JP6337393B2 - コイルの製造方法及びコイル - Google Patents

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Description

本発明は、複数の環状導体を積み重ねてコイルを製造するコイルの製造方法及びコイルに関するものである。
コイルは、コアとともに、トランス又はリアクトルなどの磁気部品で使用される。トランスは、例えば、直流電圧の変換回路である絶縁型DC‐DCコンバータの主要部品として使用される。そのようなトランスは、1次コイルと2次コイルとの巻数比に従って、1次コイルに入力された電圧を、2次コイル側で別値の電圧に変換する機能を有する。一方、リアクトルは、例えば、バッテリとインバータとの間の昇圧コンバータ内で使用され、エネルギーの蓄積と放電とを交互に行うことにより、電圧を変換する機能を有する。
トランス又はリアクトルなどの磁気部品は、作動時にコイルが発熱し、その発熱により温度が過剰に上昇する。すると、磁気部品の作動安定性が損なわれ、セットの誤動作又は破壊に至る可能性がある。したがって、温度上昇を抑制するため、磁気部品を冷却する仕組みが必要となる。
これに対し、従来の磁気部品は、コアとコイルとの隙間、及び、磁気部品と冷却器との間に、放熱用のポッティング樹脂を充填することで冷却している(例えば、特許文献1参照)。図11A及び図11Bは、特許文献1に記載された従来のリアクトルの冷却構造を断面により示した図である。
図11Aにおいて、リアクトルは、コア1と、コア1に設けられたボビン2と、ボビン2に設けられたコイル3と、コア1、ボビン2、及びコイル3を収容するケース4とを備えている。コア1及びコイル3とケース4の底壁の隙間と、コア1の下半分の範囲であってコア1とコイル3との隙間のみに、コイル3及びコア1の放熱性を確保するためのポッティング樹脂5が充填されている。
この構成により、コア1の下端面と、コイル3の外周面の一部とが同一平面上に配置され、ポッティング樹脂5を介してケース4の底壁と対向する。したがって、コイル3で発生する熱が、コア1の下端面とコイル3の外周面の一部から、ポッティング樹脂5及びケース4を介して、リアクトルの下部に設置される冷却器へと伝導することができる。
特開2010−147130号公報
しかしながら、前記従来の構成では、図11Bに、図11Aのh−h´線の断面を真上から見た図を示すとおり、コイル3に放熱用ポッティング樹脂5が入り込む開口部がないため、コイル3の間に放熱用ポッティング樹脂5を充填することができない。したがって、コイル3の内側(コア1の中脚部側)で発生する熱を、リアクトルの下部に設置される冷却器へ伝達することができない。
本発明の前記態様は、前記従来の課題を解決するもので、コイルの温度上昇を抑制できて放熱性が良好なコイルの製造方法及びコイルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の1つの態様にかかるコイルの製造方法は、開口部を有する複数の環状導体を、隣接する前記環状導体の前記開口部同士が互いに異なる位置になるように前記複数の環状導体を積み重ねたのち、前記開口部を含む各環状導体内に樹脂を注入して、コイルを製造し、
前記複数の環状導体を積み重ねて積層するとき、前記環状導体のそれぞれは、前記環状導体の中心に関して同心円状に複数本に分割されている環状導体を使用して積層するとともに、
前記複数本に分割された分割環状導体の最内周の分割環状導体及び最外周の分割環状導体とそれぞれ隣接する環状導体の間の隙間の幅が、他の環状導体と隣接する環状導体の間の隙間の幅よりも広い状態で、前記樹脂がそれぞれの隙間内に注入される。
以上のように、本発明の前記態様にかかるコイルの製造方法によれば、環状導体の開口部に樹脂(例えば放熱性ポッティング樹脂)を充填することができる。よって、前記コイルの製造方法によれば、コイルで発生する熱を、コイルの外部の部材(例えば冷却器)へ効果的に伝達し、コイルの温度上昇を抑制できて、放熱性が良好なコイルの製造方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態におけるコイルの製造方法において、環状導体の積層を示す図 図1Aのコイルの製造方法において、樹脂を注入した積層環状導体を示す図 図1Bのa−a´線の断面図 図1Bのb−b´線の断面図 本発明の第1実施形態におけるコイルの展開例において、図1Aのコイルをボビンに組込んで樹脂を注入したときの図1Bのa−a´線の断面図 第1実施形態におけるコイルの展開例において、図1Aのコイルをボビンに組込んで樹脂を注入したときの図1Bのb−b´線の断面図 本発明の第1実施形態におけるコイルの実現方法において、折り曲げコイルの連続環状導体の形状を示す図 図3Aのc−c´線付近の断面図 第1実施形態におけるコイルの実現方法において、折り曲げた折り曲げコイルを示す図 本発明の第2実施形態におけるコイルの製造方法において、図1Bのa−a´線に相当する切断線の位置での断面図 図1Bのb−b´線に相当する切断線の位置での断面図 本発明の第3実施形態におけるコイルの製造方法において、図1Bのa−a´線に相当する切断線の位置での断面図 図1Bのb−b´線に相当する切断線の位置での断面図 本発明の第3実施形態におけるコイルの実現方法において、折り曲げコイルの連続環状導体の形状を示す図 図6Aのc−c´線付近の断面図 本発明の第4実施形態におけるコイルの製造方法において、図1Bのa−a´線に相当する切断線の位置での断面図 図1Bのb−b´線に相当する切断線の位置での断面図 本発明の第5実施形態におけるコイルの製造方法において、図1Bのa−a´線に相当する切断線の位置での断面図 図1Bのb−b´線に相当する切断線の位置での断面図 本発明の第6実施形態におけるコイルの製造方法において、図1Bのa−a´線に相当する切断線の位置での断面図 図1Bのb−b´線に相当する切断線の位置での断面図 本発明の第7実施形態におけるコイルの製造方法において、図1Bのa−a´線に相当する切断線の位置での断面図 図1Bのb−b´線に相当する切断線の位置での断面図 特許文献1に記載された従来のリアクトルの冷却構造の断面図断面図 図11Aのh−h´線の断面を真上から見た断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1A及び図1Bは、本発明の第1実施形態におけるコイル20の製造方法を示した図である。図1A及び図1Bでは、積層数6層(6巻き)の反時計周りのコイル用環状導体積層体19及びコイル20を例に説明する。図1A及び図1Bは、コイル用環状導体積層体19及びコイル20の1巻き目から6巻き目の形状及び接続方法を示した図である。
コイル20は、始点と終点とをそれぞれ有する複数の環状導体、一例として、6枚のC字板状の積層された環状導体C1〜C6で形成されるコイル用環状導体積層体19と、合成樹脂の樹脂層Rとで構成されている。コイル用環状導体積層体19では、隣接する環状導体の始点と終点とをそれぞれ電気的に接続している。
各環状導体C1〜C6は、コイル用環状導体積層体19の中心軸周りのある開口角度θで開口した開口部10を有するC字板状の環状導体であり、始点S1と終点E1とを有する。すなわち、1巻き目の環状導体C1は、コイル用環状導体積層体19の中心軸周りのある開口角度θで開口しているC字板状の環状導体であり、始点S1と終点E1とを有する。2巻き目のC字板状の環状導体C2は、1巻き目の環状導体C1を中心軸周りに時計周りに開口角度θだけ回転させて位相を異ならせて配置され、始点S2と終点E2を有する。3巻き目のC字板状の環状導体C3は、2巻き目の環状導体C2を時計周りに開口角度θだけ回転させて位相を異ならせて配置され、始点S3と終点E3とを有する。4巻き目のC字板状の環状導体C4は、3巻き目の環状導体C3を時計周りに開口角度θだけ回転させて位相を異ならせて配置され、始点S4と終点E4とを有する。5巻き目のC字板状の環状導体C5は、4巻き目の環状導体C4を時計周りに開口角度θだけ回転させて位相を異ならせて配置され、始点S5と終点E5とを有する。6巻き目のC字板状の環状導体C6は、5巻き目の環状導体C5を時計周りに開口角度θだけ回転させて位相を異ならせて配置され、始点S6と終点E6とを有する。
まず、環状導体C1の終点E1と環状導体C2の始点S2を接続する。また、環状導体C2の終点E2と環状導体C3の始点S3を接続する。また、環状導体C3の終点E3と環状導体C4の始点S4を接続する。また、環状導体C4の終点E4と環状導体C5の始点S5を接続する。また、環状導体C5の終点E5と環状導体C6の始点S6を接続する。このようにして、巻き始めを環状導体C1の始点S1とし、巻き終わりを環状導体C6の終点E6とする反時計周りの積層数6層の6巻きコイル用環状導体積層体19を形成する。この結果、図1Aに示すコイル用環状導体積層体19は、隣接する環状導体C1〜C6の開口部10同士が互いに異なる位置に設けられている。
次に、上記のような方法で形成した6巻きコイル用環状導体積層体19を図示しないケースなどに入れ、ケース内に合成樹脂を注入して樹脂層Rを形成して、コイル20を製造する。このとき、樹脂層Rを構成する樹脂は、一例として、熱伝導率が1W/m・K以上の放熱用ポッティング樹脂が好ましい。コイル用環状導体積層体19は樹脂層Rで覆われるとともに、コイル用環状導体積層体19内の隙間にも樹脂が入り込んで、樹脂層Rが形成される。
図1Bに、樹脂を環状導体C1〜C6内に注入して樹脂層Rを形成した後の環状導体C1〜C6の形状を展開して示す。実際には、コイル20全体が樹脂層Rで覆われているが、ここでは、説明のため、模式的に、環状導体C1〜C6を積層方向と直交する方向のある平面でそれぞれ切ったときの環状導体C1〜C6の断面形状及びその内部の状態を示す。環状導体C1〜C6は、各環状導体C1〜C6の開口部10より樹脂が各環状導体C1〜C6の中心に向かってそれぞれ注入されて充填されて樹脂層Rが形成されている。
図1Cに、導体幅d及び導体厚さeをそれぞれ有する環状導体C1〜C6の6巻きコイル20を図1Bのa−a´線で切った断面図を示す。また、図1Dに、同じ6巻きコイル20を図1Bのb−b´線で切った断面図を示す。図1Cでは、環状導体C1の一部と環状導体C4の一部とが開口部10で開口されている。また、図1Dでは、環状導体C2の一部と環状導体C5の一部とがそれぞれ開口部10で開口されている。このため、開口部10及びコイル20の中心部に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成された形状となる。
かかる構成によれば、環状導体C1〜C6の開口部10がコイル20の異なる位置に設けられ、放熱性ポッティング樹脂を注入することで、環状導体C1〜C6の開口部10に放熱性ポッティング樹脂を充填して樹脂層Rを形成することができる。この結果、放熱性ポッティング樹脂を利用して、コイル20で発生した熱を、コイル20の外部、例えば、冷却器へ効果的に伝達することができる。
なお、本発明の第1実施形態では、積層数が6層の反時計回りのコイル20を用いて説明しているが、積層数は何層でも同様の効果が得られることは明白である。
図2A及び図2Bにて、本発明の第1実施形態の展開例を説明する。図2A及び図2Bでは、積層数6層(6巻き)の反時計周りのコイル21を例に説明する。図1Aで示すコイル用環状導体積層体19を絶縁性のボビンBに組み込み、樹脂を注入して樹脂層Rを形成する。図2Aに、導体幅d及び導体厚さeをそれぞれ有する環状導体C1〜C6の6巻きコイル21を、図1Bのa−a´線で切った断面図を示す。図2Bに、同じ6巻きコイル21を、図1Bのb−b´線で切った断面図を示す。図2Aでは、環状導体C1の一部と環状導体C4の一部とが開口部10で開口されている。また、図2Bでは、環状導体C2の一部と環状導体C5の一部とが開口部10で開口されている。このため、開口部10及びコイル用環状導体積層体19とボビンBとの間に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成された形状となる。
かかる構成によれば、コイル用環状導体積層体19をボビンBに組込んだ際にも、コイル21で発生した熱を、樹脂を利用して、コイル21の外部に効果的に逃がすことができる。
なお、本発明の第1実施形態の展開例では、積層数6層の反時計回りのコイル21を用いて説明しているが、積層数は何層でも同様の効果が得られることは明白である。
さらに、本発明の第1実施形態の展開例で示したコイル21を、上下から磁心で挟み込むことで、放熱性が良好なトランス、リアクトル、又は、チョークコイルを形成することができる。
ここで、コイル用環状導体積層体19の積層方法の別の例について、図3A及び図3Bを用いて説明する。図3A及び図3Bでは、積層数6層(6巻き)の反時計周りの折り曲げ型式のコイル用環状導体積層体を例に説明する。図3Aは、折り曲げコイル用環状導体積層体として使用する連続環状導体22の形状を展開して示した図である。6個の環状導体C1〜C6を含む連続環状導体22は、図3Aのように、180度以下の開口角度θで開口しているC字板状の環状導体が、千鳥状に交互に反転させた同一形状の連続波形の平板導体により形成される。また、隣接する環状導体C1〜C6のそれぞれの境界には、図3Aに示すような、線状の折り目の溝O1、O2、O3、O4、O5が形成されている。図3Bに、一例として、折り目の溝O3の図3Aのc−c´線付近の断面を説明するための斜視図を示す。折り目の溝O3は、導体厚さeの環状導体C3,C4の境界部分に、幅hでかつ深さiで形成されている。図3Cは、図3Aの連続環状導体22を、折り目の溝O1、O2、O3、O4、O5でそれぞれ蛇腹折りすることで形成された、コイル用折り曲げ環状導体積層体23を示す。図3Cのコイル用折り曲げ環状導体積層体23に樹脂を注入すると、開口部10及びコイル用折り曲げ環状導体積層体23の中心部に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成された形状を実現できる。
なお、本発明の第1実施形態の実現方法では、積層数6層のコイル用折り曲げ環状導体積層体23を用いて説明しているが、積層数は何層でも同様に実現できる。また、折り曲げ以外の方法でも、同様の積層されたコイルを形成してもよい。
(第2実施形態)
図4A及び図4Bは、本発明の第2実施形態におけるコイル24を示した図である。図4A及び図4Bでは、積層数6層(6巻き)の反時計周りのコイル24を例に説明する。図4A及び図4Bにおいて、図1A及び図1Bと同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図1Aにおいて、環状導体C1〜C6を接続する際、隣接する環状導体C1〜C6間に樹脂が注入されるように、隣接する環状導体C1〜C6との間に所定間隔の隙間f(ほぼ等間隔の隙間f)を持たせながら、巻き始めを環状導体C1の始点S1とし、巻き終わりを環状導体C6の終点E6とする反時計周りの積層数6層の6巻きコイル用環状導体積層体を形成し、樹脂を注入して樹脂層Rが形成されたコイル24を構成する。樹脂注入後の各環状導体C1〜C6の形状は、隙間fを除いて、図1Bと同じである。隙間fは、隣接する環状導体C1〜C6の始点と終点とのそれぞれの接続部において、例えば、所定の隙間fの寸法を有する接続材を介して接続部同士を接続することで、隣接する環状導体C1〜C6との間に隙間fが確保されるように接続することができる。
図4Aに、導体幅d及び導体厚さeをそれぞれ有する環状導体C1〜C6の6巻きコイル24を図1Bのa−a´線に相当する切断線の位置で切った断面図を示す。図4Bに、同じ6巻きコイル24を、図1Bのb−b´線に相当する切断線の位置で切った断面図を示す。図4Aでは、環状導体C1の一部と環状導体C4の一部とが開口部10で開口されている。また、図4Bでは、環状導体C2の一部と環状導体C5の一部とが開口部10で開口されている。このため、開口部10及びコイル用環状導体積層体の中心部に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成された形状となる。
さらに、隣接する環状導体C1〜C6間にそれぞれ設けた接続部の隙間fにより、開口部10以外の各環状導体C1〜C6間の隙間fにも樹脂が充填されて樹脂層Rが形成された形状となる。
かかる構成によれば、各環状導体C1〜C6の上下方向に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成され、コイル24で発生した熱の逃げ道が増えることになる。このため、本発明の第1実施形態よりも、樹脂を利用して、コイル24で発生した熱をより効果的に逃がすことができる。
なお、本発明の第2実施形態では、積層数6層の反時計回りのコイル24を用いて説明しているが、積層数は何層でも同様の効果が得られることは明白である。また、本発明の第2実施形態のコイル24も、本発明の第1実施形態と同様の方法で実現でき、同様の展開が可能である。また、折り曲げ以外の方法でも、同様の積層されたコイルを形成してもよい。
(第3実施形態)
図5A及び図5Bは、本発明の第3実施形態におけるコイル25を示した図である。図5A及び図5Bでは、積層数6層(6巻き)の反時計周りのコイル25を例に説明する。図5A及び図5Bにおいて、図4A及び図4Bと同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図5Aに、導体幅d、及び導体厚みeをそれぞれ有する環状導体C1〜C6の6巻きコイル25を図1Bのa−a´線に相当する切断線の位置で切った断面図を示す。図5Bに、同じ6巻きコイル25を図1Bのb−b´線に相当する切断線の位置で切った断面図を示す。図5Aでは、環状導体C1の一部と環状導体C4の一部とが開口部10で開口されている。また、図5Bでは、環状導体C2の一部と環状導体C5の一部とが開口部10で開口されている。このため、開口部10及びコイル25の中心部に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成された形状となる。
さらに、本発明の第3実施形態では、各環状導体C1〜C6間に設けた接続部の隙間f1、f2、f3の寸法が、コイル25の積層方向の中心部(図5では、環状導体C3と環状導体C4)に向かって徐々に広くなるように構成されている。環状導体C1と環状導体C2との間の隙間f1及び環状導体C5と環状導体C6の間の隙間f1に樹脂がそれぞれ充填されて樹脂層Rが形成されている。また、環状導体C2と環状導体C3の間の隙間f2及び環状導体C4と環状導体C5間の隙間f2に樹脂がそれぞれ充填されて樹脂層Rが形成されている。また、環状導体C3と環状導体C4の間の隙間f3に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成されている。この結果、環状導体C1〜C6間の樹脂層Rの隙間f1、f2、f3の寸法の大小関係は、f1<f2<f3の関係で、コイル25の積層方向の中心部に向かって広くなっている。
かかる構成によれば、熱が逃げにくいコイル25の中心部の樹脂層Rを厚くして熱が逃げやすい構造にしている。このため、本発明の第2実施形態よりも、樹脂を利用して、コイル25で発生した熱を、より効果的に逃がすことができる。
なお、本発明の第3実施形態では、積層数6層の反時計回りのコイル25を用いて説明しているが、積層数は何層でも同様の効果が得られることは明白である。
ここで、コイル25の積層方法について、図6A及び図6Bを用いて説明する。図6A及び図6Bでは、積層数6層(6巻き)の反時計周りのコイル25を例に説明する。図6A及び図6Bにおいて、図3A及び図3Bと同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図6Aの連続環状導体26に示したとおり、図3Aの連続環状導体22と似ているように、環状導体C1〜C6の境界に線状の折り目の溝O1、O21、O22、O31、O32、O41、O42、O5が入っている。ただし、図3Aと異なるのは、隣接する環状導体の5個の境界のうちの3個の境界に2本の折り目の溝が形成されていることである。すなわち、環状導体C2と環状導体C3との境界には、所定間隔をあけて折り目の溝O21、O22の2本が形成されている。環状導体C3と環状導体C4との境界には、所定間隔をあけて折り目の溝O31、O32の2本が形成されている。環状導体C4と環状導体C5の境界には、所定間隔をあけて折り目の溝O41、O42の2本が形成されている。図6Bに、折り目の溝O31、O32の図6Aのc−c´線付近の断面図を示す。折り目の溝O31、O32は、導体厚さeの環状導体C3、C4に対して、幅hと、深さiと、折り目の溝O31、O32の間隔jとで形成されている。折り目の溝O31、O32の間隔jの寸法は、折り目の溝O21−O22間の間隔寸法=折り目の溝O41−O42間の間隔寸法<折り目の溝O31−O32間の間隔寸法、といった大小関係で、コイル25の積層方向の中心に向かって間隔が広くなっている。言い換えれば、折り目の溝O31−O32間の間隔寸法が前記間隔寸法f3に大略相当する。また、折り目の溝O21−O22間の間隔寸法が前記間隔寸法f2に大略相当する。折り目の溝O41−O42間の間隔寸法が前記間隔寸法f2に大略相当する。
図6Aの連続環状導体26を、折り目の溝O1、O21、O22、O31、O32、O41、O42、O5でそれぞれ蛇腹折りすることで、コイル用折り曲げ環状導体積層体を形成する。形成されたコイル用折り曲げ環状導体積層体に樹脂を注入すると、開口部10及びコイル25の中心部に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成された形状(図5A及び図5B参照)を実現できる。
なお、本発明の第3実施形態の実現方法では、積層数6層の積層コイル25を用いて説明しているが、積層数は何層でも同様に実現できる。また、本発明の第3実施形態のコイル25も、本発明の第1実施形態と同様の展開が可能である。また、折り曲げ以外の方法でも、同様の積層されたコイルを形成してもよい。
(第4実施形態)
図7A及び図7Bは、本発明の第4実施形態におけるコイル27を示した図である。図7A及び図7Bでは、積層数6層(6巻き)の反時計周りのコイル27を例に説明する。図7A及び図7Bにおいて、図4A及び図4Bと同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図7Aに、異なる導体幅d1、d2、d3及び導体厚さeを有する環状導体C1〜C6の6巻きコイル27を図1Bのa−a´線に相当する切断線の位置で切った断面図を示す。図7Bに、同じ6巻きコイル27を、図1Bのb−b´線に相当する切断線の位置で切った断面図を示す。図7Aでは、環状導体C1の一部と環状導体C4の一部とが開口部10で開口されている。図7Bでは、環状導体C2の一部と環状導体C5の一部とが開口部10で開口されている。このため、開口部10及びコイル27の中心部に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成された形状となる。
さらに、本発明の第4実施形態では、環状導体の平面方向の導体幅が、コイル27の積層方向の中心部(図7では、環状導体C3と環状導体C4と)に近い位置に配置されている環状導体ほど広くなる。すなわち、環状導体C1の導体幅と環状導体C6の導体幅とをそれぞれd1とし、環状導体C2の導体幅と環状導体C5の導体幅とをそれぞれd2とし、環状導体C3の導体幅と環状導体C4の導体幅とをそれぞれd3とするとき、d1<d2<d3の大小関係で、コイル27の積層方向の中心部に近い位置ほど導体幅が広くなっている。
かかる構成によれば、熱が逃げにくいコイル27の中心部の導体幅d3を他の部分よりも広くすることで、環状導体C3、C4の抵抗を小さくすることにより、発熱量を低減できる。この結果、樹脂を利用して、本発明の第2実施形態よりも、コイル27で発生した熱を、より効果的に逃がすことができる。
なお、本発明の第4実施形態では、積層数6層の反時計回りのコイル27を用いて説明しているが、積層数は何層でも同様の効果が得られることは明白である。また、本発明の第4実施形態のコイル27も、本発明の第1実施形態と同様の方法で実現でき、同様の展開が可能である。また、折り曲げ以外の方法でも、同様の積層されたコイルを形成してもよい。
(第5実施形態)
図8A及び図8Bは、本発明の第5実施形態におけるコイル28を示した図である。図8A及び図8Bでは、積層数6層(6巻き)の反時計周りのコイル28を例に説明する。図8A及び図8Bにおいて、図4A及び図4Bと同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図8Aに、導体幅d4及び導体厚さeをそれぞれ有する環状導体C1〜C6の6巻きコイル28を図1Bのa−a´線に相当する切断線の位置で切った断面図を示す。図8Bに、同じ6巻きコイル28を、図1Bのb−b´線に相当する切断線の位置で切った断面図を示す。図8Aでは、環状導体C1の一部と環状導体C4の一部とが開口部10で開口されている。図8Bでは、環状導体C2と環状導体C5の一部が開口部10で開口されている。このため、開口部10及びコイル28の中心部に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成された形状となる。
さらに、本発明の第5実施形態では、環状導体C1〜C6のそれぞれが、一定の隙間gを空けて、環状導体C1〜C6の中心に関して同心円状に同じ幅d4の4本のC字板状の分割環状導体31に分割され、環状導体C1〜C6の分割された各分割環状導体31の隙間gにも樹脂が充填されて樹脂層Rが形成されている。
かかる構成によれば、分割後の1本1本の分割環状導体31の左右上下全方向に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成され、コイル28で発生した熱の逃げ道がさらに増える。この結果、樹脂を利用して、本発明の第2実施形態よりも、コイル28で発生した熱を、より効果的に逃がすことができる。
なお、本発明の第5実施形態では、積層数6層の反時計回りのコイル28を用いて説明しているが、積層数は何層でも同様の効果が得られることは明白である。また、各環状導体が4本の分割環状導体31に分割されたコイル28を用いて説明しているが、分割数は何本でも同様の効果が得られることは明白である。また、本発明の第5実施形態のコイル28も、本発明の第1実施形態と同様の方法で実現でき、同様の展開が可能である。また、折り曲げ以外の方法でも、同様の積層されたコイルを形成してもよい。
(第6実施形態)
図9A及び図9Bは、本発明の第6実施形態におけるコイル29を示した図である。図9A及び図9Bでは、積層数6層(6巻き)の反時計周りのコイル29を例に説明する。図9A及び図9Bにおいて、図8A及び図8Bと同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図9Aに、導体幅d4及び導体厚さeをそれぞれ有する環状導体C1〜C6の6巻きコイル29を図1Bのa−a´線に相当する切断線の位置で切った断面図を示す。図9Bに、同じ6巻きコイル29を、図1Bのb−b´線に相当する切断線の位置で切った断面図を示す。図9Aでは、環状導体C1の一部と環状導体C4の一部とが開口部10で開口されている。図9Bでは、環状導体C2の一部と環状導体C5の一部とが開口部10で開口されている。このため、開口部10及びコイル29の中心部に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成された形状となる。
さらに、本発明の第6実施形態では、環状導体C1〜C6のそれぞれが、最外周の分割環状導体32から最内周の分割環状導体32に向けて隙間g1、g2、g1をそれぞれ空けて4本の分割環状導体32に分割されている。また、分割された分割環状導体32間の隙間g1、g2にも樹脂が充填されて樹脂層Rが形成されている。隙間g1、g2は、隙間g2の寸法<隙間g1の寸法の大小関係で、4本に分割された分割環状導体32の最内周の分割環状導体32及び最外周の分割環状導体32と隣接する分割環状導体32同士の間の隙間g1が、他の分割環状導体32と隣接する分割環状導体32と分割環状導体32との間の隙間g2より広くなっている。
かかる構成によれば、コイル29を形成する環状導体C1〜C6の表皮効果及び近接効果により、電流が集中する最内周の分割環状導体32及び最外周の分割環状導体32周りの樹脂層Rの平面方向の幅を広くして、熱が逃げやすい構造にしている。この結果、樹脂を利用して、本発明の第5実施形態よりも、コイル29で発生した熱を、より効果的に逃がすことができる。
なお、本発明の第6実施形態では、積層数6層の反時計回りのコイル29を用いて説明しているが、積層数は何層でも同様の効果が得られることは明白である。また、各環状導体が4本の分割環状導体32に分割されたコイル29を用いて説明しているが、分割数は何本でも同様の効果が得られることは明白である。また、本発明の第6実施形態のコイル29も、本発明の第1実施形態と同様の方法で実現でき、同様の展開が可能である。また、折り曲げ以外の方法でも、同様の積層されたコイルを形成してもよい。
(第7実施形態)
図10A及び図10Bは、本発明の第7実施形態におけるコイル30を示した図である。図10A及び図10Bでは、積層数6層(6巻き)の反時計周りのコイル30を例に説明する。図10A及び図10Bにおいて、図8A及び図8Bと同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図10Aに、異なる導体幅d5、d6及び導体厚さeを有する環状導体C1〜C6の6巻きコイル30を図1Bのa−a´線に相当する切断線の位置で切った断面図を示す。図10Bに、同じ6巻きコイル30を、図1Bのb−b´線で切った断面図を示す。図10Aでは、環状導体C1の一部と環状導体C4の一部とが開口部10で開口されている。図10Bでは、環状導体C2の一部と環状導体C5の一部とが開口部10で開口されている。このため、開口部10及びコイル30の中心部に樹脂が充填されて樹脂層Rが形成された形状となる。
さらに、本発明の第7実施形態では、環状導体C1〜C6が、最外周の分割環状導体33から最内周の分割環状導体33に向けて導体幅d5、d6、d6、d5の4本の分割環状導体33に分割され、導体幅d6の寸法<導体幅d5の寸法の大小関係で、4本に分割された分割環状導体33の最内周の分割環状導体33及び最外周の分割環状導体33の導体幅d5が、他の分割環状導体33の導体幅d6より広くなっている。
かかる構成によれば、コイル30を形成する環状導体の表皮効果及び近接効果により、電流が集中する最内周の分割環状導体33及び最外周の分割環状導体33の平面方向の導体幅を広くすることで、導体の抵抗を小さくすることにより、発熱量を低減できる。この結果、樹脂を利用して、本発明の第5実施形態よりも、コイル30で発生した熱を、より効果的に逃がすことができる。
なお、本発明の第7実施形態では、積層数6層の反時計回りのコイル30を用いて説明しているが、積層数は何層でも同様の効果が得られることは明白である。また、各環状導体が4本の分割環状導体33に分割されたコイル30を用いて説明しているが、分割数は何本でも同様の効果が得られることは明白である。また、本発明の第7実施形態のコイル30も、本発明の第1実施形態と同様の方法で実現でき、同様の展開が可能である。また、折り曲げ以外の方法でも、同様の積層されたコイルを形成してもよい。
なお、上記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明のコイルの製造方法及びコイルは、コイルの温度上昇を抑制できて放熱性が良好なコイルを製造することができ、高変換効率かつ大電流容量を有し、自動車、環境、住宅、又は、インフラストラクチャなど、広範囲の分野における電源システムのDC/DCコンバータ、又は、AC/DCコンバータなどの用途に使用されるコイルの製造方法及びコイルにも適用できる。


10 開口部
19 コイル用環状導体積層体
20、21、24、25、27、28、29、30 コイル
22、26 連続環状導体
23 コイル用折り曲げ環状導体積層体
31、32、33 分割環状導体
θ 開口角度
C1〜C6 環状導体
S1〜S6 始点
E1〜E6 終点
R 合成樹脂層
d、d1〜d6 導体幅
e 導体厚さ
f、f1〜f3、g、g1、g2 隙間
O1〜O6、O21、O22、O31、O32、O41、O42 溝
h 幅
i 深さ
j 間隔
B、2 ボビン
1 コア
3 コイル
4 ケース
5 放熱用ポッティング樹脂

Claims (8)

  1. 開口部を有する複数の環状導体を、隣接する前記環状導体の前記開口部同士が互いに異なる位置になるように前記複数の環状導体を積み重ねたのち、前記開口部を含む各環状導体内に樹脂を注入して、コイルを製造し、
    前記複数の環状導体を積み重ねて積層するとき、前記環状導体のそれぞれは、前記環状導体の中心に関して同心円状に複数本に分割されている環状導体を使用して積層するとともに、
    前記複数本に分割された分割環状導体の最内周の分割環状導体及び最外周の分割環状導体とそれぞれ隣接する環状導体の間の隙間の幅が、他の環状導体と隣接する環状導体の間の隙間の幅よりも広い状態で、前記樹脂がそれぞれの隙間内に注入される、
    コイルの製造方法。
  2. 開口部を有する複数の環状導体を、隣接する前記環状導体の前記開口部同士が互いに異なる位置になるように前記複数の環状導体を積み重ねたのち、前記開口部を含む各環状導体内に樹脂を注入して、コイルを製造し、
    前記複数の環状導体を積み重ねて積層するとき、前記環状導体のそれぞれは、前記環状導体の中心に関して同心円状に複数本に分割されている環状導体を使用して積層するとともに、
    前記複数の環状導体を積み重ねて積層するとき、前記複数本に分割された分割環状導体のうちの最内周の分割環状導体及び最外周の分割環状導体のそれぞれの導体幅が、他の分割環状導体の導体幅より広い、
    コイルの製造方法。
  3. 前記複数の環状導体を積み重ねて積層するとき、前記複数本に分割された分割環状導体のうちの最内周の分割環状導体及び最外周の分割環状導体のそれぞれの導体幅が、他の分割環状導体の導体幅より広い請求項に記載のコイルの製造方法。
  4. ある開口角度の前記開口部を有する第1の環状導体と、前記第1の環状導体を前記開口角度だけ中心軸周りに回転させて位相を異ならせた第2の環状導体とを積み重ね前記コイルを製造する請求項1〜3のいずれか1つに記載のコイルの製造方法。
  5. 前記複数の環状導体を積み重ねて積層するとき、前記環状導体の積層方向に隣接する環状導体間に隙間を設け、かつ、前記環状導体の積層方向の前記環状導体間の隙間は、前記コイルの積層方向の中心部に向かって大きくなっている状態で、前記隙間及び前記開口部を含む各環状導体内に前記樹脂を注入する請求項1〜4のいずれか1つに記載のコイルの製造方法。
  6. 前記複数の環状導体を積み重ねて積層するとき、前記環状導体の導体幅は、前記コイルの積層方向の端部側に配置された前記環状導体の導体幅に対して、前記コイルの積層方向の中心部に近い位置に配置された前記環状導体の導体幅が広くなっている請求項1〜のいずれか1つに記載のコイルの製造方法。
  7. 開口部を有する複数の環状導体が積み重ねられ、前記開口部を含む各環状導体内に樹脂が配置されたコイルであって、
    隣接する前記環状導体の前記開口部同士は互いに異なる位置にあり、
    前記環状導体のそれぞれは、前記環状導体の中心に関して同心円状に複数本に分割されており、
    前記複数本に分割された分割環状導体の最内周の分割環状導体及び最外周の分割環状導体とそれぞれ隣接する環状導体の間の隙間の幅が、他の環状導体と隣接する環状導体の間の隙間の幅より広い、コイル。
  8. 開口部を有する複数の環状導体が積み重ねられ、前記開口部を含む各環状導体内に樹脂が配置されたコイルであって、
    隣接する前記環状導体の前記開口部同士は互いに異なる位置にあり、
    前記環状導体のそれぞれは、前記環状導体の中心に関して同心円状に複数本に分割されており、
    前記複数本に分割された分割環状導体の最内周の分割環状導体及び最外周の分割環状導体のそれぞれの導体幅が、他の分割環状導体の導体幅より広い、コイル。
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