JP3494059B2 - スクリーン印刷装置におけるスキージの印圧検出方法 - Google Patents
スクリーン印刷装置におけるスキージの印圧検出方法Info
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Description
田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリー
ン印刷装置におけるスキージの印圧検出方法に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】電子部品実装工程において、基板上にク
リーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する
方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法
は、印刷対象部位に応じてパターン孔が開口されたマス
クプレートを基板上にセットし、マスクプレート上にペ
ーストを供給してスキージを摺動させることにより、パ
ターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものであ
る。 【0003】このスクリーン印刷においては、スキージ
を摺動させて印刷を行う際にスキージをマスクプレート
に対して適切な押圧荷重(以下、「印圧」と称する)で
押圧する必要がある。このため、従来よりスクリーン印
刷装置にはスキージの印圧を測定するロードセルなどの
荷重測定器が設置されていた。従来はスキージをマスク
プレートに押し付ける押圧荷重を発生するシリンダとし
て上下両方向にロッドを有する両ロッドタイプのものを
用い、ロードセルをシリンダの上方に配設して上側のロ
ッドによって伝達される荷重をロードセルで検出し、こ
の荷重値を印圧値とみなしていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の印圧測定方法には、以下に述べるような問題点があっ
た。まず両ロッドタイプのシリンダを同一エア圧力で使
用しても、実際にシリンダが発生する荷重は荷重の作用
する方向によって異る。シリンダ内でのピストンの摺動
抵抗は摺動方向によって異るからである。このため上側
のロッドを介して求められた荷重に基づいてエア圧力条
件を設定しても、スキージが実際にマスクプレートに押
し付けられる印圧を再現性よく設定できないという問題
点があった。また従来は前後2つのスキージの印圧をそ
れぞれ別個のロードセルによって測定していたため、ロ
ードセルの器差によって測定結果がばらつき、この測定
結果に基づいて設定された印圧がばらつくこととなって
いた。このように従来のスクリーン印刷装置には、印圧
測定が精度よく行えず印刷品質にばらつきを生じるとい
う問題点があった。 【0005】 そこで本発明は、印圧測定を精度よく行
え、印刷品質を安定させることができるスクリーン印刷
装置におけるスキージの印圧検出方法を提供することを
目的とする。 【0006】 【課題が解決するための手段】請求項1記載のスクリー
ン印刷装置におけるスキージの印圧検出方法は、パター
ン孔が設けられたマスクプレートと、ペーストを供給し
たマスクプレート上を摺動する前後2つのスキージを有
するスキージユニットと、前記2つのスキージをそれぞ
れマスクプレートに対して押圧して印圧を付与する印圧
付与手段と、マスクプレートの側方に設けられて前記印
圧付与手段によるスキージへの印圧付与方向における押
圧荷重を検出する検出手段と、この検出結果に基づいて
前記印圧付与手段を制御することにより所要の印圧値に
設定する印圧設定手段とを備えたスクリーン印刷装置に
おけるスキージの印圧検出方法であって、前記スキージ
ユニットを前記検出手段の上に位置させ、そこで前記印
圧付与手段を駆動してスキージを下降させて前記検出手
段により印圧を検出することにより、単一の前記検出手
段を用いて前記2つのスキージの印圧をそれぞれ検出す
るようにした。 【0007】 【0008】本発明によれば、印圧付与手段によってス
キージをマスクプレートに押圧する方向の押圧力を検出
して印圧を測定するようにしたので、押圧方向の違いに
起因する測定誤差を排除して正確な印圧測定を行うこと
ができる。また2つのスキージを単一の検出手段を用い
て印圧測定を行うことにより、器差によるばらつきを排
除することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のスク
リーン印刷装置の側面図、図2は同スクリーン印刷装置
のスキージの部分側面図、図3(a),(b)は同スク
リーン印刷装置のスキージ押圧荷重とエアー圧との関係
を示すグラフ、図4は同スクリーン印刷装置のスキージ
の部分側面図である。 【0010】まず図1、図2を参照してスクリーン印刷
装置の構造を説明する。図1において、基板位置決め部
1は、X軸テーブル2、Y軸テーブル3およびθ軸テー
ブル4を段積みし、さらにその上にZ軸テーブル5を配
設して構成されており、Z軸テーブル5上には基板6を
クランパ8によって保持する基板保持部7が設けられて
いる。 【0011】基板位置決め部1の上方には、スクリーン
マスク10が配設されており、スクリーンマスク10は
ホルダ11にマスクプレート12を装着して構成されて
いる。スクリーンマスク10上には、スキージユニット
13が水平方向に往復動自在に配設されている。基板6
がマスクプレート12の下面に当接した状態で、マスク
プレート12上にペーストであるクリーム半田を供給
し、スキージユニット13をマスクプレート12上で摺
動させることにより、スキージユニット13に備えられ
たスキージにより、マスクプレート12に設けられたパ
ターン孔を介して基板6にクリーム半田16を印刷す
る。 【0012】スキージユニット13は前後2つのスキー
ジ15を備えており、スキージ15はそれぞれシリンダ
14のロッドに結合されている。シリンダ14を駆動し
てスキージ15を下降させることによりスキージ15は
マスクプレート12に当接し、所定の押圧荷重でマスク
プレート12を押圧する。この押圧荷重はスキージ15
がクリーム半田を正常に掻き寄せて良好な印刷を行うた
めに必要な印圧であり、シリンダ14は印圧付与手段と
なっている。シリンダ14は圧力変換部22を介してエ
ア源23に接続されている。圧力変換部22は制御部2
1によって制御され、シリンダ14に供給されるエアの
圧力を設定する。すなわち圧力変換部22および制御部
21はシリンダ14のエア圧を制御することにより印圧
を設定する印圧設定手段となっている。 【0013】スクリーンマスク10の側方には、ロード
セル20が配設されている。図2に示すように、スキー
ジユニット13をロードセル20上に位置させ、シリン
ダ14を駆動してスキージ15を下降させることによ
り、スキージ15はロードセル20に当接し、これによ
りスキージ15の印圧付与方向における押圧荷重を検出
する。すなわち、ロードセル20は検出手段となってい
る。ロードセル20による検出結果は、制御部21に送
られる。 【0014】ここで、ロードセル20は1個のみが配設
されており、スキージユニット13を移動させて2つの
スキージ15を順次ロードセル20に当接させることに
より、単一のロードセル20を用いて2つのスキージ1
5の印圧を検出することができ、ロードセル固有の器差
を排除した正確な印圧検出が行える。さらにこのロード
セル20による印圧検出に際しては、シリンダ14の動
作方向が印刷時の実際の印圧付与方向と同一であるた
め、シリンダ14内での摺動方向の相違に起因する発生
荷重値の差が存在せず、実際の印圧と同一条件で荷重を
検出することができる。 【0015】次に、このスクリーン印刷装置におけるス
キージの押圧荷重の測定、および印圧計算式の設定につ
いて図3を参照して説明する。スキージの押圧荷重の測
定は、シリンダ14によってスキージ15がスクリーン
マスクを押圧する荷重値と、シリンダ14に供給される
エアーの圧力値との正しい関係を求めるために行われる
ものである。図3(a)に示すように、制御部21によ
り設定された各エア圧力における検出荷重のデータ点d
を適当な近似線Lによって置き換えることにより、印圧
計算式を表わすグラフを求める。 【0016】そして、実際の印刷時に印刷条件に応じて
印圧値Fが設定されたならば、上記印圧計算式を表すグ
ラフを用いて、図3(b)に示すように印圧値Fに対応
するエア圧力値Pを求める。この圧力値Pに従って圧力
変換部22によってシリンダ14に供給されるエア圧力
を制御することにより、スキージ15は常に設定された
所定の印圧値Fにてスクリーンマスクを押圧し、正しい
条件で印刷を行うことができる。 【0017】なお、印圧値Fを測定する方法として、ス
キージの先端で直接ロードセルを押圧する代わりに、図
4に示すように荷重測定用アタッチメント24をスキー
ジ15に取り付け、アタッチメント24を介してロード
セル20に荷重を伝達するようにしてもよい。このよう
な方法を用いれば、直接スキージでロードセルを押圧で
きない場合にも印圧値の測定を行うことができる。 【0018】 【発明の効果】本発明は、前後2つのスキージを有する
スキージユニットを検出手段の上に位置させ、そこで印
圧付与手段を駆動してスキージを下降させ、検出手段に
よりその印圧を検出するようにしたので、押圧方向の違
いに起因する測定誤差を排除して正確な印圧測定を行う
ことができる。また前後2つのスキージを単一の検出手
段を用いて印圧測定を行うことにより、器差によるばら
つきを排除して印圧を検出することができる。
側面図 【図2】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の
スキージの部分側面図 【図3】(a)本発明の一実施の形態のスクリーン印刷
装置のスキージ押圧荷重とエアー圧との関係を示すグラ
フ (b)本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のス
キージ押圧荷重とエアー圧との関係を示すグラフ 【図4】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の
スキージの部分側面図 【符号の説明】 1 基板位置決め部 6 基板 12 マスクプレート 14 シリンダ 15 スキージ 20 ロードセル 21 制御部 22 圧力変換部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】パターン孔が設けられたマスクプレート
と、ペーストを供給したマスクプレート上を摺動する前
後2つのスキージを有するスキージユニットと、前記2
つのスキージをそれぞれマスクプレートに対して押圧し
て印圧を付与する印圧付与手段と、マスクプレートの側
方に設けられて前記印圧付与手段によるスキージへの印
圧付与方向における押圧荷重を検出する検出手段と、こ
の検出結果に基づいて前記印圧付与手段を制御すること
により所要の印圧値に設定する印圧設定手段とを備えた
スクリーン印刷装置におけるスキージの印圧検出方法で
あって、前記スキージユニットを前記検出手段の上に位
置させ、そこで前記印圧付与手段を駆動してスキージを
下降させて前記検出手段により印圧を検出することによ
り、単一の前記検出手段を用いて前記2つのスキージの
印圧をそれぞれ検出することを特徴とするスクリーン印
刷装置におけるスキージの印圧検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02583899A JP3494059B2 (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | スクリーン印刷装置におけるスキージの印圧検出方法 |
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JP02583899A JP3494059B2 (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | スクリーン印刷装置におけるスキージの印圧検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000218762A JP2000218762A (ja) | 2000-08-08 |
JP3494059B2 true JP3494059B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=12177008
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP02583899A Expired - Fee Related JP3494059B2 (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | スクリーン印刷装置におけるスキージの印圧検出方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3494059B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102529318A (zh) * | 2010-12-09 | 2012-07-04 | 财团法人金属工业研究发展中心 | 具有网版张力感测功能的印刷装置及其网版 |
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JP2006341409A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Pioneer Electronic Corp | スクリーン印刷装置、スクリーン印刷方法、プラズマディスプレイパネルの製造方法及びプラズマ表示装置の製造方法 |
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1999
- 1999-02-03 JP JP02583899A patent/JP3494059B2/ja not_active Expired - Fee Related
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