JP3701560B2 - シール剥離装置およびシール剥離方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、台紙にシールが粘着されているシール台紙ないし台紙からシールを剥離する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
シール台紙からシールを剥離する装置の一例が、特開平7−10354号公報に記載されている。この公報に記載のシール剥離装置を、図8と図9を参照して説明する。
図8に示される127は、シール128が台紙126に粘着された連続シール台紙であり、ロール状に巻かれており、回転可能な軸102にセットされる。連続シール台紙127の一端はトレイ124上に引き出され、トレイ端部124aで折り返されて巻き取りローラ群104にセットされる。巻き取りローラ群104が回転すると、連続シール台紙127はトレイ124上に引き出され、トレイ端部124aを通過していく。図中134は吸着手段であり、この吸着手段134に向かい合う位置に吸着補助手段122が設けられている。
【0003】
図9(a)に示す状態で巻き取りローラ群104が回転すると、図9(b)に示すように、1枚のシール128がトレイ124の端部124aから右側に飛び出した状態となる。その後、図9(c)に示すように、吸着補助手段122が上方に移動して、トレイ端部124aの右側に飛び出した1枚のシール128を吸着手段134に押し付ける。1枚のシール128が吸着補助手段128によって吸着手段134に押し付けられた状態のまま、図9(d)に示すように、吸着手段134と吸着補助手段128が上方に移動する。その後、図9(e)に示すように、吸着補助手段128が下方に移動する。この状態でシール128はシール台紙127(図8参照)ないしは台紙126から剥離され、粘着面を下方に向けた状態で吸着手段134に吸着されている。吸着手段134に吸着されたシール128は種々の用途に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図8と図9に示した従来のシール剥離装置120では、シール128が柔軟な場合、例えば薄い金属箔や薄い合成樹脂シートでシール128が形成されている場合に、トレイ端部124aでシール128が台紙126から剥がれずに、台紙126に粘着したまま図示左斜め下方に移動してしまい、吸着手段134に吸着させることができないという問題があった。
【0005】
本発明は、柔軟なシールを台紙から確実に剥離できる技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用と効果】
本発明に係るシール剥離装置は、シール粘着面に切込み部を設けた台紙に粘着されたシールを台紙から剥離する装置である。このシール剥離装置は、台紙の周縁を固定する固定手段と、台紙のシール粘着面に向かい合う位置に設けられる吸着手段と、台紙のシール粘着面と逆の面に向かい合う位置に設けられるとともに、その逆の面から台紙とシールを押して吸着手段に当接する位置まで移動可能な吸着補助手段を備えている。
ここでいう「シール」とは、台紙から剥がし取ってもなお粘着性を有し、他の部材に粘着可能なものをいい、例えば、シール部品、ラベル、粘着シート等が挙げられる。また、ここでいう「シール粘着面」とは、台紙のシールが粘着されている側の面全体ではなく、そのうちのシールが粘着されている部分を意味する。同様に、「シール粘着面と逆の面」とは、シール粘着面と逆側の面の全体ではなく、シール粘着面に対応する部分を意味する。
本発明に係るシール剥離装置では、吸着補助手段が吸着手段に当接する位置に向かって移動する。すると周縁が固定された台紙の切込み部が開き、台紙とシールの間にすべりが発生して粘着状態が破られる。その状態でシールが吸着手段に押し付けられるために、シールは台紙から吸着手段の側に確実に移動する。
本発明に係るシール剥離装置によれば、柔軟なシールを確実に台紙から剥がし取ることができる。
【0007】
このシール剥離装置の場合、前記吸着補助手段が、前記切込み部を押し開けて前記シールに直接的に接するまで前記吸着手段側に移動することが好ましい。
この場合、吸着手段と吸着補助手段間でシールのみを挟み込んで台紙を引き抜くことができ、シールが柔軟であってもその柔軟なシールを確実に台紙から剥がし取ることができる。
【0008】
本発明のシール剥離方法は、シール粘着面に切込み部を設けた台紙に粘着されたシールを台紙から剥離する方法である。この剥離方法では、台紙の周縁を固定する工程と、周縁が固定された台紙のシール粘着面と逆の面から切込み部を押圧して切込み部を押し開ける工程を実行してシールを台紙から剥がす。
本発明に係るシール剥離方法によれば、シール粘着面に設けられた切込み部が引き伸ばされ、周縁が固定された台紙とシールの間にすべりが発生して粘着状態が破られる。このために、柔軟なシールが台紙から確実に引き剥がされる。
【0009】
本発明はまた、シール台紙にも具現化される。このシール台紙は、シール粘着面に、押し開くことが可能な切込み部が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るシール台紙は、請求項1に記載のシール剥離装置、又は、請求項2に記載のシール剥離方法によって、シールが柔軟であっても、その柔軟なシールを台紙から確実に剥離することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明を具現化した好適な実施例について、図を参照して説明する。まず、本発明の実施例に係るシール剥離装置について、図1から図3を参照して説明する。図1は本実施例に係るシール剥離装置の模式図であり、図2はその概略斜視図であり、図3はシール付近の正面図(拡大図)である。
図1に示すように、本実施例に係るシール剥離装置20は、大きく分けて、トレイ自動供給部32、真空吸着部材(吸着手段)34、突き上げ部材(吸着補助手段)22、画像認識部46等を備えており、これらの各部の動作が制御部48によって制御されている。
【0011】
トレイ自動供給部32によって、トレイ24が自動的に供給される。トレイ24は枠状であって、このトレイ24の枠内に、シール28が粘着された台紙26が載置されている。この台紙26は、図2によく示されるように、四角形状になっており、シール28が図示x軸、y軸方向に等間隔に並んで粘着されている。シール28付近の拡大図である図3に示すように、台紙26とシール28は粘着剤27によって粘着されており、この粘着剤27はシール28を剥がした際にはシール28の側に粘着した状態で剥がされる。このため、シール28は台紙26から剥がしてもなお粘着性を有する。本実施例では、図3に示すように、粘着剤27で粘着されている台紙26の面部分をシール粘着面26aといい、このシール粘着面26aに対応する逆の面部分を逆の面26bという。図1に示すように、台紙26の周縁上方にはクランプ部30(固定手段)が設けられている。クランプ部30とトレイ24の協同作用によって台紙26の周縁はトレイ24に固定される。
【0012】
画像認識部46は、台紙26のシール粘着面26aに向かい合う位置に設けられている。この画像認識部46は、台紙26上でのシール28の位置を認識し、出力される位置情報をもとに、真空吸着部材34、突き上げ部材22の水平方向の位置の補正を行うために用いられる。
【0013】
台紙26のシール粘着面26a内に設ける切込み部26c等の形状を、シール28の形状・材質や、真空吸着部材34または突き上げ部材22の形状・材質によって変化させることで、確実にシール28を台紙26から剥がし取ることができる。切込み部の形状例について、図4から図6を参照して説明する。図4から図6で、(a)は台紙の切込み部の形状を示した正面図であり、(b)はその底面図である。
【0014】
図4は、台紙26にH文字形の切込み部26cを設ける例を示す。切込み部の形状はあまり複雑すぎてもいけない。その理由を次に説明する。通常、プレス装置を用いて台紙26上でシール28を打ち抜くことでシール台紙が製造される。このために、シール周縁を切り込むエッジが台紙26にまでくい込んで、台紙26にシール周縁に沿った脆弱線が存在していることが多い。この場合、シール周縁の全周にわたる脆弱線が形成されることは少なく(もしそうならそれは不良品である)、一部に形成されていることが多い(エッジを台紙26と完全に平行に維持することが困難で、エッジが傾いて傾いた側に脆弱線ができていることが多い)。切込み部26cの形状を複雑なものとすると、切込み線と脆弱線が閉空間を形成して、その閉空間内の台紙26が他の台紙26から切り取られてまう。この現象が生じると、シール28の粘着面の一部に切り取られた台紙26が粘着した状態でシール28が剥離されることになり、結局剥離不良となってしまう。
図4に示すようなH文字型の切込み部26cによれば、切込みの数を少なくし、シール28の打ち抜き時に形成される脆弱線と切込み線とで閉空間を作ってしまわないようにし、台紙26の一部がシール28側についてしまうことを防止しながら、シール28を台紙26から剥がしやすくすることができる。
【0015】
図5は、台紙26にX文字型の切込み部26dを設ける例を示す。この形状によると、図1等に示すシール粘着面26aが小さく、突き上げ部材22の先端面22aがもっと小さい場合でも、確実にシール28を台紙26から剥がし取ることができる。
【0016】
図6は、台紙26に丸形の切込み部26eを設ける例を示す。切込み部26eによって形成された丸形の部分は、台紙26にシール28を粘着する前に予め取り除かれている。この形状によると、シール粘着面26aの内部のみに切込み部26eを有することから、台紙26が薄くシール打ち抜き用エッジが台紙26にくい込みやすい場合でも、シール28の打ち抜き時に形成される脆弱線と切込み線とで閉空間が形成される可能性は極めて低くなる。
【0017】
図1に示す真空吸着部材34は、シール28を介して台紙26のシール粘着面26aに向かい合う位置に設けられている。真空吸着部材34には、シリンダ部38が設けられている。このシリンダ部38のピストン先端に吸着部材34aが設けられている。この吸着部材34aは、図示z軸(上下)方向に移動可能となっている。吸着部材34aの先端には、シール28を吸着するための吸着孔34bが設けられている。この吸着孔34bは、真空発生部42に接続されている。なお、接続部42aと42b間は図示省略されている。吸着孔34bによる吸着力は、吸着孔34bの孔形状や真空発生部42で発生させる真空度によって調整可能である。吸着部材34aの側方には、吸着部材34aが図示z軸方向に移動する際のx軸とy軸方向へのずれを防止するために、軸受け部36が設けられている。
【0018】
シリンダ部38には、真空吸着部材34の自重を打ち消す方向に一定荷重を与えるエアバランス回路44と、真空吸着部材34に下向きの一定荷重の力を与えるレギュレータ40が接続されている。エアバランス回路44によって真空吸着部材34の自重が打ち消され、シール28や台紙26が、後記する突き上げ部材22と真空吸着部材34の間で、真空吸着部材34の自重で必要以上に強く押圧されないようにしている。また、レギュレータ40によって一定荷重の下向きの力がかけられるために、突き上げ部材22の上向きの力や位置にかかわらず、シール28や台紙26が突き上げ部材22と真空吸着部材34の間で常時一定の力で押圧される。このため、真空吸着部材34の上下動機構と、突き上げ部材22の上下動機構の間に、同期して上下動させる同期制御装置を用いる必要がない。
【0019】
図1に示す突き上げ部材22は、台紙26のシール粘着面26aと逆の面26bに向かい合う位置に設けられている。突き上げ部材22の先端面22aは、シール粘着面26aより小さくなっている。また、先端面22aは、台紙26との接触面積を小さくして摺動抵抗を減らすため、湾曲状に形成されている。さらに、先端面22aには、空気を吹き出すことで先端面22aと台紙26との摺動抵抗を減らすために、空気吹出孔22bが設けられている。この構成によれば、突き上げ部材22の突き上げ力(シール28を台紙26から引き抜く力)を強くしながら、台紙26との摺動抵抗は小さくすることができるので、シール28を台紙26から引き抜きやすくすることができる。
【0020】
上記した真空吸着部材34と突き上げ部材22は、図示x軸、y軸、z軸方向にそれぞれ移動可能となっており、両部材34、22をそれぞれ別個に制御することが可能である。
【0021】
次に、上記した本実施例に係るシール剥離装置20の動作を図7を参照して説明する。
図7(a)の矢印A1に示すように、真空吸着部材34をシール粘着面26aに向かい合う位置に移動させる。これと同時に、図7(a)の矢印A2に示すように、突き上げ部材22をシール粘着面26aと逆の面26bに向かい合う位置に移動させる。その後、図7(b)の矢印Bに示すように、真空吸着部材34をシール28の上面に当接させる位置に移動させる。その後、図7(c)の矢印Cに示すように、突き上げ部材22をシール粘着面26aと逆の面26bに当接させる位置に移動させる。
【0022】
さらに、図7(d)の矢印D2に示すように、突き上げ部材22を図示上方に移動させる。すると、突き上げ部材22は台紙26のシール粘着面26aとは逆の面26bを押圧する。レギュレータ40によって真空吸着部材34には下向きの一定荷重がかけられているが、突き上げ部材22はそれ以上の力で突き上げるために、真空吸着部材34は突き上げ部材22によって押し上げられる。このとき、台紙26の切込み部26cが押し拡げられ、台紙26とシール28間のシール粘着面26aにすべりが発生し始める。このすべりの発生によって、台紙26とシール28の粘着力は低下する。
上記したように、レギュレータ40によって真空吸着部材34には下向きの一定荷重がかけられている。従って、突き上げ部材22の突き上げ力や突き上げ位置にかかわらず、真空吸着部材34と突き上げ部材22間で台紙26とシール28を押圧する力は一定である。また、前記したように、突き上げ部材22の先端面22aと台紙26間の摺動抵抗は減らされている。
このために、真空吸着部材34と突き上げ部材22間でシール28は強固に押圧され、一方、台紙26はシール28の下面と突き上げ部材22の先端面22aの間から抜け出ていく関係が得られる。
【0023】
図7(e)に示すように、突き上げ部材22をさらに上方に移動させると、突き上げ部材22はシール粘着面26aに設けられた切込み部26cを貫通して、シール28の下面と当接する。これと同時に、台紙26はシール28と突き上げ部材22の間からさらに引き抜かれていく。最終的には、シール28と台紙26の粘着状態が破られてシール28は台紙26から剥離される。この結果、図7(e)に示すように、シール28が台紙26から剥離された状態で、真空吸着部材34はそのシール28の上面を吸着する。
その後、図7(f)の矢印F2に示すように、突き上げ部材22を当初の位置に移動させる。そして、シール28を吸着した真空吸着部材34は、例えば、矢印F1の方向に移動することによって、他の部材にシール28を貼り付ける作業等を行う。
【0024】
前記したように、真空吸着部材34(吸着部材34a)には、図1に示すレギュレータ40で一定圧力がかけられている。このため、真空吸着部材34と突き上げ部材22を同期して連動制御させなくても、突き上げ部材22の上下方向の動作の妨げとならない。また、真空吸着部材34には、図1に示すエアバランス回路44によって自重を打ち消す方向に一定荷重がかけられている。このため、図7(c)〜(e)に示す状態でも、真空吸着部材34の自重がシール28にかかって、シール28の剥離動作に影響を与えるということがない。
【0025】
本実施例に係るシール剥離装置20によれば、例えば薄い金属箔や、薄い合成樹脂シートのような柔軟なシール28についても、確実に台紙26から剥離することができる。また、真空吸着部材34と突き上げ部材22を同期させて連動制御するという複雑な構成をとらずにシール28を剥離することができる。さらに、シール28を挟み込みながら剥がしているので、シール28の変形・横ずれも防止できる。
【0026】
以上、本発明の実施例に係るシール剥離装置20について説明したが、本発明は上記の実施例になんら限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【0027】
例えば、本実施例では、シール剥離装置20の動作を図7(a)〜(f)に示す手順で行ったが、図7(b)〜(d)に示す手順を省略してもよい。すなわち、真空吸着部材34を、図7(b)に示すようにシール28の上面に当接する位置に移動させ、図7(c)と(d)に示すように真空吸着部材34と突き上げ部材22でシール28を挟み込んで移動するようにせず、真空吸着部材34は一旦固定して定位置で待機させ、突き上げ部材22のみをシール28の側に移動させて真空吸着部材34に吸着させるようにしてもよい。この構成によれば、真空吸着部材34の荷重がシール28の剥離動作に与える影響が極めて少なくなるため、自重を打ち消すためのエアバランス回路44(図1参照)を設けることなく、柔軟なシール28を確実に台紙26から剥がすことができる。なお、図7(b)〜(d)に示す手順を省略するか否かは、シール28の台紙26からの剥がれ性(剥がし易さ等)、真空吸着部材34と突き上げ部材22の形状、性質等を考慮して判断すればよい。
【0028】
また、本実施例では、図2によく示されるように、トレイ24を固定して、真空吸着部材34と突き上げ部材22を図示x軸、y軸方向に移動させることで位置決めをしているが、例えば、トレイ24をリール状にするか、あるいはコンベアに載置するなどしてx軸、y軸方向に移動可能とし、真空吸着部材34と突き上げ部材22は図示z軸方向にのみ移動可能としてもよい。また、本実施例では、図1に示すように、真空吸着部材34の自重を打ち消す方向に一定荷重を与える場合に、エアバランス回路44を用いているが、スプリング(図示せず)を用いてもよい。また、本実施例では、予め切込み部26c等が設けられた台紙26をトレイ24に載置しているが、切込み部26c等が設けられていない台紙26をトレイ24に設置した後に、切込み加工部(図示せず)によって台紙26に切込み部26c等を設けてもよい。
【0029】
本発明は、例えば、点火コイルのインナーコア(鉄心)とポッティング樹脂応力緩和のための樹脂シールやウレタンを剥離して組み付けるシール部品組付装置や、シール部品供給装置に適用可能である。また、他の樹脂またはゴム系シール部品のような様々な自動車用部品等において、樹脂またはゴム系シール部品を剥離して、他の部材に組み付けるシール部品組付装置に適用可能である。
【0030】
また、本発明は、例えば、樹脂・金属等のプレス小物部品を組み付けるための装置へ適用可能である。
従来は、小物部品を組み付ける場合は、パーツフィーダによって部品を選別し、任意の姿勢に位置決めした後に、取り出してから組み付けるか、あるいは、スティックに積み重ねる等して供給するのが一般的であった。しかしながら、この場合、切り出し装置で1個ずつ小物部品を分ける際に、切り出し不良が多く装置停止の原因となりやすいという欠点を有していた。そこで、スペーサ、ワッシャー等の小物部品の場合、これらの小物部品に両面粘着シールを貼りつけて、台紙上に整列させた状態で、本発明を適用すれば、小物部品(シール部品)は1個ずつ独立しているため、切り出し不良による装置停止をなくすことができる。また、薄い小物部品(シール部品)で起こりやすい2個重なりによる組付け不良を防止することができる。さらに、小物部品(シール部品)を組み付ける際には、粘着剤によって固定されているため、次の工程等への搬送の際の位置ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るシール剥離装置の模式図。
【図2】本実施例に係るシール剥離装置の概略斜視図。
【図3】シール付近の正面図(拡大図)。
【図4】台紙の切込み部の形状(H文字形)を示した正面図と底面図。
【図5】台紙の切込み部の形状(X文字形)を示した正面図と底面図。
【図6】台紙の切込み部の形状(丸形)を示した正面図と底面図。
【図7】本実施例に係るシール剥離装置の動作を示した図。
【図8】従来の技術に係るシール剥離装置の模式図。
【図9】従来の技術に係るシール剥離装置の動作を示した図。
【符号の説明】
20:シール剥離装置
22:突き上げ部材(吸着補助手段)、22a:先端面、22b:空気吹出孔
24:トレイ
26:台紙、26a:シール粘着面、26b:シール粘着面と逆の面、26c〜e:切込み部
27:粘着剤
28:シール
30:クランプ部(固定手段)
32:トレイ自動供給部
34:真空吸着部材(吸着手段)、34a:吸着部材、34b:吸着孔
36:軸受け部
38:シリンダ部
40:レギュレータ
42:真空発生部、42a、b:接続部
44:エアバランス回路
46:画像認識部
48:制御部

Claims (3)

  1. シールが粘着する領域に切込み部を設けた台紙に粘着しているシールを台紙から剥離するシール剥離装置であって、
    台紙の周縁を固定する固定手段と、
    シールを挟んでシールが粘着している台紙と向かい合う位置に設けられている吸着手段と、
    台紙とシールを挟んで吸着手段と向かい合う位置に設けられているとともに、台紙とシールを押してシールが吸着手段に当接する位置まで移動可能な吸着補助手段とを備えたことを特徴とするシール剥離装置。
  2. 前記吸着補助手段が、前記切込み部を押し開けて前記シールに直接的に接するまで前記吸着手段側に移動することを特徴とする請求項1に記載のシール剥離装置。
  3. シールが粘着する領域に切込み部を設けた台紙に粘着しているシールを台紙から剥離するシール剥離方法であって、
    台紙の周縁を固定する工程と、
    台紙を挟んでシールと向かい合う位置から台紙とシールを押圧して台紙の切込み部を押し開ける工程と、
    台紙に粘着していた面の反対側からシールを吸着する工程と、
    を備えることを特徴とするシール剥離方法
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