JP3200389B2 - 横跳ね収納式シート - Google Patents

横跳ね収納式シート

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JP3200389B2
JP3200389B2 JP06843497A JP6843497A JP3200389B2 JP 3200389 B2 JP3200389 B2 JP 3200389B2 JP 06843497 A JP06843497 A JP 06843497A JP 6843497 A JP6843497 A JP 6843497A JP 3200389 B2 JP3200389 B2 JP 3200389B2
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雅一 竹田
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ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は横跳ね収納式シート
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤシート(セカンドシート又
はサードシート)には、リヤシート後方の荷室を拡大す
るために、シートバックを後側に倒して水平状態にした
後、リヤシート全体をシートクッションの車体外側端部
を中心にして立てるように回転させる横跳ね収納式構造
のものがある(類似技術として、実開昭61−1283
7号公報参照)。
【0003】この種のリヤシートは、一般的に回転中心
が高い位置にあるため、跳ね上げられる方のシートクッ
ションの端部には、回転中心との高さのバランスをとる
ために所定高さの脚部材が設けられている。この脚部材
はシートクッションの下面に設けられており、シートク
ッションの跳ね上げ収納時は、シートクッションの下面
側へ折りたたまれる。
【0004】シートクッションの下面にはこのような脚
部材が設けられているため、シートクッションの下面を
覆う表皮カバーのうち、脚部材と干渉する邪魔な不要部
分は切除されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、脚部材と干渉する表皮カバ
ーの不要部分を単に切除しただけの構造のため、シート
クッションを跳ね上げた際に脚部材を折りたたまない
と、切除した部分からシートクッションの内部構造が見
えてしまい見映えが悪い。
【0006】また、脚部材を折りたたんだ際に、脚部材
がシートクッション内部のスプリングバネ等と直接当た
るため不快な音が発生する場合がある。
【0007】更に、表皮カバーの不要部分を切除して捨
てていたため、表皮カバーの材料の歩留りが悪い。
【0008】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、見映えが良く、脚部材がシー
トクッションの内部構造に直接当たらず、表皮カバーの
材料の歩留りが良い横跳ね収納式シートを提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シートクッションにおける左右の一端部側を中心にし
て、他方部側を持ち上げて横跳ね状態で収納できると共
に、シートクッションの下面に折りたたみ自在な脚部材
を備えた横跳ね収納式シートにおいて、前記シートクッ
ションの下面を覆う表皮カバーのうち、脚部材と干渉す
る不要部分の周縁部を、一辺を残して裁断すると共に、
裁断された不要部分を脚部材よりもシートクッションの
内部側に位置させ、該不要部分によりシートクッション
の内部を覆い隠すようにしたものである。
【0010】請求項1記載の発明によれば、不要部分に
よりシートクッションの内部構造が覆い隠されるため見
映えが良い。脚部材と内部構造の間に不要部分が介在す
るため、脚部材と内部構造とが直接当たることはない。
不要部分を捨てないため、表皮カバーの材料の歩留りが
良い。
【0011】請求項2記載の発明は、裁断されずに残さ
れたのが、折りたたんだ脚部材の先端側に位置する一辺
である。
【0012】請求項2記載の発明によれば、脚部材を引
き出した場合において、特に外部から見えやすい脚部材
の先端部側位置に裁断しない一辺を残したため、見映え
対策効果が高い。
【0013】請求項3記載の発明は、表皮カバーに脚部
材収納用の開口部を有するフレーム形状のアンダカバー
を取付け、該アンダカバーにより表皮カバーの一般部と
不要部分とのギャップを覆い隠すようにしたものであ
る。
【0014】請求項3記載の発明によれば、アンダカバ
ーにより表皮カバーの一般部と不要部分とのギャップが
覆い隠されるため、見映え対策効果がより高まる。
【0015】請求項4記載の発明は、不要部分の端末を
シートクッションフレームの保形ワイヤにクリップ止め
したものである。
【0016】請求項4記載の発明によれば、不要部分の
端末の取付けを、シートクッションフレームの保形ワイ
ヤを利用して行うため、クリップだけで確実な取付けを
行うことができ、接着剤その他の面倒な取付手段を必要
としない。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図1〜
図6に基づいて説明する。1はワンボックス車のリヤシ
ート(左側シート)で、シートクッション2とシートバ
ック3とから成っている。シートバック3は後側に大き
くリクライニング可能で、最大に倒した場合には、シー
トクッション2と同様に略水平状態となる。シートバッ
ク3の右側面部には前倒しして利用するアームレスト4
も設けられている。
【0018】リヤシート1の下方のフロア5は外側が高
くなっており、そのフロア5の高い部分に第1スライド
レール6が設けられており、低い部分に第2スライドレ
ール7が設けられている。
【0019】シートクッション2は、高い方の第1スラ
イドレール6に対して、支点Xを中心に回動自在に取付
けられている。シートクッション2の下面には脚部材8
が回動自在に設けられており、引き出されて垂直状態に
なった脚部材8の下端は第2スライドレール7の上部に
係合される。
【0020】シートクッション2の下面の車幅方向内側
端には、タグベルト9が設けられている。このタグベル
ト9は、シートクッション2を前記支点Xを中心に回転
させて横跳ね状態とした際に、車体のアシストグリップ
10に係止させて該シートクッション2の横跳ね状態を
そのまま保持するためのものである。
【0021】次ぎに、シートクッション2の構造を、図
3〜図6に基づいて説明する。シートクッション2の内
部にはシートクッションフレーム11が設けられてい
る。前記脚部材8の基端部はこのシートクッションフレ
ーム11に軸支されている。シートクッションフレーム
11には着座感覚を高めるためのスプリングバネ12
や、シートクッション2の形状を維持するための保形ワ
イヤH1 〜H6 も複数本設けられている。
【0022】シートクッションフレーム11の上部には
クッション性を得るためのパッド材13が取付けられて
いる。シートクッション2は各種表皮カバーC1 〜C4
にて覆われているが、シートクッション2の下面を覆う
表皮カバーC4 には工夫が施されている。
【0023】すなわち、この表皮カバーC1 〜C4 のう
ち、脚部材8と干渉する不要部分14の周縁部は、折り
たたんだ状態の脚部材8の先端側に位置する一辺15を
残してコの字形に裁断されている。裁断された三辺には
補強のために波形のトリムエンド16が各々設けられて
いる。
【0024】このように裁断されて自由になった不要部
分14は、図6に示すように、保形ワイヤH1 、H2 の
間を通した後、脚部材8よりもシートクッション2の内
部側に通し、別の保形ワイヤH3 にクリップ17で止め
る。保形ワイヤH3 を利用したクリップ17による簡単
な取付けで十分であり、接着剤その他の面倒な取付手段
を必要としない。
【0025】そして、この表皮カバーC4 の下側には、
更に樹脂製のアンダカバー18が取付けられる。このア
ンダカバー18は脚部材8収納用の開口部19を有する
フレーム形状で、開口部19の両側に設けられたフック
20、21を保形ワイヤH2、H4 に係合させることに
より取付けられている。このアンダカバー18の取付け
により、表皮カバーC4 の一般部と不要部分14とのギ
ャップが覆い隠される。一辺15にはギャップがないた
め、アンダカバー18を省略しても、この部分の見映え
は良い。
【0026】この実施形態によれば、不要部分14によ
りシートクッション2の内部構造(スプリングバネ12
等)が覆い隠されるため、シートクッション2を跳ねあ
げて脚部材8を収納しない場合も見映えが良い。また、
脚部材8とスプリングバネ12との間に不要部分14が
介在するため、脚部材8とスプリングバネとが直接当た
ることはない。更に、不要部分14を捨てないため、表
皮カバーC4 の材料の歩留りも良い。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、不要部分
によりシートクッションの内部構造が覆い隠されるため
見映えが良い。脚部材と内部構造の間に不要部分が介在
するため、脚部材と内部構造とが直接当たることはな
い。不要部分を捨てないため、表皮カバーの材料の歩留
りが良い。
【0028】請求項2記載の発明によれば、脚部材を引
き出した場合において、特に外部から見えやすい脚部材
の先端部側位置に裁断しない一辺を残したため、見映え
対策効果が高い。
【0029】請求項3記載の発明によれば、アンダカバ
ーにより表皮カバーの一般部と不要部分とのギャップが
覆い隠されるため、見映え対策効果がより高まる。
【0030】請求項4記載の発明によれば、不要部分の
端末の取付けを、シートクッションフレームの保形ワイ
ヤを利用して行うため、クリップだけで確実な取付けを
行うことができ、接着剤その他の面倒な取付手段を必要
としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】リヤシートを示す正面図。
【図2】リヤシートを示す平面図。
【図3】シートクッションフレームを示す平面図。
【図4】表皮カバーを示す斜視図。
【図5】アンダカバーを示す斜視ず。
【図6】図2中矢示SA−SA線に沿う断面図
【符号の説明】
2 シートクッション 8 脚部材 11 シートクッションフレーム 14 不要部分 15 一辺 18 アンダカバー 17 クリップ C4 表皮カバー H1 〜H6 保形ワイヤ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションにおける左右の一端部
    側を中心にして、他方部側を持ち上げて横跳ね状態で収
    納できると共に、シートクッションの下面に折りたたみ
    自在な脚部材を備えた横跳ね収納式シートにおいて、 前記シートクッションの下面を覆う表皮カバーのうち、
    脚部材と干渉する不要部分の周縁部を、一辺を残して裁
    断すると共に、裁断された不要部分を脚部材よりもシー
    トクッションの内部側に位置させ、該不要部分によりシ
    ートクッションの内部を覆い隠すようにしたことを特徴
    とする横跳ね収納式シート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の横跳ね収納式シートにお
    いて、 裁断されずに残されたのが、折りたたんだ脚部材の先端
    側に位置する一辺であることを特徴とする横跳ね収納式
    シート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の横跳ね収納
    式シートにおいて、 表皮カバーに脚部材収納用の開口部を有するフレーム形
    状のアンダカバーを取付け、該アンダカバーにより表皮
    カバーの一般部と不要部分とのギャップを覆い隠すよう
    にしたことを特徴とする横跳ね収納式シート。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の横
    跳ね収納式シートにおいて、 不要部分の端末をシートクッションフレームの保形ワイ
    ヤにクリップ止めしたことを特徴とする横跳ね収納式シ
    ート。
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