JP2871413B2 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JP2871413B2
JP2871413B2 JP21006593A JP21006593A JP2871413B2 JP 2871413 B2 JP2871413 B2 JP 2871413B2 JP 21006593 A JP21006593 A JP 21006593A JP 21006593 A JP21006593 A JP 21006593A JP 2871413 B2 JP2871413 B2 JP 2871413B2
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善之 水野
貞雄 国分
久 青木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不正侵入者の検出信号
に応じて警報動作を行うセキュリティシステムの起動お
よび停止の切換え制御を、携帯形送信機からの送信信号
に基づいて行う制御手段を備えた車両用盗難防止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両としての自動車においては、
ドアのロック,アンロック動作をキーを用いずに、遠隔
操作により行うものがある。すなわち、携帯形送信機と
してのリモートキーを用いてロック信号あるいはアンロ
ック信号を送信すると、自動車側に設けられた受信装置
によりこれを受信し、制御装置から駆動信号を出力して
ドアロック機構にロック動作あるいはアンロック動作を
行なわせるようにしたものであり、使用者はその都度キ
ーをドアキーシリンダに挿入して回動操作する必要がな
くなり、使い勝手に優れるものである。
【0003】この場合、リモートキーから送信される電
波信号には、対応する自動車を特定するための識別コー
ドを付与しているので、他のリモートキーからロック信
号あるいはアンロック信号を受けても識別コードが一致
していなければドアロック機構を動作させることができ
ないようになっている。そして、識別コードは桁数を多
くすればする程組み合わせの数が膨大になるので、簡単
に第三者に解読されることがなく、盗難に対して極めて
安全性を高めることができるものである。
【0004】しかし、非常事態に備えて、ドアには従来
どおりの機械的なロック動作およびアンロック動作も実
施可能となるように、ドアキーシリンダを設けているの
で、こちらを不正手段によりアンロック動作された場合
には盗難に遭う虞がある。
【0005】そこで、最近では、例えば、リモートキー
からドアロック信号を受信したときに全ドアが閉状態に
あれば、制御装置によりドアロック機構にロック動作を
行なわせると共に警戒モードを設定して盗難防止を図る
ようにしたものがある。
【0006】すなわち、制御装置により、この警戒モー
ドの設定状態においては、リモートキーからのアンロッ
ク信号を受け付けたときにのみドアロック機構にアンロ
ック動作を行わせると共に警戒モードを解除するように
しており、他の手段によりドアが開状態となった場合に
は、ドアカーテシスイッチや侵入センサなどからの検出
信号に基づいて警報動作を行うようするものである。
【0007】この警報動作においては、例えば、ホーン
を鳴動させたり、ポジションランプ,テールランプを点
滅動作させるなどして周囲に注意を喚起させるように動
作させるので、不正侵入者に対して不正行為の実行を断
念させることができ、盗難の発生を極力防止することが
できるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の場
合、警戒モードの解除をリモートキーからアンロック信
号を送信したときのみとすると、そのリモートキーの送
信回路が故障したりあるいは内蔵電池が寿命に達してい
る場合にはアンロック信号の送信が不可能となり、使用
者が正規のリモートキーを所持している場合でも、その
キープレートを用いてドアロック機構のアンロック動作
を行なったときに警戒モードの解除が行われないため、
ドアを開けた時点で不正行為が発生したとして警報動作
が行われてしまうという不具合がある。
【0009】そこで、従来では、このような不具合に対
しても対処すべく、例えば、リモートキーからのアンロ
ック信号の送信以外に、キープレートを使って警戒モー
ドの設定状態を解除可能とするものが考えられている。
この場合、キープレートを使ってドアキーシリンダをロ
ック側およびアンロック側に順次回動操作することによ
り、その組み合わせにより所定のコード信号を形成して
入力するようにしている。
【0010】すなわち、自動車側の制御装置にあらかじ
めキーによる入力コードを登録して記憶しておき、リモ
ートキーのキープレートがドアキーシリンダに挿入され
たときにシャッタスイッチによりその挿入を検知し、キ
ープレートの回動操作による入力コードをドアキー回転
スイッチのロック側あるいはアンロック側への回動操作
の検出信号を順次受け付けて記憶してゆき、キープレー
トがドアキーシリンダから引き抜かれた時点で入力コー
ドが正しいか否かを判断し、正しい場合に警戒モードの
設定状態を解除するように構成したものである。これに
より、ドアロック機構を直接アンロック動作させてドア
を開いたときには警報動作を行うことにより盗難発生を
防止でき、且つ、上述の不具合も解決したものである。
【0011】しかしながら、このように、警戒モードの
設定状態を解除する方法としてドアキーシリンダの回動
操作により所定のキー入力コードを入力する方法を設け
る構成としているので、そのキー入力コードが固定的な
ものである場合には、例えば、一度第三者に知られると
キープレートの機械的なコピーを用いて警戒モードの設
定状態が解除されてしまうという不具合があり、盗難防
止効果が低減してしまう不具合がある。
【0012】また、キー入力コードが固定的なものであ
る場合には、あらかじめ登録されているキー入力コード
が使用者にとって覚えにくい場合もあり、非常の場合に
咄嗟に思い出すことができなくなる虞もあって、使用者
により所望のキー入力コードが登録可能な構成が要望さ
れている。
【0013】この場合、運転席部分などに新たに登録設
定器等を設ける場合には、第三者により登録されたキー
入力コードを知られ易くなる虞があり、また、別途に登
録設定器を設ける必要があるためコストがかかる不具合
がある。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、キー入力コードの登録機能を設けて使
用者に覚え易く使い勝手を向上させると共に登録コード
の変更を可能として盗難防止効果も向上できるようにし
た車両用盗難防止装置を提供するにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、携帯形送信機
からの送信信号に基づいてセキュリティシステムを起動
状態に切り換えて不正行為の検出に応じて警報動作を行
うようにした制御手段と、ドアキーシリンダのシャッタ
の開閉状態を検出するシャッタスイッチと、ドアキーシ
リンダのロック動作方向およびアンロック動作方向への
回動操作を検出して回転検出信号を出力するドアキー回
転スイッチとを具備し、前記制御手段により、前記シャ
ッタスイッチが前記ドアキーシリンダのシャッタの開状
態を検出した後、前記ドアキー回転スイッチの回転検出
信号をデータ要素としてこれらを時系列的に組み合わせ
てなる一連の回転検出信号がデータ要素の列としての
録コードと一致するときには、前記セキュリティシステ
ムの起動状態を解除するようにした車両用盗難防止装置
を対象とするものであり、ドアの開閉状態を検出するド
ア開閉検出手段と、イグニッションキーシリンダへのキ
ーの挿入を検出するキー検出手段と、前記登録コードを
記憶する記憶手段とを設け、前記制御手段を、前記ドア
開閉検出手段が前記ドアの開状態を呈する検出信号を出
力した状態で、前記ドアキー回転スイッチの回転検出信
号を時系列的に組み合わせてなる一連の回転検出信号が
入力された後に前記ドアの閉状態を呈する検出信号を受
けると共に前記キー検出手段から前記キーの挿入検知信
号を受けたときに、入力された一連の回転検出信号を新
しい登録コードとして前記記憶手段に記憶させるように
構成したところに特徴を有する。
【0016】
【作用】本発明の車両用盗難防止装置によれば、制御手
段は、携帯形送信機からの送信信号に基づいてセキュリ
ティシステムの起動および停止の切換えを行い、そのセ
キュリティシステムの起動状態においては、ドアが開か
れたり不正侵入者を検出する等の検出信号に応じて警報
動作を実行する。そして、制御手段は、ドアキーシリン
ダのシャッタが開状態となった後に回動操作が行われた
場合には、以降操作されたことによりドアキー回転スイ
ッチの回転検出信号をデータ要素として順次入力してそ
の入力された一連のコード信号と、登録されているデー
タ要素の列としてのコードと照合して一致したときにセ
キュリティシステムの起動状態を解除するようになる。
【0017】この場合、制御手段に登録されるコード
は、次のようにして使用者により登録することができ
る。すなわち、ドアを開状態としてキーをドアキーシリ
ンダに挿入し、所望のコードに対応してロック側および
アンロック側への回動操作を行った後、ドアを閉じてイ
グニッションキーシリンダにキーを挿入回動する。
【0018】これに応じて、制御手段は、ドア開閉検出
手段からドアの開状態を呈する検出信号が入力された状
態で、ドアキー回転スイッチから入力される一連の回転
検出信号を記憶し、この後、ドアの閉状態を呈する検出
信号を受けると共にキー検出手段からキーの挿入検知信
号を受けることに基づいて、入力された一連の回転検出
信号を新しい登録コードとして記憶手段に記憶設定する
ようになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。電気的構成を示す図1において、車
両である自動車本体側(図示せず)に設けられた制御手
段としての制御装置1は、内部にCPU,ROM,RA
Mなどを含んで構成されるもので、記憶手段としての機
能を兼ね備えていると共に、セキュリティプログラムお
よび後述する登録設定プログラムが記憶されている。
【0020】携帯形送信機としてのリモートキー2は、
この自動車のドア(図示せず)のロックおよびアンロッ
ク動作を遠隔操作により行なうためのもので、ドアの開
閉を機械的に行うためのキーとしてのキープレート2a
とこれを保持するキーグリップ2bとから構成されてい
る。このキーグリップ2bには、ロック信号送信用のロ
ックスイッチ3およびアンロック信号送信用のアンロッ
クスイッチ4が配設されており、これらを押圧操作する
と内部に組み込まれた図示しない送信回路により、ロッ
ク信号あるいはアンロック信号が電波信号として出力さ
れるようになっている。
【0021】一方、自動車側にはリモートキー2からの
電波信号を受信する受信装置5が配設されており、制御
装置1の入力端子P1に接続されている。この受信装置
5は、アンテナ5aを介して電波信号を受けると、これ
をロック信号あるいはアンロック信号に復調して制御装
置1に入力するようになる。
【0022】図示しない運転席部に設けられたイグニッ
ションキーシリンダ(以下IGキーシリンダと略称す
る)には、リモートキー2のキープレート2aの挿入を
検出するキーポジションスイッチ6および、IGキーシ
リンダの回動位置を検出するイグニッションスイッチ
(以下IGスイッチと略称する)7が設けられている。
この場合、IGスイッチ7は、OFF位置,アクセサリ
ーの電源を投入するACC位置,エンジン始動状態のO
N位置およびスタータ始動のST位置の4つの回動位置
を検出するようになっている。そして、キーポジション
スイッチ6およびIGスイッチ7は、それぞれ入力回路
8を介して制御装置1の入力端子P2およびP3に接続
されている。
【0023】図示しないドアにはドアキーシリンダが設
けられており、リモートキー2のキープレート2aが挿
入および回動可能に設けられている。このドアキーシリ
ンダの挿入口部にはシャッタが設けられると共に、この
シャッタの開状態をもってドアキーシリンダへのキープ
レート2aの挿入を検出するためのシャッタスイッチ9
が設けられている。また、回動操作によるドアキーシリ
ンダの回動を検出するドアキー回転スイッチ10が設け
られている。
【0024】このドアキー回転スイッチ10は、ドアキ
ーシリンダがオフ位置からロック方向およびアンロック
方向へ回動するのを検出するようになっている。これら
のシャッタスイッチ9およびドアキー回転スイッチ10
の出力端子は、それぞれ入力回路8を介して制御装置1
の入力端子P4およびP5に接続されている。
【0025】そして、ドアにはドアキーシリンダの回動
に応じて駆動されるドアロック機構11が配設されてお
り、ロック側方向への回動操作によりロック動作し、ア
ンロック側方向への回動操作によりアンロック動作する
ようになっている。また、ドアロック機構11は、後述
するように、駆動回路11aを介して制御装置1の出力
端子Q1からロック信号あるいはアンロック信号が与え
られると、これに応じてロック動作あるいはアンロック
動作するようになっている。
【0026】ドアの開閉状態を検出するドアカーテシス
イッチ12は、各ドアに対応して設けられているもの
で、入力回路8を介して制御装置1の入力端子P6に接
続されている(図中にはひとつのドアに対応するドアカ
ーテシスイッチ12を代表して示している)。
【0027】トランクカーテシスイッチ13(以下Tカ
ーテシスイッチと略称する)およびエンジンフードカー
テシスイッチ14(以下EFカーテシスイッチと略称す
る)は、それぞれ図示しないトランクおよびエンジンフ
ードの開閉状態を検出するように設けられたもので、そ
の出力端子は入力回路8を介して制御装置1の入力端子
P7およびP8に接続されている。
【0028】車室内に配設された侵入センサ15は、車
室内に侵入する物体を検出すると検出信号を出力するも
ので、例えば赤外線焦電センサあるいは超音波センサな
どから構成されている。この侵入センサ15の信号出力
端子は入力回路15aを介して制御装置1の入力端子P
9に接続されている。
【0029】インジケータ16は、運転席部のインパネ
に配設された表示用のランプで、駆動回路16aを介し
て制御装置1の出力端子Q2から駆動信号が与えられ、
これに応じて後述するように点灯動作して表示動作を行
うようになっている。
【0030】夜間あるいは薄暮状態で点灯される補助ラ
ンプとしてのポジションランプ17およびテールランプ
18は、警報手段としての機能を兼ねており、制御装置
1の出力端子Q3およびQ4から駆動回路17aおよび
18aを介して制御信号が与えられると、これに応じて
点灯動作するようになっている。また、ホーン19も警
報手段としての機能を兼ねたもので、駆動回路19aを
介して制御装置1の出力端子Q5から制御信号が与えら
れると、鳴動するようになっている。
【0031】次に、本実施例の作用について、図2に示
す登録設定プログラムのフローチャートをも参照して説
明する。まず、自動車が全ドアが閉じた状態で停車され
ているときに、外部からリモートキー2によりロック信
号が送信されると、制御装置1により、ドアロック機構
11にロック信号を与えてロック動作させると共に、セ
キュリティシステムが作動されて警戒モードを実施する
ようになっている。
【0032】この警戒モードでは、制御装置1により侵
入センサ15が起動されて検出信号を受け付けるように
なると共に、ドアカーテシスイッチ12,Tカーテシス
イッチ13およびEHカーテシスイッチ14からの検出
信号を受け付けて監視する状態となる。
【0033】そして、この警戒モードの実行中において
は、リモートキー2からアンロック信号を受け付ける
と、ドアロック機構11にアンロック信号を与えてアン
ロック動作させると共に警戒モードを解除するようにな
るが、アンロック信号を受け付けない状態でドアが開か
れたり、あるいは窓ガラスを割るなどして車内に侵入す
ると、制御装置1は、各カーテシスイッチ12,13,
14からの検出信号あるいは侵入センサ15からの検出
信号に基づいて警報動作を実施するようになっている。
【0034】警報動作においては、制御装置1は、ポジ
ションランプ17,テールランプ18に駆動回路17
a,18aを介して点滅駆動信号を与えることにより点
滅動作させると共に、ホーン19に駆動回路19aを介
して鳴動信号を与えることにより断続的に鳴動させて、
周囲の注意を喚起して侵入者に不正行為の実行を断念さ
せようとするようになっている。
【0035】さて、このように、警戒モードが設定され
ている状態においては、制御装置1は、検出プログラム
を実行してドアキーシリンダに挿入されるキーからの信
号を受け付けるようになっている。これは、例えば、使
用者が所有する正規のリモートキー2の内蔵電池の寿命
がきていたり、あるいは内部の信号送信回路に故障など
が発生して電波信号の送信が不能となっているような場
合に、そのリモートキー2のキープレート2aを用いて
警戒モードを解除したり、ドアを開けたりしようとする
場合に動作するものである。
【0036】すなわち、制御装置1は、検出プログラム
をスタートすると、ドアキーシリンダのシャッタが開状
態になるまでの間、シャッタスイッチ6からの検出信号
の入力を待つ待機状態となっており、シャッタスイッチ
6からドアキーシリンダのシャッタが開状態であること
を示す検出信号が出力されると、次に、ドアキー回転ス
イッチ7からドアキーシリンダが回動操作されたことを
示すオン信号が入力されるまで待機するようになる。
【0037】そして、シャッタスイッチ6がシャッタの
開検出信号を出力すると、以後、制御装置1は、キープ
レート2aがドアキーシリンダから引き抜かれるまでの
間、ドアキー回転スイッチ7からのロック方向あるいは
アンロック方向への回転を示す検出信号を入力してその
入力パターンを記憶するようになる。
【0038】そして、入力パターンの操作が終了してリ
モートキー2のキープレート2aがドアキーシリンダか
ら引き抜かれてシャッタが閉じられると、制御装置1
は、いま記憶された入力コードがあらかじめ登録された
コードと一致しているか否かを判断して、一致している
場合には、入力コードが正しいとして警戒モードの設定
状態を解除するようになる。
【0039】さて、次に、制御装置1に登録されている
入力コードを更新登録する場合について図2の登録設定
プログラムのフローチャートを参照して説明する。この
登録設定プログラムは、警戒モードが設定されていない
状態で実施されるようになっている。この入力コードの
更新登録においては、使用者が所定の操作手順に従って
入力コードを入力することにより行うもので、入力コー
ドの形式は、例えば、ドアキーシリンダの回動方向をロ
ック側にA回操作、アンロック側にB回操作、ロック側
にC回操作、アンロック側にD回操作することで「AB
CD」という4桁の各桁の回数を所望の値に設定するよ
うになっている。
【0040】制御装置1は、まずステップS1およびS
2にて、ドアが開状態で且つドアキーシリンダのシャッ
タが開状態となるのを検出しており、これは、ドアカー
テシスイッチ12からの検出信号およびシャッタスイッ
チ9からの検出信号に基づいて判断している。そして、
ステップS1およびS2のいずれにおいても「YES」
と判断されると、制御装置1は、ステップS3に移行し
てドアキー回転スイッチ10が回転検出信号を出力する
のを待機するようになる。
【0041】この場合、制御装置1は、ステップS3に
てドアキー回転スイッチ10がオンしない場合には、
「NO」と判断してステップS4に移行し、ここでシャ
ッタが開状態であることを条件としてステップS3に戻
り、以下、ステップS3,S4を繰り返し実行して、待
機状態となる。そして、この状態で、シャッタが閉じら
れた場合つまり、ドアキーシリンダを回動操作すること
なくキープレート2aを引き抜いた場合には、制御装置
1は、ステップS4で「YES」と判断してステップS
1に戻るようになっている。
【0042】さて、ステップS3で「YES」と判断さ
れた場合には、制御装置1は、ステップS5およびS6
を繰り返すことにより、ドアキー回転スイッチ10によ
り入力されるロック側およびアンロック側への回転検出
信号を順次入力して記憶するようになる。そして、入力
操作が終了してキープレート2aがドアキーシリンダか
ら抜き取られると、制御装置1は、ステップS6で「Y
ES」と判断してステップS7に進み、ここではドアが
閉じられたことを示す検出信号がドアカーテシスイッチ
12から入力されるのを待機するようになる。
【0043】そして、ドアカーテシスイッチ12からド
アが閉じられたことを示す検出信号が出力されると、制
御装置1は、ステップS7で「YES」と判断してステ
ップS8に進み、内蔵されたタイマTをスタートさせる
ようになる。この後、制御装置1は、ステップS9,S
10を繰り返し実行することにより、タイマTがスター
トされてから10秒以内にIGスイッチ6がACC位置
に回動操作た場合に、ステップS9で「YES」と判断
してステップS11に移行し、10秒が経過してもIG
スイッチ6がACC位置に回動操作されない場合には、
ステップS11で「YES」と判断してステップS1に
戻るようになる。
【0044】さて、ステップS11に移行した場合に
は、制御装置1は、ステップS5にて記憶した入力パタ
ーンに相当するコードを新たなキー入力コードとして登
録するようになり、以後は、このキー入力コードに基づ
いてドアキーシリンダの回動操作に応じて入力されるド
アキー回転スイッチ10からの回転検出信号を判断する
ようになる。
【0045】このような本実施例によれば、キー入力コ
ードの更新登録を行う場合に、使用者によりドアを開状
態としてキープレート2aをドアキーシリンダに挿入し
て所望のキー入力コードを回動操作することにより入力
してからキープレート2aを引き抜いてドアを閉状態と
すると共にIGスイッチ6をACC位置に回動操作する
ことで、制御装置1により、その一連の入力手続きに誤
りがない場合には、入力されたキー入力コードを更新登
録するようにしたので、自動車に設けられた既存のスイ
ッチ類を用いてキープレート2aにより簡単な操作をす
ることで更新登録が行えるので、使用者に覚え易いキー
入力コードを登録できて使い勝手が向上すると共に、登
録コードの変更により盗難防止効果も向上できるように
なるものである。
【0046】尚、上記実施例においては、タイマTのタ
イマ時間を10秒としたが、これに限らず、例えば、1
0秒以下でも良いし、あるいは10秒より大としても良
いし、目的を達成するために適宜の時間に設定すること
ができるものである。
【0047】また、上記実施例においては、登録するキ
ー入力コードを4桁のコードとしたが、桁数は必要に応
じて増加させたり減少させたりすることができることは
勿論である。
【0048】そして、上記実施例においては、警報動作
をポジションランプ17,テールランプ18およびホー
ン19を用いて行う場合について説明したが、これに限
らず、例えば、ヘッドライトを警報手段として用いても
良いし、専用の警報装置を設ける構成とすることもでき
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用盗
難防止装置によれば、ドア開閉検出手段,キー検出手段
および記憶手段を設け、制御手段により、ドア開閉検出
手段がドアの開状態を呈する検出信号を出力した状態
で、ドアキー回転スイッチからその回動操作に対応した
データ要素としての回転検出信号を時系列的に組み合わ
せてなる一連の回転検出信号が入力された後にドアの閉
状態を呈する検出信号を受けると共にキー検出手段から
キーの挿入検知信号を受けたときに、入力された一連の
回転検出信号を新しい登録コードとして記憶手段に記憶
設定するように構成したので、ドアキーシリンダの回動
操作によるデータ要素の列としてのキー入力コードの登
録が可能となり、使用者に覚え易いコードを設定できて
使い勝手が向上すると共にコードの変更により盗難防止
効果も向上するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気的構成図
【図2】登録設定プログラムのフローチャート
【符号の説明】
1は制御装置(制御手段、記憶手段)、2はリモートキ
ー(携帯形送信機)、2aはキープレート、3はロック
スイッチ、4はアンロックスイッチ、5は受信装置、6
はイグニッションスイッチ(キー検出手段)、7はキー
ポジションスイッチ、9はシャッタスイッチ、10はド
アキー回転スイッチ、11はドアロック機構、12はド
アカーテシスイッチ、13はトランクカーテシスイッ
チ、14はエンジンフードカーテシスイッチ、15は侵
入センサ、16はインジケータ、17はポジションラン
プ、18はテールランプ、19はホーンである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 隆司 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番 地 株式会社東海理化電機製作所内 (56)参考文献 特開 平6−144158(JP,A) 特開 平7−47928(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 25/10 E05B 49/00 G08B 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯形送信機からの送信信号に基づいて
    セキュリティシステムを起動状態に切り換えて不正行為
    の検出に応じて警報動作を行うようにした制御手段と、
    ドアキーシリンダのシャッタの開閉状態を検出するシャ
    ッタスイッチと、ドアキーシリンダのロック動作方向お
    よびアンロック動作方向への回動操作を検出して回転検
    出信号を出力するドアキー回転スイッチとを具備し、前
    記制御手段により、前記シャッタスイッチが前記ドアキ
    ーシリンダのシャッタの開状態を検出した後、前記ドア
    キー回転スイッチの回転検出信号をデータ要素としてこ
    れらを時系列的に組み合わせてなる一連の回転検出信号
    データ要素の列としての登録コードと一致するときに
    は、前記セキュリティシステムの起動状態を解除するよ
    うにした車両用盗難防止装置において、 ドアの開閉状態を検出するドア開閉検出手段と、 イグニッションキーシリンダへのキーの挿入を検出する
    キー検出手段と、 前記登録コードを記憶する記憶手段とを具備し、 前記制御手段は、前記ドア開閉検出手段が前記ドアの開
    状態を呈する検出信号を出力した状態で、前記ドアキー
    回転スイッチの回転検出信号を時系列的に組み合わせて
    なる一連の回転検出信号が入力された後に前記ドアの閉
    状態を呈する検出信号を受けると共に前記キー検出手段
    から前記キーの挿入検知信号を受けたときに、入力され
    た一連の回転検出信号を新しい登録コードとして前記記
    憶手段に記憶することを特徴とする車両用盗難防止装
    置。
JP21006593A 1993-08-25 1993-08-25 車両用盗難防止装置 Expired - Fee Related JP2871413B2 (ja)

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