JP5222774B2 - バックル装置及びシートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用のシートベルトに設けられたシートベルトタングを係合保持するシートベルト用のバックル装置、及びこのバックル装置を備えたシートベルト装置に関する。
従来から、車両用シートに装備されたシートベルト装置には、例えば、リヤシート用のシートベルト装置のように、車体床面やシートフレーム等の車両に固定されたバックル装置のバックル本体をシートクッションから上方に引き出したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、このような特許文献1に開示のバックル装置においては、シートクッションにスリット状の開口を設け、車体床面からこの開口を通すことによって、バックル本体と、このバックル本体を支持するシートウェブの上端付近と、をシートクッションの上面に位置させている。
したがって、シートベルトを装着する場合には、片手でバックル本体を把持した状態で、他方の手でシートベルトタングを引き寄せつつ、そのシートベルトタングをバックル本体に装着する必要がある。
しかしながら、このような片手でバックル装置を把持した状態で装着操作を行うには、手間を要するうえ、バックル本体が開口から車体床面に落ちてしまい、使用時にバックル本体を探さないとならない等の不具合が生じていた。
そこで、バックル装置を、例えば、フロントシート用のバックル装置と同様に、利用者の体格差をある程度許容する範囲で固定的に車両に装着し、少なくともバックル本体の上端の一部を開口からシートクッションの上面に突出させることが考えられる。
これにより、シートベルトを装着する場合には、シートベルトタング側のみを片手で操作し、バックル本体には手を触れること無くバックル本体にシートベルトタングを装着することが可能となる。
尚、バックル本体の一部(シートベルトタング挿入部分)のみを開口からシートクッションの上面に突出させた場合には、バックル本体へのシートベルトタングの装着容易性を確保すると同時に、バックル本体にシートベルトタングを装着する際の操作荷重等によってバックル装置が車体床面側に脱落しないようにするために、車体床面とバックル本体との間はある程度の剛性(自立性)を確保した連結構造等を採用しないとならない。
このような観点から、シートクッションの上面からバックル本体の一部のみを突出させた状態で、その位置を保持する程度の剛性(自立性)を維持するものとして、フロントシート用ではあるが、バックル本体を支持するシートウェブとバックル本体との支持部付近に跨るカバーを装着する構成も既に提唱されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−006852号公報 特開2006−321477号公報
しかしながら、上記のような構成のバックル装置をそのままリヤシート用のシートベルト装置のバックル装置として適用してしまうと、以下のような問題があった。すなわち、シートバックやセンターアームレスト等を起倒可能とした場合に、そのシートバックやセンターアームレストを倒伏させた際に、シートバックの表面やセンターアームレストの表面がバックル本体に当接し、シートバックの表面やセンターアームレストの表面が凹んでしまったり必要以上に大きく押しつけてしまう等の不具合が発生するおそれがあった。
なお、このような不具合は、リヤシートに限定されるものではなく、例えば、軽自動車や小型車等の車幅が狭く隣接する運転席側シートと助手席側シートとが略密着した状態で隣接配置された自動車のフロントシート間にアームレストを起倒可能に配置した場合においても、そのアームレストを使用状態とするために倒伏させた際にも発生するおそれがある。
逆に、このようなフロントシートに配置したアームレストやリヤシートに配置したセンターアームレストにあっては、上述したバックル本体と各アームレストとの干渉を避けるために、各アームレストを薄型化してシートクッションから浮いた状態で倒伏状態(使用状態)としているものが周知であるが、このような構成を採用すると、センターアームレストのクッション性が損なわれたり、各アームレストの回動支持部分の強度を確保しなければならない等の不具合が発生する。
本発明の目的は、シートバックやセンターアームレスト等を倒伏させた際に、その表面とバックル本体との干渉に伴う押しつけを抑制することができるバックル装置及びシートベルト装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、車両に固定されるアンカーと、シートベルトタングを係脱可能に支持するためのバックル本体と、前記アンカーと前記バックル本体とを連結する支持部材と、前記バックル本体と前記支持部材との間に跨って配置されるとともに、前記シートベルトタングを支持するためにシートクッションの上面から少なくとも先端の一部が突出した状態で前記バックル本体を位置決めするカバー部材と、を備えたバックル装置において、前記カバー部材の少なくとも一方の側壁面に前記バックル本体の基部側角部が突出可能な窓部が形成されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、窓部の存在によってシートバックやセンターアームレスト等を倒伏させた際に、その荷重に伴ってバックル本体の基部側角部が窓部から突出することによってバックル本体の回動量を広げることができ、バックル本体との干渉に伴うシートバックやセンターアームレストの表面への押しつけを緩和することができる。
第2の発明は、前記第1発明において、前記窓部は、上方からシートクッション側に押さえ付ける荷重に対して前記バックル本体の回動を許容する側に形成されていることを特徴とする。
第2の発明によれば、一方の側面に形成された窓部のみで、シートバックやセンターアームレスト等を倒伏させた際に、その荷重に伴ってバックル本体の基部側角部が窓部から突出することによってバックル本体の回動量を広げることができる。
第3の発明は、前記第1又は第2発明において、前記カバー部材は、前記バックル本体の位置決め状態を維持するとともに、前記バックル本体の回動を許容する柔軟性を備えた樹脂材料から形成されていることを特徴とする。
第3の発明によれば、窓部の存在によってシートバックやセンターアームレスト等を倒伏させた際に、その荷重に伴うバックル本体の基部側角部の窓部からの突出時に、窓部を広げつつバックル本体の基部側角部を窓部から突出させることができ、バックル本体の回動量を広げることができる。また、カバー部材を弾性のある樹脂材料で形成することにより、シートを起立させた際に、バックル本体の基部側角部によって広げられた窓部が弾性的に元に戻る。この結果、バックルを自立状態(初期状態)に確実に戻すことができる。
第4の発明は、前記第1乃至第3の発明において、前記窓部と対角線上に位置する前記カバー部材の開口縁部に凹部が形成されていることを特徴とする。
第4の発明によれば、シートバックやセンターアームレスト等を倒伏させた際のバックル本体の回動容易性をさらに向上することができる。
第5の発明は、前記第1乃至第3の発明において、前記窓部と対角線上に位置する前記カバー部材の開口縁部の肉厚を弾性変形可能に薄肉としたことを特徴とする。
第5の発明によれば、シートバックやセンターアームレスト等を倒伏させた際のバックル本体の回動容易性を向上することができる。
第6の発明は、前記第1乃至第4の発明において、前記支持部材を、ウェビングにより構成するとともに、前記アンカーと前記バックル本体との間の延在方向に沿って折り曲げられた状態で、前記アンカーと前記バックル本体との間で複数回折り返されていることを特徴とする。
第6の発明によれば、剛性(自立性)をある程度維持しつつ、シートバックやセンターアームレスト等を倒伏させた際のバックル本体の回動を許容することができるとともに、カバー部材の装着を縫製によって容易に行うことができる。
第7の発明は、第1乃至第6の発明に記載されたバックル装置と、前記シートベルトタングを備え、乗員を拘束するシートベルトと、前記シートベルトを巻き取り可能なリトラクタとを備えることを特徴とする。
第7の発明によれば、バックル本体へのタングの装着容易性を維持したまま、シートバックやセンターアームレスト等を倒伏させた際に、その表面とバックル本体との干渉に伴う押しつけを緩和することができる。
本発明によれば、シートバックやセンターアームレスト等を倒伏させた際に、その表面とバックル本体との干渉に伴う押しつけを緩和することができる。
本発明の一実施の形態を示すシートベルト装置を適用したリヤシートの斜視図である。 本発明の一実施の形態を示すシートベルト装置を適用したリヤシートの側面図である。 本発明の一実施の形態を示すシートベルト装置の正面図である。 本発明の一実施の形態を示すバックル装置を示し、(A)はバックル装置の正面図、(B)はバックル装置の左側面図、(C)はバックル装置の右側面図である。 本発明の一実施の形態を示すバックル装置に適用されるカバー部材を示し、(A)はカバー部材の正面図、(B)はカバー部材の左側面図、(C)はカバー部材の右側面図である。 本発明の一実施の形態を示すバックル装置の変形例を示し、(A)はバックル装置の左側面図、(B)はバックル装置の右側面図である。
以下、本発明の一実施の形態を、リヤシート用のシートベルト装置に適用し、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施の形態における「前」「後」「左」「右」「上」「下」の各方向表示は、全て車両前進時における車体前後方向を基準にしているものである。
図1は本発明の一実施の形態を示すシートベルト装置を適用したリヤシートの斜視図、図2は本発明の一実施の形態を示すシートベルト装置を適用したリヤシートの側面図、図3は本発明の一実施の形態を示すシートベルト装置の正面図、図4は本発明の一実施の形態を示すバックル装置を示し、図4(A)はバックル装置の正面図、図4(B)はバックル装置の左側面図、図4(C)はバックル装置の右側面図、図5は本発明の一実施の形態を示すバックル装置に適用されるカバー部材を示し、図5(A)はカバー部材の正面図、図5(B)はカバー部材の左側面図、図5(C)はカバー部材の右側面図、図6は本発明の一実施の形態を示すバックル装置の変形例を示し、図6(A)はバックル装置の左側面図、図6(B)はバックル装置の右側面図である。
図1において、11は室内車幅方向略全幅に跨る一つのシートクッション12とシートバック13とを備えたベンチシートタイプのリヤシート、14は右リヤピラー、15はシートバック13の上部後方に配置されたリアパーセルシェルフパネル、16は右リヤピラー14に形成されたベルト引出口14aから引き出された右座席用のシートベルト、17はリアパーセルシェルフパネル15に設けられたベルト引出口15aから引き出された中央座席用のシートベルト、18は左リヤピラー(図示せず)に形成されたベルト引出口(図示せず)から引き出された左座席用のシートベルト(要部のみ図示)、19,20,21は各シートベルト16,17,18にスルー状態で設けられたシートベルトタング、22,23,24はシートクッション12に設けられた開口12a,12b,12cから上面12dに先端の一部が突出したバックル本体である。
なお、リヤシート11のシートバック13は、例えば、ラッゲージルーム(荷物室)の容積を拡張するために、図2に示したように起立した使用状態(実線図示)から倒伏した格納状態(鎖線参照)とに変更可能となっている。この際、リヤシート11は、例えば、ワゴンタイプのリヤシート(又はサードシート等)のように、前後方向にスライド可能であったり、リクライニング、フルフラット、折り畳み、回転(対座式)等、少なくとも上述した倒伏可能に構成されたものであれば、公知のシート構造のものを採用することができる。なお、シートバック13の中央付近には、シートバック13とは独立して起倒可能なセンターアームレスト13aが配置されている。
ところで、図1において、各シートベルト16,17,18の一端は、右リヤピラー14の下方、リアパーセルシェルフパネル15の下方、左リヤピラーの下方、等にそれぞれ設けられたシートベルトリトラクター装置(共に図示せず)によって独立して巻き取り・引き出し可能に支持されている。また、各シートベルト16,17,18の他端は、シートクッション11の右側と中央と左側とに設けられたベルトアンカー(共に図示せず)によってシートクッションフレーム(図示せず)や車体パネル(図示せず)等に固定されている。
この際、中央に配置されたシートベルト17は、シートクッション12に設けられたベルト挿通口12eを貫通して引き出されている。
また、バックル本体22,23,24は、それぞれ、リヤシート11の右側座席用のバックル本体22、リヤシート11の中央座席用のバックル本体23、リヤシート11の左側座席用のバックル本体24として用いられている。
この際、中央座席用のバックル本体23及び左側座席用のバックル本体24は、その配置の向きが右座席用のバックル本体22と同一向きで配置される(バックル本体23)か左右対称向きで配置される(バックル本体24)か等の条件が異なるのみで、実質的な構成は右側座席用のバックル本体22と同一である。
したがって、以下の説明においては、図1及び図2に示したリヤシート11の図示方向を基準として、図3に示すように、バックル本体24を備えたバックル装置25についてのみ説明する。また、本実施の形態においては、シートベルト16、シートベルトタング19、シートベルトリトラクター装置(図示せず)、バックル本体22を備えたバックル装置で一組(右座席用)のシートベルト装置を構成している。同様に、シートベルト17、シートベルトタング20、シートベルトリトラクター装置(図示せず)、バックル本体23を備えたバックル装置で一組(中央座席用)のシートベルト装置を構成し、シートベルト18、シートベルトタング21、シートベルトリトラクター装置(図示せず)、バックル本体24を備えたバックル装置25で一組(左座席用)のシートベルト装置26を構成している。
以下、本発明のバックル装置25の具体的な構成を説明する。
シートクッション12に形成された開口12cは、車体斜め前方上向きに傾斜して形成され、これにより、バックル装置25も車体斜め前方上向きに傾斜して配置されている。これにより、シートベルトタング21の装着方向がシートベルト18を身体に巻き付ける方向と略一致し、シートベルトタング21のバックル本体24への装着操作を容易としている。
バックル装置25は、本実施の形態においては、シートクッション12を構成するクッションフレーム(詳細図示せず)に固定されるアンカー27と、シートベルトタング21を係脱可能に支持するためのバックル本体24と、アンカー27とバックル本体24とを連結する支持部材28と、バックル本体24と支持部材28との間に跨って配置されかつシートベルトタング21を支持するためにシートクッション12の上面12dから少なくとも先端の一部が突出した状態でバックル本体24を位置決めするカバー部材29と、を備えている。
アンカー27は、金属製のプレート状に形成されており、本実施の形態においては、シートクッション12のクッションフレーム等にボルト30を介して回転不能に固定されている。なお、アンカー27の形状や固定位置並びに固定手段(ボルト30等)は車体構造等によって任意である。
支持部材28には、シートベルトと同じ織物(ウェビング)が用いられているとともに、アンカー27とバックル本体24との間の延在方向に沿って折り曲げられた状態で、図4に示すように、アンカー27とバックル本体24との間で複数回折り返されている。即ち、支持部材28は、ウェビングを、長手方向の折り目に沿って折り曲げて幅を半分とすることで厚み及び強度を拡大したものが用いられている。次いで、この半分幅で厚みが倍になった状態のウェビングを三つ折り構造として両端の折り返し部分でアンカー27とバックル本体24のそれぞれを保持している。なお、図4においては、アンカー27側のみ折り返し部分が開示され、バックル本体24側はバックル本体内部で折り返されているために図示は省略されている。これにより、支持部材28は、高位置でバックル本体24の重みを支えることができる十分な剛性が付与された6層からなるウェビングとすることができる。したがって、支持部材28は、剛性(自立性)を維持しつつ、シートバック13やセンターアームレスト13a等を倒伏させた際のバックル本体24の回動を、その連結部分においても許容することができるとともに、カバー部材29の装着を縫製によって容易に行うことができる。
カバー部材29は、図5に示すように、正面視略T字状に形成され、バックル本体24の基部側全体を覆うように略角筒状に形成されたバックル支持部29aと、支持部材28の表裏を挟み込むように一対の舌片状に形成されたベルト支持部29bと、が一体に形成されている。また、カバー部材29は、バックル本体24の自立状態を維持しかつバックル本体24の回動を許容する柔軟性を備えたゴム等の樹脂材料から形成されている。
バックル支持部29aの少なくとも一方の側壁面には、バックル本体24の基部側角部が突出可能な窓部29cが形成されている。この際、窓部29cは、例えば、シートバック13やセンターアームレスト13aを倒伏状態とした際等のように、上方からシートクッション12に向けて押え付ける荷重に対してバックル本体24の回動を許容する側に形成されている。なお、図6(A)(B)に示すように、窓部29cと対角線上に位置するカバー部材29の開口縁部に凹部29dを形成しても良いし、窓部29cと対角線上に位置するカバー部材29の開口縁部の肉厚をより一層弾性変形可能となるように薄肉としても良い。
この際、窓部29cは、バックル本体24,23,24のいずれの向きであっても同一(一種類)のものを使用することができるとともに、凹部29dの形成や薄肉化をすることなくバックル本体24の回動を容易とするために、その両側面に形成しても良い。
なお、窓部29cの形状や大きさは、バックル本体24の基部側角部形状に応じ、この基部側角部形状を略一致する形状とするとともに、その基部側角部よりもやや小さくするのが望ましい。即ち、基部側角部形状をバックル本体24の基部側角部形状と同じか大きくしてしまうと、シートベルトタング21を装着する際に、その装着荷重によって不測にバックル本体24が回動してしまったのでは、操作性が低下してしまうからである。
ベルト支持部29bには、三つ折6層構造のウェビングからなる支持部材28の折り返し端部の固定を兼ねて支持部材28にカバー部材29を縫製により固定するための複数の糸通孔29eが形成されている。
上記構成において、シートベルト18を装着する場合には、シートベルトタング21を片手で把持して身体側に引き寄せ操作し、バックル本体24には手を触れることなくバックル本体24にシートベルトタング21を装着することで、シートベルト18による身体拘束状態とすることができる。
また、リヤシート11を使用していないときに、ラッゲージルームを拡張するため等、シートバック13を倒伏させたい場合には、公知の折り畳み操作によってシートバック13をシートクッション12側に向けて倒伏することができる。
この際、シートバック13の表面がバックル本体24を上面12dからの突出部分に当接すると、そのシートバック13からの荷重に対してバックル本体24の基部側角部が窓部29cから突出するように回動が許容され、シートバック13の表面やセンターアームレスト13aの表面が凹んでしまったり大きく押しつけてしまう等の不具合が抑制されている。
このように、本発明のバックル装置25においては、カバー部材29の少なくとも一方の側壁面にバックル本体24の基部側角部が突出可能な窓部29cが形成されている。これにより、シートバック13やセンターアームレスト13a等を倒伏させた際に、その荷重に伴ってバックル本体24の基部側角部が窓部29cから突出する。この結果、バックル本体25の回動量を広げることができるので、バックル本体25との干渉に伴うシートバック13やセンターアームレスト13aの表面への押しつけを緩和することができる。
ところで、上記実施の形態においては、リヤシート11に配置したバックル装置25に適用した場合で説明したが、例えば、軽自動車や小型車等の比較的車幅が狭い自動車のフロントシートにアームレストを起倒可能に配置した場合に、そのアームレストを使用状態とするために倒伏させた際に、その下方にバックル本体24が位置するような場合においても適用することが可能である。
この際、このような比較的車幅が狭い自動車のフロントシートに配置したアームレストにあっては、バックル本体24とアームレストとの干渉を避けるために、アームレストを薄型化してフロントシートクッションから浮いた状態で倒伏状態(使用状態)とすることが不要となり、アームレストをシートクッションの上面に接触させるようにすることも可能となるため、アームレストのクッション性の向上や、センターアームレストの回動支持部分の強度確保を不要とすることが可能となる。
また、その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
11 リヤシート
12 シートクッション
12a 開口
12b 開口
12c 開口
12d 上面
12e ベルト挿通口
13 シートバック
13a センターアームレスト
14 右リヤピラー
14a ベルト引出口
15 リアパーセルシェルフパネル
15a ベルト引出口
16 シートベルト
17 シートベルト
18 シートベルト
19 シートベルトタング
20 シートベルトタング
21 シートベルトタング
22 バックル本体
23 バックル本体
24 バックル本体
25 バックル装置
26 シートベルト装置
27 アンカー
28 支持部材
29 カバー部材
29a バックル支持部
29b ベルト支持部
29c 窓部
29d 凹部
29e 糸通孔
30 ボルト

Claims (7)

  1. 車両に固定されるアンカーと、
    シートベルトタングを係脱可能に支持するためのバックル本体と、
    前記アンカーと前記バックル本体とを連結する支持部材と、
    前記バックル本体と前記支持部材との間に跨って配置されるとともに、前記シートベルトタングを支持するためにシートクッションの上面から少なくとも先端の一部が突出した状態で前記バックル本体を位置決めするカバー部材と
    を備えたバックル装置において、
    前記カバー部材の少なくとも一方の側壁面に前記バックル本体の基部側角部が突出可能な窓部が形成されていることを特徴とするバックル装置。
  2. 前記窓部は、
    上方からシートクッション側に押え付ける荷重に対して前記バックル本体の回動を許容する側に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のバックル装置。
  3. 前記カバー部材は、
    前記バックル本体の位置決め状態を維持するとともに、前記バックル本体の回動を許容する柔軟性を備えた樹脂材料から形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバックル装置。
  4. 前記窓部と対角線上に位置する前記カバー部材の開口縁部に凹部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のバックル装置。
  5. 前記窓部と対角線上に位置する前記カバー部材の開口縁部の肉厚を弾性変形可能に薄肉としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のバックル装置。
  6. 前記支持部材を、ウェビングにより構成するとともに、
    前記アンカーと前記バックル本体との間の延在方向に沿って折り曲げられた状態で、前記アンカーと前記バックル本体との間で複数回折り返されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のバックル装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のバックル装置と、
    前記シートベルトタングを備え、乗員を拘束するシートベルトと、
    前記シートベルトを巻き取り可能なリトラクタと
    を備えることを特徴とするシートベルト装置。
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