JP3722107B2 - ハイブリッド型車両 - Google Patents
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- B60Q5/008—Arrangement or adaptation of acoustic signal devices automatically actuated for signaling silent vehicles, e.g. for warning that a hybrid or electric vehicle is approaching
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイブリッド型車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンと電動機とによって駆動力を発生して走行するハイブリッド型車両において、車両の走行環境に応じて駆動力の発生源を切替える方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この特許文献1に開示されている方法によれば、ナビゲーションシステムを用いて車両の現在位置を検出するとともに、予め制御装置内に記憶されている環境毎の走行切替え情報に基づいて、例えば、市街地では、積極的に電動機による走行を行うようにして、排気ガスの排出を抑制するようにしている。
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されている方法では、予め記憶されている走行切替え情報に基づいて駆動力の発生源を切替えているため、例えば、市街地の拡大等により、予め記憶されている走行切替え情報が実状に合わない問題があった。この問題を解決するため、変化した環境条件に適合して駆動力の発生源を切替える方法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
この特許文献2に開示されている方法によれば、車両の外部から市街地走行を指示する外部情報を受信し、この受信した外部情報に応じて駆動力の発生源の切替えを行うようにしている。
【0006】
このように、従来のハイブリッド型車両では、車両の走行環境に応じて駆動力の発生源をエンジンと電動機とに切替えて走行するようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−187595号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2000−320364号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述のハイブリッド型車両において、車両の駆動力の発生源を電動機に切替えて走行する場合の車外への騒音レベルは、エンジンの作動音が発生しないことにより、エンジン駆動によって走行する一般的な車両の騒音レベルよりも低くなる。そのため、例えば、歩行者や軽車両の乗員等がハイブリッド型車両の接近に気付きにくくなることが考えられ、これは車両認知上の見地から好ましくない。
【0010】
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたもので、車両の接近に気付きにくくならないようにすることが可能なハイブリッド型車両を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のハイブリッド型車両は、車両の駆動力を発生するエンジン及び電動機と、駆動力の発生源の切替えを制御する駆動力源切替手段と、駆動力源切替手段によって電動機を駆動力の発生源とする切替えが行われた場合に、エンジンの作動音を模擬した擬音を発生することにより、車両の外部へ車両の接近を報知する車両接近報知手段と、道路地図データを格納する道路地図データ格納手段と、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、時刻を取得する時刻取得手段とを備え、道路地図データは、駆動力の発生源を電動機に切替えるべき道路・エリア及びその道路・エリアにおいて切替えを行うべき時間帯の情報を有し、駆動力源切替手段は、駆動力の発生源を電動機に切替えるべき道路又はエリア内に車両が位置し、かつ、時刻取得手段によって取得される時刻が駆動力の発生源を電動機に切替えるべき時間帯に含まれる場合に駆動力の発生源を電動機に切替えることを特徴とする。
【0012】
例えば、スクールゾーンに指定されている道路や、商店街を通過するような道幅の狭い細街路等の道路、或いは、排気ガス規制の設けられたエリア内等では、排気ガスの発生による環境への影響が懸念されるため、ハイブリッド型車両においては電動機の駆動による走行が好まれる。従って、本発明では、ハイブリッド型車両が駆動力の発生源を電動機に切替えるべき道路又はエリア内に位置し、さらに現在の時刻が電動機に駆動力の発生源を切替えるべき時間である場合、ハイブリッド型車両を電動機の駆動によって走行させる。これにより、環境条件に適した走行をすることが可能となる。さらに、本発明のハイブリッド型車両は、車両の駆動力を電動機によって発生する場合には、エンジンの作動音を模擬した擬音を発生することによって車両の接近を外部へ報知する。これにより、ハイブリッド型車両が電動機によって駆動力を得て走行する場合に、例えば、歩行者や軽車両の乗員等がハイブリッド型車両の接近を容易に認知できるようになる。その結果、ハイブリッド型車両の接近に気付きにくくならないようにすることができる。
【0015】
請求項2に記載のハイブリッド型車両によれば、道路地図データの駆動力の発生源を電動機に切替えるべき道路・エリア及びその道路・エリアにおいて切替えを行うべき時間帯の情報を任意に設定する駆動力源切替情報設定手段をさらに備えることを特徴とする。
【0016】
例えば、市街地の拡大等により、予め記憶されている道路地図データの駆動力の発生源を電動機に切替えるべき道路・エリア及びその時間帯の情報が実状に合わない場合がある。そこで、駆動力の発生源を電動機に切替えるべき道路・エリア及びその道路・エリアにおいて切替えを行うべき時間帯を任意に設定できるようにすることで、変化した環境条件に適合して駆動力の発生源を切替えることが可能になる。
【0017】
請求項3に記載のハイブリッド型車両では、車両の駆動力を発生するエンジン及び電動機と、駆動力の発生源の切替えを制御する駆動力源切替手段と、駆動力源切替手段によって電動機を駆動力の発生源とする切替えが行われた場合に、エンジンの作動音を模擬した擬音を発生することにより、車両の外部へ車両の接近を報知する車両接近報知手段と、道路地図データを格納する道路地図格納手段と、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段と、時刻を取得する時刻取得手段と、位置検出手段によって検出される車両の現在位置、車速検出手段によって検出される車速、及び時刻取得手段によって取得される時刻に基づいて走行履歴に関する情報を道路毎に記憶する走行履歴情報記憶手段とを備え、駆動制御切替え手段は、位置検出手段によって検出される現在位置の道路に対応する走行履歴情報が所定の走行条件を満たす場合に、駆動力の発生源を電動機に切替えることを特徴とする。
【0018】
例えば、スクールゾーンに指定されていないが、登下校する児童や学生が多い道路を低速で頻繁に走行する場合には、上述した走行履歴情報に基づいてハイブリッド型車両の駆動源が電動機に切替えられるようになる。これにより、ハイブリッド型車両が電動機によって駆動力を得て走行する場合に、例えば、歩行者や軽車両の乗員等がハイブリッド型車両の接近を容易に認知できるようになり、さらに、排気ガスを発生させることなく走行することが可能となる。
【0019】
請求項4に記載のハイブリッド型車両では、駆動力源切替手段によって電動機を駆動力の発生源とする切替えが行われる場合、車両の外部へ車両の接近を報知するための音の発生を始めることを車室内へ事前に報知する事前報知手段を備えることを特徴とする。これにより、ハイブリッド型車両の乗員は、車両の外部への車両接近の報知が行われることを認識することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態におけるハイブリッド型車両に関して、図面に基づいて説明する。
【0021】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係わるハイブリッド型車両の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態のハイブリッド型車両は、車両を駆動する駆動部100、後述するエンジン110の始動・停止等をコントロールする制御装置200、ナビゲーション装置300、擬音発生装置400、及び擬音発生装置400に接続されるスピーカ410等によって構成される。
【0022】
駆動部100は、エンジン110、発電電動機120、変速機130、インバータ140、バッテリ150、及びクランクシャフト160から構成されている。エンジン110は、クラッチ付きの変速機130に接続されており、このクラッチの係合、解放によって、エンジン110の作動によって発生する駆動力が変速機130に伝達するようになっている。また、エンジン110は、後述する制御装置200からの指示によって始動・停止の制御がなされる。
【0023】
変速機130は、クランクシャフト160と接続されており、エンジン110や発電電動機120の駆動力をクランクシャフト160へ伝達するようになっている。
【0024】
発電電動機120は、発電機としての機能とモータとしての機能とを有するもので、エンジン110と変速機130との間に介設される。この発電電動機120は、インバータ140を介してバッテリ150と接続されており、このバッテリ150からの電力供給を受けてモータとしての機能を発揮する。モータの機能により発生した駆動力は、変速機130を介してクランクシャフト160に伝達される。また、例えば、車両の制動時には、発電機としての機能を発揮する。すなわち、クランクシャフト160の回転運動を受けることで電力を発生させ、この発生した電力をインバータ140を介してバッテリ150へ供給する。
【0025】
インバータ140は、バッテリ150の直流電流と発電電動機120の駆動用の交流電流とを相互に変換するものである。バッテリ150は、例えば、数百ボルト程度の蓄電可能な直流電源で構成されており、例えば、ニッケル水素電池等が採用される。
【0026】
また、駆動部100は、制御装置200と接続されており、この制御装置200によって、エンジン110と発電電動機120の駆動力を選択的にクランクシャフト160に出力するように、変速機130のクラッチの係合、解放の制御が行われる。
【0027】
制御装置200は、後述するナビゲーション装置300及び擬音発生装置400と接続されており、内部には、いずれも図示しない、CPU、ROM、RAM、I/O、及びこれら構成を接続するバスラインを備えている。ROMには、ナビゲーション装置300から送信されるエンジン駆動規制信号に応じて、エンジン110を始動・停止させるプログラムや、変速機130のクラッチの係合、解放を制御するプログラムが記憶されている。また、このナビゲーション装置300からの信号に応じて、擬音発生装置400へ擬音を発生させる指示信号を送信したりする。
【0028】
制御装置200は、エンジン駆動規制信号をナビゲーション装置300から受信すると、エンジン110の作動を停止させるとともに、ハイブリッド型車両の駆動力の発生源を発電電動機120に切替える制御を行う。なお、制御装置200は、このエンジン駆動規制信号を受けて駆動力の発生源を発電電動機120に切替える場合、あるいは、発電電動機120のみよって駆動力を発生している場合に、バッテリ150がハイブリッド型車両を駆動するために必要な電力を蓄えていないと判断した場合には、エンジン150を始動させる。さらに、エンジン150とクラッチとを係合して、ハイブリッド型車両が走行するために必要な駆動力を発生させる。
【0029】
また、制御装置200は、エンジン駆動規制信号を受信すると、擬音発生装置400へ擬音を発生させる指示信号を送信する。これにより、エンジン110の作動が停止し、エンジン110とクラッチとの係合が解除される。
【0030】
擬音発生装置400は、ハイブリッド型車両の車外に設置されるスピーカ410と接続されるもので、内部には、例えば、エンジン作動の擬音等を収録した擬音再生用データと、その擬音再生用データを再生するプログラムが記憶されている。
【0031】
そして、擬音発生装置400は、制御装置200から擬音を発生させる指示信号を受けると、擬音再生用データを抽出して再生する。そして、再生された出力信号は、オーディオアンプによって増幅され、その後、スピーカ410からハイブリッド型車両の外部に出力される。このスピーカ410によって出力される際の音量は、例えば、道路運送車両の保安基準等において規定されている騒音レベル以下に設定しておく。なお、擬音再生用データは、エンジン作動の擬音を収録したものに限らず、例えば、音楽等を収録したものであってもよい。
【0032】
図2は、ナビゲーション装置300の概略構成を示すブロック図である。このナビゲーション装置300は、ハイブリッド型車両の現在位置及び時刻を取得して、その取得した位置がエンジン駆動を規制する道路上、或いはエリア内に位置し、さらに、時刻がエンジン駆動を規制する時間帯である場合に、エンジン駆動規制信号を制御装置200へ送信するように構成されている。
【0033】
同図に示すように、ナビゲーション装置300は、位置検出器301、地図データ入力器306、操作スイッチ群307、外部メモリ309、表示装置310、リモコンセンサ311、及びこれらに接続された制御回路308を備えている。
【0034】
制御回路308は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。ROMには、制御回路308が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。なお、このプログラムは、外部メモリ309を介して外部から取得したりすることもできる。
【0035】
位置検出器301は、いずれも周知の地磁気センサ302、ジャイロスコープ303、距離センサ304、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機305を有している。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器301を上述した内の一部で構成してもよく、更に、図示しないステアリングの回転センサ、各転動輪の車速センサ等を用いてもよい。
【0036】
地図データ入力部306は、地図データ及び目印データを含む各種データを入力するための装置である。各種データを記憶する記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROMまたはDVD−ROMを用いるのが一般的であるが、データの読み書きが可能なメモリカード、ハードディスク等を用いてもよい。なお、地図データは、道路を表示するためのノードデータ、リンクデータ、及び後述するエンジン規制エリア情報等の各データを有している。
【0037】
ここで、ノードデータ、リンクデータ及びエンジン規制エリア情報について説明する。ノードデータは、複数の道路が交差、合流、分岐するノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標(緯度・経度)、ノード名称、ノードに接続する全てのリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、交差点種類等の各データから構成されている。
【0038】
リンクデータは、道路毎に固有の番号を付したリンクID、リンク長、リンクの始点及び終点のノード座標、高速道路、有料道路、一般道路(スクールゾーン)等の道路種別、道路幅員、エンジン駆動規制道路情報(規制対象/非対象及び規制時間帯)等の各データから構成されている。このうち、リンクデータのリンクとは、地図上の各道路を、交差点、分岐点などを示すノードにより複数に分割し、2つのノード間をリンクとして規定したものである。
【0039】
また、エンジン駆動規制道路情報には、ハイブリッド型車両においてエンジンの作動を規制する/しない、及びエンジンの作動を規制する時間帯の情報が含まれており、リンク毎に割当てられている。なお、エンジン駆動を規制するリンクとしては、例えば、スクールゾーンに指定された道路のリンクや商店街を通過するような道幅の比較的狭い細街路等の道路のリンク等、排気ガスの発生にする環境への影響が懸念される道路が設定される。
【0040】
エンジン駆動規制エリア情報は、ハイブリット型車両においてエンジンの作動を規制するエリアの座標(緯度・経度等)とエンジンの作動を規制する時間帯の情報を有している。このエンジンの作動を規制するエリアの座標は、例えば、長方形の対角線で対向する2つの頂点の座標値として記憶されている。このエンジンの作動を規制するエリアとしては、例えば、排気ガス規制の設けられた区域等が設定される。
【0041】
操作スイッチ群307は、例えば、後述する表示装置310と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、各種入力に使用される。
【0042】
表示装置310は、例えば、液晶ディスプレイ等によって構成され、表示装置310の表示画面には位置検出器301から入力された車両の現在位置に対応する自車位置マークと、地図データ入力器306より入力された地図データや道路データによって生成される車両周辺の道路地図を表示することができる。また、操作スイッチ群307や後述するリモコン312等の操作により、道路地図を所定の縮尺に変更して表示したり、道路地図をスクロールして表示したりすることも可能である。また、表示装置310は、図示しないスピーカを内蔵しており、このスピーカから後述する擬音発生の事前案内等の音声を出力する。リモコンセンサ311は、リモートコントロール端末(以下リモコンと称する)312からの各種の操作信号を受信し、制御回路308に出力する。
【0043】
本実施形態のナビゲーション装置300は、携帯電話313等の移動体通信機器により、外部ネットワーク314との接続が可能なように構成されており、この携帯電話313を介してインターネットに接続したり、専用の情報センタに接続したりすることができる。
【0044】
また、本実施形態のカーナビゲーション装置は、車両の現在位置及び現在時刻を取得し、現在位置がエンジン駆動規制対象の道路であるか、あるいはエンジン駆動規制対象のエリア内であるかを判定する。さらに、現在時刻がエンジン駆動規制対象の時間帯に含まれるか否かを判定する。そして、これらに該当する場合には、制御装置200に対してエンジン駆動規制信号を送信する。
【0045】
次に、本実施形態の特徴部分である、車両の現在位置及び時刻に応じて車両の駆動力を発電電動機120によって発生させる場合に、車両の接近を車両の外部へ報知する処理について、ナビゲーション装置300において実行される図3及び図4のフローチャート、及び制御装置200において実行される図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0046】
先ず、ステップS10では初期設定を行う。ここで行う初期設定とは、位置検出器301の各センサの初期化処理等である。ステップS20では、エンジン駆動規制判定処理を行う。この処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0047】
ステップS100では、ハイブリッド型車両の現在位置を取得する。ステップS110では、現在時刻を取得する。なお、ここで取得する現在時刻は、GPS受信機305から得られるUTC(Universal Time Coordinated)時刻を日本標準時間に換算したものであってもよいし、ナビゲーション装置300に内蔵される時計機能(図示せず)から取得するものであってもよい。
【0048】
ステップS120では、ステップS100において取得した現在位置に対応するリンクのリンクデータからエンジン駆動規制道路情報を取得し、さらに、現在位置に対応するエンジン駆動規制エリア情報を地図データ入力器306から取得する。
【0049】
ステップS130では、取得したエンジン駆動規制道路情報及びエンジン駆動規制エリア情報を参照して、現在位置が規制対象の道路上に位置するか否か、及び規制対象のエリア内に位置するか否かを判定する。そして、規制対象の道路上に位置する、或いは、規制対象のエリア内に位置すると判定された場合には、ステップS140へ処理を進め、これらに該当しない場合には、ステップS160へ処理を移行する。
【0050】
ステップS140では、ステップS110において取得した現在時刻が、規制対象の道路又はエリアにおける規制時間帯であるか否かを判定する。ここで、規制時間帯である場合には、ステップS150に処理を進め、エンジン駆動規制フラグをONに設定し、これに該当しない場合にあ、ステップS160において、エンジン駆動規制フラグをOFFに設定する。
【0051】
続いて、ステップS30では、エンジン駆動規制フラグがONであるか否かを判定し、このフラグがONである場合には、ステップS40へ処理を進め、これに該当しない場合には、ステップS20へ処理を移行し上述の処理を繰り返す。ステップS40では、ハイブリッド型車両の乗員に対して、擬音発生の事前案内をする。例えば、擬音を発生させるメッセージを表示装置310に内蔵されるスピーカから出力したり、表示装置310の画面に表示したりする。これにより、ハイブリッド型車両の乗員は、車両の外部に対して車両接近の報知が行われることを認識することができる。
【0052】
この擬音発生の事前案内がなされると、ステップS50において、エンジン駆動規制信号を制御装置200へ送信する。その後、ステップS20へ処理を移行し、上述の処理を繰り返す。
【0053】
ステップS50においてエンジン駆動規制信号を受信する制御装置200の処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。ステップS70では、エンジン駆動規制信号を受信する。ステップS80では、エンジン110の作動を停止させ、さらに、エンジン110とクラッチとの係合を解除する。そして、ステップS90において、擬音をハイブリッド型車両の外部に発生すべく、擬音発生指示信号を擬音発生装置400へ送信する。そして、擬音発生装置400では、スピーカ410からエンジン作動等の擬音を出力する。
【0054】
このように、本実施形態のハイブリッド型車両は、車両の駆動力を発電電動機120のみによって発生させる場合に、車両の接近をスピーカ410から報知する。これにより、ハイブリッド型車両が発電電動機120によって駆動力を得て走行する場合に、例えば、歩行者や軽車両の乗員等がハイブリッド型車両の接近に気付きにくくならないようにすることができる。
【0055】
また、スクールゾーンに指定された道路や、商店街を通過するような道幅の狭い細街路等の道路、或いは、排気ガス規制の設けられたエリア内にハイブリッド型車両が位置し、かつ、現在の時刻が規制対象の時間帯であるときにエンジン駆動を規制することで、排気ガスの発生による環境への影響が懸念される場所において、その環境条件に適した走行をすることが可能となる。
【0056】
(変形例)
本実施形態では、ナビゲーション装置300からのエンジン規制信号を制御装置200が受信した場合に、ハイブリッド型車両の駆動力の発生源を発電電動機120に切替えているが、制御装置200に、制御装置200にエンジン110と発電電動機120の駆動力の発生源の切替えのマップをもたせ、さらに、ナビゲーション装置300からエンジン規制信号を受信した場合に、マップの駆動力の発生源の切替えの目安となる車速を変更するようにしてもよい。
【0057】
これにより、駆動力発生源の切替制御において、駆動力源として発電電動機120が選択されやすくなり、特に、低速走行時においては、実質的に発電電動機120を駆動力源としてハイブリッド型車両を走行させることができる。
【0058】
すなわち、制御装置200は、図14(a)に示すように、車速によって駆動力の発生源を切替えるべきマップを有している。同図に示すように、ハイブリッド型車両の車速が車速(Vc)よりも小さい場合には、エンジン110の作動を停止させるとともに、駆動力の発生源を発電電動機120に切替える制御を行う。また、ハイブリッド型車両の車速が車速(Vc)よりも大きい場合には、エンジン110を始動させ、駆動力の発生源をエンジン110に切替える制御を行う。
【0059】
そこで、ナビゲーション装置300からエンジン規制信号を制御装置200が受信した場合には、図14(b)に示すように、この車速(Vc)を高速域に変更する。これにより、車速(Vc)以下の車速においては、発電電動機120の駆動による走行が実現される。
【0060】
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。第1の実施形態では、エンジン駆動を規制する道路・エリア及びそれらの時間帯は、地図データ入力器306に格納される予め設定された情報に基づいているが、本実施形態では、ユーザによって任意に設定されたエンジン駆動を規制する道路・エリア及びそれらの時間帯の情報に基づく点で異なる。以下、ユーザによるエンジン駆動を規制する道路・エリア及びその時間帯の設定処理と、その設定された情報に基づいて車両の駆動力を発電電動機120によって発生させ、車両の接近を車両の外部へ報知する処理について説明する。
【0061】
先ず、本実施形態では、表示装置310の表示画面に表示される道路地図を任意のサイズのエリアで指定することで、エンジン駆動を規制する道路又はエリアが設定される。図9は、表示装置310の表示画面310aを示すものである。表示画面310aには、操作スイッチ群307としてのタッチスイッチが設けられており、この表示画面310aを触れることで、入力操作がなされるようになっている。
【0062】
表示画面310aには、前画面参照(Previous)スイッチ310b、リセット(Reset)スイッチ310c、拡大(Enlarge)スイッチ310d、入力確定(Enter)スイッチ310e、ズームイン(zoom IN)スイッチ310f、ズームアウト(zoom OUT)スイッチ310g、縮小(Reduce)スイッチ310h等の各スイッチが設けられている。
【0063】
このうち、ズームアウトスイッチ310g及びズームインスイッチ310fは、道路地図の縮尺の切替えに用いられる。これに対して、拡大スイッチ310d及び縮小スイッチ310hは、以下に説明する指定エリアの設定を行う場合に、その指定範囲を広げたりあるいは狭めたりするために操作するスイッチである。
【0064】
また、この表示画面310aには、道路310i等とともに、指定エリアAの中心位置を示す丸印310kの近傍に二点鎖線で囲ったエリアを示している。この指定エリアA内は、他のエリアよりも表示の色を異なる状態とすることにより、目視により認識し易くなるように表示されている。
【0065】
この指定エリアAは、上述のように拡大スイッチ310d或いは縮小スイッチ310hを操作することで、道路地図上で拡大・縮小が行われる。また、指定エリアAの位置を道路地図上で動かしたい場合には、8方向に表示された三角マーク310jをタッチする。これにより、道路地図がタッチした三角マーク310jの方向にスクロールされ、相対的に指定エリアAが移動する。これら各スイッチ、及び三角マーク310jを操作することによって、指定エリアAを所望のエリアとして指定し、最終的に入力確定スイッチ310eを操作することで、指定エリアAが制御回路308により認識され、外部メモリ309等に記憶される。
【0066】
なお、エンジン駆動を規制する道路を設定する場合には、上述のように、エンジン駆動を規制する道路を指定エリアAで囲むように指定することで、指定エリアA内の道路がエンジン駆動を規制する道路として設定される。
【0067】
次に、ユーザによって設定された道路・エリア及びそれらの時間帯の情報から、車両の現在位置に応じて車両の駆動力を発電電動機120によって発生させ、車両の接近を車両の外部へ報知する処理について、ナビゲーション装置300において実行される図6〜図8のフローチャート、及び図9に示す表示装置310の画面表示のイメージ図を用いて説明する。
【0068】
なお、図6及び図7に示すステップS200〜S310の処理は、第1の実施形態において説明した初期設定(ステップS10)において実行されるものである。また、図8に示す処理は、第1の実施形態において説明したエンジン駆動規制処理(ステップS20)において実行されるものである。
【0069】
先ず、図6に示すように、本実施形態における初期設定では、エンジン駆動を規制する対象(道路又はエリア)をユーザに指定させる(ステップS200)。
【0070】
ステップS210では、道路地図を表示画面310aに表示させ、道路地図のスクロール入力がある場合(ステップS220)には、地図をスクロールさせ(ステップS230)、地図の拡大/縮小入力がある場合(ステップS240)には、地図を拡大/縮小表示する(ステップS250)。また、指定エリアAの拡大/縮小入力がある場合(ステップS260)には、指定エリアAの拡大/縮小表示を行う(ステップS270)。そして、図7において、指定エリアAの確定操作があった場合(ステップS280)には、ステップS290へ処理を進め、指定エリアAの確定操作があるまで、上記ステップS220以降の処理を繰り返す。
【0071】
ステップS290では、指定エリアA或いはエリア内の道路におけるエンジン駆動規制の時間帯を設定する。なお、ここで設定する時間帯は、曜日、日、月等の単位で設定できるものであってもよい。ステップS300では、ステップS200における設定に応じて、エンジン駆動を規制するエリア或いはエリア内の道路及びその時間帯を外部メモリ309等に記憶する。
【0072】
このとき、制御回路308においてエリアを記憶する場合には、例えば、指定エリアAを対角線で対向する2つの頂点の座標値として記憶する。また、エリア内の道路を記憶する場合には、指定エリアA内に含まれる道路のリンクを抽出するため、少なくとも上述の2つの頂点を含むリンクデータを地図データ入力器306から抽出し、この抽出した各リンクデータの始点・終点のノードが指定エリアAに含まれるか否かを判定する。そして、最終的に選択されたリンクデータを記憶する。
【0073】
そして、ステップS310では、初期設定を終了するか否かをユーザに求め、設定を終了する場合には、本設定処理を終了し、設定を終了しない場合には、ステップS200へ処理を移行して、ステップS200以降の処理を繰り返す。
【0074】
次に、本実施形態におけるエンジン駆動規制判定処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、同図に示すステップS120aを除く処理は、第1の実施形態において説明した処理と同一であるので、説明を省略する。
【0075】
ステップS120aでは、ユーザ設定によるエンジン駆動規制道路情報、及びエンジン駆動規制エリア情報を外部メモリ309から取得する。なお、このステップS120aの処理は、初回のみ実行するようにしてもよい。
【0076】
以降、ステップS130及びステップS140において、ユーザ設定によるエンジン駆動規制道路情報、或いはエンジン駆動規制エリア情報に基づいて、エンジン駆動を規制する必要があるか否かを判定する。その後、第1の実施形態で説明したステップS30〜ステップs60に示す処理を実行する。
【0077】
このように、本実施形態におけるハイブリッド型車両は、ユーザによって設定されたエンジン駆動を規制する道路・エリア及びその時間帯に応じてエンジン駆動を規制するか否かを判定する。これにより、例えば、市街地の拡大等により、予め記憶されているエンジン規制エリア情報やエンジン規制道路情報が実状に合わない場合であっても、エンジン駆動を規制すべき道路・エリア及びその時間帯を任意に設定できるようにすることで、変化した環境条件に適合して駆動力の発生源を切替えることが可能になる。
【0078】
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第1及び第2の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。第1及び第2の実施形態では、エンジン駆動を規制する道路・エリア及びそれらの時間帯は、予め設定された情報やユーザによって指定された情報に基づいているが、本実施形態では、車両の走行履歴に基づく点で異なる。
【0079】
以下、車両の走行履歴に基づいて車両の駆動力を発電電動機120によって発生させるとともに、車両の接近を車両の外部へ報知する処理について、図10及び図11のフローチャート、及び図12及び図13のイメージ図を用いて説明する。
【0080】
なお、図10に示すステップS400及びS410の処理は、第1の実施形態において説明した初期設定(ステップS10)において実行されるものである。また、図11に示す処理は、第1の実施形態において説明したエンジン駆動規制処理(ステップS20)において実行されるものである。
【0081】
先ず、図10に示すステップS400では、エンジン駆動を規制する時間帯、平均車速、及び最低走行回数の設定がユーザによって行われる。例えば、表示装置310の表示画面310aに、図12に示すようなリストを表示する。このリストのうち、時間帯とは、エンジン駆動を規制する時間帯であり、最大車速とは、エンジン駆動を規制する車速領域の最大値を意味する。また、最低走行回数とは、エンジン駆動を規制する道路の最低走行回数を意味する。
【0082】
すなわち、同図の例では、午前7:00〜9:00の時間帯において、毎時30キロ以下の平均車速で10回以上走行したことのある道路が、エンジン駆動を規制する道路として設定される。なお、時間帯については、曜日、日、月等の単位によって設定できるものであってもよい。
【0083】
ステップS410では、このユーザによって設定されたエンジン駆動を規制する時間帯、平均車速、及び最低走行回数を外部メモリ309等に記憶する。
【0084】
次に、本実施形態におけるエンジン駆動規制判定処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。先ず、ステップS500では、車両の現在位置を取得し、ステップS510では、車速を取得する。そして、ステップS520では、現在時刻を取得する。
【0085】
ステップS530では、ステップS500〜ステップS520において取得した車両の現在位置の道路における走行履歴情報を更新する。この走行履歴情報とは、リンク毎に設定される情報であり、例えば、図13に示すように、リンクID、平均車速、及び走行回数の累計等によって構成される。なお、平均車速は、車両が位置するリンクの始点ノードを通過した時刻と、そのリンクの終点ノードを通過した時刻とから、当該リンクを通過するのに要した時間を算出し、これを当該リンクのリンク長から除することによって算出される。
【0086】
ステップS540では、車両が現在位置するリンクに相当する走行履歴情報を参照し、初期設定において設定したエンジン駆動規制情報に該当するか否かを判定する。すなわち、現在時刻がエンジン駆動規制情報の時間帯に該当するか、走行履歴情報の平均車速がエンジン駆動規制情報の最大平均車速以下であるか、さらに、走行履歴情報の走行回数の累計がエンジン駆動規制情報の最低走行回数以上であるかを判定する。
【0087】
ここで、上記の判定がすべて該当する場合には、ステップS550において、擬音発生フラグをONに設定し、上記判定のいずれか1つでも該当しない場合には、ステップS560において、擬音発生フラグをOFFに設定する。以後、第1の実施形態で説明したステップS30〜ステップs60に示す処理を実行する。
【0088】
このように、本実施形態では、車両の走行履歴情報も基づいて、エンジン駆動を規制するか否かを判定している。これにより、例えば、スクールゾーンに指定されていないが、登下校する児童や学生が多い道路を低速で頻繁に走行する場合には、上述した走行履歴情報に基づいてハイブリッド型車両の駆動源が発電電動機120に切替えられるようになる。これにより、排気ガスを発生させることなく走行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる、ハイブリッド型車両の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係わる、ナビゲーション装置300の概略構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態に係わる、ナビゲーション装置300において実行される、車両の現在位置に応じて車両の駆動力を発電電動機120によって発生させる場合に、車両の接近を車両の外部へ報知する処理を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施形態に係わる、エンジン駆動規制判定処理を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態に係わる、制御装置200において実行される処理を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施形態に係わる、初期設定処理の前半部分を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施形態に係わる、初期設定処理の後半部分を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態に係わる、エンジン駆動規制判定処理を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施形態に係わる、表示画面310aのイメージを示す図である。
【図10】第3の実施形態に係わる、初期設定処理を示すフローチャートである。
【図11】第3の実施形態に係わる、エンジン駆動規制判定処理を示すフローチャートである。
【図12】第3の実施形態に係わる、エンジン駆動規制情報を示すイメージ図である。
【図13】第3の実施形態に係わる、走行履歴情報を示すイメージ図である。
【図14】(a)、(b)は、第1の実施形態の変形例に係わる、車速によって駆動力の発生源を切替えるマップを示す概念図である。
【符号の説明】
100 駆動部
200 制御装置
300 ナビゲーション装置
400 擬音発生装置
410 スピーカ
Claims (4)
- 車両の駆動力を発生するエンジン及び電動機と、
前記駆動力の発生源の切替えを制御する駆動力源切替手段と、
該駆動力源切替手段によって前記電動機を駆動力の発生源とする切替えが行われた場合に、エンジンの作動音を模擬した擬音を発生することにより、車両の外部へ前記車両の接近を報知する車両接近報知手段と、
道路地図データを格納する道路地図データ格納手段と、
前記車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
時刻を取得する時刻取得手段とを備え、
前記道路地図データは、前記駆動力の発生源を電動機に切替えるべき道路・エリア及びその道路・エリアにおいて切替えを行うべき時間帯の情報を有し、
前記駆動力源切替手段は、前記駆動力の発生源を電動機に切替えるべき道路又はエリア内に前記車両が位置し、かつ、前記時刻取得手段によって取得される時刻が前記駆動力の発生源を電動機に切替えるべき時間帯に含まれる場合に前記駆動力の発生源を電動機に切替えることを特徴とするハイブリッド型車両。 - 前記道路地図データの前記駆動力の発生源を電動機に切替えるべき道路・エリア及びその道路・エリアにおいて切替えを行うべき時間帯の情報を任意に設定する駆動力源切替情報設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のハイブリッド型車両。
- 車両の駆動力を発生するエンジン及び電動機と、
前記駆動力の発生源の切替えを制御する駆動力源切替手段と、
該駆動力源切替手段によって前記電動機を駆動力の発生源とする切替えが行われた場合に、エンジンの作動音を模擬した擬音を発生することにより、車両の外部へ前記車両の接近を報知する車両接近報知手段と、
道路地図データを格納する道路地図格納手段と、
前記車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
前記車両の車速を検出する車速検出手段と、
時刻を取得する時刻取得手段と、
前記位置検出手段によって検出される前記車両の現在位置、前記車速検出手段によって検出される車速、及び前記時刻取得手段によって取得される時刻に基づいて走行履歴に関する情報を道路毎に記憶する走行履歴情報記憶手段とを備え、
前記駆動制御切替え手段は、前記位置検出手段によって検出される現在位置の道路に対応する走行履歴情報が所定の走行条件を満たす場合に、前記駆動力の発生源を電動機に切替えることを特徴とするハイブリッド型車両。 - 前記駆動力源切替手段によって前記電動機を駆動力の発生源とする切替えが行われる場合、前記車両の外部へ車両の接近を報知するための音の発生を始めることを車室内へ事前に報知する事前報知手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド型車両。
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