JPH11320821A - 印刷ペースト用印刷装置及び方法 - Google Patents

印刷ペースト用印刷装置及び方法

Info

Publication number
JPH11320821A
JPH11320821A JP13653098A JP13653098A JPH11320821A JP H11320821 A JPH11320821 A JP H11320821A JP 13653098 A JP13653098 A JP 13653098A JP 13653098 A JP13653098 A JP 13653098A JP H11320821 A JPH11320821 A JP H11320821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
circuit board
printing
squeegee
printed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13653098A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Yamauchi
敏明 山内
Toshinori Mimura
敏則 三村
Masaru Yamauchi
大 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP13653098A priority Critical patent/JPH11320821A/ja
Publication of JPH11320821A publication Critical patent/JPH11320821A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べて印刷品質を向上することができ
る印刷ペースト用印刷装置、及び印刷ペースト用印刷方
法を提供する。 【解決手段】 マスク支持装置120及び回路基板支持
装置130を備え、マスク支持装置にてマスク5の縁部
分5dを押圧し回路基板支持装置にてマスクと回路基板
14とを平行に支持する。よって、回路基板に対するマ
スクの平面度が確保できるとともに、マスクと回路基板
との密着性が維持管理できる。又、版離れ時にスキージ
の荷重をマスク支持装置に備わる台座部材1220で受
け、回路基板のみを下降させることにより、マスクの平
面度を保ちながら版離れができる。したがって、充填の
際に印刷にじみの原因となることがなく、かつ、版群れ
の際に印刷ペーストの正確な転写が行なわれ、印刷品質
の向上が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を回路基
板に実装するために、回路基板のランド上に印刷ペース
トを印刷する印刷ペースト用印刷装置、及び当該印刷装
置にて実行される印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、クリーム半田をプリント
回路基板のランド上に印刷する平板孔版式、いわゆるス
クリーン式印刷を実行するクリーム半田印刷装置では、
図10に示すように、プリント回路基板14におけるラ
ンド15の配置パターン、換言すると印刷パターンに対
応したパターンにて形成した開口部5aを有するマスク
5を備えたスクリーン2を、上記ランド15と上記開口
部5aとを対応させて回路基板14上に配置する。尚、
上記スクリーン2は、図11及び図12に示すように、
例えば正方形にてなり中央部分に開口を有する額縁状の
マスク押え3と、上記開口の中央部分に上記マスク5を
配置しかつ支持する金網状のメッシュ4とを備える。上
記メッシュ4には張力がかけられ該メッシュ4によりマ
スク5はマスク5の厚み方向に対して直交方向に引っ張
られて支持されているが、メッシュ4の弾性及びマスク
の厚みが0.1〜0.15mmであることから、後述す
るように回路基板14との接触やスキージ13のスキー
ジング等によりマスク5は若干撓むことになる。このよ
うなスクリーン2を用いて、図13に示すように、マス
ク5のスキージ接触面5bでマスク5のー端にクリーム
半田12を供給し、スキージ13でこのクリーム半田1
2をマスク5の一端から印刷方向に移動させることによ
り、マスク5の開口部5a内にクリーム半田12を充填
する。次いで、図14に示すように、マスク5を回路基
板14から取り外すことにより、マスク5の開口部5a
に充填されたクリーム半田12を回路基板14のランド
15上に転写させ、図15に示すようにクリーム半田1
2をランド15上に形成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクリー
ム半田印刷装置では、スクリーン2はマスク押え3部分
が当該クリーム半田印刷装置のフレームに固定され、一
方、上記スキージ接触面5bに対向するマスク5の回路
基板対向面5c側に配置された回路基板14はマスク5
の厚み方向に沿って移動可能に構成されている。そして
印刷動作前に回路基板14を上記厚み方向に移動させ、
上記回路基板対向面5cと上記ランド15の印刷面15
aとを接触させる。しかしながら、スクリーン2ではマ
スク押え3部分のみが固定されており、又、上述のよう
にマスク5はメッシュ4にてマスク押え3に支持されて
いることから、上記回路基板対向面5cと上記ランド1
5の印刷面15aとが接触した後においても回路基板1
4はマスク5側へ移動可能である。よって上記回路基板
対向面5cと上記ランド15との接触時を判断するのは
難しい。したがって実際には上記回路基板対向面5cと
上記ランド15の印刷面15aとは接触しておらず若干
の隙間が存在する場合もある。又、回路基板14及びマ
スク5は、微視的にはともに完全な平面にて形成されて
いることはなく、そり等が存在する。よって上記回路基
板対向面5cと上記ランド15の印刷面15aとの間に
は局部的に若干の隙間が発生することもある。このよう
に隙間が存在するとき、スキージ13によるクリーム半
田12の充填動作時には、図16に示すように、スキー
ジ13の押圧力によりマスク5は回路基板14側へ撓
み、回路基板14に対するマスク5の平面度が不十分と
なり、マスク5と回路基板14との十分な密着性を確保
することができない。よって、マスク5の開口部5aヘ
のスキージ13によるクリーム半田12の充填の際に、
図16にて符号16にて示すように、上記開口部5aか
ら回路基板14上にスキージ13の移動方向側へクリー
ム半田12がにじみ出してしまう。又、回路基板14上
へのクリーム半田12の転写に際しても、上記開口部5
aへのクリーム半田12の充填状態が不均一となるとい
う問題がある。
【0004】又、印刷後にマスク5と回路基板14とを
離す、いわゆる版離れを行うときでも、従来では、スキ
ージ13の荷重、即ち印圧,押し込み圧力等がマスク5
上に作用した状態のままである。よって、図17に示す
ように、マスク5と回路基板14との隙間寸法は一様で
はなく、図16に示す状態と同様の状態で回路基板14
がマスク5から離れることになる。よって上記開口部5
aに充填されたクリーム半田12がマスク5と回路基板
14との間の任意の部分で引きちぎられ、クリーム半田
12を回路基板14へ正確に転写できないという問題を
引き起こす。このように、従来の構成では、印刷品質が
大きく損なわれるという問題があった。本発明はこのよ
うな問題点を解決するためになされたもので、従来に比
べて印刷品質を向上することができる印刷ペースト用印
刷装置、及び印刷ペースト用印刷方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様の印刷
ペースト用印刷装置は、被印刷体である回路基板の印刷
面を覆って配置され、上記印刷面による印刷パターンに
対応して形成された貫通開口部を有する薄板状のマスク
を備え、スキージが上記マスクのスキージ接触面に接触
しながら印刷方向へ移動する印刷動作により上記貫通開
口部を介して印刷ペーストを上記回路基板の上記印刷面
に印刷する印刷ペースト用印刷装置であって、上記回路
基板に対向する上記マスクの回路基板対向面に対して上
記回路基板の上記印刷面を平行な状態にて上記回路基板
対向面と上記印刷面とを接触させて上記回路基板を支持
する回路基板支持装置と、上記回路基板支持装置にて支
持される上記回路基板より張り出した上記マスクのマス
ク縁部分を支持し、上記回路基板の印刷面と上記マスク
の上記回路基板対向面とを密着させて隙間の発生を防止
するマスク支持装置と、を備えたことを特徴とする。
【0006】又、本発明の第2態様の印刷ペースト用印
刷装置において、上記マスク支持装置は、上記マスク縁
部分における上記回路基板対向面に接触し上記マスクを
支持する台座部材と、上記印刷動作のとき、上記マスク
縁部分を上記台座部材側へ押圧して上記台座部材との協
働により上記マスクを挟持するマスク押圧装置と、をさ
らに備え、上記マスクと上記回路基板との接触を解除す
るとき、上記スキージは上記台座部材にて支持される上
記マスク縁部分に配置され上記スキージによる押圧力は
上記マスクに作用することなく上記台座部材に作用する
ように構成することもできる。
【0007】本発明の第3態様の印刷ペースト用印刷方
法は、被印刷体である回路基板の印刷面を覆って配置さ
れ、上記印刷面による印刷パターンに対応して形成され
た貫通開口部を有する薄板状のマスクを利用して、スキ
ージが上記マスクのスキージ接触面に接触しながら印刷
方向へ移動する印刷動作により上記貫通開口部を介して
印刷ペーストを上記回路基板の上記印刷面に印刷する印
刷ペースト用印刷方法であって、上記回路基板に対向す
る上記マスクの回路基板対向面に対して上記回路基板の
上記印刷面を平行な状態にて上記回路基板対向面と上記
印刷面とを接触させて上記回路基板を支持し、上記回路
基板の印刷面と上記マスクの上記回路基板対向面とを密
着させて隙間の発生を防止するように上記回路基板より
張り出した上記マスクのマスク縁部分を支持することを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態であるクリーム
半田印刷装置、及び該クリーム半田印刷装置にて実行さ
れるクリーム半田印刷方法について、図を参照しながら
以下に説明する。尚、各図において同じ構成部分につい
ては同じ符号を付している。又、上述の「課題を解決す
るための手段」に記載する、「印刷ペースト」の機能を
果たす一例として本実施形態ではクリーム半田を例に採
る。よって本実施形態では、印刷ペースト用印刷装置と
して上述のようにクリーム半田印刷装置を例に採り、印
刷ペースト用印刷方法として上述のようにクリーム半田
印刷方法を例に採る。しかしながら印刷ペーストとして
は上記クリーム半田に限定されるものではなく、粘性を
有する物質、例えば接着剤等が含まれる。又、上述の
「課題を解決するための手段」に記載する、「マスク支
持装置」の機能を果たす一例として本実施形態ではマス
ク押圧装置1210、台座部材1220、及び台座昇降
装置1230が相当する。
【0009】図3に示すように本実施形態のクリーム半
田印刷装置101は、大別して、回路基板搬入搬出装置
20と、回路基板上のランド15とマスク5の開口部5
aとを一致させるために搬入された回路基板のX,Y方
向、及びθ方向への位置補正を行うXYθ位置補正装置
140と、スキージ13を印刷方向へ移動させるスキー
ジ駆動装置22と、スクリーン2と、マスク支持装置1
20と、回路基板支持装置130と、制御装置150と
を備える。ここで、上記回路基板搬入搬出装置20、ス
キージ駆動装置22、スクリーン2は、従来のクリーム
半田印刷装置にも備わる構成と同一の構成であり、ここ
での説明は省略する。よって以下には、主に、マスク支
持装置120、回路基板支持装置130、XYθ位置補
正装置140、及び制御装置150について説明する。
【0010】まず、マスク支持装置120について説明
する。マスク支持装置120は、図1に示すように、マ
スク押圧装置1210、台座部材1220、及び台座部
材昇降装置1230を備え、上記マスク押圧装置121
0は、昇降シリンダ1211とマスククランプ部材12
12とを備える。このようなマスク支持装置120は、
印刷動作時にマスク5の縁部分5dを支持し、回路基板
14の上記印刷面15aとマスク5の上記回路基板対向
面5cとを密着させて隙間の発生を防止し、又、版離れ
時にはマスク5の縁部分5dを支持するとともにスキー
ジ13による押圧力を支え上記印刷面15aと上記回路
基板対向面5cとの平行度を維持する装置である。尚、
上記マスク5の縁部分5dとは、回路基板14よりマス
ク5が張り出した部分をいう。マスク押圧装置1210
に備わる昇降シリンダ1211は、スクリーン2のマス
ク押え3が固定されているフレーム部材1240に設置
され、マスククランプ部材1212をクランプ位置12
13とクランプ解除位置1214との間で昇降させる。
本実施形態では、昇降シリンダ1211は圧縮空気にて
駆動され、シリンダ径は20mmであり、供給する圧縮
空気の圧力は例えば2Kg/cm2程度である。又、昇
降シリンダ1211は制御装置150にて駆動制御され
る。マスククランプ部材1212は、L字型の断面にて
なりマスク5の縁部分5dに沿って延在する部材であ
り、その一端部1212aはマスク5の縁部分5dに接
触し、その他端部1212bは昇降シリンダ1211の
駆動軸に連結され支持されている。又、上記一端部12
12aはマスク5に対して柔軟にかつ確実に接触可能な
ように、例えば、弾性体例えばウレタンゴムを備えた
り、又は、図9に示すように左右に設けたスプリング1
216によって取り付けピン1217の軸回りに揺動可
能に構成してもよい。又、本実施形態では、マスククラ
ンプ部材1212は昇降シリンダ1211に供給される
上記圧縮空気によりマスク5を押圧するが、積極的な押
圧動作を行わずにマスククランプ部材1212の自重に
より押圧を行うようにすることもできる。
【0011】尚、本実施形態では、スキージ13の移動
方向である印刷方向に直交する方向にマスククランプ部
材1212は延在し、かつ上記縁部分5dの内、対向し
て位置する各縁部分5dに対応するように設置されてい
る。しかしながらマスククランプ部材1212の配置位
置は、このような本実施形態の場合に限定されるもので
はない。例えば上記印刷方向に沿った上記縁部分5dに
マスククランプ部材1212をそれぞれ設けてもよい
し、又、上記縁部分5dに沿って枠状に構成することも
できる。さらには、マスク5を構成する4辺の内、いず
れか1辺にマスククランプ部材1212を設けてもよい
し、隣接する2辺に設けてもよい。又、本実施形態では
マスククランプ部材1212は、上記縁部分5dに沿っ
てマスク5に面接触するように構成しているが、これに
限定されるものではなく、1点、好ましくは複数点にて
接触するように構成することもできる。又、本実施形態
では、好ましい実施形態としてマスク支持装置120は
マスク押圧装置1210を設けたが、マスク押圧装置1
210は必ずしも必要ではない。即ち、後述のように印
刷動作時において、台座部材1220の接触面1220
aと、回路基板14の上記印刷面15aとが同一平面に
設定されることで、印刷動作時におけるマスク5の撓み
は生じないことから、従来に比べて印刷品質を向上させ
ることができる。
【0012】台座部材1220は、上記マスククランプ
部材1212と共働してマスク5の縁部分5dをクラン
プ可能なように上記マスククランプ部材1212に対応
して配置される部材であり、台座部材昇降装置1230
にて保持位置1221と保持解除位置1222との間を
昇降する。台座部材1220が上記保持位置1221に
配置されたとき、平坦面にてなる台座部材1220の接
触面1220aは、フレーム部材1240に固定された
スクリーン2のマスク5の上記回路基板対向面5cを押
し上げることなく上記回路基板対向面5cに接触する。
本実施形態では、台座部材昇降装置1230はモータと
該モータにて駆動されるネジとを備え、制御装置150
にて動作制御される上記モータの動作により台座部材1
220を昇降する。このような台座部材昇降装置123
0は、XYθ位置補正装置140に設置されている。
尚、XYθ位置補正装置140におけるX,Y,θの位
置補正動作自体は従来の動作に同じであり、上記位置補
正動作に関する構造も同じである。本実施形態における
XYθ位置補正装置140は、従来のXYθ位置補正装
置にさらに制御装置150にて動作制御される台座部材
昇降装置1230を設けた点が従来との相違点である。
又、XYθ位置補正装置140は、図3に示すようにス
クリーン2から外れた位置である基板搬入位置141
と、図1に示すようにスクリーン2に対応する位置であ
るスクリーン位置142との間を、回路基板14の搬送
方向に沿って可動である。尚、このようなXYθ位置補
正装置140は、制御装置150によって動作制御され
る。
【0013】回路基板支持装置130は、回路基板支持
部材1310と基板昇降装置1320とを備え、上述の
XYθ位置補正装置140に備わる。回路基板支持部材
1310は、上記基板搬入搬出装置20より供給された
回路基板14を載置するとともに、制御装置150にて
動作制御される基板昇降装置1320にて印刷位置13
11と印刷解除位置1312との間を昇降する。本実施
形態では、基板昇降装置1320は、モータと該モータ
にて駆動されるネジとを備え、制御装置150にて動作
制御される。回路基板14が上記印刷位置1311に位
置したとき、回路基板14の上記印刷面15aは、フレ
ーム部材1240に固定されたスクリーン2のマスク5
の上記回路基板対向面5cを押し上げることなく上記回
路基板対向面5cに接触する。このような回路基板支持
装置130は、上記マスク5と回路基板14との接触を
解除するとき、上記回路基板対向面5cと回路基板14
の上記印刷面15aとの平行を維持しながら上記印刷解
除位置1312へ移動する。
【0014】このように構成される本実施形態のクリー
ム半田印刷装置101の動作について主に図4〜図8を
参照して説明する。尚、上述のようにクリーム半田印刷
装置101の動作制御は制御装置150にてなされる。
又、図8に示すステップ(図内では「S」にて示す)1
〜ステップ10の各動作の内、ステップ1〜ステップ
4、ステップ7、及びステップ10の各動作は従来のク
リーム半田印刷装置でも実行される動作であり本実施形
態で特徴的な動作はステップ5,6,8,9の動作であ
る。ステップ1,2では、回路基板搬入搬出装置20に
より回路基板14が、XYθ位置補正装置140に備わ
る回路基板支持部材1310に搬入され、載置される。
ステップ3では、載置された回路基板14を撮像装置に
て撮像して、制御装置150にて回路基板支持部材13
10上における回路基板14の載置位置を求める。ステ
ップ4では、求められた回路基板14の回路基板支持部
材1310上での載置位置がスクリーン2におけるマス
ク5の設置位置に一致するように、XYθ位置補正装置
140の回路基板支持部材1310をX方向,Y方向,
θ方向に駆動して位置補正が行われる。さらに、XYθ
位置補正装置140は、上記基板搬入位置141から上
記スクリーン位置142へ搬送される。
【0015】ステップ5では、上記スクリーン位置14
2に配置されたXYθ位置補正装置140において、上
記回路基板支持部材1310が基板昇降装置1320に
て上記印刷位置1311まで上昇し、かつ台座部材12
20が台座部材昇降装置1230にて上記保持位置12
21まで上昇する。尚、上記印刷位置1311と上記保
持位置1221とは、XYθ位置補正装置140におけ
る基準高さから同じ高さにてなる位置であり、制御装置
150の動作制御により、上述のように回路基板支持部
材1310が上記印刷位置1311に配置されることで
回路基板14の上記印刷面15aがマスク5の上記回路
基板対向面5cを押圧することなく回路基板対向面5c
に接触し、かつ台座部材1220が上記保持位置122
1に配置されることで台座部材1220の上記接触面1
220aが上記回路基板対向面5cを押圧することなく
回路基板対向面5cに接触する。
【0016】次のステップ6では、マスククランプ部材
1212が昇降シリンダ1211により上記クランプ位
置1213まで下降して、マスククランプ部材1212
の一端部1212aはマスク5の縁部分5dを押圧す
る。マスククランプ部材1212の一端部1212aに
対応して上記台座部材1220が配置されていることか
ら、マスク5の縁部分5dはマスククランプ部材121
2と台座部材1220とによって挟持され、よって、上
記回路基板対向面5cと回路基板14の上記印刷面15
aとが上述のように接触した状態で、マスク5は回路基
板14に対して固定される。ステップ7では、従来と同
様に、スキージ駆動装置22にてスキージ13が印刷方
向にマスク5のスキージ接触面5bに接触しながらスキ
ージングすることで、図4及び図5に示すようにクリー
ム半田12がマスク5の開口部5aに充填される。この
とき、上述のように上記回路基板対向面5cと上記印刷
面15aとは隙間なく接触し、かつマスク5は回路基板
14に対して固定されているため、上記スキージングに
よって図16に示す従来のようにマスク5が撓むことは
ない。したがって、従来のように、にじみや充填不良が
発生することはなくなる。
【0017】スキージング後、上記版離れ動作を行う
が、ステップ8では、回路基板支持部材1310及び台
座部材1220の内、まず、回路基板支持部材1310
のみを基板昇降装置1320にて印刷解除位置1312
へ下降させる。又、このときスキージ13は図2に示す
ように台座部材1220に対応する位置に配置される。
このような版離れ動作により、マスク5の開口部5aに
充填されたクリーム半田12が回路基板14のランド1
5上に転写される。従来、版離れ動作のときには、クリ
ーム半田12の粘性又はマスク5の自重、及びスキージ
13によるマスク5の押圧力によってマスク5を回路基
板14側に押しやる力がマスク5に発生し、かつメッシ
ュ4の弾性により、マスク5に撓みが発生する。よって
上記回路基板対向面5cと上記印刷面15aとが平行な
状態で上記版離れは行われず、クリーム半田12の正確
な転写はできなかった。一方、本実施形態では、台座部
材1220は未だ保持位置1221に配置されておりマ
スク5はマスククランプ部材1212にて挟持されてお
り、さらにスキージ13を台座部材1220に対応した
位置に配置することから、版離れ時において、従来発生
したようにマスク5に撓みは発生しない。よって、図6
及び図7に示すように、上記回路基板対向面5cと上記
印刷面15aとが平行な状態で上記版離れが行われ、ク
リーム半田12は正確に転写され、従来に比べ印刷品質
を向上させることができる。
【0018】版離れ後、ステップ9では、まず昇降シリ
ンダ1211によりマスククランプ部材1212がクラ
ンプ解除位置1214へ移動し、次に台座部材昇降装置
1230により台座部材1220を保持解除位置122
2へ下降させる。ステップ10では、回路基板搬入搬出
装置20にて、回路基板支持部材1310から回路基板
14を次工程へ搬出する。
【0019】このように本実施形態のクリーム半田印刷
装置101によれば、スキージング及び版離れのときに
は、マスク5の縁部分5dを固定していることから、マ
スク5に撓みが発生しない。よって、スキージング時に
おけるにじみや開口部5aへの充填不足が発生せず、か
つ版離れ時における転写が良好になる。したがって、従
来に比べ印刷品質を向上させることができる。
【0020】尚、上述の実施形態において、マスククラ
ンプ部材1212、並びに台座部材1220及び台座部
材昇降装置1230は、回路基板14の寸法、即ちマス
ク5の大きさにあわせて移動可能なように構成するのが
好ましい。このような構成において、1対の、マスクク
ランプ部材1212並びに台座部材1220及び台座部
材昇降装置1230の内、一方は移動しない構造で、他
方が可動な構造としてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
印刷ペースト用印刷装置、及び第3態様の印刷ペースト
用印刷方法によれば、マスク支持装置及び回路基板支持
装置を備え、印刷動作において、マスク縁部分をマスク
支持装置にて保持し、かつ回路基板支持装置にてマスク
と回路基板とを平行な状態で接触させることから、回路
基板の印刷面に対するマスクの回路基板対向面の平面度
が確保できるとともに上記印刷面と上記回路基板対向面
との密着度を常に一定に維持管理できる。よって、印刷
にじみを抑止して印刷品質の向上を図ることができる。
【0022】又、本発明の第2態様の印刷ペースト用印
刷装置によれば、版離れ動作において、スキージは台座
部材にて支持され、かつマスク縁部分は上記マスク支持
装置にて保持されているので、上記印刷面と上記回路基
板対向面とが平行な状態で版離れを行うことができる。
よって、回路基板への印刷ペーストの正確な転写が行な
われ、印刷品質の向上を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のクリーム半田印刷装置の
構成を示す図である。
【図2】 図1に示すクリーム半田印刷装置において、
版離れ時の動作を示す図である。
【図3】 図1に示すクリーム半田印刷装置の斜視図で
ある。
【図4】 図1に示すクリーム半田印刷装置にて実行さ
れる印刷動作を説明するための図である。
【図5】 図1に示すクリーム半田印刷装置にて実行さ
れる印刷動作を説明するための図である。
【図6】 図1に示すクリーム半田印刷装置にて実行さ
れる印刷動作を説明するための図である。
【図7】 図1に示すクリーム半田印刷装置にて実行さ
れる印刷動作を説明するための図である。
【図8】 図1に示すクリーム半田印刷装置にて実行さ
れる印刷動作のフローチャートである。
【図9】 図1に示すクリーム半田印刷装置に備わるマ
スククランプ部材の変形例を示す斜視図である。
【図10】 クリーム半田印刷装置による印刷動作を説
明するための概略図である。
【図11】 クリーム半田印刷装置に備わるスクリーン
の斜視図である。
【図12】 クリーム半田印刷装置に備わるスクリーン
の断面図である。
【図13】 従来のクリーム半田印刷装置にて実行され
る印刷動作を説明するための図である。
【図14】 従来のクリーム半田印刷装置にて実行され
る印刷動作を説明するための図である。
【図15】 従来のクリーム半田印刷装置にて実行され
る印刷動作を説明するための図である。
【図16】 従来のクリーム半田印刷装置における印刷
動作にて生じる不具合点を説明するための図である。
【図17】 従来のクリーム半田印刷装置における印刷
動作を説明するための図である。
【符号の説明】
5…マスク、5a…開口部、5b…スキージ接触面、5
c…回路基板対向面、5d…マスク縁部分、12…クリ
ーム半田、13…スキージ、14…回路基板、101…
クリーム半田印刷装置、120…マスク支持装置、13
0…回路基板支持装置、150…制御装置、1210…
マスク押圧装置、1220…台座部材。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印刷体である回路基板(14)の印刷
    面(15a)を覆って配置され、上記印刷面による印刷
    パターンに対応して形成された貫通開口部(5a)を有
    する薄板状のマスク(5)を備え、スキージ(13)が
    上記マスクのスキージ接触面(5b)に接触しながら印
    刷方向へ移動する印刷動作により上記貫通開口部を介し
    て印刷ペースト(12)を上記回路基板の上記印刷面に
    印刷する印刷ペースト用印刷装置であって、 上記回路基板に対向する上記マスクの回路基板対向面
    (5c)に対して上記回路基板の上記印刷面を平行な状
    態にて上記回路基板対向面と上記印刷面とを接触させて
    上記回路基板を支持する回路基板支持装置(130)
    と、 上記回路基板支持装置にて支持される上記回路基板より
    張り出した上記マスクのマスク縁部分(5d)を支持
    し、上記回路基板の印刷面と上記マスクの上記回路基板
    対向面とを密着させて隙間の発生を防止するマスク支持
    装置(120)と、を備えたことを特徴とする印刷ペー
    スト用印刷装置。
  2. 【請求項2】 上記マスク支持装置は、 上記マスク縁部分における上記回路基板対向面に接触し
    上記マスクを支持する台座部材(1220)と、 上記印刷動作のとき、上記マスク縁部分を上記台座部材
    側へ押圧して上記台座部材との協働により上記マスクを
    挟持するマスク押圧装置(1210)と、をさらに備え
    た、請求項1記載の印刷ペースト用印刷装置。
  3. 【請求項3】 上記マスク支持装置は、上記マスクの対
    向辺に位置するそれぞれの上記マスク縁部分を支持す
    る、請求項1又は2記載の印刷ペースト用印刷装置。
  4. 【請求項4】 上記マスクと上記回路基板との接触を解
    除するとき、上記スキージは上記台座部材にて支持され
    る上記マスク縁部分に配置され上記スキージによる押圧
    力は上記マスクに作用することなく上記台座部材に作用
    する、請求項2又は3記載の印刷ペースト用印刷装置。
  5. 【請求項5】 上記マスクと上記回路基板との接触を解
    除するとき、上記回路基板支持装置は上記マスクの上記
    回路基板対向面と上記回路基板の上記印刷面との平行を
    維持しながら上記回路基板の厚み方向に沿って移動す
    る、請求項4記載の印刷ペースト用印刷装置。
  6. 【請求項6】 被印刷体である回路基板(14)の印刷
    面(15a)を覆って配置され、上記印刷面による印刷
    パターンに対応して形成された貫通開口部(5a)を有
    する薄板状のマスク(5)を利用して、スキージ(1
    3)が上記マスクのスキージ接触面(5b)に接触しな
    がら印刷方向へ移動する印刷動作により上記貫通開口部
    を介して印刷ペースト(12)を上記回路基板の上記印
    刷面に印刷する印刷ペースト用印刷方法であって、 上記回路基板に対向する上記マスクの回路基板対向面に
    対して上記回路基板の上記印刷面を平行な状態にて上記
    回路基板対向面と上記印刷面とを接触させて上記回路基
    板を支持し、 上記回路基板の印刷面と上記マスクの上記回路基板対向
    面とを密着させて隙間の発生を防止するように上記回路
    基板より張り出した上記マスクのマスク縁部分(5d)
    を支持することを特徴とする印刷ペースト用印刷方法。
  7. 【請求項7】 上記マスクと上記回路基板との接触を解
    除するとき、上記マスク縁部分を上記マスクの回路基板
    対向面側から支持し、上記スキージによる押圧力が上記
    マスクに作用しないように上記スキージを上記マスク縁
    部分に配置する、請求項6記載の印刷ペースト用印刷方
    法。
  8. 【請求項8】 上記マスクと上記回路基板との接触を解
    除するとき、上記スキージを上記マスク縁部分に配置し
    た後、上記マスクの上記回路基板対向面と上記回路基板
    の上記印刷面との平行を維持しながら上記回路基板の厚
    み方向に沿って上記回路基板を移動する、請求項7記載
    の印刷ペースト用印刷方法。
JP13653098A 1998-05-19 1998-05-19 印刷ペースト用印刷装置及び方法 Pending JPH11320821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13653098A JPH11320821A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 印刷ペースト用印刷装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13653098A JPH11320821A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 印刷ペースト用印刷装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11320821A true JPH11320821A (ja) 1999-11-24

Family

ID=15177350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13653098A Pending JPH11320821A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 印刷ペースト用印刷装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11320821A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002185117A (ja) * 2000-12-11 2002-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 粘性流体転写装置及び転写方法、電子部品実装装置及び実装方法、並びに半導体装置
JP2005529010A (ja) * 2002-06-13 2005-09-29 ノバテック エスエー スクリーン印刷ユニットを支えるためのサポートシステムおよび方法
JP2006116824A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Oki Electric Ind Co Ltd 導電性インクの印刷方法及び導電性インクの印刷装置
KR101155305B1 (ko) 2010-06-18 2012-06-13 주식회사 제우스 스크린 프린터
CN102529321A (zh) * 2011-12-31 2012-07-04 东莞市凯格精密机械有限公司 视觉印刷机的防止脱模随动机构
JP2013082100A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Panasonic Corp スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002185117A (ja) * 2000-12-11 2002-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 粘性流体転写装置及び転写方法、電子部品実装装置及び実装方法、並びに半導体装置
JP2005529010A (ja) * 2002-06-13 2005-09-29 ノバテック エスエー スクリーン印刷ユニットを支えるためのサポートシステムおよび方法
US8051772B2 (en) 2002-06-13 2011-11-08 Novatec Sa Support system and method for a screen printing unit
JP2006116824A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Oki Electric Ind Co Ltd 導電性インクの印刷方法及び導電性インクの印刷装置
JP4582538B2 (ja) * 2004-10-21 2010-11-17 Okiセミコンダクタ株式会社 導電性インクの印刷方法及び導電性インクの印刷装置
KR101155305B1 (ko) 2010-06-18 2012-06-13 주식회사 제우스 스크린 프린터
JP2013082100A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Panasonic Corp スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
CN102529321A (zh) * 2011-12-31 2012-07-04 东莞市凯格精密机械有限公司 视觉印刷机的防止脱模随动机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101160174B1 (ko) 스크린 인쇄 장치 및 스크린 인쇄 방법
WO2015004768A1 (ja) スクリーン印刷方法及びスクリーン印刷装置
JPH11320821A (ja) 印刷ペースト用印刷装置及び方法
KR20080034067A (ko) 인쇄회로기판 고정장치 및 인쇄회로기판의 인쇄방법
JP2008155557A (ja) 印刷方法および印刷装置
JPH0592544A (ja) クリーム半田印刷機及びクリーム半田の印刷方法
JP4432499B2 (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
JP4168973B2 (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
JP4042491B2 (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
JPH0375148A (ja) スクリーン印刷方法
JP4469558B2 (ja) 印刷ペースト用印刷装置及び方法
JP2010056382A (ja) フラックス塗布装置
JP3518846B2 (ja) 印刷方法
JP4241497B2 (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
JPH10286940A (ja) クリーム半田印刷機
JP3080027B2 (ja) ソルダペースト印刷装置
JPH08207242A (ja) クリームはんだ印刷装置
JPH09300579A (ja) スクリーン印刷方法および装置
JP6782094B2 (ja) スクリーン印刷方法およびスクリーン印刷装置
JP2002141365A (ja) 孔版印刷方法、孔版印刷装置及びその孔版
JPH115295A (ja) スクリーン印刷用スキージ
JP3685003B2 (ja) スクリーン印刷方法
JPH05147193A (ja) クリーム半田の印刷方法
JPH1120126A (ja) スクリーン印刷方法及びその装置
JP2000108301A (ja) スクリーン印刷装置および印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050802