JP2513991Y2 - オ―トバイのフレ―ム - Google Patents

オ―トバイのフレ―ム

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JP2513991Y2
JP2513991Y2 JP1988021828U JP2182888U JP2513991Y2 JP 2513991 Y2 JP2513991 Y2 JP 2513991Y2 JP 1988021828 U JP1988021828 U JP 1988021828U JP 2182888 U JP2182888 U JP 2182888U JP 2513991 Y2 JP2513991 Y2 JP 2513991Y2
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air cleaner
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晋祐 福家
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、オートバイのフレームに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に、オートバイは、第5図及び第6図に示すよう
に、フレームAの前下部にエンジンBが搭載され、エン
ジンBの後側には、気化器CやエアークリーナーDが連
結されている。そして、フレームAの上部には、前部に
燃料タンクEが装着され、その後側にシートFが取付け
られている。
エンジンBは、運転によって発熱し、その付近の温度
が上昇する。走行速度が早いときは、走行によって受け
る風で、熱気が後方に流れるが、低速のときは流れが少
なく、エンジンB付近に熱気が溜り、気化器Cが暖めら
れて燃料油温が上昇したり、エアークリーナーDに熱気
を吸入するなどの不都合が起る。
特に、フレームAの前部をカウリングで覆うもので
は、内側の空気流れが悪くなり、この現象が顕著に起
る。
このため第5図に示すように、フレームAの側面を覆
ったフレームカバーGの前方に、風抜き孔Hを設けたり
している。しかし、風抜き孔Hの内側にフレームAなど
が通っており、十分に熱気を排風できない不都合があ
る。例えば、実開昭61−110487号公報参照。
又、第6図に示すように、燃料タンクEの後下部を高
い位置にして、フレームAとの間に隙間を設けて、この
隙間から熱気を排風できるようにしたものもある。この
場合は、内側の部品が外から見えるようになって都合が
悪く、又、ライダーの脚の部分に熱気が当って不快であ
る。
又、従来、中空のフレーム(車体前部のフレーム)自
体をダクトとして当該ダクトは車体前方に向く開口部と
車体内側に向く開口部とを有していて、車体前方の外気
をエンジンや気化器の周囲に流し込む冷却構造が提案さ
れている(実開昭62−43998号公報、実開昭60−165215
号公報、あるいは、実開昭59−91984号などを参照)。
しかしながら、オートバイにおいて、エンジンのシリ
ンダーの後方に気化器を介して連接するエアクリーナボ
ックスを有しており、燃料タンク下部、フレーム内周面
およびクリーナーボックス前面とで作る空間が車体後方
に向けて袋小路を形成している場合にエンジンからの熱
気が当該空間に溜まり、前記左右一対の中央フレーム間
にほぼ充実して挟み込む状態で収納配置するものである
場合に、前記提案された技術では、前記ダクトを介して
エンジン等周囲に流れて来た冷却風が排出されず、結
局、エンジンからの熱気が滞留することを防止できず、
ひいては気化器やエアークリーナーの熱気による悪影響
を取除けず、またライダーへ熱気が当たるという問題点
が残るものである。
〔考案の目的〕
この考案は、前記従来の問題点を解消するべくなされ
たものであって、車体フレームに熱気排風路を設け、こ
の熱気排風路によって、エンジン付近の熱気が後方に排
風できるようにして気化器やエアークリーナーの熱気に
よる悪影響を取除き、ライダーにも熱気が当らないよう
にできるオートバイのフレームを得ることを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記問題点を解決するため、ヘッドパイプ
(3)から車両後ろ下方に伸びる左右一対の前フレーム
(2、2)と、該前フレーム(2、2)に連続して後ろ
下方に延びる左右一対の中央フレーム(1、1)とから
なるフレームと、前記前フレーム(2、2)の上部に載
置した燃料タンク(11)と、前記前フレーム(2、2)
の下部に配置したエンジン(7)とを備えたオートバイ
において、前記エンジン(7)のシリンダー(7a)を前
記左右一対の前フレーム(2、2)間に介在させると共
に、該シリンダー(7a)の後方でクランクケース(7b)
より上方に気化器(8、8)を介して連接するエアクリ
ーナボックス(9)を前記左右一対の中央フレーム
(1、1)間にほぼ充実して挟む込む状態で収納配置
し、さらに、中央フレーム(1、1)の少なくとも一方
のフレーム内部には、前端が該中央フレーム(1)内側
面でかつ前記シリンダー(7a)の後方位置でかつ前記エ
アクリーナボックス(9)より前方位置のフレーム空間
(20)内に開口し、後端が該中央フレーム(1、1)の
外側面でかつ前記エアクリーナボックス(9)の後方位
置に開口する熱気排風路(6)を設けたことを特徴とす
るオートバイのフレームの構成を有する。
〔作用〕
オートバイにおいて、エンジン(7)のシリンダー
(7a)を左右一対の前フレーム(2、2)間に介在させ
ると共に、該シリンダー(7a)の後方でクランクケース
(7b)より上方に気化器(8、8)を介して連接するエ
アクリーナボックス(9)を前記左右一対の中央フレー
ム(1、1)間にほぼ充実して挟む込む状態で収納配置
されているものでは、前記エアクリーナボックス(9)
より前方位置のフレーム空間(20)内にエンジン(7)
の熱気が流れ込む。
この場合、燃料タンク(11)の下面、前記シリンダー
7aの後面、エアクリーナボックス(9)の前面、および
各前フレーム(2、2)の各内周面で取り囲まれる空間
は、側方や後方へは逃げ道がない袋小路のほぼ閉じられ
た空間になっている。この空間(20)には、前記気化器
(8、8)が位置し、前記のようにこの空間(20)は逃
げ道のないもののため、エンジン(7)の運転によって
発生する熱気が、気化器(8、8)付近にこもり易い。
特にオートバイの走行時であったとしても、走行風がエ
ンジンの上部や側部を通って前記空間(20)内に流れ込
んだまま出て行くことができず、気化器(8、8)周囲
の熱気はさらに溜まったままとなる。
これに対して、本考案では、左右の中央フレーム
(1、1)の少なくとも一方のフレーム内部には、前端
が該中央フレーム(1、1)の内側面でかつ前記エンジ
ンシリンダー(7a)の後方位置でかつ前記エアクリーナ
ボックス(9)より前方位置のフレーム空間(20)内に
開口し、後端が該中央フレーム(1、1)の外側面でか
つ前記エアクリーナボックス(9)の後方位置に開口す
る熱気排風路(6)を設けたので、前記空間(20)の熱
気が前記熱気排風路(6)を通って後方外側の開口に抜
けるので、換気ができ、気化器(8、8)付近の熱気の
排風が効率よくできる。
〔実施例〕
以下、第1図乃至第4図を参照して本考案の実施例を
説明する。
当該図に示すように、この実施例は、ヘッドパイプ3
から車両後ろ下方に伸びる左右一対の前フレーム2、2
と、該前フレーム2、2に連続して後ろ下方に延びる左
右一対の中央フレーム1、1とからなるフレームと、前
記前フレーム2、2の上部に載置した燃料タンク11と、
前記前フレーム1、1の下部に配置したエンジン7とを
備えたオートバイのフレームに係るものである。
この場合、前記エンジン7のシリンダー7aを前記左右
一対の前フレーム2、2の互いの間に介在させると共
に、該シリンダー7aの後方でクランクケース7bより上方
に気化器8、8を介して連接するエアクリーナボックス
9を前記左右一対の中央フレーム1、1の互いの間にほ
ぼ充実して挟み込む状態で収納配置する。
さらに、前記中央フレーム1、1の少なくとも一方の
フレーム内部には、前端が該中央部フレーム1内側面で
かつ前記シリンダーの後方位置でかつ前記エアクリーナ
ボックス9より前方のフレーム空間20内に開口(開口6
a)し、後端が該フレームの外側面でかつ前記エアクリ
ーナ9の後方位置に開口(開口6b)する熱気排風路6を
設けたものである。
実施例では、左右の中央フレーム1、1は、側方から
見て略T字状をしていて、鋳造などで成形するか、板材
をプレス成形して中空状に設ける。前記中央フレーム
1、1の前上端1a、1aには、前フレーム2、2の後端2
a、2aを溶着連結する。前フレーム2、2の前端には、
車体中心に寄せて、ヘッドパイプ3を溶着し、ヘッドパ
イプ3には、前ホーク4を取付ける。
また、前記中央フレーム1、1の後上端1b、1bには、
左右の後フレーム5、5の前端を突合せて溶着する。左
右の中央フレーム1の上部には、前端が前記空間20に向
けて内側に開口(開口6a)し、後端の外側に開口する
(開口6b)前後方向の熱気排風路6を内側を貫通させて
設ける。
前記オートバイにおいては、前記左右の中央フレーム
1、1の前側には、エンジン7を搭載し、エンジン7の
後側には、気化器8、エアークリーナボックス9が連結
されている。又、左右の中央フレーム1には、後ホーク
10の前端を軸着する。前フレーム2の上部には燃料タン
ク11を装着する。後フレーム5の上側にはシート12を装
着し、その下側にフレームカバー13を取付けてある。
フレームカバー13を中央フレーム1の外側まで伸す場
合は、第4図に示すように、フレームカバー13に、熱気
排風路6の出口に合せて孔14を設けておく。
次に実施例の作用を説明する。
燃料タンク11とエアークリーナボックス9は、いずれ
も容積が大きく、しかも、当該燃料タンク11は前フレー
ム2、2に近接しかつ当該エアークリーナボックス9の
外周面は中央フレーム1、1の内周面の近傍に位置して
いるため、当該燃料タンク11の下面とエアクリーナボッ
クス9の前面とは、前記エンジン7の上部と後側を塞ぐ
壁になっている。要するに、当該燃料タンク11の下面、
前記シリンダ7aの後面、クリーナボックス9の前面、お
よび前フレーム2、2の内周面で取り囲まれる空間20は
逃げ道のない袋小路の空間になっている。
このため、エンジン7の運転によって発生する発熱の
熱気が、気化器8付近にこもり易い。
しかしながら、本実施例では、気化器8の両側に、左
右の中央フレーム1の上部に設けた熱気排風路6の前端
の開口6aが開口しているので、前記空間20の熱気が熱気
排風路6を通って後方外側の開口6aに抜け、換気ができ
る。こうして気化器8付近の換気ができて、気化器8の
昇温を防ぐことができる。
又、通気孔6の後端の外側に開口した部分は、第2図
に示すようにライダーの脚の後側になって、ライダーに
熱気が当ることもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は、左右の中央フレー
ムの少なくとも一方のフレーム内部には、前端が該中央
フレームの内側面でかつエンジンシリンダーの後方位置
でかつ前記エアクリーナボックスより前方位置のフレー
ム空間内に開口し、後端が該中央フレームの外側面でか
つ前記エアクリーナボックスの後方位置に開口する熱気
排風路を設けたので、燃料タンクの下面、エンジンシリ
ンダーの後面、エアクリーナボックスの前面、および各
前フレームの各内周面で取り囲まれるフレーム空間にこ
もる熱気を、前記熱気排風路を通して後方外側に抜くこ
とができて、換気ができる。したがって、気化器やエア
クリーナボックスが、熱気のこもりにより昇温して悪影
響が生じることを確実に防止することができる。
又、熱気排風路の後端は、ライダーの脚の後側に開口
し、ライダーに熱気が当ることもない。
そして、熱気排風路は、中央フレーム内に通してあっ
て、場所をとることもなく、直接熱気がこもる場所に開
口しているので、換気効率もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、第1図は
全体側面図、第2図は同要部拡大図、第3図は平面図、
第4図は要部の斜視図、第5図は従来例を示す側面図、
第6図は他の従来例を示す側面図である。 1…中央フレーム、2…前フレーム、5…後フレーム、
6…熱気排風路、7…エンジン、7a…エンジンのシリン
ダー、8…気化器、9…エアクリーナボックス、11…燃
料タンク、20…空間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプから車両後ろ下方に伸びる左
    右一対の前フレームと、該前フレームに連続して後ろ下
    方に延びる左右一対の中央フレームとからなるフレーム
    と、前記前フレームの上部に載置した燃料タンクと、前
    記前フレームの下部に配置したエンジンとを備えたオー
    トバイにおいて、 前記エンジンのシリンダーを前記左右一対の前フレーム
    間に介在させると共に、該シリンダーの後方でクランク
    ケースより上方に気化器を介して連接するエアクリーナ
    ボックスを前記左右一対の中央フレーム間にほぼ充実し
    て挟み込む状態で収納配置し、 さらに、中央フレームの少なくとも一方のフレーム内部
    には、前端が該中央フレーム内側面でかつ前記シリンダ
    ーの後方位置でかつ前記エアクリーナボックスより前方
    位置のフレーム空間内に開口し、後端が該中央フレーム
    の外側面でかつ前記エアクリーナボックスの後方位置に
    開口する熱気排風路を設けたことを特徴とするオートバ
    イのフレーム。
JP1988021828U 1988-02-23 1988-02-23 オ―トバイのフレ―ム Expired - Lifetime JP2513991Y2 (ja)

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JP2717681B2 (ja) * 1988-12-02 1998-02-18 本田技研工業株式会社 自動二輪車のミドルフレーム
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