JP2600979B2 - 跳ね上げシートクッション用ヒンジ取付ブラケット取付部構造 - Google Patents
跳ね上げシートクッション用ヒンジ取付ブラケット取付部構造Info
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- JP2600979B2 JP2600979B2 JP2143901A JP14390190A JP2600979B2 JP 2600979 B2 JP2600979 B2 JP 2600979B2 JP 2143901 A JP2143901 A JP 2143901A JP 14390190 A JP14390190 A JP 14390190A JP 2600979 B2 JP2600979 B2 JP 2600979B2
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- seat
- vehicle body
- seat cushion
- body floor
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両の跳ね上げシートクッション用ブラケッ
トの取付部構造に関するものである。
トの取付部構造に関するものである。
従来、第３図および第４図に示すように、荷室の容積
を確保するため、シートクッション１の後部を矢印Ａで
示すように、前方に跳ね上げ、シートバック２を同じく
矢印Ｂで示すように、前方に倒すという所謂シートクッ
ション跳ね上げ方式のシートを有する車両がある。
を確保するため、シートクッション１の後部を矢印Ａで
示すように、前方に跳ね上げ、シートバック２を同じく
矢印Ｂで示すように、前方に倒すという所謂シートクッ
ション跳ね上げ方式のシートを有する車両がある。
前記シートクッション１は通常車体フロア３の後方に
突出したキックアップ部3aの上面に載置されているとと
もに、このキックアップ部3aにヒンジ装置４を介してそ
の前端が回転自在に連結されている。
突出したキックアップ部3aの上面に載置されているとと
もに、このキックアップ部3aにヒンジ装置４を介してそ
の前端が回転自在に連結されている。
前記キックアップ部3aの下面には車幅方向に延びるシ
ートクロスメンバー５が配置され、車体フロア３と共に
閉断面を形成している。
ートクロスメンバー５が配置され、車体フロア３と共に
閉断面を形成している。
なお図中3bは車体フロア３のトンネル部、６はこのト
ンネル部3bの側部に取り付けたリアシートベルトアンカ
ーである。
ンネル部3bの側部に取り付けたリアシートベルトアンカ
ーである。
第５図および第６図に示すように、車体フロア３にお
けるキックアップ部3aの下面には背面にウエルドナット
７を固着したヒンジ取付用ブラケット８がスポット溶接
W1により固着されている。
けるキックアップ部3aの下面には背面にウエルドナット
７を固着したヒンジ取付用ブラケット８がスポット溶接
W1により固着されている。
前記ヒンジ装置４は車体フロア３に取り付け車体側ブ
ラケット4aと、シートクッション１に取り付くシート側
ブラケット4bと、これら車体側ブラケット4aとシート側
ブラケット4bの各先端を回動自在に連結するヒンジピン
4cとより成り、前記車体側ブラケット4aの車体フロア３
への取り付けは、前記ヒンジ取付用ブラケット８に固着
したウエルドナット７に螺結したボルト９により行われ
ている。
ラケット4aと、シートクッション１に取り付くシート側
ブラケット4bと、これら車体側ブラケット4aとシート側
ブラケット4bの各先端を回動自在に連結するヒンジピン
4cとより成り、前記車体側ブラケット4aの車体フロア３
への取り付けは、前記ヒンジ取付用ブラケット８に固着
したウエルドナット７に螺結したボルト９により行われ
ている。
上記のような従来技術に類似の技術は例えば実開昭56
−13070号公報に開示されている。
−13070号公報に開示されている。
しかしながら、このような従来の構造にあっては、ヒ
ンジ取付用ブラケット８は単に車体フロア３に固着され
ており、該部分はシートクロスメンバー５により補強効
果を有するものの、依然としてヒンジ装置４の取付部剛
性は低く、シートクッション１の横ゆれに弱い。また、
ヒンジ取付用ブラケット８は車体フロア３に直接固着す
るため、組立性が悪いという課題があった。
ンジ取付用ブラケット８は単に車体フロア３に固着され
ており、該部分はシートクロスメンバー５により補強効
果を有するものの、依然としてヒンジ装置４の取付部剛
性は低く、シートクッション１の横ゆれに弱い。また、
ヒンジ取付用ブラケット８は車体フロア３に直接固着す
るため、組立性が悪いという課題があった。
本発明はこのような従来の課題に鑑みなされたもの
で、ヒンジ装置における取付部の剛性および組立性を向
上させるとともに、シートベルトアンカーの取付強度も
向上させるようにした跳ね上げクッション用ブラケット
の取付部車体構造に関するものである。
で、ヒンジ装置における取付部の剛性および組立性を向
上させるとともに、シートベルトアンカーの取付強度も
向上させるようにした跳ね上げクッション用ブラケット
の取付部車体構造に関するものである。
かかる目的を達成するため、本発明は車体フロアにヒ
ンジ装置を介してシートクッションの前端を回動自在に
連結し、前記シートクッションの後端が跳ね上るように
した構造において、 前記車体フロアのキックアップ部の下面には、前記車
体フロアと共に閉断面を形成する車幅方向に延びる断面
略「Ｌ」字状のシートクロスメンバーを配置し、前記ヒ
ンジ装置の車体側ブラケットが前記車体フロアと共に取
り付く取付用ブラケットには、前記閉断面を横切る形状
の脚部を設け、この脚部の先端側において前記シートク
ロスメンバーの各面とそれぞれ平行になるように折曲げ
られた折曲片状の端部をもって前記シートクロスメンバ
ーに固着したものである。
ンジ装置を介してシートクッションの前端を回動自在に
連結し、前記シートクッションの後端が跳ね上るように
した構造において、 前記車体フロアのキックアップ部の下面には、前記車
体フロアと共に閉断面を形成する車幅方向に延びる断面
略「Ｌ」字状のシートクロスメンバーを配置し、前記ヒ
ンジ装置の車体側ブラケットが前記車体フロアと共に取
り付く取付用ブラケットには、前記閉断面を横切る形状
の脚部を設け、この脚部の先端側において前記シートク
ロスメンバーの各面とそれぞれ平行になるように折曲げ
られた折曲片状の端部をもって前記シートクロスメンバ
ーに固着したものである。
ヒンジ取付用ブラケットの脚部が、車体フロアとシー
トクロスメンバーとの閉断面を横切る形状となり、脚部
によって車体フロアとシートクロスメンバーとが閉断面
化されているため、ヒンジ装置の取付部における剛性が
向上する。また、同じくこの閉断面化により車体フロア
のシートクロスメンバーが配置された部位の剛性も向上
し、これに連なるトンネル部の剛性も向上するという、
ブレース効果によりシートベルトアンカーの取付強度も
向上する。さらに、ヒンジ取付用ブラケットは、シート
クロスメンバーに固着されているため、サブアッセンブ
リが可能となり、ヒンジ装置の組立性が向上する。
トクロスメンバーとの閉断面を横切る形状となり、脚部
によって車体フロアとシートクロスメンバーとが閉断面
化されているため、ヒンジ装置の取付部における剛性が
向上する。また、同じくこの閉断面化により車体フロア
のシートクロスメンバーが配置された部位の剛性も向上
し、これに連なるトンネル部の剛性も向上するという、
ブレース効果によりシートベルトアンカーの取付強度も
向上する。さらに、ヒンジ取付用ブラケットは、シート
クロスメンバーに固着されているため、サブアッセンブ
リが可能となり、ヒンジ装置の組立性が向上する。
以下図面を参照して本発明の一実施例を従来と同一の
部品に同一の符号を付して説明する。
部品に同一の符号を付して説明する。
第１図および第２図において、車体フロア３の後方に
突出したキックアップ部3aの下面には車幅方向に延びる
シートクロスメンバー５が配置され、車体フロア３と共
に閉断面Ｓを形成している。背面にウエルドナット７を
固着した平板状のヒンジ取付用ブラケット８の両側には
前記閉断面Ｓを横切る形状の脚部8a,8aが設けられ、こ
の脚部8a,8aの図中横端部に形成した折曲片状の第１フ
ランジ（端部）8a1,8a1が、前記シートクロスメンバー
５の縦面部5aにスポット溶接W2により固着されており、
また、脚部8a,8aの図中下端部に形成した折曲片状の第
２フランジ（端部）8a2,8a2が、前記シーートクロスメ
ンバー５の横面部5bにスポット溶接W3により固着されて
いる。
突出したキックアップ部3aの下面には車幅方向に延びる
シートクロスメンバー５が配置され、車体フロア３と共
に閉断面Ｓを形成している。背面にウエルドナット７を
固着した平板状のヒンジ取付用ブラケット８の両側には
前記閉断面Ｓを横切る形状の脚部8a,8aが設けられ、こ
の脚部8a,8aの図中横端部に形成した折曲片状の第１フ
ランジ（端部）8a1,8a1が、前記シートクロスメンバー
５の縦面部5aにスポット溶接W2により固着されており、
また、脚部8a,8aの図中下端部に形成した折曲片状の第
２フランジ（端部）8a2,8a2が、前記シーートクロスメ
ンバー５の横面部5bにスポット溶接W3により固着されて
いる。
車体フロア３のキックアップ部3aとリアシートクッシ
ョン１とを回動自在に連結するヒンジ装置４の車体側ブ
ラケット4aは前記ヒンジ取付用ブラケット８に固着した
ウエルドナット７に螺結したボルト９によりヒンジ取付
用ブラケット８と共に車体フロア３に取り付けられる。
ョン１とを回動自在に連結するヒンジ装置４の車体側ブ
ラケット4aは前記ヒンジ取付用ブラケット８に固着した
ウエルドナット７に螺結したボルト９によりヒンジ取付
用ブラケット８と共に車体フロア３に取り付けられる。
なお、図中3bはトンネル部、６はこのトンネル部3bの
側部に取り付けたリアシートベルトアンカーである。
側部に取り付けたリアシートベルトアンカーである。
また、図中FRは車両前方、OXは車幅方向、UPRは車両
上方を示す。
上方を示す。
次に作用を説明する。
ヒンジ取付用ブラケット８の脚部8a,8aが車体フロア
３とシートクロスメンバー５との閉断面を横切る形状と
なり閉断面化されているため、ヒンジ装置の取付部にお
ける剛性が向上しシートクッション１の横ゆれに対応す
ることができる。
３とシートクロスメンバー５との閉断面を横切る形状と
なり閉断面化されているため、ヒンジ装置の取付部にお
ける剛性が向上しシートクッション１の横ゆれに対応す
ることができる。
また、ヒンジ取付用ブラケット８はシートクロスメン
バー５の縦面部5aにスポット溶接W2により固着すると共
に、シートクロスメンバー５の横面部5bにスポット溶接
W3により固着したため、サブアッセンブリが可能とな
り、組立性が向上する。
バー５の縦面部5aにスポット溶接W2により固着すると共
に、シートクロスメンバー５の横面部5bにスポット溶接
W3により固着したため、サブアッセンブリが可能とな
り、組立性が向上する。
さらに、前記閉断面化により車体フロア３のシートク
ロスメンバー５が配置された部位の剛性が向上し、これ
に連なるトンネル部3bの剛性をも向上するという、所謂
ブレース効果によりリアシートベルトアンカー６の取付
強度も向上する訳である。
ロスメンバー５が配置された部位の剛性が向上し、これ
に連なるトンネル部3bの剛性をも向上するという、所謂
ブレース効果によりリアシートベルトアンカー６の取付
強度も向上する訳である。
以上説明してきたように、車体フロアにヒンジ装置を
介してシートクッションの前端を回動自在に連結し、前
記シートクッションの後端が跳ね上るようにした構造に
おいて、 前記車体のフロアのキックアップ部の下面には、前記
車体フロアと共に閉断面を形成する車幅方向に延びる断
面略「Ｌ」字状のシートクロスメンバーを配置し、前記
ヒンジ装置の車体側ブラケットが前記車体フロアと共に
取り付く取付用ブラケットには、前記閉断面を横切る形
状の脚部を設け、この脚部の先端側において前記シート
クロスメンバーの各面とそれぞれ平行になるように折曲
げられた折曲片状の端部をもって前記シートクロスメン
バーにそれぞれ固着したため、ヒンジ装置における車体
側取付部の剛性および組立性を向上させるとともに、シ
ートベルトアンカーの取付強度も向上させるという効果
が得られる。
介してシートクッションの前端を回動自在に連結し、前
記シートクッションの後端が跳ね上るようにした構造に
おいて、 前記車体のフロアのキックアップ部の下面には、前記
車体フロアと共に閉断面を形成する車幅方向に延びる断
面略「Ｌ」字状のシートクロスメンバーを配置し、前記
ヒンジ装置の車体側ブラケットが前記車体フロアと共に
取り付く取付用ブラケットには、前記閉断面を横切る形
状の脚部を設け、この脚部の先端側において前記シート
クロスメンバーの各面とそれぞれ平行になるように折曲
げられた折曲片状の端部をもって前記シートクロスメン
バーにそれぞれ固着したため、ヒンジ装置における車体
側取付部の剛性および組立性を向上させるとともに、シ
ートベルトアンカーの取付強度も向上させるという効果
が得られる。
第１図は本発明の一実施例を示す一部透視斜視図、第２
図は第１図のII−II線に沿った断面図、第３図はシート
クッション跳ね上げ方式のシートを示す斜視図、第４図
はその作用を示す側視図、第５図は従来例を示す一部透
視斜視図、第６図は第５図のVI−VI線に沿った断面図で
ある。 １……シートクッション、３……車体フロア、3a……キ
ックアップ部、４……ヒンジ装置、５……シートクロス
メンバー、5a……縦面部、5b……横面部、６……シート
ベルトアンカー、８……ヒンジ取付用ブラケット、8a…
…脚部、8a1……第１フランジ（端部）、8a2……第２フ
ランジ（端部）、９……ボルト、Ｓ……閉断面、W2,W3
……スポット溶接。
図は第１図のII−II線に沿った断面図、第３図はシート
クッション跳ね上げ方式のシートを示す斜視図、第４図
はその作用を示す側視図、第５図は従来例を示す一部透
視斜視図、第６図は第５図のVI−VI線に沿った断面図で
ある。 １……シートクッション、３……車体フロア、3a……キ
ックアップ部、４……ヒンジ装置、５……シートクロス
メンバー、5a……縦面部、5b……横面部、６……シート
ベルトアンカー、８……ヒンジ取付用ブラケット、8a…
…脚部、8a1……第１フランジ（端部）、8a2……第２フ
ランジ（端部）、９……ボルト、Ｓ……閉断面、W2,W3
……スポット溶接。
Claims (1)
- 【請求項１】車体フロアにヒンジ装置を介してシートク
ッションの前端を回動自在に連結し、前記シートクッシ
ョンの後端が跳ね上るようにした構造において、 前記車体フロアのキックアップ部の下面には、前記車体
フロアと共に閉断面を形成する車幅方向に延びる断面略
「Ｌ」字状のシートクロスメンバーを配置し、前記ヒン
ジ装置の車体側ブラケットが前記車体フロアと共に取り
付く取付用ブラケットには、前記閉断面を横切る形状の
脚部を設け、この脚部の先端側において前記シートクロ
スメンバーの各面とそれぞれ平行になるように折曲げら
れた折曲片状の端部をもって前記シートクロスメンバー
にそれぞれ固着したことを特徴とする跳ね上げシートク
ッション用ヒンジ取付ブラケット取付部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2143901A JP2600979B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 跳ね上げシートクッション用ヒンジ取付ブラケット取付部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2143901A JP2600979B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 跳ね上げシートクッション用ヒンジ取付ブラケット取付部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0439178A JPH0439178A (ja) | 1992-02-10 |
| JP2600979B2 true JP2600979B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=15349702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2143901A Expired - Fee Related JP2600979B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 跳ね上げシートクッション用ヒンジ取付ブラケット取付部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2600979B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030023363A (ko) * | 2001-09-13 | 2003-03-19 | 기아자동차주식회사 | 해치백 차량의 후방 시트백 체결용 브라켓트구조 |
| JP4585020B2 (ja) * | 2008-08-07 | 2010-11-24 | 本田技研工業株式会社 | 車体構造 |
| US8360496B2 (en) * | 2010-04-22 | 2013-01-29 | GM Global Technology Operations LLC | Folding seat system |
| DE102010051270A1 (de) * | 2010-11-12 | 2012-05-16 | Gm Global Technology Operations Llc (N.D.Ges.D. Staates Delaware) | Bodenstruktur einer Kraftfahrzeugkarosserie |
| JP6077289B2 (ja) * | 2012-11-30 | 2017-02-08 | ダイハツ工業株式会社 | 車両のリヤシート構造 |
| JP7120123B2 (ja) * | 2019-03-29 | 2022-08-17 | いすゞ自動車株式会社 | シート取付け用ブラケット |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6068848U (ja) * | 1983-10-19 | 1985-05-16 | 富士重工業株式会社 | 自動車車体のシ−トベルト取付部構造 |
-
1990
- 1990-06-01 JP JP2143901A patent/JP2600979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0439178A (ja) | 1992-02-10 |
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Legal Events
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