JP2004090384A - スクリーン印刷用のペースト容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストでペーストを供給することができるとともに、ペーストの組成を劣化させないスクリーン印刷用のペースト容器を提供すること。
【解決手段】内部にクリーム半田5を収容し、密閉型スキージヘッドに着脱自在に保持される交換式のカートリッジ31において、可撓性の膜状材より成る細長形状の凹状部31aのペースト収容空間31c内にクリーム半田5を収容した後、片面に貼着層41bが形成されたカバーシート部材41を鍔状部31bに貼着してクリーム半田5を封止する。このとき、貼着層41bに予め貼着された隔離層41cによって貼着層41bとクリーム半田5の接触を隔離する。これにより、低コストでクリーム半田を供給することができるとともに、クリーム半田5の品質を劣化させないスクリーン印刷用のペースト容器を実現することができる。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷において用いられるペースト容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品実装工程において、基板上にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法は、印刷対象部位に応じてパターン孔が開孔されたマスクプレートを基板上にセットし、スキージングによりマスクプレートのパターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものである。
【0003】
このスクリーン印刷のスキージング方法として、密閉型のスキージヘッドを用いる方法が知られている。この方法は、通常のスクリーン印刷と異なりマスクプレート上にペーストを直接供給するのではなく、内部にペーストを貯溜したスキージヘッドを用いるものである。この方法では、スキージヘッドの下面に設けられたペースト接触面をマスクプレートに当接させた状態で、スキージヘッド内のペーストを加圧することにより、マスクプレートのパターン孔にペースト接触面を介してペーストが押し込まれる。
【0004】
そしてスキージヘッドをマスクプレート上で摺動させることにより、各パターン孔に順次ペーストを充填する。密閉型のスキージヘッドでは、マスクプレート上に直接ペーストを供給する従来の印刷方法と異なり、ペーストはスキージヘッド内にカートリッジなどの専用容器に収納された状態で供給される。このため、印刷作業を継続する過程においてペーストが消費されると、新たな専用容器と交換することにより、ペーストの補給が行われる。
【0005】
このペースト補給用の専用容器として、樹脂を箱形に成形して製作された剛体型の専用容器に替えて、可撓性に富む樹脂膜を容器形状に加工した使い捨て型のペースト容器が用いられるようになっている。このペースト容器は、樹脂膜で一体成形された凹状の容器の上面に蓋としての樹脂膜を貼着した簡単な構成となっており、製作コストが安価なことからランニングコストが低減されるとともに、ペーストを収容した状態で容器全体をもみほぐして内部のペーストを撹拌することができ、必要なタイミングでいつでも粘度調整を行うことができるなど、優れた利点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記樹脂膜で製作されたペースト容器には、以下に述べるような問題点がある。すなわち、ペースト容器を構成する材料には、安価で製造時の取り扱いが容易な樹脂材料が用いられ、蓋に用いられる樹脂膜には予め粘着材あるいは容器と蓋の熱圧着後の開封作業性を良好にするためのラミネート材をコーティングした貼着層が形成されたものを用いる。このため、内部にペーストを収容した状態においては、この貼着層はペーストと接触状態にある。そして貼着層の構成成分がペースト中の溶剤成分によって溶出してペーストの組成を変化させ、印刷品質を損なう場合があった。
【0007】
そこで本発明は、低コストでペーストを供給することができるとともに、ペーストの組成を劣化させないスクリーン印刷用のペースト容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のスクリーン印刷用のペースト容器は、内部にペーストを収容するペースト貯溜部と、このペースト貯溜部内のペーストを加圧板によって加圧することによりペーストをペースト貯溜部から下方に移動させる加圧手段と、下方に移動したペーストを収容し下面に形成された開口部を介してマスクプレートの表面に接触させる印刷空間と、前記印刷空間のスキージング方向の前後壁を形成し前記マスクプレートの上面に摺接する相対向した2つの摺接部とを備えたスクリーン印刷用のスキージヘッドにおいて、前記ペースト貯溜部に設けられた容器保持部に着脱自在に保持される交換式のペースト容器であって、可撓性の膜状材より成る細長形状の凹状部と、この凹状部の外周部から凹方向と直交する方向に張り出して形成された鍔状部と、片面に貼着層が形成されこの貼着層によって前記鍔状部に貼着されることにより前記凹状部の開口面を閉塞する膜状のカバーシート部材と、この凹状部と前記カバーシート部材によって閉囲され内部にペーストを収容するペースト収容空間と、このペースト収容空間内にペーストが収容された状態において前記貼着層とペーストとの間に介在してペーストと貼着層とを隔離する隔離層とを備えた。
【0009】
本発明によれば、ペースト貯溜部に設けられた容器保持部に着脱自在に保持される交換式のペースト容器において、可撓性の膜状材より成る細長形状の凹状部の開口面を貼着層が形成された膜状のカバーシート部材によって閉塞してペースト収容空間を形成し、このペースト収容空間内にペーストが収容された状態において貼着層とペーストとの間に隔離層を介在させることにより、低コストでペーストを供給することができるとともに、貼着層の成分がペースト内に溶出することがなく、ペーストの組成を劣化させないスクリーン印刷用のペースト容器を実現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の正面図、図2は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の側面図、図3は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスキージヘッドの部分断面図、図4は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスキージヘッドの側面図、図5は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスキージヘッドの部分斜視図、図6は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のペースト貯溜部の部分斜視図、図7、図8は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のペースト容器の構造説明図である。
【0011】
まず図1、図2を参照してスクリーン印刷装置の構造を説明する。図1、図2において、基板の位置決め部1は、図示しない移動テーブル上に基板保持部2を配設して構成されている。スクリーン印刷対象の基板3は基板保持部2のクランパ4によって保持されており、図示しない移動テーブルを駆動することにより、基板保持部2に保持された基板3は水平方向および上下方向に位置決めされる。
【0012】
位置決め部1の上方には、スクリーンマスク10が配設されている。スクリーンマスク10はホルダ11にマスクプレート12を装着して構成されており、マスクプレート12には印刷対象の基板3の印刷部位に対応したパターン孔12aが開孔されている。
【0013】
スクリーンマスク10上にはスキージヘッド13がヘッド昇降部20によって昇降自在に配設されている。ヘッド昇降部20はベース部材21上に立設されたシリンダ22を備えており、シリンダ22のロッド22aの下端部には、結合部材15を介してスキージヘッド13が結合されている。シリンダ22を駆動することにより、スキージヘッド13はマスクプレート12に対して昇降する。ヘッド昇降部20はスキージヘッド13をスクリーンマスク10に対して昇降させる昇降手段となっている。
【0014】
ヘッド昇降部20のプレート部材21の下面には、両端部にスライダ23が固着されており、スライダ23はフレーム25の上面に配設されたガイドレール24にスライド自在に嵌着されている。またプレート部材21の下面にはナット部材26が結合されており、ナット26に螺合した送りねじ27は、モータ28によって回転駆動される。
【0015】
モータ28を駆動することにより、プレート部材21は水平移動し、したがってヘッド昇降部20に結合されたスキージヘッド13も水平移動する。スキージヘッド13を下降させた状態で、モータ28を駆動することにより、スキージヘッド13はマスクプレート12上で水平移動する。すなわち、モータ28、送りねじ27およびナット26は、スキージヘッド13をマスクプレート12上で水平移動させる移動手段となっている。
【0016】
スキージヘッド13には、マスクプレート12の表面に当接してペーストであるクリーム半田5をパターン孔12aに充填する印刷部14が設けられている。印刷部14は図1に示すように、上部14Aと下部14Bとに分割されており、上部14Aと下部14Bは図3に示すように、それぞれマスクプレート12の幅方向に細長形状のブロック状部材である本体上部30A,本体下部30Bを備えている。
【0017】
本体上部30A、本体下部30Bの長さ寸法は、図2に示すように印刷対象の基板3の幅寸法をカバーするように設定されている。本体上部30A、本体下部30Bは、ヒンジ部17を介して回転自在に結合されており(図5も参照)、本体上部30Aを本体下部30Bに対して反転することにより、本体下部30Bおよび本体上部30Aを開放状態にすることが可能となっている。
【0018】
図3に示すように、本体上部30Aは、内部に凹部30aが形成された枠状部材を主体としており(図6参照)、凹部30a内にはクリーム半田5が貯溜されたカートリッジ31が交換自在に装着される。カートリッジ31は可撓性の膜状材を容器形状に成形して成る交換式の容器であり、装着姿勢において下方が開口された形状となっている。カートリッジ31は、多数の開孔部32aが設けられた押さえ板32によって本体上部30Aに装着される(図5も参照)。本体上部30Aおよびは本体上部30Aの凹部30a内に装着されたカートリッジ31は、スキージヘッド13に設けられたペースト貯溜部を構成している。
【0019】
ここで図7、図8を参照して、ペースト容器であるカートリッジ31の構造を説明する。カートリッジ31は、樹脂膜など可撓性の膜状材を成形して製作され、図7(a)に示すように、本体上部30Aの凹部30aの寸法・形状に応じた細長形状の凹状部31aを主体としている。図7(b)はカートリッジ31の断面を示している。凹状部31aは、開口部の幅Bが深さDよりも大きい平底形状となっており、複数の平面を折り曲げ線によって連結した断面形状となっている。
【0020】
凹状部31aの外周部からは、凹方向と直交する方向(装着姿勢において水平方向)に張り出した鍔状部31bが形成されている。鍔状部31bは、後述するように、カートリッジ31を本体上部30Aに装着する際の保持面として機能する。鍔状部31bの裏面には、両面に粘着層を有する粘着シート40が貼着されており、鍔状部31bは粘着シート40によって本体上部30Aに貼着・係止される。
【0021】
鍔状部31bの表面(凹方向と反対側の面)には、本体上部30Aへの装着時の折り曲げ代の部分を除いて、全面にカバーシート部材41が貼着されている。図8(a)に示すように、カバーシート部材41は、ポリプロピレンなどの樹脂を薄膜状にしたシート部材41aの片面に鍔状部31bへの貼着のための樹脂接着材の貼着層41bを形成したものである。そして貼着層41bの表面のうち、鍔状部31bに貼着されない部分には、シート部材41aと同様材質の隔離層41cが予め貼着されている。カバーシート部材41を鍔状部31bに貼着することにより、凹状部31aの開口部が閉塞され、凹状部31aとカバーシート部材41との間には閉囲されたペースト収容空間31cが形成される。
【0022】
図8(b)は、ペースト収容空間31c内にクリーム半田5が収容されたカートリッジ31に、カバーシート部材41を貼着して封止した状態を示している。この状態では、隔離層41cはペースト収容空間31cの開口部を閉塞する位置にあり、クリーム半田5と貼着層41bとの間に介在し、クリーム半田5と貼着層41bとを隔離する。これにより、クリーム半田5をカートリッジ31内に封入した後、使用時まで保管する間に、貼着層41bの構成成分がクリーム半田5中の溶剤成分によって溶出してクリーム半田5の組成を変化させることがなく、長期間の保管においてもクリーム半田5の品質劣化が防止される。
【0023】
図8(c)は、保管中のカートリッジ31の取り扱いを示しており、内部にクリーム半田5が封入されたカートリッジ31は、直ちに気密性に優れた袋状シート42によって包装され、外気との接触が遮断される。これにより、クリーム半田5の溶剤成分がカバーシート部材41を透過してあるいは貼着部分の隙間を介して外部に蒸散することが抑制され、長期間の保管中における品質劣化を極力防止することができる。
【0024】
スクリーン印刷においては、印刷準備動作としてペーストの粘度調整のための撹拌を行う必要があるが、本実施の形態のカートリッジ31は可撓性に富む膜状材で作られた容器を用いていることから、内部に収容されたクリーム半田5を必要に応じて外部から簡単に撹拌することができ、装着前の段階において粘度調整を容易に行うことが可能となっている。
【0025】
次にスキージヘッド13におけるペースト貯溜部および印刷空間の機能について説明する。図3に示すように、凹部30a内に装着されたカートリッジ31の上面側(装着状態における上面側)には、クリーム半田5を加圧する加圧板29が嵌入している。加圧板29は上方に配置されたシリンダ16のロッド16aに当接しており、シリンダ16を駆動することにより、加圧板29はカートリッジ31を上方から押圧するようになっている。加圧板29をシリンダ16で下方に押圧することにより、可撓性の膜状材より成るカートリッジ31は容易に撓み変形し、カートリッジ31内のクリーム半田5が加圧されて押さえ板32の開孔部32aを介して下方に押し出される。シリンダ16および加圧板29はクリーム半田5を加圧する加圧手段となっている。
【0026】
本体下部30Bには、押さえ板32に当接して付着防止板33が設けられている。付着防止板33には、押さえ板32の開孔部32aに対応する位置に円形の開孔部33aが設けられている(図5も参照)。付着防止板33は、カートリッジ31から下方に押し出されたクリーム半田5が、押さえ板32下面の開孔部32a以外の部位に付着するのを防止する。
【0027】
本体下部30Bの底部には、付着防止板33と同様に多数の開孔部34aが設けられた絞り板34が装着されている。シリンダ16によってクリーム半田5が押し出される際には、押さえ板32および付着防止板33の開孔部32a、33aと絞り板34の開孔部34aを3段階に通過して下方に移動する。そして押し出されたクリーム半田5は、本体下部30Bの下方に形成された空間、すなわち本体下部30Bの下面に内側斜め方向に相対向して配設された2枚の摺接部36A,36Bと、本体下部30Bの下面および本体下部30Bの両側端部に設けられた閉塞板36C(図5参照)とによって囲まれた印刷空間35に到達する。
【0028】
摺接部36A,36Bは、印刷空間35のスキージング方向の前後壁を形成し、スキージヘッド13を下降させた状態では摺接部36A,36Bの下端部がマスクプレート12の表面に摺接する。そして印刷空間35は加圧されたクリーム半田5を収容し、下面に形成された開口部(摺接部36Aと36Bの間の開口)を介してクリーム半田5をマスクプレート12の表面に接触させる。印刷動作時には、スキージヘッド13の移動によって摺接部36A,36Bはマスクプレート12の上面を摺動し、印刷空間35内のクリーム半田5を掻き寄せるスキージングを行う。
【0029】
加圧板29を押し下げてカートリッジ31内のクリーム半田5を加圧することにより、クリーム半田5は押さえ板32、付着防止板33,絞り板34を通過して印刷空間35内まで移動する。このクリーム半田5の移動経路の途中は、多数の小さい開孔部32a、33a、34aによって断面積が絞られており、これらの開口部を加圧されたクリーム半田5が通過することにより、クリーム半田5の粘度が低下しスクリーン印刷に適した性状に改質される。
【0030】
ここで図4,図5を参照して印刷部14の上部14A,下部14Bの結合・分離および開閉操作について説明する。前述のように、スキージヘッド13はカートリッジ31を含む上部14Aと、印刷空間35を含む下部14Bに分割された構成となっており、上部14A,下部14Bはヒンジ部17によって分離自在かつ開閉自在にヒンジ結合されている。
【0031】
図4(a)に示すように、上部14Aの側面にはピン17bが設けられたヒンジプレート17aが、また下部14Bの上面にはピン溝17dが設けられたヒンジプレート17cが固着されている。ヒンジプレート17cは部分的に切り欠かれており、ピン溝17dの上部は一部が開放されている。下部14B上に上部14Aを装着する場合には、図4(b)に示すように、ヒンジプレート17cの切り欠きからピン17bをピン溝17dに嵌合させる。これにより、上部14Aは下部14Bの上面に正しい位置で装着される。
【0032】
この状態で、ピン17bを支点として上部14Aを反転させることにより、図4(c)に示すように、上部14Aは下部14Bから反転分離した状態となる。すなわち、上部14Aを下部14Bによって軸支した状態で上部14Aの開閉が可能となっている。これにより、図5に示すように上部14Aは、本体上部30Aに装着された押さえ板32を上向きにした姿勢に保持され、凹部30a内のカートリッジ31の脱着が可能な姿勢となる。
【0033】
図6は、このような姿勢に保持された上部14Aの分解図である。本体上部30Aは、上述のように凹部30aが向けられた枠状部材であり、カートリッジ31は凹状部31aを凹部30a内に嵌入させた状態で、本体上部30Aに着脱自在に保持される。本体上部30Aは、ペースト容器であるカートリッジ31を着脱自在に保持する容器保持部となっている。
【0034】
カートリッジ31の装着時には、押さえ板32の両端部を下方に折り曲げて設けられた縁部32bによって、鍔状部31bは本体上部30Aの外側面に押し付けられる。このとき鍔状部31bは、粘着テープ40(図7参照)によって本体上部30Aに貼着される。粘着テープ40は、カートリッジ31を本体上部30Aに係止保持させる係止手段となっている。また、粘着テープ40がない場合でも、本体上部30Aと押さえ板32によって鍔状部31bを挟むことにより、カートリッジ31は本体に係止される。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、ペースト貯溜部に設けられた容器保持部に着脱自在に保持される交換式のペースト容器において、可撓性の膜状材より成る細長形状の凹状部の開口面を貼着層が形成された膜状のカバーシート部材によって閉塞してペースト収容空間を形成し、このペースト収容空間内にペーストが収容された状態において貼着層とペーストとの間に隔離層を介在させるようにしたので、低コストでペーストを供給することができるとともに、貼着層の成分がペースト内に溶出することがなく、ペーストの組成を劣化させないスクリーン印刷用のペースト容器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の正面図
【図2】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の側面図
【図3】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスキージヘッドの部分断面図
【図4】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスキージヘッドの側面図
【図5】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスキージヘッドの部分斜視図
【図6】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のペースト貯溜部の部分斜視図
【図7】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷蔵置のペースト容器の構造説明図
【図8】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のペースト容器の構造説明図
【符号の説明】
3 基板
5 クリーム半田
12 マスクプレート
12a パターン孔
13 スキージヘッド
14A 上部
14B 下部
16 シリンダ
20 ヘッド昇降部
29 加圧板
30A 本体上部
30B 本体下部
31 カートリッジ
31a 凹状部
31b 鍔状部
32 押さえ板
35 印刷空間
36A,36B 摺接部
41 カバーシート部材
41a シート部材
41b 貼着層
41c 隔離層

Claims (1)

  1. 内部にペーストを収容するペースト貯溜部と、このペースト貯溜部内のペーストを加圧板によって加圧することによりペーストをペースト貯溜部から下方に移動させる加圧手段と、下方に移動したペーストを収容し下面に形成された開口部を介してマスクプレートの表面に接触させる印刷空間と、前記印刷空間のスキージング方向の前後壁を形成し前記マスクプレートの上面に摺接する相対向した2つの摺接部とを備えたスクリーン印刷用のスキージヘッドにおいて、前記ペースト貯溜部に設けられた容器保持部に着脱自在に保持される交換式のペースト容器であって、可撓性の膜状材より成る細長形状の凹状部と、この凹状部の外周部から凹方向と直交する方向に張り出して形成された鍔状部と、片面に貼着層が形成されこの貼着層によって前記鍔状部に貼着されることにより前記凹状部の開口面を閉塞する膜状のカバーシート部材と、この凹状部と前記カバーシート部材によって閉囲され内部にペーストを収容するペースト収容空間と、このペースト収容空間内にペーストが収容された状態において前記貼着層とペーストとの間に介在してペーストと貼着層とを隔離する隔離層とを備えたことを特徴とするスクリーン印刷用のペースト容器。
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