JP3691729B2 - 自動車盗難防止装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】
近年社会問題の一つとなっている自動車の盗難事件は、例えば、エンジンキーを抜きわすれた車がねらわれる。また、エンジンキースイッチの部分を壊し、配線を直結してエンジンを始動させることも行われる。
【0003】
一方、係る自動車の盗難を防止する盗難防止装置としては、振動センサその他のセンサを自動車に設置し、ドアが開放されたり、車室内に人が侵入してきたことを検知すると、ブザーを鳴らしたり、ランプを点灯させるなどの警報装置を稼動させ、これに驚いた犯人が盗難することなく逃げていくことを期待したものがある。
【0004】
しかし、従来の盗難防止装置はあくまでも警報を発するだけであるので、警報が発せられても周囲の人が気付かない(周囲に人がいない)か、無線により持ち主に警報が伝達されたとしても自動車を駐車している場所に出向くまでに時間がかかると、警報のみの報知と知っている犯人は、そのまま犯行を継続し、自動車を盗難されてしまうおそれがある。
【0005】
一方、最近ではリモートエンジンスタータやリモートドアロック・アンロックシステム並びに上記した自動車盗難防止装置のセット/解除等を携帯送信機からの操作により行うシステムが開発・実用化されている。しかし、複数のシステムを実装した場合には、それぞれ対応した携帯送信機を携帯し、個々に操作しなければならないので煩雑となる。
【0006】
本発明は、上記した背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上記した問題を解決し、盗難を確実に防止することができるとともに、正規の使用者がエンジンを始動する場合の操作性が良好な自動車盗難防止装置を提供することにある。さらに、盗難防止装置のセット/解除のための携帯型送信機を他の遠隔操作するための携帯送信機と共有するとともに、その携帯型送信機に対する操作性を容易とした自動車盗難防止装置を提供することを別の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明に係る自動車盗難防止装置では、エンジンキースイッチと、スタータ回路をつなぐ配線に直列に配置された常開接点を有する開閉スイッチと、携帯機からの信号を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記信号に基づいて前記開閉スイッチの開閉を制御する制御手段とを備えることを基本構成とした。このようにすると、抜き忘れたエンジンキーを見付けたり、何らかの手法によりスペアキーを取得した人が、それらのキーを使ってエンジンを始動させようとしたり、或いは、エンジンキースイッチの部分を壊し、配線を直結してエンジンを始動させようとしたとしても、所定の信号を発する携帯機を持たないと、開閉スイッチは開いたままであるので、スタータ回路に電圧がかからず、スタータ回路すなわちエンジンが始動しない。よって、盗難を防止できる。
そして、本発明では、遠隔操作に基づくエンジンスタータ機能と併設し、前記エンジンスタータ機能を構成する前記スタータ回路に対する始動電圧供給ラインには、前記開閉スイッチを配置しないように構成を前提とする。このように構成すると、開閉スイッチは開いた状態であっても、エンジンスタータ機能を稼動させてスタータ回路を動作させ、エンジンを始動させることができる。
【0008】
上記の前提において、前記制御手段は、前記エンジンスタータ機能によるエンジン始動後、タイムアップしたり(請求項1)、携帯機からのエンジン停止命令を受けた際(請求項2)に、一定時間前記開閉スイッチを閉じるように制御するようにした。
すなわち、エンジンスタータを用いて暖機運転をした後、その暖機運転を停止した場合には、その次に、正規の使用者(運転者)が乗車するとともにエンジンを始動することが予想される。そこで、上記したようにエンジン始動後停止した場合に一定時間開閉スイッチを閉じるようにすると、使用者は解除のため(開閉スイッチを閉じるため)の特別な操作を別途行う必要がなく、そのままエンジンキーを操作してエンジンを再始動できるので便利である。また、暖機運転を停止し、そのまま放置(駐車)されるような場合でも、一時的に開閉スイッチが閉じた後は常開接点の開閉スイッチは開くので、盗難防止機能は発揮するため、さほど問題はない。
【0009】
前記所定の信号は、例えば、盗難防止装置専用の携帯機から送られる解除のための信号でも良いし、遠隔操作による車両のドアのロック/アンロックを制御するための信号とすることができる。
【0010】
このように、自動車に設置される遠隔操作システムであるドアロックの解錠/施錠のための信号と本発明の盗難防止の解除(開閉スイッチを閉じる)のための信号を兼用することにより、使用者は解除のための操作を別途行う必要がなく、処理が簡易となる。また、システム構成としては、送信データ量を少なくし、受信信号の解析も容易となる。
【0011】
さらに、開閉スイッチを閉じて盗難防止システムを解除した後、開閉スイッチを開いて盗難防止システムをセットするには、例えば、別途スイッチを閉じるための制御信号を送り、それに基づいてスイッチを開くようにしても良いし、前記開閉スイッチを閉じた後、一定時間経過後に前記開閉スイッチを開くように制御手段が制御するようにしてもよい。特に後者のようにすると、セットのし忘れがなく安全である。
【0012】
また、エンジンの動作状態を検知する検知手段を設け、前記制御手段は、前記検知手段により回転中の前記エンジンが停止したことを検知した際に、一定時間前記開閉スイッチを閉じるように制御するようにするとよい。この場合に、前記検知手段は、エンジンキースイッチのキー位置を検出するもので、イグニッション位置から非イグニッション位置に変わった時に、前記エンジンが停止したと判断するようにすると簡単に構成できる。
【0013】
回転中のエンジンを一旦停止した場合には、納品や人の送り迎えなど一時停車し、比較的短い時間経過後に再度エンジンを始動することが良くある。係る場合に、上記のようにエンジンが停止しても一定時間開閉スイッチを閉じておくことで、使用者は解除のため(開閉スイッチを閉じるため)の特別な操作を別途行う必要がなく、そのままエンジンキーを操作してエンジンを再始動できるので便利である。また、比較的長い時間駐車する場合でも、一時的に開閉スイッチが閉じた後は常開接点の開閉スイッチは開くので、盗難防止機能は発揮するため、さほど問題ない。
【0016】
また、前記始動電圧供給ライン上に開閉スイッチを設けないためには、例えば、開閉スイッチとスタータ回路間を結ぶ配線部分と前記始動供給ラインを直接接続する場合と、係る配線とは別系統で直接スタータ回路に接続する場合のいずれの方法も採り得る。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自動車盗難防止装置の好適な実施の形態を説明する。図1に示すように、本形態の自動車盗難防止装置は、まず、エンジンキースイッチ10と、セルモータ11等のスタータ回路をつなぐ配線(STライン)に、リレースイッチ12を配置する。リレースイッチ12は、常開接点のものを用い、制御装置13からの制御命令(スタート許可)信号が与えられたときに接点を閉じるようにしている。さらに、携帯型送信機1から送られる信号(IDコード等)は、受信アンテナ14aにて受信され、受信器14bにて復調して所定のコードに変換した後、制御装置13に与えられるようになっている。
【0020】
そして、制御装置13は、携帯型送信機1から送られる所定の信号を受信し、一定の条件を満たすとスタート許可信号をあたえるようにしている。これにより、通常はリレースイッチ12が開いているので、携帯型送信機1を持たない人が、仮に抜き忘れたエンジンキー3を使用したり、エンジンキースイッチ10を壊して配線を直結するようなことがあっても、セルモータ11は回転せず、エンジンは始動しない。よって、確実に盗難を防止できる。一方、正規の所有者(運転者)は、携帯型送信機1を所有することにより、制御装置13を動作させてリレースイッチ12の接点を閉じ、その後、エンジンキー3を操作することによりセルモータ11を回転させ、エンジンを始動させることができる。
【0021】
そして、係る処理を行うより具体的な構成は、以下のようになっている。まず、携帯型送信機1からは、自己を特定するためのIDコードを含む信号が出力される。この信号は、例えば所定時間間隔で自動的に出力するようにしてもよいし、マニュアルキーの押下にともない出力するようにしてもよい。そして、自動送信する場合には、IDコードのみを出力するようにしても良いが、マニュアルキーの押下の場合には、IDコードと操作内容(解除/セット命令等)を出力するようになる。
【0022】
また、制御装置13は、受信器14bから与えられるコード情報を解読するコード判定部13aと、そのコード判定部13aの判定結果によりリレースイッチ12に対してスタート許可信号を出力する(実際には、リレーを構成するコイルに通電する)スタート許可部13bとを有している。
【0023】
コード判定部13aは、受信した信号のIDコードを検知し、対となる携帯型送信機1からのものか否か(登録された正規のIDコードと一致するか否か)を判断する。そして、所定のIDコードを受信した場合には、スタート許可部13bに通知する。
【0024】
そして、携帯型送信機1から所定間隔で連続して信号が送られてくるものを利用したシステムの場合には、対となる携帯型送信機1から所定の間隔で信号(IDコードで識別)を受信し始めるとスタート許可部13bはリレースイッチ12のコイルに通電し、エンジン始動可能状態にする。一方、受信していた信号(IDコード)が確認されなくなると上記通電を停止し、リレースイッチ12を開いてエンジンキースイッチ10とセルモータ11とを被導通状態にする。
【0025】
このようにすると、正当な使用者は、特に操作ボタンの押下などの特別な処理をすることなく、携帯型送信機1を携帯するだけで、自動車に近づくと自動的に盗難防止システムの監視モードが解除され、エンジンキー3をキースイッチに挿入するとともに、所定角度回転させることによりセルモータ11を回転させ、エンジンを起動することができる。
【0026】
一方、降車後、自動車(車両)から一定距離以上離れることにより、自動的に監視モードが動作開始(セット)し、スタート許可部13bは、リレースイッチ12のコイルへの通電を停止する。
【0027】
また、解除/セットは、上記した携帯型送信機1の接近/離反に追従して行われるものに限らない。一例を示すと、携帯型送信機1に操作ボタンを設け、その操作ボタンの操作により、解除命令やセット命令をIDコードとともに出力送信するようなシステムの場合には、コード判定部13aでは、IDコードとともにその命令内容(解除/セット)を判定し、正しいIDコードを持つ携帯型送信機1からの信号の場合には、その命令内容をスタート許可部13bに与える。そして、スタート許可部13bでは、解除命令を受けるとリレースイッチ12のコイルに通電し、セット命令を受けるとコイルへの通電を遮断するように構成することができる。
【0028】
さらには、上記した各解除条件に合致する信号を受信した場合に、一定時間解除(リレースイッチ12への通電)するようにしてもよい。特に、一定時間解除の場合には、後者の操作ボタンによるマニュアル操作によって解除する場合に適する。すなわち、仮にスイッチ操作によって一旦解除した後、一定時間経過してスイッチが開いて監視モードがセットされたとしても、その時に再度解除のための操作ボタンを押下すればエンジンを始動可能となり、しかも、降車時にセットし忘れるおそれも無いからである。また、前者の接近にともない自動的に解除されるシステムに対して、一定時間解除した後スイッチを開く(監視モードセット)ようにした場合には、好ましくは、携帯型送信機1にマニュアル操作に基づく解除命令を送出するための機構(操作ボタン等)を設置すると良い。
【0029】
図2は、本発明の第2の実施の形態を示している。同図に示すように、本形態では第1の実施の形態を基本とする。この場合に、スタート許可部13bは、受信信号が解除条件を満たした場合(真のIDコードとともに解除命令を受信した時)に、一定時間コイルに通電してスイッチを閉じ、エンジン始動可能状態にするように動作するものを基本機能とする。
【0030】
そして、エンジンキースイッチ内のキー位置を検出するキー位置検出部13cを設け、そのキー位置検出部13で検出したキー位置情報をスタート許可部13bに与える。さらに、スタート許可部13bでは、取得したキー位置情報に基づき、エンジンキー(エンジンキースイッチの接点)の位置がイグニッション状態(エンジン動作中)から、非イグニッション状態(エンジン停止)になった場合に、一定時間リレースイッチ12のコイルに通電し、エンジン始動の許可状態になるように制御する。
【0031】
このように構成すると、例えば運転者が納品その他の理由から一時停車するためにエンジンキーを操作してエンジンを停止し、短い時間の間でエンジンの再始動を行うことがある。この場合に、本形態によれば、エンジンを停止(イグニッションOFF)しても、一定時間はリレースイッチ12が閉じた状態となっているので、携帯型送信機1を操作して解除指令を行う必要がなく、そのままエンジンキー3を操作してエンジンを始動することができる。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した実施の形態と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0032】
図3は、本発明の第3の実施の形態を示している。本実施の形態は、遠隔操作によるリモートドアロック/アンロックや、エンジンスタータ等の他の機能を組み込んだものである。
【0033】
つまり、他の機能のための制御信号を利用して、盗難防止システムの解除・セットを行うようにしている。具体的には、リモートドアロック/アンロックの制御システムが搭載されている場合には、通常、エンジンを始動する前にドアをアンロック(解錠)するための信号が送られてくる。つまり、携帯型送信機1から送られてきた信号をコード判定部13aで判定し、真のIDコード或いはそれにアンロック(解錠)命令が付されている場合には、ドア制御部15に解錠命令を送る。これにともない、ドア制御部15は車両のドアの電子錠を解錠し、アンロック状態とする。
【0034】
そして、このようにドアロックが解錠されたならば、その後は正規の使用者が乗車するとともにエンジンを始動することが多い。そこで、本形態では、コード判定部13aの出力をドア制御部15とともにスタート許可部13bにも与えるようにし、ドア制御コード(IDコード,解除命令等)を検出した場合には、スタート許可部13bは、一定時間リレースイッチ12のコイルに通電し、エンジン始動許可状態にする。これにより、遠隔操作によってドアロックを解除した使用者は、そのまま自動車に載り込むと既にエンジン始動許可状態になっているので、盗難防止システムの解除指令を別途行うことなくエンジンキーを操作してエンジンを始動させることができる。
【0035】
なお、アンロックは、例えば携帯型送信機1から所定間隔でIDコードが出力されるタイプのものでは、真のIDコードを受信し始めた際にドアのアンロックがなされ、また、マニュアル操作に伴うアンロック命令が送られてきた場合には、その命令を受けてアンロックされる。
【0036】
そして、各実施の形態においてエンジンスタータ機能との関係では、以下のように構成する。すなわち、エンジンスタータは、リモコン操作によりエンジンを始動し、あらかじめ暖機運転をしておくことにより、運転者が乗車した際には直ぐに発進することができたり、エアコンを動作させて室内の温度を快適な状態にすることができる。
【0037】
そして、係る機能を実現するために、携帯型送信機1から出力されるスタート命令を、受信アンテナ14a,受信器14bで受信するとともにコードデータに変換し、コード判定部13aが正規の携帯型送信機1からのスタート命令と判断した場合には、エンジン制御部16が作動してセルモータ11を回転させ、エンジンの始動を試みるように構成する。このエンジン制御部16からの配線(始動電圧供給ライン)は、上記リレースイッチ12を含む配線と別系統とするか、少なくともリレースイッチ12よりもセルモータ11側に結線することにより、リレースイッチ12の状態に関係無くセルモータ11を始動させることができるようになる。
【0038】
一方、バッテリー上がりや、燃料の無駄な消費並びに環境問題等を考慮し、エンジンスタータに基づく暖機運転を一定時間行うと、暖機運転を終了、つまりエンジンを停止する機能を持たせている。すなわち、エンジン制御部16は、エンジン始動後(始動処理を行った後)の経過時間を計測し、一定時間経過してもエンジンキーが挿入されないアイドリング状態が継続している場合には、エンジンを停止する機能を持つ。また、携帯型送信機1からエンジン停止(ストップ)命令が送られることもあり、その場合には、コード判定部13aがIDコードとともに送られてきたストップ命令を受けると、エンジン制御部16に対して停止命令を送る。これにともない、エンジン制御部16は暖機運転を強制停止するようになっている。
【0039】
そして、本形態では、コード判定部13a,エンジン制御部16の出力をスタート許可部13bに与え、コード判定部13aからは上記したエンジン停止(ストップ)命令を受けたこと、エンジン制御部16からはタイムアップに伴う暖機運転を停止したことがスタート許可部13bに与えるようにしている。
【0040】
スタート許可部13bは、コード判定部13aからのストップ命令,エンジン制御部16からの暖機運転停止情報を受けると、一定時間リレースイッチ12のコイルに通電し、エンジン始動許可状態にする。すなわち、通常、暖機運転がタイムアップ或いは強制的に終了された後に、正規の使用者(運転者)は乗車し、エンジンを始動することが多い。従って、本形態のように構成すると、エンジンスタータを使用した使用者は、盗難防止システムの解除指令を別途行うことなくエンジンキーを操作してエンジンを始動させることができる。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した各実施の形態と同様であるので、同一部材に同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0041】
なおまた、本実施の形態では、ドア制御に基づく盗難防止システムの解除をドア制御信号,暖機運転時のタイムアップ,暖機運転時のストップ命令の3つのいずれの条件によっても一定時間解除(エンジン始動許可状態)するようにしたが、本発明では必ずしも3つの機能を同時に搭載する必要はなく、1または2つの機能を搭載するようにしてもよい。
【0042】
また、エンジンスタータを設けた場合に、上記した実施の形態では暖機運転停止後にリレースイッチを一定時間閉じるようにしたが、暖機運転開始時、つまり、スタート信号を受信したことを受けてリレースイッチ12を閉じるように構成してももちろん良い。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る自動車盗難防止装置では、携帯機を持たないと、開閉スイッチの接点は開いたままであるので、スタータ回路が駆動せず、盗難を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車盗難防止装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る自動車盗難防止装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る自動車盗難防止装置の第3の実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯型送信機(携帯機)
10 エンジンキースイッチ
11 セルモータ(スタータ回路)
12 リレースイッチ(開閉スイッチ)
13 制御装置
13a コード判定部
13b スタート許可部
13c キー位置検出部(検知手段)
14a 受信アンテナ
14b 受信器
15 ドア制御部
16 エンジン制御部
Claims (3)
- エンジンキースイッチと、スタータ回路をつなぐ配線に直列に配置された常開接点を有する開閉スイッチと、
携帯機からの信号を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した前記信号に基づいて前記開閉スイッチの開閉を制御する制御手段と、
遠隔操作に基づくエンジンスタータ機能を備え、
前記エンジンスタータ機能を構成する前記スタータ回路に対する始動電圧供給ラインには、前記開閉スイッチを配置しないように構成し、
かつ、前記制御手段は、前記エンジンスタータ機能によるエンジン始動後、タイムアップによりエンジンが停止した際に、一定時間前記開閉スイッチを閉じるように制御するものであることを特徴とする自動車盗難防止装置。 - エンジンキースイッチと、スタータ回路をつなぐ配線に直列に配置された常開接点を有する開閉スイッチと、
携帯機からの信号を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した前記信号に基づいて前記開閉スイッチの開閉を制御する制御手段と、
遠隔操作に基づくエンジンスタータ機能を備え、
前記エンジンスタータ機能を構成する前記スタータ回路に対する始動電圧供給ラインには、前記開閉スイッチを配置しないように構成し、
前記制御手段は、前記エンジンスタータ機能によるエンジン始動後、携帯機からのエンジン停止命令を受けた際に、一定時間前記開閉スイッチを閉じるように制御するものであることを特徴とする自動車盗難防止装置。 - 前記所定の信号は、遠隔操作による車両のドアのロック/アンロックを制御するための信号であることを特徴とする請求項1または2に記載の自動車盗難防止装置。
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