JP4957685B2 - スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マスクプレートのパターン孔を介して基板に半田ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法に関するものである。
スクリーン印刷では、基板の印刷対象部位に応じてパターン孔が設けられたマスクプレートを基板の印刷面に接触させ、マスクプレート上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して基板上にペーストを印刷する。このようなスクリーン印刷において、基板に反りが生じているとペーストの印刷を良好に行うことができないため、従来はスクリーン印刷を実行する前に、基板に対して移動自在に設けられた押圧手段で基板の中央部を下方に押圧することによって基板の反りを矯正するようにしていた(特許文献1)。
特開2003−62971号公報
しかしながら、上記のように、基板の中央部を押圧しただけでは基板全体を平らにすることができない場合があり、力が集中する基板の中央部や基板の四隅に局部的な変形が発生することもあった。
そこで本発明は、基板に局部的な変形を発生させることなく基板の反りを矯正し、そのうえでスクリーン印刷を実行することができるスクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載のスクリーン印刷機は、基板のX軸方向への搬送を行う搬送手段と、搬送手段によって搬送される基板をスクリーン印刷作業を行う作業位置に位置決めする位置決め手段と、作業位置に位置決めされた基板の上方位置に対してガイド部材によってX軸方向にスライド自在に支持されて進退自在に設けられた押圧プレートを有する押圧プレートユニットと、基板の上方位置に進出された押圧プレートを下方に押圧し、押圧プレートを介して基板全体を押圧する押圧手段と、押圧手段により押圧された押圧プレートが基板の上方位置から退去された後、基板に接触されるマスクプレートと、基板と接触されたマスクプレートにペーストを供給するペースト供給手段と、ペースト供給手段によりペーストが供給されたマスクプレートに対して摺動され、マスクプレートに設けられたパターン孔を介して基板にペーストを印刷するスキージとを備え、押圧プレートユニットは、押圧プレートを昇降自在に支持する枠部材と、枠部材内に設けられて押圧プレートを枠部材の内壁上面側に付勢する複数の付勢ばねを有し、押圧手段が押圧プレートを上方から押圧することにより、押圧プレートは付勢ばねを押し縮めて枠部材に対して相対下降し、基板を押圧してその反りを矯正する
請求項2に記載のスクリーン印刷機は、請求項1に記載のスクリーン印刷機であって、位置決め手段は押圧手段の一部から成り、搬送手段により搬送される基板と当接して基板を作業位置に停止させるものである。
請求項3に記載のスクリーン印刷方法は、請求項1に記載のスクリーン印刷装置を用いるスクリーン印刷方法であって、搬送手段によって搬送される基板を作業位置に位置決めする工程と、作業位置に位置決めした基板の上方位置に押圧プレートを進出させる工程と、基板の上方位置に進出させた押圧プレートを押圧手段によって下方に押圧し、押圧プレートを介して基板全体を押圧する工程と、押圧手段により押圧した押圧プレートを基板の上方位置から退去させた後、基板にマスクプレートを接触させる工程と、基板と接触したマスクプレートにペーストを供給する工程と、ペーストが供給されたマスクプレートに対してスキージを摺動させ、マスクプレートに設けられたパターン孔を介して基板にペーストを印刷する工程と、を含む。
請求項4に記載のスクリーン印刷方法は、請求項3に記載のスクリーン印刷方法であって、基板を作業位置に位置決めする工程において、搬送手段により搬送される基板に押圧手段の一部を当接させて基板を作業位置に停止させる。
本発明では、作業位置に位置決めした基板の上方位置に進出させた押圧プレートを押圧手段によって下方に押圧し、押圧プレートを介して基板全体を押圧するようになっている。このため押圧力は基板の各部に均等に分散し、基板に局部的な変形を発生させることなく、基板全体の反りを矯正することができる。したがって本発明によれば、基板に局部的な変形を発生させることなく基板の反りを矯正し、そのうえでスクリーン印刷を実行することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の平面図、図2は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の側面図、図3は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機を構成する印刷装置の正面図、図4は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の制御系統を示すブロック図、図5(a),(b)は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備える押圧プレートユニットの断面図、図6(a),(b)及び図7(a),(b)は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機を構成する押圧プレート及び押圧手段の動作説明図、図8(a),(b)は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機を構成する押圧プレート及び基板の断面図、図9(a),(b)は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機を構成する押圧プレート及び押圧手段の動作説明図、図10(a),(b)は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機を構成する印刷装置の動作説明図である。
図1及び図2において、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1は、基板PBの搬送方向の上流側(図1における紙面左側)から投入された基板PBに対して半田ペーストや導電性ペースト等のペーストのスクリーン印刷を行って基板PBの搬送方向の下流側(図1における紙面右側)の装置(図示せず)に搬出する。以下の説明では、スクリーン印刷機1における基板PBの搬送方向をX軸方向とし、X軸方向と直交する水平面内方向をY軸方向とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図1及び図2において、スクリーン印刷機1は、基台2上に基板PBにスクリーン印刷を施す印刷装置3、この印刷装置3に基板PBを搬入する基板搬入コンベア4及び印刷装置3によってスクリーン印刷が施された基板PBを印刷装置3から搬出する基板搬出コンベア5を備えている。これら基板搬入コンベア4、印刷装置3及び基板搬出コンベア5はこの順でX軸方向に並んで設けられており、基板搬入コンベア4及び基板搬出コンベア5はそれぞれ、同期して駆動される一対のベルトコンベアから構成されている。
図1、図2及び図3において、印刷装置3は、基板搬入コンベア4から基板PBを受け取って水平面内方向に搬送する搬送コンベア11、搬送コンベア11上の基板PBをクランプして基板PBを搬送コンベア11上に固定するクランパ12、搬送コンベア11上の基板PBの水平面内方向への位置合わせと上下方向(Z軸方向)への位置合わせを行う基板位置合わせ部13、基板位置合わせ部13の上方に設けられたマスクプレート14、スキージヘッド15、基板位置合わせ部13とマスクプレート14の間を水平方向に移動自在に設けられたカメラユニット16及び押圧手段17並びにマスクプレート14上にペーストを供給するペースト供給部18、基板位置合わせ部13とマスクプレート14の間を水平方向に移動自在に設けられた押圧プレートユニット19を備えている。
図1及び図3において、搬送コンベア11は同期して駆動される一対のベルトコンベア機構から構成されており、クランパ12はY軸方向に開閉動作する一対の部材から構成されている。
図3において、基板位置合わせ部13は、基台2に対してY軸方向に相対移動するYテーブル13a、Yテーブル13aに対してX軸方向に相対移動するXテーブル13b、Xテーブル13bに対してZ軸回りに(水平面内で)相対回転するθテーブル13c、θテーブル13cに固定されたベースプレート13d、ベースプレート13dに対して相対昇降する第1昇降プレート13e、第1昇降プレート13eに対して相対昇降する第2昇降プレート13f及び第2昇降プレート13fに固定された基板支持部材13gを有して構成される。
基台2に対するYテーブル13aのY軸方向への移動、Yテーブル13aに対するXテーブル13bのX軸方向への移動、Xテーブル13bに対するθテーブル13cのZ軸回りの回転、ベースプレート13dに対する(すなわちθテーブル13cに対する)第1昇降プレート13eの昇降、第1昇降プレート13eに対する第2昇降プレート13fの(すなわち基板支持部材13gの)昇降の各動作は、このスクリーン印刷機1が備える制御装置20(図4)がYテーブル駆動モータMyやXテーブル駆動モータMx(図3)等のアクチュエータ等から成る基板位置合わせ部作動機構21(図4)の作動制御を行うことによってなされる。
また、搬送コンベア11による基板PBの搬送動作は制御装置20が図示しないアクチュエータ等から成る搬送コンベア作動機構22(図4)の作動制御を行うことによってなされ、クランパ12による搬送コンベア11上の基板PBのクランプ動作は制御装置20が図示しないアクチュエータ等から成るクランパ作動機構23(図4)の作動制御を行うことによってなされる。
図1及び図3において、マスクプレート14は平面視において矩形形状を有するマスク枠14aによって四辺が支持されており、マスク枠14aによって囲まれた内側領域には、印刷対象物である基板PBの上面に形成された電極D(図1)の形状及び位置に対応した多数のパターン孔(図示せず)が設けられている。
図3において、スキージヘッド15は基板位置合わせ部13に対して水平面内方向に移動自在に設けられた移動プレート15pに、Y軸方向に対向する2つのスキージ15aが取り付けられた構成となっている。各スキージ15aはX軸方向に延びた「へら」状の部材であり、移動プレート15pに対する昇降動作とアタック角の設定を行うことができるようになっている。アタック角とは、搬送コンベア11上の基板PB或いはマスクプレート14に対してスキージ15aがなす角度αのことである。
移動プレート15pの移動動作は制御装置20が図示しないアクチュエータ等から成るスキージユニット移動機構24(図4)の作動制御を行うことによってなされ、各スキージ15aの昇降動作は制御装置20がスキージ昇降シリンダ15b(図3)等から成るスキージ昇降機構25(図4)の作動制御を行うことによってなされる。また、各スキージ15aのアタック角の設定動作は制御装置20が図示しないアクチュエータ等から成るアタック角設定機構26(図4)の作動制御を行うことによってなされる。
図1及び図2において、基台2の上方にはY軸ステージ31がY軸方向に延びて設けられており、Y軸ステージ31にはX軸方向に延びたX軸ステージ32の一端がY軸ステージ31に沿って移動自在に取り付けられている。X軸ステージ32にはX軸ステージ32
に沿って移動自在な移動プレート33が設けられており、カメラユニット16及び押圧手段17は、この移動プレート33に取り付けられている。このためカメラユニット16及び押圧手段17は、X軸ステージ32のY軸方向への移動と、移動プレート33のX軸方向への移動の組み合わせにより、水平面内の任意の方向に移動させることができる。なお、この移動プレート33の(カメラユニット16及び押圧手段17の)移動動作は、制御装置20がX軸ステージ32及び移動プレート33の移動動作を行う図示しないアクチュエータから成る移動プレート移動機構34(図4)の作動制御を行うことによってなされる。
図3において、カメラユニット16は撮像面を下方に向けた第1カメラ35と撮像面を上方に向けた第2カメラ36を備えて成る。第1カメラ35は、制御装置20に制御されて基板位置合わせ部13によって位置合わせされた基板PBに設けられている基板位置検出マークM(図1)の撮像を行い、第2カメラ36は、制御装置20に制御されてマスクプレート14に設けられているマスク位置検出マーク(図示せず)の撮像を行う。第1カメラ35及び第2カメラ36の撮像によって得られた画像データは制御装置20に入力される(図4)。
図2において、押圧手段17は、移動プレート33に固定されたベース部(シリンダチューブ)17aに対して下方に延びた押圧部(ピストンロッド)17bを下方に突没(昇降)させる空圧シリンダから成っている。押圧手段17による押圧部17bのベース部17aに対する下方への突没動作は、制御装置20が空圧回路等から成る押圧手段作動機構41(図4)の作動制御を行うことによってなされる。
図3において、ペースト供給部18は、基板位置合わせ部13に対して水平面内方向に移動自在に設けられた移動プレート18pに、基板PBに印刷しようとするペーストを下方に吐出するシリンジ18aが取り付けられた構成となっている。移動プレート18pの移動動作は制御装置20が図示しないアクチュエータ等から成るペースト供給部移動機構43(図4)の作動制御を行うことによってなされ、シリンジ18aによるペーストの供給動作は制御装置20が図示しないアクチュエータ等から成るペースト供給機構44(図4)の作動制御を行うことによってなされる。
図1及び図5において、押圧プレートユニット19は矩形平板状の押圧プレート47と、断面「コ」の字状に形成され、押圧プレート47を昇降自在に支持する矩形の枠部材48と、枠部材48内に設けられて押圧プレート47を枠部材48の内壁上面48a側に付勢する複数の付勢ばね49を有して成る。押圧プレート47は、上方からの押圧力が作用していないときには付勢ばね49によって枠部材48の内壁上面48aに下方から押し付けられた初期位置(図5(a))に位置しているが、押圧プレート47の一部に上方からの押圧力Fが作用すると、押圧プレート47は付勢ばね49を縮ませて枠部材48に対して相対下降する(図5(b))。
図1において、押圧プレートユニット19の枠部材48は、基板搬入コンベア4、印刷装置3の搬送コンベア11及び基板搬出コンベア5の両側上方をX軸方向に延びて設けられた2つのガイド部材51よってX軸方向にスライド自在に支持されている。一方のガイド部材51のY軸方向外側には空圧シリンダ52が基台2の上方をX軸方向に延びて設けられており、この空圧シリンダ52のピストンロッド53の先端部には介在部材54を介して枠部材48が連結されている。このため制御装置20から空圧シリンダ52を作動させて(図4)、ピストンロッド53をX軸方向に作動させることにより、押圧プレートユニット19を(すなわち押圧プレート47を)、基板搬入コンベア4、搬送コンベア11及び基板搬出コンベア5の上方においてX軸方向に移動させることができる。
基板搬入コンベア4による基板PBの搬送(搬入)動作の制御及び基板搬出コンベア5による基板PBの搬送(搬出)動作の制御は制御装置20によってなされる(図4)。スクリーン印刷機1の制御装置20は、上流側から基板PBが投入されたことを図示しない検知手段により検知したら、基板搬入コンベア4を作動させてその基板PBを受け取る(基板搬入工程)。そして、印刷装置3の搬送コンベア11に受け渡すとともに、移動プレート33を(すなわちストッパとしての押圧手段17の押圧部17bを)所定位置に位置させる(図6(a)。ストッパ設置工程)。この所定位置は、搬送コンベア11により搬送される基板PBが下方に突出させた押圧手段17の押圧部17bと当接したときに、基板PBがスクリーン印刷作業を行う作業位置において停止する位置である。これにより、搬送コンベア11により搬送される基板PBは、押圧手段17の押圧部17bに先頭部が当接して、作業位置に位置決めされる(基板位置決め工程)。なお、このとき押圧プレート47は押圧手段17による基板PBの位置決めの邪魔にならない基板搬入コンベア4の上方の待機位置に位置される。
制御装置20は、搬送コンベア11により搬送される基板PB(図6(a)中に示す矢印A1)が押圧手段17の押圧部17bと当接して作業位置に位置決めされたら(図6(b))、搬送コンベア作動機構22の作動制御を行って、搬送コンベア11による基板PBの搬送作動を停止させる。
制御装置20は、搬送コンベア11による基板PBの搬送作動を停止させ、基板PBを作業位置に静止させたら、空圧シリンダ52を作動させて、押圧プレート47を作業位置に位置決めされた基板PBの上方位置に進出させるとともに(図7(a)。図中に示す矢印A2。押圧プレート進出工程)、押圧手段17を押圧プレート47の中央部の直上に位置させる(図7(a))。
制御装置20は、押圧プレート47を作業位置に位置決めされた基板PBの上方位置に進出させ、押圧手段17を押圧プレート47の中央部の直上に位置させたら、次いで、第2昇降プレート13fを第1昇降プレート13eに対して相対上昇させ(図7(a)中に示す矢印A3)、基板支持部材13gの上面を基板PBの下面に下方から当接させて、基板PBを基板支持部材13gに支持させる(図7(a)。基板支持工程)。
制御装置20は、基板PBを基板支持部材13gに支持させたら、押圧手段作動機構41の作動制御を行って押圧手段17の押圧部17bを下方に突出(下降)させ(図7(b)中に示す矢印A4)、押圧部17bの下端部を押圧プレート47に接触させて(図7(b)及び図8(a))、押圧プレート47を上方から押圧する(図8(b)。図中に示す矢印A5)。これにより押圧プレート47は付勢ばね49を押し縮めて枠部材48に対して相対下降し、基板PBの表面に上方から接触して、基板PB全体を基板支持部材13gに押圧する(基板押圧工程)。これにより基板PBは押圧プレート47と基板支持部材13gに挟まれ、基板PBに反りがあった場合にはその反りが矯正される。
制御装置20は、押圧手段17による押圧プレート47を介した基板PBの押圧が終了したら、押圧手段作動機構41の作動制御を行って、押圧手段17の押圧部17bを上昇させる(図9(a)。図中に示す矢印A6)。これにより押圧プレート47は付勢ばね49によって押し上げられて枠部材48に対して相対昇降し、初期位置に復帰して押圧プレート47は基板PBの表面から離間する。制御装置20は、押圧手段17の押圧部17bを上昇させたら、押圧プレートユニット19を(すなわち押圧プレート47を)、基板搬入コンベア4の上方の待機位置に移動させる(図9(b)。図中に示す矢印A7)。
制御装置20は、上記のようにしてスクリーン印刷前における基板PBの反りの矯正を行ったら、クランパ作動機構23の作動制御を行い、クランパ12により基板PBを搬送
コンベア11上に固定する。
制御装置20は、クランパ12により基板PBを搬送コンベア11上に固定したら、第1カメラ35の移動及び撮像制御を行って基板PBの基板位置検出マークMの画像データを取得し、基板PBの位置を把握するとともに、第2カメラ36の移動及び撮像制御を行ってマスクプレート14のマスク位置検出マークの画像データを取得し、マスクプレート14の位置を把握する。
制御装置20は、基板PBの位置とマスクプレート14の位置を把握したら、基板位置合わせ部13による基板PBの水平面内方向の移動動作によって、基板PBをマスクプレート14の直下の所定位置に位置させた後、基板位置合わせ部13による基板PBの垂直方向の移動(第1昇降プレート13eの上昇)動作によって、基板PBの印刷面(上面)をマスクプレート14の下面に下方から接触させる(マスクプレート接触工程)。これによりマスクプレート14が基板PBに対して位置合わせされる(図10(a))。
制御装置20は、マスクプレート14に対する基板PBの位置合わせを行ったら、基板PBに対するスクリーン印刷を実行する。これには先ず、ペースト供給部18をマスクプレート14の上方に移動させ、シリンジ18aからマスクプレート14の上面にペーストPを供給する(図10(a)。ペースト供給工程)。
制御装置20は、マスクプレート14の上面にペーストPを供給したら、一方のスキージ15aを下降させてそのスキージ15aの下縁をマスクプレート14の上面に当接させる(図10(b))。そして、スキージヘッド15をY軸方向に移動させ、ペーストPをスキージ15aによってかき寄せて、ペーストPをマスクプレート14のパターン孔内に充填させる。
なお、図10(b)は、図中の左側のスキージ15aを矢印A8の方向に移動させることによってペーストPを矢印A8の方向にかき寄せる様子を示したものである。ペーストPを矢印A8と反対の方向にかき寄せるときには、図中の右側のスキージ15aをマスクプレート14の上面に当接させて、スキージヘッド15を矢印A8と反対の方向に移動させる。
制御装置20は、マスクプレート14のパターン孔内にペーストPを充填させたら、第2昇降プレート13fを第1昇降プレート13eに対して相対下降させ、マスクプレート14を基板PBから分離させる。これにより、いわゆる版離れが行われ、マスクプレート14のパターン孔内に充填されたペーストPが基板PB上に印刷(転写)される(印刷工程)。
制御装置20は、基板PBにペーストを印刷したら、基板位置合わせ部13を作動させて、搬送コンベア11の基板搬出コンベア5に対する位置調整を行ったうえで、基板PBを搬送コンベア11から基板搬出コンベア5に載せ換え、基板搬出コンベア5によって、基板PBをスクリーン印刷機1の外部に搬出する(基板搬出工程)。
このように、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1は、基板PBの搬送を行う搬送手段(ここでは印刷装置3の搬送コンベア11)、搬送手段によって搬送される基板PBを作業位置に位置決めする位置決め手段、作業位置に位置決めされた基板PBの上方位置に対して進退自在に設けられた押圧プレート47、基板PBの上方位置に進出された押圧プレート47を下方に押圧し、押圧プレート47を介して基板PB全体を押圧する押圧手段17、押圧手段17により押圧された押圧プレート47が基板PBの上方位置から退去された後、基板PBに接触されるマスクプレート14、基板PBと接触されたマスクプレ
ート14にペーストPを供給するペースト供給手段としてのペースト供給部18、及び、ペースト供給部18によりペーストPが供給されたマスクプレート14に対して摺動され、マスクプレート14に設けられたパターン孔を介して基板PBにペーストPを印刷するスキージ15aを備えている。そして、位置決め手段は押圧手段17の一部(押圧部17b)から成り、搬送手段により搬送される基板PBと当接して基板PBを作業位置に停止させるようになっている。
また、本実施の形態におけるスクリーン印刷方法は、搬送手段によって搬送される基板PBを作業位置に位置決めする工程(基板位置決め工程)、作業位置に位置決めした基板PBの上方位置に押圧プレート47を進出させる工程(押圧プレート進出工程)、基板PBの上方位置に進出させた押圧プレート47を押圧手段17によって下方に押圧し、押圧プレート47を介して基板PB全体を押圧する工程(基板押圧工程)、押圧手段17により押圧した押圧プレート47を基板PBの上方から退去させた後、基板PBにマスクプレート14を接触させる工程(マスクプレート接触工程)、基板PBと接触したマスクプレート14にペーストPを供給する工程(ペースト供給工程)、ペーストPが供給されたマスクプレート14に対してスキージ15aを摺動させ、マスクプレート14に設けられたパターン孔を介して基板PBにペーストPを印刷する工程(印刷工程)を含んでいる。そして、基板を作業位置に位置決めする工程(基板位置決め工程)において、搬送手段により搬送される基板PBに押圧手段17の一部(押圧部17b)を当接させて基板PBを作業位置に停止させるようになっている。
このように、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1(スクリーン印刷方法)では、作業位置に位置決めした基板PBの上方位置に進出させた押圧プレート47を押圧手段17によって下方に押圧し、押圧プレート47を介して基板PB全体を押圧するようになっている。このため押圧力は基板PBの各部に均等に分散し、基板PBに局部的な変形を発生させることなく、基板PB全体の反りを矯正することができる。したがって本実施の形態におけるスクリーン印刷機1(スクリーン印刷方法)によれば、基板PBに局部的な変形を発生させることなく基板PBの反りを矯正し、そのうえでスクリーン印刷を実行することができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、押圧手段17は水平面内方向に移動自在に設けられたベース部17aに対して押圧部17bが昇降する構成となっていたが、押圧手段17は、基板PBの上方位置に進出された押圧プレート47を下方に押圧し、押圧プレート47を介して基板PB全体を押圧するものであればよく、水平面内方向に移動自在かつ昇降自在に設けられたベース部に押圧部が固定された構成であってもよい。
また、押圧プレート47は、作業位置に位置決めされた基板PBの上方位置に対して進退自在に設けられていればよく、押圧プレート47を移動させる構成は、上述の実施形態に示したもの(空圧シリンダ52によるもの)に限定されない。また、押圧プレート47を昇降させる構成も、上述の実施の形態に示したもの(押圧プレート47を枠部材48に対して昇降自在とする構成)に限定されない。
また、上述の実施の形態では、作業位置に位置決めした基板PBの上方位置に進出させた押圧プレート47の1箇所(中央部)を1つの押圧手段17で押圧するようになっていたが、押圧プレート47の複数の位置を複数の押圧手段17で同時に押圧するようにしてもよい。
基板に局部的な変形を発生させることなく基板の反りを矯正し、そのうえでスクリーン印刷を実行することができるスクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法を提供する。
本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の平面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の側面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機を構成する印刷装置の正面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の制御系統を示すブロック図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備える押圧プレートユニットの断面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機を構成する押圧プレート及び押圧手段の動作説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機を構成する押圧プレート及び押圧手段の動作説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機を構成する押圧プレート及び基板の断面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機を構成する押圧プレート及び押圧手段の動作説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機を構成する印刷装置の動作説明図
符号の説明
1 スクリーン印刷機
11 搬送コンベア(搬送手段)
14 マスクプレート
15a スキージ
17 押圧手段
17b 押圧部(位置決め手段、押圧手段の一部)
18 ペースト供給部(ペースト供給手段)
47 押圧プレート
PB 基板
P ペースト

Claims (4)

  1. 基板のX軸方向への搬送を行う搬送手段と、
    搬送手段によって搬送される基板をスクリーン印刷作業を行う作業位置に位置決めする位置決め手段と、
    作業位置に位置決めされた基板の上方位置に対してガイド部材によってX軸方向にスライド自在に支持されて進退自在に設けられた押圧プレートを有する押圧プレートユニットと、
    基板の上方位置に進出された押圧プレートを下方に押圧し、押圧プレートを介して基板全体を押圧する押圧手段と、
    押圧手段により押圧された押圧プレートが基板の上方位置から退去された後、基板に接触されるマスクプレートと、
    基板と接触されたマスクプレートにペーストを供給するペースト供給手段と、
    ペースト供給手段によりペーストが供給されたマスクプレートに対して摺動され、マスクプレートに設けられたパターン孔を介して基板にペーストを印刷するスキージとを備え
    押圧プレートユニットは、押圧プレートを昇降自在に支持する枠部材と、枠部材内に設けられて押圧プレートを枠部材の内壁上面側に付勢する複数の付勢ばねを有し、押圧手段が押圧プレートを上方から押圧することにより、押圧プレートは付勢ばねを押し縮めて枠部材に対して相対下降し、基板を押圧してその反りを矯正することを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 位置決め手段は押圧手段の一部から成り、搬送手段により搬送される基板と当接して基板を作業位置に停止させるものであることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷機。
  3. 請求項1に記載のスクリーン印刷装置を用いるスクリーン印刷方法であって、
    搬送手段によって搬送される基板を作業位置に位置決めする工程と、
    作業位置に位置決めした基板の上方位置に押圧プレートを進出させる工程と、
    基板の上方位置に進出させた押圧プレートを押圧手段によって下方に押圧し、押圧プレートを介して基板全体を押圧する工程と、
    押圧手段により押圧した押圧プレートを基板の上方位置から退去させた後、基板にマスクプレートを接触させる工程と、
    基板と接触したマスクプレートにペーストを供給する工程と、
    ペーストが供給されたマスクプレートに対してスキージを摺動させ、マスクプレートに設けられたパターン孔を介して基板にペーストを印刷する工程と、
    を含むことを特徴とするスクリーン印刷方法。
  4. 基板を作業位置に位置決めする工程において、搬送手段により搬送される基板に押圧手段の一部を当接させて基板を作業位置に停止させることを特徴とする請求項3に記載のスクリーン印刷方法。
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