んで防盗リセットする。
【0022】なお、基本的には車速またはシフトレバー
位置に基づいて車両の走行可能状態を判断できるが、例
えば車速またはシフトレバー位置検出装置に故障がある
と、走行可能状態の判断ができず、防盗セット状態で走
行することが可能となり好ましくない。そこで、この実
施形態では車速とシフトレバー位置の両条件が満足され
た場合に車両が走行可能状態にないと判断し、防盗セッ
ト状態での走行を確実に防止する。
【0023】ステップ45〜48の防盗リセット条件は
基本的には従来の防盗装置の条件と同様である。ステッ
プ45において、キーによりトランクリッドの開放操作
がなされるとステップ49へ進んで防盗リセットを行な
う。ここで、キーによるトランク開放の判断は、例え
ば、トランクリッドオープナースイッチTOが操作され
ずに、トランクリッドアンロックスイッチTULにより
トランクリッドの開放が検出されたら、キーによりトラ
ンクリッドが開放されたと判断する。
【0024】また、ステップ46でキーによりいずれか
のドアがアンロックされるとステップ49へ進んで防盗
リセットを行なう。ここで、キーによるドアアンロック
の判断は、例えば、集中ドアロックスイッチやドアロッ
クノブの操作なしに、ドアロックスイッチDL1〜DL
4によりいずれかのドアのアンロックが検出されたら、
キーによりドアがアンロックされたと判断する。ステッ
プ47でリモコンエントリー装置2によりドアがアンロ
ックされるとステップ49へ進み、防盗リセットを行な
う。さらに、ステップ49において、イグニッションキ
ースイッチACCがオフからオンに切り換わると乗員の
走行意志があると判断し、ステップ49へ進んで防盗リ
セットを行なう。
【0025】なお、防盗セット時にシフトレバーをP位
置にロックした場合には、防盗リセット後のステップ5
0で不図示のシフトロック機構によりシフトレバーのP
位置ロックを解除する。
【0026】図5は、イグニッションキーがON位置に
あって防盗がセットされている場合の防盗リセット処理
の変形例を示すフローチャートである。なお、図4に示
す処理と同様な処理を行なうステップに対しては同一の
ステップ番号を付して相違点を中心に説明する。ステッ
プ42AでシフトレバーがP位置にあるか否かを確認
し、P位置になければ防盗リセットを行ない、P位置に
あればステップ42Bへ進む。ステップ42Bでは車速
が所定値K以上あるか否かを確認し、車速が所定値K以
上あればステップ42Cへ進む。シフトレバーがP位置
にあるのに車速が所定値K以上あるということは、シフ
トレバーのP位置検出スイッチSPの故障が考えられ
る。そこで、ステップ42CでパーキングスイッチSP
の故障をアラームする。
【0027】このように、車速とシフトレバー位置の両
条件を確認することにより、防盗セット状態での走行を
確実に防止できる上に、P位置検出スイッチSPの故障
も検出できる。
【0028】以上の一実施形態の構成において、ドアス
イッチDO1〜DO4、トランクリッドアンロックスイ
ッチTUL、フードスイッチFOがリッド閉じ検出手段
を、ドアロックスイッチDL1〜DL4がドアロック検
出手段を、リモートコントロールエントリーシステム2
が遠隔操作手段を、コントローラ1が制御手段を、パー
キングスイッチSPがP位置検出手段を、侵入センサー
3が動物検出手段を、シフトロック機構(不図示)がシ
フトロック手段を、車速センサー5が車速検出手段を、
集中ドアスイッチ(不図示)が集中ドアアンロック手段
をそれぞれ構成する。なお、車両のリッドは、ドア、フ
ード、トランクリッドの他に、フューエルリッド、ウイ
ンドー、サンルーフなどが含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の構成を示す図である。
【図2】 イグニッションキーの位置に関わらず防盗セ
ットする場合の処理を示すフローチャートである。
【図3】 イグニッションキーの位置に関わらず防盗セ
ットする場合の処理の変形例を示すフローチャートであ
る。
【図4】 イグニッションキーがON位置にあって防盗
セットされている場合の防盗リセット処理を示すフロー
チャートである。
【図5】 イグニッションキーがON位置にあって防盗
セットされている場合の防盗リセット処理の変形例を示
すフローチャートである。
【図6】 従来の防盗装置の防盗セット処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 従来の防盗装置の防盗リセット処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 リモートコントロールエントリーシステム(リモコ
ンエントリー装置) 3 侵入センサー 4 傾斜センサー 5 車速センサー 6 ホーン L1〜L4 ターンシグナルランプ ACC,ON イグニッションキースイッチ DO1〜DO4 ドアスイッチ DL1〜DL4 ドアロックスイッチ TO トランクリッドオープナースイッチ TUL トランクリッドアンロックスイッチ FO フードスイッチ SP シフトレバーパーキングスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E05B 49/00 E05B 49/00 K 65/20 65/20 G08B 13/00 G08B 13/00 B

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の盗難を防止する車両用防盗装置に
    おいて、 車両のリッドの閉じ状態を検出するリッド閉じ検出手段
    と、 車両のドアのロック状態を検出するドアロック検出手段
    と、 遠隔操作で車両のドアをロックする遠隔操作手段と、 前記遠隔操作手段から車両のドアロック指令を受信した
    時に、前記リッド閉じ検出手段により車両の全リッドの
    閉じが検出され、且つ前記ドアロック検出手段により車
    両の全ドアのロック状態が検出された場合には、防盗セ
    ットして盗難警戒状態にする制御手段とを備えることを
    特徴とする車両用防盗装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用防盗装置におい
    て、 変速機のシフトレバーがパーキング位置(以下、P位置
    と呼ぶ)にあることを検出するP位置検出手段を備え、 前記制御手段は、前記遠隔操作手段から車両のドアロッ
    ク指令を受信した時に、前記リッド閉じ検出手段により
    車両の全リッドの閉じが検出され、且つ、前記ドアロッ
    ク検出手段により車両の全ドアのロック状態が検出さ
    れ、且つ、前記P位置検出手段によりシフトレバーのP
    位置が検出された場合には、防盗セットして盗難警戒状
    態にすることを特徴とする車両用防盗装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車両用
    防盗装置において、 前記制御手段は、防盗セット後に車両のランプを点灯す
    るかまたはホーンを吹鳴することを特徴とする車両用防
    盗装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載の車
    両用防盗装置において、 車室内の動く物体を検知する動物検知手段を備え、 前記制御手段は、防盗セット後の所定時間内に前記動物
    検知手段により車室内で動く物体が検知された場合に
    は、前記動物検知手段による動く物体の検知を停止する
    ことを特徴とする車両用防盗装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載の車
    両用防盗装置において、 P位置にあるシフトレバーをロックするシフトロック手
    段を備え、 前記制御手段は、防盗セット後に前記シフトロック手段
    によりシフトレバーをP位置でロックすることを特徴と
    する車両用防盗装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの項に記載の車
    両用防盗装置において、 前記制御手段は、イグニッションキーがON位置にあっ
    て防盗セットされている時に、イグニッションキーがO
    FF位置に切り換えられると、防盗リセットして盗難警
    戒状態を解除することを特徴とする車両用防盗装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの項に記載の車
    両用防盗装置において、 前記制御手段は、イグニッションキーがON位置にあっ
    て防盗セットされている時に、前記ドアロック検出手段
    によりいずれかのドアのアンロックが検出されると、防
    盗リセットして盗難警戒状態を解除することを特徴とす
    る車両用防盗装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかの項に記載の車
    両用防盗装置において、 車速を検出する車速検出手段を備え、 前記制御手段は、イグニッションキーがON位置にあっ
    て防盗セットされている時に、前記車速検出手段により
    所定値以上の車速が検出されると、防盗リセットして盗
    難警戒状態を解除することを特徴とする車両用防盗装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかの項に記載の車
    両用防盗装置において、 車両の全ドアを一括してアンロックする集中ドアアンロ
    ック手段を備え、 前記制御手段は、イグニッションキーがON位置にあっ
    て防盗セットされている時に、前記集中ドアアンロック
    手段により全ドアが一括してアンロックされると、防盗
    リセットして盗難警戒状態を解除することを特徴とする
    車両用防盗装置。
  10. 【請求項10】 請求項2〜9のいずれかの項に記載の
    車両用防盗装置において、 前記制御手段は、イグニッションキーがON位置にあっ
    て防盗セットされている時に、前記P位置検出手段によ
    りシフトレバーがP位置にないことが検出されると、防
    盗リセットして盗難監視状態を解除することを特徴とす
    る車両用防盗装置。
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