JP3707460B2 - コイル部品 - Google Patents

コイル部品 Download PDF

Info

Publication number
JP3707460B2
JP3707460B2 JP2002268539A JP2002268539A JP3707460B2 JP 3707460 B2 JP3707460 B2 JP 3707460B2 JP 2002268539 A JP2002268539 A JP 2002268539A JP 2002268539 A JP2002268539 A JP 2002268539A JP 3707460 B2 JP3707460 B2 JP 3707460B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
coil
terminal
green compact
coil component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002268539A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004111456A (ja
Inventor
俊之 中田
恒次 今西
英敏 樋渡
洋行 浜本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2002268539A priority Critical patent/JP3707460B2/ja
Priority to US10/657,105 priority patent/US6985062B2/en
Priority to EP20030020805 priority patent/EP1398803A1/en
Priority to MYPI20033489A priority patent/MY134389A/en
Priority to CNB031593976A priority patent/CN1300810C/zh
Publication of JP2004111456A publication Critical patent/JP2004111456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3707460B2 publication Critical patent/JP3707460B2/ja
Priority to US11/259,075 priority patent/US7469469B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器等に用いるコイル部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来のコイル部品について図面を参照しながら説明する。
【0003】
図19は従来のコイル部品の分解斜視図である。
【0004】
図19において、従来のコイル部品は箔状導線からなる板状導線21を渦巻き状に巻回して形成した空心コイル22と、この空心コイル22の両端に接続し、下方に突出させた端子23と、空心コイル22を載置する貫通孔を有した端子台24と、この端子台24の貫通孔に中央磁脚を挿入したE型磁芯25と、このE型磁芯25と組み合い閉磁路磁芯を形成するI型磁芯26とを備えた構成である。
【0005】
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−275023号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、コンピュータ等に用いるコイル部品としては、作動領域が1MHz程度の高周波領域で、1μH程度のインダクタンス値、数mΩの微小直流抵抗値を確保しつつ、10数A程度の大電流に対応したものが求められている。
【0008】
上記従来の構成では、板状導線21を渦巻き状に巻回して空心コイル22を形成するとともに、E型磁芯25とI型磁芯26とを組み合わせることにより閉磁路磁芯を形成するので、大電流への対応が難しく、また小形化も図れないという問題点を有していた。
【0009】
本発明は上記問題点を解決するもので、作動領域が高周波領域で、インダクタンス値および微小直流抵抗値を確保しつつ、大電流に対応でき、しかも小型化を図ったコイル部品の製造方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
【0011】
本発明の請求項1記載の発明は、特に、金属平板に平面状に配置した複数のリング部は、互いに隣接する前記リング部の中心を結ぶ2つの中心線によって形成される角度と、端子部を接続した前記リング部の端部に向かって前記リング部の中心から延長した延長線と前記中心線とによって形成される角度との総和を180度にした構成である。
【0012】
上記構成により、リング部は金属平板からなるので、高周波領域で作動し、インダクタンス値および微小直流抵抗値を確保しつつ、大電流に対応できる。
【0013】
また、リング連接部で連接された互いに隣接するリング部の中心を結ぶ2つの中心線とによって形成される角度と、端子部を接続したリング部の端部に向かってリング部の中心から延長した延長線と中心線との角度和を180度にしているので、リング部を互いに上下に重ね合わせることが容易である。
【0014】
特に、リング連接部を折曲してリング部を上下に重ね合わせたコイル部は、端子部を 続したリング部の端部をリング部の中心に対して相対向する位置に配置(リング部の両端部とリング部の中心とを同一直線状に配置)できるので、実装時における端子部の方向性等を考慮する必要がなく使い勝手がよい。
【0015】
本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、端子部は、前記端子部を接続した前記リング部の端部に向かって前記リング部の中心から延長した延長線上に設けた構成である。
【0016】
上記構成により、リング連接部を折曲してリング部を上下に重ね合わせたコイル部において、端子部はリング部の中心に対して互いに相対向する位置に配置(端子部とリング部の中心とを同一直線上に配置)できるので、実装時における端子部の方向性等を考慮する必要がなく使い勝手がよい。
【0017】
本発明の請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、リング連接部には折曲用の溝部を設けた構成である。
【0018】
上記構成により、折曲が容易に的確にできるので、リング部が撓んだりすることがない。また、連接部を180度曲げてもクラック発生を抑制できる。
【0019】
本発明の請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、特に、溝部は、リング連接部で連接された互いに隣接する前記リング部の中心を結ぶ中心線と垂直方向に設けた構成である。
【0020】
上記構成により、的確にリング部を上下に重ね合わせることができる。
【0021】
本発明の請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、リング部が互いに連接される前記リング部の端部には、切欠部に向かって、リング部の円周方向に突出部を延設した構成である。
【0022】
上記構成により、リング部を上下に重ね合わせた際、上下方向から応力等が加わっても、切欠部を介して隣接する上下のリング部が変形し互いに接触したりすることがなく短絡を抑制できる。
【0023】
本発明の請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、リング部の外径は同等とした構成である。
【0024】
上記構成により、インダクタンス値にバラツキが生じない。
【0025】
本発明の請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、リング部の周縁部を面取りした構成である。
【0026】
上記構成により、リング部を上下に重ね合わせた際、上下方向から応力等が加わっても、リング部の周縁部によって、隣接する上下のリング部が互いに傷つくことを抑制できる。
【0027】
本発明の請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、端子部には段差を設け、一方の前記端子部に設けた段差と他方の前記端子部に設けた段差とは、前記リング部を上下に重ね合わせた際、互いに近づき合う方向に向かって設けた構成である。
【0028】
上記構成により、コイル部の高さ方向において、端子部は中央近傍に配置され、実装時における使い勝手がよい。外装部を加圧成形しても端子部への変形応力を抑制できる。
【0029】
本発明の請求項9記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、リング部には、リング連接部を除いて、絶縁被膜層を設けた構成である。
【0030】
上記構成により、上下に重ね合わせたリング部において、短絡を抑制できる。
【0031】
特に、リング連接部を除いて、絶縁被膜層を設けているので、リング連接部を折曲した際に、絶縁被膜層が破れたりすることがなく、絶縁被膜層の破れに起因した特性劣化を抑制することができる。
【0032】
本発明の請求項10記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、外装部の外形を角柱状とし、リング連接部を前記外装部の角部に配置するとともに、端子部を前記外装部の前記角部間の中央に配置した構成である。
【0033】
上記構成により、外装部の外形寸法を小さくすることができ小型化を図ることができる。
【0034】
特に、端子部を外装部の角部間の中央に配置しているので、外装部の角部からの距離が略等しくなり、外装部と端子部との間には、均等に応力が生じあうので外装部の割れや欠けが生じにくい。
【0035】
本発明の請求項11記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、エッチング又は打ち抜きにより、リング部と、リング連接部と、端子部とを形成する構成である。
【0036】
上記構成により、リング部は容易に精度よく形成され、特性のバラツキを抑制できるとともに、生産性を向上できる。
【0037】
本発明の請求項12記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、外装部は、熱硬化性樹脂を含有した結合剤と磁性粉末とを前記熱硬化性樹脂が完全硬化しない非加熱状態で混合するとともに加圧成形した圧粉体を、前記コイル部を被覆するように再加圧成形するとともに前記熱硬化性樹脂が完全硬化するように加熱して成形しており、前記圧粉体には再加圧成形する際に前記圧粉体の形状がくずれる硬度の弱硬度部を設けるとともに、前記圧粉体を2個成形し、前記圧粉体の前記弱硬度部が前記コイル部を被覆するように前記圧粉体を再加圧成形した構成である。
【0038】
上記構成により、通常、加圧成形には金型を用いて成形するが、圧粉体は固形物となるので、金型とコイル部との間で圧粉体の量が再加圧成形時に変動しにくく、外装部の被覆厚さがコイル部の周囲全体に渡って均一になりやすく、特性バラツキを抑制できるとともに、圧粉体自体によってコイル部を支持できるのでコイル部の位置決めが的確になり外装部の不良成形を防止できる。
【0039】
特に、圧粉体には再加圧成形する際に圧粉体の形状がくずれる硬度の弱硬度部を設けて、この弱硬度部がコイル部を被覆するように圧粉体を再加圧成形しているので、圧粉体の弱硬度部はその形をくずしながら、くずれた圧粉体の弱硬度部がコイル部との間に隙間なく充填される。
【0040】
さらに、磁気ギャップを減少させて磁気効率を向上することができる。
【0041】
本発明の請求項13記載の発明は、請求項12記載の発明において、特に、圧粉体には再加圧成形する際に前記圧粉体の形状がくずれない硬度の強硬度部と前記再加圧成形する際に前記圧粉体の形状がくずれる硬度の弱硬度部とを設け、外装部は少なくとも一方の前記圧粉体の前記強硬度部がコイル部の一面を支持するようにした構成である。
【0042】
上記構成により、圧粉体の硬度部はコイル部の一面を強固に支持するので、再加圧成形時にコイル部の位置ずれが生じにくく、コイル部の位置決めが的確にできる。
【0043】
本発明の請求項14記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、外装部は、磁性粉末を含有した圧粉磁心であって、コイル部の上方部分に対応する上面部と、前記コイル部の下方部分に対応する下面部と、前記コイル部の高さ部分に対応する中間部とを有し、前記コイル部を内包する内包厚寸法を前記コイル部の貫通孔の直径よりも小さくするとともに前記上面部の密度および前記下面部の密度を前記中間部の密度よりも大きくした構成である。
【0044】
上記構成により、コイル部を内包する内包厚寸法(コイル部と外装部の表面との距離)をコイル部の貫通孔の直径よりも小さくなるまで、コイル部の上方部分に対応する外装部の上面部とコイル部の下方部分に対応する外装部の下面部とを薄く形成して全体として低背化を図っても、上面部の密度および下面部の密度を中間部の密度よりも大きくしているので、上面部および下面部において磁気飽和の発生を抑制することができる。
【0045】
すなわち、コイル部の貫通孔の内部は、外装部の中間部に相当するが、この中間部の密度よりも外装部の上面部および下面部の密度の方が大きいので、貫通孔の内部を通過する磁束が、貫通孔の直径よりも小さい上面部および下面部を通過しても、上面部および下面部では中間部よりも密度が大きい分だけ透磁率を大きくすることができ、上面部および下面部において磁気飽和を発生させずに、低背化を図ることができるものである。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を用いて、全請求項に記載の発明について図面を参照しながら説明する。
【0047】
図1は本発明の一実施の形態におけるコイル部品の平面状に配置した金属平板からなる複数のリング部の平面図、図2は同コイル部品のコイル部の斜視図、図3は同コイル部品の斜視図、図4は同コイル部品の断面図である。
【0048】
図1〜図4において、本発明の一実施の形態におけるコイル部品は、貫通孔33を有するコイル部34と、このコイル部34を被覆した外装部36とを備えている。コイル部34は、互いにリング連接部31で連接し平面状に配置した金属平板からなる複数のリング部32を、リング連接部31で折曲するとともに互いに上下に重ね合わせて形成しており、このコイル部34に接続した端子部35を外装部36から突出させている。
【0049】
平面状に配置した金属平板からなる複数のリング部32は、銅板を打ち抜いて形成したり、エッチングしたりして形成しており、それぞれのリング部32は、その一部を切り欠いた切欠部37を有した円弧状部38からなる。
【0050】
このリング部32の円弧状部38の端部にはリング部32を互いに連接するリング連接部31を形成するとともに、切欠部37に向かって、リング部32の円周方向に突出部39を延設している。
【0051】
また、このリング部32は、図5および図6に示すように、外径を全て略同等とし、周縁部40を面取りするとともに、リング連接部31を除いて絶縁被膜層41を設けている。
【0052】
さらに、図1に示すように、リング連接部31は、リング連接部31で連接された互いに隣接するリング部32の中心(O)を結ぶ中心線(C)と垂直方向(V)に折曲用の溝部42を設けている。このリング連接部31の溝部42は、図7(a)に示すように、断面がV字形状をし、この溝部42を凹部53の中に形成しており、図7(b)に示すように折曲している。溝部42の形状は図8に示すようなU字形状でもよいが、V字形状の方が望ましい。また、図8では凹部53を形成していないが、形成する方が望ましい。
【0053】
リング部32が互いに連接されないリング部32の円弧状部38の端部には端子部35を形成し、図1に示すように、この端子部35はリング部32の中心(O)から端子部35を形成した円弧状部38の端部に向かって延長した延長線(E)上に形成している。
【0054】
また、この端子部35は、図4に示すように、段差30を設けて形成しており、一方の端子部35に設けた段差30と他方の端子部35に設けた段差30とは、リング部32を上下に重ね合わせた際、互いに近づき合う方向に向かって設けている。
【0055】
このようなリング連接部31と端子部35とを有するリング部32は、図1に示すように、平面状に配置した金属平板からなる複数のリング部32において、リング連接部31で連接された互いに隣接するリング部32の中心(O)を結ぶ中心線(C)とによって形成される角度(R1)と、端子部35と接続されたリング部32の中心線(C)とリング部32の中心(O)から端子部35を形成した端部に向かって延長した延長線(E)との角度(R2)の総和を略180度になるようにしている。この際、(R1)は96度、(R2)は42度としている。
【0056】
また、リング連接部31は外形を角柱状とした外装部36の角部43に配置するとともに、端子部35は外装部36の角部間44に配置している。
【0057】
上記構成のコイル部品の製造方法は、図9(a)〜(g)に示すように、次の通りである。
【0058】
第1に、貫通孔33を有するコイル部34を形成する(コイル部形成工程)(図9(a))。
【0059】
このコイル部形成工程では、リング部形成工程と折曲工程とを有している。
【0060】
まず、互いにリング連接部31で連接し平面状に配置した金属平板からなる複数のリング部32を、銅板から打ち抜いたり、銅板をエッチングしたりすることにより形成する(リング部形成工程)。
【0061】
このリング部32はその一部を切り欠いた切欠部37を有する円弧状部38とし、リング部32の円弧状部38の端部にリング連接部31を、リング部32が互いに連接されないリング部32の円弧状部38の端部に端子部35を形成している。
【0062】
リング連接部31は、リング連接部31で連接された互いに隣接するリング部32の中心(O)を結ぶ中心線(C)と垂直方向(V)に折曲用の溝部42を設けている。
【0063】
端子部35は、リング部32の中心(O)から端子部35を形成した円弧状部38の端部に向かって延長した延長線(E)上に形成している。また、段差30を設けて形成しており、一方の端子部35に設けた段差30と他方の端子部35に設けた段差30とは、リング部32を上下に重ね合わせた際、互いに近づき合う方向に向かって設けている。
【0064】
このようなリング連接部31と端子部35とを有するリング部32は、平面状に配置した金属平板からなる複数のリング部32において、リング連接部31で連接された互いに隣接するリング部32の中心(O)を結ぶ中心線(C)とによって形成される角度(R1)と、端子部35と接続されたリング部32の中心線(C)とリング部32の中心(O)から端子部35を形成した端部に向かって延長した延長線(E)との角度(R2)の総和を略180度になるようにしている。
【0065】
次に、このリング連接部31で折曲するとともに互いのリング部32を上下に重ね合わせる(折曲工程)(図9(b)(c))。
【0066】
第2に、コイル部34を外装部36で被覆する(外装部形成工程)(図9(d)〜(f))。
【0067】
この外装部形成工程では、圧粉体形成工程と再加圧成形工程と熱硬化工程とを有している。
【0068】
まず、熱硬化性樹脂を含有した結合剤と磁性粉末とを熱硬化性樹脂が完全硬化しないように非加熱状態で混合するとともに加圧成形して2個の圧粉体45を成形する(圧粉体成形工程)。
【0069】
この圧粉体45は、その形状を背面部46に中脚部47と外脚部48とを有したE字形状のポット型にし、背面部46は再加圧成形時に圧粉体45の形状がくずれない硬度の強硬度部にするとともに、中脚部47および外脚部48再加圧成形時に圧粉体45の形状がくずれる硬度の弱硬度部になるように形成する。
【0070】
この弱硬度部および強硬度部は、圧粉体45の密度を小さくした部分(弱硬度部)と密度を大きくした部分(強硬度部)とにより形成しており、弱硬度部は数kg/cm2の加圧により形状がくずれる硬度にしている。
【0071】
ここで、圧粉体45の形状がくずれる硬度とは、磁性粉末の粒子サイズでくずれることであり、圧粉体45の形状がくずれない硬度の強硬度部において、ブロック的(団塊になって)にくずれた状態は、磁性粉末の粒子サイズでくずれてないので、くずれる硬度の範囲には含まないものとしている。
【0072】
次に、一方の圧粉体45の背面部46をコイル部34の一面(上面)に支持させ、他方の圧粉体45の中脚部47をコイル部34の他面(下面)からコイル部34の貫通孔33に挿入する。
【0073】
これらを内形状が角柱状の金型49内に、リング連接部31を金型49の角部43に配置するとともに、端子部35を金型49の角部間44に配置するようにし、かつ、端子部35を金型49から突出するように組み込む。
【0074】
2つの上下の金型49の内、一方の金型49により一方の圧粉体45の弱硬度部の中脚部47と外脚部48とを押圧し、他方の金型49により他方の圧粉体45の強硬度部の背面部46を押圧して、これらの圧粉体45を再加圧成形する(再加圧成形工程)。
【0075】
コイル部34の一面側からは、圧粉体45の中脚部47および外脚部48がくずれながら押圧され、コイル部34の貫通孔33の内壁面に対向した一方の圧粉体45の背面部46が、コイル部34の貫通孔33の中にブロック的に埋没するとともに、端子部35に対向した圧粉体45の背面部46が、端子部35に向かってブロック的に埋没する。
【0076】
コイル部34の他面側からは、他方の圧粉体45の中脚部47および外脚部48がコイル部34の貫通孔33の中および端子部35に向かってブロック的に埋没した一方の圧粉体45の背面部46と対向し、他方の圧粉体45の中脚部47および外脚部48がくずれながら押圧される。
【0077】
同時に、コイル部34と圧粉体45の背面部46との隙間は、一方の圧粉体45と他方の圧粉体45のくずれた中脚部47および外脚部48によって充填される。
【0078】
さらに、外装部36は、図4に示すように、コイル部34を内包する内包厚寸法(W)をコイル部34の貫通孔33の直径よりも小さくし、コイル部34の上方部分に対応する外装部36の上面部50と、コイル部34の下方部分に対応する外装部36の下面部51と、コイル部34の高さ部分に対応する外装部36の中間部52とにおいて、上面部50の密度および下面部51の密度を中間部52の密度よりも大きくしている(上面部50の密度および下面部51の密度を5.0〜6.0g/cm3とし、中間部52の密度をその85%〜98%の密度となるようにしている)。
【0079】
特に、中間部52は、コイル部34の貫通孔33内に対応する内側中間部52aと、コイル部34の外周面の外側部分に対応する外側中間部52bとにおいて、外側中間部52bの密度を内側中間部52aの密度よりも大きくしている。
【0080】
そして、熱硬化性樹脂が完全硬化するように加熱成形して外装部36を成形する(熱硬化工程)。
【0081】
最後に、外装部36に沿って端子部35を折曲する(図9(g))。
【0082】
上記構成のコイル部品は以下の作用を有する。
【0083】
このコイル部34のリング部32は、金属平板からなるので、高周波領域で作動し、インダクタンス値および微小直流抵抗値を確保しつつ、大電流に対応できる。
【0084】
図1に示すように、平面状に配置した金属平板からなるこのリング部32は、リング連接部31で連接された互いに隣接するリング部32の中心(O)を結ぶ中心線(C)とによって形成される角度(R1)と、端子部35と接続されたリング部32の中心線(C)とリング部32の中心(O)から端子部35を形成した端部に向かって延長した延長線との角度(R2)の総和を略180度にしているので、リング部32を互いに上下に重ね合わせることが容易である。
【0085】
このリング部32は、外径が略同等で、エッチング又は打ち抜きにより形成しているので、リング部32が容易に精度よく形成され、特性のバラツキを抑制できる。特に、周縁部40を面取りしているので、図10(a)に示すように、絶縁被膜層41がリング部32の周囲に均等に形成でき、図10(b)に示すように、リング部32を上下に重ね合わせた際、上下方向から応力等が加わっても、リング部32の周縁部40によって、隣接する上下のリング部32が互いに傷つくこと(A部分における被膜剥離)も抑制できる。面取りをしない場合は、図11(a)に示すように、絶縁被膜層41がリング部32の周囲に均等に形成できず、図11(b)に示すように、リング部32を上下に重ねた際、上下のリング部32が互いに傷つきやすくなる(A部分における被膜剥離)。
【0086】
また、リング部32には、リング連接部31を除いて、絶縁被膜層41を設けているので、上下に重ね合わせたリング部32において、短絡を抑制できる。特に、リング連接部31を除いて、絶縁被膜層41を設けているので、リング連接部31を折曲した際に、絶縁被膜層41が破れたりすることがなく、絶縁被膜層41の破れに起因した特性劣化を抑制することができる。図12(a)〜(c)に示すように、リング連接部31を折曲した際、特に、図12(c)に示すように、折曲された部分において、絶縁被膜層41が形成されていないので、この折曲に応じて(折曲すればリング連接部31の内側と外側において膨張伸縮具合が異なる)、絶縁被膜層41が伸縮させられたり膨張させられたりすることがなく、絶縁被膜層41の破れを抑制できる。
【0087】
さらに、リング部32には、リング部32が互いに連接されるリング部32の円弧状部38の端部に、切欠部37に向かって、リング部32の円周方向に突出部39を延設しているので、リング部32を上下に重ね合わせた際、上下方向から応力等が加わっても、切欠部37を介して隣接する上下のリング部32が変形し互いに接触したりすることがなく短絡を抑制できる。突出部39を延設しない場合は、図14(a)、(b)に示すように、上下のリング部32は変形し互いに接触するが、突出部39を延設した場合は、図13(a)に示すように、上下のリング部32の変形が抑制され互いに接触しない。
【0088】
このとき、図13(b)に示すように、このリング部32のリング連接部31は、端子部35を形成する端部を結んだ直線に対して略45度の位置にリング連接部31を配置(外装部36の角部43にリング連接部31を配置)できるので、実装面積を低減し小型化を図ることができる。
【0089】
また、リング連接部31には折曲用の溝部42を設けているので折曲が容易に的確にでき、リング部32が撓んだり、リング連接部31にクラックが生じたりすることがない。特に、溝部42は、リング連接部31で連接された互いに隣接するリング部32の中心(O)を結ぶ中心線(C)と垂直方向(V)に設けているので、的確にリング部32を上下に重ね合わせることができる。
【0090】
このコイル部34の端子部35は、平面状に配置した金属平板からなる複数のリング部32において、段差30を設けて形成しており、一方の端子部35に設けた段差30と他方の端子部35に設けた段差30とは、リング部32を上下に重ね合わせた際、互いに近づき合う方向に向かって設けているので、コイル部34の高さ方向において、端子部35は中央近傍に配置され、実装時における使い勝手がよい。段差30がない場合は、図15に示すように、外装部36の形成時にコイル部34のゆがみが生じて、端子部35が中央近傍に配置されにくい。
【0091】
特に、リング連接部31を折曲してリング部32を上下に重ね合わせたコイル部34において、端子部35が形成されるリング部32の円弧状部38の両端部をリング部32の中心(O)に対して相対向する位置に配置(円弧状部38の両端部と中心(O)とを同一直線上に配置)できるので、実装時における端子部35の方向性等を考慮する必要がなく使い勝手がよい。
【0092】
この際、端子部35は、リング部32の中心(O)から円弧状部38の端部に向かって延長した延長線(E)上に設けることにより、端子部35はリング部32の中心(O)に対して互いに相対向する位置に的確に配置(端子部35と中心(O)とを同一直線上に配置できる)できるので、実装時における端子部35の方向性等を考慮する必要がなく使い勝手がより向上する。
【0093】
また、リング連接部31は外形を角柱状とした外装部36の角部43に配置するととも に、端子部35は外装部36の角部間44に配置しているので、外形寸法を小さくすることができ小型化することができる。
【0094】
さらに、外装部36は、金型49を用いて加圧成形するが、外装部36を形成する圧粉体45は固形物となるので、金型49とコイル部34との間で圧粉体45の量が再加圧成形時に変動しにくく、外装部36の被覆厚さがコイル部34の周囲全体に渡って均一になりやすく、特性バラツキを抑制できるとともに、圧粉体45自体によってコイル部34を支持できるのでコイル部34の位置決めが的確になり外装部36の不良成形を防止できる。
【0095】
この際、圧粉体45の硬度部はコイル部34の一面を強固に支持するので、再加圧成形時にコイル部34の位置ずれが生じにくく、コイル部34の位置決めが的確にできる。
【0096】
特に、圧粉体45には再加圧成形する際に圧粉体45の形状がくずれる硬度の弱硬度部を設けて、この弱硬度部がコイル部34を被覆するように圧粉体45を再加圧成形しているので、圧粉体45の弱硬度部はその形をくずしながら、くずれた圧粉体45の弱硬度部がコイル部34との間に隙間なく充填される。これにより、磁気ギャップを減少させて磁気効率も向上することができる。
【0097】
さらに、コイル部34を内包する内包厚寸法(コイル部34と外装部36の表面との距離)をコイル部34の貫通孔33の直径よりも小さくなるまで、コイル部34の上方部分に対応する外装部36の上面部50とコイル部34の下方部分に対応する外装部36の下面部51とを薄く形成して全体として低背化を図っても、上面部50の密度および下面部51の密度を中間部52の密度よりも大きくしているので、上面部50および下面部51において磁気飽和の発生を抑制することができる。
【0098】
すなわち、コイル部34の貫通孔33の内部は、外装部36の中間部52に相当するが、この中間部52の密度よりも外装部36の上面部50および下面部51の密度の方が大きいので、貫通孔33の内部を通過する磁束が、貫通孔33の直径よりも小さい上面部50および下面部51を通過しても、上面部50および下面部51では中間部52よりも密度が大きい分だけ透磁率を大きくすることができ、上面部50および下面部51において磁気飽和を発生させずに、低背化を図ることができるものである。
【0099】
また、本発明の製造方法によれば、上記コイル部品を製造することができる。
【0100】
このように本発明の一実施の形態によれば、リング部32は金属平板からなるので、高周波領域で作動し、インダクタンス値および微小直流抵抗値を確保しつつ、大電流に対応できる。
【0101】
本発明の一実施の形態では、リング部32が3個のものを用いたが、図16に示すように、リング部32が4個のものを用いてもよい。
【0102】
図17に示すように、この4つのリング部32にはリング連接部31を除いて絶縁被膜層41を形成し、図18に示すように、リング連接部31を折曲してコイル部34を形成する。
【0103】
この際、円弧状部38の一方の端部に形成したリング連接部31の長さ(T1)を、他方の端部に形成したリング連接部31の長さ(T2)よりも長くしてもよい。
【0104】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、リング部は金属平板からなるので、高周波領域で作動し、インダクタンス値および微小直流抵抗値を確保しつつ、大電流に対応したコイル部品の製造方法を提供できる。
【0105】
また、リング連接部で連接された互いに隣接するリング部の中心を結ぶ2つの中心線とによって形成される角度と、端子部を接続したリング部の端部に向かってリング部の中心から延長した延長線と中心線との角度の和を180度にしているので、リング部を互いに上下に重ね合わせることが容易である。
【0106】
特に、リング連接部を折曲してリング部を上下に重ね合わせたコイル部は、端子部を接続したリング部の端部をリング部の中心に対して相対向する位置に配置(リング部の両端部とリング部の中心とを同一直線上に配置)できるので、実装時における端子部の方向性等を考慮する必要がなく使い勝手がよい。
【0107】
このとき、端子部を形成する端部を結んだ直線に対して略45度の位置にリング連接部を配置(外装部の角部にリング連接部を配置)できるので、実装面積を低減し小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態におけるコイル部品の平面状に配置した金属平板からなる複数のリング部の平面図
【図2】 同コイル部品のコイル部の斜視図
【図3】 同コイル部品の斜視図
【図4】 同コイル部品の断面図
【図5】 同コイル部品に用いる絶縁被膜層を施したリング部の平面図
【図6】 同コイル部品に用いる絶縁被膜層を施したリング部の断面図
【図7】 (a)リング部の折曲前のリング連接部近傍の断面図
(b)リング部の折曲後のリング連接部近傍の断面図
【図8】 他のリング部の折曲前のリング連接部近傍の断面図
【図9】 同コイル部品の製造工程図
【図10】 (a)絶縁被膜層を施した面取り加工済の同コイル部品のリング部の断面図
(b)同リング部を重ね合わせた際のリング部の外周縁近傍の断面図
【図11】 (a)絶縁被膜層を施した面取り未加工のリング部の断面図
(b)同リング部を重ね合わせた際のリング部の外周縁近傍の断面図
【図12】 同コイル部品の製造工程におけるリング部の折曲工程を示す工程図
【図13】 (a)突出部を延設したリング部の外装部形成後の変形具合を示す断面図
(b)同リング部の平面図
【図14】 (a)突出部を非延設したリング部の外装部形成後の変形具合を示す断面図
(b)同リング部の平面図
【図15】 段差がない場合における同コイル部品の断面図
【図16】 他の実施の形態におけるコイル部品の平面状に配置した金属平板からなる4つのリング部の平面図
【図17】 絶縁被膜層を施した同リング部の平面図
【図18】 同リング部の折曲工程を示す工程図
【図19】 従来のコイル部品の分解斜視図
【符号の説明】
30 段差
31 リング連接部
32 リング部
33 貫通孔
34 コイル部
35 端子部
36 外装部
37 切欠部
38 円弧状部
39 突出部
40 周縁部
41 絶縁被膜層
42 溝部
43 角部
44 角部間
45 圧粉体
46 背面部
47 中脚部
48 外脚部
49 金型
50 上面部
51 下面部
52 中間部
52a 内側中間部
52b 外側中間部
53 凹部

Claims (14)

  1. 貫通孔を有するコイル部と、前記コイル部に接続した端子、前記コイル部を被覆するとともに前記端子部を突出させた外装部とを備え、前記コイル部は、金属平板に金属平面状に配置した、切欠部を形成した複数のリング部と、前記リング部の端部に形成し複数の前記リング部を連接したリング連接部と、前記リング部と連接されていない前記リング部の端部に接続した端子部とを、複数の前記リング部が上下に重なり合うように前記リング連接部で折曲して形成しており、前記金属平板に平面状に配置し形成した複数の前記リング部において、互いに隣接する前記リング部の中心を結ぶ2つの中心線によって形成される角度と、前記端子部を接続した前記リング部の端部に向かって前記リング部の中心から延長した延長線と前記中心線とによって形成される角度との総和を180度にしたコイル部品。
  2. 前記端子部は、前記端子部を接続した前記リング部の端部に向かって前記リング部の中心から延長した延長線上に設けた請求項1記載のコイル部品。
  3. 前記リング連接部には折曲用の溝部を設けた請求項1記載のコイル部品。
  4. 前記溝部は、前記リング連接部で連接された互いに隣接する前記リング部の中心を結ぶ中心線と垂直方向に設けた請求項3記載のコイル部品。
  5. 前記リング連接部を形成した前記リング部の端部には、前記切欠部に向かって、前記リング部の円周方向に突出部を延設した請求項1記載のコイル部品。
  6. 前記リング部の外径は同等とした請求項1記載のコイル部品。
  7. 前記リング部の周縁部を面取りした請求項1記載のコイル部品。
  8. 前記端子部には段差を設け、一方の前記端子部に設けた段差と他方の前記端子部に設けた段差とは、前記リング部を上下に重ね合わせた際、互いに近づき合う方向に向かって設けた請求項1記載のコイル部品。
  9. 前記リング部には、前記リング連接部を除いて、絶縁被膜層を設けた請求項1記載のコイル部品。
  10. 前記外装部の外形を角柱状とし、前記リング連接部を前記外装部の角部に配置するとともに、前記端子部を前記外装部の前記角部間に配置した請求項1記載のコイル部品。
  11. エッチング又は打ち抜きにより、前記リング部と、前記リング連接部と、前記端子部とを形成した請求項1記載のコイル部品。
  12. 外装部は、熱硬化性樹脂を含有した結合剤と磁性粉末とを前記熱硬化性樹脂が完全硬化しない非加熱状態で混合するとともに加圧成形した圧粉体を、前記コイル部を被覆するように再加圧成形するとともに前記熱硬化性樹脂が完全硬化するように加熱して成形しており、前記圧粉体には再加圧成形する際に前記圧粉体の形状がくずれる硬度の弱硬度部を設けるとともに、前記圧粉体を2個成形し、前記圧粉体の前記弱硬度部が前記コイル部を被覆するように前記圧粉体を再加圧成形した請求項1記載のコイル部品。
  13. 圧粉体には再加圧成形する際に前記圧粉体の形状がくずれない硬度の強硬度部と前記再加圧成形する際に前記圧粉体の形状がくずれる硬度の弱硬度部とを設け、外装部は少なくとも一方の前記圧粉体の前記強硬度部がコイル部の一面を支持するようにした請求項12記載のコイル部品。
  14. 外装部は、磁性粉末を含有した圧粉磁心であって、コイル部の上方部分に対応する上面部と、前記コイル部の下方部分に対応する下面部と、前記コイル部の高さ部分に対応する中間部とを有し、前記コイル部を内包する内包厚寸法を前記コイル部の貫通孔の直径よりも小さくするとともに前記上面部の密度および前記下面部の密度を前記中間部の密度よりも大きくした請求項1記載のコイル部品。
JP2002268539A 2002-09-13 2002-09-13 コイル部品 Expired - Fee Related JP3707460B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002268539A JP3707460B2 (ja) 2002-09-13 2002-09-13 コイル部品
US10/657,105 US6985062B2 (en) 2002-09-13 2003-09-09 Coil component and method of producing the same
EP20030020805 EP1398803A1 (en) 2002-09-13 2003-09-12 Coil component and method of producing the same
MYPI20033489A MY134389A (en) 2002-09-13 2003-09-12 Coil component and method of producing the same
CNB031593976A CN1300810C (zh) 2002-09-13 2003-09-12 线圈元件及其制造方法
US11/259,075 US7469469B2 (en) 2002-09-13 2005-10-27 Coil component and method of producing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002268539A JP3707460B2 (ja) 2002-09-13 2002-09-13 コイル部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004111456A JP2004111456A (ja) 2004-04-08
JP3707460B2 true JP3707460B2 (ja) 2005-10-19

Family

ID=32266730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002268539A Expired - Fee Related JP3707460B2 (ja) 2002-09-13 2002-09-13 コイル部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3707460B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022109120A1 (en) * 2020-11-18 2022-05-27 Radyne Corporation Multi-layer parallel plane inductor with field control pockets

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3707461B2 (ja) * 2002-09-13 2005-10-19 松下電器産業株式会社 コイル部品の製造方法
JP2006237398A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Tdk Corp コイル部品
WO2009075110A1 (ja) * 2007-12-12 2009-06-18 Panasonic Corporation インダクタンス部品およびその製造方法
JP5093013B2 (ja) * 2008-09-16 2012-12-05 パナソニック株式会社 コイル部品の製造方法
JP5071365B2 (ja) * 2008-12-18 2012-11-14 パナソニック株式会社 コイル部品
JP5403823B2 (ja) * 2010-08-30 2014-01-29 アルプス・グリーンデバイス株式会社 コイル封入圧粉コア
JP5903650B2 (ja) * 2011-01-27 2016-04-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 コイル部品およびその製造方法
JP5877296B2 (ja) * 2011-03-16 2016-03-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 コイル部品およびその製造方法
JP6337393B2 (ja) * 2014-05-08 2018-06-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 コイルの製造方法及びコイル
JP2018082091A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 Tdk株式会社 コイル装置
JP7253149B2 (ja) * 2020-04-20 2023-04-06 株式会社村田製作所 巻線体、及び巻線体の製造方法、並びにコイル部品

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547051Y2 (ja) * 1971-06-10 1980-11-05
JPS61184806A (ja) * 1985-02-12 1986-08-18 Tokyo Kosumosu Denki Kk らせん状コイル
JPH0685283B2 (ja) * 1986-07-10 1994-10-26 富士電機株式会社 整形導体からなる高電圧絶縁導体
JPH02288310A (ja) * 1989-04-28 1990-11-28 Furukawa Electric Co Ltd:The フラットコイル
JP3108931B2 (ja) * 1991-03-15 2000-11-13 株式会社トーキン インダクタ及びその製造方法
JPH0677077A (ja) * 1992-08-28 1994-03-18 Cosel Usa Inc トランス巻線の製造方法
JPH09275023A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Nippon Electric Ind Co Ltd 連続折曲コイル及びこの連続折曲コイルの製造方法並びにこのコイルを用いた高周波トランス及び高周波リアクタ
JP3204243B2 (ja) * 1999-03-12 2001-09-04 株式会社村田製作所 表面実装型コイル部品
JP3368871B2 (ja) * 1999-07-23 2003-01-20 松下電器産業株式会社 インダクタ部品およびその製造方法
JP3642277B2 (ja) * 2000-12-28 2005-04-27 松下電器産業株式会社 コイル部品の製造方法
JP3612028B2 (ja) * 2001-02-27 2005-01-19 松下電器産業株式会社 コイル部品の製造方法
JP3707461B2 (ja) * 2002-09-13 2005-10-19 松下電器産業株式会社 コイル部品の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022109120A1 (en) * 2020-11-18 2022-05-27 Radyne Corporation Multi-layer parallel plane inductor with field control pockets

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004111456A (ja) 2004-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7469469B2 (en) Coil component and method of producing the same
JP4566649B2 (ja) 磁性素子
JP4781223B2 (ja) インダクタンス素子
KR20120014563A (ko) 표면 실장 자성 부품 및 그 제작 방법
JP3707460B2 (ja) コイル部品
US8736412B2 (en) Magnetic element
JP2003309024A (ja) コイル封入型磁性部品及びその製造方法
JP2015231024A (ja) リアクトル
JP3707461B2 (ja) コイル部品の製造方法
JP2017220573A (ja) コイル部およびコイル装置
JP7124429B2 (ja) コイル部品およびコイル装置
JP2008147324A (ja) インダクタンス素子
US20210383954A1 (en) Inductive device and manufacturing method thereof
JP6614024B2 (ja) コイル部およびコイル装置
CN111627650B (zh) 磁性元件及其制备方法
JP2018133499A (ja) リアクトルおよびその製造方法
JP6927115B2 (ja) 面実装インダクタおよびその製造方法
JP2006351764A (ja) 磁性素子および磁性素子の製造方法
JP5154960B2 (ja) 磁性素子およびその製造方法
JP2015201537A (ja) コイル部品およびその製造方法
JP2005311115A (ja) チョークコイルおよびその製造方法
US20240038435A1 (en) Method of manufacturing inductive device
TWI754575B (zh) 電感元件及其製造方法
JP2003217945A (ja) ポット型コア・リベット型コアチョークコイル
JP2005217084A (ja) インダクタ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050520

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050725

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3707460

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080812

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120812

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130812

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees