JP2016117407A - カップホルダー構造 - Google Patents

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holder
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和雄 戎本
Kazuo Ebimoto
和雄 戎本
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】簡単かつ安価な構成により、カップホルダー周辺のシートクッションの変形を防止できるようにする。【解決手段】シートクッション2の素材よりも硬質の素材からなる変形防止体5をシートクッション2の所定のカップホルダー収容位置に埋設し、変形防止体5の凹部5a内にカップ形状のホルダー本体6を嵌挿するため、従来のようにホルダー本体6周辺のシートクッション2が外部からの圧力により容易に変形してカップホルダー3のホルダー本体6等が露出することもない。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートのシートクッションの所定位置に形成されるカップホルダー構造に関する。
従来、自動車のシートは、クッションフレームに載置されるシートクッションと、該シートクッションに傾倒自在に結合されるシートバックとを備えている(例えば、特許文献1)。
そして、車種によっては、運転席と助手席とをフラットなベンチタイプに構成したベンチシートが採用されており、この種のベンチシートでは、図4、図5に示すように、シート51のシートクッション52の所定位置に飲料容器を収容するカップホルダー53を配置することが行われている。
特開2007−6942号公報(段落0013および図1参照)
ところで、このようにシートクッション52にカップホルダー53を設ける場合、シートクッションが発泡ウレタン樹脂などの柔らかいクッション素材からなるため、カップホルダー53の周辺のシートクッション52が、外部から加わる圧力により簡単に圧縮変形してカップホルダー53が露出するおそれがある。そこで、図6に示すように、カップホルダー53の周辺のシートクッション52の変形を防止するために、シートクッション52のフレーム54に、カップホルダー53の形状に合致する形状保持部55を形成し、この形状保持部55に装飾のためのカップホルダーガーニッシュ56を被せるように装着してカップホルダー53を構成することが考えられている。
しかし、図6に示す従来のカップホルダー構造では、シートクッション52のフレームに特殊な加工を施し、専用のガーニッシュ56を準備しなければならないため、当該シート51に専用のフレーム54が必要になってフレームの汎用性がなくなり、しかも製造コストがアップするという問題がある。
本発明は、簡単かつ安価な構成により、カップホルダー周辺のシートクッションの変形を防止できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のカップホルダー構造は、車両用シートのシートクッションの所定位置に形成されるカップホルダー構造において、前記シートクッションの素材よりも硬質の素材からなり前記シートクッションの前記所定位置に埋設された凹部を有する変形防止体と、前記変形防止体の前記凹部内に嵌挿されるカップ形状のホルダー本体とを備えることを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る発明によれば、シートクッションの素材よりも硬質の素材からなる変形防止体をシートクッションの所定位置に埋設し、変形防止体の凹部内にカップ形状のホルダー本体を嵌挿するため、埋設された変形防止体がシートクッションの素材よりも硬いことから、従来のようにホルダー本体周辺のシートクッションが外部からの圧力により容易に変形してホルダーが露出することがなく、簡単かつ安価な構成により、カップホルダー周辺のシートクッションの変形を防止することができる。
このとき、変形防止体の素材として、発泡スチロールや硬質ウレタンなどを使用するのが望ましく、成形品として形成した変形防止体をシートクッションの成形時にインサートすればよい。また、変形防止体の凹部に嵌挿したホルダー本体の底面等をシートクッションのフレームにねじ止め等により固定しておくとよい。
本発明に係るカップホルダー構造の一実施形態におけるシートクッションの斜視図である。 図1の一部の斜視図である。 図1のX−X線における断面図である。 従来のカップホルダー構造を備えるシートの斜視図である。 従来のカップホルダー構造の一部の斜視図である。 従来のカップホルダー構造の異なる一部の斜視図である。
本発明に係るカップホルダー構造の一実施形態について、図1ないし図3を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態でいう前後、左右とはシートに着座した状態で見た前後、左右を意味する。
図1は、運転席と助手席とをフラットな形状を成すベンチシート1を示し、ベンチシート1を構成するシートクッション2の前左端部に設定されたカップホルダー収容位置に、飲料容器を収容するためのカップホルダー4が配置される。
このとき、シートクッション2のカップホルダー収容位置には、例えば発泡ウレタン樹脂から成るシートクッション2よりも硬質の発泡スチロールや硬質ウレタン樹脂等の素材からなる変形防止体5が埋設され、この変形防止体5は中央に凹部5aを有し、この凹部5aにカップ形状に樹脂成型されたホルダー本体6が嵌め込まれてカップホルダー4が構成されている。
ところで、変形防止体5は、上記した発泡スチロールや硬質ウレタン樹脂等が成形されて図2、図3に示すように、中実の成形体のほぼ中央に上下方向に貫通した凹部5aが形成されており、このような形状の変形防止体4を準備しておき、シートクッション2の成形金型内に変形防止体5をインサートした状態でシートクッション2が成形され、シートクッション2に変形防止体5が埋設される。
そして、ホルダー本体6が変形防止体5の凹部5a内に嵌挿され、このときホルダー本体6の下面がシートクッション2のフレーム2a上に当接するようにカップホルダー収容位置を決めておき、ホルダー本体6をスクリューねじ8によりフレーム2aに固定することにより、シートクッション2のカップホルダー3付近に外部からの圧力が加わっても、変形防止体5によりシートクッション2の変形が抑制され、しかもホルダー本体6がフレーム2a上に載置されることによってシートクッション2の変形抑制効果がさらに高まる。
したがって、上記した実施形態によれば、シートクッション2の素材よりも硬質の素材からなる変形防止体5をシートクッション2の所定のカップホルダー収容位置に埋設し、変形防止体5の凹部5a内にカップ形状のホルダー本体6を嵌挿するため、従来のようにホルダー本体6周辺のシートクッション2が外部からの圧力により容易に変形してカップホルダー3のホルダー本体6等が露出することもなく、簡単かつ安価な構成により、カップホルダー3周辺のシートクッション2の変形を防止することができて使い勝手が向上する。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、上記した実施形態では、変形防止体5の素材として、発泡スチロール、硬質ウレタンを例示したが、これらに限定されるものではなく、要するにシートクッション2の素材よりも硬質の素材であればよい。
また、上記した実施形態では、ホルダー本体6の底面等をシートクッショ2ンのフレーム2aに固定した場合について説明したが、底面でなくいても側面を固定するようにしてもよい。
1 …シート
2 …シートクッション
3 …カップホルダー
5 …変形防止体
5a …凹部
6 …ホルダー本体

Claims (1)

  1. シートのシートクッションの所定位置に形成されるカップホルダー構造において、
    前記シートクッションの素材よりも硬質の素材からなり前記シートクッションの前記所定位置に埋設された凹部を有する変形防止体と、
    前記変形防止体の前記凹部内に嵌挿されるカップ形状のホルダー本体と
    を備えることを特徴とするカップホルダー構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102018204667A1 (de) 2017-04-03 2018-10-04 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Fahrzeugsitz
US10434910B2 (en) 2017-04-03 2019-10-08 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Seat cushion member

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