JP6148220B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
そして、回動リンクは、回動することによってシートクッションに近接又は離間する。このため、回動リンクに固定されたウェビングは、回動リンクがシートクッションに近接したときには弛み、回動リンクがシートクッションに離間したときには伸張することとなる。
このため、ウェビングは、回動リンクの回動に応じて、緩み又は伸長することによって、回動リンク(特に軸端部)に触れて、擦り切れて損傷してしまうことがあった。
他の目的としては、ウェビングの損傷を抑制することができるとともに、他の部材との干渉を回避して円滑な回動を実現できる車両用シートを提供することにある。
さらに他の目的として、ウェビングの損傷を抑制することが可能であり取り付けが容易である部材を備える車両用シートを提供することにある。
上記構成によれば、回動リンクの側壁部に、接触抑制部が設けられていることにより、回動リンクから離間した位置でウェビングと当接してウェビングと回動リンクとの接触を抑制することができる。
上記構成によれば、接触抑制部が、回動軸の端部から離間した位置でウェビングと当接することで、ウェビングが接触することにより摩耗しやすい回動リンクの回動軸の端部とウェビングとの接触を抑制することができる。
上記構成によれば、占有スペースの小さい線状部材を接触抑制部として用いることで、他の部材との干渉を避けることができ、簡単に取り付けることが可能となる。
上記構成によれば、線状部材が曲がって形成されていることにより、回動軸の端部とウェビングとの接触を防止するのに必要な部分のみを側壁部から突出させるようにして、スペースを有効活用することができる。
このように、着座者を保持するために決定されたスリット位置、及びシートの安定支持のために決定された回動リンクのバックル保持部の位置が、接触抑制部よりも回動リンクの中心軸側に形成されている場合であっても、接触抑制部によってウェビングが回動リンクに触れることを抑制できる。
このように、2個のウェビングが、回動リンクにおいて対向する側壁部の壁面に固定されていることで、例えば前突時に、2個のウェビングから回動リンクを引く力が生じるときに、回動リンクの側壁部にバランスよく負荷がかかり効率的に力を受けることができる。さらに、1個の回動リンクによって、2個のウェビングをまとめて効率良く支持できるようになる。
また、本発明によれば、占有スペースの小さい線状部材を接触抑制部として用いることで、他の部材との干渉を避けることができ、簡単に取り付けることが可能となる。
また、本発明によれば、線状部材が曲がって形成されていることにより、回動軸の端部とウェビングとの接触を防止するのに必要な部分のみを側壁部から突出させるようにして、スペースを有効活用することができる。
また、本発明によれば、回動リンクの側壁部にバランスよく負荷をかけることができ、効率的に力を受けることができる。さらに、1個の回動リンクによって、2個のウェビングをまとめて効率良く支持できるようになる。
また、本発明によれば、リンクカバーによってウェビングの拡がりを抑え、回動軸の端部に触れてウェビングが摩耗することを防止できる。
なお、以下の説明において、前後方向とは、車両の前後方向(全長方向)を意味し、車両用シートの前後方向に相当する。また、幅方向とは、車両の左右方向(横幅方向)を意味し、車両用シートの幅方向に相当する。
特に、ワイヤー21dは、上記のように線状を成し、曲げられて形成されている。このため、ワイヤー21dによれば、その占有スペースが小さくなることで他の部材との干渉を避けつつ、回動軸21bの端部とウェビング30a,30bとの接触を防止するのに必要な部分のみを側壁部21aから突出させることができる。
さらに、ワイヤー21dは、ウェビング30a,30bと回動軸21bとの接触を抑制するために、回動軸21bよりも上方まで延在して側壁部21aに取り付けられている。
リンクカバー21eは、シートクッション1の後部フレーム1a側の端部におけるシートクッション1に近接する側に切欠き21fを有する。この切欠き21fによって後述するウェビング30a,30bが取り付けられる部位が露出していることで、その取付作業が容易となる。
また、リンクカバー21eは、ワイヤー21dのシート幅方向外側への拡がりに沿うように、その端部21gが拡げられて形成されている。リンクカバー21eは、このように端部21gが拡げられてワイヤー21dを覆うことで、ウェビング30a,30bの撓みによるシート幅方向外側の拡がりを抑制することができる。
ブラケット30dは、本発明に係るバックル保持部に相当し、シートベルト30のウェビング30a,30bを回動リンク20に取り付けるためのものである。ブラケット30dは、クランク型に屈曲した板状から成り、ウェビング30a,30bが通される通し孔30gを有する。
このスリット10a,10bは、先端側にバックル30cを接続されたウェビング30a,30bの基端側を回動リンク20に固定するために、ウェビング30a,30bをシートクッション1に挿通させるためものである。
特に、シートSを使用状態から収納状態に変更するときには、回動リンク20がシートクッション1に近づくために、回動リンク20に固定されたウェビング30aが撓み大きくなる。このため、ウェビング30aと回動軸21bの一方の端部が接触していると摩擦力が加わり、ウェビング30aが摩耗してしまうことがある。
しかしながら、上記のように、シートSを収納状態にする際には、回動リンク20がシートクッション1に近づくことで撓んだウェビング30bが、回動軸21bの他方の端部に触れて、摩擦力が加わり、ウェビング30bが摩耗してしまうことがある。
さらに、回動リンクにおける回動軸の端部以外の部位にエッジがある場合に、これにウェビングが接触する場合にも摩耗が生じ得るため、この部位にも触れない構成にするとより好適となる。
S1 着座部
T 車体フロア
T1 収納スペース
T3 フロア側ベース部材
1 シートクッション
1a 後部フレーム
1b ステー
2 シートバック
10 スリット
20 回動リンク
21a 側壁部
21b 回動軸
21d ワイヤー(線状部材、接触抑制部)
21e リンクカバー
21f 切欠き
21g 端部
22 外側リンク
23 ガイドリンク
24 ピストンダンパ
30 シートベルト
30a,30b ウェビング
30c バックル
30d ブラケット(バックル保持部)
30e ボルト
30f ナット
30g 通し孔
Claims (8)
- シートクッションと、該シートクッションの下方に配置された回動リンクと、を備え、該回動リンクが前記シートクッションに近接する向きに回動することで折り畳み可能な車両用シートであって、
前記回動リンクの側壁部には、
前記車両用シートの着座者が装着するシートベルトをロック状態にするためのバックルを、ウェビングを介して保持するバックル保持部と、
前記回動リンクから離間した位置で前記ウェビングと当接し、前記ウェビングと前記回動リンクとの接触を抑制する、前記バックル保持部とは別の部位である接触抑制部と、が設けられていることを特徴とする車両用シート。 - 前記回動リンクの回動軸の端部は、前記車両用シートの幅方向において前記回動リンクの前記側壁部を貫通しており、
前記接触抑制部は、前記回動軸の端部から離間した位置で前記ウェビングと当接し、前記ウェビングと前記回動軸の端部との接触を抑制することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。 - 前記接触抑制部は、線状部材から成るものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。
- 前記線状部材は、前記側壁部に端部を固定されて前記回動リンクの回動軸の端部と前記ウェビングとの間に配置されるように曲がって形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート。
- 前記ウェビングは、前記側壁部に設けられた前記バックル保持部に固定され、前記シートクッションに形成されたスリットを貫通して配置されており、
前記バックル保持部及び前記スリットは、前記接触抑制部よりも前記回動リンクの中心軸側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両用シート。 - 2個の前記ウェビングが、前記回動リンクにおいて対向する前記側壁部の壁面に固定されており、
前記回動リンクの回動軸の端部と2個の前記ウェビングとの間のそれぞれに前記接触抑制部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用シート。 - 前記側壁部には、リンクカバーが取り付けられており、
該リンクカバーの端部は、前記接触抑制部のシート幅方向外側の拡がりに沿うように形成され、
前記端部が、前記接触抑制部の一部を覆うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車両用シート。 - 前記リンクカバーは、前記ウェビングの一部を覆うように形成されていることを特徴とする請求項7に記載の車両用シート。
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