JP2596673Y2 - リヤシートの隙間カバー - Google Patents

リヤシートの隙間カバー

Info

Publication number
JP2596673Y2
JP2596673Y2 JP1992045761U JP4576192U JP2596673Y2 JP 2596673 Y2 JP2596673 Y2 JP 2596673Y2 JP 1992045761 U JP1992045761 U JP 1992045761U JP 4576192 U JP4576192 U JP 4576192U JP 2596673 Y2 JP2596673 Y2 JP 2596673Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
rear seat
wire
cover
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992045761U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06890U (ja
Inventor
洋一 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Auto Works Ltd
Priority to JP1992045761U priority Critical patent/JP2596673Y2/ja
Publication of JPH06890U publication Critical patent/JPH06890U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2596673Y2 publication Critical patent/JP2596673Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両において前後に
スライドするリヤシートの側部でサイドガーニッシュ等
との間に生じる隙間を隠蔽するための隙間カバーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、リヤシートが前後にスライド可能
になっている形式の乗用車等では、リヤシートとサイド
ガーニッシュとの間に生じる隙間を隠すために隙間カバ
ーが使用されている。先ずこの種のリヤシートのスライ
ド動作を図6により説明する。図において、リヤシート
1は、実線により示した最も後退した位置(リヤモース
ト)Rと二点鎖線により示した最も前進した位置(フロ
ントモースト)Fとの間を往復動する。この場合、フロ
ントモーストF及びリヤモーストR間のスライド動作に
伴い、シートクッション2は前後に水平移動し、またシ
ートバック3は該シートクッション2の動きに追従しな
がら、その傾斜角度を変化させてリクライニング動作を
行う。そしてリヤシート1のスライド動作の途中の複数
位置で選択的に固定し得るようになっている。
【0003】かかる前後にスライド可能なリヤシート1
において、シートクッション2をフロントモースト側へ
移動させると、シートクッション2の後端部からシート
バック3の側部にかけてサイドガーニッシュ4との間に
隙間Sが生じ、そしてこの隙間Sはシートクッション2
の移動に伴って次第にその大きさを増す。このような隙
間Sが生じると、リヤシート1周りの外観を損なわし
め、そこで前述した隙間カバーが用いられる。上記隙間
カバーは、適当な1枚の布の一端部をシートバック3
に、またその他端部をボディフランジもしくはサイドガ
ーニッシュ4に縫い付けたものである。この隙間カバー
によれば、リヤシート1がフロントモーストFに位置し
たときに最大になる隙間Sの対応部分に上記布が張架さ
れ、これにより該隙間Sを隠蔽することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の隙間カバーでは、特にリヤシート1がスライドして
いる場合又はフロントモーストFよりも僅かに後退した
位置で固定された場合等において、上記のように張架さ
れた布に皺が発生してしまい、このため却って見栄えを
悪くすることがあった。このような場合、かかる布自体
にリヤシート1周りとの違和感があり、スッキリとまと
まった外観を呈するようにすることが難しかった。
【0005】なお本出願人は既にこの種の隙間カバー
を、実願平3−2235号により提案しているが、これ
はリヤシートのスライドに連動するプレート部材により
隙間を隠蔽するようにしたものである。
【0006】この考案は上記の点に鑑み、リヤシートの
如何なるスライド位置においても常に外観を損なうこと
なく、的確に隙間を隠蔽することができるリヤシートの
隙間カバーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案によるリヤシー
トの隙間カバーは、前後にスライド可能なリヤシートの
シートバックの裏側で回動可能に支持されたワイヤと、
このワイヤに回動習性を付与するトーションスプリング
と、一端が上記シートバック側部に固着され他端がシー
トバックの裏側まで回り込んでいる布カバーと、この布
カバーの上記他端を上記シートバックの裏側適所に連結
する弾性部材とを備え、上記ワイヤが常に上記布カバー
に張力を付与しているようにしたものである。
【0008】そして本考案では特に、上記ワイヤを、
ラケットを介して上記シートバックのフレームに支持す
と共に、上記トーションスプリングの弾力により上記
リヤシートのスライド量に対応して回動するようになっ
ている。
【0009】
【作用】この考案によれば、布カバーはその他端がシー
トバックの裏側の弾性部材によって引っ張られ且つ該布
カバーの中間部は内側からワイヤによって支持され、こ
れによりリヤシートの側部に布カバーが張架される。そ
して、リヤシートがスライドすると、そのスライド量に
対応して、上記ワイヤはトーションスプリングの弾力に
より回動する。この場合、布カバーの一端はシートバッ
クと共に移動するが、ワイヤによる布カバーの支持位置
はホイルハウスに対してほぼ一定位置に保持される。従
ってリヤシートがスライドした場合でも、ホイルハウス
の所定位置からシートバック側部にかけて常に布カバー
が張架されており、リヤシートが如何なるスライド位置
に移動しても布カバーは隙間を隠すことができる。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図5に基づき、従来例と同一
部材には同一符号を用いてこの考案によるリヤシートの
隙間カバーの一実施例を説明する。リヤシート1のフロ
ントモースト及びリヤモースト間のスライド動作に伴
い、シートクッション2は前後に水平移動し、またシー
トバック3は該シートクッション2の動きに追従してリ
クライニング動作を行うようになっており、図1はリヤ
モーストRの状態を示している。シートバック3の斜め
後部にはホイルハウス5が配置されている(図4参
照)。ここで、車両の前方方向を矢印Frにより、また
外側方向を矢印Oによりそれぞれ表す。
【0011】シートバック3はその形状を保持するよう
にその裏側に配置されたフレーム6により支持されてい
て、両者は一体に構成されている。図2は上記ホイルハ
ウス5側から見たシートバック3を示しているが、フレ
ーム6の部材6aには上下一対のブラケット7が設けら
れている。ワイヤ8はブラケット7により軸9の回りに
回動自在に支持されているが、図示したようにシートバ
ック3の側部に位置する部分がほぼ直線状の支持部8a
として形成されている。またワイヤ8はトーションスプ
リング10の弾力により軸9の回りに矢印A方向に付勢
されている。
【0012】シートバック3にはカバー11が被着され
ているが、布カバー12は上記カバー11のサイドマチ
が延長されることにより構成される。即ち、布カバー1
2の一端はシートバック3の側部に固着されている。ま
た布カバー12の他端はワイヤ8の支持部8aの外側か
らシートバック3の裏側まで回り込んでいる。布カバー
12の他端は、フレーム6の部材6bの適所に取付具1
3を介して係着された例えば一対のゴム紐等で成る弾性
部材14と連結している。上記の場合、トーションスプ
リング10の弾力は弾性部材14の弾力よりも強く設定
されている。またシートバック3の側部において上記ホ
イルハウス5の周りにはサイドシート15が設けられて
いて、このサイドシート15は図4を参照してリヤモー
ストに位置したシートバック3と整合するようになって
いる。
【0013】この考案によるリヤシートの隙間カバーは
上記のように構成されており、次にその作用を説明す
る。先ずリヤシート1がそのリヤモーストRにある場
合、布カバー12の他端はシートバック3の裏側の弾性
部材14によって引っ張られている。またワイヤ8はト
ーションスプリング10の弾力により矢印A方向に付勢
されて、図4に示したようにホイルハウス5の適所に当
接し、これにより布カバー12は図示されるようにシー
トバック3の側部からワイヤ8の外側を回ってシートバ
ック3の裏側にかけて張架されている。なお、このとき
にシートバック3の側部及びホイルハウス5間には隙間
Sは生じていない。
【0014】リヤシート1がリヤモーストRからフロン
トモーストFへスライドすると、シートバック3はシー
トクッション2と共に前方Frへ移動し、シートバック
3の側部及びホイルハウス5間には隙間Sが形成され始
める。一方、トーションスプリング10は上記のように
ワイヤ8を矢印A方向に付勢しているが、このトーショ
ンスプリング10の弾力は弾性部材14の弾力よりも強
いため、ワイヤ8は該トーションスプリング10の弾力
により矢印A方向に回動せしめられる。このようにリヤ
シート1のスライド量に対応してワイヤ8はフレーム6
に対する相対的回動角度を大きくするが、この場合でも
ホイルハウス5に当接し続け、即ちワイヤ8の支持部8
aはリヤモーストRの状態にあった位置に保持される。
このようにワイヤ8が回動する際、布カバー12は支持
部8a上を円滑に摺動する。
【0015】フレーム6自体はシートバック3と共に前
方Frへ移動し、そして該リヤシート1のスライドによ
り隙間Sが大きくなるが、ワイヤ8の支持部8aはホイ
ルハウス5に当接する位置に保持されているため、布カ
バー12はシートバック3の側部からワイヤ8の外側を
回ってシートバック3の裏側にかけて張架される。従っ
て、リヤシート1がフロントモーストまでスライドした
場合、図3及び図4において二点鎖線により示したよう
に、このときに最大になっている隙間Sを完全に隠蔽す
ることができる。
【0016】このようにフロントモーストFの状態にお
いて布カバー12は弾性部材14によって引っ張られ且
つワイヤ8の支持部8aによって支持されているため、
弛まずに一定の張力状態で張架される。またリヤシート
1のリヤモースト及びフロントモーストの途中では図5
に示したように、リヤシート1のスライド量に対応して
ワイヤ8は所定角度だけ回動すると共に、布カバー12
は隙間Sの対応部分に張架され、リヤシート1が如何な
るスライド位置に移動しても布カバー12は隙間Sを完
全に隠すことができる。一方、リヤシート1がフロント
モーストFからリヤモーストRへスライド移動する場
合、上記とは逆の動作が行われるが、特に弾性部材14
が布カバー12をシートバック3の裏側へ引っ張り込む
ので、この場合にも布カバー12は弛むことなく一定の
張力状態で張架される。
【0017】上記のようにワイヤ8を介してリヤシート
1のスライド量に対応して、布カバー12を隙間Sの対
応部分に一定の張力状態で張架することにより、リヤシ
ート1が如何なるスライド位置に移動した場合でも、常
に布カバー12は隙間Sを完全に隠すことができ、また
リヤシート1周りの外観をスッキリとまとまったものに
することができる。
【0018】
【考案の効果】上述したようにこの考案によれば、スラ
イド式の車両リヤシートにおいて、布カバーを、リヤシ
ートのスライド位置に左右されることなく常に張りのあ
る状態に保持することができ、隙間を完全に隠蔽すると
共にリヤシート周りの外観上の見栄えを向上させること
ができる。また本案隙間カバーはそれ自体、リヤシート
単体で組付・完成されるため、車体側に組付・設置する
ための工程を省略することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のリヤシートの隙間カバーの一実施例
による全体構成を示す縦断面図である。
【図2】図1のリヤシートの隙間カバーの要部斜視図で
ある。
【図3】図1のリヤシートの隙間カバーの作動を説明す
る縦断面図である。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図である。
【図5】この考案の隙間カバーにおけるリヤシートのス
ライド途中の状態を示す部分平面図である。
【図6】従来の車両におけるリヤシート周りを示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 リヤシート 2 シートクッション 3 シートバック 5 ホイルハウス 6 フレーム 7 ブラケット 8 ワイヤ 10 トーションスプリング 11 カバー 12 布カバー 14 弾性部材 15 サイドシート S 隙間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後にスライド可能なリヤシートのシー
    トバックの裏側で回動可能に支持されたワイヤと、この
    ワイヤに回動習性を付与するトーションスプリングと、
    一端が上記シートバック側部に固着され他端がシートバ
    ックの裏側まで回り込んでいる布カバーと、該布カバー
    の上記他端を上記シートバックの裏側適所に連結する弾
    性部材とを備え、上記ワイヤを、ブラケットを介して上記シートバックの
    フレームに支持すると共に、上記トーションスプリング
    の弾力により上記リヤシートのスライド量に対応して回
    動するようにして、 ワイヤが常に上記布カバーに張力を
    付与しているようにしたリヤシートの隙間カバー。
JP1992045761U 1992-06-09 1992-06-09 リヤシートの隙間カバー Expired - Lifetime JP2596673Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992045761U JP2596673Y2 (ja) 1992-06-09 1992-06-09 リヤシートの隙間カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992045761U JP2596673Y2 (ja) 1992-06-09 1992-06-09 リヤシートの隙間カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06890U JPH06890U (ja) 1994-01-11
JP2596673Y2 true JP2596673Y2 (ja) 1999-06-21

Family

ID=12728280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992045761U Expired - Lifetime JP2596673Y2 (ja) 1992-06-09 1992-06-09 リヤシートの隙間カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2596673Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6089871B2 (ja) * 2013-03-28 2017-03-08 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5887630U (ja) * 1981-12-09 1983-06-14 池田物産株式会社 自動車用リヤ−シ−トのホイ−ルハウス部端末処理構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06890U (ja) 1994-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6811215B2 (en) Structure for mounting backrest
US4740035A (en) Upholstered seat for automobiles
US7469968B2 (en) Self-regulating side facing closeout for seat back
JP2002211246A (ja) 自動車用風防装置
US7686375B1 (en) Vehicle window sunshade assembly
JP3330041B2 (ja) 自動車のスペアタイヤカバー
JP2596673Y2 (ja) リヤシートの隙間カバー
JPH056832Y2 (ja)
JPH08216744A (ja) リヤシートの隙間カバー
JP3013749B2 (ja) 車両用シート装置の隙隠し構造
JP3200389B2 (ja) 横跳ね収納式シート
JP2547555Y2 (ja) リヤシートの隙間カバー
JPS6410370B2 (ja)
JPH09224777A (ja) ヘッドレスト
JP2596792Y2 (ja) 車両用シートのアームレスト装置
JP3689771B2 (ja) リヤシート用アームレスト
JPH052355Y2 (ja)
JP3638163B2 (ja) 自動車の後部座席
JP2621041B2 (ja) 自動車の幌装置
JPH0411544Y2 (ja)
JP2505108Y2 (ja) 車輌用シ―ト
JPH0333541Y2 (ja)
JPH035345Y2 (ja)
JPH0612700Y2 (ja) ヘッドレスト装置
JP3291217B2 (ja) 横跳ね収納式シート用のタグベルト