JP2003147809A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2003147809A
JP2003147809A JP2001351924A JP2001351924A JP2003147809A JP 2003147809 A JP2003147809 A JP 2003147809A JP 2001351924 A JP2001351924 A JP 2001351924A JP 2001351924 A JP2001351924 A JP 2001351924A JP 2003147809 A JP2003147809 A JP 2003147809A
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/24Safety devices, e.g. for preventing overload

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より盗難に遭うおそれが少ない建設機械
を提供する。 【解決手段】 エンジン停止後エンジンキー8を抜いた
ことを検出するアンテナ6と、上部旋回体の旋回姿勢を
検出する角度検出器35と、エンジンキー8を抜いた状態
にて上部旋回体が所定の駐機姿勢でない場合はエンジン
を強制停止させるとともに警報信号を出力する盗難防止
ユニット31とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盗難防止手段が設
けられた建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルなどの建設機械は、動力源
であるエンジンと、エンジンの起動停止等の操作スイッ
チが配置された運転室を備えている。一般的に建設機械
は自動車と異なり1種類のエンジンキーで複数の建設機
械を運転できるようにエンジンキーの共通化を図ってい
ることが多い。そのため、盗難や悪戯に遭いやすく、そ
の防止策として盗難防止装置を装着している。
【0003】図11に従来技術の一例として盗難防止装
置の構成図を示す。図12は、盗難防止ユニットの制御
ブロック図を示し、図13は建設機械の一例として油圧
ショベルのシステム構成図を示す。
【0004】図11に示されるように、エンジンキー8
の操作によりバッテリ9から供給された電力を切換えて
エンジンの始動・停止操作をするスタータスイッチ10が
設けられ、このスタータスイッチ10で励磁されるメイン
リレー11は、エンジン始動用リレー12および電磁弁用リ
レー13に接続されている。メインリレー11は、スタータ
スイッチ10の操作によってオン/オフされ、図示してい
ない建設機械本体の各機器にも電源を供給する。
【0005】電磁弁用リレー13には、オペレータが運転
時に操作する油圧ロックスイッチ14が接続されている。
この油圧ロックスイッチ14は、非作業時にオフにして安
全を確保するものである。
【0006】エンジン始動用リレー12には、エンジンを
始動するためのスタータモータ15が接続され、電磁弁用
リレー13にはパイロット圧油を切換える電磁切換弁16が
接続されている。17はアースである。
【0007】盗難防止装置は、盗難防止ユニット1、ス
タータスイッチ10に組込まれたアンテナ6、エンジンキ
ー8に取付けられた個人識別用のアイデンティティ・タ
グ7(以下、アイデンティティを「ID」という)など
を備えている。
【0008】盗難防止ユニット1は、制御部2、電源部
3、制御部2の出力により制御されるリレー4,5を備
えている。
【0009】図12は、制御部2の制御ブロック線図を
示し、制御部2には、IDコード判定器20と、このID
コード判定器20に接続された機体識別用のIDコード記
憶器21が設けられている。
【0010】アンテナ6とIDタグ7の間は無線通信が
行われ、制御部2にIDコードが読込まれる。制御部2
には、スタータスイッチ10のACC接点信号が入力さ
れ、スタータスイッチ10のACC接点がONの時に、I
Dコード判定器20が作動して、IDタグ7のIDコード
とIDコード記憶器21のIDコードとを照合し、その判
定結果に基づいてリレー4およびリレー5が駆動され
る。
【0011】図13において、エンジン22によって駆動
されるメインポンプ23から供給される圧油は、コントロ
ール弁24により配分制御され、油圧シリンダ25に供給さ
れる。ポンプ吐出回路の回路圧は、リリーフ弁26により
制限される。
【0012】エンジン22によって駆動されるパイロット
ポンプ27から吐出されたパイロット圧油は、前記電磁切
換弁16に供給され、この電磁切換弁16により、電磁切換
弁28a,28b,28cに供給されるか、タンクに排出される
かが選択される。電磁切換弁28a,28b,28cは、コント
ロール弁24を制御するリモコン弁であり、パイロット圧
は、パイロット用リリーフ弁29により一定圧に抑えられ
る。
【0013】次に、この従来例の作用を説明する。
【0014】図11において、IDタグ7を取付けたエ
ンジンキー8をスタータスイッチ10に差し込み、オフ位
置からACC位置に回すと、アンテナ6とIDタグ7の
間で無線通信が行なわれ、IDタグ7のIDコードが盗
難防止ユニット1に読込まれる。
【0015】図12に示された制御部2のIDコード判
定器20で、IDコード記憶器21に記憶されているIDコ
ードとIDタグ7のIDコードとが照合され、一致して
いる場合は、IDコード判定器20からオン信号が出力さ
れ、リレー4,5を介してエンジン始動用リレー12およ
び電磁弁用リレー13が励磁される。
【0016】この状態で、スタータスイッチ10をスター
ト位置STに回すと、メインリレー11、エンジン始動用
リレー12を介してスタータモータ15に電流が供給され、
エンジン22が始動する。
【0017】また、オペレータが油圧ロックスイッチ14
を入れると、電磁切換弁16は室nから室aに切換えら
れ、パイロットポンプ27の圧油がリモコン弁28に供給さ
れ、リモコン弁28を操作することによりコントロール弁
24が切換わり、メインポンプ23の圧油が油圧シリンダ25
に供給される。
【0018】上記の作用により、登録されたIDタグ7
付きのエンジンキー8を用いれば、建設機械を運転する
ことができる。
【0019】登録されていないIDタグ7や、IDタグ
7を未装着のエンジンキー8でエンジン始動操作した場
合は、IDコードが一致しないので、エンジン始動用リ
レー12および電磁弁用リレー13ともに励磁されず、エン
ジンの始動および建設機械の操作ともにできなくなる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の盗難防止装置
は、盗難防止ユニット1を運転席内等の比較的取付けや
すい場所に装着すると、簡単に取外されたり、ケーブル
を切断されて、機能を果たさなくなることが多い。
【0021】また、IDコード照合のみでエンジンの始
動を許可しているので、バッテリ9の+ラインをスター
タモータ15に直結してエンジン22を始動されて、建設機
械を盗まれる場合もある。
【0022】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、従来より盗難に遭うおそれが少ない建設機械を提
供することを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、機体と、機体の動力源となるエンジンと、エンジ
ン停止後エンジンキーを抜いたことを検出するキー抜取
り検出手段と、機体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
エンジンキーを抜いた状態にて機体が所定の駐機姿勢で
ない場合は警報信号を出力する盗難防止手段とを具備し
た建設機械であり、エンジンキーを用いないで不正な手
段によりエンジンを始動して機体を動かしたときは、そ
の状態をキー抜取り検出手段と姿勢検出手段とにより検
出して、盗難防止手段により警報信号を出力するので、
従来より建設機械の盗難のおそれを低減できる。
【0024】請求項2に記載された発明は、下部走行体
と、下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体
と、下部走行体および上部旋回体の動力源となるエンジ
ンと、エンジン停止後エンジンキーを抜いたことを検出
するキー抜取り検出手段と、上部旋回体の旋回姿勢を検
出する姿勢検出手段と、エンジンキーを抜いた状態にて
上部旋回体が所定の駐機姿勢でない場合は警報信号を出
力する盗難防止手段とを具備した建設機械であり、エン
ジンキーを用いないで不正な手段によりエンジンを始動
して上部旋回体を動かしたときは、その状態をキー抜取
り検出手段と姿勢検出手段とにより検出して、盗難防止
手段により警報信号を出力するので、従来より建設機械
の盗難のおそれを低減できる。
【0025】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは2記載の建設機械における盗難防止手段が、個人識
別可能のエンジンキーと異なるエンジンキーを用いた場
合はエンジンを始動させないとともに警報信号を出力す
る機能を備えたものであり、個人識別不可能のエンジン
キーを用いた場合は、盗難防止手段が機能して、エンジ
ンを始動させないとともに警報信号を出力するので、不
正なエンジンキー操作による建設機械の盗難を確実に防
止できる。
【0026】請求項4に記載された発明は、請求項1ま
たは2記載の建設機械における盗難防止手段が、エンジ
ンキーを抜いた状態にて不正な手段でエンジンを始動す
ることにより所定の駐機姿勢でなくなった場合はエンジ
ンを強制停止させるとともに警報信号を出力する機能を
備えたものであり、バッテリをスタータモータに直結す
るなどの不正な手段でエンジンを始動しても、所定の駐
機姿勢でなくなった場合は盗難防止手段が機能して、そ
のエンジンを強制停止させるとともに警報信号を出力す
るので、建設機械の盗難を確実に防止できる。
【0027】請求項5に記載された発明は、請求項2乃
至4のいずれか記載の建設機械における盗難防止手段
が、エンジンキーを抜いた状態にて上部旋回体が所定の
駐機姿勢でない場合は警報信号を出力する盗難防止ユニ
ットであり、上部旋回体の下部内であって所定の駐機姿
勢で下部走行体と対向する位置に配置された盗難防止ユ
ニット取付用のユニット取付部と、ユニット取付部を下
側から塞ぐカバーとを具備した建設機械であり、上部旋
回体が所定の駐機姿勢でない場合は警報信号が出力され
るので、オペレータは常に上部旋回体を所定の駐機姿勢
にして駐機することになり、上部旋回体が所定の駐機姿
勢にあるときは、盗難防止ユニット取付用のユニット取
付部を塞ぐカバーと下部走行体との隙間が狭く、下部走
行体によりカバーや盗難防止ユニットを取外すことが困
難であり、盗難防止ユニットを外されて建設機械を盗ま
れるおそれを防止できる。
【0028】請求項6に記載された発明は、識別コード
が付与された機体と、機体オペレータの識別コードを入
力する識別コード入力手段と、機体の姿勢を検出する姿
勢検出手段と、機体の駐機時の姿勢を記憶する姿勢記憶
手段と、姿勢検出手段および姿勢記憶手段の出力を比較
して機体が作動したことを判定する判定手段と、判定手
段の機体作動判定に基づいて読込んだ機体オペレータの
識別コードと機体の識別コードとを照合する照合手段
と、照合手段による照合結果が一致しないときに機体を
強制停止させる機体停止手段とを具備した建設機械であ
り、判定手段が、姿勢検出手段および姿勢記憶手段の出
力を比較して機体が作動したと判定すると、照合手段が
自動的に機能して、機体オペレータの識別コードと機体
の識別コードとを照合し、照合手段による照合結果が一
致しないときは、不正な手段で建設機械を動かしている
と考えられるから、機体停止手段により機体を強制停止
させることで、従来より建設機械の盗難のおそれを低減
できる。
【0029】請求項7に記載された発明は、請求項6記
載の建設機械において、照合手段による照合結果が一致
しないときに警報を出力する警報出力手段を具備した建
設機械であり、照合手段による照合結果が一致しないと
きは機体停止手段により機体を強制停止させるととも
に、警報出力手段から警報を出力させることで、建設機
械の盗難を確実に防止できる。
【0030】請求項8に記載された発明は、請求項7記
載の建設機械における機体が、上下方向に作動される作
業アームを備え、作業アームは、この作業アームを作動
する流体圧アクチュエータを備え、流体圧アクチュエー
タは、作業アーム先端の接地の有無を検出する圧力検出
器を備え、姿勢検出手段は、作業アームの姿勢を検出す
る位置に設けられ、警報出力手段は、駐機時に圧力検出
器が作業アーム先端の非接地状態を検出したときに警報
を出力する建設機械であり、不正な手段で作業アームを
動かしたときも、機体停止手段により機体を強制停止さ
せるので、従来より建設機械の盗難のおそれを低減で
き、また、駐機時に作業アーム先端を接地しなければ警
報出力手段より警報が出力されるので、駐機状態では作
業アーム先端を接地した安定姿勢を確保できる。
【0031】請求項9に記載された発明は、識別コード
が付与された機体と、機体オペレータの識別コードを入
力する識別コード入力手段と、機体の動力源となるエン
ジンと、エンジンの回転を検出するエンジン回転検出器
と、エンジン回転検出器の検出結果からエンジン回転が
立上がった状態を判定する判定手段と、判定手段による
エンジン回転が立上がった状態の判定に基づいて読込ん
だ機体オペレータの識別コードと機体の識別コードとを
照合する照合手段と、照合手段による照合結果が一致し
ないときに機体を強制停止させる機体停止手段および警
報を出力する警報出力手段とを具備した建設機械であ
り、エンジン回転が立上がった状態を判定手段が検知す
ると、照合手段が自動的に機能して、機体オペレータの
識別コードと機体の識別コードとを照合し、照合結果が
一致しないときは、バッテリをスタータモータに直結し
てエンジンを始動した場合などの不正な手段が考えられ
るから、機体停止手段により機体を強制停止させるとと
もに警報出力手段により警報を出力することで、建設機
械の盗難を確実に防止できる。
【0032】請求項10に記載された発明は、請求項9
記載の建設機械において、エンジン回転状態を制御する
エンジン制御器と、少なくとも判定手段および照合手段
を含む盗難防止ユニットとを備え、エンジン回転検出器
は、盗難防止ユニットを経てエンジン制御器に接続され
た建設機械であり、エンジン回転検出器で検出されたエ
ンジン回転信号は、盗難防止ユニットを経由してエンジ
ン制御器に入力されるので、万一、盗難防止ユニットを
取外されたりケーブルを切断された場合は、エンジンを
始動できなくなり、盗難防止ユニットの取外しやケーブ
ルの切断を伴う建設機械の盗難を防止できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図1乃至図5に
示された第1の実施の形態、図6乃至図8に示された第
2の実施の形態、図9および図10に示された第3の実
施の形態を参照しながら詳細に説明する。
【0034】先ず、図1乃至図5に示された第1の実施
の形態を説明する。なお、図1に盗難防止装置の装着回
路に関する一例を示し、図2は盗難防止ユニットの制御
部の制御ブロック線図を示し、図3乃至図5は油圧ショ
べルの構造および盗難防止ユニットと角度検出器の装着
状況を示す。
【0035】図1において、油圧ショベルの本体回路の
機器構成は、図11に示された従来技術の回路と同様で
あるので、同様部分には同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0036】図1に示された盗難防止装置は、盗難防止
手段としての盗難防止ユニット31に、スタータスイッチ
10に組込まれたキー抜取り検出手段としてのアンテナ6
が接続されている。スタータスイッチ10を回動操作する
エンジンキー8には、機体オペレータの識別コードを自
動的に入力する識別コード入力手段としての個人識別用
のアイデンティティ・タグ7(以下、アイデンティティ
を「ID」という)が取付けられている。
【0037】盗難防止ユニット31は、制御部32と、電源
部3と、制御部32の出力により制御されるリレー4,
5,33,34とを備えている。
【0038】制御部32には、旋回姿勢(旋回角度)を検
出するための姿勢検出手段としての角度検出器35が接続
されている。リレー33にはエンジン停止用リレー36が接
続され、さらにこのエンジン停止用リレー36には、エン
ジンへの燃料をカットするためのエンジン停止弁37が接
続されている。また、リレー34には、警報器38が接続さ
れている。
【0039】リレー33、エンジン停止用リレー36および
エンジン停止弁37は、機体を強制停止させるための機体
停止手段を構成している。また、リレー34および警報器
38は、警報を出力する警報出力手段を構成している。
【0040】IDタグ7のIDコードを照合して、エン
ジン始動用リレー12および電磁弁用リレー13を駆動する
機能については、図12に示す従来技術と同じであるの
で省略し、本発明に関わる制御演算回路のみを図2に示
す。
【0041】図2は、制御部32の制御ブロック線図を示
し、この制御部32には、角度検出器35の信号と、スター
タスイッチ10のACC接点信号と、アンテナ6を介して
IDタグ7のIDコードとが入力される。
【0042】角度検出器35は角度判定器40に接続され、
この角度判定器40は角度検出器35の信号に基づいてオン
/オフ信号を出力する。すなわち、角度が規定範囲に入
っているときにオフ、規定範囲外でオンを出力する。
【0043】アンテナ6には、IDコード判定器41,42
が接続され、これらのIDコード判定器41,42には、I
Dコード記憶器43が接続されている。
【0044】IDコード判定器41は、角度判定器40がオ
ンの状態でIDコードを読込み、IDコードが読込めな
い場合やIDコード記憶器43のIDコードと照合して一
致しない場合はオンを出力し、IDコードが一致した場
合はオフを出力する機能を有する。
【0045】IDコード判定器42は、ACC接点信号が
オフの状態でIDコードを読込み、IDコードが読込め
ない場合やIDコード記憶器43のIDコードと照合して
一致しない場合にオンを出力し、IDコードが一致した
場合はオフを出力する機能を有する。
【0046】角度判定器40およびIDコード判定器42は
アンド演算器44の入力端子に接続され、このアンド演算
器44およびIDコード判定器41の各出力端子は、タイマ
45に接続されている。このタイマ45は、IDコード判定
器41の信号とアンド演算器44の信号のどちらか一方の出
力がオンになると、一定時間オン信号を出力するもので
ある。
【0047】IDコード判定器41は、エンジン停止用リ
レー36を駆動するリレー33に接続され、タイマ45は、警
報器38を駆動するリレー34に接続されている。
【0048】次に、図3は油圧ショベルの正面図、図4
は平面図、図5は運転室部の拡大図を示す。
【0049】これらの図3、図4、図5において、50は
下部走行体であり、この下部走行体50に上部旋回体51が
旋回自在に結合され、この上部旋回体51に、作業アーム
52が上下方向揺動自在に軸支され、また運転室53が設置
され、これらにより、機体55が構成されている。
【0050】図4に示すように、下部走行体50には、上
部旋回体51との結合部の前後位置にて突起板54f,54rが
設けられ、上部旋回体51には前記角度検出器35が設けら
れ、作業アーム52の方向を検出している。
【0051】また、図5に示すように盗難防止ユニット
31は、運転室53の下部であって、好ましくは図4に示さ
れる駐機姿勢におい下部走行体50上に位置する場所に
て、下面開口状に設けられたユニット取付部30内に取付
けられ、このユニット取付部30の下側面はカバー56で塞
がれている。
【0052】なお、作業アーム52は、上部旋回体51との
間に設けられた流体圧アクチュエータとしての油圧シリ
ンダ57により上下方向に回動される。
【0053】次に、この第1の実施の形態の作用を説明
する。なお、図1においてエンジン始動作用は従来技術
と同様であるので、その説明は省略し、ここでは、本発
明に関わる作用を説明する。
【0054】(1)建設機械を停止し、エンジンキーを
抜いた場合 図1において、スタータスイッチ10をオフにして建設機
械を停止し、エンジンキー8をスタータスイッチ10から
抜いてアンテナ6から遠ざけた場合の作用について説明
する。
【0055】スタータスイッチ10をオフにすると、AC
C接点信号はオフになり、IDコード判定器42が作動す
る。
【0056】IDコード判定器42は、ACC接点信号が
オフでIDコードを読込み、IDコードが読込めない場
合やIDコード記憶器43のIDコードと照合して一致し
ない場合はオンを出力し、IDコードが一致した場合は
オフを出力する機能を有している。
【0057】したがって、スタータスイッチ10をオフに
して、エンジンキー8をスタータスイッチ10から抜取っ
てアンテナ6から遠ざけると、1Dコードが読めなくな
るので、IDコード判定器42はオンを出力する。
【0058】一方、図4に示すように作業アーム52が前
後進方向に向いている場合は、角度検出器35は突起板54
fまたは54rを検出するので、角度判定器40はオフを出力
し、一方、作業アーム52が前後進方向に向いていない場
合は、角度検出器35は突起板54f、54rを検出できないの
で、角度判定器40はオンを出力する。
【0059】角度判定器40とIDコード判定器42の信号
は、アンド演算器44に入力され、論理積演算され、その
出力によりタイマ45を介してリレー34が駆動される。
【0060】上記の作用により、エンジンキー8をスタ
ータスイッチ10から抜いたときに、作業アーム52が所定
の駐機姿勢すなわち前後進方向に向いた姿勢でない場合
は、角度判定器40とIDコード判定器42の出力はともに
オンになるのでアンド演算器44はオン信号を出力するの
で、タイマ45を介してリレー34が励磁され、警報器38が
駆動され、オペレータに注意を促す。
【0061】(2)不正な手段でエンジンを始動して建
設機械を運転した場合 バッテリ9の+ラインをスタータモータ15に直結して、
機体55の動力源であるエンジン22を始動し、建設機械を
運転した場合について説明する。
【0062】エンジン22を始動して建設機械を運転する
と、上部旋回体51が動き、角度判定器40がオンになり、
IDコード判定器41が作動する。
【0063】IDコード判定器41は、IDコードが読込
めない場合や、IDコード記憶器43のIDコードと照合
して一致しない場合にオンを出力し、IDコードが一致
した場合はオフを出力する機能を有している。
【0064】したがって、不正な手段で運転して上部旋
回体51を動かすと、IDコード判定器41はオンを出力す
るので、リレー33、エンジン停止リレー36を介してエン
ジン停止弁37が駆動され、エンジン22への燃料が遮断さ
れエンジン22が停止する。
【0065】また、タイマ45を介してリレー34が励磁さ
れ、警報器38が駆動され、警報が鳴り盗難を防止する。
【0066】(3)個人識別可能のエンジンキーと異な
るエンジンキーを用いた場合 盗難防止ユニット31は、IDタグ7により個人識別可能
のエンジンキー8と異なるエンジンキーを用いた場合
は、IDコード判定器41がオンを出力するので、リレー
33、エンジン停止用リレー36を介してエンジン停止弁37
が働き、エンジン22を始動させない。同時に、IDコー
ド判定器41がオンを出力すると、タイマ45が一定時間オ
ン信号すなわち警報信号を出力するので、リレー34によ
り警報機38が作動する。
【0067】以上の作用により、次の効果が得られる。
【0068】(1)作業アーム52を進行方向に向けて駐
機しない場合は警報を出力するので、オペレータは常に
作業アーム52を進行方向に向けて駐機せざるを得ない。
したがって、図5に示すように盗難防止ユニット31のユ
ニット取付部30を塞ぐカバー56と下部走行体50の隙間が
狭く、カバー56や盗難防止ユニット31を取外すことが困
難になり、盗難防止ユニット31を外されて盗まれること
を防止できる。
【0069】(2)不正な手段でエンジン22を始動して
上部旋回体51を動かした時は、エンジン停止および警報
を出力するので、不正な手段でエンジン22を始動して盗
まれることを防止できる。
【0070】(3)IDタグ7による個人識別が不可能
のエンジンキーを用いた場合は、盗難防止ユニット31が
機能して、エンジン22を始動させないとともに警報器38
に警報信号を出力するので、不正なエンジンキー操作に
よる建設機械の盗難を確実に防止できる。
【0071】次に、図6乃至図8に示された第2の実施
の形態を説明する。なお、図6に盗難防止装置の装着回
路に関する一例を示し、図7に盗難防止ユニットの制御
ブロック線図を示し、図8に油圧ショべルにおける角度
検出器および圧力検出器の装着状況を示す。
【0072】これらの図において、油圧ショべルの本体
回路の機器構成は、図11に示された従来技術と同様で
あるので、同様部分には同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0073】図6に示された盗難防止装置は、盗難防止
ユニット61に、スタータスイッチ10に組込まれたアンテ
ナ6が接続されている。スタータスイッチ10を回動操作
するエンジンキー8には、機体オペレータの識別コード
を入力する識別コード入力手段としての個人識別用のI
Dタグ7が取付けられている。
【0074】盗難防止ユニット61は、制御部62と、電源
部3と、制御部62の出力により制御されるリレー4,
5,33,34とを備えている。
【0075】制御部62には、機体55の姿勢すなわち作業
アーム52の傾倒姿勢(角度)を検出するための姿勢検出
手段としての角度検出器63と、作業アーム52を上下方向
に回動する流体圧アクチュエータとしての油圧シリンダ
57のヘッド側の圧力を検出する圧力検出器64とがそれぞ
れ接続されている。
【0076】この圧力検出器64は、油圧シリンダ57のヘ
ッド側の圧力状態を検出することで、作業アーム52の先
端が接地されているか否かを検出する。ヘッド側の圧力
が低いときは、作業アーム52の先端が接地されている。
【0077】リレー33にはエンジン停止用リレー36が接
続され、さらにこのエンジン停止用リレー36には、エン
ジンへの燃料をカットするためのエンジン停止弁37が接
続されている。また、リレー34には、警報器38が接続さ
れている。
【0078】図6において、リレー33、エンジン停止用
リレー36およびエンジン停止弁37は、機体を強制停止さ
せるための機体停止手段を構成している。また、リレー
34および警報器38は、警報を出力する警報出力手段を構
成している。
【0079】IDタグ7のIDコードを照合して、エン
ジン始動用リレー12および電磁弁用リレー13を駆動する
機能については、図12に示す従来技術と同じであるの
で省略し、本発明に関わる制御演算回路のみを図7に示
す。
【0080】図7は、制御部62の制御ブロック線図を示
し、この制御部62には、角度検出器63の信号と、油圧シ
リンダ57の圧力検出器64の信号と、スタータスイッチ10
のACC接点信号と、アンテナ6を介してIDタグ7の
IDコードとが入力される。
【0081】角度検出器63は、機体55の駐機時の姿勢す
なわちACC信号がオフになったときの作業アーム52の
傾倒姿勢(角度)を記憶する姿勢記憶手段としての角度
記憶器65に接続され、圧力検出器64は、油圧シリンダ57
の圧力検出器64の信号が所定範囲以上であるときオンを
出力し所定範囲以下に低下したときオフを出力する圧力
判定器66に接続され、角度検出器63および角度記憶器65
は、角度検出器63の信号と角度記憶器65の信号を比較し
て機体55が作動したことを判定する判定手段としての比
較器67に接続され、圧力判定器66および比較器67は、こ
れらから出力された信号の論理和演算を行うオア演算器
68に接続されている。
【0082】アンテナ6には、機体オペレータの識別コ
ードと機体55の識別コードとを照合する照合手段として
のIDコード判定器69,70が接続され、これらのIDコ
ード判定器69,70には、機体55に付与された識別コード
を記憶したIDコード記憶器71が接続されている。
【0083】IDコード判定器69は、オア演算器68がオ
ンの状態でIDコードを読込み、IDコードが読込めな
い場合やIDコード記憶器71のIDコードと照合して一
致しない場合はオンを出力し、IDコードが一致した場
合はオフを出力する機能を有する。
【0084】IDコード判定器70は、ACC接点信号が
オフの状態でIDコードを読込み、IDコードが読込め
ない場合やIDコード記憶器71のIDコードと照合して
一致しない場合にオンを出力し、IDコードが一致した
場合はオフを出力する機能を有する。
【0085】圧力判定器66およびIDコード判定器70は
アンド演算器72の入力端子に接続され、このアンド演算
器72およびIDコード判定器69の各出力端子は、タイマ
73に接続されている。このタイマ73は、IDコード判定
器69の信号とアンド演算器72の信号のどちらか一方の出
力がオンになると、一定時間オン信号を出力するもので
ある。
【0086】IDコード判定器69は、エンジン停止用リ
レー36を駆動するリレー33に接続され、タイマ73は、警
報器38を駆動するリレー34に接続されている。
【0087】図8に示されるように、作業アーム52の揺
動関節部には角度検出器63が設けられ、かつ作業アーム
52を駆動する油圧シリンダ57のヘッド側には圧力検出器
64が設けられ、駐機時の作業アーム52の状態を検出す
る。
【0088】次に、この第2の実施の形態の作用を説明
する。なお、図6において、エンジン始動作用は従来技
術と同様であるので説明を省略する。ここでは、本発明
に関わる作用について説明する。
【0089】(1)建設機械を停止しエンジンキーを抜
いた場合 図6において、スタータスイッチ10をオフにして建設機
械を停止し、エンジンキー8をスタータスイッチ10から
抜取って、アンテナ6から遠ざけた場合の作用について
説明する。
【0090】スタータスイッチ10をオフにすると、AC
C接点信号はオフになり、図7のIDコード判定器70が
作動する。
【0091】IDコード判定器70は、ACC接点信号が
オフの状態でIDコードを読込み、IDコードが読込め
ない場合や、IDコード記憶器71のIDコードと照合し
て一致しない場合はオンを出力し、IDコードが一致し
た場合はオフを出力する機能を有している。
【0092】したがって、スタータスイッチ10をオフに
してエンジンキー8を抜取り、アンテナ6から遠ざける
と、IDコード判定器70はオンを出力する。
【0093】一方、図8に示された圧力検出器64により
油圧シリンダ57のヘッド側の圧力が検出される。
【0094】作業アーム52の先端が地面に確実に接地さ
れているときは、油圧シリンダ57のヘッド側圧力が低下
するので、圧力判定器66はオフを出力する。
【0095】作業アーム52の先端が接地されていない場
合は、油圧シリンダ57の圧力が低下しないので圧力判定
器66はオンを出力する。
【0096】圧力判定器66とIDコード判定器70の出力
に基づき、アンド演算器72で論理積が求められ、その出
力によりタイマ73を介してリレー34が駆動される。
【0097】上記の作用により、駐機時の、エンジンキ
ー8を抜取ったときに、作業アーム52の先端を確実に接
地しない場合は、圧力判定器66とIDコード判定器70の
出力はともにオンになるので、アンド演算器72はオンを
出力し、タイマ73を介してリレー34が励磁され、警報器
38が駆動され、オペレータに作業アーム52の先端が接地
されていないことを警告する。
【0098】(2)不正な手段でエンジンを始動して建
設機械を運転した場合 バッテリ9の+ラインをスタータモータ15に直結してエ
ンジン22を始動し、建設機械を不正に運転した場合につ
いて説明する。
【0099】作業アーム52を動かすと、作業アーム52の
角度検出器63の信号は、比較器67で角度記憶器65の値と
比較される。
【0100】角度記憶器65は、スタータスイッチ10がオ
フになったときの角度を記憶しているので、比較器67で
作業アーム52を動かしたことを判定する。
【0101】また、圧力判定器66は、油圧シリンダ57の
圧力の状態により作業アーム52の先端が接地されている
か否かを判定する。
【0102】したがって、作業アーム52を動かすと、比
較器67または圧力判定器66からオンが出力され、オア演
算器68の出力がオンになり、IDコード判定器69が作動
する。
【0103】IDコード判定器69はIDコードを読込
み、IDコードが読込めない場合やIDコード記憶器71
のIDコードと照合して一致しない場合はオン信号を出
力し、IDコードが一致した場合はオフ信号を出力する
機能を有しているので、不正な手段でエンジン22を始動
して作業アーム52を動かした場合は、IDコード判定器
69がオン信号を出力するので、リレー33およびタイマ73
を介してリレー34が駆動され、エンジン停止用リレー36
を介してエンジン停止弁37が駆動され、このエンジン停
止弁37がエンジン22への燃料を遮断してエンジン22を停
止するとともに、警報器38を駆動して周囲に盗難を知ら
せる。
【0104】(3)個人識別可能のエンジンキーと異な
るエンジンキーを用いた場合 盗難防止ユニット61は、IDタグ7により個人識別可能
のエンジンキー8と異なるエンジンキーを用いた場合
は、IDコード判定器69がオンを出力するので、リレー
33、エンジン停止用リレー36を介してエンジン停止弁37
が働き、エンジン22を始動させない。同時に、IDコー
ド判定器69がオンを出力すると、タイマ73が一定時間オ
ン信号すなわち警報信号を出力するので、リレー34によ
り警報機38が作動する。
【0105】次に、この第2の実施の形態の効果を説明
する。
【0106】以上の作用により、 (1)建設機械を停止しエンジンキー8を抜いたとき、
すなわち駐機時に、作業アーム52の先端が接地していな
ければ警報が出力されるので、駐機状態では、作業アー
ム52の先端を確実に接地した姿勢にするので、安全性を
確保できる。
【0107】(2)不正な手段でエンジン22を始動して
作業アーム52を動かしたときは、エンジン停止信号およ
び警報を出力するので、従来の盗難防止装置に比較して
盗難に遭うおそれが少なくなる。
【0108】(3)IDタグ7による個人識別が不可能
のエンジンキーを用いた場合は、盗難防止ユニット61が
機能して、エンジン22を始動させないとともに警報器38
に警報信号を出力するので、不正なエンジンキー操作に
よる建設機械の盗難を確実に防止できる。
【0109】次に、図9および図10に示された第3の
実施の形態を説明する。図9に盗難防止装置の装着回路
に関する一例を示し、図10に盗難防止ユニットの制御
ブロック線図を示す。
【0110】図9において、油圧ショベルの本体回路の
機器構成は、図11に示された従来技術と同様であるの
で、同様部分には同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0111】図9に示された盗難防止装置は、盗難防止
ユニット81に、スタータスイッチ10に組込まれたアンテ
ナ6が接続されている。スタータスイッチ10を回動操作
するエンジンキー8には、機体オペレータの識別コード
を自動的に入力する識別コード入力手段としての個人識
別用のIDタグ7が取付けられている。
【0112】盗難防止ユニット81は、制御部82と、電源
部3と、制御部82の出力により制御されるリレー4,
5,33,34とを備えている。
【0113】エンジン22の調速部には、アクセルダイヤ
ル83により設定されたエンジン回転速度にエンジン22を
制御するためのエンジン制御器84が接続され、さらに、
エンジン22の回転速度を検出するエンジン回転検出器85
が、制御部82に接続されるとともに、盗難防止ユニット
81内で分岐されたケーブルによりエンジン制御器84に接
続されている。
【0114】IDタグ7のIDコードを照合して、エン
ジン始動用リレー12および電磁弁用リレー13を駆動する
機能については、図12に示す従来技術と同じであるの
で省略し、本発明に関わる制御演算回路のみを図10に
示す。
【0115】図10は、制御部82の制御ブロック線図を
示し、この制御部82には、エンジン回転検出器85の信号
と、スタータスイッチ10のACC接点信号と、アンテナ
6を介してIDタグ7のIDコードとが入力される。
【0116】エンジン回転検出器85には、このエンジン
回転検出器85の検出結果からエンジン回転が立上がった
状態を判定する判定手段としての回転判定器86が接続さ
れている。この回転判定器86は、エンジン回転検出器85
の信号を読込み、エンジン回転速度が所定の回転速度以
下でオフを出力し、それ以外はオンを出力するものであ
る。
【0117】また、アンテナ6には、照合手段としての
IDコード判定器87が接続され、このIDコード判定器
87には、IDコード記憶器88が接続されている。
【0118】IDコード判定器87は、回転判定器86の出
力がオンの状態で、IDタグ7からアンテナ6を介しI
Dコードを読込み、IDコードが読込めない場合や、I
Dコード記憶器88のIDコードと照合して一致しない場
合はオンを出力し、IDコードが一致した場合はオフを
出力する機能を有する。
【0119】IDコード判定器87には、IDコード判定
器87の出力がオンになると一定時間オン信号を出力する
タイマ89が接続されている。
【0120】IDコード判定器87は、エンジン停止用リ
レー36を駆動するリレー33に接続され、タイマ89は、警
報器38を駆動するリレー34に接続されている。
【0121】図9において、リレー33、エンジン停止用
リレー36およびエンジン停止弁37は、機体を強制停止さ
せるための機体停止手段を構成している。また、リレー
34および警報器38は、警報を出力する警報出力手段を構
成している。
【0122】次に、この第3の実施の形態の作用を説明
する。なお、図9において、エンジン始動は従来技術と
同様であるので説明を省略する。ここでは、本発明に関
わる作用について説明する。
【0123】(1)不正な手段でエンジンを始動して建
設機械を運転した場合 バッテリ9の+ラインをスタータモータ15に直結してエ
ンジン22を始動し、建設機械を不正に運転した場合につ
いて説明する。
【0124】エンジン回転が立上ると、回転判定器86が
オン信号を出力し、IDコード判定器87が作動する。
【0125】IDコード判定器87は、IDコードを読込
み、IDコードが読込めない場合や、IDコード記憶器
88のIDコードと照合してIDコードが一致しない場合
はオンを出力し、IDコードが一致した場合はオフを出
力する機能を有している。
【0126】したがって、不正な手段でエンジン22を始
動した場合は、IDコード判定器87はオン信号を出力す
るので、バッテリ9の+ラインをスタータモータ15に直
結してエンジン22を始動すると、IDコード判定器87は
オン信号を出力する。
【0127】これにより、リレー33、エンジン停止用リ
レー36を介してエンジン停止弁37が駆動され、このエン
ジン停止弁37がエンジン22への燃料を遮断してエンジン
22を停止するとともに、タイマ89を介してリレー34を励
磁し、警報器38を駆動して周囲に盗難を知らせることが
できる。
【0128】(2)個人識別可能のエンジンキーと異な
るエンジンキーを用いた場合 盗難防止ユニット81は、IDタグ7により個人識別可能
のエンジンキー8と異なるエンジンキーを用いた場合
は、IDコード判定器87がオンを出力するので、リレー
33、エンジン停止用リレー36を介してエンジン停止弁37
が働き、エンジン22を始動させない。同時に、IDコー
ド判定器87がオンを出力すると、タイマ89が一定時間オ
ン信号すなわち警報信号を出力するので、リレー34によ
り警報機38が作動する。
【0129】(3)盗難防止ユニットを取外された場合 図9に示すようにエンジン回転検出器85の信号を盗難防
止ユニット81に入力し、盗難防止ユニット81からエンジ
ン制御器84に出力しているので、万一、盗難防止ユニッ
ト81を取外されたり、ケーブルを切断された場合は、エ
ンジン22を始動できなくなり、盗難が困難になる。
【0130】次に、この第3の実施の形態の効果を説明
する。
【0131】以上の作用により、 (1)バッテリ9の+ラインをスタータモータ15に直結
してエンジン22を始動すると、エンジン停止信号および
警報が出力されるので、不正な手段でエンジンを始動し
て建設機械を盗むことを防止できる。
【0132】(2)IDタグ7による個人識別が不可能
のエンジンキーを用いた場合は、盗難防止ユニット81が
機能して、エンジン22を始動させないとともに警報器38
に警報信号を出力するので、不正なエンジンキー操作に
よる建設機械の盗難を確実に防止できる。
【0133】(3)エンジン回転検出器85で検出された
エンジン回転信号は、盗難防止ユニット81を経由してエ
ンジン制御器84に入力されるので、万一、盗難防止ユニ
ット81が取外されたりケーブルを切断された場合は、エ
ンジン22を始動できなくなり、ケーブルの切断や盗難防
止ユニット81の取外しを伴う建設機械の盗難を防止でき
る。
【0134】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、エンジン
キーを用いないで不正な手段によりエンジンを始動して
機体を動かしたときは、その状態をキー抜取り検出手段
と姿勢検出手段とにより検出して、盗難防止手段により
警報信号を出力するので、従来より建設機械の盗難のお
それを低減できる。
【0135】請求項2記載の発明によれば、エンジンキ
ーを用いないで不正な手段によりエンジンを始動して上
部旋回体を動かしたときは、その状態をキー抜取り検出
手段と姿勢検出手段とにより検出して、盗難防止手段に
より警報信号を出力するので、従来より建設機械の盗難
のおそれを低減できる。
【0136】請求項3記載の発明によれば、個人識別不
可能のエンジンキーを用いた場合は、盗難防止手段が機
能して、エンジンを始動させないとともに警報信号を出
力するので、不正なエンジンキー操作による建設機械の
盗難を確実に防止できる。
【0137】請求項4記載の発明によれば、バッテリを
スタータモータに直結するなどの不正な手段でエンジン
を始動しても、所定の駐機姿勢でなくなった場合は盗難
防止手段が機能して、そのエンジンを強制停止させると
ともに警報信号を出力するので、建設機械の盗難を確実
に防止できる。
【0138】請求項5記載の発明によれば、上部旋回体
が所定の駐機姿勢でない場合は警報信号が出力されるの
で、オペレータは常に上部旋回体を所定の駐機姿勢にし
て駐機することになり、上部旋回体が所定の駐機姿勢に
あるときは、盗難防止ユニット取付用のユニット取付部
を塞ぐカバーと下部走行体との隙間が狭く、下部走行体
によりカバーや盗難防止ユニットを取外すことが困難で
あり、盗難防止ユニットを外されて建設機械を盗まれる
おそれを防止できる。
【0139】請求項6記載の発明によれば、判定手段
が、姿勢検出手段および姿勢記憶手段の出力を比較して
機体が作動したと判定すると、照合手段が自動的に機能
して、機体オペレータの識別コードと機体の識別コード
とを照合し、照合手段による照合結果が一致しないとき
は、不正な手段で建設機械を動かしていると考えられる
から、機体停止手段により機体を強制停止させること
で、従来より建設機械の盗難のおそれを低減できる。
【0140】請求項7記載の発明によれば、照合手段に
よる照合結果が一致しないときは機体停止手段により機
体を強制停止させるとともに、警報出力手段から警報を
出力させることで、建設機械の盗難を確実に防止でき
る。
【0141】請求項8記載の発明によれば、不正な手段
で作業アームを動かしたときも、機体停止手段により機
体を強制停止させるので、従来より建設機械の盗難のお
それを低減でき、また、駐機時に作業アーム先端を接地
しなければ警報出力手段より警報が出力されるので、駐
機状態では作業アーム先端を接地した安定姿勢を確保で
きる。
【0142】請求項9記載の発明によれば、エンジン回
転が立上がった状態を判定手段が検知すると、照合手段
が自動的に機能して、機体オペレータの識別コードと機
体の識別コードとを照合し、照合結果が一致しないとき
は、バッテリをスタータモータに直結してエンジンを始
動した場合などの不正な手段が考えられるから、機体停
止手段により機体を強制停止させるとともに警報出力手
段により警報を出力することで、建設機械の盗難を確実
に防止できる。
【0143】請求項10記載の発明によれば、エンジン
回転検出器で検出されたエンジン回転信号は、盗難防止
ユニットを経由してエンジン制御器に入力されるので、
万一、盗難防止ユニットを取外されたりケーブルを切断
された場合は、エンジンを始動できなくなり、盗難防止
ユニットの取外しやケーブルの切断を伴う建設機械の盗
難を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械に用いられた盗難防止装置の
第1の実施の形態を示す回路図である。
【図2】同上盗難防止装置における盗難防止ユニットの
制御部の制御ブロック線図である。
【図3】同上盗難防止装置が適用された建設機械として
の油圧ショべルの正面図である。
【図4】同上油圧ショべルにおける盗難防止ユニットお
よび角度検出器の装着状況を示す平面図である。
【図5】同上油圧ショべルにおける盗難防止ユニットの
装着状況を示す運転室部の拡大正面図である。
【図6】本発明の建設機械に用いられた盗難防止装置の
第2の実施の形態を示す回路図である。
【図7】同上盗難防止装置における盗難防止ユニットの
制御部の制御ブロック線図である。
【図8】同上盗難防止装置が適用された建設機械として
の油圧ショべルにおける角度検出器および圧力検出器の
装着状況を示す運転室部の拡大正面図である。
【図9】本発明の建設機械に用いられた盗難防止装置の
第3の実施の形態を示す回路図である。
【図10】同上盗難防止装置における盗難防止ユニット
の制御部の制御ブロック線図である。
【図11】従来の建設機械に用いられた盗難防止装置の
一例を示す回路図である。
【図12】同上盗難防止装置における盗難防止ユニット
の制御部の制御ブロック線図である。
【図13】油圧ショベルの油圧回路の一例を示す回路図
である。
【符号の説明】
6 キー抜取り検出手段としてのアンテナ、 7 識別コード入力手段としてのIDタグ 8 エンジンキー 22 エンジン 30 ユニット取付部 31 盗難防止手段としての盗難防止ユニット 33 機体停止手段を構成するリレー 34 警報出力手段を構成するリレー 35 姿勢検出手段としての角度検出器、 36 機体停止手段を構成するエンジン停止用リレー 37 機体停止手段を構成するエンジン停止弁 38 警報出力手段を構成する警報器 50 下部走行体 51 上部旋回体 52 作業アーム 55 機体 56 カバー 57 流体圧アクチュエータとしての油圧シリンダ 63 姿勢検出手段としての角度検出器 64 圧力検出器 65 姿勢記憶手段としての角度記憶器 67 判定手段としての比較器 69,70 照合手段としてのIDコード判定器 81 盗難防止ユニット 84 エンジン制御器 85 エンジン回転検出器 86 判定手段としての回転判定器 87 照合手段としてのIDコード判定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 的場 信明 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 Fターム(参考) 2D015 GA03 GB02 5C084 AA04 AA09 BB31 CC34 DD07 EE06 GG54 HH01 HH07 HH12 HH17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体と、 機体の動力源となるエンジンと、 エンジン停止後エンジンキーを抜いたことを検出するキ
    ー抜取り検出手段と、 機体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、 エンジンキーを抜いた状態にて機体が所定の駐機姿勢で
    ない場合は警報信号を出力する盗難防止手段とを具備し
    たことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 下部走行体と、 下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、 下部走行体および上部旋回体の動力源となるエンジン
    と、 エンジン停止後エンジンキーを抜いたことを検出するキ
    ー抜取り検出手段と、 上部旋回体の旋回姿勢を検出する姿勢検出手段と、 エンジンキーを抜いた状態にて上部旋回体が所定の駐機
    姿勢でない場合は警報信号を出力する盗難防止手段とを
    具備したことを特徴とする建設機械。
  3. 【請求項3】 盗難防止手段は、個人識別可能のエンジ
    ンキーと異なるエンジンキーを用いた場合はエンジンを
    始動させないとともに警報信号を出力する機能を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 盗難防止手段は、エンジンキーを抜いた
    状態にて不正な手段でエンジンを始動することにより所
    定の駐機姿勢でなくなった場合はエンジンを強制停止さ
    せるとともに警報信号を出力する機能を備えたことを特
    徴とする請求項1または2記載の建設機械。
  5. 【請求項5】 盗難防止手段は、エンジンキーを抜いた
    状態にて上部旋回体が所定の駐機姿勢でない場合は警報
    信号を出力する盗難防止ユニットであり、 上部旋回体の下部内であって所定の駐機姿勢で下部走行
    体と対向する位置に配置された盗難防止ユニット取付用
    のユニット取付部と、 ユニット取付部を下側から塞ぐカバーとを具備したこと
    を特徴とする請求項2乃至4のいずれか記載の建設機
    械。
  6. 【請求項6】 識別コードが付与された機体と、 機体オペレータの識別コードを入力する識別コード入力
    手段と、 機体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、 機体の駐機時の姿勢を記憶する姿勢記憶手段と、 姿勢検出手段および姿勢記憶手段の出力を比較して機体
    が作動したことを判定する判定手段と、 判定手段の機体作動判定に基づいて読込んだ機体オペレ
    ータの識別コードと機体の識別コードとを照合する照合
    手段と、 照合手段による照合結果が一致しないときに機体を強制
    停止させる機体停止手段とを具備したことを特徴とする
    建設機械。
  7. 【請求項7】 照合手段による照合結果が一致しないと
    きに警報を出力する警報出力手段を具備したことを特徴
    とする請求項6記載の建設機械。
  8. 【請求項8】 機体は、上下方向に作動される作業アー
    ムを備え、 作業アームは、この作業アームを作動する流体圧アクチ
    ュエータを備え、 流体圧アクチュエータは、作業アーム先端の接地の有無
    を検出する圧力検出器を備え、 姿勢検出手段は、作業アームの姿勢を検出する位置に設
    けられ、 警報出力手段は、駐機時に圧力検出器が作業アーム先端
    の非接地状態を検出したときに警報を出力することを特
    徴とする請求項7記載の建設機械。
  9. 【請求項9】 識別コードが付与された機体と、 機体オペレータの識別コードを入力する識別コード入力
    手段と、 機体の動力源となるエンジンと、 エンジンの回転を検出するエンジン回転検出器と、 エンジン回転検出器の検出結果からエンジン回転が立上
    がった状態を判定する判定手段と、 判定手段によるエンジン回転が立上がった状態の判定に
    基づいて読込んだ機体オペレータの識別コードと機体の
    識別コードとを照合する照合手段と、 照合手段による照合結果が一致しないときに機体を強制
    停止させる機体停止手段および警報を出力する警報出力
    手段とを具備したことを特徴とする建設機械。
  10. 【請求項10】 エンジン回転状態を制御するエンジン
    制御器と、 少なくとも判定手段および照合手段を含む盗難防止ユニ
    ットとを備え、 エンジン回転検出器は、盗難防止ユニットを経てエンジ
    ン制御器に接続されたことを特徴とする請求項9記載の
    建設機械。
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