JP2006087749A - 車両のシート構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 所望の表皮形状を形成できると共に表皮の端部処理が確実とした車両のシート構造を提供する。
【解決手段】 乗員が着座可能なる大きさに形成されてなるフレーム5と、該フレーム5上に配置されてなるクッションパッド7と、該クッションパッド7及びフレーム5を覆う表皮8とより少なくとも構成されてなるシートクッション2を備えてなる車両のシート構造1において、前記フレーム5より外側に曲折形成されてなるフランジ5aに、表皮8の内面側に沿ったフック部材11が係合支持されてなり、該フック部材11に、前記表皮8の端部8bが係合支持されてなる。
【選択図】 図10
【解決手段】 乗員が着座可能なる大きさに形成されてなるフレーム5と、該フレーム5上に配置されてなるクッションパッド7と、該クッションパッド7及びフレーム5を覆う表皮8とより少なくとも構成されてなるシートクッション2を備えてなる車両のシート構造1において、前記フレーム5より外側に曲折形成されてなるフランジ5aに、表皮8の内面側に沿ったフック部材11が係合支持されてなり、該フック部材11に、前記表皮8の端部8bが係合支持されてなる。
【選択図】 図10
Description
本発明は、車両のシート構造、特にシートクッションのクッションパッドを覆う表皮に関するものである。
従来の車両のシート構造は、シートクッションを少なくとも備えてなり、前記シートクッションを構成するクッションパッドには、表皮が覆われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−287780号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、クッションパッドの形状に追従して表皮が覆われてなるので、表皮の凹凸が緩やかなものとなり、所望の形状が出にくく、該シートクッションの近傍に配される部材、例えば自立式のシートベルトアンカー部材に表皮が擦れるおそれがある。また、表皮の端部がめくり上がるおそれがある。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、所望の表皮形状を形成できると共に表皮の端部処理が確実とした車両のシート構造を提供するものである。
請求項1記載の発明は、乗員が着座可能なる大きさに形成されてなるフレームと、該フレーム上に配置されてなるクッションパッドと、該クッションパッド及びフレームを覆う表皮とより少なくとも構成されてなるシートクッションを備えてなる車両のシート構造において、前記フレームより外側に曲折形成されてなるフランジに、表皮の内面側に沿ったフック部材が係合支持されてなり、該フック部材に、前記表皮の端部が係合支持されてなることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の車両のシート構造であって、前記表皮の端部には、第2表皮の一端部が結合されてなり、前記フック部材は、該フック部材の外側の面が、前記表皮の縦壁部面より突出した位置になるように配されてなり、前記第2表皮により前記フック部材をくるむと共に前記フレームに第2表皮の他端部が支持されてなることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の車両のシート構造であって、前記第2表皮は、前記表皮と略同一材よりなることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の車両のシート構造であって、前記第2表皮の一端部は、前記フレームのフランジに、第1吊り部材により係合支持されてなり、前記第2表皮の他端部は、前記フレームの貫通孔に第2吊り部材により係合支持されてなることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車両のシート構造であって、前記フック部材の下側且つ該フック部材の外側の面に略合致させた位置には、前記フレームを覆うフィニッシャが配設されてなることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、フレームより外側に曲折形成されてなるフランジに、表皮の内面側に沿ったフック部材が係合支持されてなるため、フック部材により表皮の形状が案内されることになり、所望の表皮形状を形成でき、著しく見栄えが向上する。また、該フック部材に、前記表皮の端部が係合支持されてなるため、表皮の端部処理が確実となる。
請求項2記載の発明によれば、表皮の端部には、第2表皮の一端部が結合されてなり、前記フック部材は、該フック部材の外側の面が、前記表皮の縦壁部面より突出した位置になるように配されてなり、前記第2表皮により前記フック部材をくるむと共に前記フレームに第2表皮の他端部が支持されてなるため、表皮の縦壁部面より突出した位置になるフック部材に、第2表皮が案内されることになり、所望の表皮及び第2表皮による外観形状を形成でき、著しく見栄えが向上する。
請求項3記載の発明によれば、第2表皮は、前記表皮と略同一材よりなるため、表皮と第2表皮とが別部材であっても、連続した化粧部材が所望の形状を有することになる。
請求項4記載の発明によれば、第2表皮の一端部は、前記フレームのフランジに、第1吊り部材により係合支持されてなり、前記第2表皮の他端部は、前記フレームの貫通孔に第2吊り部材により係合支持されてなるため、第2表皮は確実にフレームに支持され、その位置を保持できる。
請求項5記載の発明によれば、フック部材の下側且つ該フック部材の外側の面に略合致させた位置には、前記フレームを覆うフィニッシャが配設されてなるため、表皮、第2表皮、フィニッシャと連続した化粧部材が所望の形状を有することになる。
所望の表皮形状を形成できると共に表皮の端部処理が確実とした車両のシート構造を提供する、という目的を、乗員が着座可能なる大きさに形成されてなるフレームと、該フレーム上に配置されてなるクッションパッドと、該クッションパッド及びフレームを覆う表皮とより少なくとも構成されてなるシートクッションを備えてなる車両のシート構造において、前記フレームより外側に曲折形成されてなるフランジに、表皮の内面側に沿ったフック部材が係合支持されてなり、該フック部材に、前記表皮の端部が係合支持されてなることで、実現した。
以下、本発明の最良の実施例を図1〜図14に基づいて説明する。「車両」としての自動車のシート1は、シートクッション2と、該シートクッション2に支持されてなるシートバック3と、前記シートクッション2を前後の適宜の位置に移動自在なると共に適宜の位置で停止可能なるように左右に並列に配設されたスライド装置4、4とより少なくとも構成されてなる。
「少なくとも構成されてなる」とは、この他に、シートバック3を前後方向に傾斜させるリクライニング装置、シートバック3の上部に配されて乗員の頭部を後側から保持するヘッドレスト、シートバック3の内部に組み込まれて乗員の腰椎を保持可能なるランバーサポート装置、シートクッション2の内部に組み込まれてシートクッション2を上下動させるリフト装置などが組み込まれていても良いからである。
前記シートクッション2は、図9及び図10に示すように、前記スライド装置4,4に支持されてなるフレーム5と、該フレーム5の内側に配設されてなるブラケット6と、該フレーム5及びブラケット6の上に配設されてなるシートパッド7と、該シートパッド7を覆う表皮8と、前記フレーム5の側部を覆う合成樹脂製のフィニッシャ9とより構成されてなる。
前記シートクッション2の表皮8の側部8aには、図1乃至図4に示すように、凹み部8dが形成されてなり、該凹み部8d内に挿入する前記フィニッシャ9の凹部9bには、自立式のシートベルトアンカー部材22が装着されてなる。
前記シートベルトアンカー部材22は、最上位置に配されるバックル25と、前記スライド装置4に「締結具」であるボルト23により固定されると共に最下位置に配される「基部」であるアンカー22aと、前記バックル25及びアンカー22a間に自重などが加わっても変形しないだけの硬度を持っている介在部材24とにより構成して、シートクッション2に着座した乗員のシートベルト装着時に、乗員の身近にバックル25が来るように構成されている。
符号26は、シートベルトアンカー部材22のアンカー22a側に近接して側部より覆うと共に該シートベルトアンカー部材22の左右方向の移動に追従して変形が可能なる合成樹脂製の軟質材(エラストマー)よりなるカバー部材である。該カバー部材26は、前記シートクッション2のフィニッシャ9に係合離脱自在に配設してなる。
前記シートクッション2は、上下動可能で、該シートクッション2が図1に示す最下位位置の時、シートベルトアンカー部材22のアンカー22aをカバー部材26が覆う位置にあり、該シートクッション2が図2に示す最上位位置の時、シートベルトアンカー部材22のバックル25とシートクッション2の座面とがほぼ同一位置にある。
前記カバー部材26は、図6及び図7に示すように、前記凹部9bに対して左右方向で対向した位置に配され且つ前記凹部9bと共に前記シートベルトアンカー部材22を挟み込む隙間28を形成してなる本体26aと、該本体26aの後側の上端部より突出されて前記フィニッシャ9に形成されてなる係合凹部9cに挿入して係合可能なる係合突起26bと、前記本体26aの前後端部より前側及び後側に突出した取付部26c,26d,26eと、該取付部26c,26d,26eにそれぞれ形成されてなり且つ前記フィニッシャ9の裏面に形成されてなるボス9dに貫通されて熱カシメられる貫通孔26fとよりなり、本体26aの下端部には、前記シートベルトアンカー部材22のアンカー22aを前記シートクッション2に締結するボルト23に干渉しない逆凹状の逃げ部27が形成されてなる。前記フニッシャ9と本体26aの前後端部とのそれぞれの表面側は、同面状をなしている。
符号20は、前記フィニッシャ9に形成した貫通孔9eを介して図示しないリフト装置に連結されてシートクッション2を上下何れかに移動させると共に適宜の位置で停止させることのできるリフト操作手段である。符号21は、前記フィニッシャ9に形成した貫通孔9fを介して図示しないリクライニング装置に連結されてシートバック3を前後方向に傾斜させると共に適宜の位置で停止させることのできるリクライニング操作手段である。図8における符号9gは、フィニッシャ9の裏面に突設されてなるリブである。
前記凹み部8dが形成されてなる部位の詳細を、図9及び図10を用いて次に説明する。前記シートパッド7の凹み7aに表皮8を沿わせることにより表皮8に凹み部8dが形成され、該凹み部8dの端部8cが、前記表皮8と同一材の第2表皮10の一端部10aと、第1吊り部材12の一端部12aとに挟まれて、縫製15されてなる。該凹み部8dの端部8cの位置は、フック部材11の上面11eに接する位置である。前記第1吊り部材12は、図9に示すように、折り返して、第1吊り部材12の他端部12bに形成した貫通孔12cをフレーム5のフランジ5aに係合させることで、その位置を保持する。前記第2表皮10は、フック部材11を覆って他端部10bを縫製15した第2吊り部材13のJフック14をフレーム5の貫通孔5cに係止することで、その位置を保持する。
前記フック部材11は、図4及び図9乃至図14に示すように、シートクッション2の表皮8の側部8aの下端部と、前記フィニッシャ9の上端部に沿った形状をしている。尚、図11は、図上右斜め下側がシート1の前側であり、右斜め上がシート1の外側であり、図4と向きが逆であるが、後述する第2係合孔11bを示すために、敢えて逆に示した。そして、図4のY−Y線に沿った断面の位置を示す図10の状態では、シートクッション2の表皮8の側部8aは平面状であり、側部8aの端部8bに縫製15したJフック16を第2係合孔11bから挿入して、係合部11eに係止していて、フック部材11の最外側面11fとクッションパッド7の側面7bとが同一面となるように配設されている。符号11cは、第2係合孔11bの強度向上のために形成した複数のリブである。
更に、第1係合孔11aには、爪部11dが形成されてなり、前記フレーム5のフランジ5aの係合孔5bに係合することで、前記フック部材11は、フレーム5に保持される。このフック部材11の最外側面11fが、図9に示す位置では、フィニッシャ9の面と第2表皮10と同一面となると共に凹み部8dからきちんとした形状付けができる時のガイドの役割をしている。また、フィニッシャ9の上端フランジ9aと第2表皮10の他端部10bとの間の隙間がないように位置を決めている。
次に、本実施例の作用を説明する。
フレーム5より外側に曲折形成されてなるフランジ5aに、表皮8の内面側に沿ったフック部材11が係合支持されてなるため、フック部材11により表皮8の形状が案内されることになり、所望の表皮形状を形成でき、著しく見栄えが向上する。また、該フック部材11に、前記表皮8の端部8bが係合支持されてなるため、表皮8の端部8bの処理が確実となる。
また、表皮8の端部8cには、第2表皮10の一端部10aが結合されてなり、前記フック部材11は、該フック部材11の外側の面11fが、前記表皮8の縦壁部である凹み部8dの面より突出した位置になるように配されてなり、前記第2表皮10により前記フック部材11をくるむと共に前記フレーム5に第2表皮10の他端部10bが支持されてなるため、表皮8の縦壁部である凹み部8dの面より突出した位置になるフック部材11に、第2表皮10が案内されることになり、所望の表皮8及び第2表皮10による外観形状を形成でき、著しく見栄えが向上する。
更に、第2表皮10は、前記表皮8と略同一材よりなるため、表皮8と第2表皮10とが別部材であっても、連続した化粧部材が所望の形状を有することになる。
更に、第2表皮10の一端部10aは、前記フレーム5のフランジ5aに、第1吊り部材12により係合支持されてなり、前記第2表皮10の他端部10bは、前記フレーム5の貫通孔5cに第2吊り部材13により係合支持されてなるため、第2表皮10は確実にフレーム5に支持され、その位置を保持できる。
更に、フック部材11の下側且つ該フック部材11の外側の面11fに略合致させた位置には、前記フレーム5を覆うフィニッシャ9が配設されてなるため、表皮8、第2表皮10、フィニッシャ9と連続した化粧部材が所望の形状を有することになる。
前記シートベルトアンカー部材22のアンカー22a側に近接して側部より覆うと共に該シートベルトアンカー部材22の左右方向の移動に追従して変形が可能なるカバー部材26を、シートクッション2に配設したため、自立式のシートベルトアンカー部材22を挟む関係にあるシートクッション2のフィニッシャ9の凹部9b側とカバー部材26側との間の隙間28が小さくでき、見栄えを著しく向上することができる。
また、カバー部材26は、合成樹脂製の軟質材よりなるため、シートベルトアンカー部材22の介在部材24が左右方向の移動しても良く追従して変形が可能であり、破損することがない。従って、シートベルトアンカー部材22をシートクッション2に組み込む際に、軟質のカバー部材26を押し広げながら挿入することが可能なので、シートクッション2にフィニッシャ9及びカバー部材22を取付けた後のシートベルトアンカー部材22の取付が可能である。つまり、工順の制約を受けないことになる。また、子供などによって、乗員の意図しない行動によって仮にシートベルトアンカー部材22に対し左右方向に大きな荷重が加えられても、カバー部材26は、変形して良く追従し破損しないことになる。
また、シートクッション2の側部には、合成樹脂製のフィニッシャ9が配設されてなり、該フィニッシャ9にシートベルトアンカー部材22のアンカー22a側を装着可能なる凹部9bが形成されてなり、前記カバー部材26は、該フィニッシャ9の凹部9bを係合離脱自在なるようにフィニッシャ9に支持してなるため、シートベルトアンカー部材22のアンカー22a側をフィニッシャ9の凹部9bと、カバー部材26とより挟み込むことができ、見栄えが向上できる。
このことは、シートクッション2は、上下動可能で、該シートクッション2が最上位位置の時には、シートベルトアンカー部材22のバックル25とシートクッション2の座面とがほぼ同一位置であるため、バックル25に係合する図示しないタングプレートとの係合が可能であり、シートベルト装着に何の障害も生じないことになる。また、該シートクッション2が最下位位置の時には、シートベルトアンカー部材22のアンカー22aを覆う位置にあるため、見栄えが向上する。
カバー部材26の下端部には、前記シートベルトアンカー部材22のアンカー22aを前記スライド装置4に締結するボルト23に干渉しない逆凹状の逃げ部27が形成されてなるため、前記シートクッション8が最下位置にある時でも、カバー部材26の逃げ部27によりボルト23を弛めたり締め直したりすることができ、メンテナンスなどが容易である。
以上の実施例では、カバー部材26のシートクッション2側には、凹み部8d及び凹部9bを形成すると云う構成にしたが、これに限定されず、凹み部8d及び凹部9bがなくても良い。
1 自動車のシート
2 シートクッション
5 フレーム
5a フレームのフランジ
5c フレームの貫通孔
7 クッションパッド
8 表皮
8a 表皮の側部
8b、8c 表皮の端部
8d 表皮の凹み部(縦壁部)
9 フィニッシャ
10 第2表皮
10a 第2表皮の一端部
10b 第2表皮の他端部
11 フック部材
11a フック部材の第1係合孔
11b フック部材の第2係合孔
11d フック部材の爪部
11e フック部材の上面
11f フック部材の最外側面
12 第1吊り部材
13 第2吊り部材
2 シートクッション
5 フレーム
5a フレームのフランジ
5c フレームの貫通孔
7 クッションパッド
8 表皮
8a 表皮の側部
8b、8c 表皮の端部
8d 表皮の凹み部(縦壁部)
9 フィニッシャ
10 第2表皮
10a 第2表皮の一端部
10b 第2表皮の他端部
11 フック部材
11a フック部材の第1係合孔
11b フック部材の第2係合孔
11d フック部材の爪部
11e フック部材の上面
11f フック部材の最外側面
12 第1吊り部材
13 第2吊り部材
Claims (5)
- 乗員が着座可能なる大きさに形成されてなるフレームと、該フレーム上に配置されてなるクッションパッドと、該クッションパッド及びフレームを覆う表皮とより少なくとも構成されてなるシートクッションを備えてなる車両のシート構造において、
前記フレームより外側に曲折形成されてなるフランジに、表皮の内面側に沿ったフック部材が係合支持されてなり、
該フック部材に、前記表皮の端部が係合支持されてなることを特徴とする車両のシート構造。 - 請求項1に記載の車両のシート構造であって、
前記表皮の端部には、第2表皮の一端部が結合されてなり、
前記フック部材は、該フック部材の外側の面が、前記表皮の縦壁部面より突出した位置になるように配されてなり、
前記第2表皮により前記フック部材をくるむと共に前記フレームに第2表皮の他端部が支持されてなることを特徴とする車両のシート構造。 - 請求項2に記載の車両のシート構造であって、
前記第2表皮は、前記表皮と略同一材よりなることを特徴とする車両のシート構造。 - 請求項2又は請求項3に記載の車両のシート構造であって、
前記第2表皮の一端部は、前記フレームのフランジに、第1吊り部材により係合支持されてなり、
前記第2表皮の他端部は、前記フレームの貫通孔に第2吊り部材により係合支持されてなることを特徴とする車両のシート構造。 - 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車両のシート構造であって、
前記フック部材の下側且つ該フック部材の外側の面に略合致させた位置には、前記フレームを覆うフィニッシャが配設されてなることを特徴とする車両のシート構造。
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