JP4539393B2 - スクリーン印刷装置 - Google Patents

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本発明は、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷装置に関するものである。
電子部品実装工程において、基板上にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法は、印刷対象部位(一般には、回路パターンの電極)に応じてパターン孔が開孔されたマスクプレートを基板上にセットし、スキージングによりマスクプレートのパターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものである。
このスクリーン印刷のスキージング方法として、密閉型のスキージヘッドを用いる方法が知られている。この方法は、通常のスクリーン印刷と異なりマスクプレート上にペーストを直接供給するのではなく、内部にペーストを貯溜したスキージヘッドを用いるものである。この方法では、スキージヘッドの下面に設けられたペースト接触面をマスクプレートに当接させた状態で、スキージヘッド内のペーストを上方から加圧することにより、マスクプレートのパターン孔にペーストが押し込まれる。そしてスキージヘッドに設けられた前後2つの摺接部(スキージ)をマスクプレート上を摺動させることにより、各パターン孔に順次ペーストを充填するようになっている。
しかしながら、上記従来の密閉型スキージヘッドに用いられるペースト収納容器は、樹脂を細長形状の箱形に成形して製作された容器であることからランニングコストが高く、しかも内部に残留して未使用のまま廃棄される残留ペーストが発生してペーストの無駄を生じるなど、スクリーン印刷のコストを上昇させる要因となっていた。
そこで本出願人は、先きに、低コストでペーストを供給することができるスクリーン印刷装置を提案した(特許文献1)。このものは、スキージヘッド内にペーストを貯留するペースト収納容器を、可撓性の樹脂膜を下方が開口された容器形状に成形して交換式のカートリッジとし、このカートリッジを容器保持部に着脱自在に保持するようにしたものであり、これによりペースト収納容器を低コストで製作できるようにしたものである。
図9は、従来のスクリーン印刷装置のスキージヘッドの断面図であって、特許文献1に係るものである。スキージヘッド100の容器保持部101の内部にはペーストPを収納する交換式のペースト収納容器102が着脱自在に保持されている。このペースト収納容器102は、上述の可撓性の樹脂膜から成るものであり、その上面を加圧板103により下方へ加圧されるようになっている。
容器保持部101に対向して下受部104が設けられており、この両者101,104により上下2枚の多孔板105,106の端部を上下から挟持している。下受部104は基板107上に重ねられたマスクプレート108の上面に接地しており、その内部が印刷空間109となっている。下受部104の内部には整流部材としての水平なシャフト110がその両端部を下受部104に保持されて配設されている。111はマスクプレート108に開孔されたパターン孔である。
加圧板103でペースト収納容器102を上方から加圧することにより、ペースト収納容器102内部のペーストPは多孔板105、106の全面に多数形成された孔部112,113から下方の印刷空間109へ下降・流動し、スキージヘッド100が紙面に垂直
な方向へ摺動することにより、スキージヘッド100の前後に設けられた不図示の前後2つの摺接部(スキージ)によりペーストPはパターン111を通して基板107に印刷される。
特開2004−17515号公報
図9において、基板107の横方向の寸法Lは大小様々である。なお、本発明では、摺接部(スキージ)の摺動(スキージング)方向を前後方向(Y方向)とし、これに直交する方向を横方向(X方向)とする。図9は、横寸法Lがやや短い基板107にスクリーン印刷する場合を示している。
この場合、マスクプレート108の両側部には、基板107が当接しないマスクプレート108のフリー部Dが生じる。このフリー部Dには基板107が当接しないことから、図示するようにフリー部Dにおいてマスクプレート108はやや下方へ垂れ下る。その結果、スキージヘッド100の側方の下受部104とマスクプレート108の間にわずかなすき間Gが生じ、ここからマスクプレート108上にペースト漏れが発生する。マスクプレート108上に漏れ出したペーストPは、マスクプレート108を不要に汚し、スクリーン印刷の邪魔になる。このすき間Gは、基板107の横寸法Lが小さい程大きくなり、スクリーン印刷に悪影響を与えることとなる。
そこで本発明は、上記従来の問題点を解消し、基板の横寸法の大小にかかわらず、印刷空間の密閉性を確保し、スキージヘッドの側方へのペースト漏れを解消できるペーストのスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のペーストのスクリーン印刷装置は、スキージヘッドと、スキージヘッドをマスクプレートに対して水平方向に移動させる水平移動手段と、スキージヘッドをマスクプレートに対して昇降させる昇降手段とを備えたペーストのスクリーン印刷装置であって、前記スキージヘッドは、下方が開口されて内部にペーストを収容するペースト容器と、このペースト容器を着脱自在に保持する容器保持部と、このペースト容器内のペーストを上方から加圧する加圧手段と、この加圧手段で加圧されて下方へ流動したペーストを収容し下面に形成された開口部を介してマスクプレートの表面にペーストを接触させる印刷空間と、前記ペースト容器と前記印刷空間の間に介装されペーストを通過させる複数の開孔部を有するペースト通過部材と、前記印刷空間のスキージング方向の前後壁を形成し前記マスクプレートの上面に摺接する相対向した前後2つの摺接部とから成り、前記複数の開孔部の分布幅が、基板の幅に合わせて開孔寸法の異なるものに交換可能であるとともに、基板の横寸法に合わせて、横寸法の異なる前記ペースト容器を交換自在とし、且つ前記ペースト通過部材の下部に配設されて前記印刷空間の横方向の位置が設定される仕切り部材を備え、前記仕切り部材は、前記基板の両側部の真上に位置している。
請求項2記載のペーストのスクリーン印刷装置は、請求項1記載のペーストのスクリーン印刷装置であって、前記ペースト通過部材の下方に水平なシャフトを設け、前記仕切り部材をこのシャフトに横方向にスライド自在に設けた。
請求項3記載のペーストのスクリーン印刷装置は、請求項2記載のペーストのスクリーン印刷装置であって、前記容器保持部の下方に前記容器保持部に対向する下受部を設け、前記シャフトの両端部をこの下受部に保持させた。
請求項4記載のペーストのスクリーン印刷装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載のペーストのスクリーン印刷装置であって、前記ペースト容器の横方向の外縁部を上下から挟持する挟持部材を設け、この挟持部材を前記容器保持部と前記ペースト通過部材で上下
から挟持するようにした。
本発明によれば、複数の開孔部の分布幅が、基板の幅に合わせて開孔寸法の異なるものに交換可能であるとともに、基板の横寸法に合わせて、横寸法の異なるペースト容器を交換自在とし、且つペースト通過部材の下部に配設されて印刷空間の横方向の位置が設定される仕切り部材を備え、仕切り部材は、基板の両側部の真上に位置していることにより、マスクプレートの垂れ下りに起因するスキージヘッドの側方へのペースト漏れを解消することができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の正面図、図2は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の側面図、図3は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置のスキージヘッドの正断面図、図4は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置のスキージヘッドの内部平面図、図5は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置のスキージヘッドのカートリッジと挟持部材の斜視図、図6は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置のスキージヘッドの仕切り部材の説明図、図7は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の多孔板の平面図、図8は本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置のスキージヘッドの正断面図である。
まず図1、図2を参照してスクリーン印刷装置の全体構造を説明する。図1、図2において、基板の位置決め部1は、下から順に段積されたYテーブル2、Xテーブル3、θテーブル4、バックアップ部5などから成っている。バックアップテーブル5は、バックアップ部5の全体昇降モータ51、バックアッププレート52の昇降モータ53等から成るものであり、バックアッププレート52上に立設された支持ピン(不図示)により基板6を下方から支持する。基板6は搬入部7により位置決め部1の上方のガイドレール部8に搬入され、そこで位置決め部1により所定位置に位置決めされ、その上面にペーストのスクリーン印刷がなされる。印刷が終了した基板6は、搬出部9により次の工程へ搬出される。
位置決め部1の上方には、スクリーンマスク10が配設されている。スクリーンマスク10はホルダ11にマスクプレート12を装着して構成されており、マスクプレート12には印刷対象の基板6の印刷対象部位に対応したパターン孔12a(図3)が開孔されている。
スクリーンマスク10上にはスキージヘッド13がヘッド昇降部20によって昇降自在に配設されている。ヘッド昇降部20は長板状の台部21上に倒立して立設されたシリンダ22を備えており、シリンダ22のロッド22aの下端部には、板状の結合部材15を介してスキージヘッド13が結合されている。シリンダ22を駆動してロッド22aを突没させることにより、スキージヘッド13はマスクプレート12に対して昇降する。したがってヘッド昇降部20は、スキージヘッド13をマスクプレート12に対して昇降させる昇降手段となっている。
図1において、ヘッド昇降部20の台部21の両端部の下面にはスライダ23が装着されており、スライダ23は起立フレーム25の上面にY方向に水平に配設されたガイドレール24にスライド自在に嵌着されている。また台部21の側部下面にはナット部材26が結合されており、ナット26に螺合した送りねじ27は、モータ28によって回転駆動される(図2も参照)。
図2において、モータ28を駆動することにより、台部21はY方向(前後方向)に水平移動する。したがってスキージヘッド13を下降させた状態でモータ28を駆動するこ
とにより、スキージヘッド13はマスクプレート12上でY方向に水平移動する。すなわち、モータ28、送りねじ27およびナット26は、スキージヘッド13をマスクプレート12上でY水平方向に移動させる水平移動手段となっている。
図1、図2において、スキージヘッド13には、マスクプレート12の表面に当接してペーストであるクリーム半田Pをパターン孔12aに充填する印刷部14が設けられている。印刷部14は上部14Aと下部14Bとに分割されており、上部14Aと下部14Bは横方向に細長の枠状部材である本体上部30Aと本体下部30Bを備えている。
本体上部30Aと本体下部30Bの長さ寸法(横方向寸法)は、大形の基板6の幅寸法をカバーする長さに設定されている。本体上部30Aと本体下部30Bは、特許文献1のものと同様にヒンジ部(不図示)を介して回転自在・分離自在に結合されており、両者をヒンジ部を中心に回転、あるいは分離させることにより、両者間を開放し、カートリッジ31(後述)の交換を行うことが可能となっている。
図1〜図3に示すように、本体上部30A内にはクリーム半田Pが貯溜されたペースト容器としてのカートリッジ31が交換自在に装着・保持される。カートリッジ31は可撓性の樹脂から成る膜状材を容器形状に成形した交換式のペースト容器であって、図5に示すように薄い台形の容器部としての箱部31aとつば状の外縁部31bから成っており、本体上部30Aの内部に装着された状態において下方が開口された形状となっている。また横方向の外縁部31bは、板状の挟持部材39により上下から挟持され、挟持部材39は本体上部30Aと多孔板32,33及び本体下部30Bにより上下からしっかり挟持される(図3、図5も参照)。
図3において、カートリッジ31は、多数の開孔部32a、33aが開孔されたペースト通過部材としての2枚の重ねられた多孔板32、33によって下方から支えられ、その外縁部31bを本体上部30Aと本体下部30Bの間に挟まれて本体上部30Aの内部に着脱自在に収納・保持される。本体上部30Aおよびは本体上部30A内に装着されたカートリッジ31は、ペースト貯溜部を構成している。
図1〜図3に示すように、本体上部30A内に保持されたカートリッジ31の上面側には、クリーム半田Pを加圧する加圧板29が配設されている。加圧板29は上方に倒立して配置されたシリンダ16のロッド16aの下端部に装着されており、シリンダ16が駆動してロッド16aが突没することにより、加圧板29はカートリッジ31を下方へ押圧し、また押圧解除するようになっている。このように加圧板29でカートリッジ31を押圧することにより、可撓性の膜状材より成るカートリッジ31は容易に撓み変形し、カートリッジ31内のクリーム半田Pは加圧されて多孔板32の開孔部32aを介して流動して下方へ押し出される。したがって、シリンダ16および加圧板29はクリーム半田9を加圧する加圧手段となっている。
本体下部30B上には、多孔板32の下面に当接する多孔板33が設けられている。多孔板33には、多孔板32の開孔部32aに対応する位置に多数の開孔部33aが設けられている。特許文献1のものは、その図5に示されるように開孔部は多孔板の全面の広い範囲に形成されているが、この多孔板32、33の開孔部32a、33aは、図7に示すように横方向(X方向)における中央部K付近にのみ集中して形成されており、両側部には形成されていない。すなわち多孔板32,33の両側部は、開孔部32a、33aが形成されていない盲部Sとなっており、その理由は後述する。以上のように、本体上部30Aはカートリッジ31を内部に収納する容器保持部となっており、また本体下部30Bは容器保持部30Aに対向する下受部となっている。
図2において、本体下部30Bの底部には、Y方向(スキージング方向)に相対向する前後2つの摺接部(スキージ)36A,36Bが内方へ向って下り勾配で斜設されており、その内部はクリーム半田Pが充てんされる印刷空間35になっている。摺接部36A,36Bは、印刷空間35の前後壁を形成し、スキージヘッド13を下降させた状態で、摺接部36A,36Bの下端部はマスクプレート12の表面に当接する。そして印刷空間35内に加圧されたクリーム半田Pを収容し、下面に形成された開口部(摺接部36Aと摺接部36Bの間の開口)を介してクリーム半田Pをマスクプレート12の表面に接触させる。印刷動作時には、スキージヘッド13の前後方向への移動によって摺接部36A,36Bはマスクプレート12の上面を摺動し、印刷空間35内のクリーム半田Pを掻き寄せるスキージングを行う。
図1〜図4、図6において、多孔板32,33の下方の印刷空間35にはシャフト40が設けられている。シャフト40は水平であり、その横方向の両端部は本体下部30Bに結合して保持されている。シャフト40には仕切り部材41が左右2個装着されている。仕切り部材41はシャフト40に沿って横方向(Y方向)にスライドさせてその装着位置すなわち両者の間隔W(W1,W2)を調整・設定し、これにより印刷空間35の横方向の幅を規定するようになっている(図6において、矢印a及び鎖線で示す仕切り部材41を参照)。すなわち図6において、仕切り部材41の間隔Wは、基板6の横寸法L1、L2に応じた間隔W1、W2に変更される。またシャフト40は、多孔板32,33から下方の印刷空間35へ押し出されたクリーム半田Pの整流作用も奏する。
図3に示すように、仕切り部材41の上面は多孔板33の下面に当接し、またスキージヘッド13を下降させて摺接部36A、36Bをマスクプレート12上に接地させた状態で、仕切り部材41の下面はマスクプレート12の上面に接地し、摺接部36A、36Bと左右の仕切り部材41で包囲される印刷空間35が形成される。仕切り部材41は、多孔板33の下面やマスクプレート12の上面に密接するように、弾性体にて形成することが望ましい。
開孔部32a,33aを多孔板32,33の全面に開孔せず、その中央部Kにのみ集中的に開孔したのは、図6の鎖線で示すように、基板6の横寸法L2が小さくこれに対応するために仕切り部材41を小間隔W2にした場合に、カートリッジ31内のペーストPが仕切り部材41の側方(外側)から下方へ漏れないようにするためである。すなわち、図7に示す開孔部32a、33aの分布幅Kは、開孔寸法の異なるものを予め複数種類用意しておき、印刷対象となる最小の基板6の幅(横寸法)に合わせて交換可能になっている。勿論、基板の横寸法が大きい場合には、特許文献1のように、その全面に開孔部を開孔した多孔板と交換してもよい。
次にスクリーン印刷動作について説明する。スクリーン印刷においては、図3に示すように、スキージヘッド13を下降させて摺接部36A、36B及び仕切り部材41をマスクプレート12の上面に当接させる。そしてカートリッジ31を加圧板29により上方から押圧する。これにより、クリーム半田Pはカートリッジ31から開孔部32a、33aを通して下方の印刷空間35内に押し出される。そこでスキージヘッド13をマスクプレート12上を摺動させる。これにより、印刷空間35内において、クリーム半田Pが摺接部36A,36Bによって掻き寄せられることによるクリーム半田Pのローリング流動が生じ、摺接部36A,36Bにより各パターン孔12a内に順次クリーム半田Pが充填される。
図3に示すように、仕切り部材41は基板6の横寸法Lに応じて横方向の位置が調整・設定されており、左右2個の仕切り部材41は基板6の両側部の真上に位置している。そして仕切り部材41の上面は多孔板33の下面にしっかり当接し、またその下面はマスク
プレート12の上面にしっかり当接し、図9に示すすき間Gが生じないようにしている。したがって印刷空間35の横方向の幅は仕切り部材41により規定されて印刷空間35の密閉性は十分に確保され、マスクプレート12の垂れ下りに起因するスキージヘッド13の両側方へのクリーム半田Pの漏れは生じない。図6を参照して説明したように、基板6の横寸法の大きさに応じて仕切り部材41の位置を調整・設定することにより、基板寸法の大小にかかわらず、すき間Gの発生をなくして印刷空間の密閉性を確保できる。そして上述のスキージング動作を反復実行することによってカートリッジ31内のクリーム半田Pが消費され、ついにはカートリッジ31が加圧板21によって押し潰されてクリーム半田Pは消費尽されれば、本体上部30Aと本体下部30Bを分離してカートリッジ31の交換を行う。
仕切り部材41は、要は印刷空間35の側方にすき間Gが発生するのを防止できる位置に設定すればよい。したがって仕切り部材41は、図3に示すように基板6の両側部の真上に存在する必要はなく、この真上から横方向に位置が若干ずれていても、すき間Gの発生を防止できる位置であればよい。
図8は、基板6の横寸法Lが大きい場合を示している。この場合、カートリッジ31’は横寸法が大きいものと交換しており、また仕切り部材41は両側方へ移動させて基板6の両側部の真上に位置させている。この場合も、加圧板29を下降させることにより、クリーム半田Pを印刷空間35へ押し出し、スキージヘッド13をマスクプレート12上を摺動させることにより、基板6にクリーム半田を印刷する。
本実施の形態では、仕切り部材41はシャフト40にスライド自在に装着してその位置を調整するようにしているが、図6において左右の仕切り部材41はシャフト40に固着するようにし、左右の仕切り部材41の間隔Wが相違する複数種のシャフト40を用意し、基板6の寸法に応じてシャフト40交換することにより、仕切り部材の位置を変更・設定するようにしてもよい。この場合、仕切り部材41が固着されたシャフト40のみを本体下部30Bに着脱して交換するようにしてもよく、あるいはシャフト40が装着された本体下部30B自体を交換するようにしてもよい。
本発明によれば、複数の開孔部の分布幅が、基板の幅に合わせて開孔寸法の異なるものに交換可能であるとともに、基板の横寸法に合わせて、横寸法の異なるペースト容器を交換自在とし、且つペースト通過部材の下部に配設されて印刷空間の横方向の位置が設定される仕切り部材を備え、仕切り部材は、基板の両側部の真上に位置していることにより、マスクプレートの垂れ下りに起因するスキージヘッドの側方へのペースト漏れを解消し、安定したスクリーン印刷を行うことができ、殊に基板にクリーム半田を印刷するスクリーン印刷装置として有用である。
本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の正面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の側面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置のスキージヘッドの正断面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置のスキージヘッドの内部平面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置のスキージヘッドのカートリッジと挟持部材の斜視図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置のスキージヘッドの仕切り部材の説明図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置の多孔板の平面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷装置のスキージヘッドの正断面図 従来のスクリーン印刷装置のスキージヘッドの断面図
符号の説明
6 基板
12 マスクプレート
12a パターン孔
13 スキージヘッド
16 シリンダ
20 ヘッド昇降部(昇降手段)
29 加圧板
30A 本体上部
30B 本体下部
31 カートリッジ
32,33 多孔板(ペースト通過部材)
35 印刷空間
36A,36B 摺接部
40 シャフト
41 仕切り部材
P クリーム半田(ペースト)

Claims (4)

  1. スキージヘッドと、スキージヘッドをマスクプレートに対して水平方向に移動させる水平移動手段と、スキージヘッドをマスクプレートに対して昇降させる昇降手段とを備えたペーストのスクリーン印刷装置であって、
    前記スキージヘッドは、下方が開口されて内部にペーストを収容するペースト容器と、このペースト容器を着脱自在に保持する容器保持部と、このペースト容器内のペーストを上方から加圧する加圧手段と、この加圧手段で加圧されて下方へ流動したペーストを収容し下面に形成された開口部を介してマスクプレートの表面にペーストを接触させる印刷空間と、前記ペースト容器と前記印刷空間の間に介装されペーストを通過させる複数の開孔部を有するペースト通過部材と、前記印刷空間のスキージング方向の前後壁を形成し前記マスクプレートの上面に摺接する相対向した前後2つの摺接部とから成り、前記複数の開孔部の分布幅が、基板の幅に合わせて開孔寸法の異なるものに交換可能であるとともに、基板の横寸法に合わせて、横寸法の異なる前記ペースト容器を交換自在とし、且つ前記ペースト通過部材の下部に配設されて前記印刷空間の横方向の位置が設定される仕切り部材を備え、
    前記仕切り部材は、前記基板の両側部の真上に位置していることを特徴とするペーストのスクリーン印刷装置。
  2. 前記ペースト通過部材の下方に水平なシャフトを設け、前記仕切り部材をこのシャフトに横方向にスライド自在に設けたことを特徴とする請求項1記載のペーストのスクリーン印刷装置。
  3. 前記容器保持部の下方に前記容器保持部に対向する下受部を設け、前記シャフトの両端部をこの下受部に保持させたことを特徴とする請求項2記載のペーストのスクリーン印刷装置。
  4. 前記ペースト容器の横方向の外縁部を上下から挟持する挟持部材を設け、この挟持部材を前記容器保持部と前記ペースト通過部材で上下から挟持するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のペーストのスクリーン印刷装置。
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