JP4366085B2 - リモートキー及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば遠隔操作によってドア錠の施解錠を行なうためのリモートキー及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の操作性を向上させるために、例えば特許文献1に示される車両用施解錠装置が提案されている。この車両用施解錠装置において、リモートキー(ドアキー)は、施解錠ボタン(操作部)が操作されると予め記憶されたIDコードを送信する送信器と、トランスポンダ駆動電波が車両から供給されるとトランスポンダ信号を送信するトランスポンダとを備えている。車両は、リモートキーから送信されるIDコードを受信すると、このIDコードと予め記憶されているIDコードとの照合を行い、両者が一致したことを条件にドア錠を解錠または施錠するようになっている。
【0003】
このようなリモートキーにおいては、例えば特許文献2に示すように、送信器とトランスポンダとがリモートキー(イグニッションキー)内部に個別に収容されているものがある。このリモートキーは、電磁エネルギーとして車両から供給される電力を用いてIDコードを送信する。一方、車両の消費電力の低減や駆動電力の確保等を目的として、送信器を駆動させるための電池をリモートキーに内蔵したリモートキーも提供されている。
【0004】
また、リモートキーの製造工数や製造コストを抑制する等の目的から、送信器とトランスポンダとを一体成形し、リモートキー内部に収容したリモートキーが提供されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−213124号公報
【特許文献2】
特開平9−105255号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうしたリモートキーでは、送信器を交換したり、電池交換を行う等のメンテナンスを行い易くするためには、分解が容易な構造であることが望ましい。しかし、分解を容易にした場合には、第三者によって分解され、トランスポンダが抜き取られてしまうおそれがある。しかも、トランスポンダは軽量であるため、リモートキーから抜き取られてもユーザは気づきにくい。よって、カバーの分解を容易にすると、車両のセキュリティが損なわれてしまうおそれがある。
【0007】
一方、トランスポンダが抜き取られないように接着剤等を用いてリモートキーを分解し難い構造にすると、送信器のメンテナンスを行い難くなるといった問題が生じる。
【0008】
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、分解を容易にしつつトランスポンダの盗難を抑制することができるリモートキー及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングとカバーとの間に個別に収容される送信器及びトランスポンダと、前記ハウジングの外面に形成され、前記送信器を操作するための操作パッドと、前記ハウジングと前記トランスポンダとの間の隙間に、前記操作パッドと同一の材料を流し込むことによって構成され、前記ハウジングに収容された前記トランスポンダを封止する封止部とを備え、前記操作パッドと前記封止部とを一体的に形成し、前記トランスポンダが前記封止部から抜き取られると、その封止部の一部が剥離されることにより、前記操作パッドの外面にその痕跡が残るように構成したことを要旨とした。
【0011】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のリモートキーの製造方法であって、前記ハウジングに前記トランスポンダを収容した後、前記操作パッドの形成工程と同一の工程で前記封止部により前記トランスポンダを封止することを要旨とした。
【0012】
以下、本発明の作用について説明する。
請求項1に記載の発明によると、トランスポンダは、ハウジングの外面に形成された操作パッドと同一の材料からなる封止部により封止される。このため、トランスポンダを盗もうとして、リモートキーのカバーを開けても、トランスポンダの位置を視認し難く、また、トランスポンダを抜き取り難いため、トランスポンダの盗難を抑止することができる。また、封止部は、ハウジングの外面に形成された操作パッドと同一の材料であるため、操作パッドの形成工程と同一の工程でトランスポンダを封止することもでき、リモートキーの製造コストを抑制できる。さらに、トランスポンダの盗難を防止するためにハウジングとカバーとを接着剤等により固定する必要がないことから、リモートキーの分解が容易となり、送信器のメンテナンスや電池交換等を容易に行える。
特に、操作パッドと封止部は一体的に形成されるため、操作パッドの形成とトランスポンダの封止とを同一工程で行える。よって、リモートキーの製造工数を低減できるとともに、製造コストを抑制できる。
【0013】
しかも、トランスポンダが抜き取られると、封止部の一部が剥離し、操作パッドの外面にその痕跡が残る。したがって、トランスポンダが盗難にあった場合、ユーザは、この痕跡を視認することでトランスポンダの盗難を認識できる。
【0015】
請求項2に記載の発明によると、リモートキーの製造において、操作パッドの形成工程とトランスポンダの封止工程とは同一工程で行われる。よって、リモートキーの製造工数の増加を抑止可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両のキーレスエントリシステムに用いられるリモートキーに具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
【0017】
図1及び図2に示すように、リモートキー1は、キープレート10と、ハウジング11と、送信器12と、トランスポンダ13と、蓋体であるカバー14とを備えている。
【0018】
ハウジング11は、硬質樹脂(例えば、PC−PET(ポリカーボネート−ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、ABS樹脂、PC−ABC(ポリカーボネート−アクリロニトリルブタジエンスチレン))等により形成されている。ハウジング11の下部には、キープレート10の基端部がインサート成形されている。ハウジング11におけるキープレート10の成形部位の近傍には、雌ねじ15が形成されている。また、ハウジング11のカバー14との合わせ面には、全周囲にわたってカバー嵌合部16が突設されている。
【0019】
ハウジング11のカバー14と対峙する面には、送信器収容部17とトランスポンダ収容部18とからなる凹部が形成されている。この凹部は隔壁19によって区画され、この隔壁19により送信器収容部17と、この送信器収容部17よりも小さなトランスポンダ収容部18とが構成されている。隔壁19は、ハウジング11におけるキープレート10の成形部位の近傍に鉤状に形成されている。そして、これら送信器収容部17とトランスポンダ収容部18とにそれぞれ送信器12とトランスポンダ13とが収容されるようになっている。なお、トランスポンダ収容部18は、トランスポンダ13よりも大きめに形成されている。このため、トランスポンダ収容部18にトランスポンダ13を収容すると、両者間には隙間が空くようになる。
【0020】
送信器収容部17の底壁20の上側(キープレート10と離間する側)半分には、施錠ボタン穴21が貫通形成されている。また、この施錠ボタン穴21の下側(キープレート10と近接する側)には、送信器収容部17とトランスポンダ収容部18とに重なり合う形で施錠ボタン穴21と同形状の解錠ボタン穴22が貫通形成されている。このため、トランスポンダ収容部18と解錠ボタン穴22との重なり合った部分(以下、オーバーラップ部という)は連通されている。すなわち、図3(a)にも併せ示すように、トランスポンダ収容部18の一部と解錠ボタン穴22の一部が連通される。
【0021】
図2〜図4に示すように、このような構成のハウジング11において、施錠ボタン穴21と解錠ボタン穴22とに対して軟質材料(例えば、TPEE(ポリエステル系エラストマ)、TPU(ポリウレタン系エラストマ)、フッ素ゴム、TPEA(ポリアミド系エラストマ))等を流し込む。このことによって、送信器12を操作するための操作パッド23が施錠ボタン穴21と解錠ボタン穴22とに跨ぐ形で一体的に形成される。そして、解錠ボタン穴22とトランスポンダ収容部18とは連通しているため、操作パッド23の形成工程において、軟質材料はトランスポンダ収容部18にも流れ込む。その結果、トランスポンダ収容部18に収容されたトランスポンダ13は、この軟質材料に覆われた状態に封止される。ところで、トランスポンダ13の内部にはアンテナコイル、トランス、コンデンサ、IC等(いずれも図示せず)が内蔵されている。トランスポンダ13はキーシリンダ側に内蔵された磁気発生装置(図示せず)からの磁気を受けてアンテナコイルに発生した電流をトランスを介してコンデンサに蓄電し、その蓄電された電圧が所定値以上に達するとICに予め設定された特定のIDコードを発信するようになっている。キーシリンダ側に内蔵された受信器(図示せず)がトランスポンダ13から受信したIDコードと予めエンジン制御用コンピュータ(ECU等)に設定されたIDコードとが一致したときにのみエンジンが始動されるようになっている。このように、蓄電した電気的エネルギーを用いることによって、トランスポンダ13は、電池等の駆動電源を必要としないようになっている。すなわち、メンテナンス不要の部品である。
【0022】
ここで、操作パッド23が形成される工程とトランスポンダ13が封止される工程とについて図3を用いて詳細に説明する。
トランスポンダ収容部18にトランスポンダ13を収容した状態(図3(a)に示す)で、ハウジング11を成形金型(図示せず)内にセットする。そして、図3(b)に示すように、矢印X方向から施錠ボタン穴21及び解錠ボタン穴22に対して軟質材料(図3中においてクロスハッチで示す)を流し込む。ここで、解錠ボタン穴22とトランスポンダ収容部18とは連通しているため、軟質材料は、解錠ボタン穴22からトランスポンダ収容部18とトランスポンダ13との隙間にも流れ込む。よって、図3(c)に示すように、軟質材料がトランスポンダ収容部18内に充填され、トランスポンダ13は軟質材料によって覆われた状態に封止される。すなわち、トランスポンダ収容部18内にトランスポンダ13を封止する封止部24が操作パッド23を形成する工程と同一工程によって一体形成されるようになっている。このため、図3(d)に示すように、封止されたトランスポンダ13は、外部から視認できなくなる。なお、図3(d)は、図1の矢印W方向からハウジング11を見た図である。そして、このトランスポンダ13が封止されたハウジング11において、送信器収容部17に送信器12が収容される。
【0023】
送信器12は、操作パッド23の施錠ボタン穴21に対応する部分が押圧されたときに施錠を要求する旨のID信号を送信し、操作パッド23の解錠ボタン穴22に対応する部分が押圧されたときに解錠を要求する旨のID信号を送信するモジュールである。ここで、ID信号は、車両に固有のIDコードと、施錠または解錠を要求するコードとから構成される信号である。
【0024】
上記構成のリモートキー1においては、ハウジング11に送信器12及びトランスポンダ13が収容された後、カバー嵌合部16とカバー14の内周面とが嵌合するように、カバー14に形成されたビス穴25を通してハウジング11の雌ねじ15にビス26を螺合させることでリモートキー1が組み立てられる。
【0025】
ところで、送信器12の電池(図示せず)を交換したり、送信器12を別の送信器12と交換したりする等のメンテナンスを行う場合、送信器収容部17から送信器12を取り外すことがある。この場合には、ビス26を雌ねじ15から外し、ハウジング11からカバー14を外す。そして、送信器収容部17から送信器12が外れるように操作パッド23を付勢することなどにより、送信器12を送信器収容部17から取り外すことができる。このため、送信器12のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0026】
次に、トランスポンダ13が抜き取られた場合におけるリモートキー1の状態について図4を用いて詳細に説明する。
図4(a)に示すように、トランスポンダ収容部18からトランスポンダ13が抜き取られると、トランスポンダ収容部18とトランスポンダ13との間には、互いに引き離される方向にせん断力が発生する。このせん断力によってトランスポンダ13周辺の軟質材料は、トランスポンダ収容部18から剥離される。
【0027】
前述したように、操作パッド23とトランスポンダ13とは一体形成されている。このため、図4(b)に示すように、トランスポンダ収容部18とトランスポンダ13との間にせん断力が発生すると、ハウジング11外面に露出している操作パッド23の一部分にもせん断力が発生する。そして、操作パッド23の外面に、軟質材料が引き千切られたり、軟質材料が変形したりした抜脱痕27が残される。すなわち、図4(c)に示すように、トランスポンダ13が抜き取られた場合には、その痕跡がハウジング11の外面に残される。
【0028】
したがって上記実施形態のリモートキーによれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)トランスポンダ13は、ハウジング11の外面に形成された操作パッド23と同一の軟質材料によって封止される。このため、第三者がトランスポンダ13を盗もうとして、リモートキー1のカバー14を開けても、トランスポンダ13の位置を視認し難く、また、トランスポンダ13を抜き取り難いため、トランスポンダ13の盗難を抑止することができる。
【0029】
(2)トランスポンダ13を封止する軟質材料は、ハウジング11の外面に形成された操作パッド23と同一の材料であるため、封止のための部材を別途用意する必要がない。よって、リモートキー1の製造コストを抑制できる。
【0030】
(3)解錠ボタン穴22とトランスポンダ収容部18とは連通しているため、軟質材料は、解錠ボタン穴22からトランスポンダ収容部18に流入する。このため、操作パッド23の形成工程とトランスポンダ13の封止工程とを同一工程で行うことができる。よって、リモートキー1の製造工数を低減できるとともに、製造コストを抑制できる。
【0031】
(4)操作パッド23とトランスポンダ13とは一体的に形成され、しかも、操作パッド23はハウジング11の表面に形成されている。このため、ハウジング11からトランスポンダ13が抜き取られると、操作パッド23に軟質材料が引き千切られたり、軟質材料が変形したりした痕跡が残る。したがって、ユーザは、このハウジング11の外面に残された抜脱痕27を視認することでトランスポンダ13の盗難を認識できる。また、操作パッド23は軟質材料により形成されている。このため、トランスポンダ13が盗難された際、操作パッド23は変形し易く、痕跡が残り易い。したがって、トランスポンダ13の盗難を確実に認識できる。
【0032】
(5)操作パッド23と封止部24とが一体であるため、トランスポンダ収容部18からトランスポンダ13が抜き取られる際に生じるせん断力は操作パッド23にも伝達する。しかも、解錠ボタン穴22とトランスポンダ収容部18とは互いに重なり合った状態で連通しているため、せん断力がより伝達し易くなる。よって、トランスポンダ13が抜き取られた痕跡が操作パッド23の外面に残り易くなる。すなわち、ユーザは、抜脱痕27を一層視認し易くなり、トランスポンダ13の盗難を一層容易に認識できる。
【0033】
(6)ハウジング11とカバー14とは、ビス26がビス穴25を通して雌ねじ15と螺合することにより一体となっている。このため、ビス26を雌ねじ15から外すことによってリモートキー1を容易に分解することができる。そして、分解後、送信器収容部17から送信器12を取り外すことが可能である。したがって、送信器12のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0034】
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・解錠ボタン穴22とトランスポンダ収容部18とにオーバーラップ部がなくてもよい。例えば、図5(a)に示すように、送信器収容部17の底面に施錠ボタン穴21と解錠ボタン穴22とが形成されていてもよい。この場合、図5(b)に示すように、トランスポンダ収容部18にトランスポンダ13を収容した後、矢印R方向と矢印S方向との両方向から軟質材料を流し込めばよい。そうすれば、図5(c)に示すように、操作パッド23が形成されるとともに、トランスポンダ13が封止される。すなわち、解錠ボタン穴22とトランスポンダ収容部18とを連通させず、操作パッド23の形成工程とトランスポンダ13の封止工程とを別々に行ってもよい。
【0035】
・前記他の実施形態で述べた、解錠ボタン穴22とトランスポンダ収容部18とにオーバーラップ部がないリモートキー1において、例えば図5(d)に示すように、送信器収容部17とトランスポンダ収容部18との間に連通穴30が形成されていてもよい。この場合、トランスポンダ収容部18とトランスポンダ13との隙間には、施錠ボタン穴21及び解錠ボタン穴22に流し込まれた軟質材料が、この連通穴30を通って充填される。要するに、施錠ボタン穴21及び解錠ボタン穴22とトランスポンダ収容部18との位置関係は、操作パッド23が形成される工程と同一工程でトランスポンダ13が封止される関係になっていれば、両者の位置関係は限定されない。
【0036】
・上記実施形態のリモートキー1においては、トランスポンダ13が抜き取られると、操作パッド23の外面に痕跡が残るようになっていた。しかし、トランスポンダ13が抜き取られた痕跡が残されるのは、操作パッド23の外面に限られない。例えば、図6に示すように、ハウジング11とカバー14との合わせ面に封止部24の一部分が露出するように構成されてもよい。このようにすれば、露出した封止部24の弾力性によってビス26の緩みを防止することもできる。さらに、ハウジング11とカバー14との合わせ面の全周にわたって封止部24が露出する構造にすれば、この封止部24がパッキンの働きをし、リモートキー1に防水機能を付加することもできる。なお、封止部24が露出するのはハウジング11とカバー14との合わせ面に限られず、リモートキー1の外面であればどこでもよい。
【0037】
・上記実施形態においては、送信器収容部17とトランスポンダ収容部18との間には、隔壁19が形成されている。このため、トランスポンダ収容部18に流入した軟質材料は、この隔壁19によって流入方向が規制される。この結果、操作パッド23と一体的に封止部24が形成される。しかし、隔壁19は形成されていなくてもよい。この場合、軟質材料がトランスポンダ収容部18に流れ込む際に、例えば、成形金型によって軟質材料の流入方向を規制してもよい。そして、この結果、操作パッド23と一体的に封止部24が形成されてもよい。つまり、ハウジング11は、操作パッド23を形成する工程とトランスポンダ13が封止される工程とが同一工程で行える構造であれば、実施形態の構造に限られない。
【0038】
・図3(b)に示す矢印Xの方向と反対方向(図3(b)における右側)から軟質材料を流し込むことでトランスポンダ13を封止するとともに、操作パッド23を形成するようにしてもよい。
【0039】
・本実施形態においては、ハウジング11とカバー14とは、雌ねじ15とビス26とが螺合することによって組み付けられる。しかし、雌ねじ15とビス26とを用いず、ハウジング11とカバー14とに互いに係合しあう樹脂爪等を設け、この樹脂爪等により両者を組み付けるようにしてもよい。こうすれば、ビス26を用いないで済むため、リモートキー1の製造コストを抑制することができる。
【0040】
・本実施形態においては、トランスポンダ13の周囲とトランスポンダ収容部18との間には隙間が空くようになっている。しかし、トランスポンダ13とトランスポンダ収容部18との隙間は、トランスポンダ収容部18における一方の対向面とトランスポンダ13との間にのみ生じるようになっていてもよい。このようにすれば、トランスポンダ収容部18における他方の対向面とトランスポンダ13とが摺接するため、トランスポンダ収容部18内におけるトランスポンダ13の位置決めが可能となる。よって、トランスポンダ13はトランスポンダ収容部18内に固定される。トランスポンダ13を封止する際にトランスポンダ13の位置が変位し難くなる。
【0041】
次に、本実施形態及び他の実施形態から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)前記リモートキーにおいて、前記封止部の一部を前記ハウジングまたは前記カバーの外面から露出させた。この技術的思想(1)によれば、封止部の一部がハウジングまたはカバーの外面から露出しているため、ハウジングからトランスポンダが抜き取られると、露出した封止部の一部または全てが剥離する。したがって、ユーザは、この剥離を視認することでトランスポンダの盗難を認識できる。
【0042】
(2)前記リモートキーにおいて、ハウジングとカバーとの合わせ面に封止部が露出した。この技術的思想(2)によれば、露出した封止部の弾力性によってビスの緩みを防止することができるとともに、封止部がパッキンの働きをするため、リモートキーに防水機能を付加することができる。
【0043】
(3)前記リモートキーにおいて、前記操作パッドと前記封止部との一部が連通している。この技術的思想(3)によれば、操作パッドの形成工程とトランスポンダの封止工程とが同一工程で行え、操作パッドと封止部とが一体的に形成される。このため、ハウジングからトランスポンダが抜き取られた際に、トランスポンダが抜き取られた痕跡がハウジングの外面に残り易くなる。よって、ユーザは、この痕跡を視認することでトランスポンダの盗難を容易に認識することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、分解を容易にしつつトランスポンダの盗難を抑制することができるリモートキー及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるリモートキー1の分解斜視図。
【図2】本実施形態におけるリモートキー1の正面図。
【図3】(a)〜(c)は、本実施形態において、操作パッド23と封止部24とがハウジング11に形成される工程を示した図2のA−A断面図、(d)は、操作パッド23と封止部24とがハウジング11に形成され、カバー14をハウジング11に組み付ける前のリモートキー1の背面図。
【図4】(a)〜(b)は、本実施形態のトランスポンダ13が盗難されたときにリモートキー1の外面に痕跡が残る過程を示した図2のA−A断面図、(c)は、リモートキー1の外面に痕跡が残ったときのリモートキー1の正面図。
【図5】(a),(d)は他の実施形態のリモートキー1の正面図、(b),(c)は他の実施形態のリモートキー1の図5(a)のB−B断面図。
【図6】他の実施形態におけるリモートキー1の側面図。
【符号の説明】
1…リモートキー、11…ハウジング、12…送信器、13…トランスポンダ、14…カバー、17…送信器収容部、18…トランスポンダ収容部、23…操作パッド、24…封止部。
Claims (2)
- ハウジングとカバーとの間に個別に収容される送信器及びトランスポンダと、
前記ハウジングの外面に形成され、前記送信器を操作するための操作パッドと、
前記ハウジングと前記トランスポンダとの間の隙間に、前記操作パッドと同一の材料を流し込むことによって構成され、前記ハウジングに収容された前記トランスポンダを封止する封止部とを備え、
前記操作パッドと前記封止部とを一体的に形成し、
前記トランスポンダが前記封止部から抜き取られると、その封止部の一部が剥離されることにより、前記操作パッドの外面にその痕跡が残るように構成したことを特徴とするリモートキー。 - 請求項1に記載のリモートキーの製造方法であって、
前記ハウジングに前記トランスポンダを収容した後、前記操作パッドの形成工程と同一の工程で前記封止部により前記トランスポンダを封止することを特徴とするリモートキーの製造方法。
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