JP3716304B2 - Nb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、Nb3Ga極細多芯超伝導線材とその製造方法に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、化学量論組成もしくはその近傍の優れた超伝導特性を示すNb3Gaにより、高磁場でも高いJcを有し、高磁場発生にも対応できるNb3Ga極細多芯超伝導線材と、その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来より、化学量論組成のNb3Gaは優れた超伝導特性を示す超伝導材料として知られており、Nb3Gaの製造法としては、溶融法、化学蒸着(CVD)法、スパッタ法、あるいは拡散法等の各種の方法が知られている。このNb3Gaは、高温では化学量論組成に近いNb3Gaが生成し、700℃付近での加熱処理によって結晶構造の長距離秩序度が向上し、19〜20.7Kの高い超伝導遷移温度(Tc)を示すことが知られている。
【0003】
しかしながら、従来の方法では、Nb3Gaを長尺の線材として製造することが難しく、極細多芯線の実現は未だに成されておらず、線材としてはテープ状のNb3Ga超伝導線材が報告されているのみである。このテープ状Nb3Ga超伝導線材は、拡散法により超伝導Nb3Gaを生成して製造されているのであるが、1000℃以上の高温でNb3Gaを拡散生成させると結晶粒が粗くなり、臨界電流密度(Jc)の小さい線材しか得ることができないという問題があった。線材におけるJcは、実用に際して最も重要となってくる特性であるため、Tcのみならず、高いJcを持つNb3Ga超伝導線材の実現が期待されている。
【0004】
そこで、この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、従来技術の問題点を解消し、化学量論組成もしくはその近傍の優れた超伝導特性を示すNb3Gaにより、高磁場でも高いJcを有し、高磁場発生にも対応できるNb3Ga極細多芯超伝導線材と、その製造方法を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、以下の通りの発明を提供する。
【0006】
すなわち、まず第1には、この出願の発明は、化学量論組成のNb3Gaを含む複合化物がNb中に埋め込まれた複合体芯材が、マトリックス材としてのNb、Ta、Nb基合金またはTa基合金に多数本埋め込まれてなる極細多芯構造を有する超伝導線材であって、この複合芯材におけるNb3Gaは、1400〜2100℃の温度範囲への2秒以下での急加熱と5000℃/秒以上の速度での急冷によってA15型化合物として生成され、さらに600〜850℃の温度で追加熱処理されて結晶秩序度が向上されたものであることを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材を提供する。
【0007】
そしてこの出願の発明は、上記の発明について、第2には、超伝導線材中には、複合体芯材とともにAg芯材が埋め込まれていることを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材を、第3には、表面がCuで被覆されていることを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材を、第4には、4.2K、24T以下でのJcが100A/mm2以上であることを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材を提供する。
【0008】
一方で、この出願の発明は、第5には、Nb-Ga化合物とNbの複合化物をNb中に埋め込んだ複合体芯材を、マトリックス材としてのNb、Ta、Nb基合金あるいはTa基合金に多数本埋め込んだ極細多芯構造を有する前駆体線材に対して、1400〜2100℃の温度範囲に2秒以内で急加熱したのち、5000℃/秒以上の速度で急冷し、次いで600〜850℃の温度範囲で1〜400時間の追加熱処理を行うことを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法を提供する。
【0009】
加えて、この出願の発明は、第6には、Nb-Ga化合物が、NbGa3、Nb5Ga13、Nb4Ga5、NbGa、Nb5Ga4、Nb3Ga4、Nb5Ga3、Nb2GaまたはNb3Gaのいずれか1種あるいは2種以上であることを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法を、第7には、Nb線材にGaを被覆して熱処理を施すことでNb-Ga化合物とNbの複合化物とすることを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法を、第8には、前駆体線材が、複合体芯材とともにAg芯材を含むことを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法を、第9には、急冷後に、線材の表面をCuで被覆することを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法を、第10には、Cuでの被覆は、線材の表面に、Cuをイオンプレーティングにより0.1μm以上の厚さで被覆し、さらにメッキにより数10〜数100μmの厚さで被覆するようにすることを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法を、第11には、Cuでの被覆は、線材の表面にCuをメッキするか、あるいはCu管内に線材を挿入して両端を封じて、100気圧以上の不活性ガス雰囲気下で、500℃以上の温度でHIP処理を施すようにすることを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法等を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
この出願の発明は、上記の通りの特徴を持つものであるが、以下にその実施の形態について説明する。
【0011】
まず、この出願の発明が提供するNb3Ga極細多芯超伝導線材は、化学量論組成のNb3Gaを含む複合化物がNb中に埋め込まれた複合体芯材が、マトリックス材としてのNb、Ta、Nb基合金またはTa基合金に多数本埋め込まれてなる極細多芯構造を有する超伝導線材である。そしてこの複合芯材におけるNb3Gaは、1400〜2100℃の温度範囲への2秒以下での急加熱と5000℃/秒以上の速度での急冷によってA15型化合物として拡散生成もしくは溶融凝固により生成され、さらに600〜850℃の温度で追加熱処理されて結晶秩序度が向上されたものであることを特徴としている。
【0012】
このNb3Ga極細多芯超伝導線材において、複合化物には、Nb3Gaに加え、Nbおよび化学量論から外れた各種のNb−Ga化合物が存在することになるが、この複合化物における化学量論組成のNb3Gaの割合は特に限定されるものではなく、10数%〜100%とすることができる。より具体的には、たとえば後述の実施例においては、化学量論組成のNb3Gaの割合を20〜40%程度とした超伝導線材を実現できることなどが例示される。
【0013】
これらの複合化物は、様々な形態でNb中に埋め込まれて複合体芯材を構成することができ、Nb中に一体のものとして埋め込まれたり、極細いフィラメント状のものとして埋め込まれていてもよい。そして、たとえばこの複合化物がフィラメント状である場合には、その平均外径が1μm以下であることがより好ましい。
【0014】
またこれらの複合体芯材は、マトリックス材としてのNb、Ta、Nb基合金またはTa基合金に多数本埋め込まれて、この出願の発明の極細多芯構造を有する超伝導線材を形成するものである。なお、この出願の発明において、「多数本」との規定は、数十〜数百万本程度を意味している。
【0015】
このようなこの出願の発明のNb3Ga極細多芯超伝導線材は、化学量論組成のNb3Gaを高い結晶秩序度で含んでいるため、優れた超伝導特性を示すことができる。すなわち、バルクのNb3Gaに匹敵するほどの高い超伝導遷移温度(Tc)に加え、高い超伝導第2臨界磁場(Hc2)および高い超伝導臨界電流密度(Jc)を兼ね備えたものとして実現することができる。この超伝導特性は、具体的には、たとえば4.2K、24T以下でのJcが100A/mm2以上と、線材としての使用に十分な特性を備えている。
【0016】
また、この出願の発明のNb3Ga極細多芯超伝導線材は、複合体芯材とともにAg芯材が埋め込まれているものや、表面がCuで被覆されているもの等としても考慮することができる。
【0017】
このAg芯材およびCu被覆は、超伝導状態にあるこのNb3Ga極細多芯超伝導線材の電流を流した状態を安定化させる役割を果たしている。つまり、一般に、超伝導状態の線材に電流を流すと、電流は複合体芯材および線材においてその表面から流れはじめて均等には流れず、線材にエネルギーが貯えられた不安定な状態となり、線材がこすれ合ったり動いたりする事態が生じる。そのため、複合体芯材および線材中のエネルギーが局部的に開放されてその部分の超伝導を破壊し、ジュール熱が発生されるので、複合体芯材および線材全体にまで超伝導状態の破壊が拡大してしまうという危険性がある。しかしながら、複合体芯材および線材に高純度のAgあるいはCuを接触させておくと、超伝導が壊れた部分(常伝導部分)において電流は高純度AgあるいはCu部分を選択的に流れるため、大きな発熱は起こらなくなる。その間に線材は周辺から冷却されて、常伝導部分は超伝導に復帰する。このように、Ag芯材あるいはCu被覆により、超伝導状態は安定に保たれることになる。
【0018】
このAg芯材については、超伝導線材の中心部に埋め込まれていることが好ましく、たとえば超伝導線材の断面積に対して、5〜40%程度の割合で埋め込むことができる。
また、Cuによる被覆は、超伝導線材の用途によって複合量を断面積の5〜1000%程度の割合で調整することができる。最も好適な複合量としては、たとえば低磁場用の線材の場合には10〜20%程度、また高磁場用の線材の場合には断面積の80〜90%程度となるよう被覆することができる。
【0019】
以上のようなこの出願の超伝導線材は、たとえば以下に示すこの出願の発明のNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法により好適に製造することができる。
【0020】
すなわち、この出願の発明が提供するNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法は、Nb-Ga化合物とNbの複合化物をNb中に埋め込んだ複合体芯材を、マトリックス材としてのNb、Ta、Nb基合金あるいはTa基合金に多数本埋め込んだ極細多芯構造を有する前駆体線材に対して、1400〜2100℃の温度範囲に2秒以内で急加熱したのち、5000℃/秒以上の速度で急冷し、次いで600〜850℃の温度範囲で1〜400時間の追加熱処理を行うことを特徴としている。
【0021】
この複合体芯材において、Nbに埋め込まれるNb-Ga化合物とNbの複合化物は、後工程の急加熱および急冷処理による拡散反応あるいは溶融凝固により、Nb3Gaを生成するものを用いることができる。したがって、このようなNb-Ga化合物としては、各種のNb-Ga化合物であってよく、具体的には、NbGa3、Nb5Ga13、Nb4Ga5、NbGa、Nb5Ga4、Nb3Ga4、Nb5Ga3、Nb2GaまたはNb3Gaのいずれか1種あるいは2種以上の混合物、さらにはこれらの中間化合物などであってもよい。
【0022】
また、これらのNb-Ga化合物とNbの複合化物は、Nb-Ga化合物とNbを複合化することで作製することができるが、たとえば、この出願の発明においては、Nb線材にGaを被覆して熱処理を施すことでNb-Ga化合物とNbの複合化物を作製することを簡便な手段として示すことができる。この場合の熱処理は、Nb中にGaが容易に拡散する温度範囲で行なうことができ、コストの面からはなるべく低温であることが望ましい。したがって、たとえば、650〜1000℃程度の温度範囲とすることができる。これにより、拡散反応によりNb線材の表面がNb-Ga化合物に変化された複合化物を得ることができる。
【0023】
このNb-Ga化合物とNbの複合化物は、たとえば、粉末充填法や、ジェリーロール法、クラッドチッピング法、ロッドインチューブ法等の各種の方法により、Nb中に埋め込むことができる。
【0024】
そしてこの複合体芯材を、マトリックス材としてのNb、Ta、Nb基合金あるいはTa基合金に多数本埋め込んで、極細多芯構造を有する前駆体線材とすることができる。このNb、Ta、Nb基合金あるいはTa基合金は、極細多芯構造の形成等のための冷間加工性に優れ、1800℃以上の、さらには2000℃程度でも十分な機械的強度を持つものとして選択されるものである。したがって、マトリックス材としては、NbあるいはTaの単体を用いることが好ましく、一方でNb基合金あるいはTa基合金を用いる場合には、合金元素の含有量が単一元素で3%以下、合計で5%以下であって、NbあるいはTaの含有量が95%以上の希薄合金とすることが好ましい。
【0025】
この極細多芯構造の形態やその作製方法などには特に制限はなく、たとえば、上記のマトリックス材からなるチューブに多数本の複合体芯材を束ねて入れ、溝ロール加工や伸線加工する等してすることができる。この場合の複合体芯材の形態は、断面が円形、楕円形、方形、楔形やそれに類似する形状などの、各種のものとすることができる。
【0026】
そしてこの出願の発明では、以上のような極細多芯構造を有する前駆体線材に対し、Nb3Gaが安定に生成し存在する1400〜2100℃程度の温度範囲、より好ましくは1400〜1860℃程度の温度範囲に2秒以内で急加熱したのち、5000℃/秒以上の速度で急冷する急加熱急冷処理を施すようにしている。
【0027】
ここで、加熱温度を1400℃未満とすると、化学量論組成あるいはそれに近いNb3Gaが得られなくなるため好ましくない。また、2100℃を超える温度への加熱は、Nb3Gaが安定でないことに加えて、線材が断線するおそれがあるために好ましくない。また、加熱および冷却に長時間を要すると、拡散生成されたNb3Gaが粗大化してしまい、得られる超伝導線材のJc特性が低下するために好ましくない。
【0028】
ここで得られるNb3Gaは、A15型化合物結晶として生成されるが、結晶化秩序はあまり高いものではない。そこで、A15型化合物結晶の長距離秩序性を高めるために、600〜850℃の温度範囲で1〜400時間の追加熱処理を行うようにしている。これによって、この出願の発明においては、Nb3Ga極細多芯超伝導線材を、A15型化合物の結晶化秩序をしっかりしたものとし、優れた超伝導特性を有する線材として実現することができる。
【0029】
また、この出願の発明においては、前駆体線材として複合体芯材とともにAg芯材を含むものを用いることや、急冷後に線材の表面をCuで被覆することで、得られるNb3Ga極細多芯超伝導線材の超伝導特性を安定化させることができる。
【0030】
Ag芯材は、前記のとおり、たとえばマトリックス材からなるチューブに多数本の複合体芯材とともに束ねて入れるなどして前駆体線材に含ませることができる。そして、Ag芯材については、超伝導線材の中心部に配設されていることが好ましく、たとえば超伝導線材の断面積に対して、5〜40%程度の割合で用いるようにする。
【0031】
また、Cuによる被覆はたとえば超伝導線材の断面積に対して、5〜1000%程度の割合となるよう被覆することができる。このCu被覆は、、各種の方法で行なうことができるが、たとえば、線材の表面に、Cuをイオンプレーティングにより0.1μm以上の厚さで被覆し、さらにメッキにより数10〜数100μmの厚さで被覆することで、線材の表面とCuとが良好な界面で接合され、より安定化効果の高いNb3Ga極細多芯超伝導線材を得ることができる。イオンプレーティングによるCu被覆は、線材表面とCuとの良好な界面を形成するためにメッキの下地層として機能することができる。したがって、たとえば追加熱処理などを必要とせずに、Cuの被覆を行なうことができる。そして、この場合のイオンプレーティングによる被覆の厚さは、0.1μm未満の場合には、良好なCu/Nb接合が得られず、十分な安定化効果が得られないため好ましくない。
【0032】
また一方で、Cuでの被覆は、線材の表面にCuをメッキするか、あるいはCu管内に線材を挿入して両端を封じて、100気圧以上の不活性ガス雰囲気下で、500℃以上の温度で温熱間等静圧圧縮成形(HIP)を施すことでも行なうことができる。不活性ガス雰囲気としては、He、Ne、Ar等の希ガスやN2等を用いることができる。不活性ガス雰囲気が100気圧未満や、500℃未満の条件でのHIPは、線材の表面とCuメッキあるいはCu管との接合反応が進行しにくいために好ましくない。なお、このHIP処理の温度を600〜850℃とすることで、追加熱処理をあわせて行うことなどもできる。
【0033】
これによって、Nb3Ga極細多芯超伝導線材の優れた超伝導特性を、より安定なものとして実現することができる。
【0034】
以上のこの出願の発明が提供するNb3Ga極細多芯超伝導線材は、Nb3Gaの持つ高いTcを備えた極細多芯超伝導線材を初めて実現すると共に、実用化において重要なHc2およびJc特性についても優れている。またこれらの特性は、金属系の実用線材と比較して優れたものとして認めることができ、酸化物超伝導線材との比較でも長尺線の特性比較ではほぼ同等で、信頼性および製造コストの面では極めて優位なものとして提供される。
【0035】
【実施例】
(実施例1)
図1に示したような急熱急令装置を使用し、直径0.3mmのNb線の表面にGaメッキを施した。Nb線は、Ga浴と通電リールとの間での通電加熱により2000℃付近に急加熱され、Ga浴中を通過するときに急冷されると同時に、Ga被覆される。この線材に対して700℃で2時間の熱処理を施したところ、拡散反応によりNb線の表面がNb−Ga化合物に変化され、Nb/Nb−Ga化合物複合線材が得られたことが確認された。このNb/Nb−Ga化合物複合線材の構成を図2に示した。この場合のNb−Ga化合物の主成分はNbGa3 であった。
【0036】
上記のNb/Nb−Ga化合物複合線材を長さ120mmに切断し、内径14mm、外径20mmのNbパイプに1000本挿入して複合線とした。この様子を図3に示した。この複合線を、溝ロール加工と伸線加工により、直径0.7mmの細線に加工した後、長さ120mmに切断して、内径14mm、外径20mmのNbパイプに200本挿入し、溝ロール加工と伸線加工により、200芯の極細多芯形状の前駆体線材を作成した。
【0037】
次いでこの前駆体線材を、図1の急熱急冷装置を使い、1300〜1900℃付近の高温まで0.1秒間で急加熱し、直ちにGa浴中を通過させることで、急加熱・急冷処理を行った。この急加熱・急冷処理により前駆体線材表面に形成されたGa溶融メッキを塩酸で溶かして取り除いた後、不活性雰囲気中で、600〜850℃の温度での追加熱処理を行った。この急加熱・急冷処理における最高到達温度と追加熱処理条件を、表1に示した。
【0038】
追加熱処理後の極細多芯線をX線回折で調べたところ、A15型化合物特有の回折パターンが含まれていることが確認された。さらにこれらの極細多芯線の超伝導遷移温度(Tc)を抵抗法により調べた結果等も表1に示した。
【0039】
【表1】
【0040】
表1より、19.7Kに達する高いTcを示す極細多芯線がいくつか得られていることが確認された。Nb-Ga系のA15化合物Nb3Gaについては、12.0〜20.7KのTcを持つことが報告されており、この極細多芯線中にNb3Gaが形成されていることが確認された。
【0041】
またこのNb3Ga極細多芯線と、実用超伝導線材であるブロンズ法による(Nb,Ti)3Sn極細多芯線について、超伝導臨界電流密度(Jc)を測定し、その結果を図4に示した。このNb3Ga極細多芯線は、14T以上の磁場で、ブロンズ法(Nb,Ti)3Sn極細多芯線よりも高いJc値を示した。そして24TまでのJcが100A/mm2以上であり、実用線材として十分なJcを有することが確認された。
【0042】
一般に超伝導化合物のJc値は、量子磁束線のピン止め点となる結晶粒界密度の高い、細かい結晶粒の場合に大きくなることが知られている。このことから、このNb3Ga極細多芯線における急熱急冷処理で造られたNb3Gaは、微細な結晶粒からなるものと推定される。また、先のTc値は、Nb3Gaについて報告されている値の範囲内であったが、このJc値については、溶融法、CVD法、スパッタ法、拡散法等で作製されたNb3Gaについて報告されている値よりも高いものであった。さらに、このNb3Ga極細多芯線は、高磁場でのJcが極めて高い。これは、このNb3Ga極細多芯線のHc2(4.2K)が32Tもあり、ブロンズ法(Nb,Ti)3Sn極細多芯線のHc2(4.2K)=26Tよりも大幅に高いためであり、またおそらく細かい組織のNb3Gaが生成されて強いピン止めセンターが導入されたためであると考えられる。
(実施例2)
実施例1と同様な方法で、Nb線にGaを溶融メッキし、900℃で1時間の熱処理を施したところ、図5に例示したように、Nb線の表面で、中心側から順に、Nb2Ga層、NbGa層、Nb3Ga2層およびNbGa3層が多層構造のものとして形成された複合線材が得られたことがわかった。
【0043】
この複合線材を使い、実施例1と同様にして、Nb/Nb2Ga/NbGa/Nb3Ga2/NbGa3から構成される極細多芯形状の前駆体線材を作成した。この前駆体線材に対して、実施例1と同様の急熱急冷処理を行なったところ、実施例1と類似した超伝導特性を示す極細多芯線が得られた。
(実施例3)
実施例1と同様の方法で、Nbパイプの代わりにTaパイプを使用し、マトリックスがTaとなる極細多芯形状の前駆体線材を作成した。この前駆体線材に対して、実施例1と同様の急熱急冷処理を行なったところ、実施例1と同等の超伝導特性を示す極細多芯線が得られた。
(実施例4)
実施例1と同様の製法で、1000芯の複合線をNbパイプ中に挿入する際に、Nb被覆された外径2mmのAg線を中心付近に7本と、その周囲に1000芯の多芯線を110本を組み入れて、溝ロール加工と伸線加工により極細多芯形状の前駆体線材を作成した。この前駆体線材に、実施例1と同様の急加熱急冷処理を施した。このとき線材中のAgとNbは反応しておらず、Agは極細多芯線の中心部に高導電体として残っていた。
【0044】
この極細多芯線の超伝導特性は、実施例1で得られた値とほとんど同じであったが、超伝導状態が破れたときの抵抗値が実施例1の場合よりも1/30以下に低下していた。このことから、超伝導破壊時には、極細多芯線中心のAg部分に電流が分流してジュール発熱が抑制されるため、極細多芯線が安定化されていることが確認された。
(実施例5)
実施例1で作製したNb3Ga極細多芯線の表面にCuを厚さ20μm程度メッキして、NbとCuの界面を調べたところ、界面にクラックが発生しているのが確認された。この状態で超伝導特性を調べたところ、電気的、熱的、機械的にうまく接続しておらず、実施例4のようには安定化されていないことがわかった。
【0045】
そこで、実施例1と同様にNb3Ga極細多芯線を作製する際に、追加熱処理の前にCuメッキをしたところ、得られたCuメッキNb3Ga極細多芯線の超伝導特性および超伝導破壊時の特性が安定化されていることが確認された。
(実施例6)
実施例1で作製したNb3Ga極細多芯線の表面に0.1μmの厚みのCuをイオンプレーティングし、その上にさらにCuを電気メッキしたところ、極めて接合の良好なNb/Cu界面が得られ、超伝導状態も安定化されていることが確認された。一方で、イオンプレーティングによるCuの厚みを0.05μmとしたところ、Nb/Cu界面の接合がうまくなく、優れた超伝導状態を得ることができなかった。
(実施例7)
実施例1で作製したNb3Ga極細多芯線の表面に銅メッキを施したものと、Nb3Ga極細多芯線全体にCu管を被せて両端を溶接で封じたものとを用意し、これらに対して、500気圧のAr雰囲気において、600℃で2時間のHIP処理を施した。
【0046】
得られたCu被覆Nb3Ga極細多芯線には、ともに接合の良好なNb/Cu界面が得られ、超伝導状態も安定化されていることが確認された。なお、500℃以下あるいは50気圧以下でのHIP処理では良好なNb/Cu界面は得られず、超伝導状態も安定化されなかった。
【0047】
もちろん、この発明は以上の例に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能であることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上詳しく説明した通り、この発明によって、化学量論組成もしくはその近傍の優れた超伝導特性を示すNb3Gaにより、高磁場でも高いJcを有し、高磁場発生にも対応できるNb3Ga極細多芯超伝導線材と、その製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例において用いた急熱急冷装置を模式的に例示した図である。
【図2】実施例におけるNb/Nb−Ga化合物複合線材の構成を例示した図である。
【図3】実施例においてNb/Nb−Ga化合物複合線材をNbパイプに入れる様子を模式的に例示した図である。
【図4】この出願の発明のNb3Ga極細多芯超伝導線材と、実用超伝導線材であるブロンズ法(Nb,Ti)3Sn極細多芯線の超伝導臨界電流密度(Jc)を例示した図である。
【図5】Nb線表面に複数種のNb-Ga化合物が多層構造として形成された複合線材を模式的に例示した図である。
Claims (11)
- 化学量論組成のNb3Gaを含む複合化物がNb中に埋め込まれた複合体芯材が、マトリックス材としてのNb、Ta、Nb基合金またはTa基合金に多数本埋め込まれてなる極細多芯構造を有する超伝導線材であって、この複合芯材におけるNb3Gaは、1400〜2100℃の温度範囲への2秒以下での急加熱と5000℃/秒以上の速度での急冷によってA15型化合物として生成され、さらに600〜850℃の温度で追加熱処理されて結晶秩序度が向上されたものであることを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材。
- 超伝導線材中には、複合体芯材とともにAg芯材が埋め込まれていることを特徴とする請求項1記載のNb3Ga極細多芯超伝導線材。
- 表面がCuで被覆されていることを特徴とする請求項1または2記載のNb3Ga極細多芯超伝導線材。
- 4.2K、24T以下でのJcが100A/mm2以上であることを特徴とする請求項1または2記載のNb3Ga極細多芯超伝導線材。
- Nb-Ga化合物とNbの複合化物をNb中に埋め込んだ複合体芯材を、マトリックス材としてのNb、Ta、Nb基合金あるいはTa基合金に多数本埋め込んだ極細多芯構造を有する前駆体線材に対して、1400〜2100℃の温度範囲に2秒以内で急加熱したのち、5000℃/秒以上の速度で急冷し、次いで600〜850℃の温度範囲で1〜400時間の追加熱処理を行うことを特徴とするNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法。
- Nb-Ga化合物が、NbGa3、Nb5Ga13、Nb4Ga5、NbGa、Nb5Ga4、Nb3Ga4、Nb5Ga3、Nb2GaまたはNb3Gaのいずれか1種あるいは2種以上であることを特徴とする請求項5記載のNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法。
- Nb線材にGaを被覆して熱処理を施すことでNb-Ga化合物とNbの複合化物とすることを特徴とする請求項5または6記載のNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法。
- 前駆体線材が、複合体芯材とともにAg芯材を含むことを特徴とする請求項5ないし7いずれかに記載のNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法。
- 急冷後に、線材の表面をCuで被覆することを特徴とする請求項5ないし8いずれかに記載のNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法。
- Cuでの被覆は、線材の表面に、Cuをイオンプレーティングにより0.1μm以上の厚さで被覆し、さらにメッキにより数10〜数100μmの厚さで被覆するようにすることを特徴とする請求項9記載のNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法。
- Cuでの被覆は、線材の表面にCuをメッキするか、あるいはCu管内に線材を挿入して両端を封じて、100気圧以上の不活性ガス雰囲気下で、500℃以上の温度でHIP処理を施すようにすることを特徴とする請求項9記載のNb3Ga極細多芯超伝導線材の製造方法。
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