JP2920537B2 - スクータ型車両 - Google Patents
スクータ型車両Info
- Publication number
- JP2920537B2 JP2920537B2 JP1027821A JP2782189A JP2920537B2 JP 2920537 B2 JP2920537 B2 JP 2920537B2 JP 1027821 A JP1027821 A JP 1027821A JP 2782189 A JP2782189 A JP 2782189A JP 2920537 B2 JP2920537 B2 JP 2920537B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support frame
- frame
- cover
- front cover
- head pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/02—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は前部カバーを備えたスクータ型車両に関す
るものである。
るものである。
例えば、スクータ型車両には前部カバーを備えるもの
があり、この前部カバーで運転者に走行風が当らないよ
うにして快適な走行が得られるようになっている。
があり、この前部カバーで運転者に走行風が当らないよ
うにして快適な走行が得られるようになっている。
この前部カバーの車体フレームへの取付機構には種々
のものがあり、例えば実開昭59−131386号公報に開示さ
れるように、ヘッドパイプにブラケットを設け、このブ
ラケットに前部カバーを取付けるものがある。
のものがあり、例えば実開昭59−131386号公報に開示さ
れるように、ヘッドパイプにブラケットを設け、このブ
ラケットに前部カバーを取付けるものがある。
ところで、有効に運転者に走行風が当らないようにす
るために、前部カバーをバーハンドルのグリップ近傍ま
で延ばして、車幅方向へ広げて大きくすることが考えら
れるが、このように前部カバーを大きくすると、前部カ
バーの剛性を確保する必要がある。
るために、前部カバーをバーハンドルのグリップ近傍ま
で延ばして、車幅方向へ広げて大きくすることが考えら
れるが、このように前部カバーを大きくすると、前部カ
バーの剛性を確保する必要がある。
また、前部カバーを大きくすると、その分ブラケット
を延ばして取付ける必要があり、このため燃料タンク、
トランク及びバッテリ等をフロント側に配置する場合、
このブラケットが邪魔になってスペースの確保が困難に
なる。
を延ばして取付ける必要があり、このため燃料タンク、
トランク及びバッテリ等をフロント側に配置する場合、
このブラケットが邪魔になってスペースの確保が困難に
なる。
さらに、この前部カバーが大きくなる分、この前部カ
バーを支持する車体側の剛性も向上させる必要があり、
しかもこの取付構造も外観を損なわないように配慮する
必要がある。
バーを支持する車体側の剛性も向上させる必要があり、
しかもこの取付構造も外観を損なわないように配慮する
必要がある。
この発明はこのような実情に鑑みなされたもので、前
部カバーを大きくして快適な走行を可能にすると共に、
この前部カバー及び車体側の剛性を向上させ、しかも外
観も良好であるスクータ型車両を提供することを目的と
している。
部カバーを大きくして快適な走行を可能にすると共に、
この前部カバー及び車体側の剛性を向上させ、しかも外
観も良好であるスクータ型車両を提供することを目的と
している。
上記課題解決のために講じた手段は、前部カバーを備
えたスクータ型車両について、次の(イ)〜(ト)のよ
うにしたことである。
えたスクータ型車両について、次の(イ)〜(ト)のよ
うにしたことである。
(イ)前記前部カバーの車幅方向幅をバーハンドルの左
右のグリップ間の間隔とほぼ等しくしたこと、 (ロ)前下がりに傾斜したヘッドパイプの上部に一端を
固定した支持フレームを前記前部カバーの内側側縁にほ
ぼ沿うように設けて当該前部カバーを支持させたこと、 (ハ)ヘッドパイプの下部より後下がりに傾斜して延び
たメインフレームのフロア部に一対のシートフレームの
前端を固定し、このシートフレームの前端近傍に上記支
持フレームの他端を固定したこと、 (ニ)上記メインフレームのフロア部の前後に左右に延
びるステーを固定し、該ステーの左右両端に前後方向の
支持板を取付けたこと、 (ホ)上記支持板の下側面に近接し、これに交差した状
態で上記支持フレームの上記の他端部を配置したこと、 (ヘ)メインフレームのフロア部、上記ステー、支持板
等を覆うようにフロアカバーを設けたこと、 (ト)上記支持フレームをヘッドパイプ上方部からメイ
ンフレームのヘッドパイプ側先端より後方にてほぼ垂直
に下方に延び、且つこの下部を後方にほぼ水平に延びる
支持フレームとしたこと。
右のグリップ間の間隔とほぼ等しくしたこと、 (ロ)前下がりに傾斜したヘッドパイプの上部に一端を
固定した支持フレームを前記前部カバーの内側側縁にほ
ぼ沿うように設けて当該前部カバーを支持させたこと、 (ハ)ヘッドパイプの下部より後下がりに傾斜して延び
たメインフレームのフロア部に一対のシートフレームの
前端を固定し、このシートフレームの前端近傍に上記支
持フレームの他端を固定したこと、 (ニ)上記メインフレームのフロア部の前後に左右に延
びるステーを固定し、該ステーの左右両端に前後方向の
支持板を取付けたこと、 (ホ)上記支持板の下側面に近接し、これに交差した状
態で上記支持フレームの上記の他端部を配置したこと、 (ヘ)メインフレームのフロア部、上記ステー、支持板
等を覆うようにフロアカバーを設けたこと、 (ト)上記支持フレームをヘッドパイプ上方部からメイ
ンフレームのヘッドパイプ側先端より後方にてほぼ垂直
に下方に延び、且つこの下部を後方にほぼ水平に延びる
支持フレームとしたこと。
〔作 用〕 本発明は、前部カバーの車幅方向幅をバーハンドルの
左右のグリップ間の間隔とほぼ等しくした、すなわち、
前部カバーをバーハンドルのグリップ位置近傍まで延ば
して車幅方向に広く形成したから、この前部カバーで有
効に運転者に走行風が当らないようにすることができ
る。
左右のグリップ間の間隔とほぼ等しくした、すなわち、
前部カバーをバーハンドルのグリップ位置近傍まで延ば
して車幅方向に広く形成したから、この前部カバーで有
効に運転者に走行風が当らないようにすることができ
る。
また、前部カバーの側縁内側を、当該側縁に沿う形状
の支持フレームによって支持させたから、前部カバーを
確実に支持でき、且つこれを補強して前部カバーの剛性
を向上させることができる。
の支持フレームによって支持させたから、前部カバーを
確実に支持でき、且つこれを補強して前部カバーの剛性
を向上させることができる。
さらに、支持フレームは前部カバーの内側に位置する
から、車体の外方から見えず、外観が良好である。
から、車体の外方から見えず、外観が良好である。
また、この支持フレームは、その一端をヘッドパイプ
側に、他端をヘッドパイプ後方のシートフレーム前端近
傍に固定したから、この支持フレームの支持強度が高
く、したがって前部カバーを安定的に支持することがで
きるばかりてなく、これでステップを形成することもで
きる。
側に、他端をヘッドパイプ後方のシートフレーム前端近
傍に固定したから、この支持フレームの支持強度が高
く、したがって前部カバーを安定的に支持することがで
きるばかりてなく、これでステップを形成することもで
きる。
さらに、支持板に荷重が掛かったときは、支持板の下
側面に近接し、且つ交差した状態で配置された支持フレ
ームによって支持板が下支えされるようになるので、支
持フレームは、運転者の体重などの荷重を受けるフロア
カバーの下支えとしても機能する。したがって、フロア
カバーの支持強度が向上し、フロアカバーの撓みが低減
される。
側面に近接し、且つ交差した状態で配置された支持フレ
ームによって支持板が下支えされるようになるので、支
持フレームは、運転者の体重などの荷重を受けるフロア
カバーの下支えとしても機能する。したがって、フロア
カバーの支持強度が向上し、フロアカバーの撓みが低減
される。
さらに、支持フレームをヘッドパイプ上方部からメイ
ンフレームのヘッドパイプ側先端より後方にてほぼ垂直
に下方に延び、且つこの下部を後方にほぼ水平に延びる
構造にしたことによって、垂直部と下部水平部との間の
円弧部の曲率半径が、支持フレームがヘッドパイプ上方
部から前下方に傾斜し、その後、大きく湾曲しながら後
方へ延びているものに比してそれだけ小さくなり、曲率
半径が小さい分だけ水平部、すなわち足載部の前端が前
方に延ばされるから、この足載部が前方に広がって余裕
がもたされる。また、このように支持フレームを構成し
とことにより、この支持フレームと前輪との間に、ハン
ドの最大切角においても前輪が支持フレームに当接しな
い程度の所定の間隔を設け得ることができる。
ンフレームのヘッドパイプ側先端より後方にてほぼ垂直
に下方に延び、且つこの下部を後方にほぼ水平に延びる
構造にしたことによって、垂直部と下部水平部との間の
円弧部の曲率半径が、支持フレームがヘッドパイプ上方
部から前下方に傾斜し、その後、大きく湾曲しながら後
方へ延びているものに比してそれだけ小さくなり、曲率
半径が小さい分だけ水平部、すなわち足載部の前端が前
方に延ばされるから、この足載部が前方に広がって余裕
がもたされる。また、このように支持フレームを構成し
とことにより、この支持フレームと前輪との間に、ハン
ドの最大切角においても前輪が支持フレームに当接しな
い程度の所定の間隔を設け得ることができる。
以下、この発明の一実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図はこの発明をスクータに適用した実施例を示す
側面図、第2図はその平面図、第3図はその正面図、第
4図はスクータのカバーを外した状態の側面図、第5図
は第4図のV−V断面図、第6図は車体フレームの側面
図、第7図はその平面図である。
側面図、第2図はその平面図、第3図はその正面図、第
4図はスクータのカバーを外した状態の側面図、第5図
は第4図のV−V断面図、第6図は車体フレームの側面
図、第7図はその平面図である。
図において、符号1は前部カバー、2はフロアカバ
ー、3はリヤカバーであり、これらで車体フレーム4を
覆っている。この車体フレーム4を構成するメインフレ
ーム5のフロア部5aには第6図及び第7図に示すよう
に、前後に左右に延びるステー6、7が固定され、この
ステー6、7の先端部に前後方向へ支持板8が設けられ
ており、これらを覆うようにフロアカバー2が設けられ
る。
ー、3はリヤカバーであり、これらで車体フレーム4を
覆っている。この車体フレーム4を構成するメインフレ
ーム5のフロア部5aには第6図及び第7図に示すよう
に、前後に左右に延びるステー6、7が固定され、この
ステー6、7の先端部に前後方向へ支持板8が設けられ
ており、これらを覆うようにフロアカバー2が設けられ
る。
このメインフレーム5の前部5bはやや前方へ向って立
上がり、この前部5bに前下がりに傾斜したヘッドパイプ
9が固定されている。このヘッドパイプ9にはフロント
フォーク10が回動可能に設けられ、フロントフォーク10
の下端部には前輪11が懸架され、上端部にはバーハンド
ル12が設けられている。
上がり、この前部5bに前下がりに傾斜したヘッドパイプ
9が固定されている。このヘッドパイプ9にはフロント
フォーク10が回動可能に設けられ、フロントフォーク10
の下端部には前輪11が懸架され、上端部にはバーハンド
ル12が設けられている。
ヘッドパイプ9の下部より後下がりに傾斜して延びた
メインフレーム5のフロア部5aには一対のシートフレー
ム13が固定され、このシートフレーム13はフロア部5aに
沿って後方へ延び、フロア部5aの後方から立上がり、後
輪14の上方まで延びている。このシートフレーム13の前
側及び後側にはブラケット15、16が設けられ、このブラ
ケット15でエンジン17と一体のパワーユニット18が支持
され、またパワーユニット18は緩衝装置19を介してブラ
ケット16に支持されている。そして、このパワーユニッ
ト18に後輪14が懸架されている。
メインフレーム5のフロア部5aには一対のシートフレー
ム13が固定され、このシートフレーム13はフロア部5aに
沿って後方へ延び、フロア部5aの後方から立上がり、後
輪14の上方まで延びている。このシートフレーム13の前
側及び後側にはブラケット15、16が設けられ、このブラ
ケット15でエンジン17と一体のパワーユニット18が支持
され、またパワーユニット18は緩衝装置19を介してブラ
ケット16に支持されている。そして、このパワーユニッ
ト18に後輪14が懸架されている。
車体の前側に、ヘッドパイプ9及びフロントフォーク
10を囲むように前部カバー1が備えられ、この前部カバ
ー1は車体底部から上方のバーハンドル12の近傍まで延
び、さらに車幅方向にバーハンドル12のクリップ12a近
傍位置まで延ばして広く形成されており、有効に運転者
に走行風が当らないようにしている。前部カバー1は前
分割カバー1aと後分割カバー1bの2部材からなってお
り、前分割カバー1aはその内部で第6図に示すブラケッ
ト20a、20bを介して、また後分割カバー1bはブラケット
21を介してそれぞれヘッドパイプ9に支持されている。
さらに、前部カバー1はその前分割カバー1aと後分割カ
バー1bの合わせ部で、その内部の側縁にほぼ沿ってヘッ
ドパイプ9の左右に配置した2本の支持フレーム22に支
持されている。前部カバー1はその支持部が外部から見
えないようにして、外観をよくしている。また、前部カ
バー1の内部の側縁は、その前部で支持フレーム22に支
持させてもよく、また一部で支持フレーム22に支持させ
るようにしてもよい。
10を囲むように前部カバー1が備えられ、この前部カバ
ー1は車体底部から上方のバーハンドル12の近傍まで延
び、さらに車幅方向にバーハンドル12のクリップ12a近
傍位置まで延ばして広く形成されており、有効に運転者
に走行風が当らないようにしている。前部カバー1は前
分割カバー1aと後分割カバー1bの2部材からなってお
り、前分割カバー1aはその内部で第6図に示すブラケッ
ト20a、20bを介して、また後分割カバー1bはブラケット
21を介してそれぞれヘッドパイプ9に支持されている。
さらに、前部カバー1はその前分割カバー1aと後分割カ
バー1bの合わせ部で、その内部の側縁にほぼ沿ってヘッ
ドパイプ9の左右に配置した2本の支持フレーム22に支
持されている。前部カバー1はその支持部が外部から見
えないようにして、外観をよくしている。また、前部カ
バー1の内部の側縁は、その前部で支持フレーム22に支
持させてもよく、また一部で支持フレーム22に支持させ
るようにしてもよい。
また、支持フレーム22はループ状に形成され、その一
端22aはヘッドパイプ9の上方部に、他端22bはヘッドパ
イプ9後方のシートフレーム18の前端部13aに固定さ
れ、支持フレーム22で前部カバー1の側縁を支持するこ
とで、前部カバー1の剛性を向上させている。
端22aはヘッドパイプ9の上方部に、他端22bはヘッドパ
イプ9後方のシートフレーム18の前端部13aに固定さ
れ、支持フレーム22で前部カバー1の側縁を支持するこ
とで、前部カバー1の剛性を向上させている。
また、支持フレーム22は1本で形成しても良く、また
支持フレーム22はブラケット等を介してヘッドパイプ9
やヘッドパイプ9後方の車体フレームに固定してもよ
い。
支持フレーム22はブラケット等を介してヘッドパイプ9
やヘッドパイプ9後方の車体フレームに固定してもよ
い。
さらに、ヘッドパイプ9とメインフレーム5の固定に
加え、さらに支持フレーム22でヘッドパイプ9と、メイ
ンフレーム5に固定したシートフレーム13とを連結する
ことで、車体フレームの剛性を向上させることができ
る。
加え、さらに支持フレーム22でヘッドパイプ9と、メイ
ンフレーム5に固定したシートフレーム13とを連結する
ことで、車体フレームの剛性を向上させることができ
る。
また、支持フレーム22の他端22bをループさせてシー
トフレーム13に固定させると、このループ部を利用する
ことにより、前カバー1に足載部1cを設けることもでき
る。
トフレーム13に固定させると、このループ部を利用する
ことにより、前カバー1に足載部1cを設けることもでき
る。
さらに、支持フレーム22を後方へ延ばして、シートフ
レーム13の前端近傍部に固定してあり、その後端近傍部
を支持板8の下側面に近接し、これに交差した状態で配
置している。これによって支持板8を介してフロアカバ
ー2を支持させることができる。また、支持フレーム22
をヘッドパイプ上方部からメインフレームのヘッドパイ
プ側先端より後方にてほぼ垂直に下方に延びる支持フレ
ームとし、該支持フレームと前輪との間に、ハンドルの
最大切角においても前輪が支持フレームに当接しない程
度の一定の間隔を設け、これによって前部カバー1の内
側側縁を支持させたことによって、前輪の最大切角に支
障を生じることがなく、またヘッドパイプ9の回りには
比較的広いスペースが確保されるので、燃料タンク23が
ヘッドパイプ9を囲むようにして取付けることができ、
燃料タンク23の配置スペースの確保が容易になる。ま
た、この燃料タンク23に代えてトランクやバッテリ等を
配置したり、或いは燃料タンク23とトランク、バッテリ
等の重量物を一緒に配置することもできる。
レーム13の前端近傍部に固定してあり、その後端近傍部
を支持板8の下側面に近接し、これに交差した状態で配
置している。これによって支持板8を介してフロアカバ
ー2を支持させることができる。また、支持フレーム22
をヘッドパイプ上方部からメインフレームのヘッドパイ
プ側先端より後方にてほぼ垂直に下方に延びる支持フレ
ームとし、該支持フレームと前輪との間に、ハンドルの
最大切角においても前輪が支持フレームに当接しない程
度の一定の間隔を設け、これによって前部カバー1の内
側側縁を支持させたことによって、前輪の最大切角に支
障を生じることがなく、またヘッドパイプ9の回りには
比較的広いスペースが確保されるので、燃料タンク23が
ヘッドパイプ9を囲むようにして取付けることができ、
燃料タンク23の配置スペースの確保が容易になる。ま
た、この燃料タンク23に代えてトランクやバッテリ等を
配置したり、或いは燃料タンク23とトランク、バッテリ
等の重量物を一緒に配置することもできる。
一対のシートフレーム13の立上がり部13bにはそれぞ
れサイドフレーム24の前側部24aが溶接され、このサイ
ドフレーム24はバーハンドル12のグリップ12aの位置ま
で延びるように左右の車幅方向に広がって形成され、こ
の後端部24bは立上がり上方で、内側に曲がってシート
フレーム13の後端部13cに溶接される。このサイドフレ
ーム24の前側部24aにはステー25が溶接され、このステ
ー25は上方へ延びてシートフレーム13の位置で内側へ曲
がってシートフレーム13に溶接されている。このシート
フレーム13、サイドフレーム24及びステー25を覆うよう
にリヤカバー3が設けられ、さらにこのシートフレーム
13、サイドフレーム24及びステー25で囲まれる部分で、
ビジネスバック、スーツケース等の重量物26を置く収納
部27が形成される。
れサイドフレーム24の前側部24aが溶接され、このサイ
ドフレーム24はバーハンドル12のグリップ12aの位置ま
で延びるように左右の車幅方向に広がって形成され、こ
の後端部24bは立上がり上方で、内側に曲がってシート
フレーム13の後端部13cに溶接される。このサイドフレ
ーム24の前側部24aにはステー25が溶接され、このステ
ー25は上方へ延びてシートフレーム13の位置で内側へ曲
がってシートフレーム13に溶接されている。このシート
フレーム13、サイドフレーム24及びステー25を覆うよう
にリヤカバー3が設けられ、さらにこのシートフレーム
13、サイドフレーム24及びステー25で囲まれる部分で、
ビジネスバック、スーツケース等の重量物26を置く収納
部27が形成される。
このようにスクータのリヤサイドに、簡単に構造で収
納部27を確保することができ、そこに重量物26等を収納
することができる。
納部27を確保することができ、そこに重量物26等を収納
することができる。
また、側面形状がほぼ形のシートフレーム13の立上
がり部13bと後端部13cとが側面形状がほぼ形のサイド
フレーム24で連結されており、これによりシートフレー
ム13が補強され、車体フレームの剛性が向上される。
がり部13bと後端部13cとが側面形状がほぼ形のサイド
フレーム24で連結されており、これによりシートフレー
ム13が補強され、車体フレームの剛性が向上される。
上記のように、前部カバーの車幅方向幅をバーハンド
ルの左右のグリップ間の間隔とほぼ等しくした、すなわ
ち、前部カバーをバーハンドルのグリップ位置近傍まで
延ばして車幅方向に広く形成したから、この前部カバー
で有効に運転者に走行風が当らないようにすることがで
きる。
ルの左右のグリップ間の間隔とほぼ等しくした、すなわ
ち、前部カバーをバーハンドルのグリップ位置近傍まで
延ばして車幅方向に広く形成したから、この前部カバー
で有効に運転者に走行風が当らないようにすることがで
きる。
また、前部カバーの側縁内側を、当該側縁に沿う形状
の支持フレームによって支持させ、支持フレームが前部
カバーの内側にあるから、外部から支持フレームが見え
ず、外観が良好である。
の支持フレームによって支持させ、支持フレームが前部
カバーの内側にあるから、外部から支持フレームが見え
ず、外観が良好である。
さらに、前部カバーは支持フレームが補強となって前
部カバーの剛性が向上し、また前部カバーを足載せとし
て利用することも可能になる。
部カバーの剛性が向上し、また前部カバーを足載せとし
て利用することも可能になる。
また、支持フレームは、その一端をヘッドパイプ側
に、他端をヘッドパイプ後方のシートフレーム前端近傍
に固定したから、前部カバーを確実に支持することがで
きると共に、支持フレームが車体の補強部材として機能
し、車体フレームの剛性が向上すると共に、この支持フ
レームの支持強度が高いので前部カバーを安定的に支持
することができるばかりでなく、これでステップを形成
することもできる。
に、他端をヘッドパイプ後方のシートフレーム前端近傍
に固定したから、前部カバーを確実に支持することがで
きると共に、支持フレームが車体の補強部材として機能
し、車体フレームの剛性が向上すると共に、この支持フ
レームの支持強度が高いので前部カバーを安定的に支持
することができるばかりでなく、これでステップを形成
することもできる。
さらに、支持板に荷重が掛かったときは、支持板の下
側面に近接し、且つ交差した状態で配置された支持フレ
ームによって支持板が下支えされるようになるので、支
持フレームは、運転者の体重などの荷重を受けるフロア
カバーの下支えとしても機能する。しがって、フロアカ
バーの支持強度が向上し、フロアカバーの撓みが低減さ
れる。
側面に近接し、且つ交差した状態で配置された支持フレ
ームによって支持板が下支えされるようになるので、支
持フレームは、運転者の体重などの荷重を受けるフロア
カバーの下支えとしても機能する。しがって、フロアカ
バーの支持強度が向上し、フロアカバーの撓みが低減さ
れる。
さらに、支持フレームをヘッドパイプ上方部からメイ
ンフレームのヘッドパイプ側先端より後方にてほぼ垂直
に下方に延び、且つこの下部を後方にほぼ水平に延びる
構造にしたことによって、垂直部と下部水平部との間の
円弧部の曲率半径が、支持フレームがヘッドパイプ上方
部から前下方に傾斜し、その後、大きく湾曲しながら後
方へ延びているものに比してそれだけ小さくなり、曲率
半径が小さい分だけ水平部、すなわち足載部の前端が前
方に延ばされるから、この足載部が前方に広がって余裕
がもたされる。また、このように支持フレームを構成し
たことにより、この支持フレームと前輪との間に、ハン
ドルの最大切角においても前輪が支持フレームに当接し
ない程度の所定の間隔を設け得ることができる。
ンフレームのヘッドパイプ側先端より後方にてほぼ垂直
に下方に延び、且つこの下部を後方にほぼ水平に延びる
構造にしたことによって、垂直部と下部水平部との間の
円弧部の曲率半径が、支持フレームがヘッドパイプ上方
部から前下方に傾斜し、その後、大きく湾曲しながら後
方へ延びているものに比してそれだけ小さくなり、曲率
半径が小さい分だけ水平部、すなわち足載部の前端が前
方に延ばされるから、この足載部が前方に広がって余裕
がもたされる。また、このように支持フレームを構成し
たことにより、この支持フレームと前輪との間に、ハン
ドルの最大切角においても前輪が支持フレームに当接し
ない程度の所定の間隔を設け得ることができる。
第1図は実施例のスクータ型車両の側面図、第2図は同
実施例の平面図、第3図は同実施例の正面図、第4図は
スクータのカバーを外した状態の側面図、第5図は第4
図のV−V断面図、第6図は同実施例における車体フレ
ームの側面図、第7図は同車体フレームの平面図であ
る。 図中符号 1……前部カバー、2……フロアカバー、3
……リヤカバー、4……車体フレーム、5……メインフ
レーム、9……ヘッドパイプ、12……バーハンドル、12
a……グリップ、13……シートフレームである。
実施例の平面図、第3図は同実施例の正面図、第4図は
スクータのカバーを外した状態の側面図、第5図は第4
図のV−V断面図、第6図は同実施例における車体フレ
ームの側面図、第7図は同車体フレームの平面図であ
る。 図中符号 1……前部カバー、2……フロアカバー、3
……リヤカバー、4……車体フレーム、5……メインフ
レーム、9……ヘッドパイプ、12……バーハンドル、12
a……グリップ、13……シートフレームである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 康文 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動 機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−2687(JP,U) 実開 昭49−102447(JP,U) 実開 昭59−131386(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62J 23/00 B62J 25/00 B62K 11/02
Claims (1)
- 【請求項1】前部カバーを備えたスクータ型車両におい
て、 前記前部カバーの車幅方向幅をバーハンドルの左右のグ
リップ間の間隔とほぼ等しくし、 前下がりに傾斜したヘッドパイプの上部に一端を固定し
た支持フレームを前記前部カバーの内側側縁にほぼ沿う
ように設けて当該前部カバーを支持させ、 ヘッドパイプの下部より後下がりに傾斜して延びたメイ
ンフレームのフロア部に一対のシートフレームの前端を
固定し、このシートフレームの前端近傍に上記支持フレ
ームの他端を固定し、 上記メインフレームのフロア部の前後に左右に延びるス
テーを固定し、該ステーの左右両端に前後方向の支持板
を取付け、 上記支持板の下側面に近接し、これに交差した状態で上
記支持フレームの上記の他端部を配置し、 メインフレームのフロア部、上記ステー、支持板等を覆
うようにフロアカバーを設け、 上記支持フレームをヘッドパイプ上方部からメインフレ
ームのベッドパイプ側先端より後方にてほぼ垂直に下方
に延び、且つこの下部を後方にほぼ水平に延びる支持フ
レームとしたことを特徴とするスクータ型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1027821A JP2920537B2 (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | スクータ型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1027821A JP2920537B2 (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | スクータ型車両 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8042192A Division JP2942187B2 (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | スクータ型自動二輪車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02208189A JPH02208189A (ja) | 1990-08-17 |
JP2920537B2 true JP2920537B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=12231621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1027821A Expired - Lifetime JP2920537B2 (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | スクータ型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2920537B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5030751Y2 (ja) * | 1972-12-25 | 1975-09-09 | ||
JPS632687U (ja) * | 1986-06-23 | 1988-01-09 |
-
1989
- 1989-02-07 JP JP1027821A patent/JP2920537B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02208189A (ja) | 1990-08-17 |
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