JP3493180B2 - 共通のキーヘッドに無鍵乗車機能と車両不動化機能とを組み込んだ遠隔制御式キーシステム - Google Patents

共通のキーヘッドに無鍵乗車機能と車両不動化機能とを組み込んだ遠隔制御式キーシステム

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JP3493180B2
JP3493180B2 JP2000568720A JP2000568720A JP3493180B2 JP 3493180 B2 JP3493180 B2 JP 3493180B2 JP 2000568720 A JP2000568720 A JP 2000568720A JP 2000568720 A JP2000568720 A JP 2000568720A JP 3493180 B2 JP3493180 B2 JP 3493180B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/20Means to switch the anti-theft system on or off
    • B60R25/24Means to switch the anti-theft system on or off using electronic identifiers containing a code not memorised by the user

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願】本願は、1998年9月9日付け米国仮出
願第60/099,573号に基づいて優先権を主張す
る。
【0002】
【発明の分野】本発明は、車両の遠隔制御、盗難防止又
は不動化システムに関し、さらに詳細には、キーヘッド
に遠隔制御機能と不動化機能が組み込まれ、ある特定の
時点で遠隔制御機能の作動を阻止するキーを有する遠隔
制御式キーシステムに関する。
【0003】
【発明の背景】従来型の遠隔制御式無鍵乗車(remote ke
yless entry-(RKE))送信機は、一般的に、キーリングに
掛けられたキーの形状を有する。典型的なRKE送信機
には複数のボタン又はスイッチがあり、これらを押すと
対応する車両制御機能を離れたところから始動すること
ができる。例えば、RKE送信機には4つのボタンがあ
るが、これらは、車両ドアをロックするドアロックボタ
ン、車両ドアをアンロックするドアアンロックボタン、
車両トランクを解除するトランク解除ボタン、車両の警
報機を鳴らし及び/又は車両ライトを点滅させて車両に
注意を向けさせるパニックボタンである。
【0004】RKE送信機により提供される便利な機能
には、さらに、車両を不動化するための盗難防止システ
ムがある。人気のある盗難防止システムは、キーのキー
ヘッド部分に埋め込んだトランスポンダと、イグニショ
ンロックのところにある受信機とを使用する。キーがイ
グニションロックに差し込まれた状態で、トランスポン
ダが送信し受信機が受信する識別信号と車両に保存され
た所定の識別コードとがマッチしないと判定されると、
不動化システムが作動されて車両の作動が阻止される。
【0005】不動化システムとRKEシステムの車両キ
ーのキーヘッドへの一体化は、これまで提案されてい
る。しかしながら、RKEボタンをキーヘッドに組み込
むと、イグニションロック内でキーヘッドを回転しなが
ら送信機のボタンを押すことにより誤って車両制御機能
を始動させる危険性が生じる。この問題を解消するアプ
ローチのひとつは、キーがロック内に挿入されるか、キ
ーがアクセサリ位置又はイグニション位置に回転される
と直ちにRKEシステムを非作動にすることである。し
かしながら、かかる措置を施しても、キーをロック内に
挿入する直前に、あるいはキーをイグニション位置に回
転させる直前に、送信機ボタンを誤って押してしまい、
制御機能を不適当な時点で始動する可能性が依然として
存在する。
【0006】 従って、RKE機能が車両キーのキーヘ
ッドに組み込まれている場合、エンジン始動のためのキ
ー操作の間に誤ってRKEを作動させないようにする手
段に対する要望が存在する。ドイツ国公報195 39
851号は、不動化装置と遠隔制御可能な機能を作動
させるためのキー/車両通信装置を開示する。この装置
は、スイッチにより作動される送信機、及びイグニッシ
ョンロックと協働するトランスポンダを有するキーと、
車両にある制御ユニットとより成る。トランスポンダに
保存された車両に固有の情報は、イグニッションロック
にあるコイルにより読み取られ、制御ユニットへ送られ
て、そこで不動化装置及び他の任意の機能を解除する前
に検証される。この装置は、キーがイグニッション内に
あり、車両が作動中である時は、受信機を非作動にし
て、スイッチに誤って圧力を加えても通信リンクが形成
されず遠隔制御可能な機能が作動されないようにするシ
ステムを備えている。
【0007】
【発明の概要】本発明によると、動力源を始動させて車
両を移動可能にするためのイグニションを備えた車両の
ための遠隔制御システムであって、ロック状態とアンロ
ック状態を有し、アンロック状態になるまで車両の動力
源を始動できないようにするイグニションロックと、イ
グニションロックと協働して該イグニションロックを選
択的にロック状態か又はアンロック状態にするイグニシ
ョンキーと、イグニションキーとイグニションロックと
に連携して、イグニションキーがイグニションから所定
の近接距離内にあることを判定する近接判定手段と、ユ
ーザーが車両を離れている時少なくとも1つの信号の車
両への送信を可能にする、イグニションキーに連携した
ユーザーインターフェイスと、車両内にあって、イグニ
ションキーのスイッチに連携する制御機能を実行するた
めの制御信号を出力するが、イグニションキーがイグニ
ションロックに挿入されている時は該スイッチを作動し
ても制御機能が実行されないようにするコントローラと
より成り、コントローラは、近接判定手段がイグニショ
ンキーがイグニションから所定の近接範囲内にあるのを
指示する時は必ず、イグニションキーをイグニションロ
ックへ挿入する前及び挿入直後に該スイッチを作動して
も制御機能が実行されないようにすることを特徴とする
車両用遠隔制御システムが提供される。本発明は、車両
の遠隔制御システムを提供することにより上述した要望
を充足する。このシステムは、車両のイグニションロッ
ク内に挿入されるキープレートと、キープレートに結合
されたキーヘッドとを有するキーを備えている。キーヘ
ッド上には少なくとも1つのスイッチがあり、デジタル
的に作動されると車両の制御機能を離れたところから始
動させる。送信機はキーヘッドにあり、スイッチと協働
して識別コードを含む大気伝播信号を送信する。車両に
ある受信機は、この大気伝播信号を受信する。車両にあ
るコントローラは、キーヘッド上のスイッチに連携する
制御機能を作動させる制御信号を出力する。コントロー
ラに関連して設けられたセンサーは、車両の運転者が車
両作動位置にある時はその旨の指示を与える。コントロ
ーラは、センサーにより運転者が車両作動位置にいるこ
とが指示されると少なくとも1つのスイッチ作動され
ても制御機能の作動を阻止するが、これには、キープレ
ートをイグニションロック内に挿入する前、挿入時及び
挿入直後の時間が含まれる。
【0008】本発明の別の特徴として、キーヘッドはさ
らに関連コードを有するトランスポンダを備えている。
イグニションロックには、コントローラと連携する受信
機が設けられている。コントローラは、トランスポンダ
が送信し受信機が受信する符号化信号を設定信号と比較
する。符号化信号と設定信号がマッチすると、コントロ
ーラはイグニションの実行を許容し、もし符号化信号が
設定信号とマッチしなければ、車両不動化システムを始
動する。コントローラは、トランスポンダと受信機の間
の通信が可能である時制御機能の実行を阻止する。この
阻止動作は、イグニションロックへのキーの挿入前、挿
入時又は挿入後に起こるようにしてもよい。
【0009】ユーザーが車両作動位置にある場合遠隔制
御式無鍵乗車機能が誤って作動されるのを阻止する方法
も提供される。
【0010】本発明の他の目的、特徴及び特性並びに作
動方法、構造の関連部分の機能、部品の組み合わせ及び
製造の経済性は、添付図面を参照しながら以下の詳細な
説明及び頭書の特許請求の範囲を読めばより明らかにな
るであろう。
【0011】
【好ましい実施例の説明】図1は、本発明の原理に従っ
て構成された遠隔制御式キーシステムを総括的に10で
示す。図1は電気的構成を示すブロック図であり、総括
的に12で示す遠隔制御式キーはキープレート14及び
キーヘッド16より成る。キーヘッド16は送信機を有
し、送信機回路18が組み込まれている。本発明による
と、キーヘッド16には、ロックスイッチ20、アンロ
ックスイッチ22、パニックスイッチ24及びトランク
解除スイッチ26がある。かかるキーヘッド及び関連の
車両システムは、普通、遠隔制御式無鍵乗車(RKE)
システムと呼ばれる。当業者であればよくわかるよう
に、RKEシステムのスイッチは図1に示すような構成
である必要はなく、キーヘッド16に任意適当な態様で
配置することができる。さらに、他の又は種々の機能に
関連してこれ以上の又はこれよりも少ないスイッチを設
けることも、本発明の範囲内である。
【0012】この実施例に示されるように、スイッチ2
0―26の1つをユーザーが押すと、4つの信号のうち
の1つが送信される。ロック信号、アンロック信号、ト
ランク解除信号及び警報信号がある。各信号は一連の2
進数字より成る。適当な信号が送信回路18により遠隔
送信される。この実施例では、信号は大気中を伝播する
が、赤外線信号又は無線周波信号でもよい。しかしなが
ら、他の通信手段を用いてもよい。各信号又はメッセー
ジはさらに関連の識別(ID)コードを含む場合があ
る。各IDコードは1又はそれ以上の2進デジタル信号
を表わし、特定の車両に対して設定される。本発明のシ
ステムに関連するIDコードには、ローリングコード
(2以上、例えば500のコードが車両により許可され
る)及び暗号化コードが含まれるが、これらに限定され
ない。加えて、車両は同一のIDコードを保存するた
め、以下に詳説するように送信信号の認証が可能にな
る。
【0013】RKE受信機/本体ユニット30(以下、
「コントローラ」又は「制御ユニット」30と呼ぶ場合
がある)はコントローラを構成し、マイクロプロセッ
サ、マイクロコンピュータ又は同様なデバイスのような
プロセッサを含む。このコントローラ内には、1又はそ
れ以上のメモリ又はレジスタがある。これらのレジスタ
は好ましくはRKE作動信号に対応する2進コードを含
むが、これらは、本実施例において、ドアロック、ドア
アンロック、トランク解除及びパニック警報信号であ
る。これらの作動信号は通常、RKE機能又はコマンド
と呼ぶこともある。コントローラ30のレジスタは、好
ましくは、車両に特有のIDコードを含む。作動信号又
はコマンドが受付けられるためには、制御ユニット30
に含まれるIDコードと送信機が送信するIDコードが
マッチしなければならない。ここで説明する制御ユニッ
ト30は、エンジン制御ユニット(以下に説明する不動
化システム33の一部の場合がある)とは別個に設けら
れるが、それに関連させてもよい。本明細書において述
べる機能に応じた車両コントローラの別の適当な構成が
考えられるが、これらも本発明の範囲内である。
【0014】図示の実施例において、キーヘッド16に
はトランスポンダ28が組み込まれているが、これは暗
号化アルゴリズムをサポートできるトランスポンダ(例
えば、暗号トランスポンダシステム)である。しかしな
がら、それに限定されない。トランスポンダ28のメモ
リには、ユーザーに特有のコードが保存されている。図
示の実施例において、トランスポンダ28は、米国特許
第5,729,057号に記載されたタイプのものであり、この
特許の内容を本明細書の一部として引用する。従って、
アンテナ31より成る受信機をイグニションロック(図
示せず)のロックシリンダの周りに配置するのが好まし
い。キープレート14がイグニションロックに接近する
か又はその内部に挿入されると、制御ユニット30は質
問又は始動信号を発生し、この信号がアンテナ31から
トランスポンダ28へ送信される。トランスポンダ28
は、それに応答して符号化された応答信号を発信する。
符号化された応答信号はアンテナ31により受信され、
制御ユニット30へ送られ、このユニットにより評価さ
れる。応答信号は制御ユニット30に保存されたコード
と比較され、2つのコードが一致すると、車両不動化シ
ステム33が作動される。不動化システム33は、車両
の始動を禁止するように設計されている。当業者であれ
ばわかるように、不動化システム33はエンジン制御ユ
ニットを含むか又はそれに連携している。それはまた、
イグニションコイル、スターター、シャットオフバルブ
などである。不動化システム33は、許可の存在が認証
された場合に限り車両エンジンの始動を許容するように
働く。上述した不動化機能は、イグニションがエンジン
始動に必要な信号を送信するのをただ阻止するものでも
よい。このように、不動化機能は、通常は禁止状態にあ
るエンジンイグニションシステムでもよく、トランスポ
ンダ28と制御システム30との間で認証が得られた場
合に限りシステムがイネーブル状態に変化する。トラン
スポンダ28とコントローラ30は受信機のアンテナ3
1を介して通信するが、それに限定されず、赤外線又は
無線周波信号あるいは誘導結合コイル(例えば125k
Hzでの通信により特徴付けられる)を用いる場合があ
る。
【0015】トランスポンダ28は、トランスポンダ2
8を含むキーがイグニションロックの十分近くかその内
部にある場合に限りアンテナ31との間で通信が行われ
るように構成されている。このような構成は、トランス
ポンダ28の受信レンジを制限するか又は受信機のアン
テナ31からの受信信号の強度が所定のしきい値以下に
ある場合に限り通信できるようにすることにより実現で
きる。
【0016】車両不動化が望ましくない場合は、トラン
スポンダ28をキーヘッド16に設ける必要性はなく、
イグニションロックもアンテナ31を備える必要はな
い。別法として、トランスポンダ28とアンテナ31は
依然として設けるが、不動化システム33を省略するこ
とがある。そのようにすると、トランスポンダ28とア
ンテナ31は、以下に詳説するようにRKE機能を選択
的に禁止する際に依然として利用できる。
【0017】遠隔制御キー12の遠隔制御機能について
は、大気伝播信号をアンテナ32より成る受信装置を介
して車両の制御ユニット30が受信する。スイッチ20
−26をユーザーが押すと、適当なコマンド及びIDコ
ードより成る対応する信号が送信機18により放送され
る。アンテナ32がこの信号をキャッチして制御ユニッ
ト30へ送り、このユニットが質問を行う。この信号は
2つの点につき、すなわちIDコードが真正なものであ
るか、またコマンドが認められたコマンドであるかにつ
いて質問する。IDコードが真正であり、コマンドが許
容し得るコマンドの1つであると認識された場合、その
コマンドが実行される。しかしながら、IDコードが真
正でないことが判明すると、コマンドは、たとえそれが
認められたコマンドであっても、実行されない。同様
に、IDコードが真正なものと判明したが、コマンドが
認められたコマンドでない場合も、コマンドは実行され
ない。さらに、IDコードの認証に関して、コマンドの
実行の阻止には2つの態様がある。コマンドはそれが認
められたコマンドであるか否かをチェックするために比
較することが可能であり、IDコードが認証されない場
合、そのコマンド実行の禁止決定をすることができる。
一方、IDコードが真正でない場合、コマンドを認識す
るステップを省略してもよい。
【0018】キー12上のロックスイッチ20又はアン
ロックスイッチ22を押すと、ロック信号又はアンロッ
ク信号と、IDコードとが送信機18により放送され
る。アンテナ32がこの信号をキャッチしてコントロー
ラ80へ送り、そこで質問が行われる。送信信号のID
コードが制御ユニット30に保存されたIDコードにマ
ッチする場合、ドアロック/アンロック装置34は制御
ユニット30からロック又はアンロック信号を受信す
る。そして、ドアロック/アンロック装置34がドアロ
ック機構(図示せず)を駆動することにより、該機構に
制御信号に応じてロック動作又はアンロック動作を実行
させる。同様に、トランク解除スイッチを押すと、送信
信号のIDコードが制御ユニット30の保存されたID
コードとマッチすれば、トランク解除装置36は制御ユ
ニット30からのトランク解除信号を受信し、トランク
解除機構(図示せず)が解除動作を実行する。さらに、
音声警報装置38及び光警報装置40が、電子制御ユニ
ット30に接続されている。キー12上のパニックスイ
ッチを押すのは、ユーザーが車両に対して注意を惹きた
いからである。送信信号のIDコードが制御ユニット3
0に保存されたIDコードにマッチすれば、制御ユニッ
ト30からの警報信号に応じて、音声警報装置38は車
両の警報を鳴らし、光警報装置40は車両のライトを点
滅させる。
【0019】本発明によると、RKE機能は車両のイグ
ニションキー12のキーヘッド16に組み込まれている
ため、キー12をイグニションロックに挿入して車両を
始動させる際誤ってRKE機能を作動しないようにする
ことが重要である。従って、本発明の原理によると、R
KE機能が誤って作動されるのを阻止する以下の方法
が、単独又は組み合わせで提供される。
【0020】第1の実施例では、制御ユニット30は、
ユーザーがキーを挿入してエンジンを始動する際誤って
RKE機能を作動することのないように、RKE機能の
実行を所定の時間(例えば、200ミリ秒)遅延させる
ようにプログラムされている。別法として、キー12を
イグニションロックに挿入するか又は挿入後にイグニシ
ョン位置に回転する場合に、RKE機能を同様な期間の
間無視するように、コントローラ30をプログラムして
もよい。このシステムはまた、キー12がイグニション
内にある限り常に全てのRKEコマンドが無視されるよ
うに構成することも可能である。かかる全てのケースで
は、イグニションセンサー又はスイッチ46によりキー
12がイグニション内にあるか否かの判定が行われる。
【0021】さらに別の実施例では、運転席のドアが閉
じられた後の所定の時間(例えば、2秒又はそれ以下)
上述した遅延機能を利用可能である。従って、ドアセン
サーより成るセンサー装置又はスイッチ42が、運転席
のドアの開閉動作を検知するために設けられる。
【0022】別の実施例では、ブレーキペダルセンサー
より成るセンサー装置又はスイッチ44が設けられる。
RKE機能は、ブレーキペダルが押された状態にあれ
ば、制御機能30が非作動にする。この非作動には、上
述したドアスイッチ42及びイグニションスイッチ46
に関連する機能と同様な遅延機能を含むようにしてもよ
い。
【0023】別の実施例では、運転席のシートセンサー
48より成るセンサー装置が設けられる。シートセンサ
ー48により運転者がシートに座っていると判定された
場合、制御ユニット30は何れのRKEコマンドも実行
しない。運転席のシートセンサー48は、車両のエアバ
ッグシステムの一部でもよいし、運転席のシートに連携
させた別個の重量、赤外線又は超音波式のセンサーでも
よい。
【0024】さらに別の実施例では、ハンドルセンサー
50が設けられる。ハンドルセンサー50により車両の
ハンドルが運動したことが感知されると、制御ユニット
30はRKE機能を非作動にする。ハンドルセンサー5
0は、アンチロックブレーキシステムの一部として構成
するか又はハンドルに連携させた別個のセンサーでもよ
い。
【0025】当業者は、これらのセンサー及びスイッチ
42−50のうちの2つ又はそれ以上を組合せて冗長性
のある信号を発生させることが望ましいことがわかるで
あろう。例えば、RKE機能は、イグニションスイッチ
42がキー12の存在を指示すると共に運転席シートセ
ンサー48が運転者がシートに座っていることを指示す
る場合に限り禁止してもよい。当業者は、RKE機能の
禁止が、他の適正に受信されたコマンドに対する応答の
遅延、かかるコマンドの一時的無視又はセンサー信号が
存在する間のかかるコマンドの常時無視の形をとること
ができることがわかるであろう。
【0026】さらに別の実施例において、制御ユニット
30は、トランスポンダ28が受信機31と通信状態に
ある場合はRKE機能を実行しない。トランスポンダ2
8と受信機31は、車両のイグニションを不動化すべき
か否かを決定するために認証の目的で通信を行うことを
想起されたい。この通信は、キー12がイグニションロ
ック内又はその近くにある場合に限り起こる。同様に、
トランスポンダ28と受信機31が通信状態にある時は
必ず、RKEコマンドを一時的に遅延させるか、一時的
に無視するかもしくは常に無視するようにコントローラ
30をプログラムしてもよい。
【0027】かくして、本発明は、キーヘッド上のボタ
ン又はスイッチが運転者が車両を作動する位置にある時
誤って作動されても、RKE制御機能の作動を阻止する
効果的な手段を提供する。
【0028】以上において、本発明の目的をいかにして
十分かつ効果的に達成できるかを説明した。本発明の構
造的及び機能的原理を示す目的で図示説明した実施例及
び方法は、かかる原理から逸脱することなく変更又は修
正が可能である。従って、本発明は頭書の特許請求の範
囲の精神内に含まれる全ての変形例及び設計変更を包含
するものである。 [図面の簡単な説明]
【図1】図1は、本発明の原理に従って構成した遠隔制
御キーシステムのブロック図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B 311 311L (56)参考文献 特開 平9−175332(JP,A) 特開 平11−11257(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 25/00 - 25/10 E05B 49/00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源を始動させて車両を移動可能にす
    るためのイグニションを備えた車両のための遠隔制御シ
    ステム(10)であって、 ロック状態とアンロック状態を有し、アンロック状態に
    なるまで車両の動力源を始動できないようにするイグニ
    ションロック(46)と、 イグニションロック(46)と協働して該イグニション
    ロックを選択的にロック状態か又はアンロック状態にす
    るイグニションキー(12、14、16)と、 イグニションキー(12、14、16)とイグニション
    ロック(46)とに連携して、イグニションキー(1
    2、14、16)がイグニションから所定の近接範囲
    にあることを判定する近接判定手段(28、31)と、 ユーザーが車両を離れている時少なくとも1つの信号の
    車両への送信を可能にする、イグニションキー(12、
    14、16)に連携したユーザーインターフェイス(1
    8、20、22、24、26)と、 車両内にあって、イグニションキーのスイッチに連携す
    る制御機能を実行するための制御信号を出力するが、イ
    グニションキー(12、14、16)がイグニションロ
    ック(46)に挿入されている時は該スイッチを作動し
    ても制御機能が実行されないようにするコントローラ
    (30、32)とより成り、コントローラ(30、32)は、近接判定手段(28、
    31)がイグニションキー(12、14、16)がイグ
    ニションから所定の近接範囲内にあるのを指示する時は
    必ず、イグニションキーをイグニションロックへ挿入す
    る前及び挿入直後に該スイッチを作動しても制御機能が
    実行されないようにすることを 特徴とする車両用遠隔制
    御システム(10)。
  2. 【請求項2】 近接判定手段(28、31)はトランス
    ポンダ(28)とアンテナ(31)とより成り、トラン
    スポンダとアンテナはトランスポンダ(28)がイグニ
    ションの所定の近接範囲内にある時は必ず互いに信号通
    信関係にある請求項1のシステム。
  3. 【請求項3】 イグニッションの所定の近接範囲は、ト
    ランスポンダ(28)の受信レンジにより決定される請
    求項2のシステム。
  4. 【請求項4】 イグニッションの所定の近接範囲は、ア
    ンテナ(31)からの所定のしきい値以下の受信信号強
    度により決定される請求項2のシステム。
  5. 【請求項5】 トランスポンダ(28)はイグニション
    キー(12、14、16)の内部にあり、アンテナ(3
    1)はイグニションロックのロックシリンダの周りにあ
    る請求項2乃至4のうち任意の一項のシステム。
  6. 【請求項6】 近接判定手段(28、31)はイグニシ
    ョンに連携する存在検知手段より成り、存在検知手段は
    イグニションキー(12、14、16)が存在検知手段
    と物理的接触状態にあるを検知する請求項1のシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 コントローラ(30、32)は、所定の
    遅延期間の間は送信された信号に応答しないが、遅延期
    間終了後、近接判定手段(28、31)がイグニション
    キー(12、14、16)がイグニションの所定の近接
    範囲内にあることを示すか否かには無関係に応答する請
    求項1乃至6のうち任意の一項のシステム。
  8. 【請求項8】 コントローラ(30、32)は、所定の
    遅延期間の間は送信された信号に応答しないが、遅延期
    間終了後、近接判定手段(28、31)がイグニション
    キー(12、14、16)がイグニションの所定の近接
    範囲内に依然としてあることを引き続き示すか否かには
    無関係にこれから送信される任意の信号に応答する請求
    項1乃至6のうち任意の一項のシステム。
  9. 【請求項9】 近接判定手段(28、31)はさらに、
    すくなくとも1つの車両ドアの位置を感知する位置セン
    サー(42)を有し、この位置センサー(42)は少な
    くとも1つのドアの開閉動作を感知する上記請求項のう
    ち任意の一項のシステム。
  10. 【請求項10】 近接判定手段(28、31)はさら
    に、ブレーキベダルを押し下げるのを感知するブレーキ
    ベダルセンサー(44)を有する上記請求項のうち任意
    の一項のシステム。
  11. 【請求項11】 近接判定手段(28、31)はさら
    に、ユーザーが運転席シートに座るのを感知する運転席
    シートセンサー(48)を有する上記請求項のうち任意
    の一項のシステム。
  12. 【請求項12】 近接判定手段(28、31)はさら
    に、ユーザーがハンドルを回転させるのを感知するハン
    ドルセンサー(50)を有する上記請求項のうち任意の
    一項のシステム。
  13. 【請求項13】 ユーザーインターフェイス(18、2
    0、22、24、26)は1又はそれ以上の車両機能を
    作動させる複数のスイッチ(20、22、24、26)
    と、スイッチ(20、22、24、26)の作動に対応
    する信号をコントローラ(30、32)へ送信する送信
    回路(18)とを有する上記請求項のうち任意の一項の
    システム。
  14. 【請求項14】 複数のスイッチ(20、22、24、
    26)のうちの2つのスイッチ(20、22)は、ドア
    ロック-アンロック装置(34)を作動させる請求項1
    3のシステム。
  15. 【請求項15】 複数のスイッチ(20、22、24、
    26)のうちの1つのスイッチは、トランク解除装置
    (36)を作動させる請求項13又は14のシステム。
  16. 【請求項16】 複数のスイッチ(20、22、24、
    26)のうちの1つのスイッチは、少なくとも1つの警
    報装置(38、40)を作動させる請求項13乃至15
    のうちの任意の一項のシステム。
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