JP2000351197A - 電子基板用スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法 - Google Patents

電子基板用スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法

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JP2000351197A
JP2000351197A JP11166520A JP16652099A JP2000351197A JP 2000351197 A JP2000351197 A JP 2000351197A JP 11166520 A JP11166520 A JP 11166520A JP 16652099 A JP16652099 A JP 16652099A JP 2000351197 A JP2000351197 A JP 2000351197A
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哲矢 田中
賢 ▲高▼橋
Masaru Takahashi
Masuo Masui
増尾 増井
Koji Mitsugi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度印刷を行え、かつ印刷タクトを短縮可
能で、さらに省資源化可能な、電子基板用スクリーン印
刷装置及方法を提供する。 【解決手段】 スキージ6,7と、スキージ回転機構1
14、116とを備え、上記スキージを回転させ、上記
スキージの延在方向を印刷方向に対して傾斜させて上記
スキージを配置した。上記スキージの傾斜により、印刷
ペースト5を印刷するとき上記印刷ペーストの進行方向
が上記スキージの全範囲において同方向にすることがで
き、電子基板1の全面において高精度に印刷が可能とな
り、又、印刷ペーストの浪費を防止できる。又、上記ス
キージのメンテナンス作業が容易なようにスキージを回
転させることができ、印刷タクトを短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路基板実装
工程においてプリント基板等の被印刷物である電子基板
上に導体ペーストやクリーム半田などの印刷ペーストを
高精度にて印刷する電子基板用スクリーン印刷装置及び
スクリーン印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スクリーン印刷装置は、電子部品
の回路実装工程におけるクリーム半田印刷工程に使用さ
れているが、電子部品の小型化に伴って、電子部品実装
基板の微細化が進み、それに対応して、クリーム半田の
高精度印刷も要求されてきている。さらに最近では、地
球環境保護の士気が高まり、省資源やリサイクル、有害
物質の使用制限などの取り組みがなされてきている。以
下、従来のスクリーン印刷装置の一例を図11〜図Gを
参照して説明する。図11は従来のスクリーン印刷装置
を示す概略図である。上記電子部品実装基板に相当する
プリント基板1は、ステージ部2によって位置決め固定
されている。ステージ部2の上方には、スクリーン枠4
により固着されたスクリーン版3が配置される。該スク
リーン版3上には印刷ペースト5が置かれる。又、スク
リーン版3の上方には、印刷方向Iに沿ってスキージを
移動させて上記印刷ペースト5をプリント基板1へ印
刷、塗布する印刷ヘッド8が設けられている。該印刷ヘ
ッド8には、上記印刷方向Iにおける、図11の左側で
ある装置手前側から、図11の右側である奥側への移動
にて上記印刷塗布を行う手前側スキージ6と、上記奥側
から上記手前側への移動にて上記印刷塗布を行う奥側ス
キージ7と、スキージ6,7をそれぞれプリント基板1
の厚み方向に昇降させる手前側スキージ用昇降装置14
及び奥側スキージ用昇降装置15とを備える。手前側ス
キージ6及び奥側スキージ7は、手前側スキージ用昇降
装置14及び奥側スキージ用昇降装置15に昇降部材8
a、8bを介して昇降自在なスキージホルダー8c、8
dに固定部材10a、10bにより支持されている。
尚、手前側スキージ6及び奥側スキージ7は、プリント
基板1のパターンにより、複数種類が使用され交換され
る。又、印刷ヘッド8は、駆動装置13により軸周り方
向に回転されるボールネジ12にて上記印刷方向Iに移
動可能である。
【0003】上記構成のスクリーン印刷装置を使用し
て、プリント基板1の印刷動作について図12〜図15
を参照して説明する。まず、プリント基板1は、ステー
ジ部2によって位置決め固定された後、昇降装置16に
よりスクリーン枠4に固着されたスクリーン版3の直下
まで上昇される。その後、まず手前側スキージ6が、手
前側スキージ用昇降装置14の動作により下降されてス
クリーン版3上に当接される。次に、駆動装置13にて
印刷ヘッド8と共に手前側スキージ6が印刷方向Iに水
平移動されて印刷ペースト5がプリント基板1に印刷さ
れる。該印刷後、昇降装置16によりプリント基板1は
下降してスクリーン版3より離れ、次工程へ搬出され
る。次に、新たなプリント基板1がステージ部2に載置
されスクリーン版3の上記直下にセットされる。そして
今度は手前側スキージ6に代わり奥側スキージ7が、奥
側スキージ用昇降装置15の動作により下降されてスク
リーン版3上に当接される。尚、このとき手前側スキー
ジ6は手前側スキージ用昇降装置14にて上昇する。そ
して奥側スキージ7により印刷方向Iに沿って奥側から
手前側に水平移動し、印刷ペースト5がプリント基板1
に印刷される。これらの動作が繰り返され、手前側、奥
側のスキージ6、7にて交互に各プリント基板1に印刷
が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の印刷動作の際、
印刷ペースト5は、例えば手前側スキージ6の移動によ
りスクリーン版3上を転がるように(以下ローリングと
いう)押し進められるが、図12に示すように従来、手
前側スキージ6の進行方向、つまり上記印刷方向Iに対
して手前側スキージ6は直交方向に沿って設置されてい
る。よって、印刷ペースト5は、ローリングしながら手
前側スキージ6の両端へ流動していき、図13に示すよ
うにスキージの両端からはみ出してしまう。その後、も
う一方の奥側スキージ7で図14に示すように次の印刷
が行われるが、この印刷動作でも図15に示すように同
様の印刷ペースト5のはみ出しが発生する。一度、手前
側スキージ6及び奥側スキージ7の端よりはみ出した印
刷ペースト5aは、2度と手前側スキージ6及び奥側ス
キージ7の内側へかき寄せられることはなく、印刷を繰
り返すことにより、スクリーン版3上に徐々に堆積して
いく。その結果、長時間スクリーン版3上に放置された
印刷ペースト5aは、フラックス成分が揮発し、特性が
変化してしまう為、再度使用することができず、廃棄す
るしかないのが現状である。よって、省資源、省材料と
いう地球環境保護の取り組みに対して反するという問題
点を有していた。
【0005】又、上述のような、スキージ6,7の端部
からの印刷ペースト5のはみ出しが生じることは、図1
6に示すように、例えばスキージ6の中央部6aと端部
6bではスキージ6の進行方向に対して印刷ペースト5
がローリングしながら進行する進行方向が異なる。即
ち、中央部6aでは印刷方向Iに対して平行に印刷ペー
スト5は進行するが、端部6bでは、印刷方向に対して
角度β1〜角度β4等の角度をもって進行する。その結
果、スキージ6,7の中央部と、右端部及び左端部とで
は、それぞれスクリーン版3上の開口部に充填される印
刷ペースト5の充填状態が異なり、その結果、プリント
基板1の全面に均一に安定した印刷をすることが困難で
あるという問題を有していた。
【0006】又、図11に示すスクリーン印刷装置のよ
うに、複数のスキージ6,7を備えており、かつ装置の
手前側と奥側との間でスキージ6,7が往復動する場
合、装置手前側から見たとき、手前側スキージ6と奥側
スキージ7とが重なってしまい、スキージの着脱時、手
前側スキージ6を取り外さないと奥側スキージ7を固定
している固定部材10bを操作できないという制限や、
反対に、奥側スキージ7を取り付けてから手前側スキー
ジ6を取り付けなければならないという制限がある。よ
って、印刷準備のタクトも含んだ印刷動作タクトを長期
化させるという問題があった。
【0007】さらに、図11に示すように、例えばスキ
ージ6とスクリーン版3とのなす角度であるアタック角
度θ1を調整するときについても、装置手前側にいる作
業者には手前側スキージ6の延在方向の側面が見えるの
で、上記アタック角度θ1を目視で確認することは困難
であり、やはり印刷準備タクトも含む印刷動作タクトを
長期化させるという問題があった。本発明はこのような
問題点を解決するためになされたもので、電子基板全面
において高精度に印刷を行え、かつ印刷タクトを短縮可
能な、さらにまた、省資源及び省材料化で環境保護対策
に貢献可能な、電子基板用スクリーン印刷装置及びスク
リーン印刷方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様の電子
基板用スクリーン印刷装置は、スクリーン版に接触しな
がら印刷方向に沿って移動して上記スクリーン版上の印
刷ペーストを、上記スクリーン版を通して電子基板に印
刷するスキージと、上記スクリーン版及び電子基板の厚
み方向に沿った回転軸の軸回り方向へ上記スキージを回
転させ、上記スキージの延在方向を上記印刷方向に対し
て傾斜させて上記スキージを配置するスキージ回転機構
と、を備えたことを特徴とする。
【0009】又、上記印刷方向へ上記スキージが移動し
て上記電子基板の全面に上記印刷ペーストを印刷すると
き、上記印刷方向への上記スキージの移動に伴いローリ
ングしながら進行する上記印刷ペーストの進行方向が上
記電子基板に対応する上記スキージの全範囲において同
方向となる上記スキージの回転角度を求める制御装置
と、上記スキージの上記回転角度を検出する回転角度検
出器と、をさらに備え、上記回転角度検出器にて検出さ
れる上記回転角度が上記制御装置にて求まった回転角度
に到達するまで上記スキージ回転機構にて上記スキージ
を回転させるように構成することもできる。
【0010】上述の構成によれば、スキージの着脱時及
び上記アタック角度θ1を調整するときに、スキージ回
転機構は、スキージを水平方向に印刷方向に対して90
°回転することを可能とし、スキージの着脱及び上記ア
タック角度θ1の調整作業を容易にする。よって、印刷
タクトを短縮することができる。又、上記スキージの回
転により印刷方向に対してスキージが傾斜して配置され
ることで、好ましくは印刷ペーストの上記ローリングの
進行方向が同一方向となるようにスキージを配置するこ
とで、スキージ全長にわたり印刷ペーストのローリング
性が均一になり、スクリーン版上の開口部へ印刷ペース
トを良好に充填できる。よって、プリント基板全面にお
いて高精度に印刷を行うことができる。
【0011】さらに又、上記スキージは、上記印刷方向
に2つ平行に設けられ、各スキージは上記印刷方向及び
反印刷方向への往復移動にて交互に上記スクリーン版に
接触され、上記2つの内の一方のスキージが上記スクリ
ーン版に接触して上記印刷方向へ移動することにより当
該一方のスキージの端部からはみ出した上記印刷ペース
トを、他方のスキージが上記スクリーン版に接触して上
記反印刷方向へ移動することによりかき寄せ、上記スキ
ージ回転機構は、上記2つのスキージを上記平行に並設
された状態を維持したまま回転させるように構成するこ
ともできる。
【0012】このように構成することで、スキージを回
転して配置することにより、印刷ペーストを一方のスキ
ージの片側からはみ出させ、かつこのはみ出した印刷ペ
ーストを他方のスキージにて該スキージの中央側へかき
寄せながら印刷することを可能とする。よって、印刷ペ
ーストの消費量を低減することができる。
【0013】又、本発明の第2態様の電子基板用スクリ
ーン印刷方法は、スクリーン版に接触しながら印刷方向
に沿ってスキージを移動して上記スクリーン版上の印刷
ペーストを、上記スクリーン版を通して電子基板の全面
に印刷するとき、上記印刷方向への上記スキージの移動
に伴いローリングしながら進行する上記印刷ペーストの
進行方向が上記電子基板に対応する上記スキージの全範
囲において同方向となるように、上記スクリーン版及び
電子基板の厚み方向に沿った回転軸の軸回り方向へ上記
スキージを回転させ、上記スキージの延在方向を上記印
刷方向に対して傾斜させて上記スキージを配置して上記
印刷を行うことを特徴とする。
【0014】又、上記スキージの延在方向を上記印刷方
向に対して傾斜させるときの上記スキージの回転角度を
各印刷動作毎に変化させて上記印刷を行うようにするこ
ともできる。
【0015】このように動作することで、スキージの着
脱及び上記アタック角度θ1の調整作業を容易にして印
刷タクトを短縮することができ、かつスクリーン版上の
開口部へ印刷ペーストを良好に充填して、プリント基板
全面において高精度に印刷を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の電子基板用ス
クリーン印刷装置、及び該電子基板用スクリーン印刷装
置にて実行されるスクリーン印刷方法について図を参照
しながら以下に説明する。尚、各図において同一の構成
部分については同一符号を付している。又、上記「課題
を解決するための手段」に記載した「電子基板」の機能
を果たす一例として本実施形態ではプリント基板を例に
採り、「印刷ペースト」の機能を果たす一例として本実
施形態では、高粘性フラックスに半田粉末を混ぜ合わせ
たペースト状のクリーム半田を例に採るが、これらに限
定されるものではない。図1に示すように、本実施形態
のスクリーン印刷装置101は、大別して、スクリーン
側とスキージ側とに分かれ、又、制御装置181を備え
る。上記スクリーン側には、図11を参照して上述した
従来のスクリーン印刷装置と同様に、プリント基板1を
位置決めして載置するステージ部2と、ステージ部2の
上方にてスクリーン枠4により固着されたスクリーン版
3とが配置される。ステージ部2は、制御装置181に
て動作制御される昇降装置16を備え、該昇降装置16
にてプリント基板1をその厚み方向に昇降させる。尚、
昇降装置16としては、例えばエアーシリンダや、モー
タ等が使用される。上記スクリーン版3上には印刷ペー
スト5としてのクリーム半田が置かれる。
【0017】上記スキージ側には、本実施形態のスクリ
ーン印刷装置101にて特徴的な構成部分である印刷ヘ
ッド部120と、該印刷ヘッド部120の駆動機構13
0とが設けられている。上記印刷ヘッド部120は、ス
クリーン版3の上方にて、印刷方向Iに沿ってスキージ
を移動させて上記印刷ペースト5をプリント基板1へ印
刷、塗布する。該印刷ヘッド部120には、上記印刷方
向Iにおける、図1の左側である装置手前側から、図1
の右側である奥側への移動にて上記印刷塗布を行う手前
側スキージ6と、上記奥側から上記手前側への移動にて
上記印刷塗布を行う奥側スキージ7と、スキージ6,7
をそれぞれプリント基板1の厚み方向に昇降させる手前
側スキージ用昇降装置121及び奥側スキージ用昇降装
置122とを備える。手前側スキージ6及び奥側スキー
ジ7は、手前側スキージ用昇降装置121及び奥側スキ
ージ用昇降装置122の出力軸に相当する昇降部材8
a、8bを介してスキージホルダー8c、8dに固定部
材10a、10bにより平行に支持されている。又、昇
降部材8aとスキージホルダー8c、昇降部材8bとス
キージホルダー8dは、それぞれ締結部材11にて連結
され、該締結部材11は各スキージ6,7を所定の上記
アタック角度θ1に設定した状態で固定する。手前側ス
キージ用昇降装置121及び奥側スキージ用昇降装置1
22としてはエアーシリンダやモータ等を用いることが
でき、各昇降装置121,122はそれぞれ制御装置1
81にて動作制御される。尚、手前側スキージ6及び奥
側スキージ7は、プリント基板1のパターンにより、複
数種類が使用され交換される。
【0018】上記駆動機構130は、制御装置181に
て動作制御される駆動装置13と、該駆動装置13によ
り軸周り方向に回転されるボールネジ12とを備える。
該ボールネジ12には、上記印刷ヘッド部120の回転
フレーム116を回転自在に保持している支持フレーム
115が係合している。よって、上記駆動装置13にて
ボールネジ12がその軸回り方向に回転されることで、
支持フレーム115、つまり手前側スキージ6及び奥側
スキージ7が上記印刷方向Iに移動する。
【0019】上記支持フレーム115及び回転フレーム
116についてより詳しく説明する。回転フレーム11
6は、円筒形状にてなり、その内部には直径方向に沿っ
て上記手前側スキージ用昇降装置121及び奥側スキー
ジ用昇降装置122が固定されている。円筒形状の回転
フレーム116の中心に位置し、プリント基板1の厚み
方向に沿った回転軸123の軸回り方向へ回転フレーム
116が回転自在なように、上記支持フレーム115は
回転軸受け114を介して回転フレーム116を支持し
ている。よって、支持フレーム115に対して、回転軸
123を中心として回転フレーム116が上記軸回り方
向へ回転することで、手前側スキージ6及び奥側スキー
ジ7は、平行に配置された状態を維持しながら、スクリ
ーン版3に平行な面に沿って上記回転軸123の軸周り
方向へ回転可能である。本実施形態では、回転フレーム
116は作業者の操作にて回転されるので、回転フレー
ム116には作業者操作用のハンドル119が設けられ
ている。又、回転フレーム116の回転角度を検出する
ため、支持フレーム115には、センサまたはポテンシ
ョメータにてなる回転角度検出器117が設けられてい
る。該回転角度検出器117にて検出された角度情報は
制御装置181へ送出される。又、支持フレーム115
には、回転フレーム116の不用意な回転を防止するた
めの回転フレーム固定部材118が取り付けられてい
る。尚、本実施形態では、回転フレーム固定部材118
は、図示するように支持フレーム115に螺合したネジ
部材であり、ねじ込むことでその先端が回転フレーム1
16の周面に当接し押圧して回転を防止するが、回転フ
レーム116の固定方法としてはこのような部材及び構
造に限定されるものではない。又、支持フレーム11
5、回転フレーム116、回転軸受け114、ハンドル
119がスキージ回転機構に相当する。
【0020】以上のように構成されたスクリーン印刷装
置101について、その動作を説明する。印刷動作を行
う為の準備として、まず、印刷ヘッド部120の各スキ
ージホルダ8c、8dにそれぞれスキージ6、7を取り
つける必要がある。本実施形態のスクリーン印刷装置1
01では上述のように回転フレーム116を回転させる
ことで印刷ヘッド部120を回転させることができる。
よって、まず、ハンドル119にて回転フレーム116
を上記回転軸123の軸回り方向へ、図2に示すように
例えば時計回りに90°回転させ、スキージホルダー8
c、8dの延在方向を上記印刷方向Iに平行にする。該
回転動作により、スキージホルダー8c、8dのそれぞ
れは、当該スクリーン印刷装置101の手前側から奥側
に向かって延在するように配置される。この状態で手前
側スキージ6と奥側スキージ7を、上記手前側から奥側
への方向に直交する左右方向からスキージホルダー8
c、8dにそれぞれ取り付け、上記固定部材10a,1
0bにより固定する。
【0021】スキージ6、7の取り付けが完了後、各ス
キージ6,7について上記アタック角度θ1を調整する
為、スキージホルダー8c、8を支持している締結部材
11による締め付けを緩め、上記アタック角度θ1がそ
れぞれ所定の角度になるように、作業者は、装置正面側
つまり上記手前側から、昇降部材8aとスキージホルダ
ー8c、昇降部材8bとスキージホルダー8dにそれぞ
れ記されているアタック角度の目盛と指針を確認しなが
ら上記アタック角度θ1を調整し、調整後、締結部材1
1を締め付け昇降部材8aとスキージホルダー8c、昇
降部材8bとスキージホルダー8dをそれぞれ固定す
る。
【0022】このようにスクリーン印刷装置101で
は、印刷ヘッド部120が回転可能であることから、ス
キージ6,7の取り付けは上記左右方向から行え、従来
のようにスキージの着脱順の制約がなくなり、かつアタ
ック角度θ1の調整を上記装置手前側から目視しながら
行うことができる。したがって印刷タクトを短縮するこ
とができる。
【0023】スキージ6、7の取り付けとアタック角度
調整が完了した後、再度、印刷ヘッド部120の回転フ
レーム116を、図3に示すように反時計回りに(90
+α)°回転させ固定する。この状態では、時計回りへ
回転させる前の元状態に比べてα°分、上記印刷方向I
に対してスキージ6,7は傾斜した状態にて配置され
て、印刷方向Iとスキージとのなす角度は(90−α)
°になっている。尚、この場合、上記α°、つまりスキ
ュー角は設定された値ではなく、作業者による上記反時
計回りへの回転によって生じる適宜な値となる。又、こ
の状態にて、回転角度検出器117により、スクリーン
版3上におけるスキージ6,7の回転角度つまりスキュ
ー角がα°であると検出され、該スキュー角情報は制御
装置181へ送出され記憶される。
【0024】次に、作業者は、実際に印刷するプリント
基板1のサイズと、設定した上記アタック角度θ1と、
スキージ6,7の長さ寸法と、使用するスクリーン枠4
のサイズとを入力装置171に入力する。これらの入力
情報は、入力装置171から制御装置181へ送出され
る。制御装置181は、上記入力情報と上記スキュー角
とに基づいて、スキージ6,7にてプリント基板1の全
面に印刷を行うのに必要なスキージ6、7の移動距離、
つまり印刷ストロークを求める。又、求まった上記印刷
ストロークに基づき、制御装置181は、スキージ6,
7を上記印刷ストローク分、移動させた場合、スキージ
6,7がスクリーン枠4と干渉するか否かを判断するよ
うにしてもよい。さらに、万一、上記スキュー角が大き
過ぎて上記干渉が生じるときには、作業者に対して現在
のスキュー角を小さくするように警告することもでき
る。
【0025】以上の準備完了後、プリント基板1への印
刷動作について図4〜図7を参照して説明する。まず、
プリント基板1はステージ部2によって位置決め固定さ
れた後、昇降装置16によりスクリーン枠4に固着され
たスクリーン版3の直下まで上昇される。その後、手前
側スキージ用昇降装置121が動作し手前側スキージ6
が下降して、図4に示すように、スクリーン版3上に接
触する。このとき手前側スキージ6は、上述のように上
記スキュー角α°にて傾斜した状態である。そして、駆
動装置13の動作により印刷ヘッド120が印刷方向I
に移動することで手前側スキージ6が上記スキュー角α
°にて傾斜した状態のまま印刷方向Iに水平移動して、
スクリーン版3上の印刷ペースト5が手前側スキージ6
にてプリント基板1に印刷されていく。尚、図4〜図7
では、スクリーン版3上に接触し実際に印刷動作を行う
スキージについて実線で図示しもう一方のスキージにつ
いては2点鎖線で図示するか、若しくは図示を省略して
いる。
【0026】スキージングの際、従来の場合と同様に、
印刷ペースト5はローリングしながら進行していくが、
本実施形態のように上記スキュー角α°にて手前側スキ
ージ6を傾斜させた状態でスキージングすることで、ロ
ーリングしながら進行する印刷ペースト5の進行方向
は、図8に示すように手前側スキージ6の延在方向に沿
った全長にわたり、印刷方向Iに対してγ1の角度をな
した同方向になる。よって、手前側スキージ6の延在方
向の全長にわたり印刷ペースト5のローリング性が均一
になり、スクリーン版3上の開口部へ印刷ペースト5を
良好に充填することができる。したがって、プリント基
板1の全面において高精度に印刷を行うことができる。
尚、印刷ペースト5の進行方向が同方向となる範囲は、
スキージの上記全長でなくてもよく最低限プリント基板
1の印刷領域に対応したスキージの範囲であればよい。
さらに又、上記スキュー角α°にて手前側スキージ6を
傾斜させた状態でスキージングすることで、従来、上記
図13に示すようにスキージの両端から印刷ペースト5
がはみ出していたのを、図4に示すようにスキージ6の
一端部6bからのみはみ出させることができる。手前側
スキージ6による印刷終了後、昇降装置16を動作して
ステージ2を下降し、プリント基板1をステージ2より
解除してプリント基板1を搬出する。
【0027】次に、新たなプリント基板1が搬入され、
上述のようにステージ2に位置決めされてスクリーン版
3の直下に配置される。そして今度は手前側スキージ6
を上昇させ、一方、奥側スキージ用昇降装置122にて
奥側スキージ7を下降させて、図5に示すようにスクリ
ーン版3に接触させる。このとき、本実施形態では奥側
スキージ7のスキュー角は変化させず、手前側スキージ
6の場合に同一としている。このような状態にて、駆動
装置13が駆動されることで、上記印刷方向の逆向きの
反印刷方向に奥側スキージ7が移動し、手前側スキージ
6の場合と同様にスクリーン版3上の開口部へ印刷ペー
スト5を良好に充填しながら印刷が行われる。
【0028】又、手前側スキージ6及び奥側スキージ7
は、同一長さであり平行に配置され、かつ上記印刷方向
Iに対して例えば手前側スキージ6の延在方向を直交さ
せて手前側スキージ6及び奥側スキージ7を配置したと
き上記延在方向において手前側スキージ6及び奥側スキ
ージ7に配置ずれはない。このような配置状態にて上述
のように回転軸123の軸回り方向へ上記スキュー角に
て回転させることから、回転後においては図4に示すよ
うに手前側スキージ6と奥側スキージ7との間には配置
ずれ161が生じる。よって、奥側スキージ7によるス
キージングのとき、手前側スキージ6の一端部6bから
はみ出した印刷ペースト5aは、上記端位置ずれ161
により奥側スキージ7にて当該奥側スキージ7の中央方
向へかき寄せられる。尚、奥側スキージ7のスキージン
グによっても、図6に示すように奥側スキージ7の一端
部7bから印刷ペースト5がはみ出す。奥側スキージ7
からはみ出した印刷ペースト5bは、図7に示すように
次の印刷動作における手前側スキージ6のスキージング
にてかき寄せられる。このように一方のスキージからは
み出した印刷ペースト5は、他方のスキージにて当該他
方のスキージの内側へかき寄せられることから、従来の
ような印刷ペースト5の浪費はなくなり、省資源及び省
材料化で環境保護対策に貢献することができる。このよ
うな印刷動作が繰り返され、手前側、奥側のスキージ
6、7にて交互にそれぞれのプリント基板1へ印刷が行
われていく。
【0029】又、上述のように制御装置181は、上記
スキュー角、及びスキージ長さ等の情報に基づいて、ス
キージの印刷可能ストロークを求めることから、スキー
ジからの印刷ペースト5のはみ出し量や、かき寄せ具合
に応じて、印刷途中ではみ出し量低減の為に上記スキュ
ー角を変更した場合であっても、スキージとスクリーン
枠4とが干渉することを回避することができる。
【0030】又、上述の実施形態では、設定したスキュ
ー角α°を変更せずにそれぞれの印刷を行う場合である
が、図9に示すように、一往復の印刷後、つまり手前側
スキージ6と奥側スキージ7とでそれぞれ1回ずつ印刷
した後、上記回転軸123の軸回り方向へ印刷ヘッド部
120を回転して、スキュー角を−α°に設定する。そ
してスキュー角が−α°に設定された、手前側スキージ
6にて上記印刷方向Iへ印刷を行い、さらに奥側スキー
ジ7にて上記反印刷方向へ印刷を行う。該一往復の印刷
後、再びスキュー角をα°に設定して一往復の印刷を行
う。このように、スキュー角のα°と−α°を一往復ご
とに交互に変更しながら印刷するようにしてもよい。こ
のような印刷動作を行うことで、スキージ6,7からの
印刷ペースト5のはみ出し量の低減に特に効果が発揮で
きる。即ち、図4に示すように、手前側スキージ6と奥
側スキージ7との間には配置ずれ161が存在すること
から、スキュー角を変更せずに印刷動作を繰り返すと、
スキージ6、7の各移動終端位置において、上記配置ず
れ161に相当する部分には印刷ペースト5が残留して
しまい、従来と同様の問題を生じる可能性がある。一
方、スキュー角を変更して印刷動作を行うことで、上記
配置ずれ161に相当する部分を、互いのスキージ6,
7で補完することができ、上記残留する印刷ペースト5
はなくなり、印刷ペースト5のはみ出し量の低減に特に
効果を発揮することが可能となる。又、上記スキュー角
の変更は、上記一往復毎に限定されるものではなく、手
前側スキージ6と奥側スキージ7との各印刷動作毎に変
更するようにしても良い。
【0031】又、制御装置181には、作業者が入力装
置171から印刷ペースト5の粘性、チキソ比、流動特
性等の物性値を入力することができ、制御装置181
は、スキージ6、7の延在方向の全長にわたり印刷ペー
スト5のローリング性を均一にしスクリーン版3上の開
口部へ印刷ペースト5が良好に充填可能となりその結果
プリント基板1の全面において高精度に印刷が可能とな
るような上記スキュー角を、印刷ペースト5の上記物性
値に基づいて求めるようにすることもできる。求めたス
キュー角は、例えば表示装置にて表示され、該表示値に
従い作業者は、回転フレーム116を回転させ上記スキ
ュー角の設定を行うように構成することもできる。
【0032】又、制御装置181は、スキージ6,7の
例えば印刷速度や上記アタック角度等の印刷条件をさら
に加味して上記スキュー角を求めるようにすることもで
きる。特に、高精度印刷を要求される場合には、制御装
置181は、さらに、スクリーン版3の開口部パターン
を加味することにより、印刷ペースト5のローリングの
上記γ1に相当する進行角度が最適になるように、スキ
ュー角を決定することもできる。
【0033】上述の実施形態では、作業者が回転フレー
ム116を回転させることで印刷ヘッド部120を回転
させたが、図10に示すスクリーン印刷装置102のよ
うに、例えばモータにてなる回転駆動装置144にて回
転フレーム146を回転軸123の軸回り方向へ回転さ
せるように構成することもできる。尚、図10に示す上
記印刷ヘッド部140は、上述の印刷ヘッド部120に
相当し、支持フレーム145は上述の支持フレーム11
5に相当し、回転フレーム146は上述の回転フレーム
116に相当する。よって、これらの構成部分につい
て、ここでの詳しい説明は省略する。
【0034】図10において、147は回転駆動装置1
44の出力軸先端部に取り付けられたギヤであり、14
8は回転フレーム146に取り付けられ上記ギヤ147
と係合するラックである。このような構成において、支
持フレーム145は、ボールネジ12に係合しており回
転軸123の軸回り方向へ回転することはない。よっ
て、回転駆動装置144が動作することによるギヤ14
7の回転に伴い、回転フレーム146が上記回転軸12
3の軸回り方向へ回転する。尚、回転駆動装置144は
制御装置181にて動作制御される。尚、支持フレーム
145、回転フレーム146、回転軸受け114、回転
駆動装置144、ギヤ147、ラック148がスキージ
回転機構に相当する。
【0035】このように図10に示すスクリーン印刷装
置102によれば、上述したスクリーン印刷装置101
の動作における回転フレーム116の回転動作を、回転
駆動装置144の動力により行うことが可能となり、回
転駆動装置144の駆動により印刷ヘッド部140を回
転させ上記スキュー角を自動的に変更することができ
る。さらに、上述したように制御装置181は、スキー
ジ6、7の延在方向の全長にわたり印刷ペースト5のロ
ーリング性を均一にしスクリーン版3上の開口部へ印刷
ペースト5が良好に充填可能となりその結果プリント基
板1の全面において高精度に印刷が可能となるような上
記スキュー角を求め、該スキュー角に基づき、回転駆動
装置144を動作させて回転フレーム146を回転させ
ることができる。このとき回転フレーム146の回転角
度は、上記回転角度検出器117から供給され、制御装
置181は、該回転角度情報が当該制御装置181にて
求めた上記スキュー角に到達するまで回転駆動装置14
4を動作させて上記スキージ6,7の回転を行うことが
できる。ここで、制御装置181が上記スキュー角を求
めるために使用可能な情報としては、上述したように、
印刷ペースト5の上記物性値や、スクリーン版3の開口
部パターンの情報や、上記印刷条件がある。
【0036】尚、図10のスクリーン印刷装置102で
は、スキージ6,7の回転機構の構成として、回転駆動
装置144、ギヤ147、ラック148を用いた例を示
したが、該構成に限定されるものではなく、ギヤ14
7、ラック148の代わりに、例えばプーリーとタイミ
ングベルトを用いたり、若しくは回転駆動装置144の
出力軸にて直接に回転させる手法等を採用することがで
きる。
【0037】又、制御装置181には、上記スキュー角
設定用として、印刷ペースト5の上記物性値や、上記ス
クリーン版3の開口部パターンの情報や、上記印刷条件
等のデータベースを予め格納しておいても良い。
【0038】さらに又、図10に示すように、印刷ペー
スト5の特性を測定するセンサ151、例えばロードセ
ルをスキージ6,7部に設け、印刷時に印刷ペースト5
がローリングしながら流動していく状態を反力でセンサ
151にて測定し、該測定値を制御装置181へ送出す
ることで、制御装置181は該測定値に基づいて最適な
スキュー角を決定するように構成してもよい。その上、
制御装置181は、印刷ペースト5の特性値と、印刷条
件例えばスキージ6,7の印刷速度や、上記アタック角
度等とに基づいて、流動特性であるチキソ比を傾向的に
捕らえ、その条件に最適なスキュー角を決定するように
しても良い。
【0039】尚、上述した実施形態では、スクリーン印
刷装置101、102のように、印刷方向Iに沿って手
前側スキージ6と奥側スキージ7との2つが並設されて
いるタイプを例に採ったが、該構成に限定されるもので
はなく、スキージを一つ設け、片方向印刷を行うタイプ
のスクリーン印刷装置にスキージ回転機構等を設けるこ
ともでき、この場合も上述の実施形態と同様の効果を奏
することができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
電子基板用スクリーン印刷装置、及び第2態様の電子基
板用スクリーン印刷方法によれば、スキージと、スキー
ジ回転機構とを備え、上記スキージを回転させ、上記ス
キージの延在方向を印刷方向に対して傾斜させて上記ス
キージを配置した。よって、上記印刷方向へ上記スキー
ジを移動させて電子基板に上記印刷ペーストを印刷する
とき、上記印刷方向への上記スキージの移動に伴いロー
リングしながら進行する上記印刷ペーストの進行方向が
上記電子基板に対応する上記スキージの全範囲において
同方向にすることができ、この結果、スクリーン版上の
開口部へ上記印刷ペーストを良好に充填でき、電子基板
全面において高精度に印刷が可能となる。
【0041】又、スキージの取付時や、アタック角の調
節時には、上記スキージ回転機構により作業者が作業容
易なようにスキージを回転させることができ、印刷タク
トを短縮することもできる。
【0042】又、上記スキージの延在方向を印刷方向に
対して傾斜させることで、印刷時には、印刷ペーストを
スキージの一端からのみはみ出させることができる。さ
らに、印刷方向に沿って2つのスキージを並設したとき
には、一方のスキージによるスキージングによりはみ出
した印刷ペーストを、他方のスキージによるスキージン
グによりかき寄せることができる。よって、印刷ペース
トの浪費を防止でき、省資源及び省材料化で環境保護対
策に貢献可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態によるスクリーン印刷装置
を示す概略構成図である。
【図2】 図1に示すスキージを90°回転させた状態
を示す平面図である。
【図3】 図1に示すスキージをスキュー角α°にて傾
斜させた状態を示す平面図である。
【図4】 図1に示すスクリーン印刷装置の一方のスキ
ージによるスキージングを示す平面図である。
【図5】 図1に示すスクリーン印刷装置の他方のスキ
ージによるスキージングを開始するときの状態を示す平
面図である。
【図6】 図1に示すスクリーン印刷装置の他方のスキ
ージによるスキージングが終了したときの状態を示す平
面図である。
【図7】 図1に示すスクリーン印刷装置の一方のスキ
ージによるスキージングを開始するときの状態を示す平
面図である。
【図8】 図1に示すスクリーン印刷装置のスキージに
よるスキージングのときにおける印刷ペーストの進行方
向を説明するための平面図である。
【図9】 図1に示すスクリーン印刷装置のスキージの
スキュー角を変更する場合を説明するための平面図であ
る。
【図10】 図1に示すスクリーン印刷装置の変形例に
おける概略構成図である。
【図11】 従来のスクリーン印刷装置の概略構成図で
ある。
【図12】 図11に示すスクリーン印刷装置の一方の
スキージによるスキージングを開始するときの状態を示
す平面図である。
【図13】 図12に示す一方のスキージによるスキー
ジングが終了したときの状態を示す平面図である。
【図14】 従来のスクリーン印刷装置の他方のスキー
ジによるスキージングを開始するときの状態を示す平面
図である。
【図15】 図14に示す他方のスキージによるスキー
ジングが終了したときの状態を示す平面図である。
【図16】 従来のスクリーン印刷装置のスキージによ
るスキージングのときにおける印刷ペーストの進行方向
を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1…プリント基板、3…スクリーン版、5…印刷ペース
ト、6…手前側スキージ、7…奥側スキージ、13…駆
動装置、101、102…スクリーン印刷装置、114
…回転軸受け、116…回転フレーム、117…回転角
度検出器、120…印刷ヘッド部、130…駆動機構、
140…印刷ヘッド部、144…駆動装置、146…回
転フレーム、147…ギヤ、148…ラック、181…
制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増井 増尾 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 光城 浩二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C035 AA06 FC08 FC09 FD05 FD19 FD22 FD23 FD37 5E319 BB05 CD29 5E343 BB72 DD05 FF04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン版(3)に接触しながら印刷
    方向に沿って移動して上記スクリーン版上の印刷ペース
    ト(5)を、上記スクリーン版を通して電子基板(1)
    に印刷するスキージ(6,7)と、 上記スクリーン版及び電子基板の厚み方向に沿った回転
    軸の軸回り方向へ上記スキージを回転させ、上記スキー
    ジの延在方向を上記印刷方向に対して傾斜させて上記ス
    キージを配置するスキージ回転機構(114,116,
    144,146,147,148)と、 を備えたことを特徴とする電子基板用スクリーン印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 上記印刷方向へ上記スキージが移動して
    上記電子基板の全面に上記印刷ペーストを印刷すると
    き、上記印刷方向への上記スキージの移動に伴いローリ
    ングしながら進行する上記印刷ペーストの進行方向が上
    記電子基板に対応する上記スキージの全範囲において同
    方向となる上記スキージの回転角度を求める制御装置
    (181)と、 上記スキージの上記回転角度を検出する回転角度検出器
    (117)と、 をさらに備え、上記回転角度検出器にて検出される上記
    回転角度が上記制御装置にて求まった回転角度に到達す
    るまで上記スキージ回転機構にて上記スキージを回転さ
    せる、請求項1記載の電子基板用スクリーン印刷装置。
  3. 【請求項3】 上記スキージ回転機構は、上記スキージ
    を回転させる回転駆動装置(144)を有し、 上記回転角度検出器は、検出した上記回転角度を上記制
    御装置へ送出し、上記制御装置は、上記回転角度検出器
    から供給された回転角度が当該制御装置にて求めた回転
    角度に到達するまで上記回転駆動装置の動作させて上記
    スキージの回転を行う、請求項2記載の電子基板用スク
    リーン印刷装置。
  4. 【請求項4】 上記制御装置は、上記印刷ペーストの物
    性に基づいて上記スキージの上記回転角度を求める、請
    求項2または3記載の電子基板用スクリーン印刷装置。
  5. 【請求項5】 上記制御装置は、さらに、上記スキージ
    の移動速度を含む印刷条件をも加味して上記スキージの
    回転角度を求める、請求項4記載の電子基板用スクリー
    ン印刷装置。
  6. 【請求項6】 上記制御装置は、さらに、上記スクリー
    ン版の開口条件をも加味して上記スキージの回転角度を
    求める、請求項4又は5記載の電子基板用スクリーン印
    刷装置。
  7. 【請求項7】 上記スキージは、上記印刷方向に2つ平
    行に設けられ、各スキージは上記印刷方向及び反印刷方
    向への往復移動にて交互に上記スクリーン版に接触さ
    れ、上記2つの内の一方のスキージが上記スクリーン版
    に接触して上記印刷方向へ移動することにより当該一方
    のスキージの端部からはみ出した上記印刷ペーストを、
    他方のスキージが上記スクリーン版に接触して上記反印
    刷方向へ移動することによりかき寄せ、 上記スキージ回転機構は、上記2つのスキージを上記平
    行に並設された状態を維持したまま回転させる、請求項
    1ないし6のいずれかに記載の電子基板用スクリーン印
    刷装置。
  8. 【請求項8】 上記制御装置は、さらに、求めた上記ス
    キージの回転角度及び上記スキージの全長に基づいて、
    上記スキージの上記印刷方向への移動距離を求めて、該
    移動距離に基づいて上記スキージと上記スクリーン版を
    保持しているスクリーン枠(4)との干渉の有無を判断
    する、請求項2ないし7のいずれかに記載の電子基板用
    スクリーン印刷装置。
  9. 【請求項9】 スクリーン版(3)に接触しながら印刷
    方向に沿ってスキージ(6,7)を移動して上記スクリ
    ーン版上の印刷ペースト(5)を、上記スクリーン版を
    通して電子基板(1)の全面に印刷するとき、 上記印刷方向への上記スキージの移動に伴いローリング
    しながら進行する上記印刷ペーストの進行方向が上記電
    子基板に対応する上記スキージの全範囲において同方向
    となるように、上記スクリーン版及び電子基板の厚み方
    向に沿った回転軸の軸回り方向へ上記スキージを回転さ
    せ、上記スキージの延在方向を上記印刷方向に対して傾
    斜させて上記スキージを配置して上記印刷を行うことを
    特徴とする電子基板用スクリーン印刷方法。
  10. 【請求項10】 上記スキージの延在方向を上記印刷方
    向に対して傾斜させるときの上記スキージの回転角度を
    各印刷動作毎に変化させて上記印刷を行う、請求項9記
    載の電子基板用スクリーン印刷方法。
  11. 【請求項11】 上記スキージは、上記印刷方向に2つ
    平行に設けられ、各スキージは上記印刷方向及び反印刷
    方向への移動にて交互に上記スクリーン版に接触され、
    上記2つの内の一方のスキージが上記スクリーン版に接
    触して上記印刷方向へ移動することにより当該一方のス
    キージの端部からはみ出した上記印刷ペーストを、他方
    のスキージが上記スクリーン版に接触して上記反印刷方
    向へ移動することによりかき寄せる、請求項9記載の電
    子基板用スクリーン印刷方法。
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