JP6769379B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートクッションとシート幅方向に並んで設けられる装飾体と、シートクッションの装飾体に近い側の側部骨格を成すサイドフレームと、シートクッションの装飾体と対向する周囲側面を表皮材で覆うサイドカバーと、を有する乗物用シートに関する。
従来、乗物用シートにおいて、シートクッションのインサイド領域にカップホルダが設けられた構成が知られている(特許文献1)。上記カップホルダは、シートクッション内の一部領域に収められた状態として設けられている。
特開2016−117407号公報
しかし、上記カップホルダを構成するような装飾体がシートクッションのサイドに隣り合って設けられる場合、シートクッションとの間の隙間から異物が入り込んで、同隙間にシートクッションのサイドフレームが張り出して設けられる場合にサイドフレームに噛み込むなどの不具合が生じるおそれがある。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートクッションと装飾体との間の隙間から異物がサイドフレームまで入り込むことを適切に防止することにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートクッションとシート幅方向に並んで設けられる装飾体と、シートクッションの装飾体に近い側の側部骨格を成すサイドフレームと、シートクッションの装飾体と対向する周囲側面を表皮材で覆うサイドカバーと、を有する乗物用シートである。サイドフレームが、シート幅方向においてシートクッション側部から装飾体の設けられた側に外れたオフセット位置に配置されている。サイドカバーが、シートクッションと装飾体との間の隙間を通って下方に引き込まれる引込み部と、引込み部と繋がってサイドフレームを上側から覆った状態に設けられる覆い部と、に分岐されている。
この第1の発明によれば、サイドカバーを引込み部と覆い部とに分岐することで、引込み部によりサイドカバーを適切に張設しつつ、覆い部によりシートクッションから外れて配置されたサイドフレームを上側から適切に覆うことができる。それにより、シートクッションと装飾体との間の隙間から異物がサイドフレームまで入り込むことを適切に防止することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。更に、サイドフレームに固定されて装飾体を支持する支持フレームを有する。引込み部がサイドフレームに固定され、覆い部が支持フレームに固定されている。
この第2の発明によれば、サイドカバーの引込み部と覆い部とを、それぞれ、サイドフレームと同サイドフレームに固定された支持フレームとに強く支持させた状態に固定することができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。サイドカバーが、シートクッションと装飾体との間の隙間を通って下方に引き込まれる領域に引込み部と覆い部との分岐部を有する。覆い部と支持フレームとの固定部が、分岐部よりも高い位置にある。
この第3の発明によれば、覆い部を吊り上げ状の形で設けることができ、異物がサイドフレームまで入り込むことをより適切に防止することができる。
第4の発明は、上述した第3の発明において、次の構成とされているものである。覆い部が分岐部と固定部との間で張られている。
この第4の発明によれば、覆い部を分岐部から斜めに引き上げた形で設けることができ、異物がサイドフレームまで入り込むことをより適切に防止することができる。
第5の発明は、上述した第2から第4のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。支持フレームが前後方向に延びる延設部を有する。覆い部が延設部の前後方向の複数箇所に固定されている。
この第5の発明によれば、覆い部を前後方向の広い範囲に亘ってサイドカバーと支持フレームとの間に適切に架け渡すことができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 乗物用シートの内部構造を可視化して表した斜視図である。 シートクッションとセンタコンソールとの隣り合う部分を拡大して表した平面図である。 図3のセンタコンソールを可視化して表した平面図である。 図3のV-V線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《シート1の概略構成について》
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図5を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、シート1の左右方向を指すものとする。図1に示すように、本実施例のシート1は、自動車の後部側座席として構成されている。詳しくは、上述したシート1は、同列の左右で5:5分割された隣り合う2つの分割シートのうちの右側の分割シートとして構成されている。上述したシート1は、着座者の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成とされている。
上述したシートバック2は、その左右両サイドの下端部が、それぞれ、不図示のリクライナを介してシートクッション3の左右両サイドの後端部に連結されて支持されている。シートクッション3は、車両のフロア上に連結されて支持されている。上述したシート1は、上述したシートクッション3の左側(図示しない左側の分割シートと隣り合う側)に、凹状のカップホルダ4Dを持つ樹脂製のセンタコンソール4が隣り合って設けられた構成とされている。ここで、上述したセンタコンソール4が本発明の「装飾体」に相当する。
《センタコンソール4について》
上述したセンタコンソール4は、上述したシートバック2の横幅領域内に収まるシート幅方向の位置に、上述したシートクッション3とシート幅方向に隣り合った状態に並んで設けられている。詳しくは、上述したシートクッション3は、その横幅が、上述したシートバック2と右側では略揃っているが左側では短くされた形状とされている。そして、上述したシートクッション3の左側の短くされた空き領域内にセンタコンソール4が配設されて、同センタコンソール4とシートクッション3とを足し合わせた全体の横幅がシートバック2の横幅と略同じとされている。上述したセンタコンソール4は、上述したシートクッション3の骨格を成すクッションフレーム10に一体的に組み付けられた状態として設けられている。上記組み付けにより、センタコンソール4は、シートクッション3と一体的関係を成す状態に設けられている。
上述したセンタコンソール4は、その後端部に、シートバック2の左下側の角部の肉抜きされた部分に下側から張り出す膨張部4Eが形成されており、同膨張部4Eによりシートバック2とシートクッション3との左側の連結部分を左側から覆った状態とされている。上述したセンタコンソール4は、図5に示すように、シートクッション3の左隣で上側に略平坦状の面を向ける天板部4Aと、同天板部4Aの右側の縁部から僅かに右下がり状の形となって垂下する右側板部4Bと、天板部4Aの左側の縁部から垂下する左側板部4Cと、を有する無底の略箱型形状に形成されている。上述した天板部4Aは、シートクッション3の天板メイン面(後述するクッションカバー30の天板カバー31の上面)と略同じ高さ位置に配置されている。また、右側板部4Bは、シートクッション3の左側面(後述するクッションカバー30のサイドカバー32の左側面)に僅かに干渉気味に押し付けられた状態としてセットされている。
《シートクッション3の具体的な構成について》
上述したシートクッション3は、図1及び図5に示すように、その骨格を成す金属製のクッションフレーム10と、クッションフレーム10の上部にセットされて着座者の荷重を弾性的に受け止める発泡ウレタン製のクッションパッド20と、クッションパッド20の表面全体に被せ付けられてシートクッション3の意匠面を構成するファブリック製のクッションカバー30と、によって概略構成されている。
《クッションフレーム10について》
上述したクッションフレーム10は、左右一対の側部骨格を成すサイドフレーム11と、各サイドフレーム11の前部間に上側から架橋された前部骨格を成すフロントパネル12と、各サイドフレーム11の後部間に架橋された後部骨格を成すリヤパイプ13と、によって、平面視が略四角枠状となる形に組まれた構成とされている。そして、上述したクッションフレーム10のフロントパネル12とリヤパイプ13との間には、クッションパッド20をシート幅方向の複数箇所において下側から支えるように機能する複数本のパッド支持ワイヤ14が架橋されている。
上述したクッションフレーム10は、詳しくは、図1に示すようにその右側のサイドフレーム11はシートクッション3の横幅領域内に収まる位置に配置されているが、図3〜図5に示すようにその左側のサイドフレーム11はシートクッション3の横幅領域を左側に越えてセンタコンソール4の直下領域へと外れたオフセット位置に配置されている。そして、上述したクッションフレーム10には、上述したオフセット位置に配置された左側のサイドフレーム11から左側へ張り出すように平面視略U字状の形に折り曲げられた丸パイプ材から成る支持フレーム15が付設されている。
上述した支持フレーム15は、詳しくは、図4に示すように、上述した左側のサイドフレーム11の前部領域から左側へと延び出る前側のアーム部15Aと、前側のアーム部15Aの左側に延びた先の箇所から後側に折れ曲がって延びる延設部15Bと、延設部15Bの後側に延びた先の箇所から右側に折れ曲がって延びる後側のアーム部15Cと、によって平面視略U字状の形に折り曲げられた形状とされている。上述した支持フレーム15は、上述した前側のアーム部15Aが上述した左側のサイドフレーム11の上面部上を通ってフロントパネル12の左側寄りの上面部箇所に当てられて溶接され、後側のアーム部15Cが左側のサイドフレーム11の後部領域に左側から差し込まれて溶接されることで、クッションフレーム10と一体的に結合されている。
また、図4〜図5に示すように、上述した支持フレーム15の延設部15Bと左側のサイドフレーム11の上面部との間には、センタコンソール4の天板部4Aを裏側から支えるための受けとなる支持プレート15Dが架橋されている。上述した支持プレート15Dは、図5に示すように、上述したサイドフレーム11の上面部上から起立状に立ち上がって、そこから支持フレーム15の延設部15Bに向かって略水平状に延びるように折り曲げられた曲げ板形状に形成されている。また、図2及び図4〜図5に示すように、上述した支持フレーム15には、上述した延設部15Bから左下側に延び出してセンタコンソール4の左側板部4Cの内側面部と結合される固定ワイヤ15Eが一体的に結合されている。上述した固定ワイヤ15Eは、上述したセンタコンソール4の左側板部4Cの内側面部に形成された不図示のクリップが嵌め込まれて装着されることにより、同左側板部4Cを上下左右等の各方向にバタつかせないように保持する構成とされている。
ここで、上述した左側のサイドフレーム11は、図5に示すように、上述したセンタコンソール4の天板部4Aの右側縁部の略直下領域に沿って前後方向に延びるように位置している。詳しくは、上述した左側のサイドフレーム11は、上述した天板部4Aの右側の縁部から僅かに右下がり状の形となって垂下する右側板部4Bの下端部位よりは左側にずれて位置する配置とされている。上述した左側のサイドフレーム11は、その立板状に延びる本体部分の上側の縁部から右側に略直角状に折り曲げられて延びる上側フランジ11Aと、上記本体部分の下側の縁部から右側に略直角状に折り曲げられて延びる下側フランジ11Bと、を有する横断面形状に形成されている。上述した左側のサイドフレーム11は、上述した上側フランジ11Aの右側に延びた先の端部が、上述したセンタコンソール4の右側板部4Bの下端部位より左側にずれて位置する配置とされている。
《クッションパッド20について》
クッションパッド20は、上述したクッションフレーム10に上側から覆い被された状態にセットされている。詳しくは、上述したクッションパッド20は、図1〜図2に示すように、上述したクッションフレーム10を構成する右側のサイドフレーム11とフロントパネル12とリヤパイプ13とに跨って上側から覆い被される形にセットされて、これらフレーム構造によって下側から強く支えられた状態に設けられている。上述したクッションパッド20は、図4〜図5に示すように、上述した左側のサイドフレーム11には覆い被されないが、図4に示すように上述したフロントパネル12とリヤパイプ13との間に架橋された複数本のパッド支持ワイヤ14によって、下側から広い範囲に亘って支持された状態とされている。上記支持により、クッションパッド20は、その左側のサイドフレーム11には覆い被されることのない領域も上述したパッド支持ワイヤ14によって安定した形で支持されるようになっている。
上述したクッションパッド20は、上述したクッションフレーム10の上部にセットされた後に、その表面全体に被せ付けられるクッションカバー30により、クッションフレーム10に位置固定された状態とされている。具体的には、上述したクッションパッド20は、上述したクッションフレーム10の上部にセットされた後、その表面全体に被せ付けられるクッションカバー30の前後左右の各周縁部が、それぞれ、クッションフレーム10の下方に引き込まれて止着されることにより、同クッションカバー30を介してクッションフレーム10に一体的に押さえ付けられた状態に保持されるようになっている。
《クッションカバー30について》
クッションカバー30は、上述したクッションパッド20の天板面21Aに上側から被せ付けられた後、その前後左右の各周縁部がクッションパッド20の各周囲側面21Bを通って下方に引き込まれてクッションフレーム10に止着されている。上記引き込みにより、クッションカバー30は、上述したクッションパッド20の表面全体に広く密着した形に張設された状態とされている。詳しくは、図5に示すように、上述したクッションカバー30は、そのクッションパッド20の左側の周囲側面21Bを通って下方に引き込まれるサイドカバー32が、次のようにクッションパッド20の天板面21Aに被覆される天板カバー31との繋ぎ部から、センタコンソール4の右側板部4Bとの間の隙間Tを通って下方に引き込まれた状態とされている。
すなわち、上述したサイドカバー32は、上述したクッションパッド20の左側の周囲側面21Bとセンタコンソール4の右側板部4Bとの間の隙間Tを通って下方に引き込まれる引込み部32Aと、同引込み部32Aの途中箇所(分岐部32C)に縫合されて左側のサイドフレーム11を上側から覆った状態に設けられる覆い部32Bと、を有した構成とされている。上述した引込み部32Aは、上述した左側のサイドフレーム11の右側領域を通って下方に引き込まれている。そして、上述した引込み部32Aは、その下方に引き込まれた先の縁部が、同縁部に沿って取り付けられた樹脂製のJフック32Aaによって、左側のサイドフレーム11の下部に一体的に付設された引掛ワイヤ11Cに下側から引掛けられて止着されている。上記止着により、引込み部32Aは、上述したクッションパッド20の左側の周囲側面21Bに対して、その引き込まれたテンションによって密着した状態に被覆された状態とされている。
覆い部32Bは、上述した引込み部32Aのセンタコンソール4の右側板部4Bを下方に越えた先の途中箇所(分岐部32C)に縫合されて、そこから左側のサイドフレーム11の上側領域を通って左方に引き込まれている。そして、上記覆い部32Bは、その左方に引き込まれた先の縁部が、同縁部に沿って取り付けられた樹脂製のJフック32Baによって、上述した支持フレーム15の延設部15Bに上側から引掛けられて止着されている。上記止着により、覆い部32Bは、上述した支持フレーム15の延設部15Bと左側のサイドフレーム11との間に架橋された支持プレート15D上に一部が乗り上がった状態として、その引き込まれたテンションによって引込み部32Aをセンタコンソール4の右側板部4Bに引き寄せるように引張り力を掛けた状態に被覆された状態とされている。
そして、上記のように覆い部32Bが左側に引き込まれた状態に被覆されることにより、上述したクッションパッド20の左側の周囲側面21Bに被せ付けられたサイドカバー32の引込み部32Aとセンタコンソール4の右側板部4Bとの間の隙間Tがシート幅方向に開きにくいように引込み部32Aに左側へのテンションが掛けられると共に、左側のサイドフレーム11が上記張った状態の覆い部32Bによって上側から覆われた状態とされるようになっている。その結果、上述したシートクッション3とセンタコンソール4との間の隙間Tから左側のサイドフレーム11へと異物が上側から入り込むことが適切に防止されるようになっている。したがって、上記隙間Tの下側に上側フランジ11Aを張り出させる左側のサイドフレーム11に異物が噛み込むなどの不具合が生じるおそれがない。
詳しくは、上述した覆い部32Bは、その引き込み先となる支持フレーム15の延設部15Bが、引込み部32Aとの縫合部である分岐部32Cよりも高い位置にある構成とされている。上記構成により、覆い部32Bは、上述した引込み部32Aとの分岐部32Cから左上がり状(吊り上げ状)に傾斜する形で支持フレーム15の延設部15Bとの間に張設されて、隙間T内に入り込んだ異物を分岐部32Cより低い位置に落とし込ませないようになっている。
また、上述した覆い部32Bは、図4に示すように、上述した引込み部32Aとの縫合部である分岐部32C(図5参照)から左側に向かって略台形状に先細りする形で延びて、上述した支持フレーム15の前後方向に延びる延設部15Bに引き込まれて止着されている。上記構成により、覆い部32Bは、上述した支持フレーム15の延設部15Bに対する引掛けの前後幅を広く取れない構成であっても、引込み部32Aに対する前後方向の結合幅を広くとることができるようになっている。
上述した覆い部32Bは、その左側へ延びた先の支持フレーム15の延設部15Bに引掛けられる箇所が、その前後方向の中間部において上述した支持プレート15Dとの干渉を避けるように切り抜かれた形状とされており、同切り抜きにより前後側に分けられた各部分に上述したJフック32Baがそれぞれ取り付けられて、同Jフック32Baにより上述した延設部15Bに対して支持プレート15Dを挟む前後方向の2箇所(複数箇所)に分かれて固定された構成とされている。
上述した覆い部32Bは、より詳しくは、上述した支持フレーム15の前側のアーム部15Aが左側に延び出す位置の僅かに後側の位置から、シートクッション3の左後側の角部箇所に配設されたシートベルトバックルBの収められる凹部3Aの略中央部とシート幅方向に並ぶ位置まで、前後方向に延びる構成とされている。上記構成により、覆い部32Bは、左側のサイドフレーム11を上側から前後方向の広い範囲に亘って覆った状態とされている。なお、上述した覆い部32Bを前側に越えた領域は、左側のサイドフレーム11の上部にフロントパネル12が覆い掛けられた領域となっているため、同領域に異物が入り込んだとしてもその異物が左側のサイドフレーム11に噛み込むなどの不具合が生じないようになっている。
《まとめ》
以上をまとめると、本実施例のシート1は次のような構成となっている。すなわち、シートクッション(シートクッション3)とシート幅方向に並んで設けられる装飾体(センタコンソール4)と、シートクッション(シートクッション3)の装飾体(センタコンソール4)に近い側の側部骨格を成すサイドフレーム(左側のサイドフレーム11)と、シートクッション(シートクッション3)の装飾体(センタコンソール4)と対向する周囲側面(左側の周囲側面21B)を表皮材で覆うサイドカバー(サイドカバー32)と、を有する乗物用シート(シート1)である。サイドフレーム(左側のサイドフレーム11)が、シート幅方向においてシートクッション(シートクッション3)側部から装飾体(センタコンソール4)の設けられた側(左側)に外れたオフセット位置に配置されている。サイドカバー(サイドカバー32)が、シートクッション(シートクッション3)と装飾体(センタコンソール4)との間の隙間(隙間T)を通って下方に引き込まれる引込み部(引込み部32A)と、引込み部(引込み部32A)と繋がってサイドフレーム(左側のサイドフレーム11)を上側から覆った状態に設けられる覆い部(覆い部32B)と、に分岐されている。
このように、サイドカバー(サイドカバー32)を引込み部(引込み部32A)と覆い部(覆い部32B)とに分岐することで、引込み部(引込み部32A)によりサイドカバー(サイドカバー32)を適切に張設しつつ、覆い部(覆い部32B)によりシートクッション(シートクッション3)から外れて配置されたサイドフレーム(左側のサイドフレーム11)を上側から適切に覆うことができる。それにより、シートクッション(シートクッション3)と装飾体(センタコンソール4)との間の隙間(隙間T)から異物がサイドフレーム(左側のサイドフレーム11)まで入り込むことを適切に防止することができる。
また、乗物用シート(シート1)は、更に、サイドフレーム(左側のサイドフレーム11)に固定されて装飾体(センタコンソール4)を支持する支持フレーム(支持フレーム15)を有する。引込み部(引込み部32A)がサイドフレーム(左側のサイドフレーム11)に固定され、覆い部(覆い部32B)が支持フレーム(支持フレーム15)に固定されている。このような構成とされていることにより、サイドカバー(サイドカバー32)の引込み部(引込み部32A)と覆い部(覆い部32B)とを、それぞれ、サイドフレーム(左側のサイドフレーム11)と同サイドフレーム(左側のサイドフレーム11)に固定された支持フレーム(支持フレーム15)とに強く支持させた状態に固定することができる。
また、サイドカバー(サイドカバー32)が、シートクッション(シートクッション3)と装飾体(センタコンソール4)との間の隙間(隙間T)を通って下方に引き込まれる領域に引込み部(引込み部32A)と覆い部(覆い部32B)との分岐部(分岐部32C)を有する。覆い部(覆い部32B)と支持フレーム(支持フレーム15)との固定部(Jフック32Baの延設部15Bへの引掛け部)が、分岐部(分岐部32C)よりも高い位置にある。このような構成とされていることにより、覆い部(覆い部32B)を吊り上げ状の形で設けることができ、異物がサイドフレーム(左側のサイドフレーム11)まで入り込むことをより適切に防止することができる。
また、覆い部(覆い部32B)が分岐部(分岐部32C)と固定部(Jフック32Baの延設部15Bへの引掛け部)との間で張られている。このような構成とされていることにより、覆い部(覆い部32B)を分岐部(分岐部32C)から斜めに引き上げた形で設けることができ、異物がサイドフレーム(左側のサイドフレーム11)まで入り込むことをより適切に防止することができる。
また、支持フレーム(支持フレーム15)が前後方向に延びる延設部(延設部15B)を有する。覆い部(覆い部32B)が延設部(延設部15B)の前後方向の複数箇所に固定されている。このような構成とされていることにより、覆い部(覆い部32B)を前後方向の広い範囲に亘ってサイドカバー(サイドカバー32)と支持フレーム(支持フレーム15)との間に適切に架け渡すことができる。
《その他の実施例について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の後部側座席以外のシートの他、鉄道等の自動車以外の車両に適用されるシートや、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
また、シートクッションとシート幅方向に並んで設けられる装飾体は、センタコンソールの他、シート側面を覆うサイドシールドやシートサイドに設けられるテーブル等、シートクッションとシート幅方向に並んで設けられる部材であればどのような部材であってもよい。また、上記装飾体は、隣りのシートのシートクッションであってもよい。上記装飾体は、シートクッションのシート幅方向のどちら側に並んで設けられるものであってもよい。
また、シートクッションの上記装飾体と対向する周囲側面を表皮材で覆うサイドカバーは、皮革材等のファブリック材以外の材料から成るものであってもよい。上記サイドカバーは、覆い部が引込み部に縫合されるなどして結合された位置から分岐される構成であってもよいが、引込み部が覆い部に縫合されるなどして結合された位置から分岐される構成であってもよい。
また、上記覆い部は、引込み部とは異なる材質のカバー材から成るものであってもよい。また、上記覆い部は、引込み部と繋がってサイドフレームを上側から覆った状態に設けられるものであればよく、張られた状態に設けられるものの他、弛んだ状態に設けられるものであってもよい。上記覆い部は、サイドフレームに固定された支持フレームに固定されるものの他、装飾体に固定されるものであってもよい。また、覆い部は、上記のような部材に固定されることなく、単にサイドフレームを上側から覆った状態となるように垂れ掛けられて設けられるものであってもよい。
1 シート
2 シートバック
3 シートクッション
3A 凹部
4 センタコンソール(装飾体)
4A 天板部
4B 右側板部
4C 左側板部
4D カップホルダ
4E 膨張部
10 クッションフレーム
11 サイドフレーム
11A 上側フランジ
11B 下側フランジ
11C 引掛ワイヤ
12 フロントパネル
13 リヤパイプ
14 パッド支持ワイヤ
15 支持フレーム
15A 前側のアーム部
15B 延設部
15C 後側のアーム部
15D 支持プレート
15E 固定ワイヤ
20 クッションパッド
21A 天板面
21B 周囲側面
30 クッションカバー
31 天板カバー
32 サイドカバー
32A 引込み部
32Aa Jフック
32B 覆い部
32Ba Jフック
32C 分岐部
T 隙間
B シートベルトバックル

Claims (5)

  1. シートクッションとシート幅方向に並んで設けられる装飾体と、前記シートクッションの前記装飾体に近い側の側部骨格を成すサイドフレームと、前記シートクッションの前記装飾体と対向する周囲側面を表皮材で覆うサイドカバーと、を有する乗物用シートであって、
    前記サイドフレームがシート幅方向において前記シートクッション側部から前記装飾体の設けられた側に外れたオフセット位置に配置され、
    前記サイドカバーが、前記シートクッションと前記装飾体との間の隙間を通って下方に引き込まれる引込み部と、該引込み部と繋がって前記サイドフレームを上側から覆った状態に設けられる覆い部と、に分岐されている乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    更に、前記サイドフレームに固定されて前記装飾体を支持する支持フレームを有し、
    前記引込み部が前記サイドフレームに固定され、前記覆い部が前記支持フレームに固定されている乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記サイドカバーが、前記シートクッションと前記装飾体との間の隙間を通って下方に引き込まれる領域に前記引込み部と前記覆い部との分岐部を有し、
    前記覆い部と前記支持フレームとの固定部が、前記分岐部よりも高い位置にある乗物用シート。
  4. 請求項3に記載の乗物用シートであって、
    前記覆い部が前記分岐部と前記固定部との間で張られている乗物用シート。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記支持フレームが前後方向に延びる延設部を有し、
    前記覆い部が前記延設部の前後方向の複数箇所に固定されている乗物用シート。
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