JP3689771B2 - リヤシート用アームレスト - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、乗用車等の車両のリヤシートにおけるアームレストに係り、特にアームレストに付随して使用される覆いに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の車両において、例えば図4に示したようにリヤシート1は、シートクッション2とシートバック3から構成されている。このリヤシート1では、中央部にアームレスト4を備えており、図示のようにシートバック3の格納部5から引き出されたアームレスト4がシートクッション2上にセットされるようになっている。また、アームレスト4を格納部5に格納すると、該アームレスト4は、シートバック3のシート表面と面一化するようになっている。
【0003】
図4のようにセットされたアームレスト4の後部からは、車内への配線用のハーネス(図示せず)が出ている。このハーネスは、アームレスト4のセット時にはそのままでは外部に露出し、外観を損なうこととなる。そこで、従来ではそのようなハーネスを覆い隠すために、アームレスト4の後部から格納部5にかけて布片6を架け渡すようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、布片6を設ける場合、アームレスト4のセット時を基準にして布片6の長さを決めると、つまりそのときに布片6が緊張して張られるようにすると、アームレスト4を格納部5内へ格納するための回動操作時に長さの余裕がなくなり、実質的にアームレスト4を格納し得なくなる。このため、アームレスト4の格納時を基準にして布片6の長さを決めざるを得なくなる。その場合にはアームレスト4を格納部5から引き出してセットすると、布片6が弛んだ状態で張られる。
このように従来のアームレスト4においては、覆い(ボロ隠し)用の布片6を適正に設定することが困難であった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑み、常に覆い用の布片を適正に設定し、優れた見栄えを呈するリヤシート用アームレストを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のリヤシート用アームレストは、リヤシートのシートバックに装着された可倒式のリヤシート用アームレストにおいて、基端にてリヤシート適所に枢支され、該リヤシートの格納部から展開してシートクッション上にセットされるようにしたアームレスト本体と、このアームレスト本体の裏面に被着され、アームレスト本体と共に回動するようにした蓋体と、前記格納部の奥部と蓋体の内側との間に張架され、張力が付与されるようにした布片と、蓋体の内側に装着され、伸張度合いを変化させて前記布片の一端側を引っ張るようにした弾機手段と、を備えたものである。
【0007】
また、本発明のリヤシート用アームレストは、リヤシートのシートバックに装着された可倒式のリヤシート用アームレストにおいて、基端にてリヤシートに枢支され、リヤシートの格納部から展開してシートクッション上にセットされるようにしたアームレスト本体と、アームレスト本体の裏面に被着され、アームレスト本体と共に回動するようにした蓋体と、格納部の奥部と蓋体の内側との間に張架されるようにした布片と、蓋体の内側に装着され、アームレスト本体の回動に伴う格納部の奥部から蓋体の後端部までの長さの変化に応じて伸張度合いを変化させて、布片に適正な張力を付与するようにした弾機手段と、を備えたものでもある。更に、弾機手段は好適には、弾性ゴムにより構成され得る。
【0008】
【作用】
本発明によれば、可倒式のアームレストは、シートバックの格納部から引き出すことにより、シートクッション上に展開してセットされる。この場合、アームレスト本体の基端にて回動し、この回動動作に伴って覆い用の布片が格納部の奥部と蓋体の内側との間に張架される。この布片の一端側は、好適には弾性ゴムにより構成される弾機手段によって引っ張られており、従って、この布片を適正な張力を付与した状態で所定位置に張架することができる。
【0009】
【実施例】
以下、図1乃至図3に基づき、従来例と実質的に同一又は対応部材には同一符号を用いて、本発明のリヤシート用アームレストの好適な実施例を説明する。
この実施例において、リヤシート1のシートバック3に設けた格納部5には可倒式のアームレスト4が装着される(図1の2点鎖線)。なお、図1は、図4のA−A線断面に相当し、図においては実線により示すようにアームレスト4は、格納部5から引き出されている。
【0010】
アームレスト4の本体4aはその基端にて、リヤシート1の適所、即ちこの例ではシートバック3の内部フレーム7aに固着したブラケット8に対して軸9を介して枢支される。アームレスト4の本体4aの後部からは、車内への配線用のハーネス10が出ている。アームレスト4の本体4aの裏面(図1においては上側)には蓋体11が被着される。この蓋体11は、軸12を介して本体4aに支持されており、アームレスト4の本体4aと共に回動するようになっている。布片6は、格納部5の奥部と蓋体11の内側との間に張架される。
【0011】
図2及び図3は、本実施例における蓋体11まわりの構成例を示している。図において、蓋体11は、アームレスト4の本体4aを格納部5から引き出したとき、図2のように本体4aの上側に配置される。この蓋体11は、基材13とパッド14と表皮体15と裏蓋16とを有している。蓋体11の内側適所には、弾機手段としてのゴムバンド17が装着される。ゴムバンド17は、基材13に設けた掛止部13aに引っかけられると共に、布片6の一端と結合している。図3にも示されるように、この例では一対のゴムバンド17が設定される。
【0012】
ここで、図1に示したようにアームレスト4が格納部5から引き出される際、軸9のまわりに回動し、このとき布片6はP点にて屈曲される。このP点から蓋体11の後端部までの長さLは、アームレスト4の引出時(L1 )と、アームレスト4の格納時(L2 )とでは、L1 <L2 となっている。つまり、アームレスト4を格納部5内へ格納するための回動操作を行うためには、布片6の長さとして少なくともΔL=L2 −L1 だけの余裕を確保する必要がある。そして、このような長さのままではアームレスト4の引出時に、布片6は図1の点線により示されるように弛んでしまう。
【0013】
アームレスト4の回動動作に伴って布片6は、格納部5の奥部と蓋体11の内側との間に張架される。布片6の一端側は、ゴムバンド17によって引っ張られている。アームレスト4の引出時には、布片6は図2のように、ΔLに対応する長さだけ蓋体11の内部に引っ張られ(矢印Fr方向)、従って、該布片6を適正な張力を付与した状態で所定位置に張架することができる。一方、アームレスト4を格納部5内へ格納すべくアームレスト4を回動するのに伴って、ゴムバンド17が適度に伸びるため格納時の長さL2 を確保することができる。
【0014】
なお、上記実施例において、弾機手段として弾性ゴムのゴムバンド17を用いる例を説明したが、バンド状でなく例えば紐状のものでもよく、或いはゴムの代わりにコイルスプリング等を用いて弾機手段を構成することも可能である。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、アームレストの回動動作によって設定されるようにした覆い用の布片において、その一端側を弾性的に引っ張って張力を付与しておくことにより、アームレストの円滑な回動動作を保証した上で、覆い用の布片を適正に設定することができる。従って、アームレストまわりの良好な見栄えを実現することができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリヤシート用アームレストの実施例における要部側面図である。
【図2】本発明のリヤシート用アームレストの実施例におけるアームレスト本体及びその蓋体まわりの要部側面図である。
【図3】本発明のリヤシート用アームレストの実施例における蓋体まわりの要部斜視図である。
【図4】従来のリヤシート用アームレストに係るリヤシートの斜視図である。
【符号の説明】
1 リヤシート
2 シートクッション
3 シートバック
4 アームレスト
4a アームレスト本体
5 格納部
6 布片
8 ブラケット
9 軸
10 ハーネス
11 蓋体
13 基材
14 パッド
15 表皮体
16 裏蓋
17 ゴムバンド
Claims (3)
- リヤシートのシートバックに装着された可倒式のリヤシート用アームレストにおいて、
基端にてリヤシートに枢支され、該リヤシートの格納部から展開してシートクッション上にセットされるようにしたアームレスト本体と、
前記アームレスト本体の裏面に被着され、該アームレスト本体と共に回動するようにした蓋体と、
前記格納部の奥部と前記蓋体の内側との間に張架され、張力が付与されるようにした布片と、
前記蓋体の内側に装着され、伸張度合いを変化させて前記布片の一端側を引っ張るようにした弾機手段と、
を備えたことを特徴とするリヤシート用アームレスト。 - リヤシートのシートバックに装着された可倒式のリヤシート用アームレストにおいて、
基端にてリヤシートに枢支され、該リヤシートの格納部から展開してシートクッション上にセットされるようにしたアームレスト本体と、
前記アームレスト本体の裏面に被着され、該アームレスト本体と共に回動するようにした蓋体と、
前記格納部の奥部と前記蓋体の内側との間に張架されるようにした布片と、
前記蓋体の内側に装着され、前記アームレスト本体の回動に伴う前記格納部の奥部から前記蓋体の後端部までの長さの変化に応じて伸張度合いを変化させて、前記布片に適正な張力を付与するようにした弾機手段と、
を備えたことを特徴とするリヤシート用アームレスト。 - 前記弾機手段は、弾性ゴムにより構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリヤシート用アームレスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16719795A JP3689771B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | リヤシート用アームレスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16719795A JP3689771B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | リヤシート用アームレスト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0919345A JPH0919345A (ja) | 1997-01-21 |
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Family
ID=15845231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16719795A Expired - Fee Related JP3689771B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | リヤシート用アームレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3689771B2 (ja) |
-
1995
- 1995-07-03 JP JP16719795A patent/JP3689771B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0919345A (ja) | 1997-01-21 |
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