JPH08207240A - クリーム半田印刷装置 - Google Patents

クリーム半田印刷装置

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JPH08207240A
JPH08207240A JP1519395A JP1519395A JPH08207240A JP H08207240 A JPH08207240 A JP H08207240A JP 1519395 A JP1519395 A JP 1519395A JP 1519395 A JP1519395 A JP 1519395A JP H08207240 A JPH08207240 A JP H08207240A
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JP
Japan
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squeegee
motor
pressing force
current value
screen mask
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Application number
JP1519395A
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English (en)
Inventor
Shuji Sato
修治 佐藤
Toshiro Shiraishi
敏郎 白石
Kaoru Hirano
薫 平野
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキージのスクリーンマスクに対する適切な
押付力を得、しかも構成の簡単化を図る。 【構成】 移動ブロック7に、スキージ10を有する可
動ベース8を上下動自在に設ける。サーボモータ15及
びボールねじ機構により、可動ベース8を任意の位置に
上下動させる。位置指令部20からの位置指令信号と、
位置検出部18により検出されたサーボモータ15の位
置とに基づいてドライバ21に指令信号を与える位置比
較部19を設ける。電流センサ23及び電流検出部24
により検出された電流値を、設定された電流上限値と比
較し、電流上限値を越えないように前記ドライバ21を
制御する電流制限部25を設ける。スキージ10のスク
リーンマスク1への押付力を使用者が設定する設定器2
6及びその押付力を電流値に換算して印刷動作時の電流
上限値とする換算テーブル27を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキージをスクリーン
マスクの上面に押付けながら移動させることにより、ク
リーム半田を基板に塗布するようにしたクリーム半田印
刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばプリント基板への電子部品の実装
システムとしては、基板へのクリーム半田の印刷、基板
への電子部品のマウント、リフローという工程を順に実
行するようにしたものがある。このうち、基板にクリー
ム半田を印刷するための装置は、所定の印刷パターンの
細孔が形成されたスクリーンマスクの下面側に、基板を
配置し、スキージをそのスクリーンマスクの上面に押付
けながら印刷動作方向に移動させることにより、クリー
ム半田を細孔を通して基板に印刷するように構成されて
いる。
【0003】この場合、従来では、前記スキージを上下
動させてスクリーンマスクに押付けるための駆動源とし
て、エアシリンダを採用することが一般的であった。ま
た、他の従来例として、近年では、駆動源としてモータ
を採用することも一部考えられている。このように駆動
源としてモータを用いるものでは、スキージのスクリー
ンマスクに対する押付力を検出するためのロードセル等
の圧力センサを設け、その検出に基づいてモータを制御
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なクリーム半田印刷装置にあっては、品質の良い印刷を
行うためには、印刷動作時のスキージのスクリーンマス
クに対する押付力を適切なものとすることが重要とな
る。なぜならば、押付力が弱すぎると、印刷にかすれや
抜けといった不良が発生し、一方、押付力が強すぎる
と、印刷ににじみや位置ずれが発生する虞があるからで
ある。また、半田の種類やスキージの種類によっても、
押付力の最適値が変化することになる。
【0005】しかしながら、従来のもののうち、スキー
ジを上下動させてスクリーンマスクに押付けるための駆
動源として、エアシリンダを採用したものでは、スキー
ジの上下位置を任意に調整することは不可能であり、適
切な押付力が得られないことがあった。このため、上記
した印刷不良や、スクリーンマスクの変形を招いてしま
う欠点があった。また、スキージの上昇速度が大きいた
め、スキージへの半田の付着量が多くなって清掃に時間
がかかったり、半田の飛び散り等を招く虞もあった。
【0006】一方、スキージの上下駆動をモータにより
行うようにしたものでは、スキージの上下位置を任意に
調整することができ、適切な押付力にて印刷動作を実行
することができる。ところが、モータ制御のためのロー
ドセルやその信号を増幅するアンプ等が必要となるた
め、スキージ部分の構成が複雑となり、コスト高を招い
てしまう欠点があった。また、ロードセルは可動部に設
けられるため、配線構造も複雑となり信頼性に劣るもの
となっていた。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、スキージのスクリーンマスクに対する
適切な押付力を得ることができ、しかも構成の簡単化を
図ることができるクリーム半田印刷装置を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のクリ
ーム半田印刷装置は、所定パターンの細孔が形成された
スクリーンマスクの下面側に基板を配置し、スキージを
そのスクリーンマスクの上面に押付けながら印刷動作方
向に移動させることにより、クリーム半田を前記細孔を
通して前記基板に塗布するようにしたものであって、前
記スクリーンマスクの上部を印刷動作方向に移動される
移動ブロックと、この移動ブロックに上下動可能に設け
られ前記スキージを保持する可動ベースと、この可動ベ
ースを前記移動ブロックに対して上下駆動するモータ
と、このモータの電流値を検出する電流検出手段と、印
刷動作時における前記モータの電流値を設定する設定手
段と、印刷動作時において、前記電流検出手段の検出に
基づいて前記モータの電流値が前記設定電流値となるよ
うにそのモータを制御するモータ制御手段とを具備する
ところに特徴を有する。
【0009】この場合、前記設定手段を、印刷動作時に
おけるスキージのスクリーンマスクに対する押付力を入
力設定するための入力手段と、その押付力をモータの電
流値に換算する換算手段とを備えて構成することができ
る(請求項2の発明)。さらにこのとき、可動ベースが
上昇位置にある際のモータの電流値に基づいて、前記換
算手段における換算値を補正する補正手段を設けるよう
にすれば効果的である(請求項3の発明)。
【0010】また、スクリーンマスク上の基板上面に対
応する本印刷領域と、その印刷動作方向前後のクリーム
半田をローリングさせる助走領域との間で、スキージの
押付力を前記助走領域にて小さくするように、前記設定
電流値を変化させるように構成しても良い(請求項4の
発明)。
【0011】
【作用】スキージの上下駆動をモータにより行う場合、
スキージがスクリーンマスクに押当てられるまで下降し
た状態から、さらにモータによる駆動力を与え続けるこ
とにより、スキージの押付力が次第に増大し、また、こ
のときの押付力の増大に伴ってモータ電流も次第に増大
するようになる。本発明者等は、そのような押付力とモ
ータ電流との間の相関関係に着目し、押付力を実際の荷
重として検出するのではなく、モータの電流値によって
検出することが可能であることを知見し、本発明を成し
遂げたのである。
【0012】即ち、本発明の請求項1のクリーム半田印
刷装置によれば、可動ベースつまりスキージを上下駆動
する駆動源としてモータを採用しているので、スキージ
を任意の位置に上下動させることができ、また、その際
の移動速度も任意に調整することができる。そして、電
流検出手段によりモータの電流を検出することに基づい
て、モータ制御手段によりモータが制御される。このと
き、設定手段により設定される設定電流値を適切な押付
力に対応したものとすることにより、スキージのスクリ
ーンマスクに対する押付力を直接的に検出する機構を用
いずとも、適切な押付力にて印刷動作を実行することが
できる。
【0013】この場合、本発明者等の研究によれば、モ
ータの電流値とスキージのスクリーンマスクに対する押
付力とは、ほぼ一次関数的な関係にあることが判明して
おり、予め実験等により、スキージの押付力をモータの
電流値に換算するためのテーブルや換算式等を求めてお
くことができるのである。
【0014】従って、前記設定手段を、スキージの押付
力を入力設定するための入力手段と、その押付力をモー
タの電流値に換算する換算手段とを含んで構成すること
ができ(請求項2の発明)、これによれば、適切となる
押付力を入力設定するだけで、それに対応した電流値を
自動的に設定することができる。
【0015】さらにこのとき、スキージを含む可動ベー
スの重量などが変化すると、スキージの押付力をモータ
の電流値の関係にずれが生ずることになるが、可動ベー
スが上昇位置にある際のモータの電流値に基づいて、前
記換算手段における換算値を補正する補正手段を設ける
ようにすれば(請求項3の発明)、そのようなずれを補
正することができ、より精度の高い押付力を得ることが
できる。
【0016】また、スキージの適切な押付力が必要なの
は、スクリーンマスク上の基板上面に対応する本印刷領
域のみであり、その印刷動作方向前後の助走領域にあっ
ては、本印刷領域と同等の押付力では、むしろスクリー
ンマスクへの荷重が大きくなりすぎて変形等を招く虞が
ある。これに対し、スキージの押付力を助走領域にて小
さくするように、設定電流値を変化させるようにすれば
(請求項4の発明)、スクリーンマスクの変形等を未然
に防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例(請求項1及び
2に対応)について、図面を参照しながら説明する。ま
ず、詳しく図示はしないが、本実施例に係るクリーム半
田印刷装置の全体構成について簡単に述べる。図1に一
部を示すように、クリーム半田印刷装置の本体は、ベー
ス部に、スクリーンマスク1を張渡し状態に保持する矩
形枠状のスクリーン枠2を有すると共に、そのスクリー
ン枠2の下方に、基板(プリント基板)3を支持し印刷
時の押付力を受けるバックアップ部を有して構成されて
いる。
【0018】前記スクリーンマスク1には、基板3に印
刷すべき所定パターンの細孔が形成されている。また、
前記バックアップ部は、ガイドプレート4により前記基
板3を水平方向に位置決め状態に支持するようになって
おり、昇降機構により、基板3が前記スクリーン1の下
面部に配置される作業位置と、その下方の搬入搬出位置
との間を上下動されるようになっている。基板3は、搬
送機構により、前記搬入搬出位置のバックアップ部に1
枚ずつ供給され、印刷終了後に搬出されるようになって
いる。
【0019】一方、前記スクリーン枠2の上方には、後
述するスキージユニット5、このスキージユニット5を
印刷動作方向(図1の紙面に対して直交する方向)に移
動させるための移動機構、所要量のクリーム半田を前記
スクリーンマスク1上に供給する供給機構、前記スクリ
ーン枠2(スクリーンマスク1)と前記基板3との位置
合せを行うためのカメラ等の視覚認識装置などが設けら
れている。さらに、クリーム半田印刷装置には、本体の
各機構を制御してクリーム半田の印刷作業を実行させる
マイコン等からなる制御装置が設けられている。図1に
は、前記制御装置のうちの、スキージユニット5に設け
られるモータを制御するためのモータ制御部6部分をブ
ロック線図にて示している。
【0020】前記スキージユニット5は、図1及び図2
に示すように、前記移動機構により印刷動作方向に移動
される移動ブロック7、この移動ブロック7に上下動可
能に設けられる可動ベース8、この可動ベース8を前記
移動ブロック7に対して上下駆動する上下駆動機構9、
前記可動ベース8の下部に図で左右方向に延びて取付け
られるスキージ10等を備えて構成されている。
【0021】前記可動ベース8は、図で左右に位置する
スライダ11,11によって,移動ベース7の内側に上
下方向に移動可能に支持されている。そして、この可動
ベース8には、その中央部に上方に延びてボールねじ1
2が固着され、そのボールねじ12に、上下方向には位
置固定されたボールねじナット13が螺合している。ボ
ールねじナット13には従動プーリ14が連結されてい
る。
【0022】一方、前記移動ブロック7には、サーボモ
ータ15が設けられ、このサーボモータ15の回転軸に
取付けられた駆動プーリ16と、前記従動プーリ14と
の間にタイミングベルト17が掛渡されている。これに
より、サーボモータ15の回転駆動力がタイミングベル
ト17を介して前記ボールねじナット13に伝達され、
ボールねじ12ひいては可動ベース8(スキージ10)
が上下動されるようになっている。これにて、それらボ
ールねじ12、ボールねじナット13、サーボモータ1
5等から上下駆動機構9が構成されているのである。
【0023】さて、前記サーボモータ15を制御するた
めのモータ制御部6について述べる。図1に示すよう
に、前記サーボモータ15の位置は位置検出部18によ
り検出され、その検出信号が位置比較部19に与えられ
るようになっている。この位置比較部19は、位置指令
部20から出力された位置指令信号と前記位置検出部1
8からの検出信号とに基づいて、サーボモータ15を駆
動するドライバ21に指令信号を与えるようになってい
る。また、このとき、監視回路22によって、位置指令
信号と検出信号との差分に異常の発生がないかどうかが
チェックされるようになっている。
【0024】一方、前記ドライバ21は、前記指令信号
に対応した電流をサーボモータ15に流すのであるが、
このとき、サーボモータ15に実際に流れる電流が、電
流検出手段としての電流センサ23及び電流検出部24
により検出され、その検出電流値がモータ制御手段とし
ての電流制限部25に入力されるようになっている。こ
の電流制限部25は、電流検出部24からの検出電流値
を設定された電流上限値と比較し、電流上限値を越えな
いように前記ドライバ21を制御するようになってい
る。
【0025】前記電流制限部25における電流上限値
は、通常時は定格値とされ、印刷動作時(スキージ10
のスクリーンマスク1への押付け時)には、設定電流値
に切替えられるようになっている。このとき、前記設定
電流値は、使用者が入力手段としての設定器26によ
り、スキージ10の押付力を設定することに基づいて、
その押付力が、換算手段としての換算テーブル27によ
って電流値に換算されることにより設定されるようにな
っている。
【0026】ここで、前記換算テーブル27は、予め次
のようにして求められ、記憶されるようになっている。
即ち、図2に示すように、図1のスクリーンマスク1部
分に、スクリーンマスク1に代えてロードセル28を固
定的に配置し、スキージ10をロードセル28に押付け
る。このとき、サーボモータ15の電流値を変化させな
がら、その押付力(荷重)をロードセル28により検出
し、電流値と押付力との関係を測定する。尚、この際の
押付力(荷重)を測定するにあたっては、ロードセル2
8の検出信号をアンプ29により増幅するようにしてい
る。
【0027】これにより、押付力を電流値に換算するた
めの換算テーブル27を、予め実験的に作成することが
できるのである。本発明者等の研究によれば、モータ1
5の電流値とスキージ10のスクリーンマスク1に対す
る押付力とは、図3に示すように、ほぼ一次関数的な関
係(比例関係)にあることが判明した。また、換算テー
ブル27に代えて、換算式を記憶させるようにしても良
い。
【0028】次に、以上のように構成されたクリーム半
田印刷装置の動作について述べる。クリーム半田の印刷
を行うにあたっては、まず、バックアップ部に新たに供
給された基板3が、搬入搬出位置から作業位置まで上昇
し、基板3は位置合わせ状態でスクリーンマスク1の下
面部に配置される。このとき、スキージユニット5(ス
キージ10)は、例えばスクリーンマスク1の一側辺部
の上方の上方待機位置に停止されている。尚、使用者
は、半田の種類やスキージ10の種類に応じた適切な押
付力を、設定器26により予め入力設定しておく。
【0029】この状態で、サーボモータ15が駆動され
て可動ベース8ひいてはスキージ10が下降されるので
あるが、この際には、位置指令部20からは、スキージ
10がスクリーンマスク1よりも十分下方まで下降する
ような位置が位置指令信号として出力されるようになっ
ている。また、このときには、監視回路22は位置比較
部19から切離されるようになっている。そして、サー
ボモータ15の駆動と同時に、電流制限部25に送られ
ていた電流上限値が、定格値から設定電流値に切替えら
れるようになっている。この設定電流値は、設定器26
により設定された押付力を、換算テーブル27に基づい
て電流値に換算したものである。
【0030】サーボモータ15の駆動により、遂にはス
キージ10がスクリーンマスク1に当接する位置まで可
動ベース8が下降すると、指令位置に達することなく、
基板3(バックアップ部)によってそれ以上の下降が阻
まれるようになり、その後はサーボモータ15のモータ
電流が次第に上昇するようになる。そして、電流値が設
定電流値に達したところでその状態が保持されるように
なるのである。これにて、スキージ10は適切な押付力
にてスクリーンマスク1に押付けられるようになるので
ある。尚、このとき、監視回路22が切離されているこ
とにより、異常と判断されることはない。また、このと
き、供給機構により、スクリーンマスク1上に所要量の
クリーム半田が供給されるようになっている。
【0031】このようにスキージ10が適切な押付力に
てスクリーンマスク1に押付けられた状態で、スキージ
ユニット5は印刷動作方向に移動される。これにて、ス
キージ10の摺動により、スクリーンマスク1上に供給
されたクリーム半田が細孔を通して基板3に所定パター
ンにて印刷されるのである。この印刷動作時において
は、基板3の起伏などによってスキージ10の上下位置
が変化して電流値が変化するようなことがあっても、電
流検出部18等によるフィードバックにより、常にスキ
ージ10の押付力は一定に保たれるのである。
【0032】印刷動作が終了すると、基板3(バックア
ップ部)が下降すると共に、サーボモータ15が逆回転
されてスキージ10(可動ベース8)が上方待機位置に
向けて上昇する。このとき、電流制限部25の電流上限
値が定格値に戻されると共に、監視回路22が位置比較
部19に接続される。これにて、可動ベース8が上方待
機位置に戻されるのである。尚、このとき、可動ベース
8の上昇速度を低速とすることにより、スキージ19へ
のクリーム半田の付着を少なく抑えることができる。
【0033】このような本実施例によれば、電流制限部
25における設定電流値を適切な押付力に対応したもの
とすることにより、スキージ10のスクリーンマスク1
に対する押付力を直接的に検出する機構を用いずとも、
適切な押付力にて印刷動作を実行することができるよう
になった。従って、スキージ部分にロードセルを設けて
構成された従来のものと異なり、スキージ10のスクリ
ーンマスク1に対する適切な押付力を得ることができ、
しかも構成の簡単化を図ることができるという優れた効
果を奏する。
【0034】また、本実施例では、スキージ10の押付
力をサーボモータ15の電流値に換算する換算テーブル
27を予め実験により求めておくと共に、スキージ10
の押付力を入力設定するための入力手段たる設定器26
を設けるようにしたので、スキージ10やクリーム半田
の種類に応じた適切となる押付力を使用者が入力設定す
るだけで、それに対応した電流値を自動的に設定するこ
とができるという利点を得ることができるものである。
【0035】ところで、例えばスキージ10のサイズを
変更する等して可動ベース8全体としての重量が変化す
ると、スキージ10の押付力とサーボモータ15の電流
値との関係も変化することになる。このため、このよう
な重量変化が生じたときには、予め記憶された換算テー
ブル27を用いると誤差が生ずることになる。
【0036】そこで、本発明の第2の実施例(請求項3
に対応)のように、補正手段を設けて自重補償制御を行
うようにすることができる。即ち、図示はしないが、印
刷作業の実行前の可動ベース8が上方待機位置にあると
きに、サーボモータ15の電流値を電流検出部24から
読取り、その電流値と、換算テーブル27におけるスキ
ージ10の押付力が零のときの電流値とを比較する。そ
して、その差分をオフセット値として、換算テーブル2
7の換算値を補正するのである。
【0037】これにて、例えばスキージ10のサイズの
変更等により可動ベース8全体としての重量が変化して
も、新たな換算テーブルを使用することなく、一の換算
テーブル27にて、重量変化に起因する誤差を補正する
ことができ、精度の高い押付力を得ることができるもの
である。尚、可動ベース8の重量が変化しても、図3に
示した押付力と電流値との関係における傾きが変化する
ことはない。
【0038】また、スクリーンマスク1上においてスキ
ージ10が移動する領域は、基板3の上面に対応する本
印刷領域だけでなく、その印刷動作方向前後においてク
リーム半田をローリング移動させるのに必要な前後の助
走領域が存在する。この場合、スキージ10の適切な押
付力が必要なのは、本印刷領域のみであり、その前後の
助走領域にあっては、下面側が基板3により受けられて
いないため、本印刷領域と同等の押付力では、スクリー
ンマスク1への荷重が大きくなって変形等が起こる虞が
ある。このようなスクリーンマスク1の変形は、印刷の
ずれや、スクリーンマスク1と印刷パターンとの分離性
の悪化を招くことになる。
【0039】そこで、これも特に図示することは省略す
るが、本発明の第3の実施例(請求項4に対応)のよう
に、本印刷領域と助走領域との間で、スキージ10の押
付力を助走領域にて小さくするように、設定電流値を変
化させるようにすれば、より効果的となる。即ち、本印
刷領域においては、使用者の設定したスキージ10の押
付力となるような設定電流値とし、前後の助走領域にお
いては、スキージ10の押付力をより小さくするように
電流上限値を変化させるようにすれば、スクリーンマス
ク1の変形等を未然に防止することができるものであ
る。
【0040】さらに、この場合、後側の助走領域におい
て、スキージ10の押付力を零又は極小とするようにし
ても良く、これにより、基板3(バックアップ部)の下
降時に、スキージ10が未だスクリーンマスク1上の後
側の助走領域に押付けられている事情があっても、スキ
ージ10のスクリーンマスク1への押込みがほとんどな
くなるものである。
【0041】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
によれば、次のような優れた効果を奏するものである。
即ち、請求項1のクリーム半田印刷装置によれば、可動
ベースを移動ブロックに対して上下駆動するモータと、
このモータの電流値を検出する電流検出手段と、印刷動
作時における前記モータの電流値を設定する設定手段
と、印刷動作時において、前記電流検出手段の検出に基
づいて前記モータの電流値が前記設定電流値となるよう
にそのモータを制御するモータ制御手段とを具備するの
で、スキージのスクリーンマスクに対する適切な押付力
を得ることができ、しかも構成の簡単化を図ることがで
きる。
【0042】この場合、前記設定手段を、スキージの押
付力を入力設定するための入力手段と、その押付力をモ
ータの電流値に換算する換算手段とを含んで構成すれば
(請求項2のクリーム半田印刷装置)、適切となる押付
力を入力設定するだけで、それに対応した電流値を自動
的に設定することができる。さらにこのとき、可動ベー
スが上昇位置にある際のモータの電流値に基づいて、前
記換算手段における換算値を補正する補正手段を設ける
ようにすれば(請求項3のクリーム半田印刷装置)、可
動ベースの重量変化に伴う換算値のずれを補正すること
ができ、より精度の高い押付力を得ることができるもの
である。
【0043】また、スクリーンマスク上の基板上面に対
応する本印刷領域と、その印刷動作方向前後のクリーム
半田をローリングさせる助走領域との間で、スキージの
押付力を前記助走領域にて小さくするように、前記設定
電流値を変化させるようにすれば(請求項4のクリーム
半田印刷装置)、スクリーンマスクの変形等を未然に防
止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、スキージ
ユニット部分及びモータ制御部の構成を示す図
【図2】換算テーブルの作成方法を説明するための図
【図3】スキージの押付力とモータ電流値との関係を示
す図
【符号の説明】
図面中、1はスクリーンマスク、3は基板、5はスキー
ジユニット、6はモータ制御部、7は移動ブロック、8
は可動ベース、9は上下駆動機構、10はスキージ、1
2はボールねじ、13はボールねじナット、15はサー
ボモータ(モータ)、18は位置検出部、19は位置比
較部、20は位置指令部、21はドライバ、22は監視
回路、23は電流センサ、24は電流検出部、25は電
流制限部、26は設定器(入力手段)、27は換算テー
ブル(換算手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 薫 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定パターンの細孔が形成されたスクリ
    ーンマスクの下面側に基板を配置し、スキージをそのス
    クリーンマスクの上面に押付けながら印刷動作方向に移
    動させることにより、クリーム半田を前記細孔を通して
    前記基板に塗布するようにしたものであって、 前記スクリーンマスクの上部を印刷動作方向に移動され
    る移動ブロックと、 この移動ブロックに上下動可能に設けられ前記スキージ
    を保持する可動ベースと、 この可動ベースを前記移動ブロックに対して上下駆動す
    るモータと、 このモータの電流値を検出する電流検出手段と、 印刷動作時における前記モータの電流値を設定する設定
    手段と、 印刷動作時において、前記電流検出手段の検出に基づい
    て前記モータの電流値が前記設定電流値となるようにそ
    のモータを制御するモータ制御手段とを具備することを
    特徴とするクリーム半田印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、印刷動作時におけるス
    キージのスクリーンマスクに対する押付力を入力設定す
    るための入力手段と、その押付力をモータの電流値に換
    算する換算手段とを備えて構成されていることを特徴と
    する請求項1記載のクリーム半田印刷装置。
  3. 【請求項3】 可動ベースが上昇位置にある際のモータ
    の電流値に基づいて、前記換算手段における換算値を補
    正する補正手段を設けたことを特徴とする請求項2記載
    のクリーム半田印刷装置。
  4. 【請求項4】 スクリーンマスク上の基板上面に対応す
    る本印刷領域と、その印刷動作方向前後のクリーム半田
    をローリングさせる助走領域との間で、スキージの押付
    力を前記助走領域にて小さくするように、前記設定電流
    値を変化させるようにしたことを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のクリーム半田印刷装置。
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