JP4675658B2 - スクリーン印刷装置 - Google Patents

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本発明は、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷装置に関するものである。
電子部品実装工程において、基板上にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法は、印刷対象部位に応じてパターン孔が開孔されたマスクプレートを基板上にセットし、スキージングによりマスクプレートのパターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものである。
このスクリーン印刷のスキージング方法として、密閉型のスキージヘッドを用いる方法が知られている。この方法は、通常のスクリーン印刷と異なりマスクプレート上にペーストを直接供給するのではなく、内部にペーストを貯溜したスキージヘッドを用いるものである。この方法では、スキージヘッドの下面に設けられたペースト接触面をマスクプレートに当接させた状態で、スキージヘッドを移動させることにより、マスクプレートのパターン孔にペースト接触面を介してペーストを順次充填させる(例えば特許文献1参照)
特開2001−246729号公報
ところが、上記従来の密閉型のスキージヘッドを用いたスクリーン印刷には、以下に述べるような問題点があった。スキージングにおいては、スキージによってマスクプレート表面でペーストをスキージング方向に押しやりながらパターン孔内にペーストを充填するとともに、マスクプレート上面に付着するペーストを掻き取ることが必要である。このため、スキージング時にはスキージをマスクプレートの表面に対して所定の印圧荷重で押圧することにより、スキージの下端部でマスクプレート表面のペーストを掻き取るようにしている。
密閉型のスキージヘッドは前後2つのスキージを備えていることから、押圧手段によってスキージヘッドに加えられた印圧荷重はこれら2つのスキージに配分されてマスクプレートを押圧する。このときの印圧荷重の配分は、スキージヘッドを往復させる際のスキージング方向に関係なく一定であることが望ましい。しかしながら、スキージヘッドに作用する押圧力の作用位置や、スキージヘッドの保持状態などの条件によって、一方側のスキージに印圧が集中する片当たりが生じ易く、印刷方向によって印圧荷重がばらつく結果となる。このため、マスクプレートの上面からペーストを掻き取るための適正な印圧荷重が確保されず、ペーストの掻き取り残りによる印刷不具合を生じ、安定した印刷動作を行うことが困難であるという問題点があった。
そこで本発明は、密閉型のスキージヘッドにおいて安定した印刷を行うことができるスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
本発明のスクリーン印刷装置は、マスクプレート上でスキージヘッドを移動させることにより、マスクプレートのパターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置であって、前記スキージヘッドをマスクプレートに対してそれぞれ水平方向に移動させ、昇降させる水平移動手段、昇降手段と、前記スキージヘッドをマスクプレートに対して押圧する押圧手段とを備え、前記スキージヘッドは、前記押圧手段に固定連結された連結部と、この連結部によって保持され前記マスクプレートに当接して前記パターン孔にペ
ーストを充填する印刷部と、前記印刷部に設けられペーストを収容して下面に形成された開口部を介してマスクプレートの表面に接触させる印刷空間と、前記印刷空間のスキージング方向の前後壁面を形成し下端部がマスクプレートの表面に摺接する相対向した2つの摺接部材と、前記スキージング方向の垂直面内における前記印刷部の前記連結部に対する相対角度を調整する角度調整機構とを有し、前記角度調整機構は、前記印刷部の一端部側を前記連結部によって軸支する軸支ピンと、前記印刷部の他端部側と前記連結部との上下方向の間隔を調整するマイクロメータヘッドと、前記印刷部を前記他端部側において前記連結部に固定するクランプ機構とを有し、前記クランプ機構は、前記印刷部の前記他端部側を上方に付勢する引張りバネを有し、角度調整後に前記印刷部の一端部側を前記連結部に固定した状態において、前記印刷部の他端部側は前記引張りバネの付勢力により固定される。
本発明によれば、2つの摺接部材を備えた印刷部の連結部に対する相対角度を調整する角度調整機構をスキージヘッドに備えることにより、スキージヘッドを移動させるスキージングにおいて2つの摺接部材をマスクプレートに対して均一に当接させることができ、2つの摺接部材を有する密閉型スキージヘッドを備えたスクリーン印刷装置において安定した印刷動作を実現することができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1、図3は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の側面図、図2は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の正面図、図4は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスキージヘッドの断面図、図5は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスキージヘッドの側面図、図6は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置におけるスキージヘッドの押圧状態の説明図である。
まず図1、図2を参照してスクリーン印刷装置の構造を説明する。図1において、スクリーン印刷装置は、基板位置決め部1の上方にスクリーン印刷機構を配設して構成されている。基板位置決め部1は、Y軸テーブル2、X軸テーブル3およびθ軸テーブル4を段積みし、更にその上に第1のZ軸テーブル5、第2のZ軸テーブル6を組み合わせて構成されている。
第1のZ軸テーブル5の構成を説明する。θ軸テーブル4の上面に設けられた水平なベースプレート4aの上面側には、同様に水平な第1の昇降ベース部5aが昇降ガイド機構(図示省略)によって昇降自在に保持されている。第1の昇降ベース部5aは、複数の送りねじ5cをモータ5bによって回転駆動する構成のZ軸昇降機構によって昇降する。
第1の昇降ベース部5aには垂直フレーム5dが立設されており、垂直フレーム5dの上端部には基板搬送機構8が保持されている。基板搬送機構8は基板搬送方向(X方向−−図1において紙面垂直方向)に平行に配設された2条の搬送レール8aを備えており、これらの搬送レール8aによって印刷対象の基板10の両端部を支持して搬送する。第1のZ軸テーブル5を駆動することにより、搬送レール8aによって保持された状態の基板10を、搬送レール8aとともに後述するスクリーン印刷機構に対して昇降させることができる。
搬送レール8aの上面にはクランプ機構9が配設されている。クランプ機構9は、左右対向して配置された2つのクランプ部材9aを備えており、一方側のクランプ部材9aを駆動機構9bによって進退させることにより、基板10を両側からクランプして位置を固定する。
図2に示すように、搬送レール8aの上流側(図2において左側)および下流側には、それぞれ基板搬入レール8b、基板搬出レール8cが連結されている。上流側から基板搬入レール8bを介して搬入された基板10は、搬送レール8aに乗り移って基板位置決め部1によって位置決めされ、後述するスクリーン印刷機構によって印刷が行われた後の基
板10は、基板搬出レール8cによって下流側に搬出される。
第2のZ軸テーブル6の構成を説明する。基板搬送機構8と第1の昇降ベース部5aの中間には、水平な第2の昇降ベース部6aが昇降ガイド機構(図示省略)に沿って昇降自在に配設されている。第2の昇降ベース部6aは、複数の送りねじ6cをモータ6bによって回転駆動する構成のZ軸昇降機構によって昇降する。第2の昇降ベース部6aの上面には、後述する下受け部材7aによって基板10を下受けする基板下受部7が配設されている。
第2のZ軸テーブル6を駆動することにより、基板下受部7は搬送レール8aに保持された状態の基板10に対して昇降する。そして下受け部材7aが基板10の下面に当接することにより、基板下受部7は後述するスクリーン印刷機構による印刷位置に搬送された基板10を下方から下受けして保持する。そして第2のZ軸テーブル6は、基板下受部7の下受け部材7aを搬送レール8aに対して昇降させる下受け昇降手段となっている。
次に基板位置決め部1の上方に配設されたスクリーン印刷機構について説明する。図1,図2において、マスク枠11にはマスクプレート12が展張されており、マスクプレート12には印刷対象に応じたパターン孔12aが設けられている。マスクプレート12の上方には、スキージヘッド13がヘッド昇降部20によって昇降自在に配設されている。スキージヘッド13は、内部にペーストであるクリーム半田を貯溜可能な密閉型のスキージヘッドであり、マスクプレート12に当接してパターン孔12aにクリーム半田を充填する印刷部14を備えている。そしてマスクプレート12上でスキージヘッド13を移動させることにより、パターン孔12aを介して基板10にクリーム半田が印刷される。
ヘッド昇降部20はベース部材21上に立設された2つのシリンダ22A,22Bを備えている。シリンダ22A,22Bを駆動することにより、スキージヘッド13はマスクプレート12に対して昇降するとともに、スキージヘッド13をマスクプレート12に対して押圧する。ヘッド昇降部20はスキージヘッド13をスクリーンマスク10に対して昇降させる昇降手段となっている。またシリンダ22A,22Bは、スキージヘッド13をマスクプレート12に対して押圧する押圧手段となっている。
ヘッド昇降部20のプレート部材21は、フレーム24の上面に配設されたガイド機構によってY方向にガイドされる。プレート部材21の下面にはナット部材23cが結合されており、ナット部材23cに螺合した送りねじ23bは、モータ23aによって回転駆動される。モータ23aを駆動することにより、プレート部材21はY方向に水平移動し、したがってヘッド昇降部20に結合されたスキージヘッド13も水平移動する。スキージヘッド13を下降させた状態で、モータ23aを駆動することにより、スキージヘッド13はマスクプレート12上で水平移動する。すなわち、モータ23a、送りねじ23bおよびナット部材23cは、スキージヘッド13をマスクプレート12上で水平移動させる水平移動手段となっている。
図3は上述のスクリーン印刷装置のスキージヘッド13を、通常の開放式のスキージ19A,19Bに交換した状態を示している。すなわち、このスクリーン印刷装置は、印刷対象の基板の種類やクリーム半田の供給形態に応じて、密閉型のスキージヘッド13と、1対のスキージ19A、19Bとを使い分けることができるようになっている。スキージ交換は、シリンダ22A,22Bのロッドの下端部に固着された装着ブロック16A,16Bを介して行われる。
次に図4、図5を参照して、スキージヘッド13の構造を説明する。シリンダ22A,22Bのロッドの下端部には、それぞれ装着ブロック16A,16Bが結合されている。
装着ブロック16A,16Bは幅方向(図5において左右方向)に細長形状の部材であり、シリンダ22A,22Bによって昇降する。スキージヘッド13は、装着ブロック16A,16Bに連結部15を介して装着されている。以下、連結部15の構成について説明する。
装着ブロック16A,16Bの下面には、略L字断面の結合部材30A,30Bがボルト(図示省略)によって締結されている。結合部材30A,30Bの下面には、結合部材30A,30BをY方向に連結して水平ベース部33が結合されている。装着ブロック16A,16B、結合部材30A,30Bおよび水平ベース部33は、図4に示すように枠構造を形成しており、印刷部14を保持するのに十分な剛性を有する構造となっている。結合部材30A,30B、軸支ブラケット31、固定ボルト32、水平ベース部33は、押圧手段であるシリンダ22A,22Bのロッドに装着ブロック16A,16Bを介して固定連結された連結部15を構成する。
結合部材30Aの側面には、垂直な軸支ブラケット31が固定ボルト32によって結合されている。軸支ブラケット31の下端部には印刷部14が軸支ピン34を介して軸支されており、印刷部14は軸支ピン34廻りの回動が許容された状態で、連結部15によって保持されている。これにより、Y方向(スキージング方向)の垂直面内における印刷部14の連結部15に対する相対角度が可変となっている。
次に印刷部14の構造を説明する。図4において、40は本体部であり、マスクプレート12の幅方向に細長形状のブロック状部材である。本体部40の長さ寸法は図4に示すように印刷対象の基板10の幅寸法をカバーするように設定される。本体部40には、クリーム半田43が貯溜されたカートリッジ41が着脱自在に装着される凹部40aが形成されている。
カートリッジ41は予め所定量のクリーム半田が貯溜されたクリーム半田の貯溜部(ペースト貯溜部)となっており、印刷時に本体部40に装着される。カートリッジ41の上面の開口には、内部のクリーム半田43を加圧する加圧板42が嵌入している。加圧板42は水平ベース部33の上面に配置されたシリンダ26のロッド26aによって昇降し、シリンダ26を駆動することにより、加圧板42はカートリッジ41内で上下動するようになっている。
カートリッジ41の底面はクリーム半田の押し出し板41aとなっており、押し出し板41aには複数の開口41bが設けられている。加圧板42をシリンダ26で下方に押圧することにより、カートリッジ41内のクリーム半田43は加圧され、押し出し板41aの開口41bを介して下方に押し出される。
本体部40の底部には、カートリッジ41の押し出し板41aと同様に複数の開口44aが設けられた絞り板44が装着されている。シリンダ26によってクリーム半田43が押し出される際には、押し出し板41aの開口41bと絞り板44の開口44aを通過して下方に移動する。そして押し出されたクリーム半田43は、本体部40の下方に形成された空間、すなわち本体部40の下面に配設されたスキージング部46と本体部40の下面とによって囲まれた印刷空間45に到達する。シリンダ26,加圧板42は、カートリッジ41内のクリーム半田43を加圧して印刷空間45内に移動させる加圧手段となっている。このクリーム半田43の移動経路において、複数の小さい開口41b、44aを加圧されたクリーム半田43が通過することにより、クリーム半田43の粘度が低下しスクリーン印刷に適した性状に改質される。
スキージング部46は、本体部40の下方において周囲を閉囲する4方向の壁面より構
成され、これらの壁面の内側に印刷空間45が形成される。スキージング部46のスキージング方向の両端には、印刷空間45の前後壁面を形成し下端部が印刷空間45内に位置するマスクプレート12の表面に対して摺接する相対向した2つの摺接部材47A,47Bが配設されている。印刷動作時には、印刷空間45は加圧されたクリーム半田43を収容し、印刷空間45の下面、すなわち2つの摺接部材47A,47Bの間に形成された開口部を介してクリーム半田43をマスクプレート12の表面に接触させる。
次に、印刷部14に設けられた角度調整機構について説明する。図4に示すように、水平ベース部33は結合部材30Bの下面側から外側方向に延出して設けられており、水平ベース部33の下面には本体部40の外側に位置して上部固定部材50が下方に延出して設けられている。本体部40の左側の側面において上部固定部材50に対向する位置には下部固定部材54が固着されており、下部固定部材54と上部固定部材50との間には、引張りバネ56を有するクランプ機構55が介設されている。
軸支ピン34を介して軸支ブラケット31に軸支された本体部40の左端側は、引張りバネ56の引張力によって下部固定部材54を介して上方に付勢された状態にある。そしてクランプ機構55をクランプ状態にセットすることにより、上部固定部材50と下部固定部材54とは相互に引きつけられてクランプされた状態となり、これにより印刷部14は連結部15に対して固定される。
また水平ベース部33の先端部には、マイクロメータヘッド51がロッド51aを下方に突出させて装着されている。マイクロメータヘッド51は上部に設けられたノブを回転させることにより、ロッド51aが回転角度に比例して上下方向に微小変位する機構となっている。下部固定部材54からさらに外側に延出して設けられた張出し部材53の上面には、ロッド51aの下方に位置してストッパ52が設けられている。
クランプ機構55によって下部固定部材54が上方に付勢された状態において、ストッパ52の上面にロッド51aが当接することにより、下部固定部材54の水平ベース部33に対する位置が固定され、したがって印刷部14の軸支ピン34廻りの回転位置が固定される。このとき、マイクロメータヘッド51を操作してロッド51aの上下位置を調整することにより、上部固定部材50と下部固定部材54との上下方向の間隔が調整され、したがって印刷部14の連結部15に対する前述の相対角度が調整される。このように印刷部14の連結部15に対する相対角度を調整可能な構成を採用することにより、スキージング動作における印刷部14とマスクプレート12との相対角度、すなわち2つの摺動部材47A,47Bがマスクプレート12の表面に接触する接触角を調整することが可能となる。
上記構成において、軸支ピン34、クランプ機構55、マイクロメータヘッド51およびストッパ52は、スキージング方向の垂直面内における印刷部14の連結部15に対する相対角度を調整する角度調整機構となっている。そしてこの角度調整機構は、印刷部14の一端部側を連結部15によって軸支する軸支部としての軸支ピン34と、印刷部14の他端部側(すなわち軸支ピン34による軸支側の反対側)と連結部15との上下方向の間隔を調整する間隔調整手段としてのマイクロメータヘッド51と、印刷部14を連結部15に固定する固定手段としてのクランプ機構55を備えた構成となっている。
この構成において、軸支点となる軸支ピン34は印刷部14と近接して配置されていることから、角度調整時の軸支点と摺動部材47A,47Bとの間隔が小さくなり、高精度の角度調整が可能となっている。そしてこの固定手段は、印刷部14の他端部側を上方に付勢する付勢部材としての引張りバネ56を備えていることから、角度調整後に印刷部14を連結部15に固定した状態において、印刷部14は常に引張りバネ56の付勢力によ
ってがたつきを生じることなく、安定して固定される。
図6は、上述の角度調整機構の機能を示している。スキージヘッド13をマスクプレート12上でY方向に摺動させるスキージング動作において、マスクプレート12の上面に対してスキージヘッド13の各部が正しい位置関係で装着保持されているとは限らない。例えばスキージヘッド13の垂直軸の傾き、連結部15の装着誤差、また印刷部14における部品誤差など、いくつかの要因が重畳することによって、摺動部材47A,47Bのマスクプレート12に対する接触角が正しく設定できないような場合が生じる。このような状態のままスキージング動作を行うと、2つの摺動部材47A,47Bのマスクプレート12に対する接触角の不均一や、引圧荷重のばらつきが生じ、安定した印刷結果が得られない場合がある。
このような場合には、マイクロメータヘッド51を操作して、印刷部14の連結部15に対する相対角度Θを調整する。これにより、2つの摺動部材47A,47Bがマスクプレート12に対する接触角αを極力均一にすることができ、2つの摺接部材47A,47Bをマスクプレート12に均一に当接させて良好なスキージング動作を実現することができる。
スキージング動作に際しては、内部にカートリッジ41が装着された印刷部14をシリンダ22A,22Bによってそれぞれ押圧荷重Fで下方に押圧する。これにより、2つの摺接部材47A,47Bはマスクプレート12に対して押圧され、スキージングにおいてクリーム半田を掻き取るのに必要な印圧荷重fが付与される。そしてシリンダ26によって加圧板42を押し下げることにより、印刷空間45内のクリーム半田43が加圧され、摺接部材47A,47Bの間の開口部からマスクプレート12のパターン孔12a内に充填される。
この引圧付与において、前述のように印刷部14の連結部15に対する相対角度Θを調整することにより、摺接部材47A,47Bはマスクプレート12に対してばらつきのない正しい接触角αでセットされる。これにより印刷部14全体がマスクプレート12に押し付けられる際には、摺接部材47A,47Bはマスクプレート12に対して均一に当接した状態で押し付けられる。これにより、マスクプレート12の上面からクリーム半田を掻き取るための印圧荷重fを適正に確保して、安定した印刷を行うことができる。
なお上記実施の形態においては、装着ブロック16A,16Bに印刷部14を保持させる連結部15として、2つの結合部材30A、30Bを対向させて枠構造の連結部15を構成するようにしているが、片持ち構造の連結部で十分な剛性を確保することが可能な場合には、枠構造ではなく例えば1つの結合部材30Aのみを介して印刷部14を保持させるようにしてもよい。但し、印刷部14を極力均等な押圧荷重で押圧するためには、2つの結合部材30A、30Bを用いる構造が望ましい。
本発明のスクリーン印刷装置は、2つの摺接部材を有する密閉型スキージヘッドを備えたスクリーン印刷装置において安定した印刷動作を実現することができるという効果を有し、基板にクリーム半田などのペーストを印刷する分野に利用可能である。
本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の側面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の正面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の側面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスキージヘッドの断面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスキージヘッドの側面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置におけるスキージヘッドの押圧状態の説明図
符号の説明
1 基板位置決め部
12 マスクプレート
13 スキージヘッド
14 印刷部
15 連結部
20 ヘッド昇降部
22A,22B シリンダ
41 カートリッジ
43 クリーム半田
45 印刷空間
46 スキージング部
47A,47B 摺接部材
51 マイクロメータヘッド
55 クランプ機構
56 引張りバネ

Claims (1)

  1. マスクプレート上でスキージヘッドを移動させることにより、マスクプレートのパターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置であって、前記スキージヘッドをマスクプレートに対してそれぞれ水平方向に移動させ、昇降させる水平移動手段、昇降手段と、前記スキージヘッドをマスクプレートに対して押圧する押圧手段とを備え、
    前記スキージヘッドは、前記押圧手段に固定連結された連結部と、この連結部によって保持され前記マスクプレートに当接して前記パターン孔にペーストを充填する印刷部と、前記印刷部に設けられペーストを収容して下面に形成された開口部を介してマスクプレートの表面に接触させる印刷空間と、前記印刷空間のスキージング方向の前後壁面を形成し下端部がマスクプレートの表面に摺接する相対向した2つの摺接部材と、前記スキージング方向の垂直面内における前記印刷部の前記連結部に対する相対角度を調整する角度調整機構とを有し、
    前記角度調整機構は、前記印刷部の一端部側を前記連結部によって軸支する軸支ピンと、前記印刷部の他端部側と前記連結部との上下方向の間隔を調整するマイクロメータヘッドと、前記印刷部を前記他端部側において前記連結部に固定するクランプ機構とを有し、
    前記クランプ機構は、前記印刷部の前記他端部側を上方に付勢する引張りバネを有し、角度調整後に前記印刷部の一端部側を前記連結部に固定した状態において、前記印刷部の他端部側は前記引張りバネの付勢力により固定されることを特徴とするスクリーン印刷装置。
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