JPH10315915A - 車両用盗難防止システム - Google Patents

車両用盗難防止システム

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Publication number
JPH10315915A
JPH10315915A JP12674197A JP12674197A JPH10315915A JP H10315915 A JPH10315915 A JP H10315915A JP 12674197 A JP12674197 A JP 12674197A JP 12674197 A JP12674197 A JP 12674197A JP H10315915 A JPH10315915 A JP H10315915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
control device
shift
ecu
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP12674197A
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English (en)
Inventor
Yukio Iwasaki
幸雄 岩崎
Takahisa Noda
貴久 野田
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不法な手段で車両を動かそうとしたとき、シ
フトレバーをロックしたままにするによって車両を動か
すことができないようにする。 【解決手段】 イグニッションキーからの識別コード信
号と共に送信されてくるドアアンロック信号によりドア
ロックアクチュエータが解錠動作されたとき、ドアロッ
クECUは盗難防止ECUに解除信号を送信し、盗難防
止ECUはその解除信号に基づいて解除信号をシフトロ
ックECUに送信する。これにより、シフトロックEC
Uはシフトロック機構をロック解除条件の成立を条件に
シフトロック解除操作可能にする。ドアアンロック信号
以外の手段でドアが解錠されたとき、盗難防止ECUは
盗難防止動作を実行し、ドアロックECUがドアアンロ
ック信号を受信するまで解除信号を出力しない。このた
め、シフトロックECUはロック解除条件が成立しても
シフトロック機構をシフトロック解除不能のままにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフトレバーをロ
ックすることによって車両の盗難を防止するようにした
車両用盗難防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の盗難防止システムとして、例えば
不正な手段でドアを開けたりしたときにこれを検出して
ホーンを鳴らすように構成されたものがある。また、イ
グニッションキーにトランスポンダを設け、イグニッシ
ョンキーをイグニッションキーシリンダ錠に差し込んだ
とき、イグニッションキーから送信される識別コードが
予め登録されたコードと一致したとき、エンジンを始動
可能にするイモビライザ制御装置を設けたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不正な
手段でドアを開いたとき、ホーンを鳴らすようにしたも
のでは、ホーンの通電線を切断してしまえばホーンは鳴
り止んでしまう。そして、一旦車両の内部に進入してし
まえば、イグニッションキーがなくても、エンジンを始
動させることは困難なことではない。
【0004】また、イモビライザ機能付きの車両では、
イグニッションキーに設けられたトランスポンダとイモ
ビライザ制御装置との間の通信、イモビライザ制御装置
とエンジン制御装置との間の通信を解読され、エンジン
が始動されてしまうという危険性がある。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、不正な手段で車両を動かそうとしたと
き、シフトレバーをロックしたままにすることによって
車両を動かすことができないようにする車両用盗難防止
システムを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、異常を検出して警報を発
する盗難防止制御装置と、シフトレバーを所定のポジシ
ョンにロックするシフトロック機構をロック条件の成立
によりロック解除操作不能にし、ロック解除条件の成立
によりロック解除操作可能にするシフトロック制御装置
とを備え、前記シフトロック制御装置は、前記盗難防止
制御装置が異常を検出したときには、該盗難防止制御装
置から解除信号を受信するまでは、前記ロック解除条件
の成立にも拘らず、前記シフトロック機構をロック解除
操作不能な状態に維持するように構成されていることを
特徴とするものである。
【0007】この手段によれば、不正な手段でドアが開
放される等の異常が発生すると、これを盗難防止制御装
置が検出し、警報を発する。このとき、強制的に警報が
停止されてしまっても、また、走行駆動源が起動されて
しまっても、シフトロック機構がロック解除操作不能な
ままにされているので、シフトレバーを所定のポジショ
ン、例えばパーキングポジションからシフトさせること
ができず、従って車両を動かすことはできなくなる。
【0008】請求項2記載の発明は、前記盗難防止制御
装置が異常を検出することなく、走行駆動源が起動可能
な状態になったときには、前記シフトロック制御装置
は、前記盗難防止制御装置からの解除信号によらず、走
行駆動源が起動可能になったことの検出により、ロック
解除条件の成立を条件に前記シフトロック機構をロック
解除操作可能な状態にするように構成されていることを
特徴とするものである。
【0009】この手段によれば、シフトロック制御装置
は、盗難防止制御装置からコード信号からなる解除信号
を受信せずとも、走行駆動源が起動可能な状態になった
ことを検出すれば良いので、正規の方法で走行駆動源が
起動可能な状態になされたときには、ロック解除条件の
成立を条件にシフトロック機構をロック解除操作可能な
状態にするための処理を高速度で行うことができる。
【0010】請求項3記載の発明は、電波などの空中伝
播媒体を信号伝達媒体として識別コード信号を送信する
遠隔通信手段と、この遠隔通信手段からの信号を受信す
る受信手段と、シフトレバーを所定のポジションにロッ
クするシフトロック機構をロック条件の成立によりロッ
ク解除操作不能にし、ロック解除条件の成立によりロッ
ク解除操作可能にするシフトロック制御装置とを備え、
前記シフトロック制御装置は、前記受信手段により受信
した識別コードが予め設定されたコードと一致したとき
ロック解除条件の成立を条件に前記シフトロック機構を
ロック解除操作可能な状態にするように構成されている
ことを特徴とするものである。
【0011】この手段によれば、受信手段が受信した識
別コードが予め登録されたコードであるときは、車両の
所有者によって遠隔通信手段が操作されたときであるか
ら、シフトロック制御装置は、ロック解除条件の成立を
条件にシフトロック機構をロック解除操作可能にする。
【0012】請求項4記載の発明は、送信または送受信
可能な通信手段と、この通信手段から送信される識別コ
ードを受信し、その識別コードが予め設定されたコード
と一致したとき走行駆動源制御装置に走行駆動源を起動
可能にすることを許可するイモビライザ制御装置と、シ
フトレバーを所定のポジションにロックするシフトロッ
ク機構をロック条件の成立によりロック解除操作不能に
し、ロック解除条件の成立によりロック解除操作可能に
するシフトロック制御装置とを備え、前記シフトロック
制御装置は、前記イモビライザ制御装置、または走行駆
動源制御装置と通信し、前記走行駆動源制御装置が走行
駆動源を起動可能にする状態となったことを検出したと
き、前記シフトロック機構をロック解除操作可能な状態
にするように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0013】この手段によれば、車両の所有者がキーを
キーシリンダ錠に差し込めば、キーの識別コードは予め
設定されたコードと一致するので、走行駆動源は起動可
能な状態となされる。そして、シフトロック制御装置
は、イモビライザ制御装置、または走行駆動源制御装置
と通信してシフトロック機構をロック解除条件の成立を
条件にロック解除操作可能にする。ところが、不正な手
段で走行駆動源を起動させようとしたときには、キーの
識別コードが設定されたコードと一致しないので、シフ
トロック制御装置はロック解除条件が成立しても、シフ
トロック機構をロック解除操作可能にしない。
【0014】請求項5記載の発明は、識別コードを記憶
した携帯型記憶担体と、この携帯型記憶担体から識別コ
ードを読み取り、当該識別コードが予め設定されたコー
ドと一致したとき、ステアリングをロックして操作不能
にするステアリングロック機構をロック解除操作可能に
するステアリングロック制御装置と、シフトレバーを所
定のポジションにロックするシフトロック機構をロック
条件の成立によりロック解除操作不能にし、ロック解除
条件の成立によりロック解除操作可能にするシフトロッ
ク制御装置とを備え、前記シフトロック制御装置は、前
記ステアリングロック制御装置が読み取った識別コード
が予め設定されたコードと一致したとき、前記シフトロ
ック機構をロック解除操作可能にするように構成されて
いることを特徴とするものである。
【0015】この手段によれば、車両の所有者が車室内
に乗り込んだ場合、所有者が所持する携帯型記憶担体の
識別コードは予め登録されたコードと一致するので、ス
テアリングロック制御装置はステアリングロック機構を
ロック解除操作可能にする。ところが、車内に乗り込ん
だ人が携帯型記憶担体を持っておらず、持っていても予
め設定されたコードと違うコードのものであったときに
は、例えステアリングロック機構が強制的にロック解除
されても、シフトロック制御装置はロック解除条件が成
立してもシフトロック機構をロック解除操作不能のまま
にする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を走行
駆動源をエンジン(内燃機関)とした車両に適用して図
1および図2を参照しながら説明する。図2に示すよう
に、本実施例の車両にあって、そのイグニッションキー
1には、遠隔通信手段としての送信回路2、ドアロック
スイッチ3、ドアアンロックスイッチ4が設けられてお
り、それらスイッチ3,4を操作すると、図示しない不
揮発メモリからなる記憶手段に記憶された当該イグニッ
ションキー1特有の識別コード信号とドアロック信号或
いはドアアンロック信号とが送信回路2から電波などの
空中伝播媒体を信号伝達媒体として送信されるようにな
っている。
【0017】このようなイグニッションキー1に対し、
車体側には、受信回路5を備えたドアロック制御装置と
してのドアロックECU6、盗難防止制御装置としての
盗難防止ECU7、走行駆動源制御装置としてのエンジ
ンECU8、シフトロック制御装置としてのシフトロッ
クECU9が設けられており、それらは信号ラインSL
により相互に接続されている。また、車両のドア、本実
施例では4つのドアの開閉を検出するためのドア開閉手
段としてのドアカーテシスイッチ10a〜10dが設け
られ、それらドアカーテシスイッチ10a〜10dの検
出信号(オフ信号がドア閉)はドアロックECU6およ
び盗難防止ECU7に与えられるようになっている。
【0018】さて、イグニッションキー1の送信回路2
から送信された信号は受信回路5に受信され、その受信
信号はドアロックECU6に与えられる。そして、ドア
ロックECU6は、受信回路5の受信した識別コードと
予め設定された登録コードとを比較し(比較手段)、両
者が一致したとき、ドアカーテシスイッチ10a〜10
dからオフ信号(ドア閉)が入力されていることを条件
に、ドアロックアクチュエータを施錠動作或いは解錠動
作させてドアをロック或いはアンロックするように構成
されている。
【0019】ドアロックECU6は、受信回路5の受信
信号に基づいてドアロックアクチュエータを解錠動作さ
せたとき、盗難防止ECU7に所定のコードからなる解
錠信号を送信する。そして、盗難防止ECU7は、ドア
カーテシスイッチ10a〜10dからオン信号(ドア
開)が入力されたとき、ドアロックECU6が解錠信号
を出力しているか否かを判断し、解錠信号が出力されて
いたときには正常と判定して所定のコードからなる解除
信号を出力し、解錠信号が出力されていなかったときに
は異常と判定して警報手段としてのホーンを鳴らすよう
になっている。
【0020】エンジンECU8はエンジンを制御するも
ので、このエンジンECU8にはイグニッションキーシ
リンダ錠11のロータにより操作されるイグニッション
スイッチ装置12のアクセサリースイッチ12a、イグ
ニッションスイッチ12b、スタートスイッチ12cが
接続されていると共に、イグニッションキーシリンダ錠
11へのイグニッションキー1の差し込みを検出するキ
ー差し込み手段としてキーリマインドスイッチ13が接
続されている。
【0021】そして、エンジンECU8は、盗難防止E
CU7から解除信号が出力されているとき、エンジンの
始動を許可する状態となり、以後、イグニッションキー
シリンダ錠11にイグニッションキー1が差し込まれ、
該イグニッションキー1によってロータが回されること
により、イグニッションスイッチ12bおよびスタート
スイッチ12cがオンされると、エンジンを始動させる
ようになっている。
【0022】一方、シフトロックECU9は、変速機、
例えば自動変速機のシフトレバーを所定のポジションと
してのパーキングポジションにロックするためのシフト
ロック機構(図示せず)をロック解除操作できないよう
にするためのものである。すなわち、周知のように、自
動変速機のシフトレバーは、パーキングポジションにシ
フトされると、ディテントプレートのカム溝にディテン
トピンが係合することによって他ポジションへの不用意
なシフトを阻止する。
【0023】このとき、エンジンが動作している場合に
は、ブレーキペダルを踏み、シフトレバーに設けられて
いる解除ボタンを押圧操作すると、ディテントピンがカ
ム溝から外れ、他のポジションにシフトできるようにな
る。しかしながら、エンジンを停止させると、シフトロ
ックECU9は動作源たるソレノイド14を断電し、こ
のソレノイド14の断電によりロック部材がロック位置
に移動してディテントピンの移動を阻止するようにな
る。従って、この状態では、解除ボタンを操作しても、
ディテントピンはカム溝から抜け出ることはなく、シフ
トレバーはパーキングポジションにロックされたままと
なる(ロック解除操作不能)。
【0024】このロック解除操作不能な状態から解除ボ
タンの押圧操作によってロック解除できるよう(ロック
解除操作可能)にするためには、エンジンを始動させて
ブレーキぺダルを踏む。これにより、シフトロックEC
U9はソレノイド14に通電してロック部材をロック位
置から解除位置に移動させる。このようになると、解除
ボタンを押圧操作することにより、ディテントピンがカ
ム溝から抜け出るので、シフトレバーをパーキングポジ
ションから他のポジションにシフト操作可能になるので
ある。
【0025】以上のことから、シフトロック機構のロッ
ク条件は、シフトレバーがパーキングポジションに位置
していること、イグニッションスイッチ12bがオフし
ていることであり、ロック解除条件は、シフトレバーが
パーキングポジションに位置していることを前提に、イ
グニッションスイッチ12bがオンしていること、ブレ
ーキペダルが踏まれていることである。そして、シフト
レバーがパーキングポジションに位置していること、ブ
レーキペダルが踏まれていることを検出してシフトロッ
クECU9に入力するために、該シフトロックECU9
にはパーキング位置検出手段としてのパーキング位置検
出スイッチ15、ブレーキペダルの踏み込み検出手段と
してのストップスイッチ16が接続されている。
【0026】次に上記構成の作用を図1に示すフローチ
ャートをも参照して説明する。例えば駐車するために、
シフトレバーをパーキングポジションにシフトし、エン
ジンを停止し、そしてイグニッションキーシリンダ錠1
1からイグニッションキー1を抜く(ステップS1)。
すると、パーキング位置検出スイッチ15がオンすると
共に、イグニッションスイッチ装置12、およびキーリ
マインドスイッチ13がオフする。そして、パーキング
位置検出スイッチ15のオン信号がシフトロックECU
9に入力されると共に、エンジンECU8がイグニッシ
ョンスイッチ装置12のオフをシフトロックECU9に
送信する。これにより、シフトロックECU9はソレノ
イド14を断電し、ロック部材によりディテントピンの
解除操作を不能にする(ステップS2)。
【0027】次に、運転者がドアを開いて車外に出てド
アを閉じ(ステップS3で「YES」)、イグニッショ
ンキー1のドアロックスイッチ3を操作する。すると、
イグニッションキー1の送信回路2が識別コード信号と
ドアロック信号をシリアルに送信し、その送信された信
号はドアロックECU6の受信回路5により受信され、
ドアロックECU9に与えられる。ドアロックECU9
は受信回路5の受信した識別コードを登録コードと比較
し、一致したことを条件にドアロックアクチュエータを
施錠動作させ、ドアをロックする(ステップS4で「Y
ES」)。
【0028】さて、再び車両を運転するために、イグニ
ッションキー1のドアアンロックスイッチ4を操作す
る。すると、イグニッションキー1の送信回路2が識別
コード信号とドアアンロック信号をシリアルに送信し、
その信号を受信回路5を介して受けたドアロックECU
6は受信した識別コードを登録コードと比較する。受信
した識別コードが登録コードと一致したとき、ドアロッ
クECU6はドアロックアクチュエータを解錠動作さ
せ、ドアをアンロックする(ステップS5で「YE
S」)。
【0029】このようにして受信した識別コードが登録
コードと一致していたことを条件に、すなわち車両の所
有者であることを確認してドアの解錠を行ったときに
は、ドアロックECU9は解錠信号を出力し、盗難防止
ECU7はその解錠信号を受信することにより、解除信
号を出力する(ステップS6)。そして、シフトロック
ECU9は盗難防止ECU7と通信し、盗難防止ECU
7から解除信号を受信すると、ロック解除条件の成立、
すなわちエンジンが始動してブレーキペダルが踏まれれ
ば、解除ボタンの押圧操作によりシフトロック解除でき
る状態にする(ステップS7)。
【0030】この後、運転者がドアを開き、そして車内
に乗り込んでドアを閉じ、イグニッションキー1をイグ
ニッションキーシリンダ錠11に差し込んでエンジンを
始動し、ブレーキペダルを踏むと、シフトロックECU
9はソレノイド14に通電してロック部材をロック位置
から解除位置に移動させる。この状態で解除ボタンを押
すと、ディテントピンが押されてカム溝から外れるの
で、シフトレバーをパーキングポジションから他のポジ
ションにシフトできるようになる。
【0031】ところで、ドアが施錠された状態では、盗
難防止ECU7は、イグニッションキー1からの電波信
号によることなくドアロックが解錠されることがないか
否かを監視する状態になっている(ステップS5および
ステップS8の繰り返し実行、盗難防止動作)。
【0032】この盗難防止動作状態において、イグニッ
ションキー1からのドアアンロック信号を受けることな
く、ドアが開かれたとする。すると、盗難防止ECU7
はステップS8で「YES」と判断し、ホーンを鳴らし
て警報を発する(ステップS9)。
【0033】このとき、車両の使用者がイグニッション
キー1から電波信号を発すれば、ドアロックECU9は
ドアロックアクチュエータに解錠動作を行わせると共
に、解錠信号を出力するので、盗難防止ECU7は解除
信号を出力し、これによりシフトロックECU9はシフ
トロック機構をロック解除可能な状態にする。
【0034】また、盗難の意思を持ってドアを開いたよ
うな場合には、盗難防止ECU7はホーンを鳴らし続け
る。このとき、ホーンの電源線が切断されたとしても、
盗難防止ECU7は解除信号を出力しないので、シフト
ロックECU9はソレノイド14に通電することはな
い。このため、例えイグニッションスイッチ装置12が
オンされてエンジンが始動されたとしても、シフトレバ
ーをパーキングポジションから他のポジションにシフト
させることができないため、車両が盗難に遇うようなこ
とはなくなる。
【0035】このように本実施例によれば、盗難防止E
CU7が盗難防止動作を実行した場合には、盗難防止E
CU7が解除信号を発しない限り、シフトロックECU
9はシフトロック機構をロック解除可能な状態にしない
ので、盗難予防に一層の効果を発揮する。このとき、盗
難防止ECU7が発する解除信号は所定のコード信号か
らなるので、例えば解除信号をハイ信号としたような場
合とは異なり、解除信号を他人に読み取られるおそれが
なく、更に高い盗難防止効果が得られる。
【0036】なお、上記実施例では、盗難防止ECU7
が盗難防止動作を実行しない場合でも、盗難防止ECU
7が解除信号を発しない限り、シフトロックECU9は
シフトロック機構をロック解除操作可能な状態にするこ
とはない。ところが、盗難防止ECU7が盗難防止動作
を実行しない場合は、ドアロックECU6が受信回路5
によって受信された識別コードが登録コードと一致して
いて車両の所有者と認められた場合である、ということ
ができる。
【0037】このため、ドアロックECU6が受信回路
5によって受信された信号に基づいてドアをアンロック
し、解錠信号を出力したときには、盗難防止ECU7は
解除信号をコード信号ではなく、ハイレベル信号として
出力するように構成し、シフトロックECU9がその通
信ポートにハイレベル信号が入力されていることを検出
したときには、コード信号からなる解除信号を待つこと
なく、ソレノイド14に通電するように構成しても良
い。
【0038】もちろん、盗難防止ECU7が一旦盗難防
止動作を行った場合には、盗難防止ECU7はシフトロ
ックECU9の通信ポートにロウレベル信号を出力し、
コード信号により構成された解除信号が出力されるまで
待機させるように構成するものである。
【0039】このように構成した場合には、通常の操作
でドアがアンロックされたときにおいて、シフトロック
ECU9は、盗難防止ECU7と通信してコード信号を
受信する必要がないので、シフトロックECU9がロッ
ク解除条件の成立を条件にシフトロック機構をロック解
除操作可能な状態にするための処理を高速度で行うこと
ができる。もちろん、盗難防止ECU7が一旦盗難防止
動作を行ったときには、コード信号からなる解除信号が
盗難防止ECU7から出力されない限り、シフトロック
ECU9はシフトロック機構をロック解除操作可能状態
にすることがないので、盗難防止効果を損なうおそれが
ない。
【0040】また、盗難防止ECU7が解除信号を出力
したときには、シフトロックECU9は、エンジンの始
動をロック解除条件とせず、更に言えば、イグニッショ
ンキー1がイグニッションキーシリンダ錠11に差し込
まれること(キーリマインドスイッチ13オン)を条件
とすることなくシフトロック機構をロック解除操作可能
にする構成としても良い。
【0041】このように構成した場合には、イグニッシ
ョンキー1をイグニッションキーシリンダ錠11に差し
込む前であっても、ブレーキペダルを踏みさえすればソ
レノイド14が通電されてシフトロック機構がロック解
除操作可能な状態になるので、予めシフトレバーをニュ
ートラルポジションにシフトさせた状態にセットしてお
いた状態でイグニッションキー1をイグニッションキー
シリンダ錠11に差し込んでエンジンを始動させること
も可能になる。
【0042】更に、上記実施例では、ドアロックECU
6が受信回路5によって受信された識別コードが登録コ
ードと一致していて車両の所有者と認められた場合、盗
難防止ECU7にコード信号からなる解錠信号を出力
し、この解錠信号に応じて盗難防止ECU7が解除信号
を発することにより、シフトロックECU9がロック解
除条件の成立によりシフトロック機構をロック解除操作
可能な状態にする構成としたが、ドアロックECU6が
受信回路5によって受信された識別コードが登録コード
と一致していて車両の所有者と認められた場合には、ド
アロックECU6は盗難防止ECU7と通信せず、シフ
トロックECU9と通信して、該シフトロックECU9
がドアロックECU6から識別コードを受信することに
よってロック解除条件の成立を条件にシフトロック機構
をロック解除操作可能な状態にするように構成しても良
く、この場合においては、エンジンの始動をロック解除
条件から外すように構成しても良い。
【0043】このように構成しても、通常の場合、シフ
トロックECU9とがドアロックECU6とが直接通信
し、盗難防止ECU7を中継しないので、ロック解除条
件の成立によりシフトロック機構をロック解除操作可能
な状態にするに要する処理時間を短縮することができ
る。
【0044】図3は本発明の第2実施例を示すもので、
前述した第1実施例との相違は、イグニッションキー1
に電子キーとしての機能を付加し、イグニッションキー
シリンダ錠11にイグニッションキー1が差し込まれた
とき、イグニッションキー1から識別コードを読み取
り、その読み取ったコードが登録コードと一致している
ときのみ、イグニッションキー1によるエンジンの始動
を許可するというイモビライザ機能を持たせたところに
ある。
【0045】すなわち、イグニッションキー1には、送
信回路2の他に送受信手段としてのトランスポンダ17
が内蔵されている。このトランスポンダ17はマイクロ
コンピュータを主体として構成され、トランスポンダ用
コイル18が外部から電力信号および質問信号を受信す
ると、その質問信号に応答して予め設定された識別コー
ド信号を同じくトランスポンダ用コイル18から発信す
るというトランスポンダ機能が設定されている。
【0046】このイグニッションキー1のトランスポン
ダ17に対し、車体側にはイモビライザECU19が設
けられており、このイモビライザECU19にイグニッ
ションキースイッチ装置12の各スイッチ12a〜12
cおよびキーリマインドスイッチ13が接続されている
と共に、トランスポンダ用コイル18と送受信するため
のアンテナコイル20が接続されている。なお、アンテ
ナコイル20はイグニッションキーシリンダ錠11のキ
ー穴の周りに設けられている。
【0047】そして、このイモビライザECU19は、
信号ラインSLを介してドアロックECU4、盗難防止
ECU7、シフトロックECU9に接続されていると共
に、信号ラインSL1を介してエンジンECU8に接続
されている。
【0048】上記イモビライザECU19は、イグニッ
ションキーシリンダ錠11にイグニッションキー1が差
し込まれたことがキーリマインドスイッチ13によって
検出されると、電力信号および質問信号をアンテナコイ
ル20から送信する。なお、質問信号は電力信号に重畳
させて送信される。
【0049】すると、トランスポンダ17がトランスポ
ンダ用コイル18を介して電力信号を受信することによ
り能動状態となり、質問信号に応答して識別コード信号
をトランスポンダ用コイル18から送信する。そして、
イモビライザECU19はアンテナコイル20を介して
受信した識別コードを予め不揮発メモリなどの記憶手段
に記憶されている登録コードと比較し、一致した場合に
はエンジンECU8に始動解除信号を出力する。この始
動許可状態でイグニッションスイッチ装置12のスター
トスイッチ12cがオンされると、そのスタート信号が
イモビライザECU19からエンジンECU8に送ら
れ、エンジンが始動する。
【0050】一方、イモビライザECU19はトランス
ポンダ17から受信した識別コードが登録コードと一致
していた場合、シフトロックECU9にコード信号から
なる解除信号を送信する。すると、シフトロックECU
9はロック解除条件の成立を条件にシフトロック機構を
ロック解除操作可能な状態にし、エンジンが始動され、
ブレーキペダルが踏まれると、ソレノイド14に通電し
てロック部材をロック位置から解除位置に移動させる。
【0051】このように構成しても、イモビライザEC
U19がイグニッションキー1の識別コードと登録コー
ドとの一致を検出すると、これを条件にシフトロックE
CU9がロック解除条件の成立を条件にしてシフトロッ
ク機構をロック解除操作可能な状態にするので、前記第
1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0052】もちろん、図3のものにおいて、イモビラ
イザECU19がアンテナコイル20により受信された
コードと登録コードとの不一致を検出したとき、盗難防
止ECU7に不一致信号を送信して警報を発するように
構成しても良い。
【0053】また、前記第1実施例と同様に、イモビラ
イザECU19から解除信号が出力されたことを条件
に、盗難防止ECU7が解除信号を出力するように構成
し、これによりシフトロックECU9がロック解除条件
の成立に基づいてシフトロック機構をロック解除操作可
能な状態にする構成としても良く、また、盗難防止EC
U7とイモビライザECU19の双方が解除信号を出力
したとき、ロック解除条件の成立に基づいてシフトロッ
ク機構をロック解除操作可能な状態にする構成としても
良い。
【0054】図4は本発明の第3実施例を示すもので、
前記第2実施例との相違は、ステアリングロックECU
21を設けたところにある。ステアリングロックECU
21は携帯型記憶担体ととしてのIDタグ22を所持し
た運転者が降車すると、ステアリングロック機構のアク
チュエータたるモータ24を正転させてロックピンによ
りステアリングをロックする。
【0055】逆にIDタグ22を所持した運転者が乗車
すると、ステアリングロックECU21が送受信回路2
1aにより電波などの空中伝播媒体を信号伝達媒体とす
る送受信動作を行うようになっている。具体的には、送
受信回路21aからトリガ信号が送信されると、このト
リガ信号を受信したIDタグ22が識別コード信号を送
信する。そして、ステアリングロックECU21は、送
受信回路21aを介して受信した識別コード信号が予め
不揮発性メモリなどの記憶手段に記憶された登録コード
と一致したとき、ステアリングロック機構のアクチュエ
ータたるモータ23を逆転させてロックピンによるステ
アリングのロックを解除する。
【0056】一方、ステアリングロックECU21はI
Cタグ22から受信した識別コードが登録コードと一致
していた場合、シフトロックECU9にコード信号から
なる解除信号を送信する。すると、シフトロックECU
9はエンジンが始動され、ブレーキペダルが踏み込まれ
ることを条件にソレノイド14に通電してロック部材を
ロック位置から解除位置に移動させ、シフトロック機構
をロック解除操作可能にする。
【0057】このように構成しても、IDタグ22の識
別コードが登録コードと一致したとき、シフトロックE
CU9がシフトロック機構をロック解除条件の成立を条
件にロック解除操作可能な状態にするので、前記第1実
施例と同様の効果を得ることができる。
【0058】もちろん、図4のものにおいて、ステアリ
ングロックECU21が送受信回路21aにより受信さ
れたコードと登録コードとの不一致を検出したとき、盗
難防止ECU7に不一致信号を送信して警報を発するよ
うに構成しても良い。
【0059】また、前記第1実施例と同様に、盗難防止
ECU7から解除信号が出力されたとき、シフトロック
ECU9がロック解除条件の成立を条件にシフトロック
機構をロック解除操作可能な状態にする構成としても良
く、盗難防止ECU7とステアリングロックECU21
の双方が解除信号を出力したとき、ロック解除条件の成
立を条件にシフトロック機構をロック解除操作可能な状
態にする構成としても良い。
【0060】また、シフトロックECU9はステアリン
グロックECU21が読み取ったコードを受信し、これ
が予め設定されたコードと一致したとき、ロック解除条
件の成立を条件にシフトロック機構をロック解除操作可
能な状態にする構成としても良い。このように構成すれ
ば、受信したコードが登録コードと一致するか否かを直
接シフトロックECU9が判断するので、処理の高速化
を図ることができる。
【0061】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、以下のような変更或いは
拡張が可能である。盗難防止ECU7はイグニッション
キー1の送信回路2からのドアアンロック信号によらな
いでドアが開かれたときばかりでなく、車体の異常な振
動、ウインドガラスが破られた時の音、その他の異常を
検出して警報を発するように構成しても良い。
【0062】空中伝播媒体は赤外線などであっても良
い。シフトロック機構の動作源はソレノイド14に限ら
れない。
【0063】図3の第2実施例において、ドアロックE
CU6、盗難防止ECU7はなくとも良い。図4の第3
実施例において、ドアロックECU6、盗難防止ECU
7、イモビライザECU19はなくとも良い。
【0064】イグニッションキー1に設けるアンテナと
しては、電力信号を受信すると共に識別コード信号を送
信する送受信可能なコイル、すなわちトランスポンダ用
コイル18に限らず、キー穴に差し込まれたとき、識別
コード信号を送信する送信用コイルとしても良い。
【0065】走行駆動源をモータとする自動車に適用し
ても良い。この場合、キーシリンダ錠のキー穴にキーを
差し込んで回転操作することにより、例えばモータの電
源スイッチがオンしてモータに通電できる状態(起動可
能)にし、アクセルが踏まれたとき、モータが通電(起
動)されて車両が走行し始めるように構成することがで
きる。イグニッションキー1の機能とICカード22の
機能をイグニッションキー1に持たせても良く、また、
それらの両機能をICカード22に持たせても良い。
【0066】
【発明の効果】以上の説明したように本発明によれば、
次のような効果を得ることができる。請求項1記載の発
明によれば、不正な手段でドアが開放される等の異常が
発生すると、盗難防止制御装置から解除信号が出力され
ないかぎり、シフトロック機構がロック解除操作不能な
ままにされるので、シフトレバーを所定のポジション、
例えばパーキングポジションからシフトさせることがで
きなる。
【0067】請求項2記載の発明によれば、シフトロッ
ク制御装置は、走行駆動源が起動可能な状態になったこ
とを検出すれば良くなるので、正規の方法で走行駆動源
が起動可能な状態になされたときには、ロック解除条件
が成立したときシフトロック機構をロック解除操作可能
な状態にするための処理を高速化できる。
【0068】請求項3記載の発明では、遠隔通信手段か
ら送信される識別コードが予め設定されたコードに一致
しない限り、請求項4記載の発明では、通信手段から送
信された識別コードが予め設定されたコードと一致しな
いかぎり、請求項5記載の発明では、携帯型記憶担体の
識別コードが予め設定されたコードと一致しないかぎ
り、シフトロック機構はロック解除操作可能にならない
ので、車両の盗難を効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すフローチャート
【図2】電気的構成を示すブロック図
【図3】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【符号の説明】
図中、1はイグニッションキー(キー)、2は送信回路
(遠隔通信手段)、6はドアロックECU、7は盗難防
止ECU(盗難防止制御装置)、8はエンジンECU
(走行駆動源制御装置)、9はシフトロックECU(シ
フトロック制御装置)、11はイグニッションキーシリ
ンダ錠(キーシリンダ錠)、12はイグニッションスイ
ッチ装置、14はソレノイド、17はトランスポンダ
(送受信手段)、19はイモビライザECU(イモビラ
イザ制御装置)、21はステアリングロックECU(ス
テアリングロック制御装置)。22はICカード(携帯
型記憶担体)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 59/10 F16H 59/10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常を検出して警報を発する盗難防止制
    御装置と、 シフトレバーを所定のポジションにロックするシフトロ
    ック機構をロック条件の成立によりロック解除操作不能
    にし、ロック解除条件の成立によりロック解除操作可能
    にするシフトロック制御装置とを備え、 前記シフトロック制御装置は、前記盗難防止制御装置が
    異常を検出したときには、該盗難防止制御装置から解除
    信号を受信するまでは、前記ロック解除条件の成立にも
    拘らず、前記シフトロック機構をロック解除操作不能な
    状態に維持するように構成されていることを特徴とする
    車両用盗難防止システム。
  2. 【請求項2】 前記盗難防止制御装置が異常を検出する
    ことなく、走行駆動源が起動可能な状態になったときに
    は、前記シフトロック制御装置は、前記盗難防止制御装
    置からの解除信号によらず、走行駆動源が起動可能にな
    ったことの検出により、ロック解除条件の成立を条件に
    前記シフトロック機構をロック解除操作可能な状態にす
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の車両用盗難防止システム。
  3. 【請求項3】 電波などの空中伝播媒体を信号伝達媒体
    として識別コード信号を送信する遠隔通信手段と、 この遠隔通信手段からの信号を受信する受信手段と、 シフトレバーを所定のポジションにロックするシフトロ
    ック機構をロック条件の成立によりロック解除操作不能
    にし、ロック解除条件の成立によりロック解除操作可能
    にするシフトロック制御装置とを備え、 前記シフトロック制御装置は、前記受信手段により受信
    した識別コードが予め設定されたコードと一致したとき
    ロック解除条件の成立を条件に前記シフトロック機構を
    ロック解除操作可能な状態にするように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用盗難防止システ
    ム。
  4. 【請求項4】 送信または送受信可能な通信手段と、 この通信手段から送信される識別コードを受信し、その
    識別コードが予め設定されたコードと一致したとき走行
    駆動源制御装置に走行駆動源を起動可能にすることを許
    可するイモビライザ制御装置と、 シフトレバーを所定のポジションにロックするシフトロ
    ック機構をロック条件の成立によりロック解除操作不能
    にし、ロック解除条件の成立によりロック解除操作可能
    にするシフトロック制御装置とを備え、 前記シフトロック制御装置は、前記イモビライザ制御装
    置、または走行駆動源制御装置と通信し、前記走行駆動
    源制御装置が走行駆動源を起動可能にする状態となった
    ことを検出したとき、前記シフトロック機構をロック解
    除操作可能な状態にするように構成されていることを特
    徴とする車両用盗難防止システム。
  5. 【請求項5】 識別コードを記憶した携帯型記憶担体
    と、 この携帯型記憶担体から識別コードを読み取り、当該識
    別コードが予め設定されたコードと一致したとき、ステ
    アリングをロックして操作不能にするステアリングロッ
    ク機構をロック解除操作可能にするステアリングロック
    制御装置と、 シフトレバーを所定のポジションにロックするシフトロ
    ック機構をロック条件の成立によりロック解除操作不能
    にし、ロック解除条件の成立によりロック解除操作可能
    にするシフトロック制御装置とを備え、 前記シフトロック制御装置は、前記ステアリングロック
    制御装置が読み取った識別コードが予め設定されたコー
    ドと一致したとき、前記シフトロック機構をロック解除
    操作可能にするように構成されていることを特徴とする
    車両用盗難防止システム。
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