JP2013159022A - スクリーン印刷機 - Google Patents

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Toshiyuki Murakami
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Abstract

【課題】マスクと基板との間の密着度が不十分なままスクリーン印刷が行われることを防止して印刷不良の発生を抑えることができるスクリーン印刷機を提供することを目的とする。
【解決手段】マスクホルダ13が備える一対のマスク載置部材13cの間隔はマスク14の大きさに応じて変化させることができるようになっており、マスクホルダ13には、一対のマスク載置部材13cそれぞれの延びる方向に移動してマスク14の大きさに応じた位置に位置決めされる移動ベース21及び移動ベース21に設けられてマスク本体14aを上方から押圧して基板2の上面に接触させる押圧シリンダ23から成る複数のマスク押圧ユニット15が取り付けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板に接触させたマスク上でスキージを摺動させてマスク上に供給されたペーストを基板に転写させるスクリーン印刷機に関するものである。
従来、基板上の電極に半田等のペーストを印刷する装置としてスクリーン印刷機が知られている。このスクリーン印刷機は、基板保持部により保持した基板を水平姿勢に保持されたマスクに下方から接触させ、マスク上でスキージを摺動させることにより、マスク上に供給されたペーストを基板に転写させるようになっている。
このようなスクリーン印刷機において、マスクは基板の電極に対応するパターン孔が設けられた板状のマスク本体及びマスク本体の周囲を支持する矩形のマスク枠を有して成り、マスク枠の対向する一の両辺が基板保持部の上方に設置されたマスクホルダの一対のマスク載置部材に載置される。そして、基板をマスクに接触させる際には、基板の電極とマスクのパターン孔とが上下に対向するようにマスクに対する基板の位置合わせをしたうえで基板が上昇されるが、スキージの摺動時に基板とマスクとの間の位置ずれ(すなわち基板の電極とマスクのパターン孔との間の位置ずれ)を起きるのを防止する目的等から、基板保持部に設けられた吸着手段によってマスクを下方から吸着することにより、基板とマスクとを密着させて相互に固定するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開平5−92544号公報
しかしながら、上記従来のスクリーン印刷機では、マスク枠とマスク載置部材との間に異物等があるような場合には、マスク載置部材に対してマスクが浮き上がった状態となり、吸着手段によってマスクを吸着しようとしてもうまく吸着することができずにマスクと基板との間の密着度が不十分なままスクリーン印刷が行われて基板に品質不良が発生するケースがあり得るという問題点があった。また、基板の大きさが変わるとマスクの大きさも変わるが、マスクの吸着すべき最適の位置(例えば、マスク本体部の四隅の部分)を吸着手段による吸着できるとは限らないため、マスクと基板との間の密着度を十分に保つことができない場合があった。
そこで本発明は、マスクと基板との間の密着度が不十分なままスクリーン印刷が行われることを防止して印刷不良の発生を抑えることができるスクリーン印刷機を提供することを目的とする。
請求項1に記載のスクリーン印刷機は、上面に電極が設けられた基板を保持する基板保持部と、基板の電極に対応するパターン孔が設けられた板状のマスク本体及びマスク本体の周囲を支持する矩形のマスク枠を有して成り、基板保持部の上方に設置されたマスクホルダが備える一対のマスク載置部材にマスク枠の対向する一の両辺が載置されるマスクと、マスク本体のパターン孔と基板の電極とが合致するように基板の上面が接触されたマスク本体上を摺動してマスク本体上に供給されたペーストを基板に転写させるスキージとを備え、マスクホルダが備える前記一対のマスク載置部材の間隔はマスクの大きさに応じて変化させることができるようになっており、マスクホルダには、前記一対のマスク載置部材それぞれの延びる方向に移動してマスクの大きさに応じた位置に位置決めされる移動ベース及び移動ベースに設けられてマスク本体を上方から押圧して基板の上面に接触させる押圧部から成る複数のマスク押圧ユニットが取り付けられている。
請求項2に記載のスクリーン印刷機は、請求項1に記載のスクリーン印刷機であって、各マスク押圧ユニットの移動ベースは、マスクホルダの各マスク載置部材に設けられたガイドに沿って移動自在に設けられている。
本発明では、複数のマスク押圧ユニットの押圧部によってマスク本体を上方から押圧して基板の上面に接触させるようになっており、マスク枠とマスク載置部材との間に異物等があってマスク載置部材に対してマスクが浮き上がった状態となっている場合であってもマスクを基板に確実に接触させることができるので、マスクと基板との間の密着度が不十分なままスクリーン印刷が行われることを防止でき、印刷不良の発生を抑えることができる。また、マスク押圧ユニットは、一対のマスク載置部材それぞれの延びる方向に移動してマスクの大きさに応じた位置に位置決めされる移動ベースに設けられており、マスク上の最適の位置を押圧部によって押圧して基板に接触させることができるので、この面からもマスクと基板との間の密着度が不十分な状態となることを防止して印刷不良の発生を抑えることができる。
本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の要部の斜視図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の要部の側面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備えるマスクホルダ及びマスクホルダに保持されたマスクの(a)平面図(b)一部断面図 (a)本発明の一実施の形態におけるマスクホルダの斜視図(b)本発明の一実施の形態におけるマスクホルダの部分斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるマスクホルダをマスクとともに示す平面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機によるスクリーン印刷作業の実行手順を示すフローチャート (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機によるスクリーン印刷作業の実行手順を説明する図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機によるスクリーン印刷作業の実行手順を説明する図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機によるスクリーン印刷作業の実行手順を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1及び図2において、スクリーン印刷機1は、上面に多数の電極2aが設けられた基板2を搬入し、その搬入した基板2の電極2a上に半田等のペーストPtをスクリーン印刷する作業(スクリーン印刷作業)を実行するものであり、基台10に設けられた基板保持ユニット移動機構11、基板保持ユニット移動機構11によって移動される基板保持ユニット12、基板保持ユニット12の上方に設置されたマスクホルダ13、マスクホルダ13によって水平姿勢に保持されたマスク14、マスクホルダ13に保持されたマスク14を下方に押圧する複数のマスク押圧ユニット15、マスク14の下方を移動自在に設けられたカメラユニット16、マスク14の上方を移動自在に設けられたスキージユニット17及びスクリーン印刷機1の各部の作動制御を行う制御装置18を備えている。
図1及び図3(a)において、マスクホルダ13は、基台10の上方領域をオペレータOPから見た前後方向(Y軸方向とする)に延び、オペレータOPから見た左右方向(X軸方向とする)に対向して設けられた左右一対のY軸ビーム13a、左右一対のY軸ビーム13aの上方をX軸方向に延び、Y軸方向に対向して設けられた前後一対のX軸ビーム13b、Y軸方向に延びてX軸方向に対向し、一対のX軸ビーム13bによって支持された断面「L」字状の左右一対のマスク載置部材13cを有している。左右一対のY軸ビーム13aと前後一対のX軸ビーム13bは基台10に対して固定されており、左右一対のマスク載置部材13cはそれぞれ前後のX軸ビーム13bに対して(すなわち基台10に対して)X軸方向に相対移動自在となっている。
図1及び図3(a)において、左右のY軸ビーム13aにはそれぞれマスク載置部材駆動シリンダ13sが設けられている。各マスク載置部材駆動シリンダ13sのX軸方向に延びたピストンロッドはマスク載置部材13cに連結されており、2つのマスク載置部材駆動シリンダ13sのピストンロッドが同期して進退すると左右のマスク載置部材13cが前後のX軸ビーム13bに沿って(すなわちX軸方向に)互いに反対方向に移動する。
図2に示すように、制御装置18にはオペレータOPによって操作される間隔調整操作部19が接続されており、制御装置18は間隔調整操作部19の操作方向及び操作量に応じて左右のマスク載置部材駆動シリンダ13sの作動方向及び作動量を制御する。このためオペレータOPは間隔調整操作部19を操作することで左右のマスク載置部材13cの間隔調整を行うことができる。
図3(a),(b)において、マスク14は、薄肉金属製で矩形の板状部材から成るマスク本体14a、マスク本体14aの外縁に取り付けられた樹脂(例えばポリエステル)製のシート状部材14b及びシート状部材14bの外縁を支持することによってマスク14の周囲を支持する矩形のマスク枠14wを有して成り、マスク本体14aには基板2の電極2aに対応する多数のパターン孔14hが設けられている。図3(a)の矢視V−Vから見た一部断面図である図3(b)に示すように、マスク14のシート状部材14bはマスク枠14wの下面に接着剤BDによって接着されている。
図1において、基板2上の一の対角位置には2つの基板側マーク2mが設けられており、マスク本体14aにはこれら2つの基板側マーク2mに対応して2つのマスク側マーク14mが設けられている(図3(a)も参照)。2つの基板側マーク2mと2つのマスク側マーク14mを上下に対向させた状態で基板2を上昇させてマスク14に基板2を接触させると、基板2の電極2aとマスク本体14aに設けられたパターン孔14hとが合致した状態となる。
図1において、基板保持ユニット12は、基板2を保持する基板保持部として機能するものであり、基台10に対して昇降自在に設けられたベース部12a、ベース部12aに取り付けられてX軸方向に基板2を搬送するコンベア12b、コンベア12bによって搬送されて所定の基板保持位置に位置決めされた基板2を下受け部材12cによって下受けした状態で昇降させる基板昇降シリンダ12d及び基板昇降シリンダ12dによって押し上げられた基板2をY軸方向からクランプして保持する一対のクランプ部材12eを有して成る。コンベア12bによる基板2の搬送及び位置決め動作、基板昇降シリンダ12dによる基板2の昇降動作及び一対のクランプ部材12eによる基板2のクランプ動作は制御装置18によって制御される。
基板保持ユニット移動機構11はXYZロボットから成り、制御装置18によって作動制御されて基板保持ユニット12を水平面内で移動(回転も含む)させるとともに、基板保持ユニット12を上下方向(Z軸方向)に移動させる。
図1、図3及び図4(a)において、マスク押圧ユニット15はマスクホルダ13を構成する2つのマスク載置部材13cそれぞれに前後2つずつ設けられている。各マスク押圧ユニット15は、マスク載置部材13cの外面をY軸方向に延びて設けられたガイドレール13gに係合した状態でガイドレール13gに沿ってY軸方向に移動自在な上下方向に延びた柱状の移動ベース21、移動ベース21からX軸方向(保持したマスク14の内方に向く側)に延びた水平アーム22及び水平アーム22の先端に設けられてピストンロッド23a(図4(b))を上下動させる押圧シリンダ23から成る。
図4(a)に示すように、各マスク載置部材13cの外側面のガイドレール13gの前後の位置にはそれぞれブロック部材31が上方に延びて設けられている。各ブロック部材31には、図4(b)に示すように上方貫通穴32aと下方貫通穴32bが上下に並んで設けられており、各マスク押圧ユニット15の移動ベース21には上方シャフト穴21aと下方シャフト穴21bが上下に並んで設けられている。
図4(a)に示すように、各マスク載置部材13cにおいて、前後の両マスク押圧ユニット15の上方シャフト穴21aには前後のブロック部材31の上方貫通穴32aを貫通して延びた(前後のブロック部材31によって前後両端が支持された)上方螺子シャフト33が貫通して延びており、前後の両マスク押圧ユニット15の下方シャフト穴21bには前後のブロック部材31の下方貫通穴32bを貫通して延びた(前後のブロック部材31によって前後両端が支持された)下方螺子シャフト34が貫通して延びている。
ここで、図4(a),(b)に示すように、各マスク載置部材13cにおいて、上方螺子シャフト33の表面には前側半分のみ螺子山33aが形成されており、各マスク載置部材13cにおける前方のブロック部材31の上方貫通穴32aには上方螺子シャフト33の螺子山33aと螺合する螺子溝が形成されている。また、各マスク載置部材13cにおいて、下方螺子シャフト34の表面には後側半分のみ螺子山34aが形成されており、各マスク載置部材13cにおける後方のブロック部材31の下方貫通穴32bには下方螺子シャフト34の螺子山34aと螺合する螺子溝が形成されている。そして、各マスク載置部材13cにおいて、前方のブロック部材31には上方螺子シャフト33を回転駆動する前方モータ35が取り付けられており、各マスク載置部材13cにおいて、後方のブロック部材31には下方螺子シャフト34を回転駆動する後方モータ36が取り付けられている。
このため、前方モータ35が制御装置18により制御されて正方向又は逆方向に回転すると、上方螺子シャフト33が正方向又は逆方向に回転し、これに伴って前方のマスク押圧ユニット15がガイドレール13gに沿って前後方向に移動する。また、後方モータ36が制御装置18により制御されて正方向又は逆方向に回転すると、下方螺子シャフト34が正方向又は逆方向に回転し、これに伴って後方のマスク押圧ユニット15がガイドレール13gに沿って前後方向に移動する。このように本実施の形態において、前方モータ35及び後方モータ36は、各マスク押圧ユニット15をマスクホルダ13に対して前後方向に移動させるマスク押圧ユニット移動機構15M(図2)となっている。
各マスク押圧ユニット15の前後方向への移動は、オペレータOPによって操作されるマスク押圧ユニット位置調整操作部37の操作に応じて制御装置18が前方モータ35及び後方モータ36の回転制御を行うことによってなされる。また、各マスク押圧ユニット15が備える押圧シリンダ23のピストンロッド23aの上下動動作は、オペレータOPによって操作される押圧シリンダ作動操作部38の操作に応じて制御装置18が図示しない空圧制御バルブ等を備えて構成されるマスク押圧ユニット駆動機構15G(図2)の作動制御を行うことによってなされる。なお、4つの押圧シリンダ23のピストンロッド23aの上下動動作は同時に(同期して)行われる。
図1及び図2において、カメラユニット16は撮像視野を下方に向けた下方撮像カメラ16aと、撮像視野を上方に向けた上方撮像カメラ16bを備えて成り、制御装置18により作動制御されるカメラユニット移動機構16M(図1)によってマスクホルダ13に保持されたマスク14の下方の水平面内を移動する。
下方撮像カメラ16aの撮像動作及び上方撮像カメラ16bの撮像動作は制御装置18によって制御され、下方撮像カメラ16aの撮像動作によって得られた画像データ及び上方撮像カメラ16bの撮像動作によって得られた画像データは制御装置18に送られて制御装置18の画像認識部18a(図2)において画像認識される。
図1及び図2において、スキージユニット17は、図示しない直交テーブル機構及びそのアクチュエータから成るスキージユニット移動機構17Mの作動によってマスク14の上方を水平面内方向(図2の紙面の左右方向)に移動自在なベース部17aの下方に、ベース部17aの移動方向に対向して設けられた2つのスキージ17bを備えた構成を有しており、各スキージ17bは、ベース部17aに取り付けられた2つの空圧シリンダ17cによってそれぞれ独立してベース部17aの下方を昇降されるようになっている。スキージユニット移動機構17Mの作動制御及び各空圧シリンダ17cの作動によるスキージ17bの昇降制御は制御装置18によってなされる。
このような構成のスクリーン印刷機1においてスクリーン印刷作業を行うときには、オペレータOPは先ず、スクリーン印刷の対象とする基板2に応じたマスク14を用意して、そのマスク14をマスクホルダ13に設置するとともに、4つの押圧シリンダ23をマスク14の大きさに応じた位置に位置させる前準備を行う。この前準備では、オペレータOPは、初めに間隔調整操作部19の操作を行ってマスク載置部材駆動シリンダ13sを作動させ、マスクホルダ13を構成する左右のマスク載置部材13cをX軸方向に移動させて(図5(a)及び図4(a)中に示す矢印A)、左右のマスク載置部材13cのX軸方向の間隔W(図5(a))がマスク14の大きさ(X軸方向の寸法)に応じた間隔になるように調整する。そして、マスクホルダ13の前方から左右のマスク載置部材13cの間にマスク14を水平に挿入し、マスク枠14wの後端がマスク載置部材13cの後部に設けられたマスクストッパ13p(図5(a),(b))に当接するまでマスク14を押し込む。これによりマスク枠14wの左右両辺(すなわちマスク枠14wの対向する一の両辺)が左右のマスク載置部材13cによって載置され、水平姿勢に保持された状態となる。
オペレータOPは、マスクホルダ13にマスク14を保持させたら、マスク押圧ユニット位置調整操作部37の操作を行って4つのマスク押圧ユニット15をそれぞれマスク載置部材13cに沿って前後方向に移動させ(図5(b)及び図4(a)中に示す矢印B)、4つの押圧シリンダ23がマスクホルダ13に設置されたマスク本体14a上の最適押圧位置(ここではマスク本体14aの四隅としている)の上方に位置するようにする。これにより前準備が終了する(図5(b))。
上記前準備が終了した後、スクリーン印刷機1の制御装置18は、スクリーン印刷機1の外部から投入された基板2をコンベア12bによって搬入し、基板保持位置に位置決めする(図6に示すステップST1)。そして、基板昇降シリンダ12dによる基板2の押し上げ(図7(a)中に示す矢印C)とクランプ部材12eによる基板2のクランプ(図7(a)中に示す矢印D)を行って基板2を保持する(図7(a)。図6に示すステップST2)。なお、この基板2の保持工程では、基板2は上面の高さがクランプ部材12eの上面の高さと同じになるように基板昇降シリンダ12dによって押し上げられる。
制御装置18は、上記のようにして基板2を保持したら、カメラユニット移動機構16Mの作動制御を行い、下方撮像カメラ16aを基板2に設けられた基板側マーク2mの直上に位置させたうえで下方撮像カメラ16aに基板側マーク2mの撮像を行わせてその画像データから基板2の位置を把握するとともに、上方撮像カメラ16bをマスク本体14aに設けられたマスク側マーク14mの直下に位置させたうえで上方撮像カメラ16bにマスク側マーク14mの撮像を行わせてその画像データからマスク14の位置を把握する。そして、基板保持ユニット12を水平面内方向に移動させ、基板側マーク2mとマスク側マーク14mとが上下に対向するようにして、マスク14に対する基板2の水平面内方向の位置合わせを行う(図6に示すステップST3)。
制御装置18は、マスク14に対する基板2の位置合わせが終わったら、基板保持ユニット移動機構11の作動制御を行って基板保持ユニット12を基台10に対して上昇させ(図7(b)中に示す矢印E1)、基板2の上面(及び一対のクランプ部材12eの上面)をマスク本体14aの下面に下方から近づける(図7(b)。図6に示すステップST4)。
制御装置18は、ステップST4で基板2の上面をマスク本体14aの下面に下方から近づけたら、4つのマスク押圧ユニット15の押圧シリンダ23のピストンロッド23aを下動させてマスク本体14aを下方に押圧し(図8(a)中に示す矢印F1)、マスク本体14aを基板保持ユニット12に保持された基板2の上面に押し付けて接触させる(図8(a)。図6に示すステップST5)。これにより基板2上の電極2aとマスク14のパターン孔14hとが合致し、基板2とマスク14は十分な密着度で相互に固定された状態となる。なお、このときマスク14を基板2に押し付けるために4つの押圧シリンダ23のピストンロッド23aを下動させる動作量のデータは、制御装置18が備える記憶部18b(図2)に予め記憶されている。
制御装置18は、基板2をマスク14に接触させたら、スキージ17bによるスキージングを行って、予めマスク14上に供給されたペーストPtを基板2の電極2aに転写させる(図6に示すステップST6)。
このスキージングは、具体的には、スキージユニット17が備える2つのスキージ17bのうちの一方を下動させ(図8(b)中に示す矢印G1)、マスク14の上面に当接させた状態を維持したままベース部17aを水平方向(図8(b)中に示す矢印H)に移動させることによって行う。これによりマスク14上でスキージ17bが摺動し、マスク14上のペーストPtはスキージ17bによって掻き寄せられてマスク14のパターン孔14h内に押し込まれ、各基板2の電極2a上に転写される。
このように本実施の形態において、スキージ17bは、マスク本体14aのパターン孔14hと基板2の電極2aとが合致するように基板2の上面が接触されたマスク本体14a上を摺動してマスク本体14a上に供給されたペーストPtを基板2に転写させるものとなっている。
制御装置18は、スキージングを行って基板2の電極2aにペーストPtを転写させたら、マスク14に当接させていたスキージ17bを上動させたうえで(図9(a)中に示す矢印G2)、4つのマスク押圧ユニット15の押圧シリンダ23のピストンロッド23aを上動させ(図9(a)中に示す矢印F2)、マスク14を基板2から離間させることによって、マスク14から基板2を版離れさせる(図9(a)。図6に示すステップST7)。
制御装置18は版離れが終了したら、基板保持ユニット移動機構11を作動させ、基板保持ユニット12を下降させることによって基板2をマスク14から更に離間させる(図9(b)中に示す矢印E2。図6に示すステップST8)。そして、クランプ部材12eを開かせたうえで基板昇降シリンダ12dを作動させて基板2を下降させ、基板2の両端を一対のコンベア12b上に降ろす。これにより基板保持ユニット12による基板2の保持が解除された状態となる(図2参照。図6に示すステップST9)。
制御装置18は、基板2の保持を解除したら、コンベア12bを作動させて基板2をスクリーン印刷機1の外部に搬出する(図6に示すステップST10)。
制御装置18は基板2を搬出したら、基板2の投入待ち状態に入り(図6に示すステップST11)、一定時間内に基板2が投入されてきた場合にはステップST1に戻って新たに基板2の搬入を行い、一定時間内に基板2が投入されてこなかった場合には一連のスクリーン印刷作業を終了する。
以上説明したように、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1では、マスクホルダ13が備える一対のマスク載置部材13cの間隔をマスク14の大きさに応じて変化させることができるようになっており、マスクホルダ13には、一対のマスク載置部材13cそれぞれの延びる方向(Y軸方向)に移動してマスク14の大きさに応じた位置に位置決めされる移動ベース21及び移動ベース21に設けられてマスク本体14aを上方から押圧して基板2の上面に接触させる押圧部である押圧シリンダ23から成る複数のマスク押圧ユニット15が取り付けられた構成となっている。
このように本実施の形態におけるスクリーン印刷機1では、複数のマスク押圧ユニット15の押圧シリンダ23によってマスク本体14aを上方から押圧して基板2の上面に接触させるようになっており、マスク枠14wとマスク載置部材13cとの間に異物(例えば、図3(b)に示す接着剤BD)等があってマスク載置部材13cに対してマスク14が浮き上がった状態となっている場合であってもマスク14を基板2に確実に接触させることができるので、マスク14(マスク本体14a)と基板2との間の密着度が不十分なままスクリーン印刷が行われることを防止でき、印刷不良の発生を抑えることができる。
また、マスク押圧ユニット15は、一対のマスク載置部材13cそれぞれの延びる方向(Y軸方向)に移動してマスク14の大きさに応じた位置に位置決めされる移動ベース21に設けられており、マスク14上の最適の位置(例えば、上述の実施の形態に示したようにマスク本体14aの四隅)を押圧シリンダ23によって押圧して基板2に接触させることができるので、この面からもマスク14と基板2との間の密着度が不十分な状態となることを防止して印刷不良の発生を抑えることができる。
なお、上述の実施の形態では、各マスク押圧ユニット15の移動ベース21は、マスクホルダ13の各マスク載置部材13cに設けられた構成となっていたが、マスク押圧ユニット15は必ずしもマスク載置部材13cに設けられている必要はなく、マスクホルダ13上のいずれかの位置に設けられていればよい。しかし、上述の実施の形態に示したように、各マスク押圧ユニット15の移動ベース21が、マスクホルダ13の各マスク載置部材13cに設けられたガイド(ガイドレール13g)に沿って移動自在に設けられているのであれば、左右のマスク載置部材13cが左右方向に移動すると、これに伴ってマスク押圧ユニット15もマスクホルダ13の左右方向に移動することとなるため、各マスク押圧ユニット15の水平アーム22をX軸方向に伸縮する構成とする必要がなく、機構を簡単にできるので好ましい。
なお、上述の実施の形態では、マスク押圧ユニット15の数は各マスク載置部材13cについて2つずつ設けられていたが、これは一例であり、マスク押圧ユニット15の数は限定されない。また、上述の実施の形態では、各マスク載置部材13cについて、2つのマスク押圧ユニット15は互いに独立してY軸方向に移動するようになっていたが、必ずしも独立して移動するようになっていなくてもよく、2つが一体となって移動するようになっていてもよい。しかし、2つのマスク押圧ユニット15が独立して移動できるようになっていれば、マスク本体14a上の最適の箇所を押圧し易くなるので好ましい。
また、上述の実施の形態では、各マスク載置部材13cについて、マスク押圧ユニット15をY軸方向に移動させる機構としてモータによって駆動される螺子シャフトが用いられていたが、これは一例であり、ベルト機構やシリンダ等の他の機構を用いてもよい。
上述の実施の形態のスクリーン印刷機1は、マスクホルダ13(左右一対のY軸ビーム13aと前後一対のX軸ビーム13b)は基台10に対して固定され、基板保持ユニット12を基台10に対して移動できる構成となっていたことから、マスク14に対する基板2の位置合わせ時には、基板側マーク2mとマスク側マーク14mとを上下に対向するようにマスク14に対して基板保持ユニット12が(すなわち基板2が)移動するようになっていたが、スクリーン印刷機によっては、基板保持ユニット12が基台10に対して固定され、マスクホルダ13(すなわちマスク14)が基台10に対して移動する(又は手動によって移動させる)ようになっているマスク移動タイプのものもある。このようなマスク移動タイプのスクリーン印刷機では、マスク14に対する基板2の位置合わせ時には、基板側マーク2mとマスク側マーク14mとが上下に対向するようにマスクホルダ13が(マスク14が)基板2に対して移動することとなるが、このようなマスク移動タイプのスクリーン印刷機であっても、マスク14の大きさに応じた最適な位置を押圧して基板2に接触させることができるので、上述の実施の形態の場合と同様の効果が得られる。
マスクと基板との間の密着度が不十分なままスクリーン印刷が行われることを防止して印刷不良の発生を抑えることができるスクリーン印刷機を提供する。
1 スクリーン印刷機
2 基板
2a 電極
12 基板保持ユニット(基板保持部)
13 マスクホルダ
13c マスク載置部材
13g ガイドレール(ガイド)
14 マスク
14a マスク本体
14h パターン孔
14w マスク枠
15 マスク押圧ユニット
17b スキージ
21 移動ベース
23 押圧シリンダ(押圧部)
Pt ペースト

Claims (2)

  1. 上面に電極が設けられた基板を保持する基板保持部と、
    基板の電極に対応するパターン孔が設けられた板状のマスク本体及びマスク本体の周囲を支持する矩形のマスク枠を有して成り、基板保持部の上方に設置されたマスクホルダが備える一対のマスク載置部材にマスク枠の対向する一の両辺が載置されるマスクと、
    マスク本体のパターン孔と基板の電極とが合致するように基板の上面が接触されたマスク本体上を摺動してマスク本体上に供給されたペーストを基板に転写させるスキージとを備え、
    マスクホルダが備える前記一対のマスク載置部材の間隔はマスクの大きさに応じて変化させることができるようになっており、
    マスクホルダには、前記一対のマスク載置部材それぞれの延びる方向に移動してマスクの大きさに応じた位置に位置決めされる移動ベース及び移動ベースに設けられてマスク本体を上方から押圧して基板の上面に接触させる押圧部から成る複数のマスク押圧ユニットが取り付けられていることを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 各マスク押圧ユニットの移動ベースは、マスクホルダの各マスク載置部材に設けられたガイドに沿って移動自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷機。
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