JP2505108Y2 - 車輌用シ―ト - Google Patents

車輌用シ―ト

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JP2505108Y2
JP2505108Y2 JP1990025379U JP2537990U JP2505108Y2 JP 2505108 Y2 JP2505108 Y2 JP 2505108Y2 JP 1990025379 U JP1990025379 U JP 1990025379U JP 2537990 U JP2537990 U JP 2537990U JP 2505108 Y2 JP2505108 Y2 JP 2505108Y2
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JP
Japan
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seat cushion
skin
tilt
cover
cushion
Prior art date
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JP1990025379U
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English (en)
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JPH03115530U (ja
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基弘 伏木田
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はチルト機構によってシートクッションが上下
位置調整される車輌用シートに係り、特にシートクッシ
ョンの上動で生じる両サイド部の隙間を隠蔽する機能を
備えた車輌用シートに関する。
[従来の技術] 第6図(a)はシートクッション80が上下位置調整可
能な車輌用シートを示す。シートクッション80の両サイ
ド部にサイドフィニッシャカバー81が設けられている。
サイドフィニッシャカバー81にはシートクッション80の
前側を上下動させる前チルトダイヤル82および同クッシ
ョン80の後側を上下動させる後チルトダイヤル83が取り
付けられ、これらチルトダイヤル82,83の回転操作によ
ってシートクッション80の上下位置が調整されるように
なっている。このような調整において、シートクッショ
ン80を最上位近辺に停止させた場合には、第6図(b)
の破線で示すようにシートクッション80の両サイド部と
サイドフィニッシャカバー81との間に隙間Gが生じ、こ
の隙間Gからシートクッション80を支持するクッション
フレームの機構部品が見え、美観を損ねている。
このため従来は第7図及び第8図に示すような工夫な
されていた。
第7図は実開昭63-188235号に開示された技術であ
り、伸縮自在な蛇腹シート84を用いている。すなわち、
蛇腹シート84の上端部がシートクッション80の両サイド
部に止着される一方、同シート84の下端部がサイドフィ
ニッシャカバー81上端部分に接着されており、シートク
ッション80の上下動に応じて蛇腹シート84がシートクッ
ション80とサイドフィニッシャカバー81との隙間を隠蔽
しながら追随伸縮することにより、隙間部分からの機構
部品の露出を防止している。
第8図は隠蔽布85を使用したものであり、隠蔽布85が
二ツ折りされて端部が重ね合わされ、この端部がシート
クッション80の両サイド部下面に縫着されている。
隠蔽布85としてはシートクッション80をカバーリング
する表皮と同素材が使用されており、ループ状となった
先端部分は自由状態でサイドフィニッシャカバー81の上
端屈曲部に当接して、シートクッション80との隙間を隠
蔽している。
[考案が解決しようとする課題] ところが第7図に示す従来技術では、蛇腹シート84が
シートクッション80とサイドフィニッシャカバー81とに
掛け渡される構造であり、シートクッション80とサイド
フィニッシャカバー81との間のスペースが狭いため、蛇
腹シート84の取り付けが難しく、作業性が悪いものであ
った。また第8図に示す従来技術では、隠蔽布85の自由
側の端部がサイドフィニッシャカバー81を乗り越えて、
外方に露出し易く、この露出によって外観が劣化する問
題がある。
そこで本考案は、取り付けが簡単で、しかも外観の劣
化がない状態でシートクッションとサイドフィニッシャ
カバーとの間の隙間を隠蔽する機能を備えた車輌用シー
トを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案の車輌用シートは、
クッションフレームに取り付けられたチルト機構への操
作によって上下位置調整されるシートクッションと、こ
のシートクッションのサイド部を覆うようにクッション
フレームに取付けられたサイドフィニッシャカバーと、
上部が前記シートクッションを覆う表皮に連結されると
共に、下部が前記クッションフレームの上部を覆った状
態で同フレームのサイド部に掛合状態で連結されてお
り、前記シートクッションのサイド部とサイドフィニッ
シャカバーとの間に位置するように設けられ、シートク
ッションの上動によって生じるサイドフィニッシャカバ
ーとの隙間を隠蔽する隠蔽表皮とを備えていることを特
徴とする。
この場合、前記隠蔽表皮の下部は、前記クッションフ
レームのサイド部に取り付けられたチルト機構のチルト
ブレーキに引掛けらた構造とすることもできる。
[作用] 上記構成では、シートクッションが上動すると、隠蔽
表皮がシートクッションとサイドフィニッシャカバーと
の間を隠蔽しながら上動する。この隠蔽表皮は上端部が
シートクッションの表皮に連結されると共に、下部がク
ッションフレームのサイド部に掛合される構造であるた
め、その取付けが容易となっている。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例の分解斜視図を示し、3は
リクライニングヒンジの固定側ベース部である。この固
定側ベース部3は第4図および第5図に示すように、ロ
アレール1にスライド可能に取り付けられたアッパーレ
ール2上面に固定されており、シートクッション6を支
承するクッションフレーム61の一部を構成している。
この固定側ベース部3の前後部位にはシートクッショ
ン6のクッションフレーム61との間に前側チルトリンク
4および後側チルトリンク5が鉛直方向に回動可能に取
り付けられており、これらチルトリンク4および5によ
りシートクッション6が上下可能に支承されている。ま
た、固定側ヒンジ部3の左右両サイドには固定側ヒンジ
部3を覆うサイドフィニッシャカバー7が取り付けられ
ている。片側(図示例では右側)のサイドフィニッシャ
カバー7の外側面には固定側ヒンジ部3の各チルトリン
ク4,5を回動させる前チルトダイヤル8および後チルト
ダイヤル9が取り付けられ、これらチルトダイヤル8,9
の回転操作によって各チルトリンク4,5が回転してシー
トクッション6の上下位置の調節が行なわれるようにな
っている。図中、10a,11aはそれぞれ前チルトダイヤル
8および後チルトダイヤル9に連結するシャフトであ
り、各チルトダイヤル8,9からの回転力を各チルトリン
ク4,5に伝達する。このシャフト10a,11aは固定側ベース
部分3の外側面に取り付けられたチルトブレーキ10,11
を貫通して設けられており、このチルトブレーキ10,11
により前記回転力伝達で回転した各チルトリンク4,5の
角度保持が行われる。このようにチルトリンク4,5と、
チルトダイヤル8,9と、チルトブレーキ10,11とによって
チルト機構の主要部が構成されている。なお、チルトブ
レーキ10,11はサイドフィニッシャカバー7に隠蔽され
るものである。12は固定側ベース部3の後端部に取り付
けられたリクライニングアームである。
前記シートクッション6は全体が表皮13にカバーリン
グされており(第4図および第5図参照)、この表皮13
に隠蔽表皮15の上部が縫合されている。第4図および第
5図において、符号14は、この隠蔽表皮15の上部を表皮
13の下部に連結する縫合部位を示す。この縫合部位14は
固定側ベース部3の内側に位置しており、隠蔽表皮15は
この縫合位置14から上方に引出されて固定側ベース部3
の外側に廻り込んでいる。これにより固定側ベース部3
の上部部分が隠蔽表皮15に覆われた状態となっている。
そして、固定側ベース部3の外側に回り込んだ隠蔽表皮
15は、その下部がチルト機構を構成するチルトブレーキ
10,11に引掛けられて連結されている(第2図参照)。
この引掛けを行なうため、隠蔽表皮15の下部には第1図
に示すように、掛合孔15a,15bが予め、形成されてい
る。このようなチルトブレーキ10,11への引掛けによ
り、隠蔽表皮15は固定側ベース部3の上部を覆った状態
で、固定側ベース部3とサイドフィニッシャカバー7と
の間に位置するようになっている。
かかる隠蔽表皮15は第1図に示すように、シートクッ
ション6のサイド部に位置するようにシートクッション
6をカバーリングする表皮に上部が予め縫合されるもの
である。そして、シートクッション6を固定側ベース部
3に組み付ける際に、固定側ベース部3上部を覆うよう
に引き出された後、第2図に示すように、その掛合孔15
a,15bを固定側ベース部3に取り付けられた各チルトブ
レーキ10,11に引き掛けることにより、その取り付けが
終了する。従って隠蔽表皮15をシート組立てと同時に行
なうことができると共に、取付けが簡単となり、作業性
が向上する。
第3図は上記要素を組み立ててシートとした図を示
し、サイドフィニッシャカバー8がシートクッション6
のサイド部分を覆うと共に、固定側ベース部3を隠蔽し
ており、これにより美観が向上している。
第4図および第5図は、隠蔽表皮15の作用を示すため
の第3図A−A線における断面図である。第4図はシー
トクッション6が最下位付近に高さ調整されている状態
を示し、この場合には隠蔽表皮15はサイドフィニッシャ
カバー7の内側に隠れた状態となっている。この状態か
ら第5図に示すように、シートクッション6が最上部付
近に高さ調整されると、隠蔽表皮15の上部はシートクッ
ション6と追随して上動するが、下部は固定側ベース部
3のチルトブレーキ10,11に引掛けられているため全体
がサイドフィニッシャカバー7から引き出されることは
なく、シートクッション6とサイドフィニッシャカバー
7との間に生じた隙間を塞いで、内部を隠蔽する。これ
によって内部が露出することなく、美観が向上する。
なお、上記実施例において、隠蔽表皮15はチルトブレ
ーキ10,11に引掛けられた状態であり、この状態でサイ
ドフィニッシャカバー7を装着することにより、隠蔽表
皮15はチルトブレーキ10,11から外れることがなくなる
が、引掛けの後、接着などを行なって外れ止めを確実に
しても良い。また、本考案においては固定側ベース部3
の外面にフック突起を形成して隠蔽表皮15の下部を掛止
しても良い。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、シートクッションとサ
イドフィニッシャカバーとの間の隙間を塞ぐ隠蔽表皮の
上部を表皮に連結する一方、下部をシートクッションの
サイド部に掛合するため、その取り付けが簡単となると
共に、隠蔽を良好に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第2図お
よび第3図はその組み立て段階を示す斜視図、第4図お
よび第5図は作動状態を示す断面図、第6図(a),
(b)は従来のチルト機構のシートを示す側面図、およ
び正面図、第7図および第8図は従来技術を示す正面図
である。 3……固定側ヒンジ部、4,5……チルトリンク、6……
シートクッション、7……サイドフィニッシャカバー、
13……表皮、15……隠蔽表皮、61……クッションフレー
ム。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッションフレームに取り付けられたチル
    ト機構への操作によって上下位置調整されるシートクッ
    ションと、このシートクッションのサイド部を覆うよう
    にクッションフレームに取付けられたサイドフィニッシ
    ャカバーと、上部が前記シートクッションを覆う表皮に
    連結されると共に、下部が前記クッションフレームの上
    部を覆った状態で同フレームのサイド部に掛合状態で連
    結されており、前記シートクッションのサイド部とサイ
    ドフィニッシャカバーとの間に位置するように設けら
    れ、シートクッションの上動によって生じるサイドフィ
    ニッシャカバーとの隙間を隠蔽する隠蔽表皮とを備えて
    いることを特徴とする車輌用シート。
  2. 【請求項2】前記隠蔽表皮の下部は、前記クッションフ
    レームのサイド部に取り付けられたチルト機構のチルト
    ブレーキに引掛けられている請求項第(1)項記載の車
    輌用シート。
JP1990025379U 1990-03-13 1990-03-13 車輌用シ―ト Expired - Lifetime JP2505108Y2 (ja)

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