JP3694421B2 - 電子基板用スクリーン印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子回路基板実装工程においてプリント基板等の被印刷物である電子基板上に導体ペーストやクリーム半田などの印刷ペーストを高精度にて印刷する電子基板用スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スクリーン印刷装置は、電子部品の回路実装工程におけるクリーム半田印刷工程に使用されているが、電子部品の小型化に伴って、電子部品実装基板の微細化が進み、それに対応して、クリーム半田の高精度印刷も要求されてきている。さらに最近では、地球環境保護の士気が高まり、省資源やリサイクル、有害物質の使用制限などの取り組みがなされてきている。
以下、従来のスクリーン印刷装置の一例を図11〜図Gを参照して説明する。図11は従来のスクリーン印刷装置を示す概略図である。上記電子部品実装基板に相当するプリント基板1は、ステージ部2によって位置決め固定されている。ステージ部2の上方には、スクリーン枠4により固着されたスクリーン版3が配置される。該スクリーン版3上には印刷ペースト5が置かれる。
又、スクリーン版3の上方には、印刷方向Iに沿ってスキージを移動させて上記印刷ペースト5をプリント基板1へ印刷、塗布する印刷ヘッド8が設けられている。該印刷ヘッド8には、上記印刷方向Iにおける、図11の左側である装置手前側から、図11の右側である奥側への移動にて上記印刷塗布を行う手前側スキージ6と、上記奥側から上記手前側への移動にて上記印刷塗布を行う奥側スキージ7と、スキージ6,7をそれぞれプリント基板1の厚み方向に昇降させる手前側スキージ用昇降装置14及び奥側スキージ用昇降装置15とを備える。手前側スキージ6及び奥側スキージ7は、手前側スキージ用昇降装置14及び奥側スキージ用昇降装置15に昇降部材8a、8bを介して昇降自在なスキージホルダー8c、8dに固定部材10a、10bにより支持されている。尚、手前側スキージ6及び奥側スキージ7は、プリント基板1のパターンにより、複数種類が使用され交換される。又、印刷ヘッド8は、駆動装置13により軸周り方向に回転されるボールネジ12にて上記印刷方向Iに移動可能である。
【0003】
上記構成のスクリーン印刷装置を使用して、プリント基板1の印刷動作について図12〜図15を参照して説明する。
まず、プリント基板1は、ステージ部2によって位置決め固定された後、昇降装置16によりスクリーン枠4に固着されたスクリーン版3の直下まで上昇される。その後、まず手前側スキージ6が、手前側スキージ用昇降装置14の動作により下降されてスクリーン版3上に当接される。次に、駆動装置13にて印刷ヘッド8と共に手前側スキージ6が印刷方向Iに水平移動されて印刷ペースト5がプリント基板1に印刷される。該印刷後、昇降装置16によりプリント基板1は下降してスクリーン版3より離れ、次工程へ搬出される。
次に、新たなプリント基板1がステージ部2に載置されスクリーン版3の上記直下にセットされる。そして今度は手前側スキージ6に代わり奥側スキージ7が、奥側スキージ用昇降装置15の動作により下降されてスクリーン版3上に当接される。尚、このとき手前側スキージ6は手前側スキージ用昇降装置14にて上昇する。そして奥側スキージ7により印刷方向Iに沿って奥側から手前側に水平移動し、印刷ペースト5がプリント基板1に印刷される。
これらの動作が繰り返され、手前側、奥側のスキージ6、7にて交互に各プリント基板1に印刷が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の印刷動作の際、印刷ペースト5は、例えば手前側スキージ6の移動によりスクリーン版3上を転がるように(以下ローリングという)押し進められるが、図12に示すように従来、手前側スキージ6の進行方向、つまり上記印刷方向Iに対して手前側スキージ6は直交方向に沿って設置されている。よって、印刷ペースト5は、ローリングしながら手前側スキージ6の両端へ流動していき、図13に示すようにスキージの両端からはみ出してしまう。
その後、もう一方の奥側スキージ7で図14に示すように次の印刷が行われるが、この印刷動作でも図15に示すように同様の印刷ペースト5のはみ出しが発生する。一度、手前側スキージ6及び奥側スキージ7の端よりはみ出した印刷ペースト5aは、2度と手前側スキージ6及び奥側スキージ7の内側へかき寄せられることはなく、印刷を繰り返すことにより、スクリーン版3上に徐々に堆積していく。その結果、長時間スクリーン版3上に放置された印刷ペースト5aは、フラックス成分が揮発し、特性が変化してしまう為、再度使用することができず、廃棄するしかないのが現状である。よって、省資源、省材料という地球環境保護の取り組みに対して反するという問題点を有していた。
【0005】
又、上述のような、スキージ6,7の端部からの印刷ペースト5のはみ出しが生じることは、図16に示すように、例えばスキージ6の中央部6aと端部6bではスキージ6の進行方向に対して印刷ペースト5がローリングしながら進行する進行方向が異なる。即ち、中央部6aでは印刷方向Iに対して平行に印刷ペースト5は進行するが、端部6bでは、印刷方向に対して角度β1〜角度β4等の角度をもって進行する。その結果、スキージ6,7の中央部と、右端部及び左端部とでは、それぞれスクリーン版3上の開口部に充填される印刷ペースト5の充填状態が異なり、その結果、プリント基板1の全面に均一に安定した印刷をすることが困難であるという問題を有していた。
【0006】
又、図11に示すスクリーン印刷装置のように、複数のスキージ6,7を備えており、かつ装置の手前側と奥側との間でスキージ6,7が往復動する場合、装置手前側から見たとき、手前側スキージ6と奥側スキージ7とが重なってしまい、スキージの着脱時、手前側スキージ6を取り外さないと奥側スキージ7を固定している固定部材10bを操作できないという制限や、反対に、奥側スキージ7を取り付けてから手前側スキージ6を取り付けなければならないという制限がある。よって、印刷準備のタクトも含んだ印刷動作タクトを長期化させるという問題があった。
【0007】
さらに、図11に示すように、例えばスキージ6とスクリーン版3とのなす角度であるアタック角度θ1を調整するときについても、装置手前側にいる作業者には手前側スキージ6の延在方向の側面が見えるので、上記アタック角度θ1を目視で確認することは困難であり、やはり印刷準備タクトも含む印刷動作タクトを長期化させるという問題があった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、電子基板全面において高精度に印刷を行え、かつ印刷タクトを短縮可能な、さらにまた、省資源及び省材料化で環境保護対策に貢献可能な、電子基板用スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1態様の電子基板用スクリーン印刷装置は、スクリーン版に接触しながら印刷方向及び反印刷方向に沿って移動して上記スクリーン版上の印刷ペーストを、上記スクリーン版を通して電子基板に印刷するスキージであって、2つ平行に設けられ交互に上記スクリーン版に接触し、上記2つの内の一方のスキージが上記スクリーン版に接触して移動することにより当該一方のスキージの端部からはみ出した上記印刷ペーストを、他方のスキージが上記スクリーン版に接触して移動するときにかき寄せるスキージと、
上記スクリーン版及び電子基板の厚み方向に沿った回転軸の軸回り方向へ上記2つのスキージを上記平行に並設した状態を維持して回転させ、上記スキージの延在方向を上記印刷方向に対して傾斜させ、かつ上記回転による上記2つのスキージの傾斜角度を印刷動作において変更するスキージ回転機構と、
上記スキージに設けられ、上記印刷ペーストの特性を測定するセンサと、
上記印刷方向へ上記スキージが移動して上記電子基板の全面に上記印刷ペーストを印刷するとき、上記印刷方向への上記スキージの移動に伴いローリングしながら進行する上記印刷ペーストの進行方向が上記電子基板に対応する上記スキージの全範囲において同方向となる上記スキージの回転角度を上記センサの測定値から求める制御装置と、
上記スキージの上記回転角度を検出する回転角度検出器と、を備え、
上記回転角度検出器にて検出される上記回転角度が上記制御装置にて求まった回転角度に到達するまで上記スキージ回転機構にて上記スキージを回転させる、
ことを特徴とする。
【0009】
又、上記傾斜角度は、上記はみ出した印刷ペーストの上記かき寄せを可能とする角度であり、上記スキージ回転機構は、上記2つのスキージの上記傾斜角度を一往復ごとにα°と−α°とで交互に変更することもできる。
【0010】
上述の構成によれば、スキージの着脱時及び上記アタック角度θ1を調整するときに、スキージ回転機構は、スキージを水平方向に印刷方向に対して90°回転することを可能とし、スキージの着脱及び上記アタック角度θ1の調整作業を容易にする。よって、印刷タクトを短縮することができる。
又、上記スキージの回転により印刷方向に対してスキージが傾斜して配置されることで、好ましくは印刷ペーストの上記ローリングの進行方向が同一方向となるようにスキージを配置することで、スキージ全長にわたり印刷ペーストのローリング性が均一になり、スクリーン版上の開口部へ印刷ペーストを良好に充填できる。よって、プリント基板全面において高精度に印刷を行うことができる。
【0012】
このように構成することで、スキージを回転して配置することにより、印刷ペーストを一方のスキージの片側からはみ出させ、かつこのはみ出した印刷ペーストを他方のスキージにて該スキージの中央側へかき寄せながら印刷することを可能とする。よって、印刷ペーストの消費量を低減することができる。
【0013】
又、本発明の第2態様の電子基板用スクリーン印刷方法は、2つ平行に設けたスキージを交互にスクリーン版に接触させて上記スクリーン版上の印刷ペーストを、上記スクリーン版を通して電子基板の全面に印刷するとき、
上記2つの内の一方のスキージが上記スクリーン版に接触して移動することにより当該一方のスキージの端部からはみ出した上記印刷ペーストを、他方のスキージが上記スクリーン版に接触して移動するときにかき寄せるように上記2つのスキージを上記平行に並設した状態を維持して回転させて上記スキージの延在方向を上記印刷方向に対して傾斜させ、かつ上記2つのスキージの傾斜角度を印刷動作において変更することを特徴とする。
【0014】
又、上記傾斜角度は、上記はみ出した印刷ペーストの上記かき寄せを可能とする傾斜角度であり、一往復ごとにα°と−α°とで交互に変更することもできる。
【0015】
このように動作することで、スキージの着脱及び上記アタック角度θ1の調整作業を容易にして印刷タクトを短縮することができ、かつスクリーン版上の開口部へ印刷ペーストを良好に充填して、プリント基板全面において高精度に印刷を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態の電子基板用スクリーン印刷装置、及び該電子基板用スクリーン印刷装置にて実行されるスクリーン印刷方法について図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において同一の構成部分については同一符号を付している。又、上記「課題を解決するための手段」に記載した「電子基板」の機能を果たす一例として本実施形態ではプリント基板を例に採り、「印刷ペースト」の機能を果たす一例として本実施形態では、高粘性フラックスに半田粉末を混ぜ合わせたペースト状のクリーム半田を例に採るが、これらに限定されるものではない。
図1に示すように、本実施形態のスクリーン印刷装置101は、大別して、スクリーン側とスキージ側とに分かれ、又、制御装置181を備える。上記スクリーン側には、図11を参照して上述した従来のスクリーン印刷装置と同様に、プリント基板1を位置決めして載置するステージ部2と、ステージ部2の上方にてスクリーン枠4により固着されたスクリーン版3とが配置される。ステージ部2は、制御装置181にて動作制御される昇降装置16を備え、該昇降装置16にてプリント基板1をその厚み方向に昇降させる。尚、昇降装置16としては、例えばエアーシリンダや、モータ等が使用される。上記スクリーン版3上には印刷ペースト5としてのクリーム半田が置かれる。
【0017】
上記スキージ側には、本実施形態のスクリーン印刷装置101にて特徴的な構成部分である印刷ヘッド部120と、該印刷ヘッド部120の駆動機構130とが設けられている。上記印刷ヘッド部120は、スクリーン版3の上方にて、印刷方向Iに沿ってスキージを移動させて上記印刷ペースト5をプリント基板1へ印刷、塗布する。該印刷ヘッド部120には、上記印刷方向Iにおける、図1の左側である装置手前側から、図1の右側である奥側への移動にて上記印刷塗布を行う手前側スキージ6と、上記奥側から上記手前側への移動にて上記印刷塗布を行う奥側スキージ7と、スキージ6,7をそれぞれプリント基板1の厚み方向に昇降させる手前側スキージ用昇降装置121及び奥側スキージ用昇降装置122とを備える。手前側スキージ6及び奥側スキージ7は、手前側スキージ用昇降装置121及び奥側スキージ用昇降装置122の出力軸に相当する昇降部材8a、8bを介してスキージホルダー8c、8dに固定部材10a、10bにより平行に支持されている。又、昇降部材8aとスキージホルダー8c、昇降部材8bとスキージホルダー8dは、それぞれ締結部材11にて連結され、該締結部材11は各スキージ6,7を所定の上記アタック角度θ1に設定した状態で固定する。
手前側スキージ用昇降装置121及び奥側スキージ用昇降装置122としてはエアーシリンダやモータ等を用いることができ、各昇降装置121,122はそれぞれ制御装置181にて動作制御される。尚、手前側スキージ6及び奥側スキージ7は、プリント基板1のパターンにより、複数種類が使用され交換される。
【0018】
上記駆動機構130は、制御装置181にて動作制御される駆動装置13と、該駆動装置13により軸周り方向に回転されるボールネジ12とを備える。該ボールネジ12には、上記印刷ヘッド部120の回転フレーム116を回転自在に保持している支持フレーム115が係合している。よって、上記駆動装置13にてボールネジ12がその軸回り方向に回転されることで、支持フレーム115、つまり手前側スキージ6及び奥側スキージ7が上記印刷方向Iに移動する。
【0019】
上記支持フレーム115及び回転フレーム116についてより詳しく説明する。回転フレーム116は、円筒形状にてなり、その内部には直径方向に沿って上記手前側スキージ用昇降装置121及び奥側スキージ用昇降装置122が固定されている。円筒形状の回転フレーム116の中心に位置し、プリント基板1の厚み方向に沿った回転軸123の軸回り方向へ回転フレーム116が回転自在なように、上記支持フレーム115は回転軸受け114を介して回転フレーム116を支持している。よって、支持フレーム115に対して、回転軸123を中心として回転フレーム116が上記軸回り方向へ回転することで、手前側スキージ6及び奥側スキージ7は、平行に配置された状態を維持しながら、スクリーン版3に平行な面に沿って上記回転軸123の軸周り方向へ回転可能である。
本実施形態では、回転フレーム116は作業者の操作にて回転されるので、回転フレーム116には作業者操作用のハンドル119が設けられている。又、回転フレーム116の回転角度を検出するため、支持フレーム115には、センサまたはポテンショメータにてなる回転角度検出器117が設けられている。該回転角度検出器117にて検出された角度情報は制御装置181へ送出される。又、支持フレーム115には、回転フレーム116の不用意な回転を防止するための回転フレーム固定部材118が取り付けられている。尚、本実施形態では、回転フレーム固定部材118は、図示するように支持フレーム115に螺合したネジ部材であり、ねじ込むことでその先端が回転フレーム116の周面に当接し押圧して回転を防止するが、回転フレーム116の固定方法としてはこのような部材及び構造に限定されるものではない。又、支持フレーム115、回転フレーム116、回転軸受け114、ハンドル119がスキージ回転機構に相当する。
【0020】
以上のように構成されたスクリーン印刷装置101について、その動作を説明する。
印刷動作を行う為の準備として、まず、印刷ヘッド部120の各スキージホルダ8c、8dにそれぞれスキージ6、7を取りつける必要がある。本実施形態のスクリーン印刷装置101では上述のように回転フレーム116を回転させることで印刷ヘッド部120を回転させることができる。よって、まず、ハンドル119にて回転フレーム116を上記回転軸123の軸回り方向へ、図2に示すように例えば時計回りに90°回転させ、スキージホルダー8c、8dの延在方向を上記印刷方向Iに平行にする。該回転動作により、スキージホルダー8c、8dのそれぞれは、当該スクリーン印刷装置101の手前側から奥側に向かって延在するように配置される。この状態で手前側スキージ6と奥側スキージ7を、上記手前側から奥側への方向に直交する左右方向からスキージホルダー8c、8dにそれぞれ取り付け、上記固定部材10a,10bにより固定する。
【0021】
スキージ6、7の取り付けが完了後、各スキージ6,7について上記アタック角度θ1を調整する為、スキージホルダー8c、8を支持している締結部材11による締め付けを緩め、上記アタック角度θ1がそれぞれ所定の角度になるように、作業者は、装置正面側つまり上記手前側から、昇降部材8aとスキージホルダー8c、昇降部材8bとスキージホルダー8dにそれぞれ記されているアタック角度の目盛と指針を確認しながら上記アタック角度θ1を調整し、調整後、締結部材11を締め付け昇降部材8aとスキージホルダー8c、昇降部材8bとスキージホルダー8dをそれぞれ固定する。
【0022】
このようにスクリーン印刷装置101では、印刷ヘッド部120が回転可能であることから、スキージ6,7の取り付けは上記左右方向から行え、従来のようにスキージの着脱順の制約がなくなり、かつアタック角度θ1の調整を上記装置手前側から目視しながら行うことができる。したがって印刷タクトを短縮することができる。
【0023】
スキージ6、7の取り付けとアタック角度調整が完了した後、再度、印刷ヘッド部120の回転フレーム116を、図3に示すように反時計回りに(90+α)°回転させ固定する。この状態では、時計回りへ回転させる前の元状態に比べてα°分、上記印刷方向Iに対してスキージ6,7は傾斜した状態にて配置されて、印刷方向Iとスキージとのなす角度は(90−α)°になっている。尚、この場合、上記α°、つまりスキュー角は設定された値ではなく、作業者による上記反時計回りへの回転によって生じる適宜な値となる。又、この状態にて、回転角度検出器117により、スクリーン版3上におけるスキージ6,7の回転角度つまりスキュー角がα°であると検出され、該スキュー角情報は制御装置181へ送出され記憶される。
【0024】
次に、作業者は、実際に印刷するプリント基板1のサイズと、設定した上記アタック角度θ1と、スキージ6,7の長さ寸法と、使用するスクリーン枠4のサイズとを入力装置171に入力する。これらの入力情報は、入力装置171から制御装置181へ送出される。
制御装置181は、上記入力情報と上記スキュー角とに基づいて、スキージ6,7にてプリント基板1の全面に印刷を行うのに必要なスキージ6、7の移動距離、つまり印刷ストロークを求める。
又、求まった上記印刷ストロークに基づき、制御装置181は、スキージ6,7を上記印刷ストローク分、移動させた場合、スキージ6,7がスクリーン枠4と干渉するか否かを判断するようにしてもよい。さらに、万一、上記スキュー角が大き過ぎて上記干渉が生じるときには、作業者に対して現在のスキュー角を小さくするように警告することもできる。
【0025】
以上の準備完了後、プリント基板1への印刷動作について図4〜図7を参照して説明する。
まず、プリント基板1はステージ部2によって位置決め固定された後、昇降装置16によりスクリーン枠4に固着されたスクリーン版3の直下まで上昇される。その後、手前側スキージ用昇降装置121が動作し手前側スキージ6が下降して、図4に示すように、スクリーン版3上に接触する。このとき手前側スキージ6は、上述のように上記スキュー角α°にて傾斜した状態である。そして、駆動装置13の動作により印刷ヘッド120が印刷方向Iに移動することで手前側スキージ6が上記スキュー角α°にて傾斜した状態のまま印刷方向Iに水平移動して、スクリーン版3上の印刷ペースト5が手前側スキージ6にてプリント基板1に印刷されていく。尚、図4〜図7では、スクリーン版3上に接触し実際に印刷動作を行うスキージについて実線で図示しもう一方のスキージについては2点鎖線で図示するか、若しくは図示を省略している。
【0026】
スキージングの際、従来の場合と同様に、印刷ペースト5はローリングしながら進行していくが、本実施形態のように上記スキュー角α°にて手前側スキージ6を傾斜させた状態でスキージングすることで、ローリングしながら進行する印刷ペースト5の進行方向は、図8に示すように手前側スキージ6の延在方向に沿った全長にわたり、印刷方向Iに対してγ1の角度をなした同方向になる。よって、手前側スキージ6の延在方向の全長にわたり印刷ペースト5のローリング性が均一になり、スクリーン版3上の開口部へ印刷ペースト5を良好に充填することができる。したがって、プリント基板1の全面において高精度に印刷を行うことができる。
尚、印刷ペースト5の進行方向が同方向となる範囲は、スキージの上記全長でなくてもよく最低限プリント基板1の印刷領域に対応したスキージの範囲であればよい。
さらに又、上記スキュー角α°にて手前側スキージ6を傾斜させた状態でスキージングすることで、従来、上記図13に示すようにスキージの両端から印刷ペースト5がはみ出していたのを、図4に示すようにスキージ6の一端部6bからのみはみ出させることができる。
手前側スキージ6による印刷終了後、昇降装置16を動作してステージ2を下降し、プリント基板1をステージ2より解除してプリント基板1を搬出する。
【0027】
次に、新たなプリント基板1が搬入され、上述のようにステージ2に位置決めされてスクリーン版3の直下に配置される。そして今度は手前側スキージ6を上昇させ、一方、奥側スキージ用昇降装置122にて奥側スキージ7を下降させて、図5に示すようにスクリーン版3に接触させる。このとき、本実施形態では奥側スキージ7のスキュー角は変化させず、手前側スキージ6の場合に同一としている。このような状態にて、駆動装置13が駆動されることで、上記印刷方向の逆向きの反印刷方向に奥側スキージ7が移動し、手前側スキージ6の場合と同様にスクリーン版3上の開口部へ印刷ペースト5を良好に充填しながら印刷が行われる。
【0028】
又、手前側スキージ6及び奥側スキージ7は、同一長さであり平行に配置され、かつ上記印刷方向Iに対して例えば手前側スキージ6の延在方向を直交させて手前側スキージ6及び奥側スキージ7を配置したとき上記延在方向において手前側スキージ6及び奥側スキージ7に配置ずれはない。このような配置状態にて上述のように回転軸123の軸回り方向へ上記スキュー角にて回転させることから、回転後においては図4に示すように手前側スキージ6と奥側スキージ7との間には配置ずれ161が生じる。よって、奥側スキージ7によるスキージングのとき、手前側スキージ6の一端部6bからはみ出した印刷ペースト5aは、上記端位置ずれ161により奥側スキージ7にて当該奥側スキージ7の中央方向へかき寄せられる。尚、奥側スキージ7のスキージングによっても、図6に示すように奥側スキージ7の一端部7bから印刷ペースト5がはみ出す。奥側スキージ7からはみ出した印刷ペースト5bは、図7に示すように次の印刷動作における手前側スキージ6のスキージングにてかき寄せられる。このように一方のスキージからはみ出した印刷ペースト5は、他方のスキージにて当該他方のスキージの内側へかき寄せられることから、従来のような印刷ペースト5の浪費はなくなり、省資源及び省材料化で環境保護対策に貢献することができる。
このような印刷動作が繰り返され、手前側、奥側のスキージ6、7にて交互にそれぞれのプリント基板1へ印刷が行われていく。
【0029】
又、上述のように制御装置181は、上記スキュー角、及びスキージ長さ等の情報に基づいて、スキージの印刷可能ストロークを求めることから、スキージからの印刷ペースト5のはみ出し量や、かき寄せ具合に応じて、印刷途中ではみ出し量低減の為に上記スキュー角を変更した場合であっても、スキージとスクリーン枠4とが干渉することを回避することができる。
【0030】
又、上述の実施形態では、設定したスキュー角α°を変更せずにそれぞれの印刷を行う場合であるが、図9に示すように、一往復の印刷後、つまり手前側スキージ6と奥側スキージ7とでそれぞれ1回ずつ印刷した後、上記回転軸123の軸回り方向へ印刷ヘッド部120を回転して、スキュー角を−α°に設定する。そしてスキュー角が−α°に設定された、手前側スキージ6にて上記印刷方向Iへ印刷を行い、さらに奥側スキージ7にて上記反印刷方向へ印刷を行う。該一往復の印刷後、再びスキュー角をα°に設定して一往復の印刷を行う。このように、スキュー角のα°と−α°を一往復ごとに交互に変更しながら印刷するようにしてもよい。このような印刷動作を行うことで、スキージ6,7からの印刷ペースト5のはみ出し量の低減に特に効果が発揮できる。即ち、図4に示すように、手前側スキージ6と奥側スキージ7との間には配置ずれ161が存在することから、スキュー角を変更せずに印刷動作を繰り返すと、スキージ6、7の各移動終端位置において、上記配置ずれ161に相当する部分には印刷ペースト5が残留してしまい、従来と同様の問題を生じる可能性がある。一方、スキュー角を変更して印刷動作を行うことで、上記配置ずれ161に相当する部分を、互いのスキージ6,7で補完することができ、上記残留する印刷ペースト5はなくなり、印刷ペースト5のはみ出し量の低減に特に効果を発揮することが可能となる。
又、上記スキュー角の変更は、上記一往復毎に限定されるものではなく、手前側スキージ6と奥側スキージ7との各印刷動作毎に変更するようにしても良い。
【0031】
又、制御装置181には、作業者が入力装置171から印刷ペースト5の粘性、チキソ比、流動特性等の物性値を入力することができ、制御装置181は、スキージ6、7の延在方向の全長にわたり印刷ペースト5のローリング性を均一にしスクリーン版3上の開口部へ印刷ペースト5が良好に充填可能となりその結果プリント基板1の全面において高精度に印刷が可能となるような上記スキュー角を、印刷ペースト5の上記物性値に基づいて求めるようにすることもできる。求めたスキュー角は、例えば表示装置にて表示され、該表示値に従い作業者は、回転フレーム116を回転させ上記スキュー角の設定を行うように構成することもできる。
【0032】
又、制御装置181は、スキージ6,7の例えば印刷速度や上記アタック角度等の印刷条件をさらに加味して上記スキュー角を求めるようにすることもできる。
特に、高精度印刷を要求される場合には、制御装置181は、さらに、スクリーン版3の開口部パターンを加味することにより、印刷ペースト5のローリングの上記γ1に相当する進行角度が最適になるように、スキュー角を決定することもできる。
【0033】
上述の実施形態では、作業者が回転フレーム116を回転させることで印刷ヘッド部120を回転させたが、図10に示すスクリーン印刷装置102のように、例えばモータにてなる回転駆動装置144にて回転フレーム146を回転軸123の軸回り方向へ回転させるように構成することもできる。尚、図10に示す上記印刷ヘッド部140は、上述の印刷ヘッド部120に相当し、支持フレーム145は上述の支持フレーム115に相当し、回転フレーム146は上述の回転フレーム116に相当する。よって、これらの構成部分について、ここでの詳しい説明は省略する。
【0034】
図10において、147は回転駆動装置144の出力軸先端部に取り付けられたギヤであり、148は回転フレーム146に取り付けられ上記ギヤ147と係合するラックである。このような構成において、支持フレーム145は、ボールネジ12に係合しており回転軸123の軸回り方向へ回転することはない。よって、回転駆動装置144が動作することによるギヤ147の回転に伴い、回転フレーム146が上記回転軸123の軸回り方向へ回転する。尚、回転駆動装置144は制御装置181にて動作制御される。尚、支持フレーム145、回転フレーム146、回転軸受け114、回転駆動装置144、ギヤ147、ラック148がスキージ回転機構に相当する。
【0035】
このように図10に示すスクリーン印刷装置102によれば、上述したスクリーン印刷装置101の動作における回転フレーム116の回転動作を、回転駆動装置144の動力により行うことが可能となり、回転駆動装置144の駆動により印刷ヘッド部140を回転させ上記スキュー角を自動的に変更することができる。
さらに、上述したように制御装置181は、スキージ6、7の延在方向の全長にわたり印刷ペースト5のローリング性を均一にしスクリーン版3上の開口部へ印刷ペースト5が良好に充填可能となりその結果プリント基板1の全面において高精度に印刷が可能となるような上記スキュー角を求め、該スキュー角に基づき、回転駆動装置144を動作させて回転フレーム146を回転させることができる。このとき回転フレーム146の回転角度は、上記回転角度検出器117から供給され、制御装置181は、該回転角度情報が当該制御装置181にて求めた上記スキュー角に到達するまで回転駆動装置144を動作させて上記スキージ6,7の回転を行うことができる。ここで、制御装置181が上記スキュー角を求めるために使用可能な情報としては、上述したように、印刷ペースト5の上記物性値や、スクリーン版3の開口部パターンの情報や、上記印刷条件がある。
【0036】
尚、図10のスクリーン印刷装置102では、スキージ6,7の回転機構の構成として、回転駆動装置144、ギヤ147、ラック148を用いた例を示したが、該構成に限定されるものではなく、ギヤ147、ラック148の代わりに、例えばプーリーとタイミングベルトを用いたり、若しくは回転駆動装置144の出力軸にて直接に回転させる手法等を採用することができる。
【0037】
又、制御装置181には、上記スキュー角設定用として、印刷ペースト5の上記物性値や、上記スクリーン版3の開口部パターンの情報や、上記印刷条件等のデータベースを予め格納しておいても良い。
【0038】
さらに又、図10に示すように、印刷ペースト5の特性を測定するセンサ151、例えばロードセルをスキージ6,7部に設け、印刷時に印刷ペースト5がローリングしながら流動していく状態を反力でセンサ151にて測定し、該測定値を制御装置181へ送出することで、制御装置181は該測定値に基づいて最適なスキュー角を決定するように構成してもよい。
その上、制御装置181は、印刷ペースト5の特性値と、印刷条件例えばスキージ6,7の印刷速度や、上記アタック角度等とに基づいて、流動特性であるチキソ比を傾向的に捕らえ、その条件に最適なスキュー角を決定するようにしても良い。
【0039】
尚、上述した実施形態では、スクリーン印刷装置101、102のように、印刷方向Iに沿って手前側スキージ6と奥側スキージ7との2つが並設されているタイプを例に採ったが、該構成に限定されるものではなく、スキージを一つ設け、片方向印刷を行うタイプのスクリーン印刷装置にスキージ回転機構等を設けることもでき、この場合も上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の第1態様の電子基板用スクリーン印刷装置、及び第2態様の電子基板用スクリーン印刷方法によれば、スキージと、スキージ回転機構とを備え、上記スキージを回転させ、上記スキージの延在方向を印刷方向に対して傾斜させて上記スキージを配置した。よって、上記印刷方向へ上記スキージを移動させて電子基板に上記印刷ペーストを印刷するとき、上記印刷方向への上記スキージの移動に伴いローリングしながら進行する上記印刷ペーストの進行方向が上記電子基板に対応する上記スキージの全範囲において同方向にすることができ、この結果、スクリーン版上の開口部へ上記印刷ペーストを良好に充填でき、電子基板全面において高精度に印刷が可能となる。
【0041】
又、スキージの取付時や、アタック角の調節時には、上記スキージ回転機構により作業者が作業容易なようにスキージを回転させることができ、印刷タクトを短縮することもできる。
【0042】
又、上記スキージの延在方向を印刷方向に対して傾斜させることで、印刷時には、印刷ペーストをスキージの一端からのみはみ出させることができる。さらに、印刷方向に沿って2つのスキージを並設したときには、一方のスキージによるスキージングによりはみ出した印刷ペーストを、他方のスキージによるスキージングによりかき寄せることができる。よって、印刷ペーストの浪費を防止でき、省資源及び省材料化で環境保護対策に貢献可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態によるスクリーン印刷装置を示す概略構成図である。
【図2】 図1に示すスキージを90°回転させた状態を示す平面図である。
【図3】 図1に示すスキージをスキュー角α°にて傾斜させた状態を示す平面図である。
【図4】 図1に示すスクリーン印刷装置の一方のスキージによるスキージングを示す平面図である。
【図5】 図1に示すスクリーン印刷装置の他方のスキージによるスキージングを開始するときの状態を示す平面図である。
【図6】 図1に示すスクリーン印刷装置の他方のスキージによるスキージングが終了したときの状態を示す平面図である。
【図7】 図1に示すスクリーン印刷装置の一方のスキージによるスキージングを開始するときの状態を示す平面図である。
【図8】 図1に示すスクリーン印刷装置のスキージによるスキージングのときにおける印刷ペーストの進行方向を説明するための平面図である。
【図9】 図1に示すスクリーン印刷装置のスキージのスキュー角を変更する場合を説明するための平面図である。
【図10】 図1に示すスクリーン印刷装置の変形例における概略構成図である。
【図11】 従来のスクリーン印刷装置の概略構成図である。
【図12】 図11に示すスクリーン印刷装置の一方のスキージによるスキージングを開始するときの状態を示す平面図である。
【図13】 図12に示す一方のスキージによるスキージングが終了したときの状態を示す平面図である。
【図14】 従来のスクリーン印刷装置の他方のスキージによるスキージングを開始するときの状態を示す平面図である。
【図15】 図14に示す他方のスキージによるスキージングが終了したときの状態を示す平面図である。
【図16】 従来のスクリーン印刷装置のスキージによるスキージングのときにおける印刷ペーストの進行方向を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1…プリント基板、3…スクリーン版、5…印刷ペースト、
6…手前側スキージ、7…奥側スキージ、13…駆動装置、
101、102…スクリーン印刷装置、
114…回転軸受け、116…回転フレーム、117…回転角度検出器、
120…印刷ヘッド部、
130…駆動機構、
140…印刷ヘッド部、144…駆動装置、146…回転フレーム、
147…ギヤ、148…ラック、
181…制御装置。

Claims (7)

  1. スクリーン版(3)に接触しながら印刷方向及び反印刷方向に沿って移動して上記スクリーン版上の印刷ペースト(5)を、上記スクリーン版を通して電子基板(1)に印刷するスキージであって、2つ平行に設けられ交互に上記スクリーン版に接触し、上記2つの内の一方のスキージが上記スクリーン版に接触して移動することにより当該一方のスキージの端部からはみ出した上記印刷ペーストを、他方のスキージが上記スクリーン版に接触して移動するときにかき寄せるスキージと、
    上記スクリーン版及び電子基板の厚み方向に沿った回転軸の軸回り方向へ上記2つのスキージを上記平行に並設した状態を維持して回転させ、上記スキージの延在方向を上記印刷方向に対して傾斜させ、かつ上記回転による上記2つのスキージの傾斜角度を印刷動作において変更するスキージ回転機構(114,116,144,146,147,148)と、
    上記スキージに設けられ、上記印刷ペーストの特性を測定するセンサ(151)と、
    上記印刷方向へ上記スキージが移動して上記電子基板の全面に上記印刷ペーストを印刷するとき、上記印刷方向への上記スキージの移動に伴いローリングしながら進行する上記印刷ペーストの進行方向が上記電子基板に対応する上記スキージの全範囲において同方向となる上記スキージの回転角度を上記センサの測定値から求める制御装置(181)と、
    上記スキージの上記回転角度を検出する回転角度検出器(117)と、を備え、
    上記回転角度検出器にて検出される上記回転角度が上記制御装置にて求まった回転角度に到達するまで上記スキージ回転機構にて上記スキージを回転させる、
    ことを特徴とする電子基板用スクリーン印刷装置。
  2. 上記傾斜角度は、上記はみ出した印刷ペーストの上記かき寄せを可能とする角度であり、上記スキージ回転機構は、上記2つのスキージの上記傾斜角度を一往復ごとにα°と−α°とで交互に変更する、請求項1記載の電子基板用スクリーン印刷装置。
  3. 上記スキージ回転機構は、上記スキージを回転させる回転駆動装置(144)を有し、
    上記回転角度検出器は、検出した上記回転角度を上記制御装置へ送出し、上記制御装置は、上記回転角度検出器から供給された回転角度が当該制御装置にて求めた回転角度に到達するまで上記回転駆動装置の動作させて上記スキージの回転を行う、請求項1又は2記載の電子基板用スクリーン印刷装置。
  4. 上記制御装置は、上記印刷ペーストの物性に基づいて上記スキージの上記回転角度を求める、請求項1から3のいずれかに記載の電子基板用スクリーン印刷装置。
  5. 上記制御装置は、さらに、上記スキージの移動速度を含む印刷条件をも加味して上記スキージの回転角度を求める、請求項1から4のいずれかに記載の電子基板用スクリーン印刷装置。
  6. 上記制御装置は、さらに、上記スクリーン版の開口条件をも加味して上記スキージの回転角度を求める、請求項1から5のいずれかに記載の電子基板用スクリーン印刷装置。
  7. 上記制御装置は、さらに、求めた上記スキージの回転角度及び上記スキージの全長に基づいて、上記スキージの上記印刷方向への移動距離を求めて、該移動距離に基づいて上記スキージと上記スクリーン版を保持しているスクリーン枠(4)との干渉の有無を判断する、請求項1から6のいずれかに記載の電子基板用スクリーン印刷装置。
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