JP2005199545A - スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーン印刷装置において、はんだペーストを押して移動する第1スキージおよび第2スキージの裏側にはんだペーストが回り込むことを防止する。
【解決手段】スクリーン印刷装置は、開口311を有するスクリーン31、スクリーン31上のはんだペースト91を押して移動することにより開口311に充填して印刷する第1スキージ45aおよび第2スキージ45b、両スキージをY方向に移動するヘッド部移動機構、両スキージを個別に昇降するスキージ昇降機構、並びに、これらの構成を制御する制御部を備える。制御部により、各スキージは、スクリーン31との間ではんだペースト91が連続して存在する範囲内で上昇する。このため、次の印刷で使用するスキージが下降する際にスキージの裏側へのはんだペーストの回り込みを防止することができる。
【選択図】図7.C

Description

印刷パターンの開口が形成されたスクリーンを介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法に関する。
従来より、プリント基板等の回路基板に電子部品を実装する多くの実装システムでは、印刷パターンの開口が形成されたスクリーンを介して粘性材料であるはんだペーストや導電性ペーストを回路基板に印刷するスクリーン印刷装置が用いられている。スクリーン印刷装置では、スキージをスクリーンに当接させつつ移動することにより、スクリーン上のはんだペースト等をスクリーンの開口に充填して印刷が行われる。
このようなスクリーン印刷装置では、スキージをスクリーンに当接させる際に、スキージに付着したはんだペーストやスキージからスクリーン上に落下したはんだペーストが、スキージの裏側、すなわち、はんだペーストを押して移動する側とは反対側に回り込んで付着することがあるため、このような付着を防止してはんだペーストを適切に印刷するための工夫が必要となる。
例えば、特許文献1では、塗布(すなわち、印刷)動作の開始時にスキージを塗布方向下流側から上流側に斜め方向に下降してスクリーンと当接させることにより、はんだペーストの回り込みを防止する技術が開示されている。また、塗布動作の終了後、スキージを塗布方向上流側から下流側に斜め方向に上昇して待避位置に移動することにより、スキージに付着したはんだペーストがスクリーン上の塗布完了部分に付着することを防止する技術も開示されている。
特開2003−175583号公報
ところで、特許文献1に示されるスクリーン印刷装置では、スキージが斜め方向に下降する際に、スクリーン上に盛られたはんだペーストの上方を通過する場合が考えられ、スキージの裏側にスクリーン上のはんだペーストが接触し付着する恐れがある。また、スキージが斜め方向に上昇する際にも、スキージの上昇角度によってははんだペーストがスキージの裏側に回り込んでしまう可能性がある。さらに、スキージの往復移動の端部の位置においてスキージからスクリーン上にはんだペーストが落下する可能性もあり、落下したはんだペースト上にスキージが下降してはんだペーストの回り込みが発生する恐れもある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、スクリーンを介して粘性材料を印刷するスクリーン印刷装置において、粘性材料を押して移動するスキージの裏側に粘性材料が回り込むことを従来よりも確実に防止することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、印刷パターンの開口が形成されたスクリーンを介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷装置であって、スクリーンを対象物上に保持するスクリーン保持部と、前記スクリーン上に盛られた粘性材料を挟んで所定方向に対向して配列された2つのスキージと、前記2つのスキージを前記所定方向に移動するスキージ移動機構と、前記2つのスキージを個別に前記スクリーンに対して昇降するスキージ昇降機構と、前記スキージ移動機構および前記スキージ昇降機構を制御することにより、一方のスキージによる前記粘性材料の前記スクリーンの開口への充填後に、前記一方のスキージと前記スクリーンとの間に前記粘性材料が連続して存在する範囲内で前記一方のスキージを前記スクリーンから離し、他方のスキージを前記スクリーンに当接させて前記一方のスキージ側へと前記一方のスキージと共に移動することにより前記他方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填を行う制御部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスクリーン印刷装置であって、前記一方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填後に、前記一方のスキージが前記スクリーンから10mm以下だけ離れる。
請求項3に記載の発明は、印刷パターンの開口が形成されたスクリーンを介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷装置であって、スクリーンを対象物上に保持するスクリーン保持部と、前記スクリーン上に盛られた粘性材料を挟んで所定方向に対向して配列された2つのスキージと、前記2つのスキージを前記所定方向に移動するスキージ移動機構と、前記2つのスキージを個別に前記スクリーンに対して昇降するスキージ昇降機構と、前記スキージ移動機構および前記スキージ昇降機構を制御することにより、一方のスキージによる前記粘性材料の前記スクリーンの開口への充填後に、前記一方のスキージと前記スクリーンとの間にて前記粘性材料が分断されるまで前記一方のスキージを前記スクリーンから離し、さらに、前記一方のスキージの先端に付着した粘性材料の先端が前記スクリーンに接するまで前記一方のスキージを下降し、他方のスキージを前記スクリーンに当接させ、その後、前記他方のスキージを前記一方のスキージ側へと前記一方のスキージと共に移動することにより前記他方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填を行う制御部とを備える。
請求項4に記載の発明は、印刷パターンの開口が形成されたスクリーンを介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷装置であって、スクリーンを対象物上に保持するスクリーン保持部と、前記スクリーン上に盛られた粘性材料を挟んで所定方向に対向して配列された2つのスキージと、前記2つのスキージを前記所定方向に移動するスキージ移動機構と、前記2つのスキージを個別に前記スクリーンに対して昇降するスキージ昇降機構と、前記スキージ移動機構および前記スキージ昇降機構を制御することにより、一方のスキージによる前記粘性材料の前記スクリーンの開口への充填後に、前記一方のスキージを前記スクリーンから離し、他方のスキージを前記スクリーンに当接させて前記一方のスキージ側へと前記一方のスキージと共に移動することにより前記他方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填を行い、前記他方のスキージの移動中に前記一方のスキージを前記スクリーンに近接させる制御部とを備える。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のスクリーン印刷装置であって、前記他方のスキージの移動中に前記一方のスキージが10mm以下まで前記スクリーンに近接する。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のスクリーン印刷装置であって、前記粘性材料がはんだペーストである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のスクリーン印刷装置であって、前記粘性材料が鉛フリーはんだペーストである。
請求項8に記載の発明は、スクリーン上に盛られた粘性材料を挟んで所定方向に対向して配列された2つのスキージを前記所定方向に往復移動させることにより、前記スクリーンに形成された印刷パターンの開口を介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷方法であって、一方のスキージによる前記粘性材料の前記スクリーンの開口への充填後に、前記一方のスキージと前記スクリーンとの間に前記粘性材料が連続して存在する範囲内で前記一方のスキージを前記スクリーンから離す工程と、印刷済みの対象物を次の対象物に交換する工程と、他方のスキージを前記スクリーンに当接する工程と、前記他方のスキージを前記一方のスキージ側へと前記一方のスキージと共に移動することにより前記他方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填を行う工程とを備える。
請求項9に記載の発明は、スクリーン上に盛られた粘性材料を挟んで所定方向に対向して配列された2つのスキージを前記所定方向に往復移動させることにより、前記スクリーンに形成された印刷パターンの開口を介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷方法であって、一方のスキージによる前記粘性材料の前記スクリーンの開口への充填後に、印刷済みの対象物を次の対象物に交換する工程と、前記一方のスキージと前記スクリーンとの間にて前記粘性材料が分断されるまで前記一方のスキージを前記スクリーンから離す工程と、他方のスキージを前記スクリーンに当接する工程と、前記一方のスキージの先端に付着した粘性材料の先端が前記スクリーンに接するまで前記一方のスキージを下降する工程と、前記他方のスキージを前記一方のスキージ側へと前記一方のスキージと共に移動することにより前記他方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填を行う工程とを備える。
請求項10に記載の発明は、スクリーン上に盛られた粘性材料を挟んで所定方向に対向して配列された2つのスキージを前記所定方向に往復移動させることにより、前記スクリーンに形成された印刷パターンの開口を介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷方法であって、一方のスキージによる前記粘性材料の前記スクリーンの開口への充填後に、印刷済みの対象物を次の対象物に交換する工程と、前記一方のスキージを前記スクリーンから離す工程と、他方のスキージを前記スクリーンに当接する工程と、前記他方のスキージを前記一方のスキージ側へと前記一方のスキージと共に移動することにより前記他方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填を行うとともに前記他方のスキージの移動中に前記一方のスキージを前記スクリーンに近接させる工程とを備える。
本発明では、スキージの裏側に粘性材料が回り込むことを防止することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るスクリーン印刷装置1の構成を示す正面図であり、図2はスクリーン印刷装置1を(+X)側から(−X)方向を向いて見た右側面図である。スクリーン印刷装置1は、スクリーン31を介してプリント基板等の回路基板9に粘性材料である鉛フリーはんだペーストを印刷する装置である。図1および図2では部分的に断面にて示しており、スクリーン31の厚さも強調している。
スクリーン印刷装置1は、回路基板9を保持しつつ移動する基板保持部2、印刷パターンに対応して形成された開口311を有する薄板状のスクリーン31、基板保持部2に保持される回路基板9上にてスクリーン31を保持するスクリーン保持部3、スクリーン31上に盛られた鉛フリーはんだペースト(以下、単に「はんだペースト」という。)91(図2参照)を押して移動する(すなわち、スキージする)ことによりスクリーン31の開口311にはんだペースト91を充填するスキージ機構4、回路基板9を撮像するカメラ51(図2参照)、および、これらの構成を制御する制御部6を備える。
基板保持部2は、回路基板9を保持するステージ21、ステージ21を保持するとともに図1中のXY平面内にて(すなわち、回路基板9の主面に沿う方向に)ステージ21を移動するステージ移動機構22、ステージ21をZ方向を向く軸を中心にXY平面内にて回動するステージ回動機構23、および、ステージ21をZ方向に移動するステージ昇降機構24を備える。
スクリーン保持部3は、スクリーン31のエッジに設けられたスクリーンフレーム32を下側((−Z)側)から支持するフレーム支持部33、および、略矩形のスクリーンフレーム32の4つの角をフレーム支持部33に押圧して固定する4つの固定シリンダ34(図1および図2では、図示の便宜上、それぞれ2つの固定シリンダ34のみを描いている。)を備える。
スキージ機構4は、ヘッド部41、および、ヘッド部41をY方向に移動するヘッド部移動機構42を備え、ヘッド部移動機構42はボールねじ機構421に駆動源であるモータを接続した構造を有する。ヘッド部41は、図2に示すように、スクリーン31上に盛られたはんだペースト91を挟んでY方向(ヘッド部41の移動方向)に対向して配列される2つのスキージ(以下、(−Y)側のスキージを「第1スキージ」45a、(+Y)側のスキージを「第2スキージ」45bという。)を備える。第1スキージ45aおよび第2スキージ45bは、ウレタンゴムにより形成される。スキージ機構4では、ヘッド部移動機構42がヘッド部41をY方向に移動することにより、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bが共に(すなわち、一体的に)Y方向に移動する。
ヘッド部41は、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bをそれぞれ個別にZ方向に移動する(昇降する)2つのスキージ昇降機構46aおよび46b、並びに、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bをそれぞれ個別にスクリーン31の(+Z)側の面に押圧する2つの押圧機構47aおよび47bを備える。
スキージ昇降機構46aおよび46bのそれぞれは、中空モータ461およびボールねじ462を備える。スキージ昇降機構46aおよび46bのボールねじ462は、軸411およびフローティングジョイント412を介して押圧機構47aおよび47bにそれぞれ接続され、制御部6に制御される中空モータ461によりボールねじ462が上下に移動されることにより、押圧機構47aおよび47bがそれぞれ昇降する。
図1に示すように、押圧機構47aは、Z方向に伸びる2つのガイドロッド491を備えるフレーム49に取り付けられ、ガイドロッド491はブッシュ492によりZ方向に案内される。フレーム49の下側((−Z)側)には、フレーム48が、Y方向に伸びる軸481を中心に回動可能にフレーム49に取り付けられており、ストッパ482によりフレーム48の回動範囲が制限される。
図2に示す押圧機構47bも同様に、もう1つのフレーム49に取り付けられており、もう1つのフレーム49の下側には、第2スキージ45bがもう1つのフレーム48を介して取り付けられる。第1スキージ45aおよび第2スキージ45bは、下端が互いに離れるようにZ方向に対して斜めに傾いた状態にて、2つのフレーム48にそれぞれ着脱自在に取り付けられる。
スキージ機構4では、スキージ昇降機構46aにより押圧機構47aが昇降することにより、フレーム49、フレーム48および第1スキージ45aが、押圧機構47aと一体的にガイドロッド491(図1参照)に案内されてZ方向に移動し、第1スキージ45aがスクリーン31に対して滑らかに昇降する。第1スキージ45aが下降してスクリーン31に当接すると、第1スキージ45aは軸481を中心に回動し、第1スキージ45aのエッジがスクリーン31の(+Z)側の面に平行とされる。第2スキージ45bも同様に、スキージ昇降機構46bによりスクリーン31に対して滑らかに昇降し、スクリーン31に当接する際には、第2スキージ45bのエッジがスクリーン31の(+Z)側の面に平行とされる。このように、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bは、それぞれ個別に昇降可能とされる。
押圧機構47aおよび47bはそれぞれ、ロッド472を有する押圧シリンダ471を備え、ロッド472は上端部においてフローティングジョイント412を介して軸411の下端と接続される。押圧機構47aでは、第1スキージ45aがスクリーン31に当接した後に、制御部6に制御される押圧シリンダ471にエアが供給されてロッド472を一定の力で(+Z)方向に押すことにより、第1スキージ45aがスクリーン31に対して押圧される。同様に、押圧機構47bにより第2スキージ45bがスクリーン31に対して押圧される。これにより、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bは、それぞれ個別に押圧されるとともに押圧力が制御される。
図3ないし図6は、回路基板9にはんだペーストを印刷する際のスクリーン印刷装置1の動作の流れを示す図である。以下、図3ないし図6、並びに、他の図を参照しながらスクリーン印刷装置1の全体動作の概略について説明する。スクリーン印刷装置1によりはんだペーストが印刷される際には、まず、スクリーン印刷装置1に搬入された回路基板9が、図2に示すカメラ51の下方に予め位置している基板保持部2のステージ21上に保持される(ステップS11)。
続いて、制御部6からの制御信号を受けたカメラ51により回路基板9上のアライメントマークが撮像され、取得された画像データが制御部6に送られる。続いて、取得された回路基板9の画像データ、および、予め取得されて記憶されているスクリーン31上のアライメントマークの画像データに基づいてステージ移動機構22およびステージ回動機構23が制御部6により制御され、ステージ21がXY平面内で移動および回動して回路基板9の位置および姿勢が補正される(ステップS12)。次に、ステージ移動機構22により回路基板9が(−Y)方向に移動してスクリーン31の開口311の下方に位置し(ステップS13)、ステージ昇降機構24により上昇してスクリーン31の(−Z)側(第1スキージ45aおよび第2スキージ45bと対向する側とは反対側)の主面に当接する(ステップS14)。
回路基板9がスクリーン31に当接すると、予め開口311の(−Y)側に位置していたヘッド部41において、制御部6に制御されるスキージ昇降機構46aにより第1スキージ45aが下降し、第1スキージ45aの下端がスクリーン31の(+Z)側の主面に当接する(ステップS15)。このとき、第2スキージ45bは、予めスクリーン31の(+Z)側の主面から離れた所定の位置に位置する。
続いて、押圧機構47aにより、第1スキージ45aがスクリーン31に所定の押圧力にて押圧される(ステップS16)。なお、スクリーン印刷装置1では、スキージ昇降機構46aによる第1スキージ45aの下降中に、ロッド472が押圧機構47aにより(+Z)方向に押されてもよい(後述の第2スキージ45bのスクリーン31に対する押圧についても同様であり、また、後述の他の実施の形態でも同様。)。この場合、スキージ昇降機構46aにより第1スキージ45aを所定の位置まで下降すると同時に、第1スキージ45aがスクリーン31に所定の押圧力で押圧されることとなる。
次に、ヘッド部移動機構42によりヘッド部41と共に第1スキージ45aおよび第2スキージ45bがスクリーン31の主面に沿って(+Y)側へと移動する。このとき、第1スキージ45aはスクリーン31に当接した(押圧された)状態で移動し、スクリーン31上のはんだペースト91を(+Y)方向へと押し出して(スキージして)スクリーン31の開口311に充填する(ステップS17)。
第1スキージ45aによるはんだペーストの開口311への充填が終了すると、押圧機構47aにおいて第1スキージ45aのスクリーン31に対する押圧が解除され(ステップS21)、スキージ昇降機構46aにより第1スキージ45aが上昇してスクリーン31から離れる(ステップS22)。その後、ステージ昇降機構24により回路基板9が下降してスクリーン31から離れ、開口311に充填されたはんだペーストが回路基板9に付着したまま開口311から離れ(すなわち、転写され)、1つの回路基板9に対する印刷が終了する(ステップS23)。
1つの回路基板9に対する印刷が終了すると、印刷済みの回路基板9は下流の他の装置(例えば、電子部品装着装置)へと搬出され(ステップS24)、印刷が予定されている次の回路基板9の存否が確認され(ステップS25)、次の回路基板9がない場合には印刷動作が終了する。
次の回路基板9がある場合には、上述のステップS11からS14と同様に、回路基板9がスクリーン印刷装置1に搬入されてステージ21により保持され、位置および姿勢が補正された後にスクリーン31の開口311の下方へと移動し、上昇してスクリーン31に当接する(ステップS31〜S34)。続いて、スキージ昇降機構46bにより第2スキージ45bが下降してスクリーン31に当接し(ステップS35)、押圧機構47bによりスクリーン31に押圧され(ステップS36)、ヘッド部移動機構42により回路基板9の(+Y)側から(−Y)側に向かって移動されることによりはんだペースト91がスキージされてスクリーン31の開口311に充填される(ステップS37)。
その後、第2スキージ45bのスクリーン31に対する押圧が解除され(ステップS41)、スキージ昇降機構46bにより第2スキージ45bが上昇してスクリーン31から離れる(ステップS42)。回路基板9は、ステージ昇降機構24により下降してスクリーン31から離れ、開口311に充填されたはんだペーストが回路基板9に転写されて印刷が終了する(ステップS43)。印刷済みの回路基板9はスクリーン印刷装置1から搬出され(ステップS44)、印刷予定の次の回路基板9の存否が再び確認される(ステップS45)。印刷予定の回路基板9がない場合には印刷動作が終了し、ある場合には上述のステップS11(図3参照)に戻って印刷動作が繰り返される。
このように、スクリーン印刷装置1では、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bがY方向に往復移動し、第1スキージ45aと第2スキージ45bとを切り替えてスクリーン31の開口311へはんだペーストを充填することにより回路基板9に対する印刷が行われる。また、両スキージの切替時に印刷済みの回路基板9が次の回路基板9に交換されることにより、両スキージの1回の往復移動により2つ(1方向の移動につき1つずつ)の回路基板9に印刷が行われる。
スクリーン印刷装置1では、第1スキージ45aと第2スキージ45bとを切り替える間(すなわち、第1スキージ45aによるはんだペーストの充填の終了後に第1スキージ45aを上昇させてから第2スキージ45bを下降させるまでの間、あるいは、第2スキージ45bによるはんだペーストの充填の終了後に第2スキージ45bを上昇させてから第1スキージ45aを下降させるまでの間)におけるヘッド部移動機構42、並びに、スキージ昇降機構46aおよび46bの制御により、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bのそれぞれの裏側(すなわち、はんだペーストを押して移動する側とは反対側であり、第1スキージ45aの(−Y)側、および、第2スキージ45bの(+Y)側)にはんだペーストが回り込んで付着することが防止される。次に、はんだペースト回り込みの防止動作に注目しつつ印刷動作の詳細について説明する。
図7.A〜図7.Hは、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bの近傍を示す図である。図7.A〜図7.H中では、はんだペーストに平行斜線を付して示している。図8は、制御部6に制御されるステージ移動機構22、ステージ昇降機構24、スキージ昇降機構46aおよび46b、押圧機構47aおよび47b、並びに、ヘッド部移動機構42のそれぞれの動作を示すタイミングチャートである。
図8中の線101〜107はそれぞれ上記の各機構の動作を示し、線が「0(ゼロ)」の位置にある場合はそれぞれの機構が待機中であることを示す。線101〜103,105,107において、線が「+」側にある場合は、ステージ移動機構22、ステージ昇降機構24、スキージ昇降機構46aおよび46b、並びに、ヘッド部移動機構42のそれぞれにより、移動する対象(ステージ21、第1スキージ45aまたは第2スキージ45b)が図2中のX,Y,Z方向の各方向において(−)側から(+)側へと移動することを示し、線が「−」側にある場合は、各方向において(+)側から(−)側へと移動することを示す。線104および線106においては、線が「+」側にある場合は、押圧機構47aおよび47bにより、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bがそれぞれスクリーン31に対して押圧されていることを示す。
以下、図7.A〜図7.H、並びに、図8を参照しながら、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bの動作、並びに、両スキージと共に移動するスクリーン31上のはんだペースト91の様子について説明する。以下の説明では、まず、第1スキージ45aによる1つの回路基板9に対するはんだペーストの充填後から回路基板9の搬出まで(図4:ステップS21〜S25)について説明し、続いて、次の回路基板9の搬入から搬出まで(図5:ステップS31〜S37,図6:ステップS41〜S45)について説明し、その後、さらに次の回路基板9の搬入から第1スキージ45aによるはんだペーストの充填終了まで(図3:ステップS11〜S17)について説明する。
図7.Aは、第1スキージ45aによるスクリーン31の開口311へのはんだペーストの充填が終了し、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bが回路基板9の(+Y)側に位置した状態を示す図である(図8中の時刻t11)。このとき、はんだペースト91は、第1スキージ45aのはんだペースト91を押してスキージする面(以下、「スキージ面」という。第2スキージ45bについても同様。)451aに接触している。
スクリーン印刷装置1では、まず、第1スキージ45aの押圧が解除され、スキージ昇降機構46aにより第1スキージ45aが上昇し(ステップS21,S22)、図7.Bに示すように、スクリーン31上のはんだペースト91のスキージ面451aとの接触部位が、第1スキージ45aの上昇とともにスキージ面451aに付着した状態で持ち上げられる(時刻t12)。このとき、第1スキージ45aはスキージ面451aとスクリーン31との間にはんだペースト91が連続して存在する範囲内でスクリーン31から離れる(ほぼ連続していれば、部分的にスクリーン31から離れていてもよい。以下同様。)。第1スキージ45aとスクリーン31の(+Z)側の主面との間の距離は、第1スキージ45aとスクリーン31との間ではんだペースト91が分断されないように、好ましくは、10mm以下とされる。
続いて、図2に示すステージ昇降機構24、ステージ移動機構22およびステージ回動機構23により印刷済みの回路基板9が搬出され、次の回路基板9が搬入されてスクリーン31に当接する(ステップS23〜S34)。図7.Cに示すように、第2スキージ45bは、スキージ昇降機構46bによりまっすぐに(スクリーン31に対して垂直に)下降してスクリーン31に当接し(ステップS35、時刻t21)、押圧機構47bによりスクリーン31に対して押圧され(ステップS36)、その後、ヘッド部移動機構42により第1スキージ45a側((−Y)方向)へと第1スキージ45aと共に移動する(時刻t22)。
図7.Dは、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bがヘッド部移動機構42により(+Y)側から(−Y)側へと移動している状態を示す図である(時刻t22a)。両スキージの(−Y)方向への移動に伴い、第1スキージ45aのスキージ面451aに付着していたはんだペースト91(図7.C参照)がY方向へと若干引き延ばされた後、分断される。このとき、はんだペースト91の一部はスキージ面451aに付着し、下方に垂れ下がった状態にて第1スキージ45aと共に(−Y)方向へと移動する。以下、スキージ面451aに付着したはんだペーストを、「付着ペースト」911aという。また、第1スキージ45aから分断されたはんだペースト91はスクリーン31上に残置され、(+Y)側から第2スキージ45bにより押されて(−Y)方向へと移動し、第2スキージ45bによるはんだペーストの開口311への充填が行われる(ステップS37)。
図7.Eは、第2スキージ45bによる開口311へのはんだペーストの充填が終了し、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bが回路基板9の(−Y)側に位置した状態を示す図である(時刻t23)。付着ペースト911aは、上部がスキージ面451aに付着し、下部がスクリーン31上における第1スキージ45aの下端より(+Y)側の位置に接した状態にて引きずられるように(−Y)方向へと移動したため、図7.Eに示すように、第1スキージ45aの下端より(+Y)側に位置するとともに、斜め右下の方向((+Y)方向かつ(−Z)方向)に伸びて第1スキージ45aとスクリーン31の間にほぼ連続して存在する。
また、はんだペースト91は、第2スキージ45bのスキージ面451bに接触しており、第2スキージ45bの押圧が解除され、スキージ昇降機構46bにより第2スキージ45bが上昇すると(ステップS41,S42)、図7.Fに示すように、はんだペースト91のスキージ面451bとの接触部位がスキージ面451bに付着した状態で持ち上げられる(時刻t24)。このとき、第2スキージ45bはスキージ面451bとスクリーン31との間にはんだペースト91が連続して存在する範囲内でスクリーン31から離れる。第2スキージ45bとスクリーン31の(+Z)側の主面との間の距離は、好ましくは、10mm以下とされる。
スクリーン印刷装置1では、ステージ昇降機構24、ステージ移動機構22およびステージ回動機構23により印刷済みの回路基板9が搬出され、次の回路基板9が搬入されてスクリーン31に当接する(図6:ステップS43〜S45,図3:ステップS11〜S14)。続いて、図7.Gに示すように、スキージ昇降機構46aにより第1スキージ45aがまっすぐに下降してスクリーン31に当接する(ステップS15、時刻t31)。既述の通り、付着ペースト911aは、第1スキージ45aの下降前の時点で、第1スキージ45aの下端より(+Y)側に位置するとともに斜め右下の方向((+Y)方向かつ(−Z)方向)に伸びているため、第1スキージ45aがまっすぐに下降してスクリーン31に当接した状態において、図7.Gに示すように、スクリーン31上の第1スキージ45aの(+Y)側に位置し、(−Y)側に回り込むことが防止される。
その後、第1スキージ45aが、押圧機構47aによりスクリーン31に対して押圧され(ステップS16)、ヘッド部移動機構42により第2スキージ45b側((+Y)方向)へと第2スキージ45bと共に移動する(時刻t32)。
図7.Hは、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bがヘッド部移動機構42により(−Y)側から(+Y)側へと移動している状態を示す図である(時刻t32a)。両スキージの(+Y)方向への移動に伴い、第2スキージ45bのスキージ面451bに付着していたはんだペースト91(図7.G参照)がY方向へと若干引き延ばされて分断される。このとき、はんだペースト91の一部はスキージ面451bに付着し、下方に垂れ下がった状態にて第2スキージ45bと共に(+Y)方向へと移動する。以下、スキージ面451bに付着したはんだペーストを、「付着ペースト」911bという。
また、第2スキージ45bから分断されたはんだペースト91はスクリーン31上に残置され、(−Y)側から第1スキージ45aにより押されて(+Y)方向へと移動し、第1スキージ45aによるはんだペーストの開口311への充填が行われる(ステップS17)。第1スキージ45aによるはんだペーストの充填中、付着ペースト911bは、上部がスキージ面451bに付着し、下部がスクリーン31上における第2スキージ45bの下端より(−Y)側の位置に接した状態にて引きずられるように(+Y)方向へと移動するため、図7.Hに示すように、第2スキージ45bの下端より(−Y)側に位置するとともに、斜め左下の方向((−Y)方向かつ(−Z)方向)に伸びて第2スキージ45bとスクリーン31の間にほぼ連続して存在する。
以上のように、スクリーン印刷装置1では、第2スキージ45bによりはんだペーストの充填を行う間、および、第2スキージ45bによる充填終了後に使用スキージを第2スキージ45bから第1スキージ45aへと切り替える間に、第1スキージ45aのスキージ面451aに付着した付着ペースト911aを常に第1スキージ45aの(+Y)側(スキージ面451a側)に位置させることにより、付着ペースト911aが第1スキージ45aの裏側に回り込むことを防止することができる。
また、第2スキージ45bについても同様に、第2スキージ45bのスキージ面451bに付着した付着ペースト911bを常に第2スキージ45bの(−Y)側(スキージ面451b側)に位置させることにより、第1スキージ45aによるはんだペーストの充填後に第2スキージ45bを下降する際に、付着ペースト911bが第2スキージ45bの裏側((+Y)側)に回り込むことを防止することができる。
はんだペーストの充填に使用されない方のスキージの下端とスクリーン31との間の距離は、スキージとスクリーン31との間ではんだペーストが分断されることを防止するという観点から、既述の通り10mm以下とされることが好ましいが、はんだペーストの粘性の変化等を考慮して5mm以下とされることがより好ましい。また、スクリーン31の撓みによるスキージとスクリーン31との接触防止を考慮すると、実用上は1mm以上とされることが好ましい。
図9および図10は、本発明の第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の動作の流れの一部を示す図である。第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の構成は、図1および図2に示すスクリーン印刷装置1と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置では、第1の実施の形態と同様に、図3のステップS11〜図6のステップS45の動作が行われ、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bを切り替えてはんだペースト91をスキージすることにより、回路基板9に対する印刷が行われる。また、第1スキージ45aと第2スキージ45bとを切り替える間におけるヘッド部移動機構42、並びに、スキージ昇降機構46aおよび46bの制御により、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bのそれぞれの裏側にはんだペーストが回り込んで付着することが防止される。
ただし、第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の動作は、図3中のステップS15,S16の前および後に、図9に示すように、ステップS141、および、ステップS161,S162が追加される点、並びに、図5中のステップS35,S36の前および後に、図10に示すように、ステップS341、および、ステップS361,S362が追加される点で、第1の実施の形態に係るスクリーン印刷装置1の動作と異なる。
図11.A〜図11.Hは、第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の第1スキージ45aおよび第2スキージ45bの近傍を示す図である。図11.A〜図11.H中では、はんだペーストに平行斜線を付して示している。図12は、第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の制御部6に制御されるステージ移動機構22、ステージ昇降機構24、スキージ昇降機構46aおよび46b、押圧機構47aおよび47b、並びに、ヘッド部移動機構42のそれぞれの動作を示すタイミングチャートである。図12中の線111〜117はそれぞれ、図8中の線101〜107と同様に、上記の各機構の動作を示す。
以下、図3ないし図6、並びに、図9ないし図12を参照しながら、はんだペースト回り込みの防止動作(第1スキージ45aおよび第2スキージ45bの動作、並びに、両スキージと共に移動するスクリーン31上のはんだペースト91の様子)に注目しつつ第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の動作について説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同様に、まず、第1スキージ45aによる1つの回路基板9に対するはんだペーストの充填後から回路基板9の搬出まで(図4:ステップS21〜S25)について説明し、続いて、次の回路基板9の搬入から搬出まで(図5:ステップS31〜S34,S37,図6:ステップS41〜S45,図10:ステップS341〜S362)について説明し、その後、さらに次の回路基板9の搬入から第1スキージ45aによるはんだペーストの充填終了まで(図3:ステップS11〜S14,S17,図9:ステップS141〜S162)について説明する。なお、第1の実施の形態に係るスクリーン印刷装置1の動作と共通する部分については説明を簡略化する。
図11.Aは、第1スキージ45aによるスクリーン31の開口311へのはんだペーストの充填が終了し、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bが回路基板9の(+Y)側に位置した状態を示す図である(図12中の時刻t11)。このとき、はんだペースト91は、第1スキージ45aのスキージ面451aに接触している。また、第2スキージ45bの下端とスクリーン31との間の距離は2mmとされる。
第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置では、まず、第1スキージ45aの押圧が解除され、スキージ昇降機構46aにより第1スキージ45aが僅かに上昇してスクリーン31に荷重がかからない位置(第1スキージ45aの下端がスクリーン31に僅かに当接する位置)に位置する(ステップS21,S22)。続いて、印刷済みの回路基板9がスクリーン印刷装置から搬出されて印刷予定の次の回路基板9の存否が確認され、次の回路基板9がない場合には印刷動作が終了し、ある場合には回路基板9が搬入されてステージ21により保持され、位置および姿勢が補正された後にスクリーン31の下方へと移動し、上昇してスクリーン31に当接する(ステップS23〜S34)。
次に、図11.Bに示すように、スキージ昇降機構46aにより第1スキージ45aが上昇し(図10:ステップS341)、これとほぼ並行して、スキージ昇降機構46bにより第2スキージ45bがまっすぐに下降してスクリーン31に当接し(ステップS35、時刻t21)、押圧機構47bによりスクリーン31に対して押圧される(ステップS36)。このとき、第1スキージ45aはスキージ面451aとスクリーン31との間にてはんだペースト91が分断されるまでスクリーン31から離れる(ほぼ、分断されていれば、部分的に連続していてもよい。以下同様。)。すなわち、第1スキージ45aの上昇に伴いはんだペースト91のスキージ面451aとの接触部位がスキージ面451aに付着した状態で持ち上げられ、はんだペースト91が(+Z)方向へと若干引き延ばされて分断される。また、はんだペースト91の一部は、付着ペースト911aとしてスキージ面451aに付着し、下方に垂れ下がった状態となる。なお、第1スキージ45aから分断されたはんだペースト91はスクリーン31上に残置される。
その後、図11.Cに示すように、ヘッド部移動機構42により第1スキージ45aおよび第2スキージ45bが(−Y)方向へと少しだけ移動される(ステップS361、時刻t22)。このとき、第1スキージ45aは、スクリーン31の開口311より(+Y)側(開口311の上方にかからない位置)であってスクリーン31上のはんだペースト91の(−Y)側に位置する。
続いて、図11.Dに示すように、スキージ昇降機構46aにより第1スキージ45aがスクリーン31に当接しない範囲で下降する(ステップS362、時刻t23)。このとき、第1スキージ45aは、スキージ面451aに付着した付着ペースト911aの先端(垂れ下がった付着ペースト911aの下端)がスクリーン31の(+Z)側の主面に接するまでまっすぐに下降し、第1スキージ45aの下端とスクリーン31との間の距離は2mmとされる。その後、ヘッド部移動機構42によりスクリーン31に当接している第2スキージ45bが第1スキージ45a側((−Y)方向)へと第1スキージ45aと共に移動することにより、回路基板9の(+Y)側から(−Y)側に向かってはんだペースト91がスキージされ、第2スキージ45bによるはんだペーストの開口311への充填が行われる(図5:ステップS37)。
図11.Eは、第2スキージ45bによる開口311へのはんだペーストの充填が終了し、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bが回路基板9の(−Y)側に位置した状態を示す図である(時刻t24)。付着ペースト911aは、上部がスキージ面451aに付着し、下部がスクリーン31上における第1スキージ45aの下端より(+Y)側の位置に接した状態にて引きずられるように(−Y)方向へと移動したため、図11.Eに示すように、第1スキージ45aの下端より(+Y)側に位置するとともに、斜め右下の方向((+Y)方向かつ(−Z)方向)に伸びて第1スキージ45aとスクリーン31の間にほぼ連続して存在する。
スクリーン印刷装置では、第2スキージ45bの押圧が解除され、スキージ昇降機構46bにより第2スキージ45bが僅かに上昇してスクリーン31に荷重がかからない位置(第1スキージ45aの下端がスクリーン31に僅かに当接する位置)に位置する(図6:ステップS41,S42)。続いて、印刷済みの回路基板9がスクリーン印刷装置から搬出されて印刷予定の次の回路基板9の存否が確認され、次の回路基板9がない場合には印刷動作が終了し、ある場合には回路基板9が搬入されてステージ21により保持され、位置および姿勢が補正された後にスクリーン31の下方へと移動し、上昇してスクリーン31に当接する(図6:ステップS43〜S45,図3:ステップS11〜S14)。
次に、図11.Fに示すように、スキージ昇降機構46bにより第2スキージ45bが上昇し(図9:ステップS141)、これと並行して、スキージ昇降機構46aにより第1スキージ45aがまっすぐに下降してスクリーン31に当接し(ステップS15、時刻t31)、押圧機構47aによりスクリーン31に対して押圧される(ステップS16)。既述の通り、第1スキージ45aの下降前の時点で、付着ペースト911aは第1スキージ45aの下端より(+Y)側に位置するとともに斜め右下の方向((+Y)方向かつ(−Z)方向)に伸びているため、第1スキージ45aがまっすぐに下降してスクリーン31に当接した状態において、図11.Fに示すように、付着ペースト911aはスクリーン31上の第1スキージ45aの(+Y)側に位置し、(−Y)側に回り込むことが防止される。また、第2スキージ45bはスキージ面451bとスクリーン31との間にてはんだペースト91が分断されるまでスクリーン31から離れる。このとき、はんだペースト91の一部は、付着ペースト911bとしてスキージ面451bに付着し、下方に垂れ下がった状態となる。また、第2スキージ45bから分断されたはんだペースト91はスクリーン31上に残置される。
その後、図11.Gに示すように、ヘッド部移動機構42により第1スキージ45aおよび第2スキージ45bが(+Y)方向へと少しだけ移動し、第2スキージ45bがスクリーン31上のはんだペースト91とスクリーン31の開口311との間に位置する(ステップS161、時刻t32)。さらに、図11.Hに示すように、第2スキージ45bが、付着ペースト911bの先端がスクリーン31に接するまでスキージ昇降機構46bによりまっすぐに下降し(ステップS162、時刻t33)、スクリーン31に当接している第1スキージ45aが第2スキージ45b側((+Y)方向)へと第2スキージ45bと共に移動することにより、第1スキージ45aによるはんだペーストの開口311への充填が行われる(図3:ステップS17)。スクリーン印刷装置では、第1スキージ45aによるはんだペーストの充填が行われる間、付着ペースト911bは第2スキージ45bにより(+Y)方向へと引きずられ、常に第2スキージ45bの(−Y)側(移動方向とは反対側)に位置する。
以上のように、第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置では、第2スキージ45bによりはんだペーストの充填を行う間、および、第2スキージ45bによる充填終了後に使用スキージを第2スキージ45bから第1スキージ45aへと切り替える間に、第1スキージ45aのスキージ面451aに付着した付着ペースト911aを常に第1スキージ45aの(+Y)側に位置させることにより、付着ペースト911aが第1スキージ45aの裏側に回り込むことを防止することができる。
また、第2スキージ45bについても同様に、第2スキージ45bのスキージ面451bに付着した付着ペースト911bを常に第2スキージ45bの(−Y)側に位置させることにより、第1スキージ45aによるはんだペーストの充填後に第2スキージ45bを下降する際に、付着ペースト911bが第2スキージ45bの裏側に回り込むことを防止することができる。
さらに、第2の実施の形態では、スキージの切替時に次のはんだペーストの充填の際に使用されない一方のスキージがはんだペースト91から分離されるまで上昇するため、はんだペースト91の粘度および付着性が高い場合であっても、このスキージにはんだペースト91の大部分が付着したまま次の印刷が開始されてしまうことを確実に防止することができる。その結果、はんだペースト91の特性の影響を受けることなく適正な印刷を行うことができる。
第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置では、使用スキージを第1スキージ45aから第2スキージ45bへと切り替える際に行われる両スキージの(−Y)方向への僅かな移動工程(図10:ステップS361)は省略されてもよい。この場合、第2スキージ45bを下降してスクリーン31に当接および押圧する工程(ステップS35,S36)、並びに、第1スキージ45aを下降する工程(ステップS362)の先後が入れ替えられてもよい。上記のようにステップS361が省略された場合、ステップS362において、第1スキージ45aのスキージ面451aに付着する付着ペースト911aの先端は、スクリーン31上のはんだペースト91を介してスクリーン31に接することとなり、第1スキージ45aの下降量は、はんだペースト91が第1スキージ45aの裏側に回り込まない程度に調整される。なお、使用スキージを第2スキージ45bから第1スキージ45aへと切り替える際においても上記と同様に、両スキージの(+Y)方向への僅かな移動工程(図9:ステップS161)は省略されてもよい。
また、使用スキージを第1スキージ45aから第2スキージ45bへと切り替える際に行われる第1スキージ45aをはんだペースト91が分断されるまでスクリーン31から離す工程(図10:ステップS341)は、第1スキージ45aによりはんだペーストが充填されステージ21が下降した後に、すなわち、図4に示すステップS23の後に行われてもよい。同様に、第2スキージ45bをはんだペースト91が分断されるまでスクリーン31から離す工程(図9:ステップS141)は、図6に示すステップS43の後に行われてもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態に係るスクリーン印刷装置について説明する。スクリーン印刷装置の構成は、図1および図2に示すものと同様であり、以下の説明において同符号を付す。また、装置の動作については、第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置とほぼ同様であるが、図9中のステップS161,S162が省略される代わりに、第1スキージ45aによるはんだペーストの充填(図3中のステップS17)中に第2スキージ45bが下降する点、および、図10中のステップS361,S362が省略される代わりに、第2スキージ45bによるはんだペーストの充填(図5中のステップS37)中に第1スキージ45aが下降する点が異なる。第3の実施の形態に係るスクリーン印刷装置では、第1および第2の実施の形態と同様に、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bを切り替えてはんだペースト91をスキージすることにより、回路基板9に対する印刷が行われ、両スキージの切り替えの間におけるヘッド部移動機構42、並びに、スキージ昇降機構46aおよび46bの制御により、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bのそれぞれの裏側にはんだペーストが回り込んで付着することが防止される。
図13.A〜図13.Fは、第3の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の第1スキージ45aおよび第2スキージ45bの近傍を示す図である。図13.A〜図13.F中では、はんだペーストに平行斜線を付して示している。図14は、第3の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の制御部6に制御されるステージ移動機構22、ステージ昇降機構24、スキージ昇降機構46aおよび46b、押圧機構47aおよび47b、並びに、ヘッド部移動機構42のそれぞれの動作を示すタイミングチャートである。図13中の線121〜127はそれぞれ、図8と同様に、上記の各機構の動作を示す。
以下、図13.A〜図13.F、図14、並びに、他の図面を参照しながら、はんだペースト回り込みの防止動作(第1スキージ45aおよび第2スキージ45bの動作、並びに、両スキージと共に移動するスクリーン31上のはんだペースト91の様子)に注目しつつ第3の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の動作について説明する。以下の説明では、第2の実施の形態と同様に、まず、第1スキージ45aによる1つの回路基板9に対するはんだペーストの充填後から回路基板9の搬出まで(図4:ステップS21〜S25)について説明し、続いて、次の回路基板9の搬入から搬出まで(図5:ステップS31〜S34,S37,図6:ステップS41〜S45,図10:ステップS341〜S36)について説明し、その後、さらに次の回路基板9の搬入から第1スキージ45aによるはんだペーストの充填終了まで(図3:ステップS11〜S14,S17,図9:ステップS141〜S16)について説明する。なお、第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の動作と共通する部分については説明を簡略化する。
図13.Aは、第1スキージ45aによるスクリーン31の開口311へのはんだペーストの充填が終了し、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bが回路基板9の(+Y)側に位置した状態を示す図である(図14中の時刻t11)。第3の実施の形態に係るスクリーン印刷装置では、まず、第1スキージ45aの押圧が解除され、第1スキージ45aが僅かに上昇してスクリーン31に荷重がかからない位置に位置する(ステップS21,S22)。続いて、印刷済みの回路基板9が搬出され、次の回路基板9が搬入されてスクリーン31に当接する(ステップS23〜ステップS34)。
次に、図13.Bに示すように、第1スキージ45aが上昇し(図10:ステップS341)、これとほぼ並行して第2スキージ45bがまっすぐに下降してスクリーン31に当接し(ステップS35、時刻t21)、スクリーン31に対して押圧される(ステップS36)。このとき、第1スキージ45aはスキージ面451aとスクリーン31との間にてはんだペースト91が分断されるまでスクリーン31から離れ、第1スキージ45aのスキージ面451aには付着ペースト911aが付着して下方に垂れ下がった状態となる。また、第1スキージ45aから分断されたはんだペースト91はスクリーン31上に残置される。スクリーン印刷装置では、第1スキージ45aによるはんだペーストの充填中に第2スキージ45bが予め下降してスクリーン31に近接している(詳細については後述する。)。このため、上述のステップS35の動作、すなわち、第2スキージ45bを下降してスクリーン31に当接する工程を短縮することができる。
その後、第2スキージ45bが第1スキージ45a側((−Y)方向)へと第1スキージ45aと共に移動して第2スキージ45bによるはんだペーストの開口311への充填が開始される(時刻t22)。これと並行して、図13.Cに示すように、スキージ昇降機構46aにより第1スキージ45aが下降し、スクリーン31の(+Z)側の主面に近接する(時刻t22a)。このとき、第1スキージ45aの(+Y)側に位置する付着ペースト911aは、スクリーン31の(+Z)側の主面に接して引きずられるように(−Y)側へと移動する。また、第1スキージ45aは、第1スキージ45aの下端とスクリーン31との間の距離が2mmとなる位置まで下降する。なお、第1スキージ45aの下端とスクリーン31との間の距離は、付着ペースト911aの下端がスクリーン31に接触するように10mm以下(より好ましくは5mm以下)とされることが好ましく、さらに、第1スキージ45aとスクリーン31との接触防止の観点から1mm以上とされることが好ましい。
第1スキージ45aの下降後も第1スキージ45aおよび第2スキージ45bが移動し、第2スキージ45bによるはんだペーストの開口311への充填が継続して行われ、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bが回路基板9の(−Y)側に位置する(ステップS37、時刻t23)。この時点においても、図13.Dに示すように、スクリーン印刷装置では、第1スキージ45aがスクリーン31に近接した状態(付着ペースト911aの下端がスクリーン31に接触した状態)とされる。続いて、第2スキージ45bの押圧が解除され、第2スキージ45bが僅かに上昇してスクリーン31に荷重がかからない位置に位置し(ステップS41,S42)、印刷済みの回路基板9が搬出され、次の回路基板9が搬入されてスクリーン31に当接する(図6:ステップS43〜S45,図3:ステップS11〜S14)。
次に、図13.Eに示すように、第2スキージ45bが上昇し(図9:ステップS141)、これと並行して第1スキージ45aがまっすぐに下降してスクリーン31に当接し(ステップS15、時刻t31)、スクリーン31に対して押圧される(ステップS16)。このとき、第2スキージ45bはスキージ面451bとスクリーン31との間にてはんだペースト91が分断されるまでスクリーン31から離れ、第2スキージ45bのスキージ面451bには付着ペースト911bが付着した状態とされる。第1スキージ45aに付着している付着ペースト911aは、第1スキージ45aの(+Y)側にてスクリーン31に接して引きずられるように(−Y)方向へと移動したため、第1スキージ45aが下降してスクリーン31に当接した状態において、図13.Eに示すように、スクリーン31上の第1スキージ45aの(+Y)側に位置し、(−Y)側に回り込むことが防止される。また、スクリーン印刷装置では、第1スキージ45aがはんだペーストの充填中に予め下降してスクリーン31に近接しているため、上述のステップS15の動作、すなわち、第1スキージ45aを下降してスクリーン31に当接する工程を短縮することができる。
その後、第1スキージ45aが第2スキージ45b側((+Y)方向)へと第2スキージ45bと共に移動して第1スキージ45aによるはんだペーストの開口311への充填が開始される(時刻t32)。これと並行して、図13.Fに示すように、スキージ昇降機構46bにより第2スキージ45bが下降し、スクリーン31の(+Z)側の主面に近接する(時刻t32a)。このとき、第2スキージ45bの(−Y)側に位置する付着ペースト911bは、スクリーン31の(+Z)側の主面に接して引きずられるように(+Y)側へと移動する。また、第2スキージ45bは、第2スキージ45bの下端とスクリーン31との間の距離が2mmとなる位置まで下降する。なお、第2スキージ45bの下端とスクリーン31との間の距離は、付着ペースト911aの下端がスクリーン31に接触するように10mm以下(より好ましくは5mm以下)とされることが好ましく、さらに、第2スキージ45bとスクリーン31との接触防止の観点から1mm以上とされることが好ましい。
スクリーン印刷装置では、第2スキージ45bがスクリーン31に近接した状態(付着ペースト911bの下端がスクリーン31に接触した状態)となった後も第1スキージ45aおよび第2スキージ45bが移動し、第1スキージ45aによるはんだペーストの開口311への充填が継続して行われる(ステップS17)。この間、付着ペースト911bは第2スキージ45bの(−Y)側にてスクリーン31に接して引きずられるように(+Y)方向へと移動するため、常に第2スキージ45bの(−Y)側(移動方向とは反対側)に位置する。
以上のように、第3の実施の形態に係るスクリーン印刷装置では、第2スキージ45bによりはんだペーストの充填を行う間、および、第2スキージ45bによる充填終了後に使用スキージを第2スキージ45bから第1スキージ45aへと切り替える間に、第1スキージ45aのスキージ面451aに付着した付着ペースト911aを常に第1スキージ45aの(+Y)側に位置させることにより、付着ペースト911aが第1スキージ45aの裏側に回り込むことを防止することができる。
また、第2スキージ45bについても同様に、第2スキージ45bのスキージ面451bに付着した付着ペースト911bを常に第2スキージ45bの(−Y)側に位置させることにより、第1スキージ45aによるはんだペーストの充填後に第2スキージ45bを下降させる際に、付着ペースト911bが第2スキージ45bの裏側に回り込むことを防止することができる。
さらに、第2の実施の形態と同様、スキージの切替時に次のはんだペーストの充填の際に使用されない一方のスキージがはんだペースト91から分離されるまで上昇するため、はんだペースト91の粘度および付着性が高い場合であっても、このスキージにはんだペースト91の大部分が付着したまま次の印刷が開始されてしまうことを確実に防止することができ、適正な印刷が実現される。
第3の実施の形態に係るスクリーン印刷装置では、使用スキージを第1スキージ45aから第2スキージ45bへと切り替える際に、第1の実施の形態に係るスクリーン印刷装置1と同様に、第1スキージ45aが上昇することにより、第1スキージ45aとスクリーン31との間にはんだペースト91が連続して存在する範囲内(すなわち、第1スキージ45aとスクリーン31との間にてはんだペースト91が分断されない範囲内であり、第1スキージ45aの下端とスクリーン31との距離は10mm以下とされることが好ましい。)で第1スキージ45aがスクリーン31から離されてもよく、これは使用スキージを第2スキージ45bから第1スキージ45aへと切り替える際についても同様である。この場合、第3の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の動作は、一方のスキージによるはんだペーストの充填中にもう一方のスキージが下降してスクリーン31に近接する点を除いて、第1の実施の形態に係るスクリーン印刷装置1の動作と同様となり、印刷済みの回路基板9の搬出よりも前に、充填に使用したスキージが回路基板9から離れることとなる。
上述の第1ないし第3の実施の形態に係るスクリーン印刷装置では、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bの往復移動時に、はんだペーストの充填に使用していない方のスキージをスクリーン31に近接させて移動するため、スキージに付着したはんだペーストの外気に触れる程度(表面積×時間)を減少させ、比較的乾燥しやすい鉛フリーはんだペーストを用いて印刷を行う場合であっても、スクリーン上のはんだペーストの乾燥による粘性の変化等の影響を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bは、樹脂や金属等により形成されてもよい。また、第1スキージ45aおよび第2スキージ45bをそれぞれ昇降するスキージ昇降機構46aおよびスキージ昇降機構46bは、リニアモータにより駆動されてもよく、他の駆動方式とされてもよい。
また、上記実施の形態にて示したスクリーン印刷装置の動作において、はんだペーストのスキージへの裏側への回り込みが防止できる範囲で各動作ステップの順序が変更されてもよく、他の補助的な動作が追加されてもよい。
スクリーン印刷装置は、鉛フリーはんだペースト以外に、鉛を含有するはんだペースト、接着剤等の様々な粘性材料の印刷にも利用可能である。また、粘性材料であるインキの印刷にも利用可能であり、回路基板以外の様々な対象物に対するスクリーン印刷にも利用されてよい。
本発明は、粘性材料を対象物に対して印刷する様々なスクリーン印刷装置において利用可能である。
第1の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の構成を示す正面図 スクリーン印刷装置の右側面図 スクリーン印刷装置の動作の流れを示す図 スクリーン印刷装置の動作の流れを示す図 スクリーン印刷装置の動作の流れを示す図 スクリーン印刷装置の動作の流れを示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 ステージ移動機構、ステージ昇降機構、スキージ昇降機構、押圧機構およびヘッド部移動機構の動作を示すタイミングチャート 第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の動作の流れを示す図 第2の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の動作の流れを示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 ステージ移動機構、ステージ昇降機構、スキージ昇降機構、押圧機構およびヘッド部移動機構の動作を示すタイミングチャート 第3の実施の形態に係るスクリーン印刷装置の第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 第1スキージおよび第2スキージの近傍を示す図 ステージ移動機構、ステージ昇降機構、スキージ昇降機構、押圧機構およびヘッド部移動機構の動作を示すタイミングチャート
符号の説明
1 スクリーン印刷装置
3 スクリーン保持部
6 制御部
9 回路基板
31 スクリーン
42 ヘッド部移動機構
45a 第1スキージ
45b 第2スキージ
46a,46b スキージ昇降機構
91 はんだペースト
311 開口
911a,911b 付着ペースト
S11〜S17,S21〜S25,S31〜S37,S41〜S45,S141,S161,S162,S341,S361,S362 ステップ

Claims (10)

  1. 印刷パターンの開口が形成されたスクリーンを介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷装置であって、
    スクリーンを対象物上に保持するスクリーン保持部と、
    前記スクリーン上に盛られた粘性材料を挟んで所定方向に対向して配列された2つのスキージと、
    前記2つのスキージを前記所定方向に移動するスキージ移動機構と、
    前記2つのスキージを個別に前記スクリーンに対して昇降するスキージ昇降機構と、
    前記スキージ移動機構および前記スキージ昇降機構を制御することにより、一方のスキージによる前記粘性材料の前記スクリーンの開口への充填後に、前記一方のスキージと前記スクリーンとの間に前記粘性材料が連続して存在する範囲内で前記一方のスキージを前記スクリーンから離し、他方のスキージを前記スクリーンに当接させて前記一方のスキージ側へと前記一方のスキージと共に移動することにより前記他方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填を行う制御部と、
    を備えることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  2. 請求項1に記載のスクリーン印刷装置であって、
    前記一方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填後に、前記一方のスキージが前記スクリーンから10mm以下だけ離れることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  3. 印刷パターンの開口が形成されたスクリーンを介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷装置であって、
    スクリーンを対象物上に保持するスクリーン保持部と、
    前記スクリーン上に盛られた粘性材料を挟んで所定方向に対向して配列された2つのスキージと、
    前記2つのスキージを前記所定方向に移動するスキージ移動機構と、
    前記2つのスキージを個別に前記スクリーンに対して昇降するスキージ昇降機構と、
    前記スキージ移動機構および前記スキージ昇降機構を制御することにより、一方のスキージによる前記粘性材料の前記スクリーンの開口への充填後に、前記一方のスキージと前記スクリーンとの間にて前記粘性材料が分断されるまで前記一方のスキージを前記スクリーンから離し、さらに、前記一方のスキージの先端に付着した粘性材料の先端が前記スクリーンに接するまで前記一方のスキージを下降し、他方のスキージを前記スクリーンに当接させ、その後、前記他方のスキージを前記一方のスキージ側へと前記一方のスキージと共に移動することにより前記他方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填を行う制御部と、
    を備えることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  4. 印刷パターンの開口が形成されたスクリーンを介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷装置であって、
    スクリーンを対象物上に保持するスクリーン保持部と、
    前記スクリーン上に盛られた粘性材料を挟んで所定方向に対向して配列された2つのスキージと、
    前記2つのスキージを前記所定方向に移動するスキージ移動機構と、
    前記2つのスキージを個別に前記スクリーンに対して昇降するスキージ昇降機構と、
    前記スキージ移動機構および前記スキージ昇降機構を制御することにより、一方のスキージによる前記粘性材料の前記スクリーンの開口への充填後に、前記一方のスキージを前記スクリーンから離し、他方のスキージを前記スクリーンに当接させて前記一方のスキージ側へと前記一方のスキージと共に移動することにより前記他方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填を行い、前記他方のスキージの移動中に前記一方のスキージを前記スクリーンに近接させる制御部と、
    を備えることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  5. 請求項4に記載のスクリーン印刷装置であって、
    前記他方のスキージの移動中に前記一方のスキージが10mm以下まで前記スクリーンに近接することを特徴とするスクリーン印刷装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のスクリーン印刷装置であって、
    前記粘性材料がはんだペーストであることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  7. 請求項6に記載のスクリーン印刷装置であって、
    前記粘性材料が鉛フリーはんだペーストであることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  8. スクリーン上に盛られた粘性材料を挟んで所定方向に対向して配列された2つのスキージを前記所定方向に往復移動させることにより、前記スクリーンに形成された印刷パターンの開口を介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷方法であって、
    一方のスキージによる前記粘性材料の前記スクリーンの開口への充填後に、前記一方のスキージと前記スクリーンとの間に前記粘性材料が連続して存在する範囲内で前記一方のスキージを前記スクリーンから離す工程と、
    印刷済みの対象物を次の対象物に交換する工程と、
    他方のスキージを前記スクリーンに当接する工程と、
    前記他方のスキージを前記一方のスキージ側へと前記一方のスキージと共に移動することにより前記他方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填を行う工程と、
    を備えることを特徴とするスクリーン印刷方法。
  9. スクリーン上に盛られた粘性材料を挟んで所定方向に対向して配列された2つのスキージを前記所定方向に往復移動させることにより、前記スクリーンに形成された印刷パターンの開口を介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷方法であって、
    一方のスキージによる前記粘性材料の前記スクリーンの開口への充填後に、印刷済みの対象物を次の対象物に交換する工程と、
    前記一方のスキージと前記スクリーンとの間にて前記粘性材料が分断されるまで前記一方のスキージを前記スクリーンから離す工程と、
    他方のスキージを前記スクリーンに当接する工程と、
    前記一方のスキージの先端に付着した粘性材料の先端が前記スクリーンに接するまで前記一方のスキージを下降する工程と、
    前記他方のスキージを前記一方のスキージ側へと前記一方のスキージと共に移動することにより前記他方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填を行う工程と、
    を備えることを特徴とするスクリーン印刷方法。
  10. スクリーン上に盛られた粘性材料を挟んで所定方向に対向して配列された2つのスキージを前記所定方向に往復移動させることにより、前記スクリーンに形成された印刷パターンの開口を介して対象物に粘性材料を印刷するスクリーン印刷方法であって、
    一方のスキージによる前記粘性材料の前記スクリーンの開口への充填後に、印刷済みの対象物を次の対象物に交換する工程と、
    前記一方のスキージを前記スクリーンから離す工程と、
    他方のスキージを前記スクリーンに当接する工程と、
    前記他方のスキージを前記一方のスキージ側へと前記一方のスキージと共に移動することにより前記他方のスキージによる前記粘性材料の前記開口への充填を行うとともに前記他方のスキージの移動中に前記一方のスキージを前記スクリーンに近接させる工程と、
    を備えることを特徴とするスクリーン印刷方法。
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