JP6089871B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、他部材が押し込まれることのある凹部を有するシートパッドと、シートパッドの表面に被覆されるシートカバーと、を備える乗物用シートに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートバックが車室側壁に設けられたロック部にロックされて背凭れ角度が固定されるように構成されたものが知られている(特許文献1)。具体的には、シートバックの車両外側の肩口側面にロックピンが突出した状態となって設けられており、このロックピンを車室側壁に設けられたロック部に前方側から後方側に押し込んでロックさせることにより、シートバックの背凭れ角度が固定される構成となっている。上記シートバックの車両外側の側面と後面との角部には、上記押し込みによるロック時に車室側壁の角張った段差形状を受け入れる凹形状に形成されており、このような凹形状を持つことにより、シートバックは、その背凭れ面として機能することのできる実質的な幅形状が広く確保された構成となっている。
特開2011−110962号公報
しかし、上記のような凹形状をもつことにより、シートバックは、その凹形状内に車室側壁の角張った段差形状を受け入れられるようにシートカバーを凹形状に沿った入り組んだ形に張設しなければならず、構成が煩雑となってしまう。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、他部材が押し込まれる凹形状をもつシートパッドに対し、他部材が押し込まれても不具合を生じさせないようにシートカバーを簡便に張設できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、他部材が押し込まれることのある凹部を有するシートパッドと、シートパッドの表面に被覆されるシートカバーと、を備える乗物用シートである。上記シートカバーの凹部に被覆される覆い部は、凹部の開口縁部間の直線距離より長い形状とされて凹部の内周面上から浮いた状態に被覆される弛みを有した構成とされている。上記凹部内に他部材が押し込まれることにより、覆い部が凹部の内周面上に押し付けられるかたちで弛みを張らせて他部材の押し込みを受け入れるようになっている。
この第1の発明によれば、シートカバーの覆い部に上記のような弛みが設定されていることにより、凹部に他部材が押し込まれる前の常時は、覆い部が凹部から浮いた位置で凹部をその弛みのある緩やかな面形状によって被覆した状態となる。したがって、上記覆い部に弛みを設定する簡単な構成によって、通常時、凹部の形成箇所を覆い部によって見栄え良く被覆した状態とすることができる。上記覆い部は、凹部内に他部材が押し込まれることにより、凹部の内周面上に押し付けられるかたちで弛みを張らせて他部材の押し込みを受け入れる。このように、覆い部に弛みを設定する簡素な構成により、上述した凹形状をもつシートパッドに対して、他部材が押し込まれても不具合を生じさせないようにシートカバーを簡便に張設することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。覆い部が凹部内に凹むように球状に湾曲した形に弛んだ状態で設けられている。
この第2の発明によれば、覆い部が球状に凹むように湾曲した形に弛んで設けられることにより、覆い部によって凹部の形成箇所を緩やかな凹形状で覆うように見栄え良く被覆することができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。覆い部は、複数の可撓性面状のピース同士が繋ぎ合わされて構成されており、これらピース同士の縫い代が凹部内に臨む裏面側に突出するように設定されている。
この第3の発明によれば、覆い部のピース同士の縫い代が凹部内に臨む裏面側に設定されることにより、上記縫い代によって、覆い部が凹部内に入り込む方向に附勢力を受けやすくなる。したがって、このような簡単な構成により、覆い部を、通常時、凹部内に弛ませた見栄えの良い状態に配設した状態として保持することができる。
第4の発明は、上述した第3の発明において、次の構成とされているものである。凹部は、断面L字状に2方向に開口した凹形状に形成されている。覆い部は、凹部のL字の一方の面を覆う第1のピースと、他方の面を覆う第2のピースと、が互いに繋ぎ合わされて構成されている。第1のピースは、凹部のL字の一方の面に合致する面形状とされて第2のピースよりも剛性の高い構成とされている。第2のピースは、一方のピースよりも伸張性の高い構成とされている。
この第4の発明によれば、一方のピース(第1のピース)の剛性が高いことで、両ピースの裏面側に設定された縫い代による凹部内方向への附勢力が増強されやすくなり、覆い部が凹部内に弛んだ状態に見栄え良く保持されやすくなる。また、他方のピース(第2のピース)の伸張性が高いことで、凹部内に他部材が押し込まれた際に、剛性の高い第1のピースを凹部のL字の一方の面にあてがえながら、伸張性の高い第2のピースを上記凹部のL字の一方の面と他方の面とに跨ってあてがえられるように、もしくは凹部のL字の他方の面にあてがえられるように簡便に撓ませることができる。したがって、覆い部を凹部の形に沿わせて撓ませやすくすることができる。
第5の発明は、上述した第4の発明において、次の構成とされているものである。凹部のL字の一方の面に、第1のピースに貫通して突出するロックピンが設けられている。上記凹部内に押し込まれることのある他部材は、上記ロックピンに押し込まれてロックするロック機構を備えた乗物の壁部材となっている。
この第5の発明によれば、ロックピンを乗物の壁部材に設けられたロック機構に押し込んでロックさせる際に、乗物の壁部材が凹部内に押し込まれても、シートカバーの覆い部には弛みがあるために大きなテンションがかからず、ロックピンとこれを通している第1のピースとの間に無理な負荷がかからない。したがって、シートカバーの覆い部に無理な負荷をかけることなく、ロックピンを乗物の壁部材に設けられたロック機構に円滑にロックさせることができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を示した斜視図である。 図1のII-II線断面図である。 シートバックを車両外側の後方から見た斜視図である。 図3の要部拡大図である。 図4のV-V線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシート1の構成について、図1〜図5を用いて説明する。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の後部側座席における左右に6:4分割された幅狭側のシートとして構成されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション(図示省略)と、頭凭れ部となるヘッドレスト3と、を備えた構成となっている。上記シートバック2は、その左右両側の下端部が、それぞれ、フロアパネル上に設置された図示しないヒンジブラケットに対して互いに同軸回りに前後回転することができる状態に連結された状態とされている。これにより、シートバック2は、上記両外側の回転軸を中心に、着座乗員が背凭れとして使用することのできる起立した姿勢位置と、シートクッションの上面部に畳み込まれた状態となる倒伏した姿勢位置と、の間で起倒回転させられるように設けられた状態とされている。
上記シートバック2は、図2〜図5に示すように、その車両外側の肩口側面に棒状に突出して設けられたロックピン2Fcを車室側壁10の段差部11に設けられたロック機構12に前方側から押し込んでロックさせることにより、上述した起立した姿勢位置に固定されるようになっている。ここで、上述したシートバック2は、その車両外側の側面と後面との角部に、上記押し込みによるロック時に、上記ロック機構12が設けられた車室側壁10の前方側に角張った形の段差部11を受け入れることのできる凹部2Pbが形成された構成となっている。このような凹部2Pbを持つことにより、シートバック2は、その表側の背凭れ面の横幅が、上記段差部11の前方側にかかる位置まで張り出すことのできる幅広な形に形成された状態とされている。
しかし、上記シートバック2は、上述したような凹部2Pbを有する形状となっていることにより、この凹部2Pbの表面に覆い被せられるバックカバー2Cの覆い部2Cdも、上記した車室側壁10の段差部11を受け入れられる状態に被覆されなければならない構成となっている。そこで、例えば、上記の問題を解決する方法として、バックカバー2Cの覆い部2Cdを、凹部2Pbの内周面の形に沿わせて一面一面にあてがえた状態に設けることが考えられる。しかし、このような方法では、覆い部2Cdを見栄え良くするために、覆い部2Cdの所々の箇所を凹部2Pbの構成面間の角部に吊り込んだり止着させたりして形状を整えた状態にしなければならず、構成が煩雑となってしまう。そこで、本実施例では、上記バックカバー2Cの覆い部2Cdに後述するような弛み2Cd4を設定することにより、覆い部2Cdを簡素かつ見栄えの良い状態に配設できる構成としながらも、上記車室側壁10の段差部11を受け入れられる構成としている。
以下、上述したシート1の各部の構成について詳しく説明していく。シートバック2は、図1に示すように、その上下左右の各縁部の骨格を成す四角枠状に組まれたバックフレーム2Fと、バックフレーム2Fの前側部に覆い被されて設けられる発泡ウレタン製のバックパッド2Pと、バックパッド2Pの外周面を覆うように外側から被せ付けられてシートバック2全体を外周側から被覆するバックカバー2Cと、を有する構成となっている。ここで、バックパッド2Pが本発明の「シートパッド」に相当し、バックカバー2Cが本発明の「シートカバー」に相当し、車室側壁10の段差部11が本発明の「乗物の壁部材」に相当する。
バックフレーム2Fは、そのシートバック2の上部と左右両側部の骨格を成す部分が、逆U字状に曲げ加工された1本のパイプフレーム2Faによってひと続きに形成されている。そして、上記パイプフレーム2Faの車両外側の枠部の肩口側面には、車両外側に向かって突出する丸棒状のロックピン2Fcがブラケット2Fbを介して一体的に結合された状態とされている。上記ブラケット2Fbは、図2に示すように、鋼板材がU字状に折り曲げられて形成されており、そのU字の両端面がパイプフレーム2Faの車両外側の肩口側面にあてがわれて強固に一体的に溶着された状態とされている。
ロックピン2Fcは、上述したブラケット2Fbの車両外側を向く面部に空けられた丸孔2Fb1内に車両外側から差し込まれて、その先の端部が、上記ブラケット2Fbの内側部に溶着されたナット2Fb2に螺合されて締結されることにより、パイプフレーム2Faに強固に一体的に結合された状態とされている。上記ロックピン2Fcは、上述したバックフレーム2Fにバックパッド2Pとバックカバー2Cとがそれぞれ被せ付けられてから、最後に、後述するバックカバー2Cの覆い部2Cdに空けられた丸孔状の貫通孔2Cd1a内に車両外側から差し込まれて、その内部のブラケット2Fbのナット2Fb2に螺合締結されて固定されるようになっている。
バックパッド2Pは、上述した四角枠状に組まれたバックフレーム2Fよりもひとまわり大きな厚手のマット型形状に形成されており、上述したバックフレーム2Fの前面部に広く覆い被された状態に組み付けられてセットされるようになっている。詳しくは、バックパッド2Pは、その上下左右の各縁部にシート後方側に張り出す形の張出し部2Paが形成されており、これら張出し部2Paがバックフレーム2Fの上枠部や左右両側の各枠部にそれぞれ外周側から巻き掛けられるようにセットされた状態に組み付けられている。これにより、バックパッド2Pは、バックフレーム2Fの各枠部をシート前方側と外周側と後方側とからそれぞれ覆い被せた状態となって設けられた状態とされている。
上述したバックパッド2Pには、図2及び図5に示すように、その車両外側のバックフレーム2Fのロックピン2Fcが取り付けられた肩口側面を覆う張出し部2Paの一部に、上記ロック機構12が設けられた車室側壁10の段差部11を受け入れられるようにする凹部2Pbが形成されている。この凹部2Pbは、図2〜図5に示すように、シートバック2の車両外側の側面と後面との角部に形成されており、車両外方向と後方向との2方向に凹形状を開口させる断面L字型の凹形状に形成されている。詳しくは、上記凹部2Pbは、上述した車両外側の側面を覆うバックパッド2Pの張出し部2Paの形状が、シート後方側に向かって内側に薄くなっていく傾斜した形となっていることにより、そのシート幅方向の凹みの深さが、シート後方側に向かって浅くなっていく直角三角柱型の凹形状に形成されている。
より詳しくは、図4に示すように、上記凹部2Pbは、その内周面が、シート後方側に面を向ける矩形状の背面2Pb1と、この背面2Pb1と隣接してシート外側に面を向ける矩形状の側面2Pb2と、上記背面2Pb1と側面2Pb2とに隣接してシート下方側に面を向ける直角三角形状の上面2Pb3と、この上面2Pb3と対向するように上記背面2Pb1と側面2Pb2とに隣接してシート上方側に面を向ける直角三角形状の下面2Pb4と、を有する形とされた、直角三角柱型の凹形状に形成されている。上記凹部2Pbの背面2Pb1と上面2Pb3と下面2Pb4は、それぞれ、厳密には車両外側に斜めに面を向けた形となって形成されており、凹部2Pbの段差を緩やかにする形となっている。上述した凹部2Pbの側面2Pb2は、その背面2Pb1との付け根からロックピン2Fcが通される領域の手前までは形状を有するが、そこから後方側には形状がなく、空き2Pb5となっている。
そして、上記ロックピン2Fcは、図2及び図5に示すように、上記凹部2Pbの側面2Pb2の後方側に空いた空き2Pb5から内部に通されて、上述したバックフレーム2Fに結合されたブラケット2Fbに螺合締結されて固定されるようになっている。これにより、ロックピン2Fcが、上記凹部2Pbの凹形状内を通るように設けられた状態とされており、そのシート後方側に露出する実質的な突出長さが長くても、シートバック2の横幅を越えた外側への張出し長さが短く抑えられた構成とされている。
バックカバー2Cは、図5に示すように、シートバック2の前面側領域を覆うファブリック製の表側被覆部2Caと、シートバック2の後面側領域を覆うカーペット製の裏側被覆部2Cbと、が1枚の袋状に縫い合わされた構成となっている。表側被覆部2Caは、上述したカーペット材から成る裏側被覆部2Cbよりも薄手で、かつ、伸縮性や可撓性に富んだファブリック材によって形成されている。上記表側被覆部2Caは、シートバック2の前面と上面、更に左右両側面を覆った状態に被せ付けられるようになっている。また、裏側被覆部2Cbは、上述したファブリック材から成る表側被覆部2Caよりも厚手で、かつ、伸縮性が低く剛性の高いカーペット材によって形成されている。この裏側被覆部2Cbは、シートバック2の後面を覆った状態に被せ付けられるようになっている。
上述した表側被覆部2Caと裏側被覆部2Cbとは、互いの上縁部から両肩口にかけての縁部同士が互いに1枚に繋ぎ合わされるように縫合されることにより、シートバック2に上方側から被せ付けてセットすることのできる下方側に開口した袋状の形に形成された状態とされている。また、上記表側被覆部2Caと裏側被覆部2Cbとは、それらの左右両側の縁部間に、これらを互いに結合させたり外したりすることのできる線ファスナ2Ccが設けられた構成となっている。これら線ファスナ2Ccは、それらの各務歯同士を結合操作するスライダが、各線ファスナ2Ccの上端に位置する時には、各務歯同士の結合が外された状態として、表側被覆部2Caの各縁部と裏側被覆部2Cbの各縁部とを互いに開かせた状態となっており、各スライダが下方側に下ろされることにより、各務歯同士を結合して、表側被覆部2Caの各縁部と裏側被覆部2Cbの各縁部とを互いに結合して閉じた状態にするようになっている。
したがって、上述したバックカバー2Cは、予め各線ファスナ2Ccを開いた状態にしておいてから、バックカバー2Cをシートバック2に上方側から被せ付けてセットし、その後に各線ファスナ2Ccを閉じて表側被覆部2Caの各縁部と裏側被覆部2Cbの各縁部とを互いに結合した状態とすることにより、バックパッド2Pの表面全体に広く密着した状態に張設されてセットされるようになっている。
ここで、上述した表側被覆部2Caは、バックパッド2Pの背凭れ面の膨らみのついた形状(左右両サイドにサイドサポート2Psを有した形状)に沿って全体が広く密着した状態に被覆されるように、バックパッド2Pの各起伏面の形に合わせて形成された複数枚の面材が一枚に縫合されて繋ぎ合わされた構成となっている。そして、表側被覆部2Caは、上記繋ぎ合わされた各面材同士の継ぎ目の縫合部2Ca1が、バックパッド2Pの谷状に起伏した部位の境界線に沿って形成された境界溝2Pc内に吊り込まれて止着されたり、或いはバックパッド2Pの山状に膨らんだ部位の境界線に沿って形成された境界溝2Pd内に入れ込まれた状態とされたりしている。これにより、表側被覆部2Caが、バックパッド2Pの表面から浮いたり皺を寄らせたりしないように、バックパッド2Pの表面に広く密着した状態に撓んで張設された状態とされている。
また、裏側被覆部2Cbは、上述したバックパッド2Pのバックフレーム2Fの各枠部の後方側に張り出す張出し部2Pa間に跨って架橋された状態に張設されている。これにより、裏側被覆部2Cbは、その厚手のカーペット材によって形成された適度に硬い剛性を有した構成によって、シートバック2の後面を、手触り感良く、かつ、外部荷重を受けても形状維持することのできる状態に被覆した状態となっている。
また、図4に示すように、上述したバックカバー2Cには、そのバックパッド2Pの凹部2Pbを覆う領域部に、凹部2Pb内に球状に凹む弛み2Cd4を有した覆い部2Cdが形成されている。上記覆い部2Cdは、上述した裏側被覆部2Cbと同じ厚手のカーペット材によって形成された第1のピース2Cd1と、上記表側被覆部2Caの凹部2Pbに臨む後側の縁部から後方側に延長して形成された第2のピース2Cd2と、によって形成されている。
上記第1のピース2Cd1は、概ね、シート高さ方向に長尺な矩形状の形に形成されており、凹部2Pbの大部分を外側から覆うように配設された状態とされている。上記第1のピース2Cd1は、その後側の縁部が、上述した裏側被覆部2Cbの車両外側の縁部に対して、その上部領域が一体的に縫合されて繋がれた状態とされており、残りの下部領域が上述した線ファスナ2Ccによって結合したり結合を外したりすることができる状態に繋がれた状態とされている。上述した線ファスナ2Ccは、ロックピン2Fcの配設位置よりも更に高い位置まで延びて設けられており、上述した第1のピース2Cd1を裏側被覆部2Cbからロックピン2Fcよりも高い位置まで開けられるようになっている。これにより、上述したバックカバー2Cをバックパッド2Pに上方側から被せ付けた際に、ロックピン2Fcを通すために第1のピース2Cd1の中央部に形成された貫通孔2Cd1aを前述したバックフレーム2Fに結合されたブラケット2Fbの丸孔2Fb1と位置合わせする作業を、線ファスナ2Ccを開けた位置から、第1のピース2Cd1の貫通孔2Cd1aに近い部位に直接手をかけて簡便に行えるようになっている。
上述した第1のピース2Cd1は、上述した凹部2Pbを高さ方向に跨って配設されており、その上縁部と下縁部とがそれぞれ凹部2Pbを高さ方向に越えた各位置で表側被覆部2Caの隣接する縁部と縫合された状態とされている。上記第1のピース2Cd1は、その前側の縁部が、シート前方側に円弧状に張り出す形に形成されている。具体的には、この第1のピース2Cd1のシート前方側に張り出す形は、ロックピン2Fcの配設された高さ位置においてその張り出し長さが最大となり、そこから、シート高さ方向の双方向に向かって、前方側への張り出し長さが小さくなっていく円弧状の張り出し形状とされている。
上記第1のピース2Cd1の前後方向の長さは、第1のピース2Cd1が凹部2Pbの側面2Pb2に押し当てられた状態となるときに、上述した前側の縁部のシート前方側に最も大きく張り出した部分が凹部2Pbの側面2Pb2の前側の縁部とほぼ揃う位置(それより若干短いくらいの位置)にくる長さに設定されている。これにより、上述した第1のピース2Cd1は、図2に示すように、上述したように凹部2Pbの側面2Pb2に押し付けられる力がかけられた際に、凹部2Pbの背面2Pb1にも跨って掛けられてその硬さにより折れ曲がりが阻害されてしまうような形をとらないようになっており、軽い力で凹部2Pbの側面2Pb2に密着した状態に押し付けられる構成とされている。
また、上述した第1のピース2Cd1は、上述したように凹部2Pbを高さ方向に跨って配設された状態とされているが、後述するように、その前側の縁部に繋がれた第2のピース2Cd2と共に、凹部2Pbの内周面から浮いて、凹部2Pb内に球状に凹んだ形となる弛み2Cd4を有して配設された状態とされている。これにより、上述した第1のピース2Cd1は、上記のように凹部2Pbの側面2Pb2に押し付けられる力がかけられても、その弛み2Cd4を張らせることで、大きなテンションをかけられることなく凹部2Pbの側面2Pb2に押し当てられるようになっており、凹部2Pbの上下側の各段差に無理な負荷をかけないようになっている。また、第1のピース2Cd1は、上記凹部2Pbを高さ方向に跨って配設された状態とされていることにより、その凹部2Pbに跨って架橋されていることで発揮される剛性と、その上下両縁部が表側被覆部2Caに縫合されていることで発揮される引張り力と、によって、上述した弛み2Cd4を張らせる位置まで撓んだ状態からは、それ以上、シート内側に向かって撓みにくくなる構成とされている。これにより、第1のピース2Cd1が上述した凹部2Pbの側面2Pb2の後部に形成された空き2Pb5の中に大きく沈み込まないようになっている。
一方、第2のピース2Cd2は、上述した表側被覆部2Caから後方側に延長して形成された部位となっていることから、上述したカーペット材から成る第1のピース2Cd1と比べて軟らかく、かつ、伸張性にも富んだ構成とされている。上述した第2のピース2Cd2は、その第1のピース2Cd1と繋ぎ合わされる後側の縁部が、シート後方側に円弧状に張り出す形に形成されている。この第2のピース2Cd2のシート後方側に張り出す形は、上述した第1のピース2Cd1の前側の縁部の形状と同じように、ロックピン2Fcの配設された高さ位置においてその張り出し長さが最大となり、そこから、シート高さ方向の双方向に向かって、後方側への張り出し長さが小さくなっていく円弧状の張り出し形状とされている。
上記第2のピース2Cd2は、その後方側に円弧状に張り出す後側の縁部が、上述した第1のピース2Cd1のシート前方側に円弧状に張り出す前側の縁部と縫合されている。これにより、上記第2のピース2Cd2は、第1のピース2Cd1と共に、凹部2Pb内に球状に凹み込む弛み2Cd4を有した袋形状に縫われた状態とされている。詳しくは、上記第2のピース2Cd2と第1のピース2Cd1とは、互いの縫い代2Cd3が凹部2Pb内に臨む裏面側に位置するように裏面側に折り返されて縫合された状態とされている。これにより、上記袋状に縫われた第1のピース2Cd1と第2のピース2Cd2とは、上記円弧状に縫われた縫い代2Cd3の剛性によって、常時、凹部2Pb内に凹んだ形に保持される保持力がかけられた状態とされている。したがって、上記第1のピース2Cd1と第2のピース2Cd2とが縫合されて成る覆い部2Cdは、その自由状態時には、凹部2Pb内に球状に凹む弛み2Cd4を有した状態として保持されるようになっている。このように、覆い部2Cdは、弛み2Cd4を有した形状となっていても、常時は、弛み2Cd4が凹部2Pb内に球状に凹んだ形に附勢された状態として、覆い部2Cdの構成面に皺や寄れのない張りのある見栄えの良い状態に保持されるようになっている。
上記覆い部2Cdは、図5に示すように、その凹部2Pb内に球状に凹む弛み2Cd4の深さが凹部2Pbの深さよりも浅くなっており、上記凹部2Pb内に車室側壁10の段差部11が押し込まれる前の常時は、凹部2Pbから浮いた状態に保持された状態とされている。そして、上記覆い部2Cdは、図2に示すように、上記凹部2Pb内に車室側壁10の段差部11が押し込まれることにより、この段差部11に押し動かされる形で弛み2Cd4を張らせながら、凹部2Pbの側面2Pb2と背面2Pb1とに押し付けられるように変形する。具体的には、上記覆い部2Cdは、第1のピース2Cd1が、第2のピース2Cd2よりも剛性が高く伸張しにくいことからほとんど伸張することなく凹部2Pbの側面2Pb2に押し当てられるように変形し、第2のピース2Cd2が、その分の周長差を吸収するように形状を僅かに伸張させながら凹部2Pbの背面2Pb1に押し当てられるように変形するようになっている。
この第2のピース2Cd2の伸張量は、覆い部2Cdに弛み2Cd4が設定されていることから、僅かで済むようになっている。これにより、覆い部2Cdは、第1のピース2Cd1と第2のピース2Cd2との縫い代2Cd3が、凹部2Pbの側面2Pb2と背面2Pb1との角部に押し込まれるように、凹部2Pbの形に沿って収まりよく変形するようになっている。このように、上記車室側壁10の段差部11が凹部2Pb内に押し込まれる際には、覆い部2Cdの球状に凹んだ弛み2Cd4が凹部2Pbの内周面形状に沿った形に張られる程度の弱い抵抗力しか作用しないため、車室側壁10の段差部11を凹部2Pb内に簡便に押し込むことができる。
また、覆い部2Cdにおいても、上記車室側壁10の段差部11が凹部2Pb内に押し込まれる力によって無理矢理に引張られるような力を受けることがないため、第1のピース2Cd1が無理に引張られてそのロックピン2Fcが通されている貫通孔2Cd1aがロックピン2Fcに強く引っ掛けられるようなずれを生じることもない。また、厳密には、第1のピース2Cd1は、凹部2Pbの側面2Pb2に押し付けられる撓み変形によって、その貫通孔2Cd1aがロックピン2Fcに対して僅かに軸ずれする方向に変位するが、貫通孔2Cd1aがこの動きを逃がせる程度に僅かに大きく形成されていると共に、第1のピース2Cd1が厚手のカーペット材から成る破れにくい構成となっていることから、上記のような撓み変形が生じても第1のピース2Cd1の貫通孔2Cd1aの周囲は破れないようになっている。
したがって、上記車室側壁10の段差部11が凹部2Pb内に押し込まれる動きに伴って、凹部2Pbの凹み空間に突出しているロックピン2Fcが、上記段差部11に形成された受入口11Aから段差部11内に入り込んで、同内部に設けられたロック機構12に押し込まれてロックされた状態となる。なお、上記ロック機構12の構成は、特開2008−184099号公報等の文献に開示された公知の構成と同じものとなっているため、これについての具体的な説明は省略することとする。
このように、本実施例のシート1は、シートバック2が、車室側壁10の段差部11(他部材)が押し込まれることのある凹部2Pbを有するバックパッド2P(シートパッド)と、バックパッド2Pの表面に被覆されるバックカバー2C(シートカバー)と、を備える構成となっている。上記覆い部2Cdは、凹部2Pbの開口縁部間の直線距離より長い形状とされて凹部2Pbの内周面上から浮いた状態に被覆される弛み2Cd4を有した構成とされている。上記凹部2Pb内に車室側壁10の段差部11が押し込まれることにより、覆い部2Cdが凹部2Pbの内周面上に押し付けられるかたちで弛み2Cd4を張らせて車室側壁10の段差部11の押し込みを受け入れるようになっている。
上記のようにバックカバー2Cの覆い部2Cdに弛み2Cd4が設定されていることにより、凹部2Pbに車室側壁10の段差部11が押し込まれる前の常時は、覆い部2Cdが凹部2Pbから浮いた位置で凹部2Pbをその弛み2Cd4を有した緩やかな面形状によって被覆した状態となる。したがって、上記覆い部2Cdに弛み2Cd4を設定する簡単な構成によって、通常時、凹部2Pbの形成箇所を覆い部2Cdによって見栄え良く被覆した状態とすることができる。上記覆い部2Cdは、凹部2Pb内に車室側壁10の段差部11が押し込まれることにより、凹部2Pbの内周面上に押し付けられるかたちで弛み2Cd4を張らせて車室側壁10の段差部11の押し込みを受け入れる。このように、覆い部2Cdに弛み2Cd4を設定する簡素な構成により、凹形状をもつバックパッド2Pに対して、車室側壁10の段差部11が押し込まれても不具合を生じさせないようにバックカバー2Cを簡便に張設することができる。
また、覆い部2Cdが凹部2Pb内に球状に凹むように湾曲した形に弛んだ状態で設けられている。このように、覆い部2Cdが球状に凹むように湾曲した形に弛んで設けられることにより、覆い部2Cdによって凹部2Pbの形成箇所を緩やかな凹形状で覆うように見栄え良く被覆することができる。
また、覆い部2Cdは、複数の可撓性面状のピース同士が繋ぎ合わされて構成されており、これらピース同士の縫い代2Cd3が凹部2Pb内に臨む裏面側に設定されている。このように、覆い部2Cdのピース同士の縫い代2Cd3が凹部2Pb内に臨む裏面側に設定されることにより、上記縫い代2Cd3によって、覆い部2Cdが凹部2Pb内に入り込む方向に附勢力を受けやすくなる。したがって、このような簡単な構成により、覆い部2Cdを、通常時、凹部2Pb内に弛ませた見栄えの良い状態に配設した状態として保持することができる。
また、凹部2Pbは、断面L字状に2方向に開口した凹形状に形成されている。覆い部2Cdは、凹部2Pbの側面2Pb2(L字の一方の面)を覆う第1のピース2Cd1と、凹部2Pbの背面2Pb1を覆う第2のピース2Cd2と、が互いに繋ぎ合わされて構成されている。第1のピース2Cd1は、凹部2Pbの側面2Pb2に合致する面形状とされて第2のピース2Cd2よりも剛性の高い構成とされている。第2のピース2Cd2は、凹部2Pbの背面2Pb1よりも断面長さの短い形状とされて、一方のピースよりも伸張性の高い構成とされている。
このように、一方のピース(第1のピース2Cd1)の剛性が高いことで、両ピースの裏面側に設定された縫い代2Cd3による凹部2Pb内方向への附勢力が増強されやすくなり、覆い部2Cdが凹部2Pb内に弛んだ状態に見栄え良く保持されやすくなる。また、他方のピース(第2のピース2Cd2)の伸張性が高いことで、凹部2Pb内に車室側壁10の段差部11が押し込まれた際に、剛性の高い第1のピース2Cd1を凹部2Pbの側面2Pb2にあてがえながら、伸張性の高い第2のピース2Cd2を上記凹部2Pbの側面2Pb2と背面2Pb1とに跨ってあてがえられるように、もしくは凹部2Pbの背面2Pb1にあてがえられるように簡便に撓ませることができる。したがって、覆い部2Cdを凹部2Pbの形に沿わせて撓ませやすくすることができる。
また、凹部2Pbの側面2Pb2に、第1のピース2Cd1に貫通して突出するロックピン2Fcが設けられている。このような構成となっていることにより、ロックピン2Fcを車室側壁10の段差部11に設けられたロック機構12に押し込んでロックさせる際に、段差部11が凹部2Pb内に押し込まれても、バックカバー2Cの覆い部2Cdには弛み2Cd4があるために大きなテンションがかからず、ロックピン2Fcとこれを通している第1のピース2Cd1との間に無理な負荷がかからない。したがって、バックカバー2Cの覆い部2Cdに無理な負荷をかけることなく、ロックピン2Fcを車室側壁10の段差部11に設けられたロック機構12に円滑にロックさせることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の後部側座席の左右に6:4分割された幅広側のシートや、左右に等分に分割されたシート、左右のシートが一体的とされた3人掛けのシート、左右両隣にシートが隣り合って設けられる中央席のシートにも適用することができるほか、鉄道等の自動車以外の車両に適用されるシートであってもよく、また、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。また、本発明の構成は、乗物用シートのシートバックに限らず、シートクッションにも適用することができるものである。
また、シートパッドに形成される凹部は、角張った形に凹むものに限らず、湾曲した形に凹むものや、貫通した凹み形状として形成されるものであってもよい。また、凹部は、シートパッドの中間部に形成されて1方向にのみ開口するものであってもよい。また、上記凹部内に押し込まれることのある他部材は、乗物の壁部材に限らず、シートの構成部材や乗物内に設置される何らかの部材であってもよい。
また、シートパッドの表面に被覆されるシートカバーは、ファブリック材やカーペット材のほか、皮革から成るものであってもよい。また、シートカバーの凹部を被覆する覆い部は、同じ材質の面材が繋ぎ合わされて形成されていてもよい。また、シートカバーの覆い部は、その全体が凹部の内周面上から浮いて配設される必要はなく、一部が凹部の内周面に接触して設けられるものであってもよい。また、覆い部に形成される弛みは、凹部内に入り込む方向とは反対方向に膨んで弛むものであってもよい。また、覆い部の弛みは、球状に湾曲するものに限らず、平面が波打ち状に湾曲して弛む形状のものや鋸歯状に細かく折れ曲がって弛む形状のものであってもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
2F バックフレーム
2Fa パイプフレーム
2Fb ブラケット
2Fb1 丸孔
2Fb2 ナット
2Fc ロックピン
2P バックパッド(シートパッド)
2Pa 張出し部
2Pb 凹部
2Pb1 背面
2Pb2 側面
2Pb3 上面
2Pb4 下面
2Pb5 空き
2Pc 境界溝
2Pd 境界溝
2Ps サイドサポート
2C バックカバー(シートカバー)
2Ca 表側被覆部
2Ca1 縫合部
2Cb 裏側被覆部
2Cc 線ファスナ
2Cd 覆い部
2Cd1 第1のピース
2Cd1a 貫通孔
2Cd2 第2のピース
2Cd3 縫い代
2Cd4 弛み
3 ヘッドレスト
10 車室側壁
11 段差部(乗物の壁部材)
11A 受入口
12 ロック機構

Claims (4)

  1. 乗物の壁部材が押し込まれることのある凹部を有するシートパッドと、該シートパッドの表面に被覆されるシートカバーと、を備える乗物用シートであって、
    前記シートカバーの前記凹部に被覆される覆い部は、前記凹部の開口縁部間の直線距離より長い形状とされて前記凹部の内周面上から浮いた状態に被覆される弛みを有した構成とされており、前記凹部内に前記壁部材が押し込まれることにより前記覆い部が前記凹部の内周面上に押し付けられるかたちで前記弛みを張らせて前記壁部材の押し込みを受け入れるようになっており、
    前記覆い部は、複数の可撓性面状のピース同士が繋ぎ合わされた構成とされて、当該ピース同士の縫い代が前記凹部の内角部に臨む形に突出して設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記覆い部が前記凹部内に凹むように球状に湾曲した形に弛んだ状態で設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記凹部は断面L字状に2方向に開口した凹形状に形成されており、前記覆い部は前記凹部のL字の一方の面を覆う第1のピースと他方の面を覆う第2のピースとが互いに繋ぎ合わされて構成されており、前記第1のピースは前記凹部のL字の一方の面に合致する面形状とされて前記第2のピースよりも剛性の高い構成とされており、前記第2のピースが前記一方のピースよりも伸張性の高い構成とされていることを特徴とする乗物用シート。
  4. 請求項3に記載の乗物用シートであって、
    前記凹部のL字の一方の面に前記第1のピースに貫通して突出するロックピンが設けられており、前記壁部材に前記ロックピンに押し込まれてロックするロック機構が設けられていることを特徴とする乗物用シート。
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