JP3699752B2 - ビル群管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は複数のビル管理を行うためのビル群管理システムに係り、更に詳しくは、各ビルを管理するビル単位管理装置の保守、点検の取扱い方式に特徴のあるビル群管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のビルでは、ビル毎に管理装置が設けられ、監視制御が行われるようになっている。
多くの場合、一つ一つのビルの規模が小さいので、上記ビル管理のためのビル単位管理装置は、無人管理の装置となっている。
【0003】
したがって、このようなビル単位管理装置では、定期的に作業員が保守、点検をする必要がある。この保守点検のために、ビル単位管理装置の電源を切り、部品交換等の作業を要する場合であれば、ビル単位管理装置に設定されたそのビル固有の監視制御情報を作業前に記録しておき、作業終了後にデータのローディング作業を行う必要がある。
【0004】
また、管理対象となるビルが複数集ってビル群をなすことがあるが、このような場合には、各ビル単位管理装置とビル群管理装置とからなるビル群管理システムが形成される。
【0005】
一方、ビル群管理システムにおける例えばビル単位管理装置の監視制御等のためのアプリケーションプログラムのバージョンアップをする場合には、各ビル単位管理装置に対して、端末を接続し、プログラムのローディング作業を行わなければならない。
【0006】
このためには、かなりの労力を要する。さらに、例えば管理対象となるビルが数百棟のビル群からなる場合、一つ一つのビルの規模は大きくなくても、これらすべてのビルに対するデータ及びプログラムのローディング作業には多大な労力を要することとなる。
また、ビル単位管理装置の保守、点検中においては、そのビルにおける監視制御が行えないため、保守、点検を速やかに終了しなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来のビル群管理システムにおいて、管理するビルが数百棟存在するような、大規模なビル群管理システムでは、保守、点検時に費やす時間は膨大なものとなる。
【0008】
また、このような保守、点検中には、作業ミスによりビル単位管理装置の監視制御に必要なビル固有のデータを消失してしまう場合もあり、熟練した作業員でも保守、点検は十分注意して行う必要がある。
【0009】
さらに、保守、点検中は警報、故障事故の監視ができないため、保守、点検中に機器の警報、故障事故が発生した場合、ビル群管理装置に通報できず、従って速やかな対応ができないという問題点がある。
【0010】
本発明は、このような実情を考慮してなされたもので、その第1の目的は、複数のビル群をそれぞれ管理するビル単位管理装置毎に必要なデータを一括管理し、各ビル単位管理装置についての必要データの入力,保存等を容易に実施できるビル群管理システムを提供することにある。
【0011】
また、第2の目的は、ビル単位管理装置が保守点検中であっても、その担当ビルに対する監視制御動作を継続可能としたビル群管理システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に対応する発明は、複数のビルの各々に対応して設けられ、その対応するビルを監視制御するビル単位管理装置と、各ビル単位管理装置と公衆回線を介して接続され、それぞれのビル単位管理装置との間で監視制御信号を送受信するビル群管理装置とを備えたビル群管理システムにあって、前記各ビル単位管理装置は、前記ビルを監視制御するのに用いる各ビルの固有データを保存するデータファイル格納部と、前記ビル群管理装置にデータ伝送を行うための伝送処理部と、前記ビル単位管理装置自体が起動又は停止されたことを検出する装置起動停止検出部と、前記装置起動停止検出部により、前記ビル単位管理装置自体が起動されたことが検出された場合、前記ビル群管理装置に接続するように、前記伝送処理部に指令する中央処理部と、前記装置起動停止検出部により、前記ビル単位管理装置自体が停止されたことが検出され、前記ビル群管理装置に接続可能とされた後に、前記ビル群管理装置に監視情報を出力する入出力処理部とを備え、前記各ビル単位監視管理装置の伝送処理部は、前記装置起動停止検出部により、前記ビル単位管理装置自体が停止することを検出した場合、前記入出力処理部を前記ビル群管理装置に接続可能とし、前記入出力処理部は、前記ビル群管理装置に接続可能とされた後、前記ビル群管理装置に監視情報を出力し、前記ビル群管理装置の中央処理部は、前記各ビル単位管理装置が停止した場合、前記停止したビル単位管理装置の固有データを、前記ビル群管理装置が備える前記各ビル単位管理装置の固有データが記憶されたデータベースから読み出し、読み出された前記固有データに基づいて、前記ビル単位管理装置の入出力処理部にアクセスし、前記ビル単位管理装置の停止中に監視制御を代行することを特徴とするビル群管理システムである。
【0013】
また、請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する発明において、各ビル単位管理装置は、データ入力可能な入力手段を備え、各ビル単位管理装置の中央処理部は、入力手段により、対応するビルの固有データが変更入力された場合には、ビル群管理装置に対して変更入力された固有データを公衆回線を介して送信し、ビル群管理装置は、受信した固有データによって保存されているビルに対応する固有データを更新し、各ビル単位管理装置の固有データを一括管理する中央処理部を備えたビル群管理システムである。
【0014】
さらに、請求項3に対応する発明は、請求項1に対応する発明において、各ビル単位管理装置の中央処理部は、装置起動停止検出部によって、ビル単位管理装置自体が起動したことが検出された場合に、起動されたビルに対応するアプリケーションプログラムを送信するように、公衆回線を介してビル群管理装置に送信要求するビル群管理システムである。
【0016】
したがって、まず、請求項1に対応する発明のビル群管理システムにおいては、複数のビルの各々に対してビル単位管理装置が設けられており、各ビルは、その担当するビル単位管理装置によって、監視制御される。
【0017】
また、これらの各ビル単位管理装置とビル群管理装置とが公衆回線を介して接続されており、ビル群管理装置〜ビル単位管理装置間は、監視制御信号を送受信可能となっている。
【0018】
このようなシステムにおいて、各ビル単位装置のデータファイル格納部に、ビルを監視制御するのに用いる各ビルの固有データが保存されている。
そして、装置起動停止検出部によって、ビル単位管理装置自体が起動又は停止されたことが検出される。
さらに、この装置起動停止検出部によって、ビル単位管理装置自体が起動されたことが検出された場合、中央処理部によって、ビル群管理装置に接続するように、データの伝送を行う伝送処理部に指令されるので、ビルに対応する固有データが公衆回線を介してビル群管理装置からビル単位管理装置にローディングされ、使用可能状態とされる。
【0019】
したがって、各ビルの監視制御に必要な固有データをビル群管理装置により一括管理できることになる。
また、請求項2に対応する発明のビル群管理システムにおいては、請求項1に対応する発明と同様に作用する他、各ビル単位管理装置の入力手段により、対応するビルの固有データが変更入力できるようになっている。
【0020】
この場合、当該ビル単位管理装置からビル群管理装置に対して変更入力された固有データが公衆回線を介して送信される。
そして、ビル群管理装置は、受信した固有データによって保存されている当該ビルに関する固有データを更新するので、各ビル単位管理装置の固有データをより一層確実に一括管理することが可能となる。
【0021】
さらに、請求項3に対応する発明のビル群管理システムにおいては、請求項1に対応する発明と同様に作用する他、装置起動停止検出部によって、ビル単位管理装置自体が起動したことが検出された場合に、起動されたビルに対応するアプリケーションプログラムを送信するように、公衆回線を介してビル群管理装置に送信要求される。
【0023】
そして、各ビル単位監視装置によって、保守点検時等に、ビル単位管理装置自体が停止されたことを検出された場合、ビル群管理装置に接続可能とされた後、ビル群管理装置に監視情報が出力される。
また、ビル群管理装置は、各ビル単位管理装置の固有データが記憶されたデータベースを備えており、各ビル単位管理装置が停止した場合、停止したビル単位管理装置の固有データがビル群管理装置の中央処理部によって、データベースから読み出され、読み出された固有データに基づいて、ビル単位管理装置の入出力処理部にアクセスされ、ビル単位管理装置の停止中に監視制御が代行される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るビル群管理システムの一例を示す全体構成図である。
【0025】
このビル群管理システムにおいては、ビル群管理装置1がモデム2を介して公衆回線としての電話回線6に接続され、さらに、電話回線6からモデム41を介してビル単位監視装置31に接続されている。このビル単位管理装置31は、機器51を監視制御することにより、その担当するビルを管理している。
【0026】
また、本発明の実施の形態においては、複数のビルが管理されており、モデム41,ビル単位管理装置31,機器51と同様な組み合わせが複数設けられている。すなわち、ビル単位管理装置31,32,...3nはそれぞれビルに設置された機器51,52,...5nの各々を監視制御する監視制御装置であり、モデム41,42,...4nは、各ビル単位管理装置31,32,...3nを電話回線6に接続するものである。
【0027】
これらの各ビルにおける監視制御対象、管理内容は必ずしも同一ではなく、個々のビルで固有の情報(固有データ)を必要としている。ただし、あるビルに対応するモデム,ビル単位管理装置,機器についての取扱いは、他のビルでも同様であるので、以下、モデム,ビル単位管理装置,機器の説明については、モデム41,ビル単位管理装置31,機器51の組み合わせで代表させて説明する。
【0028】
まず、ビル群管理装置1は、電話回線6を介しビル単位管理装置31,32,...3nとの間で監視制御信号を送受信する中央局の監視制御装置である。
ここで、ビル単位管理装置31から受信する情報は、警報、故障等の監視情報と、当該ビル単位管理装置31におけるスケジュール情報、監視制御ポイント等の監視制御に必要なビル固有のデータ(以下、固有データ)とである。
【0029】
ビル群管理装置1は、監視情報を出力し、監視者が対応するビルの監視、管理をできるようにし、また、固有データを、例えばビルの住人に変更があった場合にその住人情報を、データベース13に保存し、ビル毎に管理する。
【0030】
一方、ビル群管理装置1がビル単位管理装置31に送信する情報は、各ビルに対する制御処理情報と、上記固有データと、アプリケーションプログラム等である。
【0031】
あるビルのビル単位管理装置31が保守・点検される場合、ビル群管理装置1は、制御処理情報を送信して、ビル単位管理装置31による機器51に対する監視制御処理を代行し、保守・点検終了後、当該ビルを監視制御するための固有データを当該ビル単位管理装置31に送信する。
【0032】
また、あるビルのビル単位管理装置31で使用されるアプリケーションプログラムがバージョンアップされる場合には、ビル群管理装置1は、そのプログラムを当該ビル単位管理装置31に送信する。
【0033】
次に、モデム2,41,42,...4nは、各ビル単位管理装置31,32,...3nとの間で電話回線6を介してデータ伝送を行うための通信機器である。さらに、ビル単位管理装置31は、ビルそれぞれの警報、故障監視、機器制御、電力量監視、防犯監視などの監視制御を機器51を制御することで行い、その監視情報を当該ビル単位管理装置31のマンマシンインタフェースから出力する他、ビル群監視装置1にその監視情報を送信する。
【0034】
また、その管理対象におけるビルの固有データに変更があった場合、その変更内容をビル群監視装置1に送信する。
さらに、ビル単位管理装置31は、ビル単位管理装置1からの機器51に対する制御代行を受け付け可能に構成され、また、ビル単位管理装置1からの固有データもしくはアプリケーションプログラムのローディングを受け付け可能に構成されている。
【0035】
一方、機器51,52,...5nは、ビル群管理装置1、ビル単位管理装置31,32,...3nにより制御され、ビルそれぞれの警報、故障監視、機器制御、電力量監視、防犯監視等を行うためのものである。
【0036】
次に、図2を用いて、上記個々の装置構成をさらに詳しく説明する。
図2は本発明の実施の形態に係るビル群管理システムの詳細構成を示すブロック図である。
【0037】
同図においては、ビル群管理装置1にビル単位管理装置31が電話回線6を介して接続された様子が示されている。
まず、ビル群管理装置1は、マンマシンインタフェース11と、中央処理部12と、データベース13と、ビル単位管理装置31,32,...3nとの間の伝送処理を行う伝送処理部14とによって構成されている。
【0038】
マンマシンインタフェース11は、各種入出力を行う。例えばビル単位管理装置31からの監視情報を表示等,出力し、アプリケーションプログラムを入力する。
【0039】
中央処理部12は、伝送処理部14によりモデム2からのデータを受信し、そのデータ内容に応じて、必要な処理を行う。
まず、受信したデータが監視情報であれば、中央処理部12は、その内容をマンマシンインタフェース11から表示する。
【0040】
次に、受信したデータが固有データの変更データであれば、中央処理部12は、当該データをデータベース13に保存することにより、各々のビル単位管理装置の固有データを一括管理する。ここで、データベース13は、ビル群管理装置1の管理するビル単位管理システム各々の固有データを格納するものである。
【0041】
なお、固有データの変更は、ビル群管理装置1のマンマシンインタフェース11からも受付け可能である。
また、中央処理部12は、ビル単位管理装置31から固有データもしくはバージョンアップされたアプリケーションプログラムの送付要求を受けると、これらのデータを要求元のビル単位管理装置31に送信する。
【0042】
さらに、中央処理部12は、ビル単位管理装置31の制御動作が停止した場合、データベース13から対応するビル単位管理装置31の固有データを読み出し、そのデータに基づいて、ビル単位管理装置31の機器51への入出力処理部38にアクセスし、監視制御を行うようになっている。
【0043】
次に、ビル単位管理装置31,32,...3nは、スイッチSWと、伝送処理部31と、入力手段としてのマンマシンインタフェース32と、データファイル格納部33と、アプリケーションソフト格納部34と、装置起動停止検出部35と、中央処理部36と、制御処理部37と、入出力処理部38とによって構成されている。
【0044】
スイッチSWは、その切り替え動作が伝送処理部31によって制御されており、モデム41に対し、伝送処理部31もしくは入出力処理部38を接続する。このスイッチSWは、ビル単位管理装置31動作時にはモデム41〜伝送処理部31間を接続する。
【0045】
伝送処理部31は、ビル群管理装置1とのデータ伝送を行うものであり、また、スイッチSWの切り替え制御も行う。
マンマシンインタフェース32は、各種入出力を行う。また、管理対象となるビルの固有データに変更がある場合は、当該インタフェースから入力する。
【0046】
データファイル格納部33は、当該ビル管理を行うのに必要な固有データを保存する。
アプリケーションソフト格納部34は、当該ビル管理を行うのに必要なアプリケーションプログラムを保存する。
【0047】
装置起動・停止検出部35は、当該ビル単位管理装置31の起動時若しくは停止時にこれを検出し、その起動若しくは停止を中央処理部36に通知する。
中央処理部36は、マンマシンインタフェース32から固有データの更新・変更が入力されたとき、データファイル格納部33に保存すると共に、伝送処理部31により変更された固有データをビル群管理装置1に送信する。
【0048】
また、中央処理部36は、装置起動・停止検出部35からの通知により当該ビル単位管理装置31が停止することを検出すると、管理装置31停止前に、スイッチSWの接続がモデム41〜入出力処理部38となるように、伝送処理部31にスイッチSWの切り替えを指令する。一方、当該ビル単位管理装置31起動時には、スイッチSWの接続がモデム41〜伝送処理部31となるように、伝送処理部31にスイッチSWの切り替えを指令する。
【0049】
さらに、中央処理部36は、当該管理装置31起動時にビル群管理装置1に対し固有データ及びバージョンアップされているときにはアプリケーションプログラムを送信するように要求し、これらを受信すると、それぞれデータファイル格納部33、アプリケーションソフト格納部34に格納する。
【0050】
制御処理部37は、ビル群管理装置1から固有データとアプリケーションプログラムを受信すると、中央処理部36を介して、データファイル格納部33、アプリケーションソフト格納部34から当該データを読み出す。そして、これらのデータに従い、入出力処理部38を介して機器51を制御する。
【0051】
入出力処理部38は、機器51に対して制御信号を出力し、また、監視情報を受信する。また、制御信号の入力若しくは監視情報の出力は、制御処理部37又はビル群管理装置1の中央処理部12に対して行う。
【0052】
次に、以上のように構成された本発明の実施の形態に係るビル群管理システムの動作について説明する。
まず、ビル単位管理装置の固有データの一括管理について説明する。
【0053】
ビル単位管理装置31において、そのマンマシンインタフェース32により、データファイル格納部33内のスケジュールデータ、入出力ポイントデータ等の制御パラメータデータが変更された場合、中央処理部36から伝送処理部31に対して、ビル群管理装置1への電話回線6の接続が要求される。
【0054】
そして、伝送処理部31により電話番号をモデム41に対してコールされ、電話回線6が接続される。
電話回線6の接続完了後、中央処理部36により変更された制御パラメータデータがデータファイル格納部33より読み出され伝送処理部31に送られる。
【0055】
伝送処理部31はモデム41に対して変更データを送信し、当該データは電話回線6を介してビル群管理装置1側のモデム2により受信される。
一方、ビル群管理装置1においては、伝送処理部14によりモデム2からのデータを受信し、中央処理部12によって、受信した変更データを伝送処理部14から読み出し、管理するビル単位管理システム各々の固有データが格納されているデータベース13に保存することにより各々のビル単位管理装置の固有データを一括管理する。
【0056】
次に、保守点検時における監視制御動作のビル群管理装置1による代行、さらに、保守点検後の固有データ、アプリケーションプログラムの送受信について説明する。
【0057】
ビル単位管理装置31において、保守点検のため装置が停止された場合、装置起動停止検出部35により装置の停止を検出し、中央処理部36に通報する、中央処理部36は伝送処理部31に対して、ビル群管理装置1への電話回線6接続を要求した後、動作を停止する。
【0058】
要求を受けた伝送処理部31は、モデム41に対して電話番号をコールし、電話回線6の接続が完了した後、スイッチSWによりモデム41を入出力処理部38に接続し、伝送処理部31の動作を停止する。
【0059】
ここで、入出力処理部38がモデム41、電話回線6を介してビル群管理装置1に接続されるので、ビル群管理装置1の中央処理部12は、データベース13より、接続を受けたビル単位管理装置31の監視制御に必要な固有データを読み出し、そのデータに基づいて、伝送処理部14を介してビル単位管理装置31の入出力処理部38にアクセスし、監視制御を行う。
【0060】
そして、ビル単位管理装置31の保守、点検終了後、当該装置の起動により、装置起動停止検出部35が装置の起動を検出し、中央処理部36に伝える。
中央処理部36は伝送処理部31に対して、入出力処理部38と接続中のモデム41を伝送処理部31に接続を切り換え、ビル群管理装置1に対して監視制御に必要な固有データを要求する。
【0061】
要求を受けたビル群管理装置1の中央処理部12はデータベース13より要求を受けたビル単位管理装置31に該当する固有データを伝送処理部14に送信するとともに、アプリケーションプログラムのバージョンアップが必要な場合には、同様にデータベース13より読み出し伝送処理部14に送る。
【0062】
そして、ビル群管理装置1から、ビル単位管理装置31に送られた固有データ、アプリケーションプログラムは、ビル単位管理装置31のモデム41、伝送処理部31を介して中央処理部36によりデータファイル格納部33、アプリケーションソフト格納部34にそれぞれ格納される。
【0063】
その後、中央処理部36によりデータファイル、アプリケーションプログラムに基づき機器制御動作が立ち上げられ、制御処理部37により機器51についての制御監視が再開される。
【0064】
上述したように、本発明の実施の形態に係るビル群管理システムは、電話回線6を介してビル群管理装置1とビル単位管理装置31,32,...3nとを接続し、ビル群管理装置1のデータベース13内に各ビル単位管理装置に必要な固有データを保存し、ビル単位管理装置何れかの起動時には、対応する固有データをそのビル単位管理装置に送信するようにしたので、複数のビル群をそれぞれ管理するビル単位管理装置毎に必要な固有データを一括管理し、各ビル単位管理装置についての固有データの入力等を容易に実施することができる。
【0065】
また、本発明の実施の形態に係るビル群管理システムは、各ビル単位管理装置31,32,...3n毎に、マンマシンインタフェース32を設け、これを介して固有データの変更がされたときには、当該変更されたデータをビル群管理装置1に送信し、ビル群管理装置1においてデータベース13内の固有データを受信したデータに基づいて変更するようにしたので、固有データの一括管理がより一層容易かつ確実に実現できる。
【0066】
さらに、本発明の実施の形態に係るビル群管理システムは、ビル単位管理装置何れかの起動時に、バージョンアップされたアプリケーションソフトがあれば、そのプログラムを対応するビル単位管理装置に送信するようにしたので、複数のビル群をそれぞれ管理するビル単位管理装置毎に必要なアプリケーションプログラムを一括管理することができ、各ビル単位管理装置についての必要なアプリケーションプログラムを容易に入力することができる。
【0067】
さらに、本発明の実施の形態に係るビル群管理システムは、ビル単位管理装置何れかが保守点検中に、スイッチSWによってモデム41,..もしくは4nからの入出力を入出力処理部38に切り替え、ビル群管理装置1から直接機器51,..もしくは5nを監視制御することができるようにしたので、ビル単位管理装置が保守点検中であっても、その担当ビルに対する監視制御動作を継続することができる。
【0068】
したがって、ビル単位管理装置のアプリケーションプログラムのバージョンアップ、監視制御に必要なビル固有のデータをビル群管理装置側で自動管理をすることができ、例えばビル単位管理装置での保守、点検作業によるデータ消失を防止することができる。また、自動ローディングにより保守、点検作業の大幅な省力化を図ることができる。
【0069】
さらに、保守、点検中の監視制御が実現できるので、保守、点検中の当該ビルにおける安全、防災等の必要な管理を図ることができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0070】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、各ビル単位管理装置に必要なデータをビル群管理装置で一括管理するようにしたので、複数のビル群をそれぞれ管理するビル単位管理装置毎に必要なデータを一括管理し、各ビル単位管理装置についての必要データの入力,保存等を容易に実施できるビル群管理システムを提供することができる。
【0071】
また、ビル群管理装置からビル監視制御のための機器制御を代行できるようにしたので、ビル単位管理装置が保守点検中であっても、その担当ビルに対する監視制御動作を継続することができるビル群管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るビル群管理システムの一例を示す全体構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係るビル群管理システムの詳細構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…ビル群管理装置、2,41,42,4n…モデム、31,32,3n…ビル単位管理装置、51,52,5n…機器、6…電話回線、11…マンマシンインタフェース、12…中央処理部、13…データベース、14…伝送処理部、31…伝送処理部、32…マンマシンインタフェース、33…データファイル格納部、34…アプリケーションソフト格納部、35…装置起動停止検出部、36…中央処理部、37…制御処理部、38…入出力処理部、SW…スイッチ。
Claims (3)
- 複数のビルの各々に対応して設けられ、その対応するビルを監視制御するビル単位管理装置と、各ビル単位管理装置と公衆回線を介して接続され、それぞれのビル単位管理装置との間で監視制御信号を送受信するビル群管理装置とを備えたビル群管理システムにあって、
前記各ビル単位管理装置は、
前記ビルを監視制御するのに用いる各ビルの固有データを保存するデータファイル格納部と、
前記ビル群管理装置にデータ伝送を行うための伝送処理部と、
前記ビル単位管理装置自体が起動又は停止されたことを検出する装置起動停止検出部と、
前記装置起動停止検出部により、前記ビル単位管理装置自体が起動されたことが検出された場合、前記ビル群管理装置に接続するように、前記伝送処理部に指令する中央処理部と、
前記装置起動停止検出部により、前記ビル単位管理装置自体が停止されたことが検出され、前記ビル群管理装置に接続可能とされた後に、前記ビル群管理装置に監視情報を出力する入出力処理部と
を備え、
前記各ビル単位監視管理装置の伝送処理部は、
前記装置起動停止検出部により、前記ビル単位管理装置自体が停止することを検出した場合、前記入出力処理部を前記ビル群管理装置に接続可能とし、前記入出力処理部は、前記ビル群管理装置に接続可能とされた後、前記ビル群管理装置に監視情報を出力し、
前記ビル群管理装置の中央処理部は、
前記各ビル単位管理装置が停止した場合、前記停止したビル単位管理装置の固有データを、前記ビル群管理装置が備える前記各ビル単位管理装置の固有データが記憶されたデータベースから読み出し、読み出された前記固有データに基づいて、前記ビル単位管理装置の入出力処理部にアクセスし、前記ビル単位管理装置の停止中に監視制御を代行することを特徴としたビル群管理システム。 - 前記各ビル単位管理装置は、データ入力可能な入力手段を備え、
前記各ビル単位管理装置の前記中央処理部は、
前記入力手段により、対応するビルの固有データが変更入力された場合には、前記ビル群管理装置に対して前記変更入力された固有データを前記公衆回線を介して送信し、
前記ビル群管理装置は、
受信した前記固有データによって、保存されているビルに対応する固有データを更新し、前記各ビル単位管理装置の固有データを一括管理する中央処理部を備えたことを特徴とした請求項1記載のビル群管理システム。 - 前記各ビル単位管理装置の前記中央処理部は、
前記装置起動停止検出部によって、前記ビル単位管理装置自体が起動したことが検出された場合に、起動されたビルに対応するアプリケーションプログラムを送信するように、公衆回線を介して前記ビル群管理装置に送信要求することを特徴とした請求項1記載のビル群管理システム。
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