JPH1191748A - 薄厚シールの自動貼着方法および装置 - Google Patents

薄厚シールの自動貼着方法および装置

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JPH1191748A
JPH1191748A JP25325597A JP25325597A JPH1191748A JP H1191748 A JPH1191748 A JP H1191748A JP 25325597 A JP25325597 A JP 25325597A JP 25325597 A JP25325597 A JP 25325597A JP H1191748 A JPH1191748 A JP H1191748A
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thin seal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸着手段による貼着直前までのシールの吸着
保持、押圧手段によるシールの張り付けなどの作業領域
を侵すことなく、しかも、皺が生じない、きれいな貼着
ができるようした薄圧シールの自動貼着方法および装置
を提供する。 【解決手段】 プレス抜き加工した薄厚シールを吸着手
段で吸着保持して、被貼着物の張り付け面に対向させ、
粘着剤を介して、押圧することで機械的に貼着する自動
貼着方法において、貼着に先立って、上記張り付け面が
凹形に湾曲するように、上記被貼着物を弾性変形し、そ
の状態で、薄厚シールを上記張り付け面に押圧・貼着す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス抜き加工し
た薄厚シールを吸着手段で吸着保持して、被貼着物の張
り付け面に対向させ、粘着剤を介して、押圧することで
機械的に貼着する自動貼着方法および装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】通常、別工程で打抜き加工したシールを
整列して束ね、これを、作業者が所要の張り付け工具を
用いて、手組み工程で、被貼着物の張り付け面に貼着し
ているが、自動生産ライン上で、これを機械的に実現し
て、生産性を向上する必要から、既に、プレス抜き加工
したシールを吸着手段で吸着保持して、被貼着物の張り
付け面に対向させ、粘着剤を介して、押圧することで機
械的に貼着するシールの自動貼着方法および装置が提唱
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ここで問題に
なるのは、シールが薄厚で、貼着前あるいは貼着時に皺
を生じ易いことである。特に、シールが細長い形状のも
のでは、単に被貼着物の張り付け面にシールを機械的に
押圧するだけでは、きれいに貼着することが難しい。そ
こで、手作業のように、シール表面を上記張り付け面に
撫で付けるような作業を機械的に行わせることも考えら
れるが、これでは、装置が複雑となり、また、貼着直前
まで、シールを吸着保持する吸着フィンガーユニットの
作業領域、あるいは、貼着に際してのシールの押圧手段
の作業領域を妨げることになり、機械化の実現が困難で
ある。
【0004】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは、吸着手段による貼着直
前までのシールの吸着保持、押圧手段によるシールの張
り付けなどの作業領域を侵すことなく、しかも、皺が生
じない、きれいな貼着ができるように工夫した薄圧シー
ルの自動貼着方法および装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
プレス抜き加工した薄厚シールを吸着手段で吸着保持し
て、被貼着物の張り付け面に対向させ、粘着剤を介し
て、押圧することで機械的に貼着する自動貼着方法にお
いて、貼着に先立って、上記張り付け面が凹形に湾曲す
るように、上記被貼着物を弾性変形し、その状態で、薄
厚シールを上記張り付け面に押圧・貼着することを特徴
とする。
【0006】また、本発明では、プレス抜き加工した薄
厚シールを吸着手段で吸着保持して、被貼着物の張り付
け面に対向させ、粘着剤を介して、押圧することで機械
的に貼着する自動貼着装置において、リールに巻回され
た帯状の薄厚シール材を引き出すシール供給手段と、引
き出された薄厚シール材から薄厚シールをプレス抜きす
るプレス手段と、プレス抜きされた上記薄厚シールを吸
着保持して貼着位置に搬送する吸着・搬送手段と、上記
貼着位置に被貼着物を間欠的に供給する手段と、上記貼
着位置で上記張り付け面が凹形に湾曲するように、上記
被貼着物を弾性変形し、また、貼着後には上記弾性変形
を解除する弾性変形制御手段とを具備してなり、上記吸
着・搬送手段は、上記被貼着物の弾性変形状態で、上記
薄厚シールの吸着を解除すると同時に、上記張り付け面
に押圧・貼着する貼着機能を備えていることを特徴とす
る。
【0007】この場合、上記被貼着物の張り付け面に
は、予め、上記粘着剤が装着あるいは塗布されているの
がよく、また、上記被貼着物を上記貼着位置に位置決め
する位置決め手段を装備していることが好ましい。
【0008】更に、好ましい実施の形態としては、上記
吸着・搬送手段は、上記薄厚シールを吸着保持するシー
ル吸着フィンガーユニットと、上記フィンガーユニット
をプレス位置から貼着位置まで移送する移送制御ロボッ
トとより構成され、また、上記貼着手段は、上記移送制
御ロボットによって上記フィンガーユニットと共に移送
されるエアースライダユニットで構成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して具体的に説明する。なお、図1〜図3は、
本発明の薄厚シールの自動貼着方法を示す装置の全体図
である。この自動貼着装置は、プレス抜き加工した薄厚
シールaを吸着手段で吸着保持して、被貼着物W(例え
ば、モールド樹脂成形部品)の張り付け面sに対向さ
せ、粘着剤hを介して、押圧することで機械的に貼着す
るものである。
【0010】特に、この自動貼着装置は、一対のリール
101に、それぞれ、巻回された帯状の薄厚シール材A
に所要のテンションを掛けて引き出すシール供給手段1
と、引き出された薄厚シール材Aから薄厚シールaをプ
レス抜きするプレス手段2と、プレス抜きされた薄厚シ
ールaを吸着保持して貼着位置Pに搬送する吸着・搬送
手段3と、貼着位置Pに被貼着物Wを間欠的に供給する
手段4と、貼着位置Pで張り付け面sが凹形に湾曲する
ように、被貼着物Wを弾性変形し、また、貼着後には上
記弾性変形を解除する弾性変形制御手段5とを具備す
る。なお、吸着・搬送手段3には、弾性変形制御手段5
による被貼着物Wの弾性変形状態で、薄厚シールaの吸
着を解除すると同時に、張り付け面sに押圧・貼着する
貼着手段としての機能も備えられている。
【0011】更に、具体的に説明すると、シール供給手
段1は、シール供給ユニットとシール廃材排出ユニット
とから構成されている。そして、前者のシール供給ユニ
ットは、間座102を装置の架台7上の一端側に設けて
おり、この間座102の上に、リール101から薄圧シ
ール材Aを引き出す方向とは直交する水平方向に延びる
スライドガイド103を設けており、また、このスライ
ドガイド103に沿ってリール台104を移動可能に載
置しており、このリール台104の左右に前述のリール
101を軸支している。そして、リール101には、ロ
ール状に巻いた薄圧シール材Aが着脱可能に装着され
る。
【0012】また、後者のシール廃材排出ユニットは、
上下一対で構成される、所謂、ピンチローラ対として
の、送りローラ105、106で構成され、送りローラ
105はモータ107で回転駆動されるもので、これに
より、プレス打ち抜きした後の帯状の廃材A’を所要の
廃材貯留部(図示せず)に送り出すと共に、上述のリー
ル101に巻回された帯状の薄厚シール材Aに、所要の
テンションを掛けて、引き出す働きをしている。なお、
送りローラ105、106の表面には、摩擦抵抗を与え
るために、ローレットを施すとよい。
【0013】なお、リール台104をスライドガイド1
03に沿って所定量、前進あるいは後退するシリンダユ
ニット(図示せず)が用意されていて、薄厚シール材A
の継続供給のために、各リール101を交替して、シー
ル供給ラインL上に位置付ける働きをしている(図4お
よび図5を参照)。ここでは、リール101はリール台
104に設けた支軸108にベアリング109を介して
回転可能に支持されており、固定リング110の着脱
で、巻回したシールAの着脱操作をすることができる。
また、図中、符号111はリール101の回転を制動す
るために、リール台104に、それぞれ、設けたブレー
キ手段である。
【0014】また、シール供給ラインLの最初の領域に
は、薄厚シール材Aの表面に付着する塵埃を除去するた
めに吸引胴801が設けられており、これには集塵機8
02が連通されている。また、図4に示すように、吸引
胴801の内部には、吸引個所mの前後に位置して、静
電除去用の電極803が配置されている。
【0015】また、吸引胴801を支持する固定ブラケ
ット701および間座102側の固定ブラケット702
には、それぞれ、シール材Aの残量を検知するために共
動する残量検知センサ(例えば、一方が発光素子、他方
が受光素子)804、805が設けられており、この間
にリール101に巻回されたシール材Aの巻き束が位置
する。更に、吸引胴801の出入り口には、シール材A
をガイドするアイドラローラ806、807が設けられ
ている。
【0016】シール供給ラインLの中間には、その長手
方向に向かって延びる梁部材808があり、これは、架
台1上に設けた支柱809、810に架設されている。
また、梁部材808には、戻り勝手のケーブルベア81
1が設けてあり(図6および図7を参照)、その先端に
はフィンガージョウ812、813を持ったエアチャッ
ク814が設けられて、これにより、梁部材808に沿
ってシール材Aをクランプし、移送する。次段のプレス
手段2で薄厚シートaをプレス抜きするため、シート材
Aを停止した際、プレス手段2側に固定したクランパー
6でシール材Aを支持すると同時に、クランプを解除
し、元に戻る。そして、クランパー6の保持で、シール
材Aは、その長手方向の張りを与えられる。
【0017】プレス手段2は、図8、図9に示すよう
に、プレス台201に上型部材202、下型部材203
を装備したもので、上型部材202はシール供給ライン
Lの上側で、プレス台201に固定され、下型部材20
3はシール供給ラインLの下側で、昇降自在に支持さ
れ、油圧シリンダ204の制御にて、当て駒205を昇
降することにより、上型部材202に向けて、下型部材
203側に設けたパンチ208によりプレス打ち抜き動
作をするようになっている。なお、図中、符号206、
207は、下型部材203のレベル検出センサである。
【0018】また、プレス手段2から打ち抜きされた薄
厚シールaを吸着・搬送する手段3は、この実施の形態
では、薄厚シールaを吸着保持するシール吸着フィンガ
ーユニット301と、シール吸着フィンガーユニット3
01をプレス位置から貼着位置まで移送する移送制御ロ
ボット(数値制御ロボット)302とより構成されてお
り、シール吸着フィンガーユニット301は、図10〜
図12に示すように、上型部材202の打ち抜き型穴に
摺動可能に嵌合する吸着パッド303を備えると共に、
薄厚シールaの長手方向(これはシール材Aの長手方向
でもある)の前後両端に近い所に開口した多数の真空吸
着口304に真空ポンプ(図示せず)からの吸引力を圧
力調整下で作用させている。
【0019】更に、この実施の形態では、吸着パッド3
03の表面は、後述する被貼着物Wの張り付け面sに対
応する表面に形成されている。また、下型部材203側
のパンチ表面は、上述の吸着パッド303の表面に対応
した表面に形成されていて、薄厚シールaをプレス打ち
抜きと同時に吸着パッド303に押し当てて、吸着させ
ている。
【0020】また、吸着・搬送手段3は、そのシール吸
着フィンガーユニット301を昇降して、吸着パッド3
03を上型部材の打ち抜き型穴に対して嵌合、離脱する
昇降ユニット305(エアシリンダ305aとリニアシ
ャフト305bとの組合せ)を備えている。更に吸着・
搬送手段3には、貼着手段として機能するように、吸着
パッド303に吸着されている薄厚シールaを被貼着物
Wの張り付け面sに対向するために傾斜する転動手段3
06、および、薄厚シールを吸着パッド303に吸着保
持する機能を発揮すると共に、貼着位置Pで吸着パッド
303から剥離(吸着解除)するために、真空引きし、
また、それを解除する制御手段(図示せず)が用意され
ており、また、この制御手段を介して、前述の真空ポン
プに連通する排気継手307が、吸着パッド303の近
傍に用意され、真空吸着口304に連通されている。な
お、この実施の形態では、上述の昇降ユニット305
は、貼着手段における押圧機能も兼ねている。なお、水
平台のスライドできるストローク量は、マイクロメータ
などで調整できるようになっている。
【0021】移送制御ロボット302の搬送終端(貼着
位置P)には、架台1上に位置して、弾性変形制御手段
5が配置されているが、この実施の形態では、移送制御
ロボット302で移送される薄厚シールaの搬送方向と
直交する水平方向HLから被貼着物Wを向かい受ける位
置に設置される。
【0022】即ち、この実施の形態では、被貼着物Wが
搬送トレー901に載せられて、間欠供給手段(搬送手
段)4により、上述の水平方向HLの貼着位置P(搬送
トレー901の停止位置)に移動された時、この被貼着
物Wを貼着位置Pに位置決めする位置決め手段9を装備
している(図13および図14を参照)。
【0023】この位置決め手段9は、架台1に設けられ
た左右(被貼着物Wの搬送方向に関して)一対のスタン
ド902、903に互いに対向する支持ピン904、9
05を設けたスライダ906、907を配置し、これら
スライダ906、907をエアシリンダ908、909
で水平動作し、これにて、被貼着物Wの側面にある凹部
に支持ピン904、905を嵌合させて、位置決めする
構成になっている。
【0024】また、弾性変形制御手段5は、昇降シリン
ダ501の駆動によって、ガイドブラケット502に沿
って昇降台503を昇降させると共に、3個のエアシリ
ンダ504a、504b、504cによって前後にそれ
ぞれ移動される3個の水平台505a、505b、50
5cを昇降台503上に設け、それぞれに変形操作シャ
フト508a、508b、508cを装備している。ま
た、これらの変形操作シャフトは、リニアブッシュ50
9で、各水平台に対して前後摺動できるようになってお
り、それら変形操作シャフトの先端には、被貼着物Wの
貼着位置Pの近傍にある係合部eの左右の部位、中央の
部位に係合される係合爪510a、510b、510c
を設けている(図15ないし図18を参照)。
【0025】水平台のそれぞれの移動量(換言すれば、
各係合爪の水平方向(HL)に関して移動量)は、係合
爪510bがx1であり、また、係合爪510a、51
0cが、それぞれ、x2に設定されている。このため、
各水平台の後進(あるいは前進)で、係合部eに対応す
る係合爪510a、510b、510cによって、被貼
着物Wが押圧変形されると、これに連れて、その張り付
け面sは、凹形に変形される。なお、張り付け面sに
は、予め、接着剤が塗布されるか、両面接着テープ(図
示せず)が接着されている。
【0026】なお、各変形操作シャフトは、各水平台に
設けたエアシリンダ506および戻しスプリング(圧縮
コイルスプリング)507で、前後移動されるように構
成されている。また、各変形操作シャフトには回り止め
用のスライド溝511が形成されており、これには、各
水平台に設けたスライドピン512の先端が摺動可能に
挿入してある。
【0027】この場合、被貼着物Wの形状によって、係
合爪を干渉しないように被貼着物Wの係合部eに係合す
るために、水平台に対して、前後方向の係合爪の位置を
予め調整する必要があるが、このために、各変形操作シ
ャフトは、上述のエアシリンダ506による前進位置の
調整を受ける。
【0028】また、各水平台には、エアシリンダ513
によって前後に摺動する操作シャフト514が設けてあ
り、また、この操作シャフト514に形成された傾斜面
に沿って昇降されるピン515が設けられ、このピン5
15を傾斜面に押しつけるスプリング516が装備され
ている。そして、ピン515の上端は、先述の変形操作
シャフトに形成したロック溝517内に嵌合している。
【0029】このため、エアシリンダ513の操作で、
操作シャフト514を前進動作し、ピン515をガイド
溝517内に挿入することで、それぞれ、変形操作シャ
フトを、換言すれば、係合爪を水平台に対してロックす
ることができる。また、操作シャフト514を後退動作
することで、上記ロックを解除することができ、この場
合は、変形操作シャフトに作用する戻しスプリング50
7で、係合爪が戻り動作できる状態になる。
【0030】なお、図中、符号518は、それぞれの水
平台に対応して、昇降台503の頂部に設けた水平台の
前進位置検知センサである。
【0031】次に、このような構成の薄厚シールの自動
貼着装置の貼付け動作について、具体的に説明する。一
方において、搬送トレー901に載った被貼着物Wは、
搬送手段(搬送コンベア)4により搬送され、貼着位置
Pで、ストッパーなどで停止される。そして、位置決め
手段9は、エアシリンダ908、909を駆動して、支
持ピン904、905を前進させ、被貼着物Wの側面に
ある基準穴に嵌合させる。これで、被貼着物Wの貼着位
置Pにおける位置決めが完了する。
【0032】弾性変形制御手段5では、当初、エアシリ
ンダ513が後退動作して、スプリング516により、
傾斜面に沿ってピン515が降下しており、ロック溝5
17から外れているので、変形操作シャフト508a〜
508cは、フリーな状態にあり、エアシリンダ506
の働きで、前進状態に保持されている。
【0033】このままの状態で、エアシリンダ501が
昇降台503を上昇すると、係合爪510a〜510c
は、搬送トレー901の開口部を通り、被貼着物Wの下
にもぐり込む。次いで、エアシリンダ506を後退する
と、スプリング507が働き、変形操作シャフト508
a〜508cが後退し、係合爪510a〜510cを係
合部eに係合する。この状態で、エアシリンダ504a
〜504cを、それぞれの前進位置検知センサ518
が、その所定の位置を検出するまで動作し、係合爪51
0a〜510cを所要量x2、x1、x2づつ、後退
し、被貼着物Wの貼り付け面sを凹形に変形させる。
【0034】他方において、薄厚シール材Aは、シール
供給ラインLを経由して、プレス手段2に供給される過
程で、集塵機802によって、表面の塵埃を除去され、
併せて、電極803の機能で、静電気も除去される。ま
た、システム全体の制御の上で、同期されたタイミング
により、フィンガージョウ812、813によって、薄
厚シール材Aが挟持され、ケーブルベア811を介して
プレス手段2側に送られる。この間、薄厚シール材A
は、送りローラ105、106の働きによりテンション
を掛けられた緊張状態で、そのプレス抜きされる所要長
を、プレスの上型部材202、下型部材203の間に送
られる。
【0035】この段階で、クランパー6が働いて、薄厚
シール材Aを一時的に停止し、フィンガージョウ81
2、813の挟持を解除する。そして、ケーブルベア8
11は最初の位置に戻る。下型部材203は、同期され
たタイミングで、上昇され、上型部材202との間に薄
厚シール材Aを挟持し、ポンチ208の働きで、所要形
状の薄厚シールaを打ち抜くと同時に、この薄厚シール
aを、吸着・搬送手段3の働きで、吸着パッド303に
吸着する。なお、廃材A’は送りローラ105、106
で、既述のように、所要個所に排出される。
【0036】そして、吸着・搬送手段3は、そのエアシ
リンダ305を働かせて、吸着パッド303に薄厚シー
ルaを吸着したまま、プレス手段2から引き出し、移送
制御ロボット302により貼着位置Pまで、移送する。
この後、転動手段306を働かせて、前述の位置決めさ
れた被貼着物Wの貼り付け面sに吸着パッド303を正
対させ、再び、エアシリンダ305によって、吸着パッ
ド303を貼り付け面sに向け、押し付ける。これによ
って、薄厚シールaが、少なくとも、その長手方向の両
端において貼着される。この後、制御手段の働きで、真
空吸着口304への吸引力を解除する。
【0037】貼着後、弾性変形手段5が逆の順序で動作
され、係合爪510a〜510cと係合部eとの係合を
解除し、最終的には、昇降台503を下方に移動して、
各構成部材を元の状態に戻す。この弾性変形手段5によ
る、被貼着物Wへの弾性変形の解除により、貼り付け面
sは、凹形状からフラットな状態に戻るので、この戻り
動作で、薄厚シールaは、その長手方向に張られた状態
となり、皺のない状態で、その全面が貼り付け面sに密
着される。
【0038】そして、吸着・搬送手段3は、そのエアシ
リンダ305aの働きで、吸着パッド303を貼り付け
面sから後退させ、移送制御ロボット302の働きで、
シール吸着フィンガーユニット301を最初に搬送始端
に戻す。
【0039】このような一連の動作順序により、システ
ム制御されることで、自動貼着装置は、繰り返し稼動さ
れるのである。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、プ
レス抜き加工した薄厚シールを吸着手段で吸着保持し
て、被貼着物の張り付け面に対向させ、粘着剤を介し
て、押圧することで機械的に貼着する自動貼着方法にお
いて、貼着に先立って、上記張り付け面が凹形に湾曲す
るように、上記被貼着物を弾性変形し、その状態で、薄
厚シールを上記張り付け面に押圧・貼着するので、シン
プルな自動貼着装置を採用するにも拘わらず、薄厚シー
ルでも、皺を生じることなく、迅速かつ正確に被貼着物
に対して貼着でき、生産性を格段に向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す装置全体の概略構成
図である。
【図2】同じく、装置全体の構成を示す正面図である。
【図3】同じく、装置全体の構成を示す側面図である。
【図4】同じく、シール供給手段の前段部分の正面図で
ある。
【図5】同じく、シール供給手段の前段部分の側面図で
ある。
【図6】同じく、シール供給手段の後段部分の正面図で
ある。
【図7】同じく、シール供給手段の後段部分の側面図で
ある。
【図8】同じく、プレス手段の側面図である。
【図9】同じく、プレス手段の正面図である。
【図10】同じく、シール吸着フィンガーユニットの側
面図である。
【図11】同じく、シール吸着フィンガーユニットの正
面図である。
【図12】同じく、吸着パッドを示す底面図である。
【図13】同じく、被貼着物の位置決め手段の正面図で
ある。
【図14】同じく、被貼着物の位置決め手段の側面図で
ある。
【図15】同じく、被貼着物の弾性変形手段の概略側面
図である。
【図16】同じく、(a)で上記弾性変形手段による押
圧変形量を、また、(b)で上記弾性変形手段の正面を
示す図である。
【図17】同じく、上記弾性変形手段の要部を示す側面
図である。
【図18】同じく、薄圧シールの貼着状態を示す拡大側
面図である。
【符号の説明】
A 薄厚シール材 a 薄厚シール e 係合部 s 貼り付け面 W 被貼着物 L シール供給ライン HL 水平方向 1 シール供給手段 101 リール 102 間座 103 スライドガイド 104 リール台 105、106 送りローラ 107 モータ 108 支軸 109 ベアリング 110 固定リング 111 ブレーキ 2 プレス手段 201 プレス台 202 上型部材 203 下型部材 204 油圧シリンダ 205 当て駒 206、207 レベル検出センサ 208 パンチ 3 吸着・搬送手段 301 シール吸着フィンガーユニット 302 移送制御ロボット 303 吸着パッド 304 真空吸着口 305 昇降ユニット 305a エアシリンダ 305b リニアシャフト 306 転動手段 307 排気継手 4 間欠供給手段(搬送手段) 5 弾性変形制御手段 501 昇降シリンダ 502 ガイドブラケット 503 昇降台 504a〜504c エアシリンダ 505a〜505c 水平台 506 エアシリンダ 507 スプリング 508a〜508c 変形操作シャフト 509 リニアブッシュ 510a〜510c 係合爪 511 スライド溝 512 スライドピン 513 エアシリンダ 514 操作シャフト 515 ピン 516 スプリング 517 ガイド溝 6 クランパー 7 架台 801 吸引胴 802 集塵機 803 電極 804、805 残量検知センサ 806、807 アイドラローラ 808 梁部材 809、810 支柱 811 ケーブルベア 812、813 フィンガージョウ 814 エアチャック 9 位置決め手段 901 搬送トレー 902、903 スタンド 904、905 支持ピン 906、907 スライダ 908、909 エアシリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス抜き加工した薄厚シールを吸着手
    段で吸着保持して、被貼着物の張り付け面に対向させ、
    粘着剤を介して、押圧することで機械的に貼着する自動
    貼着方法において、貼着に先立って、上記張り付け面が
    凹形に湾曲するように、上記被貼着物を弾性変形し、そ
    の状態で、薄厚シールを上記張り付け面に押圧・貼着す
    ることを特徴とする薄厚シールの自動貼着方法。
  2. 【請求項2】 プレス抜き加工した薄厚シールを吸着手
    段で吸着保持して、被貼着物の張り付け面に対向させ、
    粘着剤を介して、押圧することで機械的に貼着する自動
    貼着装置において、リールに巻回された帯状の薄厚シー
    ル材を引き出すシール供給手段と、引き出された薄厚シ
    ール材から薄厚シールをプレス抜きするプレス手段と、
    プレス抜きされた上記薄厚シールを吸着保持して貼着位
    置に搬送する吸着・搬送手段と、上記貼着位置に被貼着
    物を間欠的に供給する手段と、上記貼着位置で上記張り
    付け面が凹形に湾曲するように、上記被貼着物を弾性変
    形し、また、貼着後には上記弾性変形を解除する弾性変
    形制御手段とを具備してなり、上記吸着・搬送手段は、
    上記被貼着物の弾性変形状態で、上記薄厚シールの吸着
    を解除すると同時に、上記張り付け面に押圧・貼着する
    貼着機能を備えていることを特徴とする薄厚シールの自
    動貼着装置。
  3. 【請求項3】 上記被貼着物の張り付け面には、予め、
    上記粘着剤が装着あるいは塗布されていることを特徴と
    する請求項2に記載の薄厚シールの自動貼着装置。
  4. 【請求項4】 上記被貼着物を上記貼着位置に位置決め
    する位置決め手段を装備していることを特徴とする請求
    項2あるいは3に記載の薄厚シールの自動貼着装置。
  5. 【請求項5】 上記吸着・搬送手段は、上記薄厚シール
    を吸着保持するシール吸着フィンガーユニットと、上記
    フィンガーユニットをプレス位置から貼着位置まで移送
    する移送制御ロボットとより構成され、また、上記貼着
    手段は、上記移送制御ロボットによって上記フィンガー
    ユニットと共に移送されるエアースライダユニットで構
    成されていることを特徴とする請求項2〜4の何れかに
    記載の薄厚シールの自動貼着装置。
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