JP2717681B2 - 自動二輪車のミドルフレーム - Google Patents

自動二輪車のミドルフレーム

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JP2717681B2
JP2717681B2 JP63304203A JP30420388A JP2717681B2 JP 2717681 B2 JP2717681 B2 JP 2717681B2 JP 63304203 A JP63304203 A JP 63304203A JP 30420388 A JP30420388 A JP 30420388A JP 2717681 B2 JP2717681 B2 JP 2717681B2
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直行 斉藤
▲高▼登 渡辺
敏久 永椎
均 赤岡
千鶴子 木村
洋之助 鈴木
清 深沢
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動二輪車の車体フレームの改良に関す
る。
(従来の技術) 車体フレームの中央部からピボットプレートが下方に
のびる形式のフレームは、一般的に第3図に示す構造を
もっている。すなわち、ヘッドパイプaからフロントフ
レームbが後方にのび、これにピボットプレートcがJ
形をなすように溶接され、左右のフレームはクロスメン
バdで結合され、ピボットプレートcに後方に向けてシ
ートフレームeとバックステイfが溶接されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記の従来のフレームは、ヘッドパイプa、フロント
フレームbとピボットプレートcで車両各部の重量、走
行に伴う衝撃等を負担し、シートフレームeとバックス
テイfで塔乗者の重量を支持するようにしてあり、特に
荷重が集中するピボットプレートcを含むフレーム中央
部分を、リヤフレームで積極的に補強することはなされ
ていなかった。例えば、ピボットプレートcにX方向の
力が働いたとき、この力に基づくトルクは、ピボットプ
レートcの基部にねじりを生じさせるが、リヤフレーム
e、バックステイf等は該トルクに対する抵抗体とはな
っていない。
またピボットプレートcの後部付近には緩衝装置その
他の機構が配置されるが、この部分を覆うと共に運転者
の脚部となじむ外板部材を設けることは部品点数を増加
しコスト高を招く。
したがって本発明は、ピボットプレートの基部を含む
フレーム中央部を補強し、同時に外板部材としての作用
を行なうフレーム体を得ることを課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の前記課題の解決手段は、自動二輪車の車体フ
レームの中央部を形成するミドルフレームであって、両
側部がそれぞれ一枚の板状体からなり、該板状体の主体
部の上部前方に前向きのフロントフレーム連結部を備
え、該主体部の下部にスイングアームを枢支するための
ピボットプレートを下向きに形成し、且つ該主体部の後
方に、該主体部の上部からピボット穴近傍にわたる上下
幅をもち運転者席の略中央部の下部までのびる側壁部を
一体に連設し、該側壁部の前部上端にクロスメンバ取付
け部を設け、後端にはリヤフレームの連結部を設けたこ
とを特徴とする。
(作用) 前記の構成を備えるから、ピボットプレートの基部に
作用する力は、ミドルフレーム後部の側壁部によって補
強され、フレーム中央部の剛性が増大する。
また、該側壁部は外板部材として内側機構を遮蔽する
と共にニーグリップ又は脚支持面としても作用する。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。第
1図の自動二輪車において、1はヘッドパイプ、2はフ
ロントフレーム、3はミドルフレーム、4はリヤフレー
ム、5は燃料タンク、6はシート、7はサイドカバー、
8は駆動スプロケット、9はスイングアーム、10は緩衝
器、11はバッテリで、該緩衝器10は、下端がリンク9aを
介してスイングアーム9に接続され、上端がミドルフレ
ーム3のクロスメンバに接続される。また、チエン12が
スイングアーム9に沿って張設され、フロントフレーム
2の下方には、補強及びエンジン結合のためのサブフレ
ーム13が設けられ、ミドルフレーム3の下方を経て排気
管14が配設されている。
第2図に示すように、ミドルフレーム3は、軽合金で
左右別々に鋳造して形成され、各ミドルフレーム3主体
部Aの上部前方には、前向きにフロントフレーム連結部
15が設けられ、ここにフロントフレーム2が溶接され
る。サブフレーム13も同様に連結される。ミドルフレー
ムの3の主体部Aの後方には、シート6の中央部の下部
までのびると共に下辺がピボット穴22近くまで広がる上
下幅の大きい側壁部16が一体に形成されており、該側壁
部16の前端上部に3個の取付穴17aをもつクロスメンバ
取付部17が設けられ、ここにクロスメンバ18がねじ止め
される。該メンバ18の下面にはブラケット19が設けら
れ、ここに緩衝器10の上端を係止するためのボルトが挿
通される。また側壁16には、補強のための凹凸条20が適
宜形成されている。
そして、主体部Aの下部からピボットプレート21が下向
きにのび、ピボット穴22とクロスメンバ取付穴23が設け
られ、ここにクロスメンバ24が固定される。上部後方に
も別のクロスメンバ25が設けられ、後端上下にリヤフレ
ーム4を固定するための取付穴すなわち連結部26、27が
設けられる。
以上の構成であるから、ピボットプレート21にX方向
の力が加わってその基部に右まわり又は左まわりのトル
クが作用しても、該基部は、主体部Aを介してフロント
フレーム取付部15と側壁部16の両方に連続しているの
で、トルクに対する抵抗力が大きい。同様にY方向及び
Z方向の力に対する抵抗力も大きい。
そして、左右の側壁部16,16は、その前端上部に設け
たクロスメンバ取付け部17,17をクロスメンバ18で強固
に結合されるから、Y方向のトルクに対する抵抗力は一
層増大される。更に、上下幅の大きい側壁部16が運転者
席の略中央部の下部までのびているので、前記ピボット
プレート21の主体部Aを補強する作用のほかに、運転者
の荷重に対して大きい支持力が得られ、リヤフレーム4
の連結部の強度も大になる。
また、側壁部16は、緩衝器10、バッテリ11、チエン12
等の一部を覆うカバーの役割をなすと共に、塔乗者のニ
ーグリップ又は脚支持面となる。
(発明の効果) 以上のように、ミドルフレームの主体部に、運転者席
の略中央部の下部に至る上下幅の大きい側壁部を一体に
設け、該側壁部によってピボットプレートの基部を補強
するから、荷重が集中するフレーム中央部を強固に形成
することができる。しかも、上下幅の大きい側壁部が運
転者席の中央部の下部まで伸びているから運転者に対す
る荷重支持力が大であり、リヤフレームも強固に固定さ
れる。
また、該側壁部によって外板部材を形成して緩衝装置
その他の下部機構の側面の上部を遮蔽し、ニーグリップ
にもなるから、別体のサイドカバーが省略できる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した二輪車の側面図、第2図はフ
レームの斜面図、第3図は従来のフレームの斜面図であ
る。 2……フロントフレーム 3……ミドルフレーム 4……リヤフレーム 15……フロントフレーム連結部 16……側壁部、17……クロスメンバ取付け部 21……ピボットプレート 26、27……リヤフレーム連結部 A……ミドルフレームの主体部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤岡 均 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 木村 千鶴子 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 鈴木 洋之助 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 深沢 清 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭62−144792(JP,U) 実開 平1−125787(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動二輪車の車体フレームの中央部を形成
    するミドルフレームであって、両側部がそれぞれ一枚の
    板状体からなり、該板状体の主体部の上部前方に前向き
    のフロントフレーム連結部を備え、該主体部の下部にス
    イングアームを枢支するためのピボットプレートを下向
    きに形成し、且つ該主体部の後方に、該主体部の上部か
    らピボット穴近傍にわたる上下幅をもち運転者席の略中
    央部の下部までのびる側壁部を一体に連設し、該側壁部
    の前部上端にクロスメンバ取付け部を設け、後端にはリ
    ヤフレームの連結部を設けたことを特徴とする、自動二
    輪車のミドルフレーム。
JP63304203A 1988-12-02 1988-12-02 自動二輪車のミドルフレーム Expired - Fee Related JP2717681B2 (ja)

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