JPH08224854A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH08224854A
JPH08224854A JP3235895A JP3235895A JPH08224854A JP H08224854 A JPH08224854 A JP H08224854A JP 3235895 A JP3235895 A JP 3235895A JP 3235895 A JP3235895 A JP 3235895A JP H08224854 A JPH08224854 A JP H08224854A
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JP
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squeegee
mask
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paste
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JP3235895A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Haraguchi
史明 原口
Noriyuki Oba
典之 大庭
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH08224854A publication Critical patent/JPH08224854A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing

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  • Screen Printers (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板に反りがあっても印刷前に反りを矯正し
て均一に印刷できる印刷装置を提供することにある。 【構成】 基板ホルダ16に載置したプリント基板3の
ペースト印刷面に印刷用マスクを位置決めし、印刷用マ
スクに供給されたペーストをスキージを移動させること
により、印刷用マスクの開口から前記プリント基板3の
ペースト印刷面に押し出し、前記ペーストをプリント基
板3に印刷する印刷装置において、マスクホルダ22に
前記プリント基板3のペースト印刷面を基板ホルダ16
方向に押圧し、プリント基板3の反り3aを矯正する基
板押え部材31を設けたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばプリント基板
の配線パターンの各電極パッド上にハンダペーストを印
刷する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、多数個の電子部品をプリント基
板上にハンダ付けにより表面実装する場合がある。この
ような場合、前記多数の電子部品を一括的にハンダ付け
することができるリフローハンダ付け方法が一般に用い
られる。
【0003】このリフローハンダ付けは、前記プリント
基板の配線パターンの各電極パッド上にあらかじめペー
スト状のハンダ(以下「ハンダペースト」という)を供
給しておいて、前記電子部品を、この電子部品の端子と
前記電極パッド(ハンダペースト)の位置に対向させて
前記プリント基板上に載置する。
【0004】前記プリント基板上にすべての電子部品が
載置されたならば、前記プリント基板は電子部品ごとリ
フロー炉内に挿入される。このことで、前記ハンダペー
ストは溶融して、前記電子部品は前記プリント基板に一
括的に表面実装される。
【0005】このようなリフローハンダ付けを精度良く
行うためには、特に前記電極パッドが微細ピッチで設け
られている場合には、前記ハンダペーストを、前記配線
パターンの各電極パッド上に精度良く供給する必要があ
る。
【0006】このように、ハンダペーストをプリント基
板上に精度良く供給する方法として、スクリーン印刷方
法がある。このスクリーン印刷には、例えば、図6に示
すようにして行われる。
【0007】図中1は、印刷用マスク(以下「マスク」
という)である。このマスク1はスクリーン状の薄板
(例えば、厚さ100〜150μmのステンレス製の薄
板)に、前記プリント基板の各配線パターンに対応する
開口1a…を設けてなるものである。このマスク1の縁
部は、枠部材2によって保持されている。
【0008】印刷時には、このマスク1を図に点線で示
すプリント基板3の上面に重ねる。そして、スキージ4
を前記マスク1の上面に弾性的に当接させると共に、こ
のスキージ4で前記マスク1上に供給されたハンダペー
スト5を図に矢印(イ)で示す方向に移動させる。この
ことによって、前記マスク1の各開口1a…にはハンダ
ペースト5が順次押し込まれていく。
【0009】そして、前記マスク1を前記プリント基板
3から離間させれば、前記開口1a内に押し込まれたハ
ンダペースト5は前記プリント基板3の電極パッド上に
転写される。
【0010】また、図6に示すように、前記プリント基
板3は多数の吸引孔6aを有したパンチングメタルから
なる基板ホルダ6に載置され、吸引孔6aから真空吸引
することにより、プリント基板3を基板ホルダ6に固定
している。また、前記スキージ4は固定部材7に鉛直方
向に固定されたシリンダ8に固定されており、シリンダ
8によってスキージ4を下降させ、マスク1に対して一
定圧力を付与している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図7に示す
ように、基板ホルダ6にプリント基板3を真空吸着させ
ても、プリング基板3に反り3aがあると、その反り3
aを矯正することができない。したがって、スキージ4
をマスク1の上面に弾性的に摺擦させてもハンダペース
ト5を均一に供給することができず、一様な印刷ができ
ない。
【0012】また、スキージ4をシリンダ8によって支
持し、マスク1に対して一定圧力で押し付けているた
め、プリント基板3の状態に追従することができない。
つまり、プリント基板3が反っていたり、配線パターン
の形状によって、特に最近のフレックス・リジッド基板
等のように印刷面の高さが一定でない場合、マスク1に
供給されるハンダペースト5の量にバラツキができる。
【0013】また、近年、電子部品の多端子狭ピッチ
化、および電子部品の高密度実装化に伴い、前記マスク
1に設けられた開口1aはますます微細なものとなりつ
つある。したがって、かすれなどの原因になっていた
が、ハンダペースト5のかすれを防止するために、微細
な開口1a内にハンダペースト5が有効に押し込まれる
ように前記スキージ4の印圧を上げなければならない
が、マスク1の下面にプリント基板3が位置しない部分
の助走の部分では、前記マスク1を押し下げ過ぎてこの
マスク1が破損することがあった。
【0014】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、プリント基板に反り
があっても、その反りを矯正することができ、均一な印
刷ができ、またプリント基板の高さ変動に対しても適切
な印刷圧力で良好な印刷ができ、信頼性を向上できる印
刷装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は前
記目的を達成するために、請求項1は、基板ホルダに載
置した基板のペースト印刷面に印刷用マスクを位置決め
し、印刷用マスクに供給されたペーストをスキージを移
動させることにより印刷用マスクの開口から前記基板の
ペースト印刷面に押し出し、前記ペーストを基板に印刷
する印刷装置において、前記基板の上面を基板ホルダ方
向に押圧し、基板の反りを矯正する反り矯正手段を設け
たことにある。
【0016】基板ホルダに供給された基板は、反り矯正
手段によって反りが矯正された後、印刷用マスクが基板
の上面に重ね合わされるため、基板に対して印刷用マス
クが全面一様に密着される。
【0017】請求項2は、前記反り矯正手段を、前記印
刷用マスクを保持して移動するマスクホルダに設けら
れ、このマスクホルダと一体的に移動する基板押え部材
によって構成したことにある。したがって、マスクホル
ダの移動に伴って基板押え部材が基板の上面を押圧して
基板ホルダに押し付けることができる。
【0018】請求項3は、前記反り矯正手段を、前記印
刷用マスクを保持して移動するマスクホルダに回動自在
に設けられた基板押え部材と、この基板押え部材を回動
させる駆動部とから構成したことにある。したがって、
基板の大きさや反り状況等の必要に応じて駆動部によっ
て基板押え部材を回動して基板の上面を押圧して基板ホ
ルダに押し付けることができる。
【0019】請求項4は、前記印刷装置において、前記
スキージを印刷用マスクに対して進退させ、スキージを
印刷マスクに対して所定の圧力で接触させるスキージ駆
動機構と、このスキージ駆動機構を制御して印刷圧力を
調整する制御部とを具備したことにある。
【0020】制御部によってスキージ駆動機構を制御
し、スキージを昇降させることにより、印刷マスクに対
するスキージの押圧力を調整することができる。請求項
5は、前記印刷装置において、前記スキージを印刷用マ
スクに対して進退させ、スキージを印刷用マスクに対し
て所定の圧力で接触させるパルスモータと、前記スキー
ジが印刷用マスクから受ける反力をセンサによって検出
し、この検出信号によって前記パルスモータを制御して
印刷圧力を調整する制御部とを具備したことにある。
【0021】請求項6は、前記印刷装置において、前記
スキージを印刷用マスクに対して進退させ、スキージを
印刷用マスクに対して所定の圧力で接触させるパルスモ
ータと、前記スキージが印刷用マスクから受ける反力を
検出するロードセルと、このロードセルによって検出し
た検出信号に基づき設定圧力との差を求め、前記パルス
モータを制御してスキージの進退量を補正する制御部と
を具備したことにある。
【0022】基板の高さ変動に対してロードセル等のセ
ンサが印刷用マスクから受ける反力を検出することによ
り、印刷部位に応じて反力が変動しても、その検出信号
によって制御部がパルスモータを制御してスキージの進
退量を調整できる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明するが、従来と同一構成部分は同一番号を付して説
明を省略する。図3は、基板としてのプリント基板にハ
ンダペーストを印刷する印刷装置の全体構成を概略的に
示すもので、10は印刷装置の架台である。この架台1
0上には、前記プリント基板3にハンダペースト5を印
刷する印刷部11と、印刷用マスク1(以下「マスク」
という)に付着したハンダペースト5を洗浄除去するク
リーニング部12とが前後方向に並設されている。
【0024】この発明の要部である印刷部11について
説明すると、図4および図5に示すように、この印刷部
11には前記プリント基板3を供給するプリント基板供
給装置13が設けられている。このプリント基板供給装
置13は、前記架台10上に固定されたYガイドレール
13aと、このYガイドレール13aにY方向(図5に
おいて紙面に直交する方向)にスライド自在に保持され
た移動体14と、この移動体14をY方向に位置決め駆
動するボールねじ機構15とが設けられている。
【0025】前記移動体14の上部には、上面に前記プ
リント基板3を略水平に保持しかつ上昇駆動する後述す
る基板ホルダ16が設けられている。また、前記プリン
ト基板供給装置13は、前記プリント基板3をY方向に
搬送し所定の位置で停止させると共に、その位置で前記
プリント基板3を昇降することができるようになってい
る。
【0026】前記基板ホルダ16は、図1および図2に
示すように、多数の吸引孔16aを有したパンチングメ
タルによって形成され、吸引孔16aから真空吸引する
ことにより、プリント基板3を吸着するようになってい
る。さらに、基板ホルダ16の上面の一端部にはプリン
ト基板3の一端面と当接するストッパ片17が設けら
れ、他端部にはストッパ片17に対応してクランプ片1
8が設けられ、このクランプ片18はシリンダ19によ
ってストッパ片17に対して進退自在であり、ストッパ
片17とクランプ片18によってプリント基板3をクラ
ンプするクランプ機構20が構成されている。
【0027】一方、図3に示すように、この印刷部11
の上方と前記クリーニング部12の上方とには、X方向
に長尺なる一対のXガイドレール21が略水平に架設さ
れている。このXガイドレール21には前記マスク1を
保持するマスクホルダ22がX方向にスライド自在に設
けられている。このマスクホルダ22は、前記Xガイド
レール21にスライド自在に支持された矩形状の保持枠
23を有しており、この保持枠23には前記マスク1の
周縁部を支承する支承部24が設けられ、この支承部2
4と枠部材2とによってマスク1の周縁部を挟持固定し
ている。
【0028】前記一対のXガイドレール21の端部には
サーボモータ25が固定されており、このサーボモータ
25の回転軸はXガイドレール21と平行に設けられた
ボールねじ26の一端部と直結されている。一方、前記
マスクホルダ22の両側部には突出片27が設けられ、
この突出片27には前記ボールねじ26と螺合するナッ
ト28が設けられている。そして、ボールねじ26の正
逆回転によってマスクホルダ22がXガイドレール21
に沿って印刷部11とクリーニング部12とを往復運動
するようになっている。
【0029】図1および図2に示すように、前記マスク
ホルダ22の前端部には保持台30が固定ねじ30aに
よってマスクホルダ22の保持枠23に固定されてい
る。保持台30にはプリント基板3の反り3aを矯正す
る反り矯正手段として基板押え部材31が設けられてい
る。
【0030】この基板押え部材31は、保持台30の両
側部に突設された枢支ピン32に対して回動自在に枢支
された回動アーム33と、この回動アーム33の自由端
部間に架設され前記プリント基板3の上面を押圧する押
圧部34とから構成されている。この押圧部34はプリ
ント基板3を広範囲に押圧できるように横方向に長い棒
状体で、下面はプリント基板3に傷を付けないように円
弧状に形成されている。
【0031】さらに、回動アーム33の中間部には長孔
からなるガイド孔35が設けられていると共に、前記保
持台30の両側部には小型シリンダ36が設けられてい
る。この小型シリンダ36のロッド37には前記ガイド
孔35に嵌合して移動自在なローラ38が設けられてい
る。そして、小型シリンダ36によってローラ38を前
方へ突出させると、ガイド孔35を介して回動アーム3
3の自由端部を押し上げ、後方へ引き込むと、ガイド孔
35を介して回動アーム33の自由端部を押し下げ、押
圧部34によってプリント基板3の上面を基板ホルダ1
6に押え付けることができるようになっている。
【0032】また、回動アーム33を回動させる手段は
小型シリンダ36に限定されるものではなく、モータに
よって回転するカムによって回動アーム33を押し上げ
たり、押し下げる構造でもよく、その構成は限定される
ものではない。
【0033】前記マスクホルダ22の保持枠23の内部
における前部および後部にはマスクホルダ22の移動方
向と直交する方向、つまりY方向に沿ってガイドロッド
40が架設され、このガイドロッド40にはスキージ保
持部材41が移動自在に支持されている。さらに、一方
のガイドロッド40に沿ってボールねじ42が設けら
れ、このボールねじ42の一端部は保持枠23に固定さ
れたサーボモータ43と直結されている。ボールねじ4
2の他端部は前記スキージ保持部材41に設けられたナ
ット44と螺合しており、ボールねじ42の正逆回転に
よってスキージ保持部材41がマスクホルダ22の内部
においてY方向に往復運動するようになっている。
【0034】前記スキージ保持部材41には左右一対の
スキージ駆動機構45が設けられ、これらスキージ駆動
機構45を介して左右一対のスキージ46が支持されて
いる。左右一対のスキージ駆動機構45および左右一対
のスキージ46は同一構造であるため、一方について説
明すると、スキージ46はX方向に延長する帯板状で、
金属、硬質ゴムまたはウレタンによって形成されてい
る。このスキージ46は上端部が枢支ピン47を介して
支持部材48に枢支され、スキージ46の移動方向に回
動自在に支持されている。
【0035】支持部材48にはセンサとしてのロードセ
ル50が設けられ、このロードセル50はマスク1およ
びプリント基板3からスキージ46に加わる反力を検出
するようになっている。また、支持部材48はパルスモ
ータ51によって回転する送りねじ52によって支持さ
れており、送りねじ52によって支持部材48を介して
スキージ46を昇降できるようになっている。
【0036】さらに、前記ロードセル50はアンプ53
を介して制御部54に接続されている。この制御部54
には印刷圧力を設定する入力部55が設けられ、オペレ
ータが印刷圧力を設定できるようになっている。さら
に、この制御部54はパルスモータ51に接続されてい
る。そして、ロードセル50によって検出された反力の
検出信号をアンプ53を介して制御部54に入力し、こ
の制御部54によって常時、設定値と検出値とを比較
し、その差を求めてパルスモータ51の補正パルス量と
して出力するようになっている。
【0037】次に、前述のように構成された印刷装置の
作用について説明する。まず、プリント基板供給装置1
3の基板ホルダ16を備えた移動体14は降下した位置
にあり、この移動体14がX方向に移動して供給される
プリント基板3は基板ホルダ16に載置される。移動部
14は再びX方向に移動して印刷部11に位置決めされ
る。
【0038】次に、移動体14が上昇し、基板ホルダ1
6に載置されたプリント基板3を所定の高さ位置に位置
決めすると共に、基板ホルダ16の吸引孔16aから真
空吸引し、プリント基板3を基板ホルダ16に真空吸着
する。
【0039】ここで、サーボモータ25が駆動してボー
ルねじ26が回転すると、マスクホルダ22がY方向に
移動し、基板押え部材31をプリント基板3の中央部に
位置決めされる。次に、小型シリンダ36が作動してロ
ッド37を介してローラ38を矢印a方向に移動させる
と、ローラ38はガイド孔35を移動して回動アーム3
3を枢支ピン32を支点として矢印b方向に回動させ
る。
【0040】したがって、押圧部34はプリント基板3
の上面を基板ホルダ16方向に押し付けられるため、プ
リント基板3の反り3aは矯正されて平坦面となる。す
なわち、プリント基板3の一部に上方へ突出する反り3
aが発生していても、基板押え部材31の押圧力によっ
て下方に押し付けられると、プリント基板3の下面が基
板ホルダ16に真空吸着されるために復元することはな
い。
【0041】次に、クランプ機構20のシリンダ19が
作動してクランプ片18をプリント基板3の端面に当接
すると、プリント基板3はストッパ片17とクランプ片
18とによってクランプされ、その後、小型シリンダ3
6が作動してロッド37を介してローラ38を矢印a方
向と逆方向に移動させると、ローラ38はガイド孔35
を移動して回動アーム33が枢支ピン32を支点として
矢印b方向と逆方向にに回動し、押圧部34はプリント
基板3の上面から離間する。
【0042】反り矯正が終了すると、サーボモータ25
が再び駆動してマスクホルダ22がY方向に移動し、マ
スクホルダ22に装着されたマスク1がプリント基板3
の上部に位置決めされ、プリント基板3は再び上昇して
マスク1の下面に接合する。
【0043】次に、パルスモータ51が駆動して送りね
じ52を介してスキージ46が下降すると、スキージ4
6の下端面がマスク1を介してプリント基板3に当接す
る。ここで、スキージ46に加わるマスク1およびプリ
ント基板3の反力をロードセル50が検出し、あらかじ
め設定された印刷圧力の設定値との差を制御部54で求
め、パルスモータ51を制御する。すなわち、ロードセ
ル50で検出した値が設定値より小さい場合にはパルス
モータ51によってスキージ46を下降させ、逆に設定
値より大きい場合にはパルスモータ51によってスキー
ジ46を上昇させる。
【0044】次に、サーボモータ43が駆動してボール
ねじ42が回転すると、スキージ保持部材41はガイド
ロッド40に案内されながらY方向に移動し、スキージ
46がマスク1の上面を摺動するため、ハンダペースト
5はマスク1の開口1a内に押し込まれる。つまり、プ
リント基板3の配線パターンの各電極パッド上にハンダ
ペースト5を印刷することができる。
【0045】この印刷中においても、スキージ46に加
わるマスク1およびプリント基板3の反力をロードセル
50が検出し、あらかじめ設定された印刷圧力の設定値
との差を制御部54で求めており、ロードセル50で検
出した値が設定値より小さい場合にはパルスモータ51
によってスキージ46を下降させ、逆に設定値より大き
い場合にはパルスモータ51によってスキージ46を上
昇させ、印刷圧力を設定値に保っている。
【0046】また、プリント基板3は基板押え部材31
によって反り3aが矯正されていると共に、印刷圧力が
設定値になるようにスキージ46の押し込み量が制御さ
れているため、プリント基板3の全面に亘ってハンダペ
ースト5を均一に供給することができる。また、マスク
1を押し下げ過ぎてマスク1を破損させる恐れがない。
【0047】また、前述したように、スキージは、金
属、硬質ゴムあるいはウレタンなど多様である。このと
き、問題となるのは、それぞれ合成の違いである。剛体
に近い金属スキージから弾性体であるゴムスギージまで
幅広く、単一の印刷圧力フィードバック方式で全ての材
質をカバーすることは不可能である。
【0048】しかし、プリント基板ごとにスキージに加
わるイニシャル圧力(例えば2kgf)を発生するスキ
ージの高さをデータとして持たせることとした。このデ
ータはあらかじめキャリブレーションで求めておき、印
刷時にこの高さまでスキージを送り込むことにより、設
定圧力への立上がりと追従性を高くすることが可能であ
る。
【0049】なお、キャリブレーションは、スキージを
停止させた状態、あるいは移動(印刷)させた状態のど
ちらで行ってもよい。つまり、ゴムスキージのような弾
性体の場合、スキージが動き始めた瞬間のゴムの弾性変
形により垂直方向の反力が解放されて急激に印圧が低下
する。このような場合、印圧の立上がりが悪くなるた
め、印刷状態でのキャリブレーションをしておくのが望
ましい。金属スキージの場合は、逆に前者で十分であ
る。印刷後には必ずスキージは清掃のために着脱され
る。この点からもキャリブレーション機能は有効であ
る。つまり、着脱によりスキージの取り付け角度が変っ
ても容易にイニシャル圧力を取得できるため、面倒な機
械的位置合わせがまったく必要でない。
【0050】このように高精度でかつ保守の容易な印圧
制御が可能となる。さらに、印圧フィードバックを行わ
ないモードでは下死点固定制御となるため、2つの制御
方法が1つの機構で実現できるメリットもある。
【0051】なお、この発明は、前記実施例に限定され
るものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変
形可能である。例えば、スキージを昇降する機構として
はパルスモータによって回転する送りねじに限定され
ず、エアシリンダ、ラックピニオン機構、カム機構等に
より昇降させてもよい。
【0052】また、プリント基板の反りを矯正する基板
押え部材は、回動方式に限定されず、鉛直方向に昇降す
る基板押え部材でプリント基板を基板ホルダ方向に押圧
するようにしてもよい。
【0053】また、印刷装置としてリフローハンダ付け
に用いるハンダペーストの印刷装置を示したが、これに
限定されるものではなく、これ以外の用途でスクリーン
印刷を行う印刷装置であってもよい。したがって、ペー
ストとしてハンダペーストを用いたが、例えばインクな
どであってもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、基板に反りがあっても印刷前に反り矯正手段によっ
て反りを矯正することができ、基板に均一にペーストを
印刷することができる。
【0055】また、スキージに加わる基板からの反力を
検出し、スキージを昇降するスキージ駆動機構を制御す
ることにより、基板の厚さ等によって印刷面の高さが変
動しても、またスキージの材質によって弾性力が変動し
ても、ペーストの供給量が一定となり、微細パターンの
印刷を行う場合でもかすれ等の生じない良好な印刷を行
うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す印刷装置の反り矯正
機構を示す縦断側面図。
【図2】同実施例の印刷装置の反り矯正機構を示す斜視
図。
【図3】同実施例の印刷装置全体の概略的斜視図。
【図4】同実施例のスキージ駆動機構部の正面図。
【図5】同実施例にスキージ駆動機構部の側面図。
【図6】従来のハンダペースト印刷の作用を説明するた
めの斜視図。
【図7】同従来のハンダペースト印刷の作用を説明する
ための断面図。
【符号の説明】
1…マスク、3…プリント基板、5…ハンダペースト、
11…印刷部、16…基板ホルダ、22…マスクホル
ダ、31…基板押え部材、45…スキージ駆動機構、4
6…スキージ、50…ロードセル、51…パルスモー
タ、54…制御部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板ホルダに載置した基板のペースト印
    刷面に印刷用マスクを位置決めし、印刷用マスクに供給
    されたペーストをスキージを移動させることにより印刷
    用マスクの開口から前記基板のペースト印刷面に押し出
    し、前記ペーストを基板に印刷する印刷装置において、 前記基板のペースト印刷面を基板を保持する基板ホルダ
    方向に押圧し、基板の反りを矯正する反り矯正手段を設
    けたことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記反り矯正手段は、前記印刷用マスク
    を保持して移動するマスクホルダに設けられ、このマス
    クホルダと一体的に移動する基板押え部材であることを
    特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記反り矯正手段は、前記印刷用マスク
    を保持して移動するマスクホルダに回動自在に設けられ
    た基板押え部材と、この基板押え部材を回動させる駆動
    部とから構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の印刷装置。
  4. 【請求項4】 基板ホルダに載置した基板のペースト印
    刷面に印刷用マスクを位置決めし、印刷用マスクの上面
    に供給されたペーストをスキージを移動させることによ
    り印刷用マスクの開口から前記基板のペースト印刷面に
    押し出し、前記ペーストを基板に印刷する印刷装置にお
    いて、 前記スキージを印刷用マスクに対して進退させ、スキー
    ジを印刷用マスクに対して所定の圧力で接触させるスキ
    ージ駆動機構と、このスキージ駆動機構を制御して印刷
    圧力を調整する制御部とを具備したことを特徴とする印
    刷装置。
  5. 【請求項5】 基板ホルダに載置した基板のペースト印
    刷面に印刷用マスクを位置決めし、印刷用マスクの上面
    に供給されたペーストをスキージを移動させることによ
    り印刷用マスクの開口から前記基板のペースト印刷面に
    押し出し、前記ペーストを基板に印刷する印刷装置にお
    いて、 前記スキージを印刷用マスクに対して進退させ、スキー
    ジを印刷用マスクに対して所定の圧力で接触させるパル
    スモータと、前記スキージが印刷用マスクから受ける反
    力をセンサによって検出し、この検出信号によって前記
    パルスモータを制御して印刷圧力を調整する制御部とを
    具備したことを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 基板ホルダに載置した基板のペースト印
    刷面に印刷用マスクを位置決めし、印刷用マスクの上面
    に供給されたペーストをスキージを移動させることによ
    り印刷用マスクの開口から前記基板のペースト印刷面に
    押し出し、前記ペーストを基板に印刷する印刷装置にお
    いて、 前記スキージを印刷用マスクに対して進退させ、スキー
    ジを印刷用マスクに対して所定の圧力で接触させるパル
    スモータと、前記スキージが印刷用マスクから受ける反
    力を検出するロードセルと、このロードセルによって検
    出した検出信号に基づき設定圧力との差を求め、前記パ
    ルスモータを制御してスキージの進退量を補正する制御
    部とを具備したことを特徴とする印刷装置。
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